東京の片隅から
目次きのうあした


2003年05月05日(月) これから

親戚連中といっても、しょせん他人の集まりなんである。みんないい大人だし、基本的には女きょうだいのつながりだからなんとなくおさまっているが、墓の問題も含め、いろいろ難しいなぁと思う。ただ外側で話を聞いているだけだ。それが私の役割だろうとも思う。


2003年05月04日(日) 青空に読経

暑いくらいのいい天気である。裏山の墓地に坊さんが来て、お経をあげてくれる。ウグイスの声が聞こえたり、のどかな雰囲気だ。
実は墓には2家族入っている。故人と、その母と、その祖父母・叔父たちだ。家が早くに絶えてしまったので、もう嫁いでいた故人の母が骨を引き取ったらしい。故人の父と兄は住職だったので、家族と別れて住職用の墓所に眠っている。それが出家というものなのだと誰かが言う。


2003年05月03日(土) 片づけ

裏山へ行ってワラビを取った。山ではまだ桜が咲いている。一重もまだ咲いている。八重はこれから、という状態。本当に季節がずれているんだなぁと思う。水たまりにはサンショウウオの卵が沈んでいる。引き揚げてみるともう卵嚢の中でくるくると幼生が回っている。何日か中に孵るだろう。
午後、故人の箪笥の中を片づける。和裁をする人だったので、自分用と預かってそのままのものとで、箪笥に一本分ある。誰のかわからないものは処分することにする。私も反物を貰う。着付けでも習うか。


2003年05月02日(金) 季節をさかのぼる

朝から宮城へ。東北道をひた走る。空の色はだんだん青くなり、森の色はだんだん淡くなる。宮城と東京では季節が1箇月くらい違うようだ。それでもここ何日かは暖かいとのこと。そして寺の本堂はカメムシだらけだった。さっそくカメムシキンチョール(そういうものがあるのだ)を買ってきて撒く。2時間おきに本堂へ行って、そのたびにビニール袋にごっそり取れる。カメムシ寺と改名したらいいんじゃないかと誰かが冗談を言うのだが、本当のことなので笑えない。


2003年05月01日(木) 谷間

今日も一日掃除と銀行巡り。明日から法事で宮城に行くのと、ベランダの片づけで、何かと忙しい。連休の谷間で銀行はどこも混んでいる。帰省するにもお金がかかる、というのを結婚してから初めて実感した私であった。バカにならない額なのだ。
ところで銀行はいつの間にか土曜日のATM手数料を有料化しているが、せめてハガキの1枚くらいくれてもいいのにと思う。それよりも店舗数を減らす方が先じゃないだろうか。


2003年04月30日(水) 悪あがき

明日から発泡酒が値上がりするので、帰宅後安売り酒屋チェーンのフリーダイヤルに電話を入れる。ビール瓶の回収も頼むためだ。ベランダにおけないので、しばらくは缶。それに夏は発泡酒のような軽いもののほうが好きだ。(ちなみにキリン派)
電話の向こうではかなりテンパッている声で、「今日中には行きますぅ〜」とのこと。
そして22:30現在、まだ来ない。今日受けの注文で、配達と集金は明日でもいいんだけど、そういうわけにもいかないんだろう。


2003年04月29日(火) スピッツを聴きながら

マンションの改修工事のため、ベランダを片づける。GW後半は法事で宮城に行かなければならないし、その後はエレベーター工事があったりするので身動きが取れない。今のうちだ。
マンションのゴミ捨て場には、このところゴミが溢れている。10年以上外壁工事をやっていなかったため、どの家もこれを機会に大掃除をする気なのだろう。
2×4の角材で組んだ棚を解体して車に積んでまーさんの実家へ置かせて貰う。
街はツツジが綺麗で、GWだからパトカーがたくさんいる。風は強いが、いい天気だ。明日は雨らしい。


2003年04月28日(月) 見送る人

私は「見送る人」なのかな、と思う。
もともと相手に突っ込んで効くのは苦手だ。なんとなく雰囲気で察してしまうときがあって、だからこそ余計に聞きづらい。その人に話す気があるのなら話してくれるだろうし、そうでなければその役目は他の人であるか、そもそも他人には話しづらいことなのだろうと思ってそれ以上突っ込まない。ただ、そのスタンスが人によっては「ドライすぎる」とか「他人に関心がない」とか「友達だから引き留めるべきだ」という受け取り方をするようだ。実際、自分が根掘り葉掘り聞かれるのが苦手なので(かといって隠し事をする気もないのだが)、「ドライ」というのは当たっているかもしれない。
この年になってだんだんわかってくるのは、私のポジションは「自分の中で答えが決まっているが踏ん切りの付かない相談をする相手で、一緒に何かをする相手ではない」ということだ。寂しい気もするが、そういうものなのだろう。
見送ってばかりだ。足下が定まっていると言えば聞こえはいいが、一歩踏み出す勇気がない臆病者と紙一重だ。


2003年04月27日(日) 世界を救うのは趣味?

会社を辞めた友人と久しぶりに会う。彼女は結婚して派遣社員をしながら社宅に住んでいたのだが、どうもやっていけなく、今度社宅を出たそうだ。
なんでもその社宅では奥さん達(だいたいは専業主婦である)が子供のいる/いない及び社内結婚/それ以外で細かくカテゴライズされ、それぞれにグループ分けされているらしい。朝から電話が鳴りランチに行こうだの、かえってくるなり電話でぐちを聴かされたりするのだという。
あまりのくだらなさに笑うしかないのだが、これが世間大多数の「女の子」の姿だと思うといささかうんざりである。世界が狭すぎる。でもだいたいの「女の子」にとって世界はファッションとグルメとTVドラマと他人の噂話で暮れてしまうのかもしれない。
そしてもう一人の同期もどうやら年内持ちそうにない様子。就職氷河期に第一志望ではない会社であっても、どうあっても嫌な仕事でない限りは金を稼ぐ手段と割り切って働けばいいと私は思っているのだが、そういうわけにもいかないらしい。趣味がないとしんどいかも。そういった意味で寄り道だらけの人生も助けになっているかもしれない。「人生の合間に息抜きをしているんじゃなくて息抜きの合間に人生を生きている」みたいなことを登場人物が喋っていたマンガがあったけれど、それでもいいじゃないか、と思う。


2003年04月26日(土) 夏日

蒸し暑い日だ。28℃まで気温が上がったらしい、。Tシャツを引っ張り出して出かける。というよりも、Tシャツ以外のライヴに着ていける半袖があまりないのだ。気に入るカットソーがなかなか見つからない。流行りものが似合わないという致命的な弱点も原因の一つだが、どうもそれだけでないような気もする。


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