東京の片隅から
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精神的な疲労感が重い。
いまどき、私らが買える値段で、会社に通える場所で、駅からバスを使わなくて良くて、南道路で、2世帯住宅を建てられる面積があって、(たとえあと3年でも)義父が会社に通える場所であって、なにもいわくがついていない土地、そんな土地はもうない。 あったら手元資金では買えない。
無力感すら漂う。
家探しの一件について、どうしても納得行かない義父が、兄弟みんなに電話で愚痴ったらしい。どうもまーさんが一方的な悪者になったらしく、仕事中に電話で集中砲火だったようだ。 親戚連中もきちんと理性的な説明をすれば納得してもらえるのだろうが、思いこみでしゃべられてはこちらの情勢が不利。 ぶちきれて帰宅。
結局、不動産屋には断りの電話を入れた。
もう30年前とは違うんだから、なにもない土地なんてないよ。
不動産屋で気になる物件の説明を受ける。 担当者はたぶん今までで一番若いが、今までで一番しっかりしている。 次回の打ち合わせまでに必要な書類をそろえ、現地調査をしている。そういう当たり前のことができていない体育会系勢いだけの担当者ばかりに当たっていたので、こういう基本的なことができている人は非常に優秀に見える。 一つ問題がなくもないのだが、それはしかるべき法的手続きを踏めば解決できるとのこと。 他にも気になる事柄があったので、調査を依頼する。
ただ、一つある問題については、義父が納得しない。法律論とかそういう合理的なところではなく、感情的に納得できないらしい。 帰宅してからも説明を受けたはずの事柄について「聞いていない」と言い出し、さすがのまーさんもぶち切れる。 それについては追加調査を依頼。
久しぶりに用事の入っていない休日。掃除したり、洗濯したり、買い物に行ったりする。 そういう普通の時間が今年に入ってからなかなかとれなかったので、とても新鮮。日常とはありがたいものだ。
少し凹み気味だったので、何か買い物でもしようと、有楽町の無印良品を覗く。店内はすっかり春もの、と言うか初夏もの。 シャツを2枚、パステルピンクのものと、ラベンダー千鳥格子のものを購入。これで気分が少しでも浮上すれば、と思う。 しかし相変わらずプルオーバーというかチュニックばかりだなぁ。すぐ廃れると思ったのに意外と定着したのか。今はどこの店でもそんな感じなので、それが苦手な私は着るものを探すのに苦労するのであった。 チュニックじゃなくて(妊婦に見えるから・泣)重ね着じゃなくて(着替えるし組み合わせるのが苦手)スーツじゃなくて(会社は制服だし)パンツ&スニーカーに合わせられる(駅から遠いの)30代半ばの女が着る服って、どんな感じ?
しかし買い物中目の前が揺らいだので貧血かと思ったら地震。いたのが食器売り場じゃなくて良かった。
最近教養型のクイズ番組ばかりで、どれもこれも同じような問題ばかり。 まーさんと二人で「それは昨日他局でやっただろ」とテレビに突っ込むのが日課になっている。
今年のエイプリルフール、BBCは「空飛ぶペンギン」ネタだった。 映像が流れたのだが、それがまたいかにもなCGで、普通気づくだろ、という感じなのだが(笑)、その微妙な作りものっぽさというかわざわざお金を掛けてニセモノを作る、その心意気は買おう。
| 2008年04月01日(火) |
新人さんいらっしゃい |
新年度である。電車の中にも駅にも街にも、一目でそれとわかる新人があふれている。
集団で居る新人たちを見た。おそらく研修とか入社式とかの帰りなのであろう、男女取り混ぜて7〜8人ほど。 その中でもその場を仕切っているのは、やはり女性なのであった。自然とそうなってしまったらしい。やはり仕切る子は顔立ちが一番しっかりしていた。社会人の自覚が生まれれば次第に顔立ちも変わっていくのだろうが、スタートラインにおいては、女性のほうが早くしっかりするのだろうと思う。 学生時代のときを思い出した。他大の話だが、男子の顔が変わるのは3年次の秋に幹部となり引継を受け、さらに新入生が入った、それからなのであった。女子の顔はすでに2年次後半から変わっている。男子のあまりに劇的な変化は、端から見ているとかなり面白かった。今はもっと顔が変わっているんだろうなぁ。
どんよりした気分は起きても晴れず、しかも朝イチからマンションの玄関で転ぶし、どうにも気分が乗らないまま一日だらだらと仕事をする。
土日に出歩いていると家の中にしわ寄せが来る。洗濯物は山積みになり、資源回収のトレイとかペットボトルとかも収納場所からあふれてきた。なんとかせねば・・・。スーツもクリーニングに出さなきゃ・・・。
今日も市中引き回し。さすがにコンビニのトイレに駆け込み、途中で切り上げる。
のらりくらりしているうちに不動産屋が呆れて、このままフェードアウトしそう。思うつぼであるが、代償はガスター10の連続服用という、私にはあまりありがたくない結果になった。
この2日間で感じたのは、義父の衰え。気力はある。体力も(怪我の最中で松葉杖をついているが)年齢の割にはあるだろう。 しかし、思考力がこの1年ほどで格段に落ちた。 以前話したことを覚えていない。覚えていても、自分の都合のいい箇所、一部のことばだけを覚えていて、話の全容をとらえていない。ある一点に固執し、くどくどと繰り返す。 このままでは確実に「さんまのご長寿クイズ出場者リスト」行きである。 まーさんは初期の認知症ではないかと真剣に疑ったらしい。 義母も来月あたり白内障の手術をするとのこと、いよいよ本当にタイムリミットが来ているかも。自分が仕事を続けられなくなる最悪の可能性も考えたりして、二人でどんよりしながら飲む。
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