東京の片隅から
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大学時代の友人が上京した。会ってお茶でもと思ったのだが、寄席に行ってみたいと言う。「タイガー&ドラゴン」の影響らしい。自分でも興味はあったものの寄席の敷居は一人ではまたぎにくい。そんなわけで流行に便乗してみることにした。 新宿末広亭に行ったらなんと立ち見である。入ったらちょうど昼の部の主任(トリ)柳家花緑の真っ最中。ちょっと得した気分。 終わってから人が入れ替わる間に右桟敷席に自分たちの席を確保。末広亭は昼の部夜の部と分かれてはいても入れ替え制ではないので、通しで見る人もいるようだ。 買い込んだお弁当を噺と噺の合間に食べつつ、17時から21時まで4時間。飽きるかと思ったけど、人それぞれの雰囲気があって、合間に漫才や手品も入るし、あっという間だった。 主任の小三治、枕から噺に入るときの空気の切り替わりがほかの噺家とぜんぜん違う。始まりも終わりもさりげなくてあっけない。普段テレビでコテコテな「お笑い」ばかり眼にするので、ものすごく新鮮。
ところで、立ち見が出るほど盛況だったわけは、31日まで小沢正一が出ているかららしい。申し訳ないが、そんなに集客力のある人だとは思わなかった。知らないって怖い。
でも面白かった。「寄席ってライヴハウスなんだなぁ」と思った。今度は一人でも行ってしまうかもしれない。
母が「土佐ジロー」なる鶏の卵をもらってきた。 仰々しいことにボール紙の箱に入っている。「開けるとおがくずかなんかの中に埋まってるんじゃないか」と冗談を言いながら開けたら、本当にクッション材(木製、鉋屑のような感じ)の中に埋まっていて、1個ずつ仕切りが入っていた。 普通のたまごより一回り小さい。せっかくのいいたまごなので、とたまごかけご飯にして食べた。黄身が濃いのはもちろん、白身も普通の白玉より濃い気がした。でも気のせいかも。それにしても、たまごかけご飯自体食べるのは何年ぶりかなぁ。
| 2005年06月21日(火) |
ショーマストゴーオン |
突然だが、新宿センチュリーハイアットホテルのホテルバイキングに行った。 センチュリーハイアットにはショーを見ながらバイキングを食べられるナイトラウンジというものがあるのだが(今月末で閉店)、そのチケットをもらったのである。 センチュリーハイアットはいいホテルだ。もちろん泊まったことはない。なぜいいホテルというかというと、宿泊客でないものがリムジンバスの予約に行っても嫌がらないからだ。実家から成田空港に行く場合、新宿新都心からリムジンに乗るのが一番楽なのだが、その場合、最も近いホテル、センチュリーハイアットとヒルトンのどちらかから乗り降りする。ヒルトンは宿泊客でないものが利用するのを嫌う。予約も受け付けてくれない。センチュリーハイアットは嫌がらないのである。腹の中ではどう思っているかわからないが、とりあえずにこやかに対応してくれる。地元民にとってはとてもありがたい。そういう意味でポイントが高いのであった。
ところで、こういう場合、どういうタイミングで食事をするのだろうか。フラメンコを見ながら食事をするのは、案外難しい。ショーの合間はいいのだが、食べている間に始まってしまった場合、後ろのほうなので黙々と食べていたが、どうにもフォークのやり場に困る。 フラメンコを見たまーさんの感想は、「もし奥さんがフラメンコをやっていて、夫婦喧嘩のときにあのステップで踊りだしたらとりあえず逃げると思う」と言うものであった。私でも逃げると思う。
朝から病院へ。自分の産後一ヶ月検診である。 結局胎児発育遅延の原因は分からなかった。先生がチラッと見ていた胎盤の所見には絨毛の発育が云々と見えたので、いろいろちょっとずつ調子の悪いところが積み重なってそうなったのかもしれない。が、一番大きな原因はストレスだと思っている。初めての妊娠、予想外のHTLV-1(ATL(成人T細胞性白血病)やHAM(HTLV-1関連脊髄障害)を起こす可能性のあるウイルス)陽性反応のショック、職場の環境変化、等、本人は短期間で受け入れたつもりでも、無理があったのかもしれない。ライヴに行っていたのもいけなかったかも(汗) 肝心のHTLV-1再検査だが、再検査でも数値はボーダー。半年後の再検査を薦められる。 健太は昨日と変化なし。ただし、クベースの位置が2つ奥に移動していた。先週隣のクベース2つがコットになっていたので、調子の良かった子供が軽症のコーナーに移動したようだ。これまで点滴だったのをアレルギー対応ミルクで再開するとのこと。どうも私が牛乳を飲むとそれが母乳に移行してアレルギーが出ると先生は推測している様子。何でもいいから栄養が入ることに意義がある。
今日も病院へ。健太の肺炎はあと一歩というところで足踏み。鎮痛剤で眠っているのであまり触らずに退散。
まーさんに「育休の間スケジュールを決めて何かやったほうがいいよ」と言われる。その辺は自覚している。確かに子供が手元にいるわけでなし、NICUに毎日通うのもなんか違うし(毎日通ったら確実に良くなるといわれれば通うがそういうものでもない)、ただ自宅に戻ってもだらだらするだけである。 家に戻ってから本棚をあさって中国語の単語帳(でる単みたいなやつ)を発掘。あとはNHKでも聴いて耳慣らしをするか。
| 2005年06月18日(土) |
「お父さんは僕を許してくださるだろうか」 |
家で留守番。 元・自室で蔵書を漁る。 宮沢賢治全集など引っ張り出して読んでみる。 久し振りに読んだ「銀河鉄道の夜」はものすごくヘヴィな小説であった。 カンパネルラが言う題名の一言が重い。彼は祭りの晩、川に落ちて行方不明になる。父親より先に自分が死んでしまうことに対する一言。 同級生ザネリが主人公ジョヴァンニよりも印象に残るのも、意外であった。 ジョヴァンニをからかう言葉の裏にある気持ちや、カンパネルラが川に落ちる原因を作ってしまったことをこれから一生背負っていかなければならないザネリの気持ち、そういうところが気になる。 いろいろ考えてしまった。
思春期に読んだときは全然別のところを見ていた。読み方が変わったのは自分が年を取ったからなのか、母親になったせいなのか。
ワイドショーの話題は花田家兄弟喧嘩一色である。 見ていて思ったのは「きょうだい、特に同性の場合は同じ道に進むべきではない」ということであった。 親も周囲もつい比較するし、本人同士も過剰にライバル視するようになるし、どうしてもというなら専門を違える。そうでもしないと、同じ道に進んでもいいことなんてない。 うちは女3人だが、きょうだいの仲が良くなったのって、大学で専攻がばらばらになってから(文学部、法学部、農学部)だもんなぁ。ほかの二人がどうとらえているかは分からないけど、それまではやはりライバル心があった。 花田くんたちには誰もそういうことは言わなかったんだろうか。それとも言えなかったんだろうか。そうだとしたら、今回の騒動は周囲にも責任があると思う。
子供は小康状態。おとといよりはだいぶ良くなったように見えた。
病院帰りにカフェ(ドトールのようなセルフタイプの店)に寄った。紅茶を飲みながらデニッシュを齧っていると、隣のテーブルに女性が。年は私よりは若いくらい。 手にデニッシュを載せた皿だけを持っているので、てっきり連れがいて飲み物のトレイをあとから運んでくるのかと思っていたら、座るとそのまま食べ始めた。単に飲み物を頼まなかった人だったらしい。 デニッシュというさくさくして口の中にまとわりつく食べ物を、飲み物なしで食べられる・・・というより、飲み物なしで食事をするのにびっくり。 私はよくむせるので何か液体がないと食事できない。
いろいろな人がいるものだ。
| 2005年06月15日(水) |
雨が降ります雨が降る |
一日雨。家でじっとしている。 買ってきた本を読んだり家の本棚をあさったり。恩田睦を2冊、澤地久枝を読了。大野晋は途中で寝てしまった。柱時計のコチコチいう音と雨漏りの音は妙に眠りに誘う。昔は気になって眠れなかったものだが、自分もずいぶん図太くなったということか。そういえば子供の頃は天井の羽目板の木目も気になって眠れなかった。あとペイズリー柄とか(笑)。
夕方、まーさんから携帯メール。健太はどうも肺炎らしい。見に行ったが寝ているだけだった、とのこと。だからといってしばらく病院に行かなくてもいいというものでもないので、明日はたぶん病院に行くと思う。 大学時代の友人からも携帯メール。来週東京に来るのでお茶しないか、という話。どうも寄席に行きたいらしい。タイガー&ドラゴンの影響か。新宿で用事がある日があるそうなので、末広亭の夜の部でも、と返事を返す。ホームページを見たら、昼の部のほうが小朝正蔵いっ平花緑とテレビ的にメジャーな面子、夜は小三治。渋い。母が興味を示したので別の日に一緒に行くことになるかも。
午後から病院へ行く。 処置中とのことでしばらく待たされ、やっとNICUに入れたと思ったら子供は調子悪そう。右肺に水が溜まる肺炎のような症状が出ているとのことで、抗生剤の投与・貧血対策の輸血をするらしい。点滴の管等も感染症の原因になりうるので、新しいものに交換したとか。栄養も母乳でなくアレルギー用ミルクになるかもしれないし、まだまだ今後もいろいろありそう。
今週号のAERA(表紙:サッカーA代表)。 電車の吊り広告で気になった「男子校はオタクを育てる」みたいな記事。異性の目がないことのメリット・デメリットなどを挙げているのだが、読んだ感想を。 ・・・女子校でも同じです。 あ、でも、「女子高」と「女子校」は別物ですから。よりオタク度の高いのは「中高一貫女子校」だと思う。だって私も含めて友人どもみんな立派なオタクですから。オタクであることと社会性があることは両立できると思うのだが、雑誌の記事とかの扱いだといっしょくたにされているような気がする。 ただ、まーさんが言うには(彼は工業高校=男子校卒)、高校1年のときに先生に「お前らこのまま卒業しても女には縁がなくなるぞ、自分から捕まえに行かないと捕まらないから心しておけ」と釘を刺されたそうだ。それはうちの会社を見てると良く分かるよ(苦笑)。
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