へろへろ雑記
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2003年01月19日(日) |
読書日記:The Two Towers |
超訳なみにかっ飛ばしてThe Two Towers読了しました。Book4と比べてBook3のなんと明るいことよ。エントではほのぼのできるし(エントがいるので安心できる)、レゴラスとギムリのやりとりは微笑ましいし、白くなった魔法使いは威厳ありまくりの説得しまくりだし、王様は王様してるし、メリーとピピンも(ピピンはまた怒られてましたが・笑)楽しそうだし、ホントにこれから本格的な戦いになるのか?と思いました。画面展開は派手で動きがあって会話があって、緊張感はあるんだろうけど本当に楽しそうです。
The Two TowersのBook4とThe Return of the Kingの部分も併せて、滅びの山での出来事は「なぜ?」と問いかけたくなることばかりです。まず根本的な問題として「なぜフロドが指輪を持っていかなければならなかったのか」ということ。長いファンの人には笑われてしまうでしょうが、初心者の私としてはフロドに指輪が託されたということに不条理を感じます。「指輪」の初期設定ではビルボが捨てに行くことになっていたそうですし、指輪を拾った人間が捨てに行く方が自然な流れだと思います。 目立たない主人公と言われ続け、とある評論家には「貧乏籤を引いてしまった」とまで言われてる始末。Book4とBook6ではひたすらフロドの弱さが描かれている一方、サムの逞しさが目立つのでそう思われても仕方ないのか。私も最初に読んだ時はなんでこいつが主人公なんだろうと思ったクチでしたから人のことはあまり言えませんが、今読むとフロドやボロミア(私の中の二大可哀想人物)に思いきり感情移入してしまいます。あとスメアゴルも。
あんまりこんな風に考えたという話を聞かないので、ひょっとして私って原作をものすごく誤解して読んでるのかも・・・と凹んでましたが、とある場所で同じ事をより深く語ってらっしゃる方々がいて安心しました(←小心者)。私よりずっと的確に上手に書かれていたので私が付け加えることはないです(笑)。
映画の方は、ラストはきっと同じなんでしょうけど、FotRを見た限り小説より救いがあります。TTTは賛否両論になってるみたいですが、私としてはRotKでどのようにまとめてくれるのか楽しみです。
FotRのSEE見ました。うん、劇場公開版よりずっと良かった! 感想はまた後日。
2003年01月16日(木) |
読書『中』日記:The Two Towers 〜その3〜 |
やっとエントに出会ったよ〜。もう激なごんじゃう。そして漂泊の・・・じゃなかった漂白されたあのお方も再登場。オークに捕らえられてたシーンは心が荒みましたが短くてよかった。なんかこう、Book3とBook4、ダークさが天と地ほどに違うんですけど・・・。Book4とBook6(ズルして先に読みました)は気力が充実してる時以外は二度と読めないような気がします。少しずつ内部から崩壊していく様を見せつけられるのは、読み手も力を奪われるようで辛いです。
あとちょっとでThe Two Towers読了だ。頑張れ自分。
The Lord of the Ring三部作、ぼちぼち読み進めてますが読了までにはまだまだ時間がかかりそうです。頑張って最後まで読み通したいのですが辛くてゆっくりとしか先に進めません。面白くないわけではなくむしろどんどん引きずられて読んでいる感じなのですが、ビルボが自分の書いた物語の結びに選んだ"lived happily ever after"という言葉が物語が進むにつれ辛辣に、皮肉に思い起こされます。ビルボはむしろ"lived happily ever after"など望むべくもないことだと心のどこかで知っていたのではと勘繰ってしまいました。そして作者とキャラクターとの距離の置き方、突き放した書きぶりにはただ脱帽です。
とだけ叫んで寝ます。There's only one, Robbie Keane !
--------------------------------------------------- 【更新】 ・2002年旅行記にInverewe Gardenの写真だけを先にアップしました。 ・プロフィールをちょっとだけ足しました。んでもこれって意味あるのかなぁ?
2003年01月11日(土) |
まだThe Two Towers |
なかなか読み終わりません。
'But the people in them (=tales) come, and go when their part's ended. Our part will end later - or sooner.'
The Stairs of Cirith Ungol中のフロドのセリフです。何となくトルキーン教授の自らの作品に対する考えが出ているなと思うのは穿ち過ぎな考えでしょうか。
2003年01月08日(水) |
読書『中』日記:The Two Towers 〜その2〜 |
結局ずーっとフロド・サム・ゴラムの組を読みつづけているのでした。こっちを読み終わったらアラゴルン達に戻ります。作者の意図を無視するヒドイ読者。The Passage of the MershesからThe Black Gate is Closedに続く、あまりにも厳しく殺伐とした描写のあとのIthilienの風景描写は目に痛いくらい鮮やかです。私は風景描写が長々と続くと先が読みたくて読み飛ばしてしまいがちなのですが、ここの場面だけは主人公と一緒に草花の色や匂いを楽しんだ気分になりました。そしてここでファラミアに出会う訳ですが、昔読んだ時には読み飛ばしていたらしく彼の存在を全く覚えてませんでした。
記憶力の薄い私にとって、The Lord of the Ringsを読む際の最大の敵は、膨大な数の登場人物名や地名です。特にエルフは「エルなんたら」でいつもごちゃごちゃにしてしまいます。さすがにエルロンドとガラドリエルとアルウェンは覚えましたけどガラドリエルの旦那の名って何でしたっけ^^;。そして某魔法使いさま、某王さま、頼むから名前はひとつにしてください・・・。
話はファラミアに戻って、次作『The Two Towers』のファラミア像に随分批判があるようですが、ということは原作と随分違う性格になってるんでしょうか。『The Fellowship of the Ring』は劇場公開版しか見てませんが、エクステンデッド・エディションにマッシュルームの話が追加されてるらしいので時間があったら見てみたいと思ってます。
2003年01月06日(月) |
読書『中』日記:The Two Towers |
元旦のおみくじで大吉を引いたと思ったら自転車が盗まれました。やれやれ。防犯登録がしてあったので警察に届けましたがとうてい見つかるとは思えません。駅から会社までチャリなら8分なのに歩くと18分だもんなー。この10分は大きい。
-------------------------------------------------------------------- The Fellowship of the Ring読了時点であまりのしんどさにペーパーバックを捨てて文庫に走ろうとしましたが、文庫を手に入れた途端に安心して、「わからなくなったら文庫があるも〜ん」とやにわペーパーバックを読み始めました。The Riders of Rohanの王様かっこいいねー。ずらりと騎兵に取り囲まれても堂々と名乗りをあげるところなどまさに王様って感じ。そして恐ろしいほど役に立つレゴラス。妖精の王様たちも、世界の危機なんだからケチケチしないでどーんと10人くらいエルフをつけてくれたらいいのに。そうしたらさくさく進んでたんじゃないかと思ったり思わなかったり。
それとring-bearerについても、指輪持った瞬間すぐに乗っ取られる訳じゃないんだったらフロドひとりが持ちつづける必要ないんじゃないかと。一万人くらいで一日交代で持って行くとか。バケツリレーか。
こんなふうに脱線しつつも楽しく読み進めております。フロドとサムが何してるか知りたかったので反則してThe Riders of Rohan読了後The Taming of Smeagol(これってシェイクスピアの題名パロ?)に走ってしまいました。読み終わるにはあと何日かかるかなー。
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