東京の片隅から
目次|きのう|あした
ワクチン接種2回目。 前回とは違う会場だったが、基本的には各ブースの配置も動線も同じ。すごくきっちりしたマニュアルがあるんだろうなぁ。 スーパーマーケットが近くにあったので、もしもに備えていろいろ買い物をして帰る。
石牟礼道子「椿の海の記」読了。 ミナマタ以前の水俣を描いたもの。あえて言うならば自伝に属するのだろうが、自伝と言うには主人公が幼く(なんせまだ学校にも行っていない)人と人でないものとのあわいが曖昧でフィクションのような趣。読んでいるこちらに潮騒の音木々の間を抜ける風が伝わってきそうな、豊かな文章。方言も良い。いとしくてかなしい世界。 ゆっくり読む。
今年も都立霊園に外れた。もう当たる気がしない。
声優の不倫問題。不倫を擁護する気はない。そもそもいろんな女の子と遊びたいならなぜ結婚したのかという疑問はある。 それとは別問題として、報道がのきなみ「声優の○○さん」ではなく「人気歌手○○さんの夫の、声優○○さん」という紹介のされ方であったのが気になった。これまで「A」という個人であったのが「Bの夫/妻」「Cちゃんのパパ/ママ」という付属物の呼称になってしまったのが耐えられないという感覚は、結婚出産した女性なら多かれ少なかれ持った感覚だと思う。今回の一件も、これまでアニメ界で「人気声優」であったのが、奥さんの歌が大ヒットしたことにより、世間的には「大人気歌手の夫」という認識になってしまったことも遠因なのかな、と思う。 まぁなんにせよ結婚に向いていない人なんだろう。 そして未発表音源を聞かせちゃったことについては、言い訳のしようもないな。それはアウトだ。
布製ブックカバーを何枚か持っている。もらったものもあるし、買ったものもある。しかし、手持ちのうち、ハヤカワが入るのが台湾土産の1枚だけ。それもギリギリのサイズ。海外のものだけがなぜか対応しているのが(誤差なんだろうけど)なんだかシュール。いっそハヤカワ純正ブックカバーを買うか。
今の職場にいるおねえさんはちょっとクレーマー気質だ。 本人は江戸っ子だからせっかちなだけだと言っているが、相手への問い方がなじるような詰め方なので、声質も相まってどうしても声の印象がキツい。違うグループなので仕事上の接点はほとんどないが、一緒に仕事をしたらこちらの気持ちが磨り減るだろうなぁと思う。 そんな彼女、甥姪に何かのお祝い(話の前後から察して入学祝いか何かと思われる)を渡す必要があるが何にしたらいいかわからない、やっぱり商品券かな、との会話が聞こえてくる。彼女に子どもは居ない。嫌いらしい。親族の集まりで甥姪と顔を合わせる機会はあるが、そんなわけだから関係が微妙らしく、子どもが苦手な大人って子どもにもわかるのかしら、と言っていたが、そりゃあ3歳児でも相手が自分を歓迎しているか否かくらいわかりますよ。猫を飼っているらしいが、動物でも自分が歓迎されているかはわかる。ましてや人間をや。
世間はお盆休みだが、東京は新盆なので何をするでもなくただの週末なのであった。 テレビでは慰霊の催しなどのニュースを流しているが、遺族も高齢化するし、コロナで出席もままならないしで、今後数年で一気に縮小化する気がする。 でもあの戦争は何だったのか、我々が何をしたか/されたかは心に留めておかなければならないと思う。 体験者が高齢化するということは、実像を知る人が少なくなるということだ。国内にいた、しかも子どもの記憶だと、被害者としての記憶しかなくなる。それはそれで否定しないが、じゃあ国外で大人は何をしていたのか、何があったのかは記録していかなければならないと思う。
通勤途中に見かける雑居ビル。屋上にいろいろ鉢植えが並んでいるらしく、植物がはみ出しているのが見える。少し前まではいつも何かの花が咲いていたり、水をやっている人影を見かけたりしていたのだが、このところめっきりその姿も見ない。植物もだんだん枯れてきてしまった。主はどうしたのだろうか。このご時世、ただ無事であればいいと思う。
これだけワンピースが流行っているんだからスリップというかロング丈のキャミソールが店頭に出回りそうなものだけど、全然見かけない。何とか長めのもの、と思ってもやっと尻が隠れる程度。私はもっと腿の半分くらい、できれば膝のすぐ上まで隠れる長さのものが欲しいのですよ。通販ではときどき見かけるんだけど、ブラスリップだったりあれこれレースの飾りがついていたり。なるべくシンプルでスリップ単体のものが欲しい。ここ数年ロングスカートが流行ってるんだから、需要はあると思うんだけどなぁ。
もともと周期的に希死念慮が強まる。それは子どもの時からで、もう一生つきあっていくんだろうと思っている。ただ、このところ沸いてきたそれがなかなかおさまらない。やはり母の死が影響しているのだろう。日々の仕事を淡々とこなしてやり過ごすしかないのかな。
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