東京の片隅から
目次|きのう|あした
最近見た夢は、お釣りでもらった10円玉5〜6枚にギザ十(縁にギザギザのある10円玉、あれのことです・・・)が2枚も入っていた、というものだった。 相当幸せな気分で目が覚めたのだが、あとでよく考えると、あまりにもささやかすぎて何だか泣けてきた。 大丈夫か自分・・・。
| 2012年10月04日(木) |
伊藤計劃「The Indifference Engine」 |
伊藤計劃「The Indifference Engine」読了。 短編や遺稿を集めたもの。
「虐殺器官」の原型となったと思われる作品や、スピンオフ的な作品もあり、スムーズに読めた。 「007」シリーズだった氏らしい、二次創作というかオマージュのようなものもあるのだが、そこはやはり伊藤風味、もう原作通りなのはキャラクターや組織の名前しかないような感じで(笑)なんだかすっかり別物になっているのであった。 もし氏が存命だったら、ロンドンオリンピックの「女王陛下と007」はどのように見たんだろうなぁ・・・。
そして、「屍者の帝国」冒頭。 今更ながらもう彼がいないのが口惜しい。 円城塔氏が引き継いで完成させたものがつい最近出て、読もうかどうしようか迷っていたのだが、やはり読もうと思う。これを読んで読まずにいられようか。
なんかつかれたな。
| 2012年10月02日(火) |
伊藤計劃「ハーモニー」 |
伊藤計劃「ハーモニー」読了。 淡々とした文章なのにエモーショナル。溢れるリリシズム。自分が今センチメンタルな気分だからそう捉えてしまうのか、主人公が女性だからなのか、私の「かつて少女だった私」への過剰な思い入れによるものなのか、よくわからないまま混乱の中で読了。 彼女たちが選んだ未来は本当に幸福なのか。 読んだ後いろいろ考えさせられる。
主人公はある意味では「選ばれなかった碇シンジ」なのかもしれない。 「ボクはボクでいいんだ!」というテレビ版最後のあの迷ゼリフ(笑)への伊藤計劃の回答なんじゃないか、と思ってしまった。
萩尾望都「残酷な神が支配する」の冒頭の一文「ある悲しみの話をしよう」も思い出した。 みんな幸福になったはずなのに、そこに幸福感が感じられなかった。 幸福なんて他人にはわからないものだけど。
昨日の晩から頭痛と寒気と熱。咳と鼻水は出ない。風邪か。 買ってきた薬を飲んで寝たのだが、朝になってもまだ体内に毒が残っている感じ。関節など、体の内部が「痛い」。 会社は下半期の始まりで外部からの問い合わせが少ない。最低限の仕事だけして、定時帰宅。
なにも起こらなかったら今頃はまだ妊婦だったんだな、と思うことはある。
明日は台風が来るらしい。 朝から毛布と敷きパッドとシーツと夏掛け布団と洋服を洗って洗濯機5回転。 最後の敷きパットが乾くかは怪しいところ。(替えはある) もうちょっと分散して洗濯できればいいんだけど、いろいろな要因が重なって今日全部洗わざるを得ない次第。 保育園のシーツやバスタオルを洗い損ねたが、明日の朝一で洗って干せば何とかなるだろう。
洗濯の合間を縫って買い物その他諸々。 夜は栗ご飯の予定。
会社帰りに電車の中で本を読んでいたら、うっかり乗換駅を通り過ぎた。 気づいたのは乗換駅のさらに一つ向こうの駅でドアが閉まるところ。 逆方向の電車に乗り換えてなんとかいつもの一つ遅れの電車で最寄り駅に到着、保育園のお迎えに間に合った。 うーむ。のめり込むとダメだなぁ。しかも集中しすぎて電車に酔った(苦笑)
保育園で「お子さんのびのび育ってますね」と言われた。 前後の文脈や声色からすると褒められているのだとは思うのだが、素直に受け取れない自分はひねくれているのかな。 大丈夫かな、自由すぎないかな、といつも気になる。 だって帰る途中で靴も靴下も脱いで裸足で帰る子どもって見ないよ・・・
ふと目が覚める。まだ外は真っ暗だから夜明け前。時計を見ると4時。 こういう目覚め方をしてしまったときは、二度寝が難しい。 頭の中は真っ白なのに上半身にずっしりとおもりがのしかかってくる感じで、わけもなく気分は重く苦しく、叫び出しそう。 しばらく起きて、ちょっと落ち着いたところで再び横になる。 横になっても眠れるわけではないが、「横になる」ことそのものに意味があることを、経験で知っている。 何も考えず、ただゴルトベルクの旋律だけを思い浮かべる。水琴窟のように落ちるのはグールドのピアノ。 眠らなくてもいい、休め。 気がつくと、東の空が白みかけていて、夜明けはもうすぐ。
|