東京の片隅から
目次|きのう|あした
この週末で木々の葉も落ち始め、急に空が広くなった。 秋から冬に向かうときのこの空気は結構好きで、散歩に出かけることも多いのだが、今年の秋はいろいろと予定が詰まっていてなかなか出かけられそうにない。 この時期に出かけたところの中では、昔訪ねた深大寺植物園がなかなかよかった。植物園に入ったのはもう午後だったし、日は短いのでどんどん暮れてくる。足下の落ち葉はかさこそ、梢ではヒヨドリが鳴き、木々の隙間から覗く夕暮れの空。 良いな、と思える景色は、景色そのものの魅力の他に、自分にそれを受け止める余裕があってこそだ。自分に余裕がないときは、何を見ていたか思い出せない。
70%の遺伝子が共通しているらしい。 3割の違いでウニとヒトとの差になるってことは、ゾウリムシとヒトとの差は5割くらい? 思ったよりも進化していないのね。
母校の学園祭に行って来た。部活で使っていた古い校舎が取り壊されると聞いたからだ。 久しぶりの大学は、ちょっと様変わりで、別の学校になってしまった印象も少なからずある。 部活の発表会も、ものの配置が換わっていたり、袴の色が変わったり、交流先や指導者が替わったのもあって、やはり自分が在学中の頃の「色」はなくなっていた。
ただ、「色」が変わったのは、私にも責任がある。新入部員を思うように集めきれなかった。幹部学年が一人の状態で運営し、さらに私に体力がなかったため、稽古が甘くなったことは否めない。もっと頑張るべきだったのでは、という悔いは今でもある。 ちょうど就職氷河期にさしかかり、全学的にサークル入部者が少なくなっていた。他校でも状況は同じだったが、うちでは私の卒業後は2年連続で新入部員ゼロ、それまでの指導者を呼ぶ人数も費用もなくなった。たまたま最後に残った部員が複数大学院に進学し、院生でありながら部を運営してくれ、新入部員を集めて、やっと復活させた。その時点で一度部は「なくなった」と考えなければならないのだろう。 わかってはいたが、ちょっと寂しい。知り合いも来ていなかったので、その発表会だけ見て、帰ってきた。
神田うのの結婚会見、端から見ると「玉の輿」(パチンコ玉製か?)に乗ったのは神田うのだけど、実際には婚約者の方が「(逆)玉の輿」なんじゃないかと思った。 パチンコ屋が経済産業省キャリア官僚の娘と結婚、そりゃあ社会的な立場としては大出世なんじゃないのか。
誰でもいじめられているときは「自分が死んだらどういう反応を示すか」を想像したことがあるだろう。 だが、あいつらは何も感じないだろう。笑うだけだ。 だから、死ぬべきではない。学校から逃げてもいい。仕事から逃げてもいい。だけど、死へ逃げてはいけない。 あいつらを嗤うのは、こちらでなければならないからだ。
同窓会名簿を見るだけで吐いたりするほどの後遺症があっても、今生きていることには意味がある。
会社を休んで(一応届けは出した)、朝イチに美容院。去年の今頃にいったのが最後だったか。1年前にストレートパーマをかけたままほったらかしの髪に段を入れ、ゆるパーマをかけ、トリートメントをし、さらにハイライトでボルドーブラウンを入れる。 髪を切って思うのは「あぁ・・・白髪が増えたなぁ・・・」ということ(爆)。普段は結んでいるから、自分ではなかなか気づかないのだが、後頭部の内側にばらばらと生えてきている。気になるうちが花、そのうち気にしていられなくなるだろう。
デパートの装飾品売り場で、飾り用の櫛を買う。段を入れた髪は櫛がないと夜会巻きにならない。かといって昨日までの段を入れていない髪では、夜会巻きに収まらない(笑)。
夕方から、渋谷、シアターイメージフォーラムで李康生(りー・かんしょん)の「迷子」を見る。李康生は蔡明亮(つぁい・みんりゃん)の映画でずっと主役をやっている「何を考えているかよくわからない」感じの俳優。今回の「迷子」が初監督作品だ。 蔡明亮の影響は大きく、(スタッフも重複しているのかな)、全体的なトーンも蔡映画からの影響が強いが、蔡映画よりは視線が暖かい。彼自身の体験も投影されているらしい。今後どういう映画を撮るのか、映画を撮ったことで彼の演技がどう変わるのかが楽しみ。
夜、そのまま表参道でライヴを見る。COILはいいライヴだったと思う。MCがほとんどなかったが、あれで良いのではないか、と思う。しゃべるとぐだぐだになるし(苦笑)。対バン相手を見に来ていたらしいやや年齢層高めの二人連れの反応がなかなかよかった。いつも思うんだけど世代が上の方がCOILの音に対しての食いつきが良いような気がする。
わかったような気になるのと、わかったのは、全然違うんだなぁということを痛感する今日この頃。 30過ぎの脳味噌を叱咤激励しつつ、中国語教室の宿題をやっております。
最近よく人にぶつかる。 最初は「他人のことを見ていない人が多すぎる」なんて怒っていたけど、よく考えたら自分もぼんやりしているのであった。
| 2006年11月06日(月) |
ブロッコリー終わりました |
連休中かかって完食。ブロッコリーは一回茹でてしまえばあとは変色もせず水も出ず、というのは楽なところかもしれない。とりあえず食卓に緑色のものがあると豪華に見えるし。
ところで爆笑問題が出ている「うす毛」の宣伝、電車内吊りポスターのはじっこに小さい白い字で「田中さんがうす毛なのはこのCMの役作りであり、本当の田中さんはうす毛ではありません」って書いてあって電車の中でにやり。 CMと本人が違うのなんて、そんなのわかってるじゃん?「ハゲタレント」として売っている人が出演していたならかなりリアルだけど。 わざわざ書くなんてヤボだなぁ、と思うのは私だけなのか。 っていうよりも、「うす毛」って新しい言葉だなぁ。素直に「ハゲ」って言ってしまえばいいのに。まだ禿げていない人もターゲットにするからか?禿げてしまったらもう間に合わないからか?
| 2006年11月05日(日) |
医者は手術だけしていればいいのか? |
宇和島病院の事件、なんだか技術的なこと以前の問題なのではないかと思う。 本人の技術が高くても、不満だからその枠組みに参加せず、書面でも確認を取らない。 それって、校則が不満だから守らなくても良い、でも学校は辞めない、とか、ヘルメットかぶるのが嫌だからノーヘルでバイクに乗る、道路交通法も守らない、でもバイクは乗る、とか、そういう単なるわがままなのではないかと思う。 しかも兄弟そろって、だ。その親はどういう育て方をしたんだ、と思う。子どもを医者にする前に社会性のある人間にしなければならなかったんじゃないか? 本人もそれだけ技量があるなら、なぜ中から学会を動かそうとしなかったのか。それをしなかったのは医師としての怠慢だと思う。そして彼を雇用した病院の責任もある。
医者は手術屋じゃないし、レシピエントもドナーもプラモデルのパーツじゃない。 なんか、本当に、医学部の学生に宗教学とか哲学とか履修を義務づけた方がいいんじゃないかと思うよ。18歳になってからじゃ遅いと思うけど。
|