東京の片隅から
目次きのうあした


2016年07月11日(月) ランドセル戦線、まとめ

子どものランドセルを買ったので、思ったことなどまとめてみた。

購入は秋くらいにいよいよ実感が湧いてからと思っていたのだが、どうも最近は様相が違うらしく、何でもいいならのんびりしていてもいいが好みがはっきりしている場合は早めに動かないといけないらしい。天王山は夏、とのこと。
典型的な少量多品種製品だから売り切ったらそこでおしまいなんだろう。まぁ黙って在庫の中から選ばせるという手もあるのだけど、せっかくだから選びたいな、と。

いろいろ調べて分かったが、対立(比較?)軸が2つあるようだ。
量販店と工房(鞄専門店)、合成皮革と天然皮革。
私がカタログを入手したのはイオン、ヨーカドー、土屋、中村、あとから大峽製鞄。
土屋鞄と中村鞄は近所だから(笑)。

量販店も工房もそれぞれいいところあって、どちらがいいかは一概には言えない印象。
値段については、本来は量販店<工房なのだろうけど、私が見た限り、イオン(かるすぽ)とニトリ以外は量販店も工房も(それこそ百貨店も)価格に差がなかった。
ただ、今年の春、ヨーカドーで見たときは、パールカラーデコパーツキラキラ刺繍入りのランドセルばかりで、いや私は普通のが見たいんだとなり、次に行ったイオンには普通のがあったけど、その矢先にリコールのニュースがあって、今年の生産分にしわ寄せが来るかなと思って候補から外した。(問題が起きたときはチェック体制が厳しくなるから逆に狙い目という話もあるのだけど、そこまで腹はくくれない小心者)

材料について。確かに天然皮革の肌触りは合成皮革とは比べものにならない。色出しも中間色が好きな私には魅力的。
本革と合成皮革を比べると概して合成皮革の方が軽いらしいが、小学校まで子どもの足でも徒歩10分だから(よそ見をしなければ5分で行かれる)、背負い心地はともかく重量は考慮しなくてもよさそう。どちらでも好きな方を選べばいいかな、と思う。
ただ、うちはわりと雑な性格の子なので合成皮革の方が向いているだろうと思ってはいた。

ランドセルは結構高い。皮革の全体的な値上がり+円安もあってここ数年でずいぶん値上がりしているらしい。確かに数年前のブログなどで値段を見ると数万円安い。1.5倍〜2倍になった印象。でもこれだと合成皮革のクラリーノの値上げは説明付かない。本革の値上がりに合わせて価格を上げているのか。祖父母の財布を当て込んでいるのか。

それにしても今年のランドセル商戦は妙に出足が早くて、販売初日に工房のサーバーが落ちたりフェイスブックが荒れたり、過熱し過ぎている感は否めない。
原因と思われるのは、
・子ども・孫一人あたりに掛ける金額が増えた(我が家はまーさんの方は孫は一人きり、私の方も甥っ子とうちの子の二人だけだ)
・イオンがひっそり(リコールの影響は少なくないと思う)
・ヨーカドーものんびり(7月に入ってから初めてCMを見たくらい)
・量販店が高くなり、工房系との価格差が縮まる
・量販店系がキラキラを打ち出しすぎてそれについていけない層が工房系に流入
・まぁ実際のところ、東京やその近郊の場合、ヨーカドーやイオンよりデパートや工房のショールームの方が近いんだよね
・とある工房にジャニーズ番組の取材でカメラが入り、一気に知名度アップしてキャパオーバーした。

あたりなのかなと。
来年は反動で落ち着くのではないかと思う。


2016年07月10日(日) たかがランドセル、されどランドセル

迷っていたランドセルの件、もう一カ所、大峽製鞄の展示会へ行ってきた。
さすがの本革のシルエットの美しさ。カタログで見ていたモデルは本革とクラリーノとでほぼ同じデザインで、細かな金具や刺繍の有無、被せ裏の柄、ポケットのファスナーのちょっとした違いがある。全体的に使い勝手が良さそうなのはクラリーノ(ポケットが大きく開くのは使えそう)、でも作りがいいのは本革。
子どもに見せたらやはり選んだのはクラリーノの水色。本革よりも色鮮やかなところ、軽いところがいいらしい。
完全室内だから確かに本革は色合いがおとなしく、チョコ色に至ってはほとんど黒に見える。(他の子も「黒?」と言っていた)外光の入る場所で見たらまた違ったかもしれない。まーさんはチョコ色に誘導しようとしていたが、最終的には本人の選んだ色にすることにした。
背中のクッションはこの前のところよりも薄いが子ども曰く気にならないらしい。
行く前に考えていた第一候補のカタログと比べながら「どちらがいい?」と訊いたら、今回のランドセルがいいとのこと。
本革メインのメーカーの展示会に来て結局選んだのはクラリーノというところに若干納得いかない気がするが、6年間買い換えないから大事に使うこと、汚れが目立つから濡れたら拭いたりして自分でお手入れすること、等々言い聞かせる。

これでドタバタのランドセル戦線も終了。気が抜けた。


2016年07月09日(土) セミ始めました

昨日あたりから蝉が鳴き始めた。今年も毎週末ひたすら蝉を捕る日々の始まりか。


2016年07月08日(金) 「クーリンチェ少年殺人事件」

カナザワ映画祭で「牛古(これで1文字)嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」が久しぶりに上映されるとのこと。ちなみに今年のラインナップ、他は「狂い咲きサンダーロード」と「AKIRA」というあまりに厨2なセンスに大爆笑。いいぞもっとやれ。
しかし権利関係の問題で上映不可能となっていたはずだが、と調べると、どうやらアメリカでDVDが出たらしい。問題が解消されたのかな。
これは蓮實先生が黙ってないんじゃないか、と、思わず考えてしまったのは、私だけではないと思いたい。


2016年07月07日(木) 初めてのイクラ

子ども、6歳にして生まれて初めてイクラを食べる。

これまでは食わず嫌いで魚卵系はすべてダメだったのだが、今回一つだけ食べてみよう、と水を向けて厚焼き卵と一緒に食べさせる。
結果、大丈夫だったらしい。
まぁ給食では魚卵はあまり出ないけどね。大人になってからも回避できる食べ物だと思うけど、それでも嫌いな食べ物は少ない方がいい。


2016年07月06日(水) ちょっとした心配事

いつも自転車を止めさせてもらっている私設駐輪場の地主のおっちゃん(というかもうおじいちゃんである)に7月に入ってから会っていない。
渡せない駐輪場代が鞄に入りっぱなし。
ずいぶん前に奥さんを亡くされて一人暮らし、というのは、以前ちょっと立ち話で訊いたが、このところずっと雨戸も閉まっているし、入院でもしているのだろうか。ちょっと心配。


2016年07月05日(火) ジグザグ道を上って

アッバス・キアロスタミ監督の訃報を聞く。
私にとってはジグサグ道三部作の監督なのだが、どのマスコミでもカンヌを取った「桜桃の味」の監督として紹介されており、「友だちのうちはどこ?」に触れた記事は皆無。正直「桜桃の味」よりも「友達〜」のほうが聞き覚えのある人は多いんじゃないかなぁ。だって「桜桃の味」難しいもん。
数年前に日本で作品を撮影したという話は伝わってきていたが、見る機会がなかった。
今年のフィルメックスで追悼上映やるかな。


2016年07月04日(月) 毎回恒例ですが

都知事選、百鬼夜行の様相を呈して参りました。


2016年07月03日(日) 野望

子どもが七夕の短冊に「まいにちがたんじょうびになりますように」と書いた後、消して「ちゃんといちねんせいになれますように」と書き直していた。
野望と現実のギャップが激しい。


2016年07月02日(土) 日常

朝イチでアジサイを剪定。
去年の剪定具合が甘かったらしく、伸びすぎてしまった。気がついたら私の背丈よりも高くなり、メダカ池の上を鬱蒼と覆う状態。ちょっと君たち広がりすぎというわけで、花が咲き終わった枝をばしばしと切り、枝そのものも半分程度に減らす。アジサイは2年目の枝に花が咲くので、1年目の枝を少し残す。来年花がゼロではない、という程度の状況。

途中で、隣家の黒猫が我が家の塀の向こうを通る。ちらりと目が合う。うちの子どもがあまりにも見に行っていたので、子どもと私とをセットで認識しているらしいが、最近は逃げない。呼びかけるとときどき挨拶もしてくれる。嫌われてはいないらしい。

子どもの髪を切る。長めの髪が暑いらしくしきりと切りたがっていた。今切っても来年の七五三までには伸びるだろうと思うので、胸くらいまであった髪を耳のすぐ下くらいまでばっさり。我ながら綺麗なマッシュルームカットになったが、まーさん的には段は内側にしてボリューム少なめのおかっぱみたいにしたかったらしい。もうちょっと伸びてきたらそうしますかね。首が丸出しになったので、本人は涼しくて喜んでいるが、日焼け止めが必須。ずいぶんイメージが変わる。私も切りたくなったが、ストレートパーマを掛けねば起床時はベートーヴェンになってしまう癖毛の私にはハードルが高いのであった。


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