株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2003年02月24日(月)


雨の月曜日

今日は日記風に。

早朝から家を出、午前中は自由が丘スタバにて
版元編集者、エディター、イラストレーターと
打ち合わせ。今日の打ち合わせを受け、週末には
再校が上がり、来週初めにはイラスト上がり、
それで打ち合わせが全部終る。

ぱきぱきぱっきん、と音がするような素早い運び
で、本が来月末には出来上がりだ。

その後、九品仏(Kuhonbutu)に行く。バンドメンバー
自宅にてミーティング。
「九品物」駅からの道には、「良質の気」が流れていて、
とても気持ちよかった。雨なのに、気持ち良い道という
のは、あまりない。

メンバー宅ではご自慢の中国茶をご馳走になる。彼は
上海に一緒に行った仲間であり、上海でのお茶セレモニー
を真似ながら、楽しい時間を過ごす。お茶は本当に身体に
いい気がする。もちろん、例の「もー君」も、話題に
のぼり、懐かしむ。

バンド打ち合わせで印象的だった言葉。そう、ウェブサイト
をもつかどうか、というトピックだった。

「やりたくないことに時間、使いたくないよね」

そう。別にご時世だからといって、ウェブサイトを
もたなければならない、というmustは、ないのだ。
そこで、ぼくたちは、やめにした。

このバンドの、「やりたいことしか、やらない」という
ポリシー、大好きだ。

そして、その後、スタジオに行き、アドリブでオリジナル
曲を壊しに壊し、みんなで楽しんだ。

雨の月曜日の過ごし方としては、とっても良い一日だ。

 

2003年02月23日(日)
もうそろそろ装丁で買ってもいいだろう

と思うのですね。
かつて本はなるべく安く手に入れたかったので、
文庫になるのを待っていました。大学生の頃、
勉強に必要な、学者の本まで文庫になっていない
のかな、と探したほどです。そこではじめて、本という
ものはすべて文庫になるわけではない、ということを知り
ました。

年を経て、文庫でなくても(文庫も昨今は1000円以上する
ものもあります)買えるようになりましたが、
今度は、装丁で本を選びたいと思い始めています。

手元の本で、「いい装丁だなあ」と嬉しくなるものを
以下、並べます。

*McCartney, Blackbird Singing
*Lynne Franks, The Seed Book
*Interbrand, The Future of Brands
*Knapp, The Brand Mindset
*Jim Collins, Good to Great
*Maugham, The Moon and Sixpence
*末延芳晴、荷風とニューヨーク
*フジ子・ヘミングの「魂のことば」
*漱石、夢十夜、パロル舎
*Yoko Ono, grapefruit

堀口大學さんの『月下の一群』初版本はとても
美しいものだったようですが、私はビデオでしか
その姿を見たことがありません。

美しい装丁の詩集。いいですよね。

 

2003年02月22日(土)
無之以為用

『老子』に凝っています。

功成名遂
上善如水

どこかで見たことのある文字の並びでしょう。
原典は、『老子』なんですよ。

でも、現代日本人では、漢字だけの文章はなかなか
読めない。そこで、とびっきり素敵な感性で
現代詩に翻訳してくれた人がいます。加島祥造さん。
翻訳というより、創造詩ですな。
筑摩書房から出ている『タオ』。タオとはTAO、道
のこと。

たとえば第十一章[無用]の一部をご紹介します。

(引用開始)
------------------------------------------
・・・・略・・・・

粘土をこねくって
ひとつの器をつくるんだが、
器は、 かならず
中がくられて空(うつろ)になっている。
この空の部分があってはじめて
器は役に立つ。
中がつまっていたら
何の役にも立ちやしない。

・・・・略・・・・

これで分かるように
私たちは物が役立つと思うけれど
じつは物の内側の、
何もない虚(きょ)のスペースこそ、
本当に役に立っているのだ。
-------------------------------------------
(引用終了)

無之以為用。

ね。いいでしょ?


 

2003年02月21日(金)
生きたナレッジ・マネジメント

米英のイラクへの攻撃、即ち戦争を回避するために
自分たちに何ができるだろうか

というテーマをもって期間限定で立ち上げた
非公開メーリングリスト『ピース・パーム』、
順調に熱く議論が進んでいます。

約30名の参加者の意見を読みながら、あらためて
「複数の眼で見ることで認知能力が高まる」
という、議論の効果を感じています。

法律、PR、ネットビジネス・・・皆、それぞれ
自分の専門能力を活かし、いま目の前にある
現実へさまざまな視点から光をあててくれます。

同じ一つの新聞記事でも、これほど切り取りかた
によって意味が違ってくるのだろうか、とか、
報道の背後に横たわる思惑、とか
一人ではとうてい到達し得ない「知」の交流が
生まれています。

生きたナレッジ・マネジメント・プロジェクト
を刻々と目にしているわけで、そういう意味でも、
非常に勉強になっています。

 

2003年02月20日(木)
大いなる仕事量から創造は生まれる

猿之助『スーパー歌舞伎--ものづくりノート』
(集英社新書)を読んでいると、
その仕事量の多さに圧倒されます。

大いなる創造性は大いなる仕事量から生み出される。

この本だけ読むと、猿之助は仕事しかしていないのでは
ないかというくらい、仕事しています。

稀有な創造者は、稀有な仕事量によって生まれる。
手加減しない。仕事で力の出し惜しみをするなんて
ものは、駄目だ、とは幸田露伴の言葉ですが、
共通していますね。
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 真の創造に必要なのは、十分に「型」を知った
 上で、新しいものを求めていく「型破り」の精神
 である。過去を顧みずに新しいものだけを求める
 なら、それは単なる「型無し」になってしまうだろう。
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                     p.238

勇気をもらいました。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW