京極夏彦はヤッパリ良いですよね

休みの日って暇ですね。
日本と違ってぼーっとテレビ見るとか寝ながら漫画読むとか出来ないから
(それを堕落生活と呼ぶのですが)本当、暇ですね。
1日1話に限定していた京極夏彦の塗仏の宴(宴の支度)も
今日で終わってしまい再読を始めています。
スキーキャンプの帰りに始末、を読もうと企んでいるので
(本当は一気に読み終えてしまいたい衝動がずっとあるんですが
そこは勿体無いお化けの登場というやつで)
ひたすら我慢です。物凄く結末が気になるんですけど。
こっちに来てから京極夏彦ばっかり読んでます。
姑獲鳥の夏だけ日本で読んで、宴2巻まで全部こっちに送って貰って。
何より好きなのは京極堂の語りと榎木津さんの突拍子もない行動。
憑物落としの時の語り口なんて背筋がぞわっとします。
これは完全に先を急いでしまう小説ですよね。
目の前にある「始末」の表紙だとか帯だとか裏表紙だとか著者近影等を
何回も見詰めながらおあずけ!をしている状態です。
(もしくは巻末の新作紹介だとか・・・自分だけですか?)
この小説を勧めて下さったT氏に深い感謝を。
妖怪小説・・・と後込みしてた時の、あの一言がないと
この幸せは得られなかったです。
再読再々読位までして、石に4回目辺りでちょっと間をおきたくなりますけど。
でも多分2ヵ月後位にまた読みます。
後は小野不由美さんの屍鬼だとか、親お奨め本だとか。
(ソフィーの選択とやら送ってくるのは構わないんですが、
上巻だけ送ってきて下巻が一向にこないっていうのもなんとも。)
どうせ送って貰うなら長い本が良い。
・・・日本に帰ったら抑圧の反動で毎日図書館通いになるかもしれません。
本は語り出すとキリが無いし、キリが無い割に内容も無いので
(勿体無い本の読み方してる所為ですね・・・反省です)
このへんで止めないと。

明日8時半に日本人で同じ留学生の子がきます。
明後日には私を含め4人に増殖してストックホルムへと大挙する予定。
我ながらちょっと怖い・・・(笑
2002年04月03日(水)

長い長い1日でした

ロータリーの会員さんの娘さん達とお茶する為に重い腰を上げました。
2時に待合せして、喫茶店でアイスをいただきます、ストロベリーとバニラ。
イースターのたまごをお土産に頂いて。
(↑綺麗な絵付の紙で出来た卵型のいれものにお菓子が山程入っているといった代
物)
合計3個にもなってしまった・・・どうしましょう。食べきれません。

疲れもピークに達していたので帰ってきて
「お茶してきたのでご飯後にさせてください」
とホストファザーさんに前置きして、ベッドに突っぷす私。
19時、ホストマザーさんに起こされます。

「電話かけなおしてだって」

学校の友達からでした。かけてみると「パーティにおいで」との事。
この間のパーティ、結局お流れになってしまったし、折角誘って貰ったので
ということで行くよ〜と返事。
慌しく用意をして、30分後のバスで街へ。

車内には私以外に乗客がいません。
バスの運転手さんは前にも見たことある顔の人でした。
お金を払っている時に、運転手さん私へと話しかけます。
「スウェーデン語そんなに喋れないのかな?」
「ここにきて8ヵ月なんです」
8ヵ月もすりゃ、そこそこ喋れるようになってなきゃ駄目だろうとは思うんですが。

「このレシートを見せれば2時間は無料で乗れるから」
「はい」
(知ってるんですけど)親切にありがとうございます。
そこへ偶然友達(別人)登場です。
友達と色々と話して、目的地の街中にバスが入ってきた辺りで
運転手さんがまた話しかけ始めました。
何かな〜?と思ったら、レシートの事を友達の口からもう1度説明させたかったみ
たいです。
親切だけど、判ってたんですが・・・そんなに頼り無く思えたのかしら。
友達が先に降りた後、「いい友達だねぇ〜」と仰るバスの運転手さん。
「ですねぇ〜」と私も返します。
「ここで降りて、そこをこうやって歩けば目的地につくからね」
行き先を私が告げるとそこまで教えてくれた彼。
8ヵ月も住んでるんですが・・・気にしないことにします。

結局のところ待合せ場所を間違えていたり、
そもそもパーティの意味も間違えていたりしたんですが(ホームパーティだった)、

なんとか辿りついて、参加してきました。
8時半頃に着いて、12時前にホストファザーさんに迎えにきてもらうまでに
15人程の人が小さな友達のアパートに訪れてました。
お蔭で台所はぎゅうぎゅう詰め(何故か皆で台所にたむろする)。
音楽を大音量で流しっぱなしで帰り際にアパートの住人さんに苦情を言われる、

友達はかなり酔っていて何度もぎゅうーっと私を抱きしめてきました。
2回目のビールは体調が万全ではなかった所為か
1本空けるのを待たずに身体に受け付けなくなってしまいました。
やはり酒飲みじゃない家系なのかもしれない。

帰りにホットドッグ買うよ〜と言ってショスク(コンビニみたいなとこです)に入っ
たんですが
最初の一口がどうしても飲み込めなくて、食べられないという経験をしました。

結局ホストファザーさんが
「喜んで食べますよ」
と言って、私の目の前で美味しそうに頂いていらっしゃいました。
2002年04月02日(火)

イースターです

今日から時間が変わります。何故ならサマータイムです。
日本と時差が近くなり、7時間になるのです。
これはかなりに嬉しいです。電話が凄くかけやすい。

湖の上でスケートとかいうのはテレビや漫画の世界だったんだけれど
ホントに体験するとは思っていませんでした。
Hudiksvallの湖が凍った時から何時か歩いてやる!と
密かに目論んでいたんだけど、
うかうかしてる間に気づけば氷はうす〜くなってしまっています。
駄目だったか・・・と思っていた矢先の今日なので、朝から張り切り美緒さん。
天気と相談するということでしたが12時頃にはお日様さんさん。
徒歩20秒の湖に到着です。

湖の上で椅子をセットして、小さな釣竿で小さな小さな穴に向かってひたすら待ち続けます。
氷の上だというのに暖かい位です。host fatherさん曰く「夏みたいだ」

結局場所を移動するも魚は一匹も釣れなかったんですが、
私にとっては湖の上を歩いたという経験だけで十分。
歩いただけでなく、座った、釣った、ジャンプした、寝転んだ(!)。
小さな浮き島まで渡って、そこでソーセージを焼いて食べました。
host brother君とはスパルクという椅子に長いエッジがついたような乗り物で浮き島を一周です。

「釣りをする少女と死んでいる日本人」
host fatherさんの撮った写真のタイトル。
2002年03月31日(日)

イースター前の日

host motherさんの双子の姉妹さんのところに夕食をおよばれに行ってきました。
憧れのオサカナを食べましたよ。しゃけです。
目の前ではがされる皮を見つめる私の目はちょっと怖かったかもしれません。
スウェーデン人ってそういうところ気にします。脂身は絶対に食べません。太るんだとか。
そのくせフィッカとかいって1日4回5回も食べるし。
はいだ皮だけとるわけにもいかないし、仕方がないので出来るだけ美味しそうなところを狙って
お皿へと持ってきました。美食ハンターaquaさん。太るわけです。

夜になって程よくお酒も入ってきたところで、host motherさんが服着てみないか〜?
と言いはじめました。断るのもなんなので試着してみます。
頭から被る形のブラウスが少しばかり不安でしたがなんとか(でもホントに「なんとか」)
居間に出て行くとhost motherさんを始め皆さんで「ぴったり、完璧!!」等と仰って下さる。
カメラ撮ろうということになり、皆さんにぐるりと囲まれた時はどうしようかと思いました。
レンズ3つ分、いっぺんに構えられると人って笑いだしてしまうものです。(私だけ?)
多分10枚は撮られたんじゃないかな・・・酔った勢いってやつですか?
後で後悔されない事を切に希望です。
2002年03月30日(土)

ピーターパン

ピーターパンの新作を見てきました。
日本では公開がまだってことでちょっとだけ優越感(笑
スウェーデン語だったけど、子供向けなので半分くらいは判ったんじゃないかと。
ディズニーだし、絵で動くしっていうのもあると思うけど・・・

内容は
「期待しないでおこうと思ったけどやっぱりがっかり」
でした。過去のままでいてほしかった・・・
前作の焼き直し、みたいで、それもありきたりになってて
ディズニーは変わっちゃったなぁ・・・

ホストブラザー君が映画の真似をして、
手に痰をはきかけてこっちに向かってくるのは、うへえという感じでした。
期待を裏切らないお子さんです(笑
2002年03月29日(金)

イースター前の木曜日

たべたら胸に行ってくれればいいのにお腹まわりだけは十分過ぎるほど発育。
こっちきてから運動ほとんどしてないから・・・かなぁ・・・
プールを日課にしようか、でも泳げないのは辛いです。
ウォーキング等がよろしいかもしれませんね。(口調投げやり)

この日は最後のフィルムの授業だったらしく、
こないだ撮ったミュージックビデオのマーキング(?)をしました。
ていっても先生がやってるのを生徒全員であれこれ口出しながらみてるだけ。
学校の授業だというのに本格機材揃いまくりです。
ん十万のビデオカメラに編集用のビデオルームが2部屋もあったり
しかもそれが全部日本メーカー。恐るべし日本。
画面には先週の私の撮った痴態(もろもろ)が次々と流されます。
・・・カメラ、嫌いなんだよぅ!!!

学校に戻り、歴史の授業を受けようと思ったら、
「イースターなので自主勉!以上!」
で解散に。
2時に友達に約束してしまった私は、図書館に新しく入ったウィンドウズ2000で
快適に波乗りしてました。(やっと日本語コードを導入してもらった。感謝です)

ホストファミリーと友達と共にプールへと。
泳げない・・・んだってば。
2002年03月28日(木)

ある日の出来事

ネックレスを無くしました。自分で作ったメタルのトップ。
私が彫刻の作業中に先生が机に置いてから、気がつけば何時のまにやら、です。

先生と一緒に作業場をぐるぐる探し回って、
ごみ箱(かなり大きいの)までひっくり返してみたけれど、
見つかったのは何日前?のバナナの皮や木屑ばっかり。
バスの時間もあったので、ありがとう先生、今日はもう帰りますと言うと
先生も残念そうな顔をしながら、見ておくよ、と言ってくれました。

帰りのバスを待つ間、停留所で一人のおばあさんと会いました。
その前の日にちょうど「とほほの〜」を読んでいたところで
「子供を遊ばせようと砂場に行ったら老人に敬遠された」
みたいなことが頭に残ってた時に、おばあさんは話しかけてくれました。
「私のスウェーデン語判りますか?」と聞いてみたら
「判るよ〜、ちゃんと判る」と言ってくれるおばあちゃん。
幸せは何処にだって転がってるものです。

2002年03月27日(水)

雑文気分 / aqua

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