東京の片隅から
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氷室冴子氏の訃報を聞く。このところあまり名前を聞くことはなかった。ウィキペディアで調べたら、ここ10年ほどは執筆していなかったらしい。
小学生の終わり頃、姉のいる同級生が「ジャパネスク」シリーズを読んでいた。そのうち中学に入り、誰からともなくコバルト文庫が流行し始め、学級文庫に並んでいた記憶がある。姉の本棚にも並んでいた。 私はどちらかというと新井素子派だったのだが、そんなわけで一応読んでいたし(というかあの時代の女子中学生で氷室冴子を全く読んだことのない人っていたのだろうか?)、前向きでパワフルな主人公像は魅力的ではあった。 書き手が年齢を重ねていくのに合わせてどんな作品を書いていくのだろうと思っていたが、それはもうかなわない。
自分がリアルタイムで読んでいた作家が50そこそこで亡くなる、というのはちょっとショックだったりする。
ご冥福をお祈りします。
友人と飲む。1年ぶりくらいか。飲んでしゃべって4時間。とりあえず今日はお開き。 話題は近親者の病気、自分のこれからの仕事について(どのスキルを磨くべきか)、健康、洋服(最近なにを着たらよいかわからなくなってきた)、等々。 お互いいろいろありますな・・・。
タクシーの運転手から現金や金権の接待は問題外だけど、ビールはどうなんだろう。イマドキ缶コーヒーと発泡酒は同じ値段だ。缶コーヒーとかくれる人って時々いるよね。 飴をもらうことはしょっちゅうだ。私が餌付けしやすそうに見えるのかも、という想像はたぶん当たっているが。
そもそも問題、というよりも問題以前の話として、「電車のある時間に自宅に帰れない生活がデフォルトである」国家公務員の勤務状況にあるはずだ。 省庁関連の仕事をしているが、朝イチで書類を届けに行くと居ない。周囲に聞いてみると「さっき着替えと風呂に家に戻った。○時くらいには戻ってきますよ」なんてことはしょっちゅう。国会答弁やら事故の処理やらで徹夜もしょっちゅう。夜中の3時にメールが入っている。 購買部を覗くと本当に中に住めるくらいいろいろなものが揃っている。ということはそれが売れると言うことだ。そこまでしてしなければならない仕事、当然サービス残業だ。 権限委譲なんて格好良いこと言うけれど、都道府県庁や市町村の役所に仕事を下ろしたところでたぶん霞ヶ関の明かりが消えることなんてない。
かつて国家公務員2種の試験を受けた。省庁訪問をしているときに「労働3法は国家公務員には存在しないと思ってください」と念押しされた。彼なりの親切だったのだろう。ある省庁の古い建物、トイレの窓から中庭へ飛んでしまう人が時々いる、とも聞いた。
マスコミは無責任に「公務員のモラルの欠如」について叫ぶが、それ以前の問題があるのではないかと、テレビを見ながら思う。
姉から謎の小包が届く。 開けると中には和菓子の箱。シャーベットにしてもよいという西瓜のゼリー、金魚などの吹き寄せ(?)が入った寒天寄せ。 なぜ送ってきたのかよくわからぬままとりあえずお礼のメール。 やがて戻ってきたメールには「夏っぽかったから(中略)麦の収穫も終わりました」 えーと、確かに夏っぽくて涼しげで食べるのがもったいないです。そして彼女は植物関係の仕事をしています。麦の収穫・・・「麦秋」って言う言葉もあるよね。うん、季節ジャストです。 でも、やっぱりよくわからない人だ(笑)
会社でのあれこれで少々気分が腐り気味だったのだが、元気をもらいました。ありがとう。
台風のせいもあるだろうが、久しぶりに「らしい」梅雨入り。
会社近くのガソリンスタンドの価格ボードにびっくり。172円。ハイオクなんて182円だ。200円を突破するのも近いのか。 まーさんの趣味はスキーに釣りに、いまは乗っていないけどバイクが好きだったり、ガソリン代がかかるものばかり(苦笑)。 これからガソリン代が高止まりするようになると、そういうアウトドア系の趣味は廃れるか金持ちの趣味になってしまうんだろうなぁ。
昨日の雨とはうってかわっていい天気。 近所の小学校では運動会をやっているらしい。沖縄民謡が聞こえてくる。ダンスかなんかだろうか。出かけるときにちらりと見たら組体操をやっていた。でもストーリー仕立てでピラミッドも2段。安全性を考えてのことだろうが、やはり3段がデフォルトだろう。
住宅展示場を覗いてみた。とりあえず1社で話を聞く。希望を全部入れるとやはり予算オーバーだ。そりゃあこんなに立派なモデルハウスを建てて営業マンを置いて綺麗なパンフレットを並べていたらそうなるだろうなぁ。
まーさんは釣り。 食事を作るのも面倒なので、朝は外のコーヒーチェーンですます。優雅なようなそうでないような。
自宅から飯田橋経由で九段下の山種美術館へ。 『大正から昭和へ― 佐伯祐三・小出楢重・速水御舟・川端龍子 ―』。雨なので人が少なく、ゆっくりと鑑賞できる。 出品リストはこれぞ山種、という充実ぶり。「清姫」のしかも「日高川」、それと「班猫」が一度に見られるのはかなりお得感が高い。速見御舟のスケッチも珍しい。
そのあと、神保町とお茶の水を経由しながらぶらぶらと町歩き。どこを歩いているのかわからなくなったりするのも楽しみに、住居表示を頼りになんとなく上野にたどり着く。
上野の東京芸術大学美術館で『バウハウス・デッサウ』展を鑑賞。名前はよく聞くバウハウス、実際に体系だった展覧会はないし、漠然とした印象しかなかったのだが、今回の展覧会で何となく全容がつかめたようなよけいわからなくなったような。バウハウスだけでなく世界史や美術史をも網羅した年表がわかりやすかった。 来館者は若い男性が多く、しかもみんななかなかにお洒落。建築や美術系の学生が多いのだろう、一生懸命メモを取っている姿も散見された。
見学中にまーさんからメール。船は出たものの、風が強く、早上がりとのこと。釣果はキス12匹、メゴチ1匹、カレイ1匹、天ぷら、アジの干物(笑)。この天気・気温にしてはまぁまぁか。
プリントゴッコの発売が中止されるとのこと。これだけパソコンとプリンタが普及してしまうと致し方ないのだろうが、時代が変わったなぁとしみじみ。 独身時代の年賀状やら、美術展の告知はがきの印刷やらで大活躍した。といっても私が使っていたのは一番基本的なやつで、重ね刷りをするのにガイドを作ったりしてかなり苦労したが、今となってはいい思い出だ。欲しい色を出すのにインクをブレンドして、二度と同じ色が出せなかったりとか・・・。
プリントゴッコのような簡易印刷機が普及した頃、理想科学工業のほかに、堀井謄写堂(ホリイ)から「ピカイチくんジュニア」というものが出ていて、我が家はそれを購入したのであった。なぜ父が当時テレビで大々的に宣伝していた「プリントゴッコ」ではなく「ピカイチくんジュニア」を購入したのかというと、ガリ版では大手メーカーであったホリイのほうが信頼できると思ったらしい。しかしそれは当時でも少数派であり、交換バルブやインクの入手すら最初から大変であった。当然、まもなく廃れ、会社も倒産し、父は「まさかホリイが潰れるなんてなぁ」としみじみしていた。そりゃCMの多い方が勝つだろうとは子供でも思ったが、若い頃に染みついた信頼感は捨てがたかったらしい。そんな父は今でもソニー信者だ。
押し入れの中に知らない人が住みついていたというニュース。「ドラえもん」よりも「屋根裏の散歩者」を思い出してしまった自分の発想がちょっと嫌だ。
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