椰子の実日記【JOYWOW】
2003年03月26日(水)
カオナシ、いらっしゃい
実はこの日記は、「書き直し」です。
もとは、「カオナシ」というタイトルで、 オンライン書店の読者レビューについて 書いていました。心血を注いだ作品に 匿名(カオナシ)で批判するのはいかが なものか、という趣旨の内容です。 批判するなら、名前を出し堂々とせよ、 しかも、ひとが商いしている 店先で、「この商品、まずいよ」という ようなケチをつけるのはやめてくんな、 そういう内容でした。
しかし、しばらくしたら、そういう自分がばかばか しくなってきて、削除することにしました。 マイナスであろうが、プラスであろうが、 自分の作品に反応があることはありがたい こと。カオナシになるのは、自分に自信が ない証拠であり、弱者なのだと。 それにむきになるのは、自分もまだまだ修行不足と 思い至りました。 カオナシ、来るなら、どうぞいらっしゃい。 そして、店先をにぎやかにしてくれ。
いまは、そんな気分になっています。
2003年03月25日(火)
マーケティングに何ができるか とことん語ろう!
いよいよ明日は最新刊 マーケティングに何ができるか とことん語ろう! の発売日。年度末なので、書店に本があふれる時期らしく、すぐには 並ばないかもしれませんが、どうぞご贔屓にお願いいたします。
これまでの書き下ろしと同じく、今回も、新しい試みをしました。 第一部では私のキャリアヒストリーを語ります。旭化成時代の 建材営業マン体験や、尼崎の実家のことなどを包み隠さず(笑)、 書きました。なぜなら、私は、どんな思想でも、どんな哲学でも その人の歩いてきた道がその背景にある、という考えだからです。 私自身が、ある哲学者や思想家の研究をするとき、まずはその 人のキャリアを調べるようにしています。すると、理解できる。 アーティストでもそうですね。岡本太郎さんの芸術を理解するには、 やはり彼の父母の物語やパリで過ごした青春時代を無視すること はできない。
第二部でマーケティングについて語っていますが、ビジョンは 「現場で使える」です。商いが「ビジネス」と呼ばれるように なってから、「お稽古事」になってしまった。MBA信仰。輸入 思想信仰。それに比例して活き活きとした熱さが消えた。 違う。商いは、「商は笑なり(しょうはしょうなり)」という ほどで、商品を前にして、商人(あきんど)と顧客が笑って いなければなりません。MBAとか輸入思想をお勉強したからと いって、顧客の顔に笑みを浮かび上がらせる力が手に入るわけ ではない。 結果、第二部では、机上の理論をぶっ壊すことになりましたが、 現場で使える自負があります。
是非、一人でも多くのかたにお読み戴きたいと願っています。
2003年03月24日(月)
ホカロンみたいな記事
時にGoogleニュースを チェックすることをお勧めします。最新のニュースを世界中の 英語メディアから拾ってくれます。 特に目をつけたいのは、普段馴染みのない国や地域のメディア・ ニュースです。たとえば「Gulf Daily News」はバーレーン。 記事の並びを見るだけで、日本のメディアとの違いが面白いですよね。
バーレーンって、聞いたことはあるけど、はてどこにあったっけ? そこでまたGoogleで「バーレーン」と入力してみる。 すると地図 が出てくる。詳しい情報もわかる。淡路島とほぼ同等の大きさの島だとか、 「バーレーンという国名の語源は、『海』を意味するバハルBahrと それの複数形の語尾変化である『レーン』からきている」とか だんだん物識りになってきます。
そして、注目したいのは、 「Gulf Daily News」で、 「かつてバーレーンに住んでいたフリーランスのカメラマン (オーストラリア人)がイラク北部で自動車の爆発により 死亡したことを伝えています。記事ライターのスタンスが、 「おらが国で暮らした人が亡くなった」という哀悼がにじむ もので、へんな中立・公正を標榜する日本の大手メディアに 慣れきった私にはこの視点がものすごく新鮮です。 小さい国だからこその暖かさなのだろうなあ、と思います。 落穂拾いのように、こういうホカロンみたいな記事を探し、 読み込んでいきたいと考えています。
2003年03月23日(日)
ハッピーのための三条件
昨日Surfin'「スロー蕎麦屋」で触れた蕎麦屋へ また行ってしまいました。昼食なので、ほんの16時間 へだてただけなのですが、旨いものは、それだけの磁力 を持っている。
うまい蕎麦と天ぷらを食べ、昼間からビールを飲んでいる と、本当にそれだけで幸せになります。
きわめて個人的な話であり、普遍化はけっしてできない ですが
・近所に旨い蕎麦屋があること ・蕎麦を食べられるだけのお金があること ・おいしく食べられる健康
の三つがあれば、それだけでハッピーです。この三つを揃える ことって、実はとても難しいのですが。
2003年03月22日(土)
自分自身を超える
岡本太郎氏が「ピカソに感動するからこそピカソ を超えなければならない」とおっしゃっています。
ピカソに感動する要素はピカソの作品の中にある のではなく、感動した自分自身の中にある。だから ピカソを超える、ということは、自分自身を超える ということである。常にこれまでの自分を破壊し、 乗り越えていかなければならない。
納得し、あこがれます。しかし、いざ実際にやる となると大変です。そもそも人間はそんなに 自分自身のことがわかっているわけではない。 まず、自分の現在地をつかみ取ることからしな ければならない。ここが一番、難しいのだと思い ます。
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