株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2003年02月04日(火)


ここだけの話

ついでに立ち寄った1F売り場靴関連グッズ。
私は靴磨きが趣味なんです。そこで、何かいい
ものはないかと物色していたら、靴墨が気になった。
棚には二種類あり、一つは英国皇室御用達、一つは
T(この店の名前)セレクションというネーミングで国産。
価格は100円ほど違うのですが、性能がよくわからない。
そこで、店の人に聞いてみることにしました。

「そうですね。実は私、両方使っているんですがね。
ここだけの話、メーカーさんはどう言うかわかりません
が、仕上がりの好みによります」
「素材の皮に応じて使いわけていただければ」
「雨の日にはいたあとはこちらの墨が最適です」

といったプロフェッショナルな「ここだけの話」
を期待していたのです。

「お客様ご案内」の女性に聞くと「しばらく
お待ちください」と棒読みで答えられ、一瞬、
あ。接客用のロボットが座っているのか、と思い
ましたが、人間でした。

やがて出てきた「お客様係」は
「メーカーの違いだけで、特に違いはありません」
と、一言、言い放ち、すぐにどこかにいきたい
様子でした。忙しいのでしょう。

Tがなぜ二種類の靴墨を置いているのか。
顧客のニーズにマッチさせるためではないのか。

プロフェッショナルの明かしてくれる「ここだけの話」は、
現代日本、どこに行けば聞けるのでしょうか。
小売が苦戦しているのは、「ここだけの話」
が皆無だからでしょうね。

 

2003年02月03日(月)
笑ってくらす

みなさんに告白しなければなりません。懺悔。
実は昨年の私の目標は、「売上**円を達成
する!」という、拝金そのものだったのです。

お金は必要欠くべからざるものではありますが、
しかし、どこまでいっても手段でしかないの
ですよね。食事は一日三回しかとらないし、
酒にしてもそんなに呑めるわけでもなし。
服は10着重ね着したら変人です(笑)。
何にせよ「過ぎる」ことをしたら、身体に悪い。

昨年のある時期、「ちっともハッピーじゃない」
と苦しい思いをしたことが、実はありました。

原因を虫めがねでじーーーーっと見ていたら、
わかったのです。根本が間違っていたと。

お金。これが目標だとダメなんですよ。
無理が出てくる。したくない仕事をしてストレス
になったり、流さなくていい汗を流す。そんな自分に
またいらだつ。

そこで今年はどういう目標にしようか、
ずっと考えていました。大きな夢は別にあるのですが、
とりあえずの目標は口に入るサイズで手元に置いて
おきたい。
1月が過ぎ、2月に入り、ようやく今朝、目標が明確に
なりました。トイレで「紙がない、紙!」と騒いでい
る自分がおかしくてつい笑ってしまったのですが、
あ、これだ、と。

   笑ってくらす

これを、今年の目標にします。ここに宣言。

 

2003年02月02日(日)
強制オフ

「休みの日は何をなさっているんですか?」
と聞かれることがあります。答えるのが
難しい質問です。というのも、私のような
ワークスタイルと職業を選んだ者にとって、
「すべてが仕事であり、すべてが遊び」と
いえるからです。

でも、オンとオフという意味でいえば、
やはりオフははっきりあるわけで、
オン(仕事)の時のテンションはオフとは
まるで違います。「気」の出具合が違う。

また、意図的にオフを作り出す、という
ことも重要で、ブロードバンドや
「つながりっぱなし」の環境だと、常に
仕事面と肌が接触しているのと同じ。
メールが来たら、返事を出さ「ねばならない」
というmustに駆られてしまいます。

というわけで、今日は「強制オフ」の日に
しました。朝からケーブルTVで映画を
楽しんでいます。『飛べないアヒル』
をまず、観ました。これから録画しておいた
歌舞伎にかかります。では。

 

2003年02月01日(土)
ハッピーを感じるとき

たいした店がないよなあ、と初めての街を歩いていて、
でも、ランチをとらなければならない、というとき
フレッシュネスバーガーを発見、ミラービールを飲み
ながらテリヤキバーガーとグリーンスープを食べる。
好みの本を読みながら。ハッピーでした。

また別のある夜。

10人もの大勢で打ち上げをすることになり、なかなか
いっぺんに座る席を用意できる店がなくて、その店も
あいにく、わかれなければならなかった。でも、初めて
会うひとたちばかりなのでやはり一緒がいい。
店長は一所懸命にチェーンのほかの店が空いていないか
どうか電話で確認してくれた。表参道店ならOKなんだけ
ど、売りの串焼きの材料がなくなってしまっていた。
店長は正直にその旨を説明し、「どうでしょうか」。

店長の熱心さ、正直さに心打たれたけれど、ラストオーダー
まで45分しかなかったので、やはり、違う店を探すことに
しました。店長は残念そうに、自分の名刺に「カンパイ
ビンビール 1」と走り書きして、「また次の機会に
是非!」と送り出してくれた。ハッピーだった。

こういう「ちょっとしたことたち」で、ハッピーを
感じます。

 

2003年01月31日(金)
日本人のための編集

Bunkamuraで開催されているメトロポリタン美術館展。
NY本体のメトロポリタンはあまり好きではないのです
が、日本で観るとまた違う印象があるかもしれない、
と期待して足を運びました。

セレクションが「定食」的で、もの足りなかったです。
美術館に期待するものは、「なんじゃこれ!?」と
いう、これまでの自分の中にない何かを刺激してくれる
ような発見やアーティストとの出会いなのですが、
日本人の編集によるものだからでしょうか、「ふんふん
なるほど」と、「感心」はするのだけれど、定食メニュー
みたいなもので、「感動」はしなかった。

するとどうなるか。ピカソはあざとくなるし、モディリアニ
は不必要に「悲劇を演じる人」になってしまうのです。
シャガールは甘すぎるし。

どうしてもそこには日本人の、日本人による、日本人の
ための、「理解し易い編集」が入ってしまいます。

帰り、付設のブックストアでフジ子・へミングさんの
著作に出会い、これが唯一の収穫でした。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW