東京の片隅から
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2018年11月28日(水) |
たかが千年されど千年 |
藤原道長が「かけたることのなしとおもへば」と歌を詠んでから1000年だそうだが、1000年も前のことなのかという感想よりもたった1000年ぽっち前のことなのかという感想の方が自分の中で大きいのは何故だろうか(苦笑)
グランプリシリーズ最終戦、フランス杯。
ネイサン・チェンは流石。毎回見ていて思うんだけど、音楽への乗り方というかリズムのとらえ方のレベルが違うんだよなぁ。もともとシニアデビューの年からジャンプだけでなく表現も上手いなぁと思っていたけど、両方とも毎シーズングレードアップしているのは流石。 金博洋は今シーズン苦戦したなぁ。今大会はビザが下りずに到着がギリギリになったらしいので、そういうところも影響しているのだとは思う。北京にピークを合わせてくるだろうから、今年はチャレンジの年なのかなぁ。 ジェイソンも良かった。フリー最後のステップは見入ったし、バレエジャンプも高くてすごい。しかし短髪は未だに見慣れない・・・
紀平はジャンプの難易度を下げても勝つのは流石。ミスを最小限にとどめるのはクレバーだなぁと思う。 三原は上手く切り替えできたのかな。全日本に期待か。 メドヴェージェワには厳しいシーズンだった。ショートは悪くなかったけどなぁ。基礎からやり直しているらしいので、来シーズンに期待か。 テネルは去年よりもさらに身体を絞ってきた感じが、プログラムよりも気になった。ゴールドの二の舞にならなければいいんだけど。 本田は前戦よりは良かったと思う。軽やかなのは彼女の長所だけど引っかかりがなくて見た後あまり記憶に残らない感じなので、動きにもっとメリハリがつくといいのかなぁ。 トゥベリーゼの生徒みたいに極端に演劇的にならなくてもいいと思うんだけど、トップ選手はやはり緩急の付け方というか溜めと解放が上手いように思う。
原美術館閉館(といっても再来年だけど)のニュースを聞いてがっかりしていたところに、東京都現代美術館再開のニュースが入ってきた。開館時からいろいろ物議を醸してきた建物と収蔵品群、このまま閉館するなどの良からぬ噂もあっただけに、再開の知らせにほっとする。第一弾は来年春、コレクション展らしい。ぶらりと行ってみようかな。
今年の東京フィルメックス、無事に開催された。妹はナデリ特集を見に日参したらしいが(笑)私は蔡明亮「あなたの顔(你的瞼、Your Face)」のみ。 いつもの蔡明亮だなぁ(苦笑)睡魔と闘いながら見る。途中意識が飛ぶこと数度、まぁストーリーらしいものはないのでなんとか。 顔のドアップの長回し。視線が宙をさまよう人、眠ってしまう人、ハモニカを吹く人、さまざま。ライティングが強烈で、皮膚がぎらぎらしている。家族や自分のことを語っているのだが、それが本人のことなのか、フィクションなのかはわからない。最後は李康生。年取らないなぁ・・・いや青春神話と比べると流石におじさん化してるんだけど、それでも世間一般の加齢進行とは別の時間の流れの中にいる感じ。 音楽が坂本龍一だそうだが、メロディというよりもBGMなので、全く印象に残らず。 これを映画というかはともかく、好き嫌いは極端に分かれるだろうなあという感じはある。蔡明亮でなければこういうところでも上映されないだろうし。
国立新美術館の東山魁夷展に行った。 10年前の大規模展も竹橋に見に行ってるし、今回は見送ってもいいかな、と思ったのだが、思いがけず時間が空き、夜間開館なら比較的空いているだろうと思い、家族で出かけた。
展示点数は前回大規模展の時の方が多い。ボリュームという点では見劣りする。今回の目玉は唐招提寺の障壁画なのだが、照明がやや暗いのが残念だった。あと、椅子を増やして欲しい。長時間の座り込みは出るだろうけど、あれはやはり畳に座った視線で見たい。 子どもは案外大人しく見ていた。にも親子連れのお客さんは散見されたが、どの子もちゃんと見ていたので、子どもにも画題がわかりやすいのかもしれない。
2018年11月23日(金) |
このときの主人公の気持ちを述べよ |
買い物から帰宅すると、玄関先にレジ袋が。 中を覗くと、大根1/2本、ラーメンのファミリーパック。 送り主に心当たりはある。 義父の知り合いだ。 何かのお礼として置いていったらしい。
しかしながら、私の頭の中に思い浮かんだのは、「ごん、おまえだったのか」であった。
つうきんでんしゃのさんそがうすい
遠足は保育園の時に行ったことがあるが、小学校に入ってからは初めての遠足である。 去年は何をしていたのかというと、近所の大きな公園に全校遠足に行ったのだった。遠足といいつつ昼食は学校に帰って給食を食べるので、ただの全校活動ではないのかという疑問が。そもそもその公園は我が家はしょっちゅう行っているわけで、何ならお父さんとお母さんは毎日その公園の横を通って通勤している訳で、何も新鮮味がないのであった。
行き先は上野動物園。これも年パス買ってしょっちゅう行っているのだが、一応バスで行くのでそれなりに特別感はあるような気がする。先生曰く、団体申込みでないと貸し出してもらえないスタンプラリーセットを用意しました、とのこと(それ子どもが絶対好きなやつだ)。 班長になった、とやや憂鬱顔。1年生と2年生を混ぜて班にするそうなのだが、子どもの班は一緒の同級生が発達障害ボーダーと自由人なので、大変そうである。案の定行く前からぼやいている。自班に限らずともだちに協力を仰ぐこと、どうにもならないときは先生にヘルプを出すことを教える。
帰宅してから聞いてみると、列が乱れたりはしたものの迷子もなく、無事帰ってきたらしい。ほっとしたようだ。
2018年11月20日(火) |
ロステレコム杯(ロシア杯)感想 |
デニス・テンのいないロステレコム。代わりにイー・ジージエの出場。 男子は相変わらず転倒大会で、ミスの少ない選手が勝つ、という印象。 ドミトリエフ、もう26歳なのか・・・3ループ+3フリップはすごい。 クラスノジョンとクビテラシビリがロシア代表じゃない、というところにロシアの層の厚さを感じるけど、どうしたコリヤダ。ホームの重圧だけじゃない感じ。今季は苦戦してるなぁ・・・。マヨロフさんも今シーズンで引退か・・・だんだん知った顔がいなくなるな・・・メッシングはちょっと残念。 友野は前戦よりよく立て直したと思う。転倒やジャンプのすっぽ抜けがなかったのが良かったんだろうな。キス&クライにミーシャ・ジーが座っているのが保護者感・・・。 そして羽生。ショートは素晴らしかった。怪我の程度を知ってから見るフリーは相当無理したんだろうなぁと・・・らしくないふらつきとかあったしなぁ。そして去年の男の子を筆頭にプレゼント回収係にモテモテ(笑)
女子はとにかくゴールドのエントリーに尽きるかなぁと。摂食障害で1年休んで、まだ体型は丸いし、回復途上なんだろうなぁと思うんだけど、とにかくまた滑る気になってくれただけでいいのではないかな。トゥルシンバエワは今シーズンから拠点をモスクワに戻ったらしいけど、昨シーズンまでよりもいいように見える。振り付けや環境があっているのかもしれない。言葉の問題が少なければそれだけでストレスは減るし。初参戦のパガニーニ、良かった。来シーズン以降本格参戦なのかな。日本勢はまぁまぁかな。急遽エントリーされた白岩はフィンランドよりも良かったし、松田は怪我しているし、山下はデビューシーズン。引っ張っていく先輩的存在がいない試合な以上、まぁこんな感じなのかなぁと思う。
残り1戦。ファイナル進出はかなり混戦模様な上、最後のフランス杯は有力選手が目白押し。どうなるか。
2018年11月19日(月) |
グリコピア・イースト |
小学校の振替休日。 最初は多摩動物公園にでも連れて行こうと思っていたのだけど、同じ週に上野動物園の遠足があり、週に2度も動物園に行くことは無かろうと予定変更。 で、あれこれ考えていたのだが、なかなか良いアイデアがない。学童に行かせるか、休んでもどこへも行かないという選択肢もなくもないのだが(苦笑)、そうすると一日中家でだらだらしそうなので、せめてどこかへ出かけようと、地図を見ながらあれこれ考える。工場見学いいかな、電車で行かれるところ、子どもが判る製品のところ、と考えて、グリコへ。 調べるとちょうど空きがあり、予約した。
工場はとても綺麗で、イベントで打ち上げたポッキーとプリッツ型のペンシルロケットが飾ってあったり、トイレのマークが両手を挙げて走っているあのスタイルだったり、ガラスの衝突防止シールがキャラメルのハート型だったりして、細かいところまで作り込んであり、工場見学を前提に立てられた建物なんだなぁと実感。 最初に会社の成り立ちをビデオで見て、そのあといくつかのグループに分かれて参観。 グリコピアイーストではポッキーとプリッツを製造しているので、その行程がガラス越しに見られる。 コースの最初が完成品の箱を段ボール詰めしているところなので、逆回転のように見るのが若干子どもにはわかりにくかったかもしれないが、別フロアだとちゃんと最初から見られたので、そこで理解したようだ。 製造工程の見学の後、他工場の紹介やキャラメルの自動販売機、歴代おまけの展示コーナーや写真撮影があり、その後クイズ。ネプリーグのような、インディ・ジョーンズのような、トロッコに乗って行き先を選び進む映像が流れる。金かかってるなぁ・・・。早押しと正解度で順位があり、1位には商品が出る。我が家は惜しくも3位だった。 その後希望者は有料でジャイアントポッキーのデコ体験。小学校高学年→低学年と募集し、それでも空きがあれば大人も参加できるらしいが、この日は振替休日らしきこどもたちが多く、子どもだけで定員いっぱいになった。作業時間は説明含め30分ほどで、できあがったポッキーは専用パッケージに入れてくれ、余ったアラザンなども持って帰れる。 構内の売店でお土産も買って、子どもは楽しかったようだ。なによりです。
帰りに思い立ってあらかわ遊園に寄る。 モヤモヤさま〜ずで今月末までで一時閉園するのを知り、財布の中を覗いたら乗物券が残っていたのだった。 再開後も使えるとのことだが、2年半後、子どもはあらかわ遊園は流石につまらないだろう。 綺麗さっぱり使い切ってきた。
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