東京の片隅から
目次きのうあした


2018年01月22日(月) 大雪

予報では午後から降ることになっていたが、既に朝から雪がちらついている。
ダウンコートとスノーブーツ、長い傘に斜めがけの鞄という雪支度で出勤。
会社では午前中に各自判断で退社可というメールが届く。各自判断と書かれると非常に帰りにくいのが会社員の悲しい性、外の天気を眺めながら仕事。
昼前から本格的に雪が降り出す。
様子を見ていたのだが道路に雪が積もりだし、いよいよ危なくなったと感じた15時過ぎに離脱。
しかし判断が遅かったらしい。
乗り換え駅に着いたとき、次に乗る路線は運休になっていた。
新交通システムで雪に弱いのは知っていたが、会社を出るときにはまだ動いていたので油断していた。
それでも乗ってしまってから車両内に閉じ込められるよりはマシだろう、と思い、バスをしばし待つも、今いる停留所が始発でないこと、今目の前の道路混雑状況を鑑みるとこれも望み薄。電車で別の路線に大回りして帰宅することにする。
途中普段使わない乗換駅で迷ったりしながらも、なんとかいつもの倍の時間をかけて帰宅。
駅から家までの道も真っ白。スノーブーツで良かった。
明日はどうなるか。


2018年01月21日(日) TSUNAGO

前々から気になっていた「TSUNAGO」という鉛筆削りを入手。
ただの鉛筆削りではなく、凹型と凸型に削ることができ、嵌め込んで木工ボンドで固定することで短くなった鉛筆を長くできるという代物。
発売は数年前だが、当時は気になっていたものの補助軸で事足りていたので必要なかったのだが、こどもが小学校に入学して大量の使いかけ鉛筆が発生したため、購入した次第。

使ってみると、なかなか難しい。子ども用の鉛筆は尻の部分が丸く塗装してあったり(これはカッターで剥がした)、塗装してなくても角を取って微妙に丸くしたりしてあるので、次の鉛筆とぴったり隙間なくというわけにはいかない。多少の隙間は木工用ボンドで埋まるとしても、垂直に穴を開けるのが案外難しく、微妙に曲がっているものができあがったりする。
その不揃いさ、出来の悪さもまぁ味なのだろう。
何本か作ってみたので、家で使ってみて様子を見る予定。


2018年01月20日(土) お菓子を作る

子どもがお菓子を作りたがるようになって、実家においていったお菓子作りの本を思い出した。
電話帳くらいの厚さの本が私のと叔母たちのと取り混ぜて3冊くらいあり、私のはnon-no編集だったと思う。今見るとラインナップに古さはあるものの基本的なお菓子を作るにはそれで十分だ。
あればめっけものくらいの感じでどうなったか母に訊いたら、引っ越した後家で見ていないから、どこかのタイミングで処分したのではないか、とのこと。
ひょっとしたら姉が持っていったかもしれない。
今度時間のあるときに大きな本屋で1冊買おうと思う。
いちいちインターネットで検索するのが面倒くさいんだよね。


2018年01月19日(金) 時代の終わり

もうおばちゃん世代になる人間としては、小室哲哉という人はコロコロ彼女が変わる人という認識なので(ただ報道された相手がすべて歌手なのである意味ピグマリオン的な人でクリエイターとしての観点からは誠実なのかもしれない)今回の騒動もああそうまた?という感じなのだが、事の是非は置いておいて、このところの不倫叩きブームで騒動が必要以上に大きくなってしまったように思う。

ただ、思うのは、お相手の看護師も、プロの職業人としては失格なんじゃないですかねぇ。看護師やるより夜のお店の方が適職なんじゃないだろうか。

思春期に初期TMネットワークが隣にあった世代としては、淋しい。シティーハンターや吸血鬼ハンターDや(これが出てくるあたりヲタク)キャロルや、音に関してもコンセプトに関しても「新しい」衝撃を与えてくれた人ではあるので。TMネットワークのアルバムタイトルをきっかけにSFに入ったのも懐かしい。


2018年01月18日(木) すべて世はこともなし

会社の評価制度が変更されるとのことで説明会があったけど、事務職なんて目標とか成果とかないのでよくわからん、というのが正直な感想であった。
事務職に何を期待しているのかというと、専門職の人がスムーズに仕事を進めやすくするための下準備というか気働きというか、具体的に言えば電話番と外国語メールの和訳(それもグーグル先生だよりだ)とかそんなところだろう。
うちの会社は専門的すぎて、総務などはともかく、現場だと事務職で入った人間が代替できる仕事はほとんどない。
評価されてもされなくても自分の仕事は粛々と進めるだけだ。


2018年01月17日(水) 西暦・和暦

うちの会社、平成が終わって新元号になったら、原則西暦にするらしい。(今は混在している。)
昭和から平成になったばかりの頃は国内相手の仕事がほとんどだったから元号で事足りたし、最悪昭和や平成の表記が抜けていても間違える可能性は低かったけど、今は海外とのやりとりもそれなりにある。日本には特殊な年号があることは理解されているけど、でも相手にあわせろとは言えないし、西暦そのものも21世紀になってしまったので下二桁が紛らわしい。現状でも西暦と昭和と平成の3パターン想定しなければならないのにさらに新元号ってどんな無理ゲーだよ。
というわけで、西暦になるわけです。まぁそうなるよね。


2018年01月16日(火) 梨木香歩「冬虫夏草」

梨木香歩「冬虫夏草」読了。

「家守綺譚」の続編である。主人公は変わらず不思議な生き物と交流し、友人も相変わらずなところから出没する。
今回はちょっとした捜索旅行に出かけているが、その中でもやはり人ならざるものとの出会いと別れがある。というか、普段から人より人以外との交流の方が多いんじゃなかろうか、という気がする。
相変わらずあちらとこちらをゆらゆら行ったり来たりしながら、でも主人公の自我は人であることから揺るがないというのが、いかにも滞英生活があった人の感覚であるように思う。

最後の一段落は、まだ続きがありそうな余韻を残す。気長に待つ。


2018年01月15日(月) metoo

カトリーヌ・ドヌーヴが#metooに関するコメントを出していて、その後誤解があったとして謝罪した。
性犯罪は犯罪とする前提があって、女性を口説く自由はあるべき、という意見。それはそれで一理ある。流石フランスだなぁという気はするけど(^_^;)
ただですよ・・・!ドヌーヴって、日本で言えば吉永小百合や岩下志麻的なポジションの大御所な訳ですよ!最初からスターというかミューズ街道のど真ん中を歩いてきた人なわけですよ!歴代のパートナーもそうそうたるメンツな訳ですよ!そこを踏まえてなおかつ口説ける勇者は恋愛ルールがわかっているわけで、#metooで語られるような嫌な思いをした経験がないんだろうなぁと思う。もっとも、彼女自身、女優が仕事を取るとはそういうものだと思っているのかもしれない。世代も一世代違うし、今回の運動はたぶん理解できないんだろうなぁという気はする。

ただ、この問題は、口説く自由があるのと同等に断る自由があるべきで、かつ、断られたらそこでさっぱりおしまい、以降口説かないというルールもあってしかるべき、という大前提が守られてないことにあると思う。
今回の#metooに関しては、男女間が対等な関係ではなく、かつ、女性側のキャリアが絡んでいる。性的関係と次の仕事(これも確約されていないわけだが)を天秤に掛けさせられている時点で、不平等であり、だからこそ問題なのだと思う。セクシャルハラスメントというだけでなく、上下関係が絡む分、アカデミックハラスメントに通ずるところがあるように感じる。
中には自分から積極的に枕営業的なことをして仕事を取っていくタイプの人もいるだろう。それはその人の主義だ。だが、それをすべての人に当てはめるのは正しくない。


2018年01月14日(日) ねえムーミン

センター試験の地理の問題で「ムーミン」と「小さなバイキングビッケ」と「ニルスのふしぎな旅」が出たという。
翌日朝刊の問題を読んだら、北欧を旅行して各国の違いを調べた、という問題であった。
例として「ニルス」の画像と「これはいくらですか」をスウェーデン語で表記したイラスト入りのカードがあり、スウェーデンの話であることを示されている。
「ビッケ」と「ムーミン」の画像、「これはいくらですか」がノルウェー語とフィンランド語で書かれたイラスト入りカードがあり、フィンランドに関する正しい組み合わせを選ぶというものであった。
悪問だとか地理の問題じゃないとかいちゃもんをつけている人が結構いたようだが、立派に地理の問題であると思う。
ムーミンがどちらの国か知らなくても、バイキングがノルウェーであるのは基本知識であり、それすら知らなくても、ムーミンの背景画像が森でビッケの背景画像が船と波であることは絵から読み取れる。大問の中には北欧の地図が掲載されているので、どちらがより外洋に出やすいかで判断できる。
また、言語なんて習っていないなんて言わせない。義務教育中で配布される地図帳、あの中に言語分布図が掲載されているはずだ。授業の合間に地図帳を見ていれば、フィンランドを初めとして周囲と異なる言語群がある地域があることには気がつくはず。例文のスウェーデンと遠い言語群はどちらか、で判断できる。邪道だが、フィンランド語にはトナカイのイラストがある(笑)トナカイ=サンタクロースと結びつけば、そちらからも回答可能。
トリッキーでも悪問ではなくむしろオマケ問題なのではないかと思う。
地理は理系受験生が選択する場合が多いと思うが、他教科や普段見ているテレビ番組(旅行や自然ものなど)などと結びつけて考える習慣があれば容易に解けると感じた。
私も解いてみたが、今の自分でも9割正解。中学受験で上位校狙う子でも8割は取れるのではないかと思う。

他教科も見てみたが、世界史も地域で縦割りして覚えるのではなく同時代に他地域で何が起こったかを回答させたり、そもそもの語彙の意味を問うたりと、自分が大学受験の頃とは少し様変わりしている。ただ、当時から片鱗はあった。予備校の先生が「これからは時代で輪切りにした問題が増えると思う」と発言していた記憶はある。

それにしても思うのは、自分の読解力の低下だ。小説や古文・漢文はそこそこ取れたが、論説文を読んでいると眼が滑る。半分くらいしか得点できなかった。地味にショック。


2018年01月13日(土) 魔改造

Mac Book ProのハードディスクをSSDに交換した。いろいろ早くなった。
これまでは画面表示や入力などがさながらダイヤルアップ時代のような速度で、「ながら作業」だったのだが、今はサクサク動く。
パソコンで難しいことはしないが、それなりにストレスが溜まる環境ではあったので、快適だ。


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