東京の片隅から
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夜中にふと目が覚めてしまい、布団でゴロゴロしているうちに、実家のことを考え出してしまい、余計眠れなくなった。 いろいろ考えているうちに何だか涙が出てくる。 それこそ小学生の頃から、再開発計画があること、いつか自分の家やふるさとがすっかりなくなってしまうことは知っていたし、バブル経済で地上げの嵐があって同級生たちはどんどん引っ越して小学校も閉校になって、でもバブルが崩壊してからは虫食いの土地が何年も放置されて、そういう意味ではここ20年くらいカウントダウンはずっとされていたようなものだけど、それでも一時期はカウントダウンが一時停止している感じがあって、ちょっと忘れかけていたのかもしれない。 ここ5年くらいで一気に話が進んで、いよいよ全部なくなってしまうとなると、自分にかなり心理的ダメージがあったらしい。 昨日見た実家とその近辺の様子は本当に「崩壊」という言葉がぴったりで、ショックが大きかった。
さよなら、新宿。
実家から電話がかかってきて、今月か来月に立ち退きが決まったとのこと。 実家に置きっぱなしのあれこれを取りに行く。 映画パンフレットや、アルバム、画材など。 油絵のキャンバスは処分してもらう。 高校時代のものはずいぶん前に処分していたが、まだ大学時代のものがずいぶん残っていて、まぁずいぶんマメに描いたなぁと。そしてずいぶんお金をつぎ込んでいた模様(苦笑)。 しかし下手さに頭痛がする。やっぱり自分には才能がないんだな。 大学生後半に描いたものはまだちょっとはマシ。
叔母たちも来て、みんなで食事をし、ガランとした家の中を写真で撮って回る。 家具など余計なものがなくなったからわかるんだけど、商家だったからあちこちに鉄骨が入っていて、だからこそ60年なんとか保ったんだけど、流石に躯体がもう限界。
近所の家もどんどん引っ越しの準備をしていて、不要品が玄関先に出してあったり、建具を取り外していたり。 再開発計画自体が20年延び延びになっていて(実際は私が生まれた頃から計画自体は存在していたそうだが)、その間にすっかり疲弊してしまった地域は、もう元には戻らないだろう。 両親も、再開発が終わったここには戻らない。 タワーマンションになってしまったら、元の住民は管理費を払えないのだ。 誰のための再開発なんだろう。 ちょっと気分重く実家を辞去する。
舎人公園でバーベキュー。 本来先週予約していたのだが、嵐の予報でキャンセル。 このままあきらめるつもりで昼休みに公園のサイトを覗いたら、たまたまこの日にキャンセルが一つ出ていて押さえた。 急なことだったので、うちと比較的近所の一家族のこじんまりとしたバーベキュー。 交代で子どもの面倒を見る。 八重桜ももう散り始めていて、もうちょっと気温が高いともっと良かったんだけど、まぁそれはしょうがない。 早めに終了して、余裕を持って後片付け。 人数が少ないのものんびりできていいかな。
| 2013年04月12日(金) |
過ぎたるは及ばざるがごとし |
最近香水(ダウニーかもしれない)のきつい人が多い。 特に、ブランドバッグを持っていて、私の使う通勤路線には珍しくお洒落と化粧に気合いが入っている人は要注意だ。 まず間違いなく香水がきつい。もはや臭い。 香水って、自分じゃ「つけたかな?」と思うくらいでちょうどいいんだけどねぇ。
自分の作るものが基本的に「飲み屋のお品書き」であることを再確認した39歳の春。
だってそういうメニューで育ったんだもん。 いや、バランスは考えてるよ? でも、短時間で、それぞれ違う料理法で、味付けも食材も変えるってなると、やっぱり飲み屋のお品書きが最強なんだよな。
| 2013年04月10日(水) |
料理という名の頭脳労働 |
義母の調子が悪く、滅多なことで医者に行かない人が自分から医者に行くと言い出したらしいのが月曜日。 再来週胃カメラなどの検査を受けるそうだ。 今のところ病院でもらった鎮痛剤を飲んでなんとかなる感じ。
で、料理当番が回ってきているわけですが。
買い物は義父に頼んでいるのでなんとかなるのだが、久しぶりに料理をすると自分の手際の悪さにがっくりする。 親世帯と一緒に暮らすようになってから、土日くらいしか包丁を握らない生活。 確実に料理の腕が落ちている。 あまり丸投げじゃなくて、もうちょっと自分でもやらないとダメだ。反省。
月曜日は病院帰りに義父が買ってきたメンチカツ&アジフライにせんキャベツとほうれん草のおひたしとその他ありもの、昨日はブリの塩麹焼きと酢の物(蛸、ワカメ、キュウリ、新タマネギ)、今日はカレーとマカロニサラダ。 カレーは明日も食べるとして、副菜は何にするかな。キャベツでサラダにするか、のらぼう菜なるものが冷蔵庫に入っているのでまたおひたしにするか。辛子和えでもいいけどカレーと喧嘩するな。
冷蔵庫の中のものを繰り回して料理を考えるのは実際楽しい。 ちょっとしたパズルやゲームの感覚。
本屋大賞が発表。 「海賊と呼ばれた男」らしい。まぁ妥当な線なのかな、と。 最終ノミネート11作は見事にジャンルがバラバラ。 でも傾向はあると思う。書店のヘビーユーザー「じゃない」層へのアピール=映像化しやすそうなもの、が選ばれやすい感じ。「隠れた良作を世に出したい」という最初の動機があるから、どうしてもそうなるんだろうなぁ。過去大賞受賞作品がすべて映像化されているから、投票する側にもそういうバイアスがかかっている可能性はある。 今年のノミネート作品のうち、冲方丁はもう一度大賞を取っているから(「天地明察」)再受賞はない。 過去2位に入った人の大賞受賞はない。(3位はある。)だとすると横山秀夫と窪美澄もないのかな。 宮部みゆきはビッグネーム過ぎる。 本格的「過ぎる」SFやミステリは受けなさそう。だとすると 伊藤計劃+円城塔はない。 残りの作品で、「映像化しやすそう」「今の世間の潮流に求められているもの」とすると、ここに落ち着くんだろうなぁ。 再来年あたり渡辺謙主演で映画化されたりして。
幼稚園から社会人まで、ピカピカの一年生で溢れる電車。 そんな時期をとっくに過ぎてしまったおばちゃんはただ初々しいなぁ、と思うのであった。
電車の前の席には新小学一年生らしき子どもと、その弟とおぼしき子どもと、そして母親。 私立の小学校からの帰宅途中だろうか。ランドセルを持ち、制服を着ている。 (制服のある公立小学校もあるが、少なくとも東京23区では制服のある公立小学校は少数派であり、制服=私立=ぼんぼんという図式が成り立つ。) ごく普通の親子連れに見えるのだが、一つ違うのは、母親の頭に「大きなレンズのサングラス」が乗っていること。 ファッション雑誌のグラビアなんかで見かける、アレだ。 モノクロのツイードのシャネルタイプのジャケット、ちょっと変わった織りの(ツイード風でもある)シルエットの綺麗な黒のスカート、きちんと磨かれた黒のヒール、毛先を巻いたロングヘア。でも頭にはサングラス。 いや、似合ってるよ?ファッション雑誌の「子どもの入学式、主役は子どもだけど、適度に今の流行を取り入れた甘辛ファッション美ママを目指す」みたいな特集から抜け出てきたみたいだよ?
でもサングラスは変。TPOに合ってないし、そもそもサングラスはカチューシャじゃないし、ただのイタイ人だ。とても残念。
| 2013年04月07日(日) |
宇宙戦艦ヤマト2199 |
やっぱりキャラクターデザインは松本零士そのままの絵じゃないんだなぁとか、テーマ曲はアレから逃れられないのかとか、元のヤマトはこんなに人物の性格描写が細かくなかったなぁとか、いろいろ考えながら見ていたんだけど、一番気になったのは、今この時期にヤマトを放送するのは近隣諸国からの余計な懸念を招くんじゃないかということだ。 いいんですかね。「日本の軍国主義化!」とか騒がれそうだな。
暴風雨の天気予報で、舎人公園のお祭りは全部「中止」。延期もしないらしい。当然花火も中止。 残念。 家から出られず、子どもはちょっとつまらなそうなので、正月にもらってほとんどがそのままになっている酒粕を使って何か作れないかとネットで検索、クラッカーを作る。 薄力粉100g、酒粕20g、塩小さじ1、油大さじ2、水の代わりに豆乳大さじ2を混ぜて麺棒でのばし、スティック状に切ってオーブンで20分焼くだけ。 子どもが「おてつだいするー」と寄ってきたので、生地作りを手伝わせたら、手にまとわりつく生地の感触が嫌で半泣き。・・・あれ?ふだんあれだけ砂場遊びが好きなくせに、意外。
焼き始めてから生地に塩を入れるのを忘れたことに気づき、焼き上がってから塩を振る。 味は可もなく不可もなく、いかにもクラッカーという素っ気ない味。 粉チーズを入れておつまみ系に走るか、もしくは塩でなく蜂蜜などで甘くするか、もうちょっとアレンジした方がいいかもしれない。 ホットケーキミックスに混ぜて焼いてもいいらしいので、今度買ってきて試してみよう。
そして酒粕はまだまだあるのであった・・・。甘酒作ったときは結局私しか飲まなかったしなぁ・・・粕汁や粕漬けは実家で食べなかったから味がわからないしなぁ・・・味がわかる義父母は面倒くさがって作らないしなぁ・・・
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