東京の片隅から
目次|きのう|あした
夜、風呂支度をしていたら携帯に電話。知らない番号。何かと思ったら救急隊員からであった。姉が倒れて搬送されたらしい。父にかけたが出ないので(もう寝ていると察せられる)こちらに電話が来た模様。 病院に搬送するものの、そのまま入院するにせよ治療で済んで帰宅するにせよ大人がもう一人いないといけないいらしい。義兄はあいにく出張中。子どもたちも一緒に救急車に乗って病院に行くらしいので、搬送先の病院名を聞いてそこで落ち合うことにした。 電車がまだある時間なので、まーさんに家のことを頼み、電車で向かう。 遅い時間なので電車は空いている。コロナ前ならば残業や飲み会などで遅い時間でもそれなりに人が乗る路線だが、こういうところにも影響があるんだなぁとぼんやりと考える。 救急隊員に聞いた病院の最寄り駅は各停の駅だったので、手前の急行停車駅で降りてタクシーを拾う。 病院について事情を聞くと、どうやら胃腸炎らしく、入院の必要性はないというので治療が終わるのを待ち、姉一家と待たせておいたタクシーで帰宅。上の子が割と精神的に安定しているので助かった。
職場で一緒に仕事をしている人が、雰囲気からてっきり一人っ子かと思っていたら兄妹がいることが判明。腑に落ちる部分と意外に感じられる部分と。なるほど。
2021年11月08日(月) |
「鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布」 |
梨木香歩「鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布」読了。 タイトルは、いつも荷物に入っている薬草袋やカヤックに乗るときに使う膝掛け毛布から。「/」でつながっていて長いのは2冊の単行本をまとめたかららしい。 どちらも地名にまつわる短いエッセイ。最初のエッセイは西日本主体で書き始め、続いた分で日本全国に広がる。 私は著者のイメージとして、自然の中に溶け込んで暮らしている人だと思っているが、引っ越しの話が出てきたり車で長距離移動したりしていて、意外とアグレッシブだなぁと思う。隠遁者でもなく漂泊者でもなくかといってどっしり根付くのでもなく、なんともいいがたい。鳥のような人だな、というイメージ。
最近柴犬多くないですか。
一時のトイプードルブームが去って柴犬ブームが来ている気がする。 近所の公園が犬の散歩コースとして人気があるのだが、柴犬を見ない日はない。 柴犬は中型犬だから小型犬のトイプードルやその前に流行ったチワワより散歩が必要で、だから出歩くことが多く、結果よく見かけるだけかもしれないけど、でもやっぱりこのところ急に増えたような気がする。
子どもの冬服の確認。フリースなどもサイズアウトしているので、スキーに行く前に少し買い足さなければならない。 背が伸びてきて、キッズのみならずレディースも視野に入るようになってきたので、試しに私の服を着せたらトップスは袖はまだ長いもののあまり違和感がなく着られる様子。ボトムスはさすがにまだ子ども体型なのでぶかぶか感。 中学校になったら日常は制服が主体になるから必要な服の数が減るのかもしれないけど、それはまだ少し先の話なので、今年来年用に買い足す予定。
アフガニスタン映画。女性監督の作品で、今は監督は他国に逃れているらしい。
タリバン侵攻のちょっと前のアフガニスタンの寒村。フィクションとはいえ、一つの集落の中にいろいろな顔立ちの人が混ざっていて、そういうところにも文化や人種の交差点なんだなぁと思う。 生活のために寡婦が子どもを置いて再婚したり、子ども同士の遊びで一生後遺症が残るほどの大怪我をしたり、最後はタリバン襲来でわずかな家財と家畜を連れて集落を離れていく、そういう表現に厳しさを感じる。彼らは今どうしているだろうか。 しかしドキュメンタリーにならないのは、映画の所々に挟まれる寝静まった集落を歩く2足歩行の生物。頭部は毛むくじゃらで見えないが、裸の胴体は女性である。グラマラスだがエロスは感じられない。「狼」の寓意的な姿なのかなんなのか。美しいのに禍々しい。ひどく印象的。
2021年11月04日(木) |
今年のフィルメックスについて |
今年はフィルメックスと東京国際映画祭が同時開催。 東京国際映画祭はいろいろイベントをやっているし有楽町の駅前にポスターが貼ってあったり特設ブースが設けてあったりするんだけど、フィルメックスはやってるんだかやってないんだかわからないひっそり具合。 会場に着くまで不安になる。 ラインナップがマニアックだから宣伝しても客が増えないとはいえ、懐具合が厳しいのか。オフィス北野が抜けたのがスポンサー集めに響いているのかなぁ。
2021年11月03日(水) |
「永遠に続く嵐の年」 |
東京フィルメックス。今年は2本のみ。他にも見たい映画はあったんだけどスケジュールが合わなかった。 今日は妹と見たい映画が同じで、別々に席を買ったはずなのに、いざ会場に行ってみると通路を挟んで隣同士というシンクロぶり。なぜだ(笑) 映画はコロナ禍の世界を描いたオムニバスで、ドラマありドキュメンタリーありイメージありドラマあり。意味がわかるやつ全くわからないやついろいろ。 オムニバスは普段見ない監督が多いので、いろいろ興味深い。
父の誕生日。花でも贈ろうかと考えたが、仏前あての花が散発的に届いて結構まめに手入れしている様子を見ると、顔を出して喋る程度でいいのかな、とも思う。 電話を入れてみる。元気そうだが、やはり日常生活がぼんやりしがちとのこと。調子がよければ散歩に出ているとのことで、無理のない程度に、と伝える。 例年どおりの正月の集まりをやろうかどうしようか迷っているが、孫たちはお年玉を楽しみにしているだろうし、あまり酒を出さない形で集まることを考えている模様。 料理等々はこちらで手配するので、実家の都合のいい日時を決めたら連絡ください、と伝える。
2021年11月01日(月) |
カレンダーの中は雪景色 |
今年もあと2ヶ月。玄関のカレンダーは最後の1枚になった。
コロナからこっち非日常が続いているようで、なんだか落ち着かない。やっているときはうっとうしいクリスマスイヴェントのCMや街の浮ついた雰囲気も、こう影を潜めてしまうと季節のメリハリがなくてぼんやりしてしまう感じ。
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