東京の片隅から
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義父が母の病状について訊きたがる。善意からなのだろうけど、根掘り葉掘り聞きたがるのがどうにもこちらをいらだたせる。心配からではなく、好奇心から聞いてきているのではないかという疑念が拭えない。老人会の体操などでに出歩く人であるし、基本的におしゃべりな人なので、外でべらべらと喋るんじゃないかという猜疑心もある。 義母は逆に訊かない。病名と手術日を訊くだけ。兄姉を癌で亡くしているし、看護師も身内にいるからかもしれない。 訊いてこない人にはこちらから話しやすい。
母の術前説明。食道癌であること、初期ではないこと、先生はステージを明言しないが、事前に仕入れた知識からおそらく2あたりと推測する。 喫煙はしないが、生まれ育ちが築地市場なので副流煙山盛りだっただろうし商家育ちは早食いだ。熱いものなどで負荷がかかったこともあるだろう。逆流性食道炎も原因になり得るらしく、それもあるかもしれない。 胃の入り口付近に腫瘍が出来たので、手術はなかなか大がかりになるらしい。
母は一応元気だ。食事が取りづらいらしく痩せたが、水分は摂れているそうなので、とりあえず手術が無事終わるといいと思う。
学校が始まってから24時間テレビがあることに違和感しかない。 お涙ちょうだいのドラマは見たことないけど(普通のドキュメンタリーで十分ですよ)、こどもの頃に見た手塚治虫?のSFアニメは面白かったな。
今の職場に愚痴をこぼしながら仕事をするおねえさんがいる。 いや、愚痴をこぼしたくなる気持ちはわからんでもない。書類の不備が多いのである。客先から出てくる書類もそうだし、内部の書類もそう。客先も窓口の人は当事者でないことがほとんどなので、問い合わせても当事者に聞いて折り返して、の繰り返し。そして書類不備は全然ないときは全然ないんだけど、なぜか忙しいときに限って重なる。 でも、あれを聞き続けていると、メンタルが参る。 自分もそうならないように気をつけよう。
母が手術することになった。春先からどうも違和感があったらしいが、今回医者にかかってみたところ、癌らしいとのこと。 このコロナ禍の中、あれこれの手術が延期されているという報道はどこかで耳にしたが、最初にかかった町医者が大学病院から来ていた人らしく、すぐに日程が抑えられたらしい。 それだけ急ぐというのはステージ1ではないだろう。本人はそこそこ元気があるので、3や4でもなさそう。2のどこかの段階か。 なんにせよ、週明けが手術とのこと。現在病院はお見舞い禁止となっているが、手術日は家族が待機できるらしいので、行くことにした。
今年になってから、夜の犬の散歩のとき、光る首輪をつける人が増えてきた。ペット業界で流行っているのかもしれない。 公園の遊歩道のあちこちに光る犬。シュールだが、視認性が高くて良い。 願わくば、リードも反射材つきのものにするとか(だがフレキシブルリード、あれはダメだ)してくれると助かる。
木村拓哉の新しい自動車のCM。 彼は好きでも嫌いでもないし(あの台詞回しのタメは苦手ではある)、CMのコンセプトも悪くはないんだけど、なんだかいろいろツッコミどころが多すぎてどうしようという感じ。
まず、ペットの犬の餌碗をルアーの的にするのはいただけない。ご飯命のわが家の犬だったら激怒している。 そして、釣りに行くのに、朝6時に家を出るのは遅すぎる。もう現地に着いていなければならない時間だ。 そして早起きして釣りに行くなら、前日の晩に道具は全部車に積み込んでいるのが普通だと思う。 最大の問題としては、車のCMなのに車があまり目立たない。 昔の「マリノ」のCMの時は「フミヤが出てるCMの車で、フミヤが乗っていた色(ネイビー)を下さい」という女性ファンが増えたそうだけど、今回はそれは期待できなさそうだ。
私の記憶では、彼はかつて糸井重里氏と一緒にバス釣りに行っていた話があったように覚えている。食わない魚(しかも外来魚)を釣りに行きあまつさえリリースするというもやもや感は当時からあったものの、まぁそれは置いておく。バスが特定外来生物に指定された現在蒸し返す話ではないのかもしれない。(ただし、当時のトップアイドルが趣味と公言することで外来魚放流の背中を押してしまっていたのも事実だろう。)ファンではない私でも覚えているくらいだから、元々のファンには周知なのだと思う。 全く釣りをしたことがない人ならともかく、かつてそう公言していた人なら、あのCMの目覚まし時計の時間に一言言わなかったのだろうか。CMの構成は変えられなくても、時間をいじるくらいなら可能だったはずだ。
あと、CMの落ちとして、竿を忘れたのは百歩譲ったとしても、顔のドアップで「忘れた」で済ませるのではなく、どこかで足湯に浸かってるとかなんか買い食いしてるとかの「落ち」的なカットを入れるか、車のトランクを開けて「あ、」だけでも伝わると思うんだよね・・・。なんというか「失敗しても格好良い木村拓哉」を撮らんとするあまりCMとしての詰めが甘いように思う。
今日で子どもの夏休みも終わり。数少ない宿題も何とかなった。やはり自由研究がネックだなぁ。今年流行りたいことが早々に見つかって、かつ、調べやすいものだったからよかったけど、そんなことはそうそうないわけで。あとは図工の絵の宿題が任意だったのも大きい。紙はもらったものの、本人の気分が乗らなくて結局見送り。自分の中から描きたい欲求がない以上無理にやらせてもどうかなと思い、強要はしなかった。絵は好きだけど、職業を志すほど「描かずにいられない」子ではないなと思う。
2020年08月22日(土) |
くじ運のなさに定評のある私 |
今年も都立霊園の抽選に外れた。もう当たる気がしない。 また来年。
子どもは私と違う人間だ。 当たり前のことで、これまでもずっと自分に言い聞かせているんだけど、それでもこの呪文を唱えることが多くなってきている。 余所のお子さんが皆家の子どもよりもよく見える。ままならない。しんどい。
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