東京の片隅から
目次|きのう|あした
また天気も気温も元通りだ。 午後からライヴハウスにチケットを買いに行ったが、1時間半前についても人が並んでいるので、そのまま私も並ぶ。寒い。霧雨は降ったり止んだり、傘も開いたり閉じたり。 今日の予報が「くもりのちあめ」だったこともあって、街には傘を持っていない子も結構いる。買うほどでもないのでそのままなんだろうけど、観ているこっちも風邪を引きそうだ。
ところでこの日の昼間のeggsiteは劇をやっていたらしいのだが、終わって出てくる客がみんなヒゲ面、短髪、トレッキング系のスニーカー、ジーンズ、フィールドコート、首から折り畳み式の携帯電話。まるで決められていたかのようだ(笑)。あれはいったいなんだったんだろうなぁ・・・。
無事チケットを入手した後喫茶店に入ったら暖かくて顔が緩んだ。
でも湿度が高いので身体には楽。この時期超乾燥肌・ドライアイの私だが、今日は随分楽だった。
キセルのニューマキシ「ホロホロ」。 アルバムタイトルが「ホロホロ」、曲名が「ほろほろ」。 「ほろほろ」というのは、私には、いいお菓子(特に和菓子)を食べた時に口の中で溶けてゆく感じ。ほろほろ。 わりと懐かしい言葉を使うが、私よりも若い。兄が「くるり」と大学の同級生だ。京都には古い言葉が埋まっているのか。単にどこにでも埋まっているのに私が気付かないだけなのか。
今日も妙に暖かい。と思っていたら夕方になって風が冷たくなってきた。明日は元通りらしい。ちょっと残念。でもまだ2月だからほっとする気も半分。
いきなり暖かい日。 今日はコートをしまって、ジャケットで街に出る。ほこりっぽい。
一日いろいろしていたはずなのに、夜になるとあまり覚えていない。 起きていても眠っているよう。 こういうときは自分がからっぽなんだなあと思う。かといって本を読んだり音楽を聴く気もしない。 今日会社の外で観たもので覚えているのは、会社の近くの駅を降りたところで会った社会科見学に行くらしい小学生の集団、前を歩く人の黒の化繊のハイソックス、1本だけ枯葉が残っているケヤキ。
だんだん暖かくなってきている。日が落ちるのが遅くなってきた。
暖かくなったからなのか、目が疲れているのか、頭が疲れているのはわからないが、夜になると照明が眩しい。 あまりにも眩しいので、街全体が光っているみたいだ。 「夜、光る」というタイトルを歌につけたのは七尾旅人だっけ?ああ、こういう感じなのかなあと思う。
夜の光は、昼間の光とは違う。人工光だからもちろん太陽光とは全く別物なのだが、夜の光は目を閉じても蔭に入っても追い掛けてくる。何だか居場所がないような気がする。
音や光がつぶつぶに見えたり聴こえたりする時は疲れている時だ。どうやら頭が疲れているらしい。春先に疲れるのはいつものこと。
今日の晩御飯は肉だった。 きっかけは昨日の姉の一言「うちは魚が多いねぇ」。 もともと魚好きで先週魚が続いたうえに、2年間海外にいた姉はもっぱら肉料理だったらしい。魚の方が料理のバリエーションがなくて困るのだそう。 「魚って種類ごとに味が違うんだから焼けばいいじゃないの」という母の大胆な一言でその場はおさまったのだが、今日はやっぱり肉になった(笑)。
でも、姉の言うこともちょっとわかる。 姉が2年いたのはミクロネシアなので魚も一応いるのだが(ただし食用にする種類は少ない)、味が単調であまりおいしくないのだそう。 私も一昨年に遊びに行ったが、食文化は完全にアメリカナイズされているので、スーパーマーケットには肉がどぉーん!アイスクリームがバケツの中にどーん!とある。 それに肉の方が目先の味を変えやすいしね。
でも夕食のネタに困ったら、デパートの鮮魚売り場に行って「本日の魚」だなやっぱり。安いし、旬だし。
土曜日にマッサージに行って、日曜日にスガライヴに行ったら、肩と腕に揉み返しが来た。筋肉痛かもしれない。 おかげで少々げんなり。
もともとすごい肩凝り体質で、寝ていても肩が凝る。 凝るのは肩だけではない。首、背中、二の腕、腰、休日にえんえんと歩くので、足もパンパンになっているらしい。本人はもう慣れっこになっていて、自覚がないのだが、マッサージに行くと相手が驚く。クイックマッサージなので毎回人が変わるのだが、「何のお仕事なんですか?」と毎回聞かれる。ただの会社員です。 親も肩凝りが凄いので、遺伝なんだろうか。良くないところから遺伝するなあ(苦笑)。 大学時代の部活で首と腰をいためた後、就職してからしばらく鍼&スポーツマッサージに通っていたのだが、最初は鍼が刺さらなかったらしい。「刺すと鍼が曲がるんだよぉ」と苦情を言われた覚えがある。
あぁ、肩凝りのない体質になりたい。 「一族にひとりずつ弁護士と警察と坊主」というジョークを聞いたことがあるんだけど、それよりも鍼灸師がいいなあ(笑)。
横浜アリーナへスガシカオのコンサートを見に行った。
久しぶりに東急東横線に乗ったけど、東急線って高級なイメージがあって家賃も高いわりに、沿線の風景は細い道や小さい家が沢山あって、こちゃこちゃしている。古い路線だからか。 綱島も通る。COILの街だ。鶴見川を越える時に「河川敷ドリーム」を思い出したり、自動車教習所を見て「仮免マン」を思い出したりする。ビョーキ(笑)。 埼京線で赤羽を通るとエレカシを思い出す(もう宮本は住んでいないが)。 多分江戸川河川敷を通ると中村一義を思い出すんだろう。 でも北千住を通ってもスガシカオを思い出すかどうかは疑問。 スガさんが引っ越しをしたことがあると言っていたせいか、彼の音楽には前3者に比べると、「東京の匂い」はあるんだけど「土地の匂い」はしない。ずっと住んでいるかどうかで「匂い」がつくのか、それともその人のもともと持つ雰囲気なのかは良くわからない。 東京はひとくくりにされがちだけど、小さな町の集合体なので、地域ごとにすごく雰囲気が違う。
防府に行ったら山崎まさよしを思い出すのかな?
| 2001年02月17日(土) |
きみたちのゆれるまなざし |
今日も起きたら昼。映画を見ようかと思ったけど、耳の調子がイマイチ(やや中耳炎ぎみ)なので美術に切り替える。
銀座西村画廊に舟越桂を見に行った。 舟越桂は名前は知らなくても、「永遠の仔」の表紙に使われた彫刻家、といえば大抵の人は分かってもらえるだろう。今物凄い売れっ子。どこかで見て以来かなり好きだが、実物を見る機会は全然なかった。でも今回が5年ぶりの新作展らしい。ならばしょうがないか。 写実的だがデフォルメされた彫刻。どことも焦点のあわない、ちょっと淋しい面ざしの彫刻が私は好きだ。 今日の日記のタイトルは、作品の一つにつけられたものなんだが、舟越氏、詩人です。 ずっと見ていたかったが、画廊が狭く、人はどんどん来る。そうもいかないので1時間ほどで退散。
銀座も久しぶりに行く。旧並木座を見に行ったら更地になっていてショックだった。裏通りが結構変わってきている。ABC-Martなんかもできている。古いようで新しいモノ好きなのが銀座だと思う。
音楽を聴き始めた当初は狂ったように音楽雑誌を買っていた私だが、だんだん買わなくなっている。取っておくに値するような濃いインタビューかいい写真がないとなかなか立ち読みだけで手がのびない。 とりあえず、今は「ROCKIN'ON JAPAN.」「音楽と人」「Gb」「Breath」「トーキンロック!」は毎月買う。 でも「JAPAN.」と「音楽と人」は最近結構惰性かも。なんかきっかけがあったら買わなくなるだろう。
ラジオやテレビ情報だけだったらネットのほうが早い。ライヴスケジュールも今は大体ネットで収集している。 雑誌でなければならないことって、なんだろう。
昨日発売の「Breath」の山崎まさよし×イッセー尾形の対談が面白かった。尾形氏の「聞き上手」ぶりが良い。「自分はこう思うんだけど」と語りつつ、上手く山崎の話を引き出していく。今までで一番いいかもしれない。自分の思うことを的確に易しい言葉で伝えられるのはそれだけで才能だと思う。 自分もそうで、AさんとBさんが話していてお互いに言いたいことが上手く伝わらない、それを脇で聴いている私は何ですれ違っているのかがわかるのに、自分の時は上手くいかないのだ。 自分の語彙が足りないのか、それとも自分の思考に無自覚すぎるのか。
通勤途中に見る鳥。自宅も会社も公園に近いので、比較的見る方だろう。
スズメ、カラス、ドバト、ヒヨドリ、ルートによってはオナガガモ、カルガモ、カモメ、日によってハクセキレイ、オナガ。
カモは神田川に冬の間住んでいる。なぜか最近カモメが住み着き、カラスとにらみ合いの毎日。みている方は可笑しいが、当人(鳥?)同士は真剣である。カモメのほうが大きいので、普段は図々しいカラスもさすがにやや遠慮がち。カモは知らん顔だ。
ヒヨドリは毎朝エンジュ並木に鈴なりだ。エンジュの実は彼等の冬場の貴重な食料だが、並木は最近手入れをされてしまい、すっかり実がなくなってしまった。ヒヨドリたちはどこへ行ったんだろう。木は綺麗さっぱり、おかげで心無しか空が広い。
昼休み、W杯の申込書を郵便局へ貰いに行った。最後の1枚だった。1年以上先の話だ。
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