東京の片隅から
目次|きのう|あした
映画でも見ようかとぴあを買ってみたが、見たいと思う映画があまりなく、予定を散歩に切り替える。 伝通院を経由し、春日町の交差点から菊坂へ。途中炭団坂に寄ったりしつつ、東大脇を抜け、根津・千駄木から谷中を経て、日暮里の駅まで。いくつか寄ろうと思ったところがあったのだが、休みだったり欲しいものがなかったりして、結局谷中銀座商店街でパンとのど飴を買ってまたぶらぶらと帰ってきた。
木曜日の朝からスキーに行っているまーさんからメール。昨日は吹雪だった上に風邪をひいて朦朧としていたそうだ。ざまあみろ(笑)。
日記を書くときに去年の日付を入れてみた。去年の今頃私は何をしていたんだろうと思ったのだが、乾燥肌で悩んでいたようだ(笑)。 ちょうど、ボディショップでシアバター(シアという木の実から取れるクリーム状の油脂)入りのボディクリームを買ってきたところだった。これはかなり良い。今までかきむしっていたためのかゆみはまだ薬を塗らなければおさまらないが、乾燥の方は一日経っても手足に粉が吹かない。しばらく続けてみる。
昆布をたっぷり入れた湯豆腐を作った。ダシ醤油をほんの少し垂らしただけでもりもり食べられる。本当のダシってこんなに美味しかったのかと再発見、ちょっと得した気分。最近シンプルな御飯が美味しい。味覚が変わったのか、単なる加齢か。
ICカード式公衆電話が廃止されるらしい。結局一度も使わないままになりそう。一度かけるチャンスがあったのだが、そのときはICカードの販売機がなく、結局普通の公衆電話を探して右往左往した記憶がある。でも公衆電話自体何年も使っていない。最後にかけたのはいつだっけ?
駅から会社までは大きな国道を歩く。 信号の間隔が長いからか、良く事故がある道路で、この前の3連休も死亡事故があったらしい。花束と供え物が置かれるようになった。 最初に置かれたのはワンカップで、その次にはたばこ(マイルドセブンメンソール、ライター付き、気が利いている)。供え物としては良くあるパターンだが、おそらく亡くなったのは男性なのであろうと想像。 だが、昨日から気になるものが。
納豆。
それも、いわゆる「パック入り水戸納豆」とかそういうのではなく、ちょっと高そうな「川口納豆」というものである。
故人はよほど納豆が好きだったんだろうか。どういう人だったかがものすごく気になってしまうのであった。
分娩施設のある病院に転院する。待合室は妊婦だらけ。いるところにはいるもんだ。おっとりしているという評判のその病院は確かにスタッフは多いし、説明は丁寧。だから待ち時間が長くても人が集まるのだろう。 何より驚いたのは、磁気カードの診察券を自動精算機に差し込むと金額が出て、現金払いかでデビットカード払いかが選べるシステムだということだ。「病院でもVISAが使えます」なんてCMがあるが、実際入院費用を現ナマで持って歩くのは患者にとっても病院にとってもかなり危険で、このシステムはいいのかもしれない。
母子手帳をもらって、嬉しいとかそういう気持ちよりも、むしろほっとした気分の方が大きい。これで義務は果たした、みたいな感じ。
私の叔父・叔母にはひとりものが多い。多いと言うよりも父のきょうだいは父以外みんなひとりもの(バツイチも含む)。それを小さい頃から見ていると、ちゃんと固いところに就職して、結婚して子供を産んで、将来はこの人達を看取っていかなければいけない、と子供心にプレッシャーがかかる。私にもきょうだいはいるが、一番父親と折り合いがつけられるのが自分なので、将来責任を負うのは自分、そんな気持ちがずっとある。 考えすぎだろうし、実際はそんな大げさな話ではないかもしれないし、どうなるかなんてわからないが、まーさんが一人っ子であることでプレッシャーが更に大きなものになったのも事実で(ある意味きょうだいがいないのは嫁同士比べられなくていいとも言えるが・・・)、今回の妊娠で、肩の荷がちょっと軽くなった、ような気がする。
本当に実際のところどうなんだろうなぁ。叔父さん叔母さん達は姪っ子がそういうプレッシャーと小学生の頃から戦っていた、なんて夢にも思っていないだろうなぁ。って気づかれていても困るのだが。
朝、郵便局に行って、3年分の500円玉貯金を貯金する。アクリルガッシュの下地(ジェッソ)のポリ缶に一杯で12万円。すげー。やればできるんじゃん自分(笑)。
その後、医者へ。予定日の確定、のはずが、来るのが一週間ほど遅かったらしく、かえってわかりにくい状態になってしまったらしい。とりあえずの暫定予定日で紹介状を書いてもらった。 今行っている産婦人科には分娩施設がない。文京区内の個人医院ではどこも似たような状態のようで、扱っている病院を探して転院するか助産院へ行くしかないようだ。もちろん地域差はあって、東京の中心部からだんだん外側に広がれば、それなりにある。こんなに大変だとは思わなかった。自分が生まれた医院ではまだ分娩を取り扱っているようだが、そこの息子だか甥だかと学習塾で犬猿の仲だったので、絶対行かない(笑)。
夜、スーパーで買い物をした。前にはフランス人らしき夫婦。買い物籠の中の大量のマヨネーズと鶏肉は何となくわかるが、カップ麺、鉄火巻き、冷凍枝豆、しゅうまいなど、予想外の品物も入っている。 と思ったら、フランス人ダンナは私の買い物籠を持ってレジ待ちの台に乗せてくれた。それがあまりにも当たり前に行われたので、ろくろくお礼も言えなかったのだが、レディーファーストとかそういうかっこいいことではなく、見ず知らずの人にそういうことをできるか、と言われると私は出来ないと思う。単純に「はじめてのおつかい」」みたいに見えたのかもしれないけど(苦笑)。
新聞を取りに行く以外家から一歩も出なかった。
着付け教室の新年会。斎場に近い新年会会場は喪服の人たちで一杯で、そのなかで明るい色目の着物を着ている一群はちょっと目立ってしまう。でもみんな(年輩の方ばかりだが)「らしい」着物を着ていて面白かった。その場で3月4週の稽古は花見会になることが決定。今度は天気がいいといいなぁ・・・。
今日一段落する仕事が事業所内であったらしい。他の事業所から来ている人もいたので想像はしていたが、17:30には事業所中ほぼカラッポ。掃除のおばちゃんにまで「ここの人たちは飲みに行くときだけは支度が早いわねぇ」と言われてしまう。苦笑のみ返す。なんかこう、もうちょっとペース配分とか出来ないんですかねあの人達。
帰りにデパートに寄ってとりあえず草履カバーと二部式の雨コートを購入。安物だが仕方ない。ずっと着る気ならばちゃんとした生地でワンピースタイプのものを誂えた方がいいかな、と思う。今日は店員さんとちゃんと話が出来た。(苦手なのだ)
帰りの電車の中でどうにも薄ら寒くて、風邪の兆候かと思ったのだが、どうやら空腹による胃痛と肩こりと貧血だったらしい。食事したら治った。妊娠してから血糖値が更に下がったような気がする。
夜、ぼんやりと帰ってくる。シリウスが綺麗だ。
週末は雪らしい。今週末は着付け教室の新年会なので気が気ではない。確か去年も雪だった。もしどうしても雪ならば、着るつもりだった絹物を雨雪に強いウールに変えなくてはならない。そうなると帯も変えて小物の色合わせも変えて足元も草履から雨下駄に変えて・・・と際限なく手間は広がっていくのであった。とりあえず半襟をどちらでも使えるものに付け替える。面倒臭いなぁとは思うものの、最初の頃ほどは億劫でなくなってきた。慣れか。
着物を着るとじろじろ見られるのはこのご時世珍獣扱いでしかたないと思っている。人に見られる分緊張感が生まれて姿勢が良くなったりするのはいいところなのだが、自意識過剰になりすぎて意気込みすぎてしまうというのは悪いところ。もっと普通に着られるようになりたい。なんだかあと30年くらいかかりそうである。
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