東京の片隅から
目次きのうあした


2016年07月01日(金) ひとり

今年も都立霊園の申し込みをした。
当たらなければいいなと思いながら申し込みを続ける矛盾。

私はある意味もう死んでしまったような者だ。生者と死者の境界はとても曖昧なのではないかと、最近特に思う。
電車の中、街中、家の中、どこでも、ふと自分がガラスケースか何かで外界から隔絶されているような気がする。
孤独は集団の中にいるからこそ感じるものだと誰かが言っていたような気がするが、そういう意味で私は世界でひとりぼっちだ。


2016年06月30日(木) じわじわとダメージが溜まる

子どもの質問と「ひとりぼっち惑星」の切なさにずいぶんやられてしまったらしく、精神的にちょっとしんどい。


2016年06月29日(水) ひとりぼっち惑星

スマートフォンで「ひとりぼっち惑星」を始めた。
まだ自分から発信するレベルではないが、受信したことばで泣く。


2016年06月28日(火) コウノトリはもう来ない

子どもに「○○ちゃん(子ども)のところにはおとうとかいもうとはこないの?」と訊かれる。
たぶん来ないよ、と答え、母は赤ちゃんを育てにくい体であることも説明する。理解は出来ないだろうが、そこを説明なしで済ませるのは違うかな、と思った。

私自身にきょうだいがいて良かったと思っているので(子どもの頃は喧嘩ばかりだったけど・笑)いるといいな、と思っているのだが、一人っ子のまーさんは不自由を感じていないようだ。いとこたちが近所にいてまーさんの家でまとめて面倒を見ていたから、一人っ子なのに親に相手してもらえない感が強かったらしい。
私は特に医師から指導は受けていないが、私のいないところで何か話があったかもしれないし(何せ記憶が飛んでいる)、妊娠出産の話はタブーと化している。
保育園にはきょうだいがいる子がほとんどだ。「二人目の壁」というのが言われるが、保育園に限っては、それはない雰囲気。1人目で産休育休取れるならたいてい次もOKな職場であるし、保育料も安くなるし(2人目半額、3人目無料)、入園の際もきょうだいポイントがつく。私が知る限り、一人っ子は20人中3人。


2016年06月27日(月) もうすぐ1年

今の部署に異動して、もうすぐ1年。やっと年間スケジュールを把握する。
異動したばかりの頃は保育園で他の保護者にわかるほど消耗した顔をしていたらしいのだが、なんとかやっています。


2016年06月26日(日) 七回忌

祖母の七回忌。
寺での法要の後、昼食会。皆元気なようで何より。
ごく親しい身内だけの会だったが、何だか疲れる。

今年の夏も暑いらしい。


2016年06月25日(土) ランドセル狂想曲

ランドセルを見に行った。
今日は近所の土屋鞄と中村鞄。
どちらもかき入れ時だ、客で溢れている。

土屋鞄で人の多さに気圧される子どもをなだめながら(人見知りしないのになぜこういうときだけビビリなのか謎)いくつか背負わせる。金具が当たったりはしないらしい。
しかしこうしてクラリーノと本革を並べられると、本革の良さが際立つ。作戦か?
土屋は基本的にはデザインはシンプルシックで、配色などの選択肢で選ぶ感じ。綺麗なパステルカラーのシリーズもあったのだが、子どもの求める「可愛い」とは違うようで、今ひとつ気が乗らない様子。カタログで気にしていた「アトリエ」シリーズは、実際に目にしてみると決定打がない。特に子どもが見ていた茶色と薄紫は、かぶせ裏と本体内側の内張が違う柄で、統一感がなくてごちゃごちゃしている。他の色は統一されているのに、なぜこれは違う柄にしたのか。残念。候補から落とす。

中村鞄で子どもが気に入ったのは水色の合成皮革。背中のアタリは大丈夫そう。
思ったよりも鮮やかな水色だったが、本人が気に入ったならこれでもいいか、と思う。
ところが土屋鞄で本革とクラリーノの差を見てしまったまーさんが微妙な顔。ハートの刺繍やネーム窓も「かわいすぎるんじゃない? と。まぁ大人はそうだよね(苦笑)
とりあえず第一候補ということにして、注文はしないで帰宅。

家でいろいろ調べて、大峽製鞄というところが水色で本革の製品を作っている。飾りも控えめ。ここらへんがまーさんと子どもの落としどころになるか。まずカタログ請求する。


2016年06月24日(金) EU離脱?

どうしたUK。どうなるEU。
しかし残留派が高学歴、若者、都市住民で、離脱派が低学歴、高齢者、地方在住というわかりやすすぎる構造。
どこかの新聞記事にあったが「移民が来て犯罪が増えたというデータはないのだが、感情的にそう思い込んでいて正確な判断ができない」という話、今の日本でも他人事ではない。


2016年06月23日(木) 時間割と色

ランドセルのカタログを見ていて思い出した。
小学生の頃時間割に色を塗っていたのだが、誰に指定されたわけでもないのに6年間通してほぼ色が固定されていた。
国語:黄色、算数:青、理科:赤、社会:緑、図工:紫、音楽:ピンク、体育:茶色だったか。道徳はたぶん水色。家庭科は覚えていない。
12色の色鉛筆しか持っていないし、そのうち白と黒は使わないから10色。強い色から塗っていったと思われる。
でもなぜその色を選んだのかが不明。元になるカラー印刷があったのか、姉が塗った色を真似したのか。その色に塗る理由がどこかにあるのだと思うが、思い出せない。
でもたぶん今の自分に時間割と色鉛筆を渡しても同じような色合いに塗ると思う。


2016年06月22日(水) ランドセルのこと

あまりにもランドセルで悩んでいるので、ついにまーさんに「何でもいいんじゃない?」と言われる。
子どもがこれ!といえば安くてもキラキラでもいいのかもしれない。(うんと高いのを言われたら止めるかも・苦笑)本人が6年間楽しく使うのが一番。どうせ1年生の時は黄色いカバーかけっぱなしになるし。
うん、まぁね、そうなんだけどね。

ここまで悩むのは、自分を投影してしまってるからなんだろうなぁ。
小学生の時私が使っていたのはぴかぴかの赤(たぶんクラリーノ)。でも私は赤が好きじゃない子どもで(赤とかピンクとか大嫌いというか気持ち悪かった)、男子の黒いランドセルや私立の子の茶色や深緑のランドセルが羨ましかった。今自分が色が選べたらやはり赤やピンクは選ばないだろうな、と思う。
でもこれから6年間使うのは私じゃない、子どもだ。

家の前が小学校の通学路になっているので登校する子どもたちのランドセルを観察。
男子は黒・青がほとんどだけど、女子は本当に様々。赤、ピンク(濃いめの色が多い)、キャメル、焦茶、水色、ラベンダー。そういや学校見学の時に教室で見たランドセルも様々だった。
あまり考え過ぎちゃダメだな。


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