2003年06月30日(月)
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スズメ百まで踊り忘れず |
・・・・とは、よく言ったもの。 似たようなことわざで「三つ子の魂百まで」なんていうのもあるけれど、 本日、コレとは全く逆の状況に出くわし、面食らった。
我が家の目と鼻の先に、1件のタバコ屋があり、そこはあたくしが幼少の頃からずっとタバコ屋なのだが、 ここのババアときたら・・・・(あら失礼。言葉が乱れたわ。) 町内でも有名な、クソババアで、(申し訳ない。コレしか言葉が見あたらないの) 愛想も何もあったものじゃなく、よくこんなで客商売がつとまるな・・・・と半ば感心すらしていたのである。
明日からの値上げに際し、あたくしは意を決して、このタバコ屋に正に数十年ぶりに入った。 カートン買い置きのためである(爆)。 周囲からは「タバコ、やめろよな。」とか、「そこまでして吸いたいのか?」とか まぁ、色々言われたりするんだけど、 普段はともかく、原稿の構想を練っている時や、グワッとインスピレーションが湧いて、 どんどん執筆が進む時、あたくしは問答無用でチェーンスモーカーになる。 吸ってはならない場所で長時間を過ごす時は、それなりに時間も過ぎていき、 減らす・・・・という意味では特に問題はないのだけど、 芝居の稽古、原稿の執筆・・・・これらとタバコはもう切ろうに切れない縁になってしまっているのだ。
芝居&執筆活動を完全に停止してしまえば、ひょっとしたらあたくしの喫煙も、 徐々にスローペースとなり、やがて禁煙が達成できる日も来るのかもしれないけれど、 どっちもやめたら、人間としておかしくなりそうな気がするので、 やめられそうにない( ̄∇ ̄;) 下手な言い訳ではなく、やめる気など更々ないとここに主張しているのであります( ̄^ ̄)
ただ、自分が妊娠して、自分の身体に宿る命に危害を及ぼすとあたくしが判断した時は、 パタッとやめるかもしれません。 自己責任とは別の領域ですから、コレは。
さて、本題。 本日、あたくしが目にした驚愕の事件(そんなに大袈裟ではないが)!!
前に、ぷよ2も、このクソババアの店で嫌な目に遭っているらしく、 あたくしがそれを報告したら、やっぱり仰天していた。 税制改革の一端として、庶民の小さな日常まで変革させてしまったコイズミさん・・・・ あんたは、ある意味で偉いよ(苦爆)・・・・。
ところで、ところで・・・・。 今度のミュージカルの稽古に参加している人の中に、喫煙者はあたくしを入れて6名。 うち3名が出演者。 声楽の先生は勿論、作曲の先生も吸わないし、演出家も吸わない。 唯一スタッフ側で吸うのは、舞台監督さんだけ。この人はメチャクチャなヘビースモーカーだ。 ダンスの先生(女性)2人と、出演者の中の長老グループ(女性)3人が喫煙者なんだけど、 さて、来週の稽古から、どこで煙草を吸うか、雁首揃えて大検討中なのである。
タバコの値上げなんか、皆、眼中になく、如何にしてタバコを吸うかというところに 目下焦点が集中している。 ダンスのヒトミ先生は「ここら辺の窓を開けて、簡易灰皿持参で来るか・・・・?」 とか本気で言っているし、 メグミ先生も「下に降りるには、休憩5分じゃ少ないわよね・・・・」といった具合だ。 ダンサーに喫煙者は多い(爆笑)。
やっぱり、「スズメ百まで踊り忘れず」は本当のようで、あのダンサーたち(先生)を見ていると、 踊りも忘れなさそうだけど、喫煙も絶対に忘れなさそうな勢いなのが、個人的に大好きだったりする。 出演者の女性の中で、たった一人の既婚者の方がいるのだけど、 この人、旦那様の前では絶対にタバコを吸わないんだそうだ。 何でかっていうと、彼女が病気で入院した時に、 願掛けで旦那様がいつの間にかタバコをやめていて、以来、それがずっと続いて 禁煙大成功劇を収めているというのだ(笑)。 一緒に暮らしていて、そんな人の目の前でタバコを吸うわけにはいかず、 彼女は出先から戻ると、まず最初にすることは、手を洗い、歯を磨くことらしい。 そんな、涙ぐましい努力をしてまで、タバコを吸うこの女性・・・・。 禁煙を達成した旦那様の方が涙ぐましいと言えるだろうが、 この女性の根性の座ったところも結構好きだ(笑)。 ヒトミ先生が、
「チュ~するときにバレない??」
と、真顔で聞いていたが、そこはそれ、その女性も
「歯磨き欠かさないもん・・・・それでもバレそうだったら、ビール飲んでごまかす♪」
と、あっさりしたもんだ。
愛煙家の肩身は狭くなる一方だが、愛煙家同士の結束は固くなっていく一方のようだ(爆)。 そういえば、親子でオーディションに見事合格した、お父さん・・・・喫煙所に現れないところを見ると、 タバコを吸わないんだな・・・・。 稽古場での喫煙者が全員女性という、この嘆かわしい現状も、 後から考えれば笑い話になったりもするのだ(笑)。 それに、今回の出演者のほとんどは未成年者。 煙草を吸っているヤツを見かけたら、猛ダッシュ・速攻しかけて張り倒そうと思います( ̄^ ̄) 大人の嗜みです( ̄^ ̄) 即降板! 即追放! 学校にも訴えるぞ!ってな勢いです( ̄^ ̄)
そういえば、本日の朝刊に、6月30日付のアンケートで、大学生(学校は無作為選抜)の喫煙者に この値上げにさしあたって、禁煙を考えるかどうか?という質問に際し、 100%、「しない・考えない」と答えたらしい。 20歳前後で喫煙を覚えると、以降、本当に吸い続けるようだ。 斯く言うこのあたくしも、喫煙デビューは大学に入ってから。 20歳になる数ヶ月くらい前に初めて自分からタバコに手を伸ばした。 「おいしいなぁ・・・・(しみじみ)」と思ってしまったのがいけなかったようだ( ̄∇ ̄;) 以降、あたくしの魂も、百まで続くんだろうと確信したくらいである。
2003年06月29日(日)
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ミュージカルだよ♪アサミンジャー② 「演出が来ない!?」 |
2度目の稽古。 この日はあまり書くことがない。 演出家の悟朗さんが稽古場に現れなくて、歌とダンスばかりで過ぎていったからだ。
歌もダンスも好きだけど、配役も決まっていないこの状況で、 どっちも身が入らない。 自分が何をすべき人間なのかを早くハッキリさせないと、 気持ちが悪くて仕方がないのだけど、週に1度しか稽古がないので、 気ばかりが焦る。
新しい発見はあった(笑)。 歌のレッスンはそれこそ10年ぶりくらいになるが、 譜面が何となくだけど、初見でもそれなりに読めることだった(爆笑)。 どこぞの山ザルとはわけが違うな(爆)。 (心当たりの山ザル、挙手申請するように(笑))
焦ったところでコレばっかりは仕方がないのだけど、 月曜の新聞に、衝撃の真実を発見してしまった。
最初にその記事を読んだ時は、失笑みたいなものを浮かべたんだけど、 ここが東京ではなくて、田舎なんだというコトにハタと気付いて、 その失笑が怒りに変わる前に、事無きを得た(笑)。 向こうの方が、お客も入るし、何せ歴史が古いので、力も入るんだろう、きっと。 彼の頭の中に、この芝居のキャスティングのイメージが湧いていることを祈りたい。
律儀に「頭文字D」の1st Stageから見直している。 その昔、無類のイニD好きのあたくしのために、クリップをCD-Rに落としてくれた あすか君の御陰で、我が家にはテレビ放送分の全話が揃っている。 今、大垣のCS放送で、2nd Stageが再放送されているので、撮り逃した分を埋めるように、 再録画に挑戦中なのである。
原作は全然読んでいないのに、アニメはホントにCGが美しいので、一遍に虜になってしまったのだ。 特にファーストステージは、クルマにCGの総力を注ぎ込んでいるので、 見ていて飽きないのである。
見返しているのにはもう1つ理由がある。 この間買ってもらったユーロBGMを、もっと確実に解説するためである(爆笑)。 所詮、あたくしの嗜好の向きはこんな程度であるけれど、 やるからには徹底してやらないと気が済まないので、ガンガン見ている(爆)。 只今、第7話目。丁度、妙義ナイトキッズの中里がハチロクに勝負を挑もうとしているところ。 こうして日記を書いている今でさえ、リアルプレイヤーで流している始末なのである( ̄∇ ̄;)
まぁ、結末はわかっているものの、しばらく見ていないと奇妙にワクワクするものである。
ユーロには、クラシックをアレンジした曲も結構あるんだけど、 このバッハの曲を潔くユーロにした編曲者はすごいなぁ。 イニDには出てきていないんだけど、ベートーベンの「運命」も ユーロアレンジがあるんだよ♪ 面白いよ♪ 脳みそからアドレナリンがガンガン出るわぁ♪ ( ̄¬ ̄*)♪
CCCDなんて、面倒なもの、一体誰が作ったんだか。 複製作るのが面倒でたまらない今日この頃、昨日買ってもらったCDをせっせとコピーするあたくし。
畜生、a●exのヤロウ・・・・こちとら金を出して、ちゃんと著作を買ってるのに、 コピーが作れないとはどういう了見だ!? とかぶつくさ言いながら、とりあえず、今あたくしのPCにインストールされているジャグラーでは そのままコピーするしか手はなく、CDとCD-RWの皿が2枚あるというのに、 1台しか駆動しない状況で、えらい面倒な作業になっていた。
これだからなぁ・・・・a●exは・・・・(-。-) ぼそっ
CCCDなんか作っても、今現行のクローンとかジャグラーだったら、 完全に潜り抜けられるというのに、まだ、作ろうとしてるんだよなぁ。 前に、椎名林檎のCDを借りてきた時も、えらい苦労して、結局、コピーすることができなくて、 泣く泣くMDに落としたのだ。 ふん、所詮CCCDなんか、ガードがかかっている部分もまとめてコピーしちゃえば なんてことないんだもんね。 まだ、自分のもっているジャグラーのポテンシャルを、完全なところまで発揮することの出来ない アサミンジャーなのであった( ̄∇ ̄;)
これが、B’s GOLDとかだとまた話は別で、焼けるはずのCDが焼けなかったりする。 あたくしが、泣く泣くジャグラーを入手した経緯はここにある。 でも、面倒な編集作業とかは、案外、B’sの方が便利だったりするので、 インストールしなおそうかなぁ・・・・と思って何度かトライしたんだけど、 OSがXPになってから、動かなくなってしまった(苦笑)。 うむ・・・・Win98もその後継に比べるといいOSだったんだがな。 やはりXPは凄いのか・・・・(ぶつぶつ)。
と、このように、OSが進化すると共に、周辺のソフトもだんだん進化している。 CCCDをぶっちぎるソフトと、CCCDの攻防戦など、ハタから見ているといたちごっこだ。 レコード会社が、新しいプログラムでCDをプレスし、発売しても、 それを凌駕する解除プログラムが、普通に量販店に並んでいたりするので、 コレはもう笑うしかない。 アルバムを定価で2~3枚買う金額を出せば、どんなCDでも複製の作れるソフトが、 この田舎でも普通に販売されているのだ。 で、こっちにはTSUTAYAみたいなデカイ系列店のレンタル屋は少ないが、 都会に比べて娯楽が少ないため、もっと良心的な価格でレンタルしてくれる店が軒を連ねている。 新譜が入荷されるのも、別段遅いというわけでもなく、都会並みに早い。 で、健全に音楽を楽しむ人々は、当然CD複製ソフトとかを持っていて、 店側もそれを知ってか、平積みでCD-Rを激安販売している(笑)。 オマケに、そういう店の店内には、CCCDに関する注意書きとかまで律儀にしてあって、 コレを覗き見ると、CCCDはレンタル屋さんにこそ、大打撃を与えてるんじゃなかろうか? と思うくらいなのである。 一個人として、CDを購入したりレンタルしてきたりするのに、CCCDは特に問題ないけれど、 レンタルを売りにしているお店なんかは、CCCDの影響で、売り上げがガツリと減ったに違いない。 その証拠に、うちの近所のレンタル屋さんなんか、とりあえず客足を取り戻そうと、 一気に値段を下げ始めた。 値引き用のチケットも、ビデオやDVDと同じだけ使えるようにしてくれた。
今日、焼いたCDは、元々買ってきたヤツだからまだいいけど、 レンタル屋さんがCCCDによって潰れていくのは、非常に遺憾だ。 田舎モノから娯楽を奪う気でいるのか、CCCDめ・・・・。 貧乏人は、CDすら買えない時代が来るっていうのか・・・・畜生(爆)。 ・・・・などと、文句を垂れても、状況は改善されるものでもない。 レコード会社が、消費者の現状を逸早く把握し、CCCDなんてとりあえずムダだというコトを 早く気付いてほしい。 酷いCCCDだと、原盤が普通のCDラジカセで聞けない場合があるのだ。 これは、詐欺に近い。っつうか、詐欺でしょ?? 購入したものがそうだったりすると、怒り心頭だ。(借りてきた場合は、何とか溜飲を下げるけど)
プログラマーの腕の見せ所かもしれないけれど、ハッキリ言って、ここまでくると CCCDは迷惑です。 確かに、レンタル目的ではなく、購入目的で発売するものだから、 ある程度の保障みたいなものはかけておかなければならないけれど、 PCが各家庭にここまで普及し、使いこなしている人が数年前に比べてガツンと増えたことで どうして音楽業界がそんなにも必死になるのか、それがわからない。 ミリオンセラーなんて、そうそう頻発するものではない。 況してや、この不況下で、そんなものがバンバン出るのはおかしいと、 音Pさんたちは考えないんだろうか・・・・? そりゃ、ガードのかかっていないCDで安ければ売れるさ。 でも、売れるCDとそうでないCDの差って、やっぱり質でしょ・・・・? コピーコントロールがかかっているから、買わないっていう人だっているでしょ? 例えば、家用と車用が欲しいから買おうかな・・・・と思ってもCCCDが鬱陶しいので、 やめた・・・・とかね。 酷いのだとさぁ、車のCDでは聞けないのもあるのよ。 買う人、減るって(苦笑)。 音楽業界は、おかしな矛盾に塗れている・・・・。
写真のデータや、ビデオのデータがCDに落とせる時代だ。 音楽だけが、変な形で取り残されているような気がするのは、あたくしだけでしょうか? いい音楽は、ガードをかけたCDでなくとも、クチコミで広まる。 安価ならば、買う。 原点が見えなくなった、CD業界は、振り返ってみる必要がある気がしてならない。
虎舞竜もびっくり(爆笑)。 本日、題名に「ユーロ」は必要なかった気も・・・・( ̄∇ ̄;) でも、a●exはユーロ全集とか出してて、それで儲けたような会社なので、 ユーロが好きなあたくしは、あえて、あの会社を叩くことにしました(爆)。 もっと小ずるい事を他のレコード会社もやっているけれど、 事の発端はいつもあの会社なので(爆笑)。 見てろ・・・・バブルの崩壊からもう10年以上経った。 今につぶれるぞ、あの会社(* ̄m ̄) ププッ
2003年06月26日(木)
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バカユーロ聴き/ゲーセンでアヤちゃん発見! |
発売されました。 「頭文字D Special Stage」・・・・プレステ2用のソフトです。 バカぷよ2は律儀に、発売日の本日、このソフトを手に入れたわけでして。 で、それを、週に1回貸してくれと頼み込むあたくしも、ハイパーバカでして・・・・。
あたくしは走り屋でもないクセに、車を運転する時はユーロを聴く・・・・というクセがございまして、 そのせいで、オービスも光るんだぞ! というのを身をもって体験したアホンダラです( ̄∇ ̄;)
この日も、家庭用のゲームソフトを買ったにも拘らず、互いにセカンドカーを作ったので、 ゲーセンのイニDにウン千円も投資する、バカ二人・・・・。 ぷよ2はFC3S(RX-7 マツダの車)、あたくしはその後継型になるFD3S(これもRX-7)で、 あたくしは、やっとこの車で赤城を制覇したところ(苦笑)。 SILEIGHTY時代は、フルチューン終了してもAT車設定したのがいけなかったのか、 そもそも、シルビア系が赤城や秋名に弱いのか(そんなはずはないのだが) 何でかクリアできずにいた。 っつうか、SILEIGHTYでは上りで馬力がどうしても足らなくて、 そこでコケてたりしたのだ。 まぁ、あの車は、碓氷峠専用としてこれからは使うことになるんだろう。
そんなぷよ2であるが、あたくしが大好きなユーロのCDを買ってくれたのである。 ホントに珍しいことである。 あのヤロウ、ユーロは曲に起伏がないから、運転する時は聴かないんだもんね( ̄^ ̄) と、豪語していたくせに、そのCDを購入するや否や、リアシートにCDを置こうとしたあたくしに向かって、 こんなことを言いやがりました。
「おいおい、何のために買ったんだよ。」
「え?」
「今から聴いていくに決まってるじゃん( ̄^ ̄)」
「いつも、運転する時はユーロは聴かないって言ってたじゃん。」
「思い入れのある曲は違うの!!( ̄^ ̄)」
「( ̄∇ ̄;)」
ユーロに思い入れを作るなよ・・・・(-。-) ぼそっ とは言えなかったけれど、 せっかく買ってもらったことだし、あたくしもお気に入りの曲が何曲も入っているので、 上記のような文句を言われたのであるが、まぁ、特別ムカつきもせず、 CDをかける。 ここから、あたくしの解説が始まる(爆)。
「んっとね、この曲はね、高橋啓介が拓海と戦ったときに流れてたヤツだよ♪」
「あ♪ コレはね、高橋涼介が秋名で拓海に抜かれる瞬間にかかってたヤツだよ♪」
「コレはあたしがいつも流してるやつだけど、R-32相手に ハチロクが壁を走った瞬間にこの曲が流れてたの♪」
原作は読んでいないくせに、1st Stage、2nd Stage、劇場版3rd Stageを 全て見てきたこのあたくしは、どのバトルのどのシーンでどの曲が流れていたか、 ほとんど全部覚えているのである。 あんななんの変わり映えもしないユーロの曲をだよ、それぞれに聞き分けて、 あぁ、あのシーンではこの曲がかかっていたよなぁ・・・・なんて感慨深げに語れるのは、 狭い大垣、あたくしくらいだろう(爆)<大垣では今、CSで2nd Stage放送中 ビデオに撮りまくっては、同じシーンを死ぬほど見たからなぁ・・・・当時は。 何せ、あの素晴らしいCGとユーロがこんなに絶妙な味を出すとは、 あたくしも気付かなかったコラボレイトで、 以来、店頭に「頭文字D」関連のCDが出ると、必ず律儀に購入していた。 現在、我が家には新しくやってきた3枚組以外に、7枚の関連CDがあったりする。
見事なバカユーロ聴きである。
それよりも、もっとバカなのは、アレほど運転中にユーロは聴かないと拒み続けていたのに、 「頭文字D」にハマるや否や、即座にバトルシーンでの曲にも魅了されてしまい、 貫き通してきた信念をポッキリ折っちゃうぷよ2・・・・( ̄∇ ̄;) 最終的には、
「ダメだ・・・・この曲がかかると、アクセルベタ踏みしたくなる・・・・(-。-) ぼそっ」
とか言い出すので、危なっかしくて仕方がない(爆)。 わかる気はするんだけど(爆笑)。 あたくしなんかは、すぐに影響されやすいから、仮想現実と現実の区別がつかなくなって、 きっと、コーナーの進入速度がメチャクチャな状態にもなりかねんだろう。 やらなくてもいいのに、インのインを突くとか・・・・(爆) 道があるんだから、道なき道をわざわざ作るなよ・・・・と自分に言い聞かせるアサミンジャー。 公道再デヴュウの道程は遠い・・・・(トホホ)。
そんなバカ二人よりも、もっとハイパーなバカップルを、本日ゲーセンで見かけました。 あたくしらよりは多分、うんと年下だけど、「頭文字D」にかける情熱たるや 二人揃ってハンパなものではない(爆笑)。 特に、女の子の方。 普通、こういうレースゲームは、彼氏の影響とか、ちょっとしたお遊び程度で、 エントリーカードだって、お義理で1枚持っているかどうかというのが関の山だったりするのだが、 このオナゴ・・・・ハンパじゃありません。 各峠、最速カーのカードを取り揃え、まるでトランプのババ抜き状態。ビビるくらいのタイムを弾きだし、 それでもまだ首を傾げながら、彼氏と選手交代・・・・コレを続けているのである。 「アヤ」という名前でエントリーしていたこのオナゴは、 あっという間にこの店での記録を塗り替えるようにして、次々にランクイン。 普通、女の子の名前でランクインしているのは、せいぜい碓氷くらいである。
「アヤ」・・・・恐るべし。コイツもアヤちゃんなのかよ・・・・と思いつつ、 あたくしが目下苦戦中の秋名の走りを観戦していた。
(※どうして、アヤちゃんに拘りを持っているのかは、起動戦士アサミンジャーシリーズを読んでください。)
完璧にコースを覚えてやがる・・・・コイツ、藤原とうふ店の回し者かよ!! そんなツッコミを入れたくなる衝動を抑えつつ、彼女のハンドルワークとアクセルワーク、 そして、秋名の最難所、名物5連ヘアピンの技を覗かせて頂いた。 駆るクルマはMR2・・・・トヨタのクルマで、エンジンがミッドシップ。 秋名の下りでは最もそのポテンシャルが発揮される。 ポテンシャルが発揮されるクルマなんだからなぁ・・・・速くて当たり前か・・・・というのもあるが、 どこにもぶつけずに、加速ポイントもしっかりと身体に染み付いている模様。 後に彼女は、インテグラやFDに乗り換え、いろは坂、八方ヶ峰、そして赤城あたりを ぶんぶん走っていたが、すぐ傍で走っているぷよ2とは比べ物にならないくらいに、巧すぎるのだ。
ぷよ2は、あれじゃ大会では通用しないよ、とか言っていたけれど、 それもまた然りと思いつつも、多分、FDで走っていたコースをMR2に変えさせても、 そこそこいくんじゃないかなぁ・・・・とあたくしは思う。 FF、FR、MRのクルマの駆り方全部の駆動特性をわかっていれば、 たとえ、大会で1台しかエントリーできないとしても、そこそこまでいくような気がする。
負け惜しみを言うでないよ、ぷよ2(* ̄m ̄) ププッ
キミが4WDのインプレッサからFDに乗り換えて、カウンターの当て方を ようやく身に着けたその直後の言葉は、信憑性に欠けるよ(苦笑)。 あたくしは、「SILEIGHTY」もFDと駆動系が同じクルマだったので、 馬力と加速の違いを計算に入れれば、大体ハンドルワークのタイミングや惰性は一緒なので、 慣れるのにそう時間はかからなかった。下手糞だけど( ̄∇ ̄;) ぷよ2は上手なんだけど、如何せんインプレッサからFC(何で型遅れのクルマかなぁ)に変わった途端、 お得意の碓氷峠でも、アクセルワークが全然出来なくて、苦労していたようだ。 そりゃそうだ。駆動システムが全然違うんだもん。 今まで、コーナーもドストレートも4つのタイヤで走っていたのが、 いきなり2つのタイヤで走ることになり、しかも、滑らせて流して何ぼのFR車。 ドリフトも質が違う。 インプレッサ時代のぷよ2のアドバイスがどうも的外れのような気がするなぁ・・・・と思っていたのも、 コレで全て納得がいった。 4駆のクルマと、FR車が同じ突っ込み、同じドリフト、同じ立ち上がりなわけがないのだ。
あたくしは技能が伴わないので、ここでもう少しハンドルを戻して・・・・とか、 ここはアクセル踏んだままで、ガッツリ曲がりきれ・・・・とか そういうコトを言われても、あんまりよくわかんない(笑)。 いろは坂を走ってみて、あぁ、右曲がりと左曲がりの角度が若干違うんだな・・・・ というのが、ようやくわかった程度(爆)。 ただ、流し方は、ず~っとFR車に乗っているので、ぷよ2に言われるまでもなく、 何となくのカウンターの当て方くらいは理解している。 御陰で、高橋兄弟にも勝てたことだし(爆笑)。
いろはを走るに当たって、ステアの重さも1段階重くしてみた。 碓氷峠では、ステアは軽量!!!というのを、やっぱり別ゲーセンで見て学習したので、 あたくしのクルマは(仮想現実なんだけど)、標準よりも3段階くらいステアが軽く設定してある。 こうすると、碓氷峠のコーナーがいい感じで曲がれるからである。 碓氷を走っていた頃、まだぷよ2はインプレッサを駆っていたので、 馬力任せの曲がりをよくご披露していただいたものだが、 そのぷよ2にだって、負けっぱなしというわけではない。 ブースト(後続車救済システム)ONの状態ではあるが、要するに加速で負けても、 このゲームではミスをしなければ、ポテンシャル以上の加速可能というシステムがあるんだけど、 それを利用すると、何でか知らないけれど、巧いことコーナーで鼻先を突っ込むことが出来て、 多少、馬力のある車にでも勝つことは出来たのである。 首を傾げていたぷよ2・・・・。 何で勝ったのか、自分でもよく理解できていないあたくし・・・・(爆)。
あのバカップルよりかは、健康で安全なあたくしたちなのであった(爆笑)。
ところで、あたくしの駆っているFDなんだけど、カラーはモスグリーンにしてみた。 駆動系は高橋啓介と同じチューニングコースにしてあるんだけど、原作やアニメには、 この色のFDは登場しない。 で、陽の光にでも当たれば、ちったぁ発色も違うのかと期待していたんだけど、 見た目は丸っきりの黒で、全然つまらん( ̄∇ ̄;) たまぁ~に後ろから追い上げられてきたクルマのライトがボディに反射すると、 うっすらと緑っぽいというのがわかる程度で、昼夜を問わず、黒っぽいのが気に食わない(爆)。 FDを選択する人は、わりと赤とか黄色とか、原作にも登場するド派手な色をチョイスする。 なのに、あたくしのときたら、いつその色が日の目を見るのかわからない、黒みたいな緑( ̄∇ ̄;) 物凄いマイノリティだと気付いて、まぁそれもアリかなと思ったのだけど、 如何せん地味なので、せめてSILEIGHTYの時みたいに、鮮やかな色を選ぶべきだったと 今更になって後悔しているのである。
話はがらりと変わるが、最近になってわりと近しい人にセヴン乗り(RX-7)がいたというのが発覚した。
彼女は身長が高く、スタイルも良くて、顔は片平なぎさ似の美人!! そんな人が、セヴンを転がし、颯爽と降りてくるのを見たら、誰でも憧れると思う。 彼女の職業は看護婦なんだけど、とっても優秀で、あちこちの病院からひっぱりだこの 売れっ子(とは言わないか(笑))なのである。 とはいえ、看護士さんの収入なんて高が知れているところ、 どこからそんな収入が得られるのか定かではないが・・・・
ロータリーエンジンの唯一の現行車、RX-8が発売になる。 ロータリーなのに、ハイブリットカーなんだってさ(笑)。 山賊も感心していたが、今度のRXは結構伸びもよく、燃費もいいらしい。 今まで、コレでもかというくらいに燃料を使って走る車だったからなぁ。 でもあたくしが気に入っているのは、リアシートのドアが普通とは逆方向に開く、 所謂、「観音開き」タイプなところだったりする(笑)。
嗚呼・・・・仮想現実世界ではなく、今生きているこの世界の公道で、 ド派手なRX-8を転がしてみてぇ・・・・。 現実的な願望や夢はもっと他にあるけれど、趣味の領域でいうと、 目下コレが一番の夢だったりする(爆)。
2003年06月25日(水)
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ファザーコンプレックス |
題名を書こうとして、いきなり「ファザー・ファッカー」と書きかけたあたくしは、 内田春菊かと思いました(爆)。 我が家は、あの物語のようなことは一切起きていない(精密に言うとそうじゃないと言われそうだが) まぁまぁ平和な家族です。
ヤクザ的山賊に、ガチガチカタギなサヨコ。 その間に生まれてきたあたくしは、どうやら父親方の血を多く受け継いだらしく、 DNAもそのようになっているようだ。
今日は、沢山、山賊と話した。 山賊の話には嘘のようなホントの話と、ホントのようで嘘八百・・・・という両極端な性質があるので、 それを上手に見破るのが、あたくしやサヨコの手練手管というわけ。 サヨコには見破れない作り話や冗談も、血の繋がったあたくしには、バレバレ・・・・というのも少なくない。 オーアエがよくあたくしのことを捕まえては、
「あなたも山賊になれ~♪」
と、呪文のように唱えるわけなんだけど、本音を言ってしまえばあたくしもなるべく、 きっちりとヤクザ的な存在でありたいと願っているのだ。 それを許さなくする存在は、ガチガチカタギのサヨコ。 あたくしは、どちらとも血が繋がっていることになるが、元々、山賊とサヨコは赤の他人なのだ。 何でこの二人が結婚したのか不思議なくらいに、今でも、互いに異次元で暮らしているような夫婦なのだ。
山賊の話を聞いていると、マジで当たり前のように ●星会とか永●組とかの幹部の名前や、当時裏で繋がっていた政治家の名前、 そんなのがお友達感覚で出てくるのである。 今でも付き合いのある人々だって、裏を返せばムショ帰りだったり、 どんなワルサをしたとかいう話に及ぶと、犯罪一歩手前・・・・というかモロに犯罪なんだけど、 警察にたまたまお友達がいただとか、周囲にいた人間があまりに機転の利く人だったりとかして、 難を逃れた、なんていうのも決して珍しくないものだから、 あたくしは幼少の頃から、ここらへんまではやってもいいんだな・・・・と勘違いしていたくらいだ。
厳密に言うと、今でもその勘違いは続いているわけなんだけど、 山賊から収集したネタだけでは世間知らずのお嬢さんになりかねないので、 きちんとした情報を掻き集める為に、ムショの中を突撃取材したレポの書籍や、 薬物に関する書籍、犯罪に関する書籍、警察内部に関する書籍は あたくしの本棚にひしめいている。 で、山賊が潜り抜けてきた人生をそういうのと照らし合わせて検証してみると、 実に奇跡的なサヴァイヴを果たしているんだなというのが、手に取るようにわかる。
たまたま彼が出会った人が、後に政界や経済ヤクザなんかの大物になっていたりするんだけど 一歩間違えば、あの人だって同系の道を歩みかねないところだったのだ。 で、どうしてそんな彼が、ガチガチカタギのサヨコなんかと出会い、そして結婚してしまったかというと、 そこもそれ・・・・奇跡的な巡りあわせだったのである。
山賊が土建屋時代。 風邪をひいたか何だかで、マジで動けないというのがあったんだそうだ。 そこへ、食料を差し入れに行ったのが、サヨコ。 彼女が唯一の救世主になったらしいのだ。 部屋には何もなく、お金も食べ物もないところへ、そうやって差し入れを届けてくれる人がいれば、 誰だって絆される(爆)。 なぁんとなくだけど、山賊の気持ちも分からなくもない。
あたくしは、どっちかっていうと、そういう弱った男には興味がなくて、 イキの良い、完全状態の男に挑むのが好きなので、 サヨコの戦略はあんまり好きじゃないのだ。 オマケに、自分も自分で、弱ったところを救済してくれた正にその人と、今一緒にいるので、 山賊のことを、腹から哂えないのである。 ホントに・・・・似なくてもいいところまで似てしまった、あたくしと山賊( ̄∇ ̄;) 親子だなぁ・・・・と思うのだ。
サヨコの一挙手一投足については、凄く第三者的な目で見られるのに、 山賊のことになると、いつか自分も同じ失敗をするんじゃないか、 また、いつか自分もこの人みたいな成功をするんじゃないかと、淡い期待や不安を抱いてしまうのである。
世でいう、「ファザコン」とかいうヤツ(笑)。
あたくし自身は、ヤクザ(菱代紋のホンモノ)や桜代紋の人々に直接お友達がいるわけじゃないし、 まぁ、恩恵は多少なりとも享けてはいるけれども、 暮らしそのものは、カタギな暮らしをしているわけ。 だけど、刺激のないそういう生活は本当につまらなくて、在京時代は親にも言えないような秘密を 幾つも幾つも抱えては、乗り越えることで、何とか「自分」を見出していたのだ。 根が山賊寄りだから(笑)。
今日、話をしていて、ちょっとびっくりしたことがある。 根が山賊寄りなんだなというのは、自分でも薄々感じていたことなんだけど、 ホントのホントにDNA的に山賊だったんだというコトが判明した。
山賊は、生まれも育ちもハチャメチャなので、 今まで、彼の父方の話はあんまり出たこともなく、親戚つきあいも今やほとんど途絶えた状況。 彼の母方の方の人脈は、あたくし自身、会った事も話した事もあるし、 実際にお世話になったこともあるんだけど、 そういえば、父方の人脈ってあんまり聞かなかった。 山賊の幼少時代の人生を狂わせた張本人が彼の父親だったりするので、 話し好きな彼をも無意識に、その話をするのを避けさせていたのかもしれない。 山賊は小学4年生までに転校を7回、うち1回は孤児院に収容されている。 3人兄弟なんだけど、2つ離れたすぐ下のトオルおじさんと実際に暮らしたのは たったの4年間だけだったと言った。 そのまた2つ下のサトシおじさんとは、今でも深い付き合いをし、 孤児院から、今田(仮名)の家にもらわれていく時も一緒だったと言っていた。 まだオムツもはずれていない頃のサトシおじさんと一緒に、継母の虐待から逃れるために、 数十kmもの山道を、負ぶって下ったという話は昔も聞いた。 親戚の間をたらいまわしにされた挙句に、辿りついたのは孤児院・・・・。 体力に物を言わせて、3つの運動部を掛け持ちすることを条件に卒業した高校。 そして単身上京し、苦労に苦労を重ねた山賊・・・・。 出会った人々は、アクの強い、ヤクザや左翼そして警察に政治家。 ワルいことを沢山して、今に至るわけだが・・・・。
昔、悪かった人は、結婚をすると落ち着き、子供が出来ると子煩悩になり、 だんだん衰えを見せてくるものだというが、うちの山賊もその典型と言える。 サヨコがガチガチのカタギだったのが幸いしたのかもしれない。 あたくしはその煽りで、両親の本当に両極端な側面を幼少の頃から見てきたせいで 「自分」を見失いかけた。本当にヤバイと思った。 だから優等生も経験したし、後に悪ぶってもみた。 今ある自分を思うと、本当に自我を吹っ飛ばすのに琴線ギリギリのところを辿ってきたんだ、と 恐ろしくなることもたまにある。 つくなら早く、山賊側についてしまえば、もっとラクだったかもしれないのに・・・・。
尊敬・・・・はしないが、もっと早くに彼とタッグを組めば、面白い人生を歩めたかもしれないな、 そんな、馬鹿げた小さな後悔をたまにするところなんかは、ファザコンなのかもしれない(苦笑)。
今つきあっているぷよ2は、サヨコほどカタギではないが、 山賊ほどヤクザでもない。 あたくしが若干山賊寄りなのを、それに比べると若干カタギよりな彼が 何とか暴走を食い止めていてくれるといった感じかもしれない・・・・構図的には。 もっと、思考的にも行動的にも広がりを見せたいと思うのだが、 あたくしにはコピーとしても山賊みたいには生きられない。 何故なら、サヨコの血も半分入っているからだ(爆)。 つまんないな・・・・と思うけれど、コレばっかりは仕方がない。 血がそうさせているのだから。 でも・・・・
2003年06月24日(火)
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プロフィール戦線異常アリアリ |
あたくしの俳優業用のプロフィールといったら、本当に俳優業用で、 3サイズから靴のサイズまできちんと明記してある。 身長、体重は尚のこと、生年月日まで偽りなく載せているので、自分でも大したもんだと思う。
フリーなんだからさ♪ 多少、詐称めいたことをしても誰にもバレやしないのに、 本名以外は、全部本当の事が書いてある(爆)。
ま、アレを見て、あたくしが29であることを知った上で、写真を見て、 「コレが29の在り様か・・・」と納得して頂いた上で使っていただければ、 こちらとしても、結構な話・・・・というわけ。 写真だって、普通、オーディションを受ける時には、6ヶ月以内に撮影したもの、 厳しいところだと、3ヶ月以内に撮影したもの、とあるんだけど、 アレだって、昨年の年末に撮ってきたんだから、十分、通用する。 ・・・・と、いうわけで、あたくしの俳優業用のプロフィールは、何らベールに包まれることのない 素のあたくしというわけ。 女優なのに、スゴイよね(爆笑)。←やっぱコイツ、バカかも。
そんな本日、起き抜けにパジャマを着たまま体重を量ってみた。 頼みもしないのに、減っていた( ̄∇ ̄;) ここしばらく、あのプロフィールに載せておいた体重より、ほんの少し多め・・・・といっても、 0.3~0.5kg程度なんだけど、そんなもんだったのが、 衣服着用の上で計量した結果、46.7kgであった。
あらららら・・・・? きちゃった? きちゃってる?? 寝不足、食欲不振、不快指数度と比例するように悪くなる体調・・・・ 結果がこんなトコに出ちゃってる??? ・・・・ヤだわぁ( ̄∇ ̄;) ウェストも、1cm弱減ってた・・・・。 来るときゃ来るねぇ。
あたくしには、家族やぷよ2と結んだ条約がある。 その条約とは、「体重は絶対に45kg以下に減らさないこと。」 聞く人が聞けば、嫌味としか思えないこんな約束。 20歳の時には、親でさえ、
「せめてあと5kg痩せればいいのに・・・・」
などとぼやいていたのに、いつの間にかこんな条約ができてしまったのである。 笑ってしまう。
そりゃ、確かに、体調を頗る悪化させて、1年で15kg以上痩せたことは 良からぬ事だなとあたくし自身も思っているが、リバウンドせずに2年持ちこたえた。 あたくしとしては、あと3kgくらいを目安に落としていこうと考えていたのであるが、 口に出して自分の体重を言ってしまうと、無理矢理に食べ物を口の中に詰め込まれるという 恐ろしい儀式が待っているので、なるべく密かに、水面下で減量を図ろうとしているのだけど、 自分の身体のサイクルが、あんまり言うコトを聞いてくれないので、ここのところ その減量も滞りがちで、目安として掲げておいたプロフィールの目方の辺りを 結局はフラフラしている状況。体重はそう簡単に落ちていかない。
体脂肪率はというと、ジャズダンスをやめて以来、きっちり20%キープの状態。 たまに、18~19%になるけれど、ともすれば21%になる。 20%を越える時は、大概、月経がらみで、コレはもうどうしようもないので 下手に操作しないようにしている。 体重との絡みもあるが、実は、体重48kg、体脂肪率20%というのを3日維持しないと、 来るべきはずの日に生理が来ないのである。 一時的に体重を1kg増やし・・・・とかいうのを、ダンスをやっている時は操作していたのだけど 今や、運動不足も骨頂を極め、放っておいてもその数字になるようにロックオンされているようだ。
まぁ、昔っから、体重はあっても、この体脂肪率だけはあんまり変わっていないので、 筋肉があったんだな・・・・と思うようにしている。 確かに胸とかに脂肪はあったが、胸筋がハンパじゃなかった。所謂、鳩胸とかいうヤツ。 今も、ブラをしない生活を続けている。まるでフランス人みたい( ̄¬ ̄*)♪ この状態で、猫背でなければ胸筋は鍛えられ、背中の双眸筋にもいい刺激になり、 加えて、加齢による「垂れ乳」とも縁遠くなるというわけ。 あたくし的には、アンダーバストをもう少し削って、上半身のボリュームを できるだけ縮小したいのだけど、限界がきていることを誰もがいう。 あたくしのアンダーバストラインを触った人々は皆口を揃えて、
「もうこれ以上、落ちないよ。」
と言う。 元々の骨格が逞しいため、アンダーバストは骨に阻まれ、いくら肉を落としても もうこれ以上サイズをダウンすることができないところまできている。 もし出来るとするならば、背中の筋肉を少し衰えさせなければ、無理というところまで来ていて、 コレがあたくしを泣かせるのだ。 背中の筋肉だけは絶対に落としたくなくて・・・・というのも、 背中の筋肉がないと、腹筋がつかないからなんだけど、 とにかく、直立不動の状態でいい姿勢が保っていられるのは、昔鍛えた背中の筋肉の御陰なので この状態だけは崩したくない。 触ると、肋骨のゴツゴツとした嫌な感触が手に残る。 あたくしのアンダーバストは、骨格ゆえ、75cmからダウンすることはありえないのだ。
ブラをしないのにも理由があって、最近、ワイヤー入りのものを着用すると 鳩尾をモロに圧迫して、物が食えなくなるのである。 すると、頼みもしないのに体重が減って、頼みもしないのに吐き気を催す。 すると周囲が心配し始める。よって行動に制約が施される。 コレはもう勘弁なので、食える時に食い、動ける時に動く・・・・というのを心がけるのだが、 それにはブラジャーが邪魔なのである(笑)。 他人様の迷惑を顧みず、日々、ノーブラで出かけるあたくし。 最近、ニプレスが手放せません(爆)。
ちなみに、プロフィールに載っているあの写真だが、 顔面加工人と名乗る、Hiroさんに撮っていただいたものだ。 頼めば胸も大きくしてくれるし、足だって細くしてくれる。 が、あそこに載せている写真の首から下は、全部リアルサイズである。 あたくしはもっと足を細くしてくれと頼んだのだが、 それだと人形みたいになる!( ̄^ ̄)と却下されたのである。 胸を大きくしてやろうか?と言われたが、それはこっちが却下した。 ただですら、上半身のボリュームを抑えたいのに、何が哀しくて豊胸加工せねばならぬのだ!?
やいの、やいのとあれこれ加工すべき点を言い合った結果、 首から下は何も触らず、瞳孔を少し大きくしてもらい、頬の縦幅を数%縮めるに留まった(爆)。 それだって、言わなきゃ誰にもわからない。 ほぼリアルサイズに近い。というか、3Dのものを2D化した時に生じる誤差を埋めたに過ぎない。
「胸が要らないなんて、珍しい注文だな・・・・」
と加工人に言われた。 胸があるからデブに見えるんだよ!! その言葉をグッと呑み込んで、「要らないものは要らないの!!」とだけ言う。 その結果がアレです。 随分な結果ですが( ̄∇ ̄;)衣装が自前という時点で、アホっぽさを露呈していると言えますが。
日曜にやったストレッチの筋肉痛が未だに取れない(苦笑)。 が、先生が伊東家に送りたいくらいに凄い腹筋運動の裏技を教えてくれた。 そのせいで、筋肉痛なんだけど(爆)
腹筋ではなく、太腿に物凄く負担がかかることが判明(爆)。 やり方を知りたい人は、メールでもくださいな。 この運動で、背筋も鍛えられること請け合い。 コレであたくしのアンダーバストは、永遠にサイズダウンしない(苦笑)。 プロフィールにアンダーバストまで載せるほど、あたくしもお人好しではないが・・・・。
ミュージカルの出演が決定し、稽古内容も充実していて、 何だかそれだけで、ちょっと嬉しい日常を手に入れた感じのするアサミンジャー。
そんなあたくし・・・・昨日のダンスの先生の無理強いに近いストレッチをたった30分やっただけで 見事な筋肉痛になりました(爆)。階段の昇降がシャレになりません(爆爆)。 その御陰で、常に腹筋は引き締まった状態になり、ケツ筋や太腿までが、まるで 現役時代・・・・(バドミントンとか)のようで、 引き締まった肉体を鏡で見るのは、悪かねぇな・・・・と鈍い痛みを覚えつつも 顔はにやけるアサミンジャー・・・・←コイツ、バカかも( ̄∇ ̄;)
そんなあたくしの(PCの)メーラーに1通のメールが届きました。 見知らぬ人からです。
題名:写真を撮りたいです
デザイン専門サイトのモデルになってください。よろしくお願いします。
ご丁寧に名前とメールアドレスが書いてあった。 メールアドレスは、フリーメールとかではなく、プロバイダのアカウント。 試しに返事を出してみた。
そのサイトの概要と、管理人のお名前やご職業、 そして、ギャランティーの額の提示をよろしくお願いします。
検討を重ねて、再度お返事を申し上げます。 尚、当方、都内近郊に在住していないので、 交通費の別途要求が生じるかもしれません。
それでは、よろしくお願いいたします。
今のところ、あたくしは自由業で、あんまりお金のもらえる仕事はしていなくて、 というか、一切そういうのに縁がなくなってしまって(苦笑)、 どこの事務所に属することなく、世間では「フリー」と呼ばれる部類であるが、 要するに、マネージメントも自分で行なうことになる。 先方が、不当な額しか提示してこなければ、こちらの肖像をおいそれとお譲りするわけにはいかないし、 顔を出すとなれば、こちらもそういうのをボランティアではやっていないので、 専属のモデルとなるには色々と支障が生じる可能性もあるのである。
その上で、不気味だったのが、この日記のサーバー特有のリンク元解析アクセス数・・・・ 所謂、「My Referer」の内容がガラリと変わったことである。 今までは、当方のHPのトップや、見覚えのあるリンク元、 もしくはこのサーバー内からのアクセスがほとんどだったのが、 昨日、今日と、この日記の表題「夕雅にゆく」で検索エンジンにかけた結果からとんできている人が めちゃくちゃに増えたのである。 前は、ざっと数えても、多い日で5件あればいい方だったのが、 いきなり、10件20件当たり前のような数字をつけて、トップページからのアクセスを 完璧に凌駕する数になってしまったのである。
まぁ、多くの方々に見てもらうのは、自分の立場上、単純に言うと嬉しいことではあるが、 それと先のメールが重なると、めちゃくちゃ不気味なのである。 G●●gleさんよ・・・・どういうコト? コレは(苦笑)。
前に、あたくしのHPを口頭で教えた人で、URLがあんまりに長いものだから、 この日記を辿ってくるといいと言って、教えた単語は「夕雅」。 その人が使っている検索エンジンは、n●ftyなので、そこの足はもうついている。 決まって1件。思い当たるのはその人だけ。 だが、G●●gleでやってきている人の正体は本当にわからない。 正直、怖い。 何を以って、「夕雅にゆく」という単語を検索エンジンにかけて、 日に20ものアクセスがあるというのだろう? 特別な言葉・・・・っていうか、あたくしの造語であるにもかかわらずだ。
くっそ~。あの依頼主め、・・・・エロサイトだったら絶対に許さねぇからな凸( ̄ヘ ̄)
とはいえ、こちらにも誤解を招くエサみたいなものを自分のサイト内にばらまいている・・・・ というのも否めないので、先方ばかりを責めてはならない(笑)。 椿の間のあたくしの俳優業用のプロフィールは、捏造こそしていないけれど、 ちょいヤヴァめ・・・・というか、肖像は今年の年賀状になりました~(●⌒∇⌒●)(アホ丸出し)。 もらった友人たちは、正月早々腰を抜かし、「何を考えているんだ、お前わ!!」と、 正月早々クレーム殺到(爆)。 見たい人は、この日記の一番下にある、ピンクのバナーからうちのトップに行って、 椿の間(赤いバナー)に行って、試しに見てきてください。。。。 明日から、読者が減りそうで怖いわ(爆笑)。
と、あの肖像を見て、モデルを依頼したのであれば、うむ・・・・こっちが悪かった と頭を下げるしかない(笑)。 それでも反応のメールが来るようであれば、一考してみようとは思うが。 何かあるといけないので、出向く際には、 マネージャー兼ボディーガードのぷよ2を一緒に連れてきゃいいことだし、 モノは試しだ(爆)。 何かあったら、暴れて戦って、日頃の憂さを晴らしてこればいい(爆)。 柔道有段者という強い味方もいることだし、あたくしも天賦の才能として、 殊、暴れることに関しては、教えられてもいないのに、急所を攻めるのを得意とする まぁ、曰く付きのオンナだ( ̄∇ ̄;) ・・・・本能なのねぇ。 自分でもびっくりする。 今日も実はぷよ2とじゃれあっていて、昔教えてもらった、 首を絞める技をかけようとした時に、あのヤロウ・・・・顎を引いて首を取らせないようにしたものだから、 思わず正掌で鼻先を当てるフリをしたら、またもや驚かれた。
「教えてもいない技を、あんたは次々出すのな( ̄∇ ̄;)」
誰に教わったわけではないが、物の道理として考えた時、首に隙間を作らせるには、 鼻先か顎、もしくは頬骨辺りをコツンと突いてやれば、一発なのは明々白々。 実戦で使ったことはないが、頭ではわかっているし、咄嗟の時に出るのはそういう技である。 あたくしは、またここでも思う。
・・・・荒れた青春を送らなくて良かったと(爆)。
本能の赴くままに戦っていたら、相手が男性であろうと、多分何人かに怪我を負わせていたかもしれない。 やったことのない一本背負いや大外狩りも、自分の身体でシミュレイトできてしまうのは もう、本能の領域なので、あたくしの責任外・・・・被害に遭われる方々、予め謝っておきます。 ごめんなちゃいね♪
題名が「モデル依頼」なのに、なにゆえ、こんな話をせねばならぬのだ!? 不甲斐ない。。。。嗚呼、自己嫌悪(爆)。
実は、もう1件、こちらはこっちから応募せねばならないのだけど、 花嫁衣裳を着てみませんか? というモデルの公募があったので、それに応募してみようかな・・・・ というコトを本線で書こうとしたのに(核爆)。 これは、本日の弱小地方紙に載っていたもので、母親からも薦められたのだ。 あたくしも結構その気だったりして、早速往復はがきを買ってこなくちゃ♪ みたいなノリだったのに・・・・朝と夕方では思考がめちゃくちゃに違う(爆)。
ひょっとしたら、エロサイトからの誘惑かもしれないメールに本気で挑んでしまった時点で、 あたくしの脳の回路がちょこっと戦闘モードになったのかもしれない。 何かあっても、とりあえずは大丈夫だ・・・・という自信もあるけれど、 保険のために、ぷよ2を前線に立たせておいた方が良さそうだな・・・・ という作戦が瞬時のうちに頭に浮かび、そういう運びで、メールの返信をしたのである(笑)。 あたくしって計算高いのか何なのか・・・・( ̄∇ ̄;)
戦う花嫁・・・・思考がごっちゃになって、花嫁衣裳を着たあたくしが暴れている構図が脳裏を過ぎった。 結構笑えた(爆)。 別々に考えろよな・・・・と1人突っ込みを心の中でかまし、 さて、この顛末、一体どうなっていくのか、楽しみだなと、 メールの再返信を待ち構えるアサミンジャーなのであった。
ま、もしあれが、ひやかしメールだったとしても、運命がそうさせているのだと信じよう。 流れに身を任せれば、案外美味しいものがゲットできるかもしれないのである。
2003年06月22日(日)
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ミュージカルだよ♪アサミンジャー① 「発足」の巻 ~再会は安堵の嵐~ |
先々週、オーディションを受けまして、先週、その合格通知が届きまして、 本日より、市民創作ミュージカル「中国皇帝のナイチンゲール」の稽古が愈々スタートです♪
稽古がスタート・・・・の前に気になることは、先々週で出会い、仲良くなった人々が その後、ちゃんと稽古場にやってくるかどうか・・・・要するに合格だったのか不合格だったのか? ということである。 あたくしは本日、寝坊をかまし(爆)、ギリギリの時間で控え室にすべりこんだのであるが、 一般女子男子、とりあえず、同じ時間に受けたあのメンバーたちは全員合格していた模様で、 ホット胸を撫で下ろし、それこそ、これから一緒の作品を創っていくんだから、 「よろしくね~♪」 などと挨拶を交わした。
お父さんと娘(小学4年生)というセットでオーディションに受けに来ていた 古橋さん(実名出しちゃってすみません)も、ニッコリ笑顔でこちらに手を振ってくださって、 とりあえずは、よかった、よかった♪ みたいな感じで発足式が始まり、 そのまま稽古に突入と相成った。
中学生以下と、高校生以上という分けられ方をして、 それぞれ別室で、ダンスの先生がついて、ストレッチ。 ダンスの先生・・・・厳しいこと言うけど、超面白い♪ あたくし、あの人のこと好きだわ♪ その間、演出家の悟郎さんは、両部屋を行ったりきたりしていたんだけど、 割と大人チームの中にいることが多かった。 ここから、主役を出してくれることを祈りたい・・・・(あたくしは勝手にそう思った)。
受付時にもらったドキュメントファイルにはもう、半分以上の曲の譜面が刷り上っていて、 今日だけで、5~6曲、初見で歌わされた。 本番は来年の2月・・・・で作曲担当の先生は、もうここまで仕上げてきているのか、と 全部揃っていないことに不服を漏らす小学生をよそに、あたくしは1人感心していた。 オマケに、小学生には絶対に出ないような音域の曲もバシバシあったりして、 おぉ・・・・ただの子供ミュージカルではなさそうだな、みたいな匂いを醸し出している。 これは、大人チームにとっては最大級に素晴らしい出来事だ。 歌も、いきなりだとどうしても声帯が広がらなくて詰まってしまうが、 発声練習さえすれば、今回のソプラノ最高音域まで出るというのもわかってきて、 今日も、その最高音を出さされたわけであるが、わりとランスルー的にこなすことができて ちょいとびっくり。 あれだけ懸念して、ひょっとしたらダメなんじゃないか・・・・と諦めかけていた 主役への道に、小さな灯火が甦った感じがする(笑)。
ただ、このミュージカル・・・・。 本当にミュージカルで、約2時間の上演中に30曲以上の歌が挿入される。 ゆえに、せりふのやりとりは最小限に抑えられている。 悟郎さんも言っていた。
「せりふ中心の役と、歌中心の役に分かれることになると思います。」
なるほどなぁ・・・・。 で、主役と称されたナイチンゲールは、歌中心の役で、せりふはほとんどと言っていいほど、 ないに等しい。 今まで、ストレート・プレイばかりをしてきたあたくしにしてみれば、 コレ・・・・主役を取りにいくことだけが目下の狙いではないということに気付かされた。 確かに、「主役」というのは美味しいが、歌が巧い、踊りが巧い・・・・だけでは 本来の役者の意味を見出そうとしているあたくしにとっては、少し物足りないようにも思えてきたのである。
せりふとしてのやりとりのある、女官長や、クイおばさん、その他、せりふが用意されている役は 小さいけれど、沢山ある。 これらの役には、完全なソロではないけれど、幾らかの歌も付く。 自分がどっちに狙いを定めるべきか、一瞬だけ迷いが生じた。 声には自信があるほうだが、歌は・・・・どうなんだろう? 自分でもよくわからない。 そして、主役のナイチンゲールは、ソロ曲が断然に多い。 そして、響きある高音を求められている。 台本を眺めながら、あたくしは何となく自分だけの世界に入ってしまった(笑)。
悟郎さんは、芝居やミュージカルが何たるものかを、子供たちにわかりやすく説明していた。 そして、あたくしが本当に言いたかったことも言ってくれたので、 この人を信頼し、ついていこうと思えた。
あたくしの言葉にしてしまうと、とてもヤクザな表現になってしまうところを、 悟郎さんは子供たちにもわかりやすい言葉で、上手に説明していた。 遠まわしにではあるが、稽古中に何が起きても、悟郎さんのこの言葉を借りれば、 きっと乗り越えてゆけるのかもしれない。 大人のあたくしたちはそれをよく理解できてはいるが、下は9歳からいるのである。 そんな中で、1つのものを創りあげることの難しさを体験しながら、 1日だけ「プロ」になる日を、それぞれが持つことになるのである。
今日、一番ビックリした事は、まぁ、ヤクザ的な言い方をすると、 「お金をどこにかけるか」という点であった。
これだけで、参加する意義が見つかったような気がする。 たとえソロ曲がない役が回ってきたとしても、きっと、歌っている時はすごく気持ちいいんだろうな♪
よし!! やっぱりここは、どこまでも食い下がって、主役のナイチンゲールを獲得すべく、 演出家や歌の先生にアピールしていこう!! まだ未知の領域だけれど、そういう領域に足を突っ込むのも悪くない。 今日だけで、本読みは半分も進まなかったのだけど、 7月中には凡そのキャスティングも決定していくらしい。 誰よりも貪欲な気持ちで、週に一度の稽古は休まずに出て、 自分だけの役を・・・・たとえどんな役でも・・・・見つけ出したい。
悟郎さんは、昔、あたくしに芝居を教えてくれた先生たちにタイプが似ている。 多分、なぁなぁの演出はつけない人だろう。 あたくしは最初から、人の履歴や詳細を作るノートを用意するつもりでいたが、 悟郎さんの口から、必ずそういうノートを作るようにとのお達しがあった。 筆記用具も忘れずに・・・・。 小学生たちは、それを台本に真面目に書いていた。 初心、忘るるべからず・・・・。 あたくしも、初めて作った芝居の時に作ったノートのように、 数々の発見を稽古場で書き記すことになるだろう。 その内容は追って、この日記に転載されるかもしれないので、乞うご期待~♪
2003年06月21日(土)
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勘違いコトバにもご用心 |
昨日。あのような日記を書いて、カタカナ言葉にある意味での警鐘を鳴らしたわけであるが、 あの弱小地方紙・・・・何と一面トップに、こんな記事を載せていたのである。
あなたは間違っていないか? この言葉の使い方や、本当の意味を
日本語に警鐘を鳴らすのはとても結構なことだが、あたくしはこのレイアウトがとても気に入らなかった。 誤用されている方の意味をわざわざ太字で取り上げていて、 本来持っている意味を、記事の普通ポイントの大きさでしか書いていなかったからである。 これでは、日本人の勘違いは増えるばかりだ。 どうせ良い着眼点を持っているのだとアピールしたいのであれば、 正解の方を太字にしたほうが絶対に良いに決まっている。
取り上げられたのは、かなり昔、あたくしが「これ、間違って使ってない??」と日記でも書いた 「確信犯」・・・・そしてもう1つは、「役不足」である。
今一度説明すると、「確信犯」というのは、よく、「悪いとわかっていて、あえて計画的犯行をする」 みたいに使われているけれど、実は全く逆の意味で、 「良かれと思い、信念を貫き通した行為が犯罪と見做される」 というのが本意である。間違って覚えていた人は、早速正しましょう。
さて。問題は「役不足」の方であるが・・・・。 言葉にするとややこしいので、図解にしてみました(笑)<ヒマ人め(爆)
もう、気がついた人も多いでしょうが、「役不足」という言葉を「力不足」という言葉と 混同している人が多い傾向にあるようで、謙遜して使用する場合が、恐ろしく傲慢な表現になったりする。
自分が要求されたレベルに達していなくて・・・・または謙遜してまだそこまで達成していないというのを 「役不足」と勘違いしている人が多いようだが、それは違う。 「役不足」というのは、本当は、 「自分は本当はもっとできるのに、不当な(あまりに足りない)要求しかされない」 という場合に使うのだ。だから、自動的に謙遜する時には使うことは出来ない。 陰でこそこそと、誰かの悪口を言うのや、上司などに対する文句には利用できそうだが・・・・。
「あの人には、あんな大きな仕事、役不足よ。」
「こんな仕事をさせられるなんて、役不足もいいところだ。」
使用例はこんな感じである。 ちなみに、皆さんが普段誤用されているかと思う意味を正しく表現するなら、多分こうなる。
「こんな大きな仕事、大変ありがたいのですが、私には力不足ではありませんか?」
「こちらの力不足で、ご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます。」
こんな感じでしょう。 社会で恥をかかないためにも、早速、今から直しましょう♪ 気付いた時に直すというのが、一番手っ取り早いんです。 言葉というのは、日々、使用するものですし、 文書のやりとりなどで記録が残ってしまう場合など、言葉遣いの間違いなど、 一生の恥になりかねません。 気付いたらすぐっ!! これは基本です。
斯く言うこのあたくしも、実は、この「役不足」と「力不足」を22歳まで見事に誤用していました。 それを指摘してくれたのは、大学の先生で、あたくしの書いた卒業論文にたまたま 「役不足」という言葉が使われたんだけど、それは間違いだと教えてくれた。 あたくしは、この論文が研究室で公表される前にさっさと書き直して、 一難を逃れることが出来たのだけど、あの先生が正しい日本語を知らなかったら、 あたくしは今でも、あの言葉を勘違いしたままだったかもしれない。
だって、昨日の新聞でも、誤用例の方がでかでかと書かれていて、 パッと見では、それが正しいのだと思い込んでしまいがちだからだ。 周囲に正しい日本語を教えてくれる人がいて、本当に良かった。あたくしは今でも感謝している。
「確信犯」などは、もう作家たちも間違って使っている有様で、 そこらのドラマとかの脚本に、間違った使い方を平気で書いているプロもいるくらいだ。 あたくし1人が、声高に叫んだところで修正される誤用率ではなく、 寧ろ、こちらが間違っていると見做されかねないので、もう黙っていることにした。
日本語というのは、常に流動し、変化していくものなので、「確信犯」もあと数年したら、 誤用されている意味の方が辞書に載るのかもしれない。 悲しい哉、それが日本語の現状なのだ。 平安時代に使われていた女房ことばも、今に響きを残すものがあるけれど、 意味は全く違っていたりする。 それと同じで、今、日本語は過渡期を迎えているのかもしれない。
「ら」抜き言葉に警鐘を鳴らす作家がいたり、いや、それは日本語の流動性の結果だから 見守るしかないという日本語研究家もいたりと、殊、言葉を巡っては、侃々諤々・・・・。
それぞれ正しい意見には違いないのだけど、多数が勝つというこの国では、 本意を見失っても、頑固に誤用し続ければ、道理も引っ込んでしまう。
今は美しいと思って使っている言葉が、数年後、数十年後、数百年後にはわけのわからない言葉として 辞書にも載らなくなる。日本語とはそういう言語だ。
しかし・・・・・・・・・。 新聞というメディアが、わざと勘違いを引き起こすようなあんなレイアウトをするようでは 終わりだな、とあたくしは思った。 誰かが言葉を誤用する、という些細なことでいちいち指摘をしていてはキリがないが、 殊、テレビや雑誌、新聞など、メディアとして多数の人々の目に触れるものに対しては 細心の注意を払うべきなのだ。 編集責任者や脚本家、プロデューサーや演出家が、誤用を認め、使用しているようでは とてもプロとはいえない。 そういう意味で、あたくしはあの弱小地方紙を糾弾する。 確かに間違ったことは書いていないけれど、誤用を招く書き方を選択し、発行したあの新聞社は、 読者をなめている。 そう取られても仕方がないだろう・・・・?
そして、今日の朝刊。あたくしはコラムを読んで呆れた。
そのコラムニストも、先日の記事などに纏わる言葉の誤用について書いていたのだが、 一面に載るコラムとしてはあまりにもお粗末。論点も何もあったもんじゃない。 あたくしは、もう呆れてモノが言えなくなってしまい、 せめて自分だけは、正しい日本語を追い続けようと、心に誓ったのである。
2003年06月20日(金)
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カタカナ言葉にご用心 |
今朝。例の弱小地方紙に面白い記事が載っているのを発見したので、思わず切り抜いてしまった、 案外おちゃめな、アサミンジャー( ̄∇ ̄;)
その記事の内容はというと、 昨今、巷に溢れかえっているカタカナ言葉の本当の意味を知って使っている人が どのくらいいるか、というものであった。 120個のカタカナ言葉が、使用率、認知率、理解率のパーセンテージで表されていて、 その中には、使用率・認知率は高いのに、言葉そのものの語義がわかってない理解率の低い言葉が 結構あったりして、それがあたくしの関心を引いたのである。
調査したのは文化庁。 最近、自治体のパンフレットや、企業のプレゼンから、なるべくカタカナ言葉を少なくしよう・・・・ みたいな動きがあるのは知っていたけれど、その動き・・・・あたくしは「待った!」をかけたい気分です。
不用意に、全てを日本語化するのはヤバイな・・・・そう思いました。 これからここに、使用率・認知率・理解率、共に高得点をマークしている 10個の単語を列挙します。 あなたはそれを、端的な「日本語」で表せることが出来るかどうか、 ちょっとだけ、挑戦してみてください。
①ストレス
②リサイクル
③ボランティア
④テーマ
⑤レクリエーション
⑥サンプル
⑦リーダーシップ
⑧スタッフ
⑨フルタイム
⑩ホームページ
これらは認知率は全て90%以上、理解率も凡そ90%前後以上、 使用率は7割強あたりのカタカナ語である。
使うよねぇ・・・・使いまくるよねぇ・・・・。 ここら辺は、あたくしでも和訳・・・・というか適当な語義が見つかったものの 和訳された語義と、実際使われる時のニュアンスに、多少の誤差があるのに気付く。 と、いうことはだ。 外来語が持っているニュアンスを、むやみやたらに語義に忠実に和訳すると、 却って混乱が起きかねない。そういうことになる。 ①~⑩の言葉なんかに関しては、もう生活に定着してしまった、ある種、小学生でも使う「日本語」だ。 これをわざわざ日本語に置き換えるのは、語義そのものを難解にするとしか思えない。 こういう言葉は、語義をしっかりと把握した上で、このまま使うのが良いと思う。 ①~⑩の答えは、最後の方に載せておきますね♪
さて。 120個あるといっていた、このカタカナ言葉リストの中で、 最後の10個に注目してみましょう。 あたくしなんかは、まるで使ったことも聞いたこともないような言葉が、ゴロゴロあって、 この言葉は、わざとこんな言い方しなくても、別のカタカナ語があるような気もするし、 日本語のままにしておいた方がいいような気もする言葉たちである。 専門用語ゆえに、意味がわかるのも幾つかあったが、 それを日本語に直せと言われたときに非常に困る言葉たちである。
参考までに載せておきます。聞いたこともねぇや・・・・っていうのが半数以上でした、あたくしは(爆)。 答えは同様に、最後のところに載せておきます♪
⑪バックオフィス
⑫ガバナンス
⑬リテラシー
⑭トレーサビリティー
⑮エンパワーメント
⑯メセナ
⑰タスクフォース
⑱コンソーシアム
⑲エンフォースメント
⑳インキュベーション
この中で、あたくしがちゃんと説明できるのは、⑯のメセナくらいである。 協賛探しに東奔西走した経験があるので、メセナには泣かされたからだ。 ちなみにメセナというのは、企業などによる芸術・文芸・科学活動への資金援助や擁護のことで そういうことに携わっていない人たちには、まず以って縁がない言葉だと思われる。 それが、文化庁調査の120個のカタカナ言葉の中に入っているというのだから、 そこんとこもちょっとおかしいといえばおかしい(苦笑)。 確かに、最近、メセナの申請に色んな企業を回ると、 そうでなくてもデフレの影響で芸術面に資金など出してはくれない。 でも、多分文化庁は出すようにと推奨している。この言葉が何らかの書類で多発しているのだろう。
でも、知らない人には本当に縁のない言葉で、 知らなければ知らなくていいんだけど、だけど、メセナを律儀に日本語訳して説明しようとすると、 物凄く難しいことのような気がして、だから、制度の名前としてこの外来語に頼ったんじゃないの?? 例えば、バブルの時期なんかは、メセナで興行がバンバン打てたんだから。
で、だ。残りの言葉も・・・・と見てみると、あと聞いたことがあるのは、 せいぜい⑪と⑰くらい・・・・意味は曖昧だったけど、まぁ映画とか見てると出てくることもあるし、 何となくこういう意味なんだろうなぁ・・・・だけど自分で使うにまでは至らないなぁ、って程度。
折りしもだ。 文芸に携わっているこのあたくしがだよ、 言葉を知らない、聞いたことのない言葉がある、で、それを当たり前に使っている人たちがいる という、この現実に、些か世間とのズレみたいなものを感じましてね。 大丈夫かよ、あたくし!? みたいな感じで。 確かに上から順番に辿っていけば、半数くらいまではきちんと語義も理解し、 実際に日常でも使っている言葉だったりするんだけど、 半分から下のほうになってくると、だんだん、お役所だとか企業のお偉いさんくらいしか使わないような 難解かつ、特殊な言葉になってくるのである。 最後の10個なんて、ほとんど専門用語じゃん? それを文化庁がカタカナ言葉の認知率だとか使用率として、ピックアップするかなぁ・・・・? ちなみに、最後の10個に至っては、使用率は実に4%以下。 理解率も8%以下のものばかりである。 知ってても使わない言葉ということになる。
記事によると、このパーセンテージの低いカタカナ言葉は、 特に官庁の書類やパンフに多く出現するらしく、それで問題になっているようだ。 まぁ、確かに。 語義を見ても、ピンと来ないものもあるし、こういうふうにしか表現できないから この言葉を選んだ・・・・というのも少ない。 120個の言葉全てに警鐘を鳴らすのではなく、知っておいた方がいいものと そうでないものの区別を、きちんとする。コレが先決のようだ。
ちなみに、微妙な数値をつけている61~80位の言葉は、語義さえわかっていれば、 普通に使ってもいいような気がする。 コレを機に、あたくしと一緒に勉強しませんか?(笑) 多分、見聞きしたことがある言葉がほとんどだと思いますが、語義が曖昧・・・・ というのばかりだと思います。 そういう意味で「微妙」なカタカナ言葉なのだけど、既に日常に入ってきているものが多いので、 列挙して、最後に回答を載せておさらいしてみましょう。
61 バーチャル
62 フォローアップ
63 セクター
64 バーチャルリアリティー
65 パブリック
66 マネジメントシステム
67 ボーダーレス
68 スクーリング
69 マクロ
70 モチベーション
71 フィードバック
72 セーフティーネット
73 サテライト
74 モニタリング
75 インサイダー
76 イニシアチブ
77 コア
78 コンセンサス
79 ログイン
80 インフォームドコンセント
いかがでしたでしょうか? あぁ、コレなら知ってる!・・・・でも意味を説明しろといわれるとちと困る。 そんな言葉ばかりじゃなかったですか? 79のログイン・・・・インターネットを使用している人なんかは普通に使いますけど、 じゃあ、語義は?ってなった時に、困る人も多くって、 実際「ログイン・・・・って、ログインでいいんじゃない?」とか思いませんでした? あたくしなんかはそうです(爆)。 でも、PCを初めて使う人にこの言葉をバァ~っと浴びせても、何のことやらさっぱり・・・・ ということになるのですよ。 80の「インフォームドコンセント」もわかっている人は、この方がわかりやすいと思うでしょうが、 医学に疎い人なんかは、こんな言葉を聞いただけできっと眩暈がするんでしょうね。
語義の答えは、一応、文化庁が発表したものを一部簡略化したものが、記事に載っていましたが、 それでもあたくしは、「???」なことが多かったので、アサミンジャー流解釈も付け加えて、 ニュアンスで捉えちゃおうかと思います(笑)。 ↑こういうのが、外来語の語義誤用を招くのだよ(爆)
答え見る前に、投票ボタン、押してってね~♪(現金なあたくし( ̄∇ ̄;))
ちなみに、これは15位にランクしていました。 テレビで「ドキュメンタリー」とか普通にやってるから、パッと本来の意味って見失うのね。 新しい発見だったわ♪
それでは、解答編で~す♪
①肉体的、精神的な緊張や圧迫 ②資源の再利用。再生。 ③自発的に奉仕活動する人。(自発的じゃない人はボランティアっていわないように)(爆) ④主題。題目。 ⑤休養。娯楽。(休養かぁ・・・・だから別に遊ぶばっかがコレじゃないってことよね♪) ⑥見本。標本。試供品。 ⑦統率力。指導力。 ⑧職員。幹部。映画などで出演者以外の関係者(←そのまま書いてみたんだけど結構笑える) ⑨常勤の。専任の。 ⑩ワールド・ワイド・ウェブから提供される情報の表紙に当たるページ。 (って、まず、ワールド・ワイド・ウェブの語義説明から入らないと凄くややこしいような気がするのはあたくしだけ??)
ここらへんは、普通に使っていることが多いので、逆に日本語にするとややこしいですね(笑)。 では、逆に、ややこしいカタカナ語だったあいつらを日本語にしてみましょう。
⑪後方で事務処理や管理業務を行なう二次的部門。(「ショムニ」とか言っちゃえ!!) ⑫支配。社会的統括。(ガバメントっていう言葉は「政府」って言う意味だから何となく頷けるよね。) ⑬読み書きの能力。識字率。(これは、「識字率」の方がわかりやすくない?) ⑭生産流通の履歴を管理し、追跡できる仕組み。(要するに作った物をいつどこへやったかとか、発注の記録のことね。) ⑮権限の付与。問題解決の主体となる力をつけること。(小泉さんに今欠けているものってことかしら?) (むしろ、周りがそうさせないように動いているだとか・・・・(* ̄m ̄) ププッ) ⑯これ、本文中で説明したので割愛~♪ ⑰特定任務を遂行するために編成された部隊。企画開発班。 (韓国や北朝鮮じゃあるまいし、2つ目の語義だけで十分なような気がする。) ⑱企業共同体。発展途上国への援助方式の一つ。(国が企業に命令下して、あっちへ行けだのこっちへ行けだの・・・・) (うちの叔父さんは今、これでサウジアラビアに出向させられている( ̄∇ ̄;)) ⑲法律などの実施。知的財産保護のための権利執行手続き。(法律そのものに可愛らしい名前つけちゃえば? 覚えやすそう。) ⑳起業支援。育成。(たまごっち会社版みたいなもんだな。エサやらないと、オヤジっちになったりして( ̄∇ ̄;))
あぁ・・・・ややこしい。わざと外来語にする意味なんてどこにあるのかしら? 漢字だと逆に難しいとでも言うのかしら? だったら、平仮名にしたら? 「さいたま市」みたいに(爆)。 では、最後。微妙な言葉たちの数々でもって、〆させて頂きます。
61 架空空間。(漢字の方がややこしかったりして) 62 後まで面倒を見る。追跡調査。(じゃあ、「アップ」なしでも通じるよね?) 63 分野。方面。領域。(第3セクターってよく聞くけど、第1、第2の存在ってあたくし、知らないわ) 64 存在しない環境の疑似体験。仮想現実感。(これも61と一緒で、漢字の方がややこしい(爆)) 65 公共の。一般の。(中学レベルの英単語だけど、どうして日本語じゃいけないのか、説明つかないよね) 66 企業の経営管理の仕組みや制度(「システム」っていう言葉が既に日常語だから、やっぱり却ってややこしいわよね) 67 国境や境界がないこと。(ボーダー+レス。両方の言葉を知ってれば何とかなりそうな。これも中学校レベルの英単語だけど。) 68 通信教育で出席を義務付けられている教室授業。(元々は通信教育や学校教育のこと。あと、学費とか訓練という意味も。) (「通信教育で」という括りは元々の語義にはないけれど、要するに教室で受ける授業は全部スクーリングだ( ̄^ ̄)) 69 巨大な。 70 動機付け。(巷では、「やる気」みたいなふうに解釈される事もあるけど、どうやらそれは「~を刺激させる」から来てるみたい) 71 行為や結果に基づく現状の再検討。(「再検討」だけでいいような気もする( ̄∇ ̄;)) 72 金融機関破綻などの際の預金者らの保護。(これは金融業界の専門用語だよねぇ。覚えておいて損はないかも。) 73 衛星。人工衛星。(そろそろ地上波のテレビ放送も危ないってさ。これは皆様もよくご存知だったのでは?) 74 監視。(え!? そんなエグい意味だったのか。) 75 体制や組織内部の人。(内側の人・・・・って意味かな?これは直訳チックだから、別に英語じゃなくても・・・・) 76 率先。主導権。発議権。(よく使うけど、別に日本語でもいいよね。堅すぎないし。) 77 核。中心部。地球の中心。(あたくしもこの日記でよく使う。「カク」も「コア」もそう大して変わらない気がするから、放置(爆)) 78 同意。合意。(これこそ、別にカタカナ語にしなくてもいいような・・・・) 79 ホストコンピュータとの接続。IDやパスワードを入力すること。 (なるほどなぁ・・・・今度から初心者にはこういうふうに説明することにしよう♪) 80 医療内容の十分な説明を受けた上で合意すること。 (ガンの告知とかの場面でよく出てきます。無理矢理日本語にするなら、「合意治療」かなぁ・・・・。) (「ムンテラ」という医療専門用語も同時に出てくる場合があります。これは、患者本人や家族などに、病状の説明をすることです。)
企画としてはいいと思ったんだけど、結構疲れた( ̄∇ ̄;) 中盤の61~80あたりの言葉は、もう巷に普通に溢れかえっています。 要するに、お役所や官僚だけの言葉ではなくなってきているので、こっちが目を向けないと 言葉に置いてけぼりを食らう可能性も大きいでしょう。 辞書を開けば載っている言葉ばかりですが、昨今のカタカナ言葉事情を省みると、 「外来語」とは違う要素を持っていることも、決して稀ではないので、 日本の「カタカナ語」をしっかり把握していないと、えらい目に遭うかもしれません。 流されるのとは違う、自己防衛の意味を以って、あたくしはカタカナ語に対し、 警鐘を鳴らそうと思っています。
気張れ!! 日本人!!
闘病生活も3年目ともなると、何だかコレが日常のようにすら感じられ、 でもそれって何だかなぁ・・・・と思ったりするアサミンジャーです。
たりた様のところ(BBS)で、「献血してきた~♪」というのを見て、 わけもなく、血が騒ぐあたくし・・・・( ̄∇ ̄;) 抜きたくても抜けねぇ、この現状を恨めしく思う(トホホ)。
服薬中の人はねぇ、ダメなのよ。 検査すらしてくんないの。 風邪薬、鎮痛剤とかがそれに相当するんだけど、無論、眠剤もアウトなんだろうな(苦笑)。 とはいえ、ロキソニンという、超メジャーな鎮痛剤を日に2錠ずつ3年も飲んでいるので、 とりあえず、アウトは確実だ。
とはいえですね、昨年、精神神経科で2度、婦人科で1度の血液検査の結果を見ると、 病人とは思えないほどの花マル数値を叩き出し、医者が首を傾げる始末で、
「あんた、一体どこが悪いの??」
などと、あるまじきことをあの大病院で逆に質問されてしまいました( ̄∇ ̄;)
16になって以来、献血はあたくしの趣味でして(爆)、常に健康体だったあたくしは、 16だとまだ200mlしか抜いてもらえないんだけど、もう200抜いてもいいわよ♪ みたいな勢いで、400抜くのにも10分とかかりません(爆)。 月に1度以上献血ルームに通っていた頃などは、遂に、検査無しという快挙にまで到達し(爆)
「あ♪ 素晴らしい数値ですね。コレ、まだ結果が1ヶ月経ってないので、 今日は検査なしで、両腕からいきましょう♪」
などと、言われ、両腕を拘束されて、成分献血をしたことも数回あります(笑)。 新宿や吉祥寺の献血ルームによく通っていたんだけど、血液を抜かれている時の退屈しのぎに ビデオとか、ドリンクとかがあるのは当たり前で、 新宿のルームなんかは、加えて、ハーゲンダッツやミスドのドーナツ(1人2個まで) 吉祥寺は冬になると、肉まん(1人1個まで) 所沢のルームでは、時間ギリギリに駆け込んだだけで、「本日はちょっと・・・・」と言われ、 別に何も提供していやしないのに、詫びとして500円分の図書券をもらったことまであり、 あたくしは、そりゃあもう、喜んで通いましたともさ(笑)。 しかも、所沢のルーム、昔は喫煙所があったのよ(爆笑)。 今日はちょっと血圧が低いかも・・・・って時に、1本吸って、 上下とも数値を一時的に10ずつ上げるというコワザも編み出していました(笑)。 血圧は目安、上が100前後、下は70~80前後というのが、喜ばれる数値だったので、 わざとそういうふうに調節するのに、煙草を使っていたというわけ(苦笑)。
成分献血となると、一旦血を抜いて、分離機にかけて、血漿と血小板だけ取り除き、 残った成分を体内に返してくれるんだけど、コレをやられるとあたくしは 粘膜が充血して、例えば歯茎が腫れた感じになって歯が浮くだとか、そういう目に遭うので、 なるべくなら、全血抜いてもらうことにしていました。 成分献血は時間がかかる・・・・というのもあるんだけど、 あたくしにとっては、そんなに時間がかかるものでもなく、早い人でも30分、 長くかかる人だと1時間くらい、と説明は受けるのだけど、 結局、誰よりも早く束縛を解かれるのはいつも決まってこのあたくし。 常駐している看護婦さんが驚くほどの速さ・・・・大体20分くらいで、成分献血を済ませることが出来る。
血液成分の数値や比重を見て、バッチリだと向こうが確認すると、決まって、
「あのぉ~、本日、400お願いできますか?」
と頼まれる。あたくしは最初から400のつもりなんだけど、
「何なら、もう200くらい抜いても、多分大丈夫だと思います♪」
などと明るく返して、10分くらいで帰ってくる。
で、だ。 200抜くと、大体1週間・・・・400だと大体2週間という割で、生理が遅れる。 物凄くわかりやすい(笑)。 なので、月経用のカレンダーに、何月何日何ml抜いたというのも、一緒に記録していたくらいだ。 遅れて、「あれ・・・・?身に覚えはあるが、そんなはずは・・・・」という時に、 なぁんだ、今月献血してるじゃん♪で、全て解決していくのである。 献血をして、月経で再び血を洗い流すくらいで、丁度良かったのかもしれない。 ルームの人からは、月経にも影響するからと成分献血を勧められてはいたのだけど、 あたくしは、それを丁重にお断りし、多少遅れてくるけれど、 それだけあたくしの赤血球のしぶとさは、常人以上なんだと確信していたくらいだ。 そうやって、人より多く血液を体外に出すことで、安定がはかれていたのかもしれない。
高校時代なんかは、生理の代わりに、鼻血・・・・しかも5日続けてとんでもない量( ̄∇ ̄;) というのが、夏のお約束であった(爆)。 ホントに、血の気が多かったのね(爆爆)。 家でも学校でも、とにかく出血( ̄∇ ̄;) 挙句、大会のリハでも鼻血を出し、立派な板の上に消えることのない血痕を残したのも このあたくしです( ̄^ ̄) あたくしが急に顔を押さえて俯いたので、調光室やミキサー室から、裏方全員が飛んできて、
「日野が血を吐いた~~~~!!!!」
「誰かのど飴を~~~~~!!!」
「とにかく119番だぁ~~~~~っっ!!!」
という、とんでもない騒ぎにしたのもこのあたくしです(爆)。 結核じゃあるまいし、稽古中に血を吐くわけなかろう!? で、血を吐いたら、何でのど飴なんだ??<ここらへん、未だに謎(爆) 救急車を呼ぼうとするのを、すんでのところで止めさせ、 いつもの鼻血だとアピールすると、クモの子を散らすように、スタッフたちは持ち場へ戻っていった(笑)。 冷静に考えればわかりそうなものの、野ザルたちはこんなところでも面白いのである。 そういう意味でもあの頃は、御陰様でPMSだとかに襲われることもなく、 本当の意味で頗る健康だったなぁ(爆)。
もう、随分とご無沙汰しているので、献血の基準とかも忘れちゃってるんだけど、 今、調べました。 あたくしの体重は、まだ400ml全血に耐えられそうです。 成分献血は、400・・・・というわけにはいかなそうなんだけど、400で押し切れそうです(爆)。 大体、外国ではさぁ、女性でも1回で600とか800とか抜いちゃうところもあるんだから、 400くらい、ホントなんてことないって・・・・ねぇ?
オーアエに
「献血行きたいんだよぉ~。でも、薬飲んでるから、やっぱダメだよね?」
と、聞いたことがある。そしたら、
「いや、服薬中でも平気でいってる人はいるよ。問題ないんじゃない?」
「え゛!!? でもそれって、いずれは血液製剤になったり、他人様の輸血用血液になるんじゃ・・・・?」
「あなたの血で誰かが命を落としても、それはあなたのせいじゃない(爆)。 この血液なら問題ないだろ♪ 存分に行ってこ~~い♪」
「( ̄∇ ̄;)」
などと唆されたことがある( ̄∇ ̄;) 彼が言わんとするところの、「悪くなれ~」の一環かもしれないが、 コレじゃ、あんまりである。個人悪でとどまっていられるうちはいいが、明らかに社会に迷惑をかける 犯罪一歩手前の行為に思えて、あたくしは以来、献血には行けずにいる。 確かに、服薬しているのを隠しさえすれば、あたくしの血液は見事なほどに立派なわけだから、 献血ルームの人々には喜ばれるだろう。 抜かれた血液の中に、薬剤の影響がどのくらい残されるのか、それはあたくしにもよくわからないが、 風邪薬を飲んでいるときでさえ、「3日くらいあけてくださいね~」と言われたので、 最低3日は、全部の薬を断薬する必要があるのかもしれない。 睡眠不足、栄養不足、朝食不摂取は検査の時点ではねられるので、 そこも注意せねばならない。
朝食をきちんと摂った状態で、6時間以上ぐっすり眠り、尚且つ、それを薬に頼らずに・・・・ となると、あたくしは完全にアウトになる。
検査だけでもいいから、定期的にしたいものだよ。何せ、タダだからね。 病院では2000円以上も取られる血液検査も、献血すれば大体の数値が把握できるくらいの 検査結果が律儀に送られてくる。 健康診断を受ける代わりに学生時代は献血に勤しんでいて、自分の健康状態を把握していたのだけど、 ひょっとしたら、定期的に献血に行くことによって、このヒートアップした肉体が クールダウンする事だってありえるかもしれない。 4日連続、37.4℃・・・・(体温)。 夏に向けて、あんまりよろしくない状況かと思われる( ̄∇ ̄;)
一縷の希望ではあるが、何とか断薬(3日)が成功した暁には、 是が非でも献血に行って、400といわず600くらいガツリと抜いてもらいたいものだ。
人の不幸も、自分の安定には変えられないってことか・・・・。 そのくらい図太く生きてみてぇよ、あたくしも・・・・┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
2003年06月18日(水)
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闘え!起動戦士アサミンジャー 「夢現」の巻 現実を喪失した者の傷口に塩をぬる如き行為 |
毎度。 昨日が昨日で、あんな日記しか書けず、 本日は本日・・・・ちったぁまともになっているかと思いきや、 朝からザンザン大雨が降っていて、それでも、「めざましテレビ」に間に合うように 起床する自分が恨めしい。 昨日は、「大奥」を見ながら寝てたら、そのまま、本当に爆睡状態になっちゃったらしく、 「顔」と「マルサ!!」の録画をコロリと忘れた( ̄∇ ̄;)
先週。 東海地方では、中日ドラゴンズのナイター中継をやっていてので、「大奥」はお休み。 で、今週、ちゃんと第2話をやってくれるもんだと思ったら、大間違い。 何と、穴埋めなしに、いきなり第3話が始まったので、視聴者のあたくしは腰を抜かした。
なめてんの? 東海テレビ・・・・凸( ̄ヘ ̄)
いきなり、上様との契りの真っ最中に癪の発作で倒れるイグアナちゃん(御代様)・・・・ 何だか、自分を見ているようで嫌だったわ・・・・。
昨日。オーアエにオーディションに受かったことを報告した。 とりあえず、ミュージカルとはいえ、芝居ができる事になったのよ、と、 調子悪かったんだけど、そこだけは明るく伝えたつもり。 が、コレを機に、口論寸前のところにまで話が発展してしまった。
「まだ夢を捨てきれんっつうわけか。あなたにとっての幸せは、結婚でも何でもなく やっぱり、芝居なんだねぇ・・・・どうしたもんだか(苦笑)。」
「夢・・・・!? 冗談じゃないわよ!!」
「何が・・・・?」
「あたしにとっての芝居ってのはね、夢でも何でもなくて、すぐそこで起きている 現実で、日常生活だったのよ。・・・・カタギの人はコレだから嫌なのよね。 モノカキだって役者だって、そう大して変わりゃしないのに 役者の方だけ、色眼鏡で見ちゃってさ・・・・。」
「何だ? モノカキも役者も同じっていうのか?」
「当たり前よ。空想の世界を創りあげている作業に変わりはないし、どっちにせよ、 正常な気質じゃ無理でしょ?? それは先生(オーアエ)だってよくわかってることじゃない?」
「まぁ、考えてみりゃ、同じなのかもなぁ。で、あなたは満足なわけ? 大垣の市民ミュージカルなんかで。」
「・・・・満足なわけないじゃない。」
「だよなぁ?」
「もっとデカいハコで、デカい規模の興行をバシッと打ちたいわよ。 でも、3年も板の上に立ってないと、どうしようもなく怖いのよ。 だから、今回のはどんな小さな役でも、リハビリとして身体を曝すつもり。」
「へぇ~。そういうことかぁ。 先生(大学)が亡くなったことでぷっつりと切れてしまっていたわけじゃないんだな。」
「先生(大学)が亡くなってからも、芝居は続けたわよ。 ・・・・でもさぁ、どうしてカタギの人って、すぐに『芝居=芸能界』っていうふうに見るんだろう? モノカキの場合はさぁ、デビューが遅くても何とかなるとでも思ってんのかしらね? だとしたら、すごく腹が立つ。あたしは、夢を追いかけているわけでも何でもなくて、 現実にそこにあったものを、ただ取り戻したいだけなのよ。」
「それが、今度のミュージカルってわけね。・・・・でも、あなたさぁ、死んだ先生(大学)に 怒りとか感じなかったの?」
「怒り? どうして?」
「『あんなふうに死にやがって』とか『巻き込みやがって』とか・・・・」
「怒りは・・・・ない。」
「何も感じなかったわけじゃないだろう?」
「うん・・・・正直、怖かったかな? あと、後悔。」
「怖い・・・・? どうして?」
「入り込みすぎたのよ・・・・何だか奇妙な領域に。で、先生(大学)は死んだ。 だから、それが怖かった。お葬式も皆みたいに第三者的な立場を貫き通して 参列できなかったもの。」
「跡取りとはいえ不用意に『子供を産んでくれ』なんて言い残して死んだんだぜ? 普通、怒りが込上げてきそうなものだろう?」
「だって、先生(大学)もアレは本気で言ったんじゃないと思う。 奥様ももう子供を産むにはお年を召してらしたし、家元とはいえ、藤間流なんて 名取なんかはわんさかいるわけだから、誰に継がせてもいいわけだし。」
「いや、アレは絶対に本気だと思うぜ? あんなにド派手な死に方したんだろ? 人がわんさかいるような京王線の駅のプラットホームから、一気に轢断死・・・・ 正気とか狂気とかじゃないね、コレは。」
「勝手に作らないで。京浜東北線よ。」
「あ、そっか(笑)。しかし、幸せな死に方をしたもんだよな・・・・。 一気に逝けるもんなぁ・・・・。」
「躁のMAXって怖いんだけど、当人にとってみたらすごく幸せなのかもね。 あたしも、それはそう思うよ・・・・。」
「じゃあ、後悔っていうのは何? 自分が先生(大学)を助けてあげるべきだったとか、そういうの?」
「違う。・・・・先生(大学)にはね、もっと色んなことを教えてもらうはずだったのよ。 その歯車が、先生(大学)が亡くなることでいっぺんに狂い始めた。 自分の『選択』に対する後悔よ。・・・・あたし、今、絶対に死にたくないし。」
「なるほどねぇ。自己防衛ゆえの発作かぁ・・・・。 先生(大学)のことをもっと綺麗に切り離すことができればなぁ。」
「確かにね・・・・それは先生(オーアエ)の言う通りだと思う。 でもさぁ、先生(大学)の存在はハッキリ言ってもうどうでもいいんだけど、 先生(大学)に叩き込まれた技術はねぇ・・・・どう頑張っても、身体から切り離すことなんて出来ないのよ。」
「あぁ、そうかぁ!! そういう意味での後悔ね。」
「もしも切り離してしまったら、あたしは完全なカタギとして生きなきゃならなくなるわ。 役者も、モノカキも、日常には入ってこなくなる。 でもそれって、本末転倒のような気がするんだ。 先生(大学)に出会う前からずっと続けてきて、やっとここまで来れたんだもん。 方法論の一つとして、大学で学んだことをおいそれと身体から切り離すのは、やっぱり出来ない。」
「あなたはやっぱり山賊の娘だったんだよ。もっと、山賊になったほうがいい。 (前のカルテを見て)そうなんだよなぁ・・・・元々そういう気質なんだから、抜けるわけがないんだ。 だからあなたが抱えている発作は、やっぱり・・・・死に対する恐怖なんだよ。」
「・・・・うん。あたしね、何でか知らないけど、 『生』に対する執着心みたいなものは誰にも負けずに強くてさぁ(笑)。 今だって、本当に絶対死にたくないもん!」
「あははははは♪ それは私もだ♪(爆) ああ~!!死にたくねぇよぉ~~!!(爆)」
「( ̄∇ ̄;)・・・・うん、想像つかない。 先生(オーアエ)が死にたい、死にたいって言ってるとこなんか(爆)。」
とまぁ、こんな感じで診察は済んでいった。 前回同様、駄々をこねて、血圧も計ってもらい、頗る健康と太鼓判まで押してもらい、 小さなわがままを幾つもお願いして、診察室から出てきた。
たまぁ~にだけど、本当にしんどくて、辛くて、日記とかにも「死んでしまいたい」と 衝動的に書くあたくしだけど、本心は違う。 今、死んでしまうことが、怖くて怖くて仕方がないのだ。 やり残したことはいっぱいあるし、身辺整理もついていない。 女に生まれたからには、その権利や義務をとことん全うしたいし、 もっとハイパークラスの幸せや不幸だって、この先に待っているかもしれないのだ。 それを経験せずに死んでしまうことが、惜しくて、そして怖い。 だから、殺されることがない限り、あたくしは天寿を全うするつもりでいる。
「死にたい」と、衝動的に思ってしまったり、他人様の目に触れるところに書いてしまったりするのは、 「生きたい」「生き続けたい」「生き残りたい」の最終的な心の叫びで、 本当に死んでしまったら、何も生産できないことをあたくしは知ってしまっているので、 できれば、人を押しのけてでも、長生きしたいくらいなのだ(苦笑)。
若くして亡くなった、大学の先生のことを思うと尚更だ。 あの先生だって、もう少し長く生きていたら、もっと面白いものを沢山生産できたかもしれないのに。 それが脳みそに蔓延って、あたくしは本当の意味で「死」に対する恐怖が拭い去れないでいるのだ。
モノを作っている人は、大概、そうなんじゃないかなぁと思う。 時間が足りないことに業を煮やしたり、出来上がった作品に対し不満が残ったり、 他人の評価に不安が生じたり、それでもって、精神的に大きくぐらついたり・・・・。
だから、あたくしは、自分の身体に襲いかかってくる、数々の怪現象を、 「生への執着」として受け止めることにした。 死にたくない・・・・ 死にたくない・・・・・・・ 死にたくない・・・・・・・・・・・・ これが、あたくしを苦しめる根源の一つで、他人から見れば非日常的な場所にいたあたくしが 本当の日常を取り戻すのに、必死になっている証拠なのだ。
それにしても、オーアエのやり方は、毎度毎度、呆れるほどに 患者の精神を疲れさせる( ̄∇ ̄;) 本当に精神科医かよ!? 人の傷口に塩を塗るような真似をして、あたくしが暴走するとでも思ってるのかしら? あたくしが、昨日「現実を喪失している」ことを、ちゃんと主張しなかったら、 次回からも、あのような攻撃が続くのである(爆)。 とんだお笑い種だ。 あたくしにとって、そりゃ、亡くなった先生は大事な人には違いないけれど、 後生大事に、胸に秘めておくほどに愛しい人ではなく、 あたくしはもっとあの人から、学びたかった・・・・ただそれだけなのである。 それが出来なくなって、迷い、袋小路に追い詰められ、 追い詰められた自分に気付かず、昇華だけを求めて、挙句、こうなった。 先生の死を、そりゃ恨みはするけれど、自殺とあってはもう、その恨みも薄れてきた。 自分で自分を立てるということ・・・・即ち、「自立」しないことには どうにもならないことを、あたくしはとうの昔に悟っているはずなのに、 そこに辿りつけないでやきもきしていただけだったのだ。 ・・・・こんなはずじゃなかった。 ただそれだけのことで・・・・。
しかし、一度狂い始めた「何か」は簡単に軌道修正できない。 大きな、メガトン級の爆弾があたくしの頭に降ってくれば、それを弾みに 何か変わるかもしれないが、ダラダラと続く梅雨の雨のように、 あたくしの微熱も、ダラダラと3年続いた。
かつて、オーアエは、「何も考えずに、3年遊べ♪」 と事も無げにそんなことを言った。 あたくしがまだ27の時だ。 そろそろタイムリミットが近づいている。 あの時、オーアエやあたくしが本当の本当のところを見抜けていたら、 3年といわず、1年足らずでひょっとしたら、この長いトンネルを抜け出せたかもしれない。 しかし、前を悔いても遅いのだ。 傷口に塩を塗られてやっと、この口から、本当のことを吐いたあたくし。 捕虜として拷問を受けている囚人のようだが、信頼関係を築き上げ、 本当の事を言えるようになるまで、この年月がかかったのだ。 仕方がない。
オーアエは前に、「必ず治る」 と言った。 今度の舞台が成功すれば、あたくしもその言葉を信用し、 少しは「本当の事」として受け止められる自分になっているかもしれない。 まだ治る気配はない、今日この頃だが、毎回、同じ事を執念深く言い続けるオーアエには 正直、頭が下がる(笑)。
そんなオーアエ・・・・この日も、誰も予想だにしないとんでもない暴挙に出ます。
不意打ちだったので、あたくしも何となく答えてしまったのだけど、 それをあたくしのカルテに書こうとした時点で、こっちもハタと気がつき、
「そういうことは、あたしのじゃなく本人のカルテに書いたら?」
と、止めたのだけど、時、既に遅し( ̄∇ ̄;)<こんなんばっか(爆)
「とはいえ、月日は流れているものなのだなぁ・・・・。」
「しみじみして誤魔化さないで! さっきだって、ニアミスのせいで心拍数がうなぎのぼりよ!!」
「まぁ、そう言うな。あなたにしたって、彼にしたって、 昔とは違い、今は色々あるってことなんだよ。」
「すごい誤魔化され方をされた気がする・・・・(-。-) ぼそっ」
「わはははは♪ 待たせたことは謝るよ。すまん、すまん♪」
「今度から、指定時間より30分くらい遅れてくることにするわ。」
「だから、そのようなことがないように、気をつけるってば。」
どっちが医者でどっちが患者なのか、わからなくなってきたアサミンジャーなのであった。
2003年06月17日(火)
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闘え!起動戦士アサミンジャー 「怒り」の巻 ~押すなら押すと言え!~ |
毎度・・・・。 本日、めちゃくちゃに疲れているので、ほんの数行・・・・。
クリニックで30分以上待たされた挙句、あたくしはとんでもない目に遭った。
あのヤロウ・・・・。 その怒り鎮まらぬまま、診察室に入るなり、めちゃくちゃに文句を言ってやった(爆)。 あたくしは、次回、ヤツがいつ現れるのかを受付の姉ちゃんの声で分刻みのところまで抑えていたので その30分後に予約を入れようとしたオーアエをすごい勢いで睨みつけて待ったをかけた結果、 午前診察の一番最後にすべりこんだ。・・・・快挙。 このくらい主張しないと、あたくしはおちおちクリニックにも通えない(笑)。 診察の内容は、頭痛と動悸が治まって、落ち着いた頃に・・・・。 明日あたりの枠で、面白おかしく報告したいと思います。 それにしても。。。。 頭痛はともかくとして、このわけのわからぬ動悸は一体・・・・?? 喉が良くなったと思ったら、今度はこっちかよ(-。-) ぼそっ 梅雨独特の、低気圧のせいだけじゃないような気がするな。
いつ行っても、血液検査は花マルの結果をもらってくるあたくし( ̄∇ ̄;) 薬さえ飲んでなければ、すぐさま献血に行くんだけどな。 そうすれば幾らかスッキリする気がするんだけど、提供する血液が眠剤にどっぷり浸かった物では いくら製剤に使うとはいえ、あんまりにも人様に迷惑をかける行為・・・・。 ストレス解消の献血だったが、今は我慢、我慢・・・・。
喉の調子は昨日よりもマシで、置き薬の中からチョイスした風邪薬も満更間違いではなかったな・・・・ などと、分析しちゃうアサミンジャー。分析の前に、薬に感謝しましょう。
春先に、減薬を目標に掲げたこのあたくし・・・・。 見事に挫折したまま2ヶ月くらい経ちました( ̄∇ ̄;) 今でも寝る前は、きちんと15錠飲まないと眠れません。全く以って困ったものです。 眠れないのには、きっとそれなりの理由があるに違いない・・・・そう分析しているのだけど、 分析結果として挙げられたのは、何のことない、「雨の圧力」である。
入梅して数日。 あたくしの気分は、全く以ってすぐれない。 聞けば、普通の人でもかなり鬱陶しいらしいんだけど、あたくしはこの低気圧に押し潰されそうで、 ともすれば、ベッドに磔である。 目覚めだけは何でか良くて、きっちり6時間眠ったところで目が覚める。 で、自分じゃ覚えていないんだけど、きちんと体温計を口に咥えて、その記録も取ってある。 ひょっとしたら、今朝は忘れたんじゃないだろうか・・・・?と思って夜になってからグラフに目をやると きちんと今日付けのが表となって表示される。 こういうのが1週間続いた( ̄∇ ̄;) 朝は記憶喪失状態に近く、何とかベッドから身体を起こして、 おかんよりも早く朝食をとってから、またすぐに横になるのだけど、 このへんのことは、わりとしっかり覚えていたりする。 しかし、起き抜け、自分が何をしていたかの記憶は何でかすっぽりと抜け落ちていて、 ちょっと気色悪くて困っている。
飲んだ覚えのないスポーツ飲料の量がガタッと減っていたり、 あれ?昨夜封を開けたばかりの煙草の量がいつの間にか半分になってる・・・・ なんてことが、日常茶飯事になっていて、気持ち悪いのである。
あたくしの中に、何人かがいる・・・・というのは、クソ真面目にここにも書いてきたけれど、 意識下と無意識下との区別はきちんとついていた。 だから、解離性同一性障害としても「特定不能型」で治まっていられたのに、 記憶がここまで曖昧になってくると、ちょっと怖い。
で、ちゃんと日記を書いては、週に1度、全部読み返す。 その時に何を思っていたのか、どんなことを感じていたのか、ランスルーでは勿体無い。 落ちているネタを、落としたままにしておくのは、あたくしのプライドが許さない(苦笑)。
今日、新しい出会いがあった。 特別な・・・・というわけではない。 チャットで知り合った人なのだけど、ひょっとすると数日後、 あたくしはその人のことをそっくりそのまま忘れてしまうかもしれない。 そう思って、あたくしはその人と話したことを、わざとメモ書きにして残しておいた。 年齢、血液型、どこに勤めているか、どこに住んでいるか、エトセトラエトセトラ・・・・
そうしたら、その人はあたくしのHPから辿って、わざわざメールをくれたりしていた。 何だかホッとした。 記録として、きちんとしたものが残った気がして。
あたくしは、いつでも意識的に、あるいは無意識的に、自分が生きていたという証がなくなるのを 平均水準以上に恐れている部分がある。 だから、色々なことをダラダラと成文化したがるし、 忘れないでと叫ばんばかりに、主張を続ける。 自分も、忘れないようにと、必死になる。 そして、忘れてしまってもいいようなことも覚えているという始末なのである。
雨は・・・・。 雨は、否応なしに、あたくしを動けなくする。 18の頃から、それが始まった。 まるで、大きな権力でも持っているかのように、あたくしをプレスする。 雨の中を歩くのは、相当のパワーを必要とする。 昔はそのパワーがあったのだけど、今は、反抗するのも難しい。 今日も半分はベッドの中だった。
1日が昔に比べて短くなった分、苦痛を感じる時間も短くなった気もするが、 苦痛が凝縮されている気がしないでもない。 でも、あたくしは生きている。 弱音を吐いているけれども、肉体的には元気なので心配しないで。
2003年06月15日(日)
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売り物に問題アリ・・・・ |
昨日あたりから、喉の調子がおかしい。 喉だけなのよね、喉オンリー。
熱を計ってみる。 朝の基礎体温は、人並みちょい上くらいにまで下がってきているんだけど、 日中や夜は、明らかなる微熱・・・・っつうか、高熱?? というわけで、風邪なのかどうなのかもわかりません( ̄∇ ̄;)
気休めにパブロンを飲んでみた。 ・・・・に、苦い( ̄∇ ̄;) アモバン並みに苦い・・・・。 パブロン=良薬?? アモバン=良薬???? とにかく、味覚も狂いだしてま~す┐( ̄∇ ̄)┌オホホ 声は出ますが、炎症、確実。 売り物に問題アリの女優の許に、本日、注文した名刺が届きました。
顔に吹き出物が出たり、今日みたいに喉の調子がおかしかったり、 面白いことを思いつけなくて原稿が滞りがちだったり、 そういうことが頻発すると、「自分」たるものを見失ってしまうのが あたくしの悪い癖。 そんな悪癖を、「気にすることじゃないよ♪」と慰め、励ましてくださる方もいらっしゃるんだけど、 勿体無い話、気休めにしかならない・・・・。 自分に「お前はプロなんだよ」と呪文のように唱え続けるあたくしは 一体何者なのか、自分でもよくわかってないんだけど、 この身体に、少しでも異変が訪れると、それだけで不安になり、その不安が発作になったりもする。 コレは繊細さゆえではない。 多分、自縄自縛の結果なんだと思う。
と、言うわけで、今日は死んだフリをしてでもいつもより余計に寝てやろうと目論んでいるのであります。
2003年06月14日(土)
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殺されなくてよかった/届いた封書はぺらぺらに薄く・・・・ |
1週間前の日曜日。 あたくしは、市民ミュージカルのオーディションを受けて参りました。 アレほど毛嫌いしていた、素人集団プロデュースなのだけど、 ココまで来ると、「役者」としての性質上、もう生きてはいかれないような気分になり、 背に腹は代えられぬということで、応募して受けてはみた。
その合格通知が今日、届いた。 薄っぺらい封書、中には紙切れ1枚・・・・。
( ̄□ ̄;)!!
この味も素っ気もない通知に、あたくしは銃で胸を射抜かれたような気分になった。 思い起こせば大学受験・・・・。 合格通知はすごく分厚い書類で来るのだけど、不合格の場合は中身が入っているのかどうかも わからないほどの薄っぺらい封書。開封しなくともその合否がわかるほどであった。
その封書によく似ている・・・・( ̄∇ ̄;)
開封して中を読むと、合格通知とあった。
くそ・・・・余計な心配させやがって(-。-) ぼそっ
とにかく、来年の2月の本番に向けて、これから毎週日曜、稽古が入る。 居場所を追われ、殺されなくて済んだということになる。 あたくしは個人的に勘違いしていたのだけど、このミュージカル、ちゃんと客からお金を取るらしいのだ。 そうなると、コレはもう言わずもがな、あたくしの中では ギャラの発生の有無を問わず「仕事」となる。 お客様がわざわざお金を払って観に来てくれる舞台に立つとなれば、 いくら素人でもアマチュアでも、一瞬だけ「プロ」にならざるを得ないのだ。 で、元来、「プロ」を名乗っているあたくしは、いくら周囲がアマチュアや学生、子供たちでも ダンスや歌唱を教えてくれる先生同様、きちんと指導を受ける義務がある。 それが「プロ」としての在りようだと思うのだ。
さて。 この間のオーディションの様子であるが・・・・。 我々、一般女子はたったの4名。実際はあと数名いるらしいのだけど、 顔を合わせたのは4名。すごく少ない。 で、その下に高校生、更に下に中学生、その更に下には、小学4年生からうじゃっといて、 とにかく、姦しい会場ではあった(笑)。 軍団結成して乗り込んできた女子中高生に比べて、当然、単発でやってきている一般女子は 肩身が狭い。が、そこはオトナ(爆)。 すぐに仲良くなって、色々な話をしながら時間を潰していた。
あたくしの2つか3つ下の女性は、あたくしが不合格だった大阪芸大卒で、 日舞の藤間流では名取にまでなっている。 藤間流・・・・つったら、うちの学科の日舞コースじゃん?? と思い、その旨を聞いてみたら、受験はしたけど、不合格だったんだそうだ。 あたくしと真逆の人生を歩んできた、この彼女とは話も弾み、すぐに仲良くなった。
逆に、あたくしより4つ上の女性は、歌もダンスも芝居も全くの初心者だと言っていたが、 すごく雰囲気のある、素敵な人だった。 元々看護婦(看護士といわねばならぬのか)さんで、今、休職中だと言っていた。 ハスキーボイスがとても魅力的で、目線もなかなかいい感じ。 睨まれたらこっちが石になってしまいそうなこの彼女・・・・素人とはいえ、吸収は早そうだ。
もう1人は、19歳の短大生。就職活動とかがあるんじゃないの?と聞いてみたら、 もう、行きたい専門学校を決めているから、そこに進学するのだと言っていた。 小柄で可愛らしい人だったので、高校生と間違えそうになった(笑)。 でも、高校生の輪の中には入らずに、1人でいたので、こっちに引きずり込んだ(爆)。 話は向こうとの方が合うだろうになぁ・・・・。 結束して、多分同じ学校か、ダンススクール、もしくはプロダクションの子たちっぽかったので、 年齢が近いとはいえ、輪の中には入れなかったんだろうな、きっと。
あたくしと芸大卒の子(カオリちゃんだったかな)は、迷わず、一番難しいランクの 歌唱テストに挑戦した。 コレには意味があって、芯を獲る気があるのなら、これに挑戦しろと 向こうから通達が既に出されていたのだ。 できるかどうかは度外視して、とりあえず、芯を獲る気で来たんだというのをアピールしておく。
これが、中高生たちの闘争心に火をつけちゃったのかしら(笑)? 最初のうちは、この子達、あたくしたちと口もきこうとしないのよ(爆)。 少しだけ喋ったのだけど、それは、最終審査のほんの少し前のことで、 中学生が振り付けされているのをガラス越しに覗いて、 「あんなの、いきなりできるんかいな??」 みたいな話を少しだけした。ホントにそれだけ。 そりゃそうだ。 彼女たちはほとんど皆、芯を獲るつもりでこのオーディションにやってきている。 そこに、自分たちよりうんと年上でキャリアもある人間がいると面白くないのは当たり前だ。
意味なくライバル視されていたんだけど、キャスティングは今後の稽古の中で 徐々に決まっていく。 オーディションの課題には全員、少女(10~15歳くらいかな)とおばさんの役の科白しか渡されていなくて、 中高生たちも、それぞれ、少女とおばさんの科白を読んでいたようだ。 最初、この課題が届いた時に、なめられているのかと思ったのだけど(爆) 全員が、おばさんと少女の科白しか渡されていなかったので、ちょっと安心した。 主役の科白が誰にも渡っていないというのが判明したので、そういう意味での安心(苦笑)。 が・・・・その安心も束の間。 うむ・・・・クイおばさん役は多分一般女子に回ってくるだろう。 どう考えても、高校生や中学生にはムリだ(爆)。 クイおばさんだけは避けたいな・・・・と、カオリちゃんと話していたんだが(苦笑)。
芯・・・・要するに主役とされる役は、2つある。 あたくしも物語の概略はわからないのだけど、題名は、 「中国皇帝のナイチンゲール」といい、愛知県の岩倉市でも、 市民創作ミュージカルとして取り上げられたことがある作品らしい。
ナイチンゲール、そして、機械仕掛けのナイチンゲール・・・・ この2役が、所謂、主役というヤツだ。
しかし、あたくしとカオリちゃんはしかと目撃してしまった!! その辺に、ポイと置いとくもんじゃないよね~♪なんて言いながら、 昨年度までの決算報告書なんかと一緒に積んである、今年の戯曲を何とはなしに ペラペラめくっていたのだ。
まぁ、そんなもので舞台の流れを決めるものでもなし、しかし、割合でいくと、10:1くらいなのである。 分量でいくと、これは凄いことである。 あたくしとカオリちゃんは思わず、呆れてため息を漏らしてしまった。 クイおばさんにソロ曲はないが、それ以外で美味しい役を見つけてしまい、 あたくしはちょこっとだけ興味をそそられる。
この役が取れたとしたら、役柄的には2度目ということになる。 かつて、この役と同じ役名で舞台に立ったことがある。 で、この先もう1度くらい、この役で舞台に立つことがあれば、 あたくしは名刺に肩書きを入れる気になれるかもしれない(笑)。 ボタン押してくれた人はもうおわかりかもしれないが、とどめの一発で、もう1個置いときましょう(笑)。
3回続いたら、名刺にこう入れることを、ここで皆様にお約束します。
それはそうと、一安心・・・・。 文化事業団にまであたくしは行き場を追われるところ、救って頂き、 とりあえずは感謝。 オンナばかりの稽古場は多少不服だが、カタギではないあのカオリちゃんも 合格していてくれればそれでいいや♪ ダンスはともかく、芝居やミュージカルとなると、カタギな性分では子供でもムリだ。 稽古場たるや、そういった場所であり、板の上とは絶対的にそういう場所なのである。
あたくしがここ数年愛用している、「自由業」用の名刺は、意外と評判が良く、 この4月のパーティの時にばら撒いてきた時も、「センスが良い」と誉められた。
あたくしの手作りではなく、とある業者さんの雛形にあれこれ書体やらの注文をつけて、 それでようやく、「あたくしの名刺」になるのであるが、 ここの雛形は結構充実している上、価格も良心的、発送も素早いので、 あたくしはなるべくここを利用するようにしている。
数年前、偶然見つけた名刺印刷のWEB販売サイトなのだが、 紙はしっかりしているし、出力もきれいだし、それを加味すれば、 100枚¥5000というのも大して高くないように思えたのである。 会社勤めをなさっている方だと「はぁ!?名刺100枚、¥5000??」と驚かれるかもしれないが、 個人で注文するとなると、このくらいは覚悟しなければならないのだ。 経費で落ちていく・・・・ほど稼げていないし、何せ「自由業」なものですから、 名刺でセンスが問われる場合だってあるのです。
だから、渡す相手はかなり選びます(笑)。 だって、1枚単価50円の代物を、おいそれとわけのわかんない人になんか渡せない。 本名と住所は書いていない。 芸名(筆名)、メールアドレスに、URL、そして携帯番号くらいだ。 そういう手段で以って連絡がとれる人に限られ、加えて、連絡しておいた方が良さそうな・・・・ ぶっちゃけて言うと、仕事に繋がりそうな人々にしかなるべく渡さないようにしている。
この間のパーティで、この名刺をしこたまばら撒いてきた。 皆々様、各界でご活躍の著名人ばかりだからだ。 その御陰で、母校(大学)でお世話になった先生からもいきなりメールが来たりして、 縦や横の繋がりを、名刺で以って思い知らされた瞬間でもあった。 自由業の友人たちの名刺は、凝ったものが多い。 その中で、休業中とはいえ、かなり凝ったものを出しているのがあたくしかもしれない。
最初は、50枚でよそうかと思ったのである。 50枚だと¥3500・・・・ちょっぴり割高。 ここは奮発して、100枚注文するのがスジというものだろうということで、 思い切って、100枚にした。 新しい出会いも近いことだし・・・・。
あたくしの名刺は、わざと肩書きをつけないようにしてある。 肩書きを付け始めたら、キリがないからである。 そこが「自由業」の良さであったり、また、ライセンスの要らない仕事ということで 杜撰なところが見え隠れする・・・・そんな、悪しき状況を物語ったりもするんだけど いつでも「ひとり」、いつでも「完全オリジナル」でいる必要のあるあたくしに、 やっぱり肩書きは必要ないのである。 名前だけが大きく刷り込まれたあの名刺の評判が良いのには、 意味があるのだろう。 そしてそれに添えられたイラストに好印象を持ってくださるセンスのよろしい方に あたくしは、逆に脱帽し、尊敬する。 そのイラストが、あたくしが何を志しているかを端的に表しているからだ。
ナショナルのソイエシリーズ。 「きれいなおねえさん」4代目は、あたくしの大好きな中谷美紀嬢である。
この間、ぷよ2にお願いして、新しい脱毛機を買ってもらった。 あたくしが今まで使っていた脱毛機も「ソイエ」なんだけど、何せ今から遡ること8年前・・・・ 「きれいなおねえさん」も初代・水野真紀嬢の時代であった。 鳴り物入りで登場した「ソイエ」ではあったが、如何せん、やかましいわ痛いわで、 せいぜい、1ヶ月に1度登場するのが関の山。とにかく使用にあたって、 気合と根性、そして我慢が必要な脱毛機だったのである。 しかも、使用時間が長くなると、本体が熱を帯び始め( ̄∇ ̄;) 熱いのである(爆)。
で、いつの間にか使わなくなっていった。 腕とか脚とかも、短いのを穿く時に、臨時で剃刀とかで剃る程度で済んでいった。 が、最近・・・・。 あたくし、この歳になって、やたらとノースリーブを着ることが増えた。 周囲の迷惑も顧みず、ホットパンツとか穿いたりするし、 水着を着るとなれば、迷わずビキニを選ぶ・・・・そんなクソ迷惑なオンナになっていた(苦笑)。
と、なると、必然的にムダ毛処理の方にも気を回さねばならない。 周囲の迷惑にこれ以上、上塗りをするようなことがあってはならないと、自ら悟ったのである。 元々、それほど体毛が濃い方ではないのだが、やっぱりワキくらいはきちんとしておかないとなぁ・・・・ てなわけで、最初の話に戻り、「きれいなおねえさん」は今、どんなふうにバージョンアップしているのか、 そればかりが気になっていた。 しかも、TVCMで「ソイエ」と並んで、ブラウン製の脱毛機もかなり力が入った商品を アピールしている。
あたくしは考えた。
①どっちが安いのか?
②どっちが痛くないのか?
③どっちが音が静かなのか?
④どっちが売れているのか?
店頭で商品を見比べて、考えていた。 で、店員を呼びつけて、説明までさせた(笑)。 やっぱり出ているのは、「ソイエ」の方らしい。 価格も、その店ではソイエの方が安かった。 音は、ブラウンの方が静からしいしが、痛さはどっちもどっちだというので(当たり前) あたくしも、初代とはおさらばし、新製品の「ソイエ」の方を選ぶことにした。
これがねぇ・・・・。 初代・・・・っつうか、あたくしが8年前に買ったものとは比べ物にならないくらいに 性能が良く、加えて痛くない!(当たり前だ) 脱毛後は、皮膚の強いこのあたくしでも炎症一歩手前、赤く腫れあがっていたというのに 何て良心的な脱毛機なの♪・・・・ってくらいに感動した(笑)。
当たり前よね・・・・8年経ってりゃ、製品も良くなるって。 あたくしは初代「ソイエ」を買ってから、本当はワキ用の脱毛機が欲しかったんだけど、 脚・腕用のあまりの痛さに、怖くて買えなかったのである。 加えて、2代目の「きれいなおねえさん」があたくしがどうしても好きになれない松嶋菜々子だったので、 ちょっと、「ソイエ」は遠慮したかったのだ(爆)。
中谷美紀に代わるや否や、「使ってみようかな?」という気になるのも、 どうかしていると思うが(笑)。 中谷美紀と、松嶋菜々子の間に、もう1人、片瀬那奈という 若い女の子が、「きれいなおねえさん」を務めていた時期があったのだけれど、 認知度が低く、加えて、彼女が若かったので、 「嗚呼、ソイエという商品はもううちら世代のものではないのかもしれない」 と、勝手に思い込んで、その時期は脱毛機に目も向けていなかった。
「おねえさん」というからには、うちらより年齢が上か、もしくは下でも 大人っぽい印象のある人でないと、どうも信憑性がない。 中谷美紀嬢は、あたくしより2つか3つ年下だけれど、 もう、随分前からKOSEのCMを不動のものにしているし、多分、ルティーナクラスよりも 上のシリーズでもいけるんじゃないか・・・・(ここには中山美穂がいたのだが) というくらいに、女優として格が上がってきているので、商品・・・・とかく美肌であるとか 化粧品関連であるとか、そういうもののイメージに彼女はガツリと呼応する。
どうしてもっと早く、中谷美紀嬢を「きれいなおねえさん」として起用しなかったのか 不思議なくらいだ。 今年の「ソイエ」は売れるな・・・・。 あたくしの予言は、意外と良く当たる。
中谷美紀嬢が、巧いこと美容戦線で生き残れば、KOSEの扱いももっと凄くなる。 今、TVCMでは流していない、コスメデコルテクラスもCMやポスターとして もっとガンガン売れるようになるのかもしれない。 あたくしは、基本的にファンデーションだけはKOSEを使っているのだけど、 ルティーナやルシェリよりも、もう1つ上のクラスのアンテリージェというのを使っている。 こっちの方が粒子が細かく、さらに上品質のものを追求しようとなると、 今度は、コスメデコルテが待っている・・・・というわけ(高いんだ、コレが)。 ルティーナクラスでは、この顔面を覆うのにちょっと物足りないのである(爆)。 若い、ハリのある肌ならいざ知らず、考えてもみろ、もう29だぜ? というわけで、クラスでいくとアンテリージェ。 でも、もうちょこっと肌に優しいのがいいかな・・・・?別に敏感肌でもないんだけど、 メイクさんにきっぱりと指摘された見事な混合肌なので、アンテリージェと大体同じクラスの、 デリカンヌというシリーズを、ここ3~4年使っている。
この商品・・・・。実は、CMや店頭ポスターとかにはなってないんだけど、 香料や添加物が一切入っていないので、メイクデビューする人にはかなりオススメなのである。 リキッドと、固形タイプの両方あります。あたくし、両方使っています。
が! 化粧を毎日するほど、あたくしはハードスケジューラーではないので、 使うのは多い時で、週に1回(笑)。 で、デリカンヌの登場は、チャコットのケーキタイプのと併用するので、 凄く少ない(笑)。随分前に買ったやつなのに、未だになくならない(爆)。 仕上げのお粉はチャコットのが物凄く素晴らしいので、日常でも使っちゃってるし、 すぐそこの化粧品売り場で売っているものを、あたくしはここ数年、買っていないことになる。 チャコットの化粧品は、チャコットに行かないとないです。
新しい商品が出ると、すぐにTVCMがかかったり、店頭の並びや宣伝ポスター、 インフォメーションまで変わる。それが4シーズンあるのだ。 日本はややこしいよ、ホント(笑)。 この春夏商品から、花王のベリーベリーがイグアナちゃん(爆)から上戸彩になった。 要するに、あの世代向けというわけだ。 うちらが使うと、多分、油分が吸い取られ、パシパシの肌になるだろう(笑)。 CMの変遷にはきちんと目を配っているが、それらに飛びつくことはない。 ましてや、基礎化粧品を新しく変えるなんて、怖くてできない。
基礎化粧品は、本当によっぽどのことがないと変えない。 今、DHCのクレンジングが肌に合うようなので、化粧水とかも大丈夫だろうって事で、 試しに少しずつ使っているが、化粧水要らずの凄い洗顔料をついに発見してしまった!!
化粧は勿論、最近基礎化粧も面倒になってきたあたくしには、もってこいの洗顔料だと思った。 まぁ、人それぞれ、肌質とかもあるのだけど、筋金入りの混合肌のあたくしが あら♪と感心するくらいなので、多分、万人向けじゃないかと思います。
あと、最近ハマっているのは、東レから眼鏡ふきとして発売されている、 「トレシー」という布での洗顔。 一部で話題になっていたので、早速買ってきてみて試しているんだけど、 コレがまた絶好調!! 濡らしてもすぐに乾くし(30分くらい)、何せ、小鼻の周りの油分がハンパじゃないあたくしにとって、 この布切れは、正に救世主的存在(笑)。 オマケに、そんじょそこらの脂とり紙より、よっぽど皮脂がきちんと取れる。 乾いた状態で、この布をTゾーンとかにそっと押さえると、すぐにサラサラになる。 (お化粧している場合は、絶対にこすらないように。) お化粧直しにピッタリなこの布。ハンカチとしてバッグに忍ばせておいても、 少し濡れてもすぐに乾くので、尚のことGOODかもしれない。 2枚目のトレシーが欲しくて、只今、ぷよ2におねだり中(笑)。
「きれいなおねえさん」でいようとするのにも努力が必要だが、 モノグサなあたくしが、草葉の陰に隠れている逸品を探し出してきて、 すっぴんのまま、「きれいなおねえさん」を名乗れるのも、 時間的にあと少しなのかもしれない( ̄∇ ̄;) (その前に、元がどうしようもないというというのは、ナシにしといてくれ( ̄∇ ̄;)) お出かけも、基本はすっぴん。 幾つまでコレが通用するか、ちょっと試したい気分なのである。 (子供を産むまでは、イケそうな気がしないでもない(爆))
2003年06月11日(水)
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男性にわかってほしいことと触れてほしくないことの境界線は実にわがまま |
ここ数日・・・・。 ネタになっていたのは、自分の通っていた学校のことばかり( ̄∇ ̄;)
おいおい・・・・ジャンルは文芸。それっぽいことをしろよ。 自らツッコんでみましたが、まぁあたくしの病巣の大きな核を為しているのは 「学校」という場所で如何に不当なことを課せられ続けてきたか・・・・というのが 大元の要因なので、ネタは尽きることなくどこまでも・・・・果てしなく・・・・。
とはいえ、過去ばかりを振り返っていても、あたくしは向上しないので、 現実逃避(現実逃避だったのか、アレは( ̄∇ ̄;))はここらへんでヤメにして、 ちゃんと、実生活に基づいた日記(みたいなもの)に戻りたいと考えているわけでして。
PMS(PMDD)で苦しんでいましたが、月経到来でとりあえず症状は改善の方向へ。 が、しかし、生理は来たものの今回の生理痛はやたらとヘヴィで、 PMSが未だに続いているようなそんな感じがする。 やってらんねぇな・・・・(-。-) ぼそっ と思い、カレンダーを見遣ると、 何のことない、まだ3日目( ̄∇ ̄;) 初日があんまりにあんまりだった上、オマケに昼間に大波が押し寄せてきていたので、 眠っている間にすぅ~っと通り抜けていけ生理痛♪ というのが 薬で眠っているあたくしの理想なのだけれど、今回はそうもいかず、 昼寝を余儀なくされる事態と相成った。 だから、まだ3日目なのに、もう随分と長く続いているような錯覚を起こしたんだな、きっと。
あれだけあった食欲もどこへやら・・・・。 今や、肉の焼けてくる脂の臭いを嗅ぐだけで、気分が悪くなりヘタレアサミンジャーになる。 昨日の夕食も、献立見るなり、嫌がらせかと思ったぜ・・・・? 天ぷら(-。-) ぼそっ とはいえ、あたくしは食わせてもらっている身なので、文句は言えない。 食べられるだけの量を食べて、すぐさまダウンした。
ホントに、PMS(PMDD)の症状ってすごいのね。 あたくし、つい1週間前まで、脂っこいジャンキーなモノが食べたくて、 そういうものばっかり食べていたのに、生理が来た途端、ジャンクフードはおろか、 普通のご飯すら食べるのがやっとになってしまった。 加えて、昨日から岐阜県も入梅。 あたくしがテキパキ動けない環境が出揃ってしまっている( ̄∇ ̄;)
こういう時に、あたくしの愚痴を聞かされるのは、言わずもがなぷよ2である。 伊達に、オンナというオンナを潜り抜けてきたわけではないので、 オンナの愚痴を聞かせるにはもってこい♪(可哀想・・・・とかいうのはナシね♪) メールや電話で、色々と愚痴を垂れてみる。
「ツライねん! ダルいねん! エラいねん!!」
「うぅ~ん・・・・コレばっかりはなぁ。替わってやることができんでなぁ・・・・。」
「代わって( ̄^ ̄)」
「( ̄∇ ̄;)」
あ・・・・ちなみに「えらい」というのは、こっちの方言で、 ①疲れた ②しんどい ③(物事的に)大変 ④(労うための)大変 ⑤だるい ⑥すごい などなど、微妙なニュアンスが数々込められた、とても便利な言葉なのである。 地理的に東は三河、西は関ヶ原・・・・もしくは米原あたりまで通じるかもしれない。 応用編で使ってみると・・・・
「あの坂、えらいで行きたない。」 (訳:あの坂はきついので、行きたくない。)
「今日はえらかった。」 (訳:今日は疲れた。)
「一人でやったんかね、えらかったねぇ。」 (訳:一人でやったの? 大変だったね。)
「何か今日、えらい雨降りそうやな・・・・。」 (訳1:何だか今日は、とてつもない大雨が降りそうだね。) (訳2:何だか今日は、絶対に雨が降りそうだね。)
と、こうなる。イントネーションや会話のニュアンスで、「えらい」も意味を次々と変える。 ちなみに、標準語でいう「偉い」も同じように使われるので、実際には7~8通りの意味がある。
はい。雑学コーナーはコレでおしまい(笑)。 元に戻します。
「あぁ・・・・もう、人間やめたい。」
「こらこら・・・・」 (つい最近まで「オンナやめたい」だったろうが( ̄∇ ̄;))
「まぁ、でも、あんたはわりと生理中のあたしを逆撫でしない方だから、色々言えるんやけどね~♪」
「まぁ、それはな・・・・生理中の女性に対しては、昔から色々と気を使ってはきたよ。 男にはどうしても身を持って理解できない領域やから、せめて日常生活で助けになればと思って。」
「んでも、その『助け』とやらがウザい時もあるんやてなぁ・・・・。」
「そうみたいやなぁ。」
「勝手な言い分かもしれんけど、生理だからって急に親切にされたりすると、 却ってムカつく時もあるし・・・・。」
「そういうもんなんだ。」
「男の人に話しかけられるだけで嫌っていう人もいるみたい。」
「本当に十人十色だな。」
「うん。あたしなんかはさぁ、今でこそ『生理中です( ̄^ ̄)』ってハッキリ口に出すけど、 出さない人もいるからね。オンナはオンナで大変だけど、 周りにいる男の人も大変だと思うわぁ・・・・。」
「俺は、それこそバイト先とか中学の時とかでも、生理中の女の子がいると、 重いものとか持ってあげたり、そういうことはするけどなぁ・・・・ 何となくそうじゃないかな、ってわかった時はだけど。 あと、女の子が自白してた時(笑)」
「自白しててもさぁ、踏み込んでほしくない領域っていうのも、あるにはあるんだよね・・・・。」
「難しいな・・・・(―‘`―;) ウーン」
「例えばさぁ『大丈夫?』って声かけられたりするじゃん? もう、喉元まで『大丈夫なわけあるかっ!! ボケッッ!!』とゆう場合もある。」
「それはどうしようもないじゃん。無視するのも可哀想だし・・・・。」
「そうなんよ。無視されたらされたで、異様にムカついてくる場合もあるの・・・・。」
「( ̄∇ ̄;)・・・・勝手だな。」
「その日によって違うの。」
「ますます難しいな・・・・(―‘`―;) ウーン」
「でさぁ・・・・もっと厄介なのは、PMDDだって自分で気づいていなくて、 生理でもないのに、生理扱いされて、それで気分を害した場合なのよ。」
「あぁ、俺はあさみたんの周期、わりと把握しとるで、『近いんかな?』って思う程度だよ♪」
「だぁかぁらぁ・・・・それが嫌な時もあるのよ。」
「え!? ∑( ̄◇ ̄*)」
「他人に周期を把握されて、牽制されたり、『そろそろなのかな』って予想されたりすると それだけで腹が立つことがあるのよ。」
「マジで?」
「マジで( ̄^ ̄)」
「んじゃ、どうすればいいわけ??」
「それがわかれば、こんなにエラくない~~っっ!!」
最終的には、「ムキ~~~~ッッ!!!」となって、終わるんだけど(爆)。
「ねぇねぇ・・・・。」
「何?」
「さっき、あたしのこと『あさみたん』って呼んだでしょ?」
「( ̄□ ̄;)!! し・・・・しまった。」
「別に、いいんだけどねぇ~~凸( ̄ヘ ̄)」
「あぅ・・・・あぅ・・・・ごめんm(_ _)m」
「別れた理由が、呼び名の争いなんて、滅多にない理由で素敵よね♪」
「そういうこと言うなよぉ・・・・(┬┬_┬┬)」
「婚姻届に判押す前に、始末書でも書く練習してもらいましょう( ̄ー ̄)ニヤリッ」
「クゥ~~~~~!!」
「日本なんて、紙切れ一枚でどうにでもなる国なんだもんね。 アメリカだったら、どれだけ慰謝料取れることか♪ヽ( ̄▽ ̄*)ノ・ ・.♪ヒャッホォ♪.・ ・ヾ(* ̄▽ ̄)ノ」
「だから、ゴメンって・・・・夕雅センセイ。」
「あ・・・・。」
「今度は何!?」
「今、その名前で呼ばれると、すごくムカつくかも。」
「( ̄∇ ̄;)」
「武装状態が多分『朝美』なんだろうな。生理中だし♪」
あたくしの繰り出す、生理中のわがままぶりは、 女性の神秘を超越した、単なる身勝手であることが判明しました。 いいんです( ̄^ ̄) 女性は誰しも、そういう部分を持って生まれてくるものなんだから( ̄^ ̄)
でも、生理中やその前後・・・・加えて排卵日などに起こりうる、女性の細やかな心理変化などに 男性にも目を向けてほしいと、願っている一面もあるにはあるのである。 ただ、目を向けてくれる人が、自分にとって鬱陶しいかそうでないかは別として(苦笑)。
あたくしの排卵日までちゃんと頭の中にインプットしてくれているぷよ2なんかは、 こっちが感心してしまうほどに気を使ってくれるので、異常と言えば異常なんだけど、 あたくし自身が自分の身体の周期を忘れている時に、「そろそろなんじゃない?」 と言われると、 相手がぷよ2だろうと、無条件で腹が立つ。何でだかわかんないけど。 けれど、そこは彼の思いやりとして、黙認し、こっちが我慢をしようと思う。 あたくしが忘れてても、覚えててくれるありがたい基礎体温表みたいな人なんだから。
あれやこれやで揉めてても、結局は飴玉買ってもらった子供みたいに、沈静化されるんだろうな あたくしなんかは( ̄∇ ̄;)
それでも仔犬のように、我慢して「待て」の状態を続けているぷよ2。 健気だ・・・・。 その健気さに同情しても、わがままを貫き通すことはある。 それが、「オンナ」という生き物で、 さらに「あたくし」という血統書(いわく)付きのオンナであれば、 事は更なり。覚悟せよ・・・・ということである。
続けての更新となりますが、どうかお付き合いの程を・・・・。
高校の頃の校長先生もこれまたとてもいい人で、 残念ながら、あたくしらが3年に進級する際、退職されてしまったのだけど、 あの自由な校風を貫き通し、柔らかな学校を作った立役者といえば、 やっぱりあのS校長先生だろう。
いい人呼ばわりするのにも、ちゃんと理由があって(笑) S校長が、とかく演劇部びいきだったことと、当時の演劇部員の中にS校長の親類がいた というのが一番の理由かもしれない。
御陰で、演劇部はやりたい放題だし、彼の在任中はお金も結構出してもらった方だ。
財布の中身で人間を判断してはならないが、このS校長は、退職する際に 演劇部の備品・・・・ではないけれども、前明かり2列分と、新しいピンスポを1台購入してくれたのだ。 使用するのは100%演劇部なんだけど(笑)。 ・・・・っていうか、他の人たちはどうやって操作するかも知らされないままなので、 調光盤やピンスポの操作は、文化祭等で他の人たちが使おうと思っても、 演劇部の人間が傍についていないと使えない状況になっていた。
※ムカつくヤツがいるクラスがステージで出し物をするときに、 わざと調光盤のヒューズを全部抜き取ってやったりして 演劇部に頭を下げないと、真っ暗闇になるように仕掛けたりもした(爆) 幼稚な嫌がらせだが、こうでもしないと下がっていかない溜飲というのもあるのだ(苦笑)
そんなわけで、離任式においての彼の最後の訓示の際、我ら演劇部は超・はりきって、 新しく搬入された前明かりを、前日、遅くまでかかってバトンに釣り込み、 ピンスポも体育館2階部に設置し、彼を華々しくライトアップしたのである。 この頃、もう、あたくしは役者の前線を退いて、照明を主に触っていたので、 調光盤のセットアップや、ゼラの入れ替え、全部1人でやった。 調光盤は後輩の好奇心旺盛なヤツに任せて、あたくしは離任式に、正装さえせず、 1人、Tシャツに黒いボトムス、手には軍手をはめ、ピンスポ操作にまわった。 学校行事で完全にスタッフにまわるというのも、なかなか乙なものである。
このように、輝かしく母校を去っていったS校長は、今でもOMDCの集まりの時には 必ずといっていいほど話題に上る。 現場にいたはずの教職員より先に、校長のことが話題に上るのも珍しいだろう。 要するに、我々にとっても、多分、他の教職員にとっても、 あのS校長先生は、素晴らしい存在だったのかもしれない。 彼のことを悪くいう人のことを聞いたことがないもの。
で、だ。 この後継として新しくやってきたU校長は、S校長とは全く逆の意味で、話題に上る 問題人物なのであった。 それまで、S校長が築き上げてきた数々の伝統を、U校長はいとも簡単に覆し、生徒からも教員からも 反感を買っていた、伝説の校長なのである(苦笑)。
うちの部の顧問は、この校長の言う事を聞かなかったがために、 翌年には別の学校に飛ばされたし(えげつない・・・・( ̄∇ ̄;)) 若くて、血気盛んで、生徒と距離が近かりし教員も、けじめがなってないとされて やっぱり飛ばされていった。 上記のことは、誰も口に出しては言わなかったが、生徒に人気のある先生や、 それとなく主張を持っている先生ほど、早くに飛ばされていった。 手に取るようにわかる、迫害行為である。
進学校にしては珍しく、あたくしらが高校3年の時、野球部が甲子園をかけた大会で 決勝まで残った時には、それこそプレスコード並の厳戒態勢を強いたのも、 このU校長である。 夏の甲子園の県の決勝ともなれば、民放で2~3局のカメラが回り、県内に放送される。 あたくしが所属していたチアガールたちも、とある新聞の地方誌に取り上げられた。 それを良しとせず、チアガールたちに、とんでもない服装規定を出して、 U校長の敵はどんどん増えていく一方だ(爆)。 S校長なら、こんなこと言わないのに・・・・。 S校長なら、もっとのびのびやらせてくれるのに・・・・。 皆がそう思った。
校則通りの髪形をしてるじゃないの!? チアガールの格好だって、最初に決めたとおりのまま、決勝まで変えてないじゃないの!? どうして、決勝戦だからって文句を言われなくちゃならないの!? そんなに体裁が大事なのかよ!?
口に出して、抗議もした。
大体、「高校生らしい」って、一体何なのよ!? テレビや新聞が駆けつけるその前でだけ整える体裁に、一体どんな意味があるというのよ!?
あたくしたちは、言わずもがな、大人たちの勝手なやり方に腹を立てていた。 あれだけ野放しにしておいて、テレビや新聞や高野連が動き出すと、 縛り付けるのかよ・・・・!? だったら生徒手帳にでも最初からそう書いておけよ。 普段の指導から徹底させろよ。 そうすれば、この場所はそういう所なんだって、あたくしたちだって理解する。 掌を返したような、徹底指導をたった2~3日されたところで、 あたくしたちは大人不信になる他、どうなるっていうのさ!?
頭にきたのは、高校野球の場面だけではない。 毎年毎年、3年生の女子は、体育祭でマスゲームダンスをやるんだけど、 その衣装が派手で、露出度が高いので、控えるようにしなさいと、 わけのわからない文句を垂れたのも、このU校長なのである。 体育の指導をしていた先生は勿論のこと、 衣装のパターナーの指導をしていた、校長の次くらいに嫌われ者だった家庭科の先生も これには、反論せずにいられなかったようだ。
このダンスにはもう十数年以上もの伝統があって、振り付けは勿論、衣装や持ち道具も 全部自分たちで製作するところに、意義があったのだ。 絵の得意な子がスタイル画を書いて、家庭科の先生のところに持ち込んで、 身長や体型別に、6種類ものサイズ別の型紙を起こし、 それを夏休み中に縫ってくるというのが、家庭科の課題でもあったのだ。 どのクラスも華やかで、凝っていて、自分たちの創るものに自信をもっていて、 その分、先生たちもきちんと協力してくれた。 出来上がった可愛らしいドレスは、後輩や男子生徒たちの憧れの的となり、 体育祭においては毎年恒例の花形プログラムだったのだ。
それを根底から覆すような真似をしやがったのが、U校長・・・・。 翌年、応援団の関係で、体育祭を見に行ったのだけど、 あの派手さはどこへ行ったのやら・・・・マスゲームの華やかさが半減していた。
何年か経って、母校を訪ねた時、お世話になった先生二人がまだいらしたので その先生らと語り合っていたのだけど、 先生らが言うには・・・・
「お前らが卒業してから、えぇとこ2年くらいやな。 昔の南高を保っていられたのも・・・・今はもうダメや。 先生も生徒も、あの頃とは異質なものに変わったぞ・・・・。 俺ももう、ついていかれん。大人しいもんやわ。」
こう語ってくれたのは、うちらが現役当時、一番人気があって、信望も厚かった 国語のタカセ師である。 当時から、オッサン臭い感じはしたけれど、何故か人気はあった。 血気盛んに面白い授業を繰り広げていてくれたのだけど、今はそれがもうできないのだという。 カリキュラムも変われば、授業内容も変わる。 大学受験の形式も変わればその指導方針も変わる。 生徒の目的も、学校へ通ってくる意識も、必然的に変わっていく。
学校が面白くなくなってきた。 タカセ師は、寂しそうにそう言った。
あたくしは、瞬時にこう思った。 S校長がもう少し長く現役でいられたら、この学校もひょっとしたら もっと違った道程を歩んでいけたのかもしれない。 職員室の雰囲気や、生徒の個性や、その間に流れていた空気ももっと柔らかく保てたかもしれない。 それこそ、今現在は、学校そのものが全く違った様子になっているので、何とも言えないけれど、 ギスギスした職員室や、教室がずらりと並ぶ学校なんて・・・・あたくしは嫌だ。
S校長先生は、色々と融通を効かせて、無闇に縛り付けたりしない人だった。 それは、生徒は勿論、先生たち個々の指導方針にも大きく影響していたようだ。 それって、凄く大事なことのような気がする。 生徒の個性を伸ばすためには、それを指導する先生の個性も重要だ。 そして、その先生の個性を「個性」ときちんと受け止めた上で、 校風として束ねていくのが校長としての役割のような気がする。 S校長の偉大さを改めて思い知らされた。
勉学と他活動の両立を良しとする校風だけは残っていったが、 あたくしたちはそれぞれに、U校長に対する反発心を抱え、 同じように反発心を抱えている、一教師たちについていったのだ。 学校の格を上げるためではない。 信念を同じくするもの同士が結束した結果が、コレだった。
中学一年生の時の校長先生は、とても穏やかな人で、 どう考えても、あの「洗脳教育推進校」のイメージには合わない人だった。 穏やかといえども、ハキハキと喋り、生徒にも積極的に声をかけるような そんな先生だった。 そんな性格を表してか、書かれる文字もきちんとした楷書体で、書類の文面や、 こちらからお願いして書いていただいた原稿も、文字を崩さず丁寧に書いてくださった人だった。
1年後、隣の市の梅林中学というところに転任されてしまったので、 あたくしは、一年間しか彼の校長先生振りを見ることがなかったのだけど、 後に、奇跡的な再会を果たすことになる・・・・が、そのことは追って書いていくことにしよう。
うちの中学では当時、午後4時からの15分間、「スポーツタイム」というのがあって、 学年連絡会(各クラスの学級委員と副委員で構成されたサミット)で月変わりに色んな種目が提案され、 それをクラス対抗でやったり、学年対抗でやったり、個人成績で競ったり、 まぁ、形式上「競争」みたいなものはついてまわるのだけど、 とりあえず、名目上は、学校全体の体力向上というのが目的で、「競争」は付録みたいなものだった。 ドッジボールをしてみたり、大縄跳びに挑戦したり、まぁ数え切れないほどの種目があった中、 季節柄、全校生徒が同時に行なう種目というのもあった。 ・・・・マラソン大会前の持久走である( ̄∇ ̄;)
40人近くいるクラスが5クラス、3学年・・・・600人が一斉に校庭や校舎の周りを走るのだ。 コースは3コースあって、日替わりで何年生は今日はこのコースを走ることと決められ、 15分間だと・・・・そうだなぁ。大体、女子の早い子は1000mを3分半切るくらいの子が いたくらいだから(スポーツテストで、最高点必要水準は4分)本気を出していた子などは、 15分間で、5km弱くらいは走っていたかもしれない。普通の男子と同じレベルだ。
まぁ、うちの学校のことなので、勘のよろしい方などはもう察しがついていることと思いますが、 コースのあちこちに、見張りの先生が立ちます(爆)。 サボっていると、追い掛け回されます(爆笑)。 でも、自分のペースでゆっくり走る分には何も言われなかったので、 確かに、「無理強い」「強要」ではなかったかもしれないけれど、 短距離も長距離も苦手なあたくしは、ただ、「走る」というこの種目が大嫌いなのであった。 それでも、体力が頂点を極めていた、中学2年の頃くらいだと、 あたくしも、4分10秒くらいで1000mを走りきっていたので、 全国水準的には決して遅い方ではないのだけれど、 何でか、うちの学校は、運動神経のよろしい子が多くて、どのクラスに入っても このタイム候では、いいところ、ちょうど平均値くらいなのであった。 バカみたいに速い子が山のようにいたので、張り合うのは最初からやめにしていたものの、 後に、全国水準を見ると、10点満点中8点のところに自分がいることを知り、 なぁんだ、そんなに悲観的に遅いというわけでもないんだな、と安堵した覚えもある。 速すぎる、アイツらが異常なんだ・・・・と(笑)。
そんなスポーツタイムの持久走・・・・。 600人がせーのでスタートを切るわけなんだけど、3コースともスタート地点は違う。 とはいえ、3コースともが通らねばならない謂わば「合流地点」みたいなところもあった。 そこは、直線が長いとはいえ、半分は舗装されていない砂利道。 終盤になると、必ずといっていいほど、誰かが転ぶ。
あたくしも1度だけ転んだことがある。 大した傷ではなかったが、すぐに見張り(爆)が飛んできて、保健室に連れていかれた。 そこで擦り傷を消毒してもらったのだけど、ちょうど、件の校長先生が、保健室に居合わせたのである。 あたくしの顔を見るなり、にこっと笑って、彼はこう言った。
「お♪ また、地球に穴ボコあけたやつが来たな。大丈夫か?」
気さくなその言葉尻が、何とも言えない労いを感じさせ、あたくしも照れたように 「えへへ・・・」と笑った。 校長先生は知っていたのだ。 狭いこの中学で、600人もの生徒が一斉に走るとなると、どんなことが起きるのか・・・・。 だから、養護の先生と一緒に、いつも保健室に常駐していたんだ。 あたくしは擦り傷程度で済んだけれど、酷い子は、他人と縺れて転倒して、捻挫や骨折なんて場合もある。 校長先生は、600人の生徒の動向を瞬時にして把握するために、保健室にいたのだ。 あたくしは、生徒と距離の近いこの校長先生が、わりと好きだった。
この校長先生が別の学校へ赴任されて、新しい校長先生がやってきた。 卒業後も数年間、母校にいた。 この先生には距離を感じた。いかにも管理職ぽい感じがして、 おいそれと言葉や挨拶をかけられない雰囲気だった。 PTAの広報の係をしていたうちの母も言っていたのだけど、
「あの先生ね、達筆なのはいいんだけど、達筆すぎて原稿が読めないのよ。」
確かに・・・・見事すぎるほどの草書体の原稿であった( ̄∇ ̄;)
新校長が赴任してきた年の夏休み。あたくしは、県の試みの一つとしての 10泊11日の自然生活体験キャンプというのに、学校代表で参加するハメになった。 アウトドアなんて、ハッキリ言って大嫌い( ̄∇ ̄;) しかし、学校代表として選抜されるにはそれなりの資格みたいなものがあって、 最初はマサヨ(仮名:っつうか本名出してやりたい勢い)の名前が上ったのだが、 彼女が家の都合で断ってきたというので、そのお鉢がこっちに回ってきてしまったというわけ( ̄∇ ̄;) 優等生にも順序があって(爆)、打診の順番がその序列というわけ。 うちの学校からは、2年の女子を出してくれとのお達しがあったので、 それに見合う女子を打診していくと、こういう順番になるのね・・・・と悟った瞬間でもあった。
一応、考えさせてくれと言って、2~3日、返事に猶予をもらったが、 コレ、相当な理由もなしに行かないでいると、またどんな目に遭わされるかわかったものじゃないな、 と確信したので、渋々承諾した。
今も続いているかどうかは知らないが、うちらがこのキャンプの初代メンバーということになる。 大垣市、岐阜市、各務原市、羽島市の4市の小中学校から、それぞれ数名ずつを集め、 飛騨の白樺林の中に、10日間放置するという、過酷なプレイであった(爆)。 大きな学校からは何人か選抜されてきていたけれど、 うちの中学は市内でもそんなに規模が大きくなかったので、1名のみ。 孤独なアウトドアの始まりである・・・・( ̄∇ ̄;) まぁ、コレのおかげで、別の学校にも友達が出来て、それはそれで良かったのだけど。
出発当日。 最後の集合場所、県庁周辺に集まった、岐阜市の小中学生を拾うために、バスが止まった時、 岐阜市の子達は乗らないはずのバスの中に、1人の男性が乗り込んでくるのが見えた。
「お~い! この中に大垣M中の子はおらんかぁ? 日野さんやったか? どこにおる??」
声の主を見て、あたくしは本当に驚いた。あたくしを探しているのは、1年間だけしか お世話になっていない、前の校長先生だったのだ。 そういえば、梅林中学の子も、このキャンプに一人来ているはずだ。 その1人の子のために、校長先生自ら見送りに来たのか・・・・。凄い。 あたくしなど、見送りなんて学校側からなんか校長先生は愚か、一人も来なかったというのに・・・・。
あたくしは立ち上がり、返事をした。
「ハイ! 私が日野ですけど。」
「おぉ、キミかぁ!! 10日間、頑張って来いよ。 今そこで、大垣のM中からも一人来とるって聞いたで、慌てて飛んできたんや。」
「え!? わざわざありがとうございます!!」
「一生懸命やってこいよ。気をつけてな。」
校長先生は握手をして、あたくしの背中をぽんと叩いてくれた。 そして、自分の生徒が乗っているはずのバスが行ってしまった後も、 大きく手を振って、あたくしたちのバスも見送ってくれた。
道中、早速仲良くなった、H中学のエミちゃんが
「今の人、誰?」
と聞いてきた。
「1年の時だけお世話になった校長先生だよ。今は梅林中学にいる人なんだ。」
「えぇ~~~っ!? 凄いよね、前任校の生徒の激励に来るなんて、ハンパじゃないね!」
「うん・・・・あたしもそう思う。」
「うちなんか、学校関係者なんて1人も来なかったよ?」
「うちだってそうよ。・・・・あの校長先生は、凄いんだ、特別に。」
「先生」という存在に対して、萎縮するしかなかった中学時代。 校長先生なんかと普通に会話が出来るものでもなかった。 でも、あの校長先生だけは違った。 いつも現場に飛び込んでこようとしていた。 そういう「大人」の姿を見て、あたくしは素直に反応した。 あの校長先生の激励は、現職のうちの校長先生の激励よりもうんと勝ると思った。 本気で、あたくしのことを数十人のごちゃごちゃした中から探し出し、 本気で激励してくれたのだから。 多分、当時の現職の校長は、あたくしの顔を見てもピンと来なかったくらいじゃないだろうか・・・・? 前の校長先生の激励は本当に嬉しかった。優しくて温かかった。
このキャンプは本当に苛酷で、 中学3年の一つ年上の人たちがそれぞれの班のリーダーとして頑張っていたんだけど、 いつも皆、お腹をすかせていて、まるで戦時中みたいだった(苦笑)。 班の編成は6人で、うちの班は、同じ市内の別の小中学生の集まりだった。 K中学の通称:あんちゃん(中3男子)、S中学の通称:まるちゃん(中2男子)、 M中のあたくし、A中のヨシダ(中1男子)、N小の通称:サチ(小5女子)、H小の通称:オヤマ(小6男子) このような組み合わせであった。 苛酷ではあったが、苛酷が故、奇妙な連帯感が生まれ、 その後、しばらく音信をとりつづけていたくらいだった。
その音信が途絶え始めた頃、あたくしはまたも奇妙な再会を果たすことになる。
あんちゃんとは、年は違うけれど応援団とかでシンクロしたりして、 当時の思い出をバカみたいに話したりしたのだ。 加えて物凄いことが起こった!!
1度だけ手紙を頂きましたわ・・・・┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
このキャンプで仲良くなったA中学出身のアサダ(仮名)という男の子とも、後に、 工業高校の学校祭でバッタリ出くわしているのだけれど、向こうは気づいていないようだった。 彼とあたくしとエミちゃんは同じ市内の中学から出てきた 同級生グループで、班は違えど、結構仲が良かったのだ。 中学の頃の風貌と、高校に進学してからの風貌とでは、天と地ほどの差があったので、 仕方ないか・・・・と思ったけれど。
アサダは、何かとあたくしに優しくしてくれて、色々と世話を焼いてくれた。 環境が苛酷な故、年頃の男女は、御多分に洩れず意識をしちゃうのである(爆)。
しかし、この出会いをあたくしにくれた学校側には、まぁ感謝こそすれど、 あたくしにしっかりとした口調で「頑張ってこいよ!」とエールを送ってくれたのは、 あの校長先生だけである。 あたくしは、このキャンプから戻ってからも、どうしても自分の学校の先生に対して 疑心暗鬼なところが残ってしまい、以後、数々の小さな悪戯で、先生たちを試した。 ・・・・見つかって、2時間近く学年主任に説教されたこともある( ̄∇ ̄;)
それでもめげず、心強かったのは、あの校長先生のエールが頭にちゃんと残っていたからかもしれない。 心から「先生」と呼べる人がいたから。
2003年06月08日(日)
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嗚呼・・・・若いって素晴らしい |
オーディションです。 会場に入ってびっくりしました。 集まったほぼ半数以上が小学生・・・・( ̄∇ ̄;) そして5~6人の中学生・・・・。 そして、ほぼ同数の高校生・・・・。
全て、女の子である(爆)。
コレに、一般として参加したうちら、女子4名。プラス、男性2名。 今までの中で、一番ストレスが少なく、一番短時間で終わった驚異のオーディションだった。
肝心の主役は取れるかどうかわからないのだけど、一つだけとんでもない勘違いをしていたことに 歌唱テストが始まってから気がついた。
薬の力を借りて、ハイテンションで挑んだため、出ないと思われていた音も 危うくはあるが、何とか出た(爆)。というか、搾り出してきた。 この話については、合否が1週間後というのもあるので、またその時に触れたいと思う。
たりた様のところからやってこられた、定直氏という方からメールを頂いた。 昨今の、制服議論に関して、彼の学生時代の生徒手帳の生徒心得全文をコピーして 送ってくださったのと、昨日の分の「生理中の体育で迫害を受けた女子」に関するコメントでした。
またコレが、凄まじいんだわ。
うちは中学は厳しいといえども、成文化されていない校則の方が多かったので、 不文律の中を無理矢理歩まされて、理不尽な思いをしたけれど、 校則として成文化された中に、何でもないような・・・・どうでもいいような それこそ「余計なお世話じゃ!!」みたいなことが書いてあると、 他人事とはいえ、ムカッ腹が立ちます。 もう、気の毒としか言いようがない。
それで、後半部分の体育の授業の事に関してなんだけど、 彼ら、それを原因に授業全部をボイコットしたことがあるんだそうだ。 すごい♪ 素晴らしい♪ ・・・・うちの中学でそんなことをしたら、主導者的立場にいたあたくしは、 生徒指導室に呼び出され、教育を受ける権利があるにも拘らず、軟禁状態にされて、 責任問題をとらされるんだろうな・・・・(トホホ)目に見えるようだよ、その光景が・・・・。 彼らの学校はそれを機に、体育の女子の授業に関しては、学校側の態勢も変わったようで、 彼らはきっと「意味ある行動」を起こしたんだろうと、感心至極。 泣き寝入りしていた自分が恥ずかしいです。
そしたら、次は日記を読んでくれたひがからBBSにカキコがあった。 そうそう・・・・移行期のベストの丈も詰めたのよ(爆)。 指摘されるまでもないが、セーラー詰めたら、ベストの丈を詰めるなど簡単で、 コレもまた5cmくらい詰めたのでした(笑)。 画像としてお見せできないのは、このベスト・・・・後輩の人手に渡りまして、 我が家にはないんですの。 さすがにセーラーの方は、カフス部分がだんだん擦り切れてきていたので、 それを譲るというのはちょっと・・・・というのもあったんだけれど、 ベストは移行期の時にしか来ていなかったので、改造部分以外に手を加えているわけでもなく、 年に2ヶ月着れば上等の状態だったので、欲しいといわれたからお譲りしたのです。
うむ・・・・。 このような面白い議論が勃発するとわかっていたなら、とっておくべきだったな・・・・。 わけのわからぬ後悔をするアサミンジャーなのであった(爆)。
そういえば、オーディションに来ていた子達(中高生)は、制服ではないとはいえ、 動きやすい格好・・・・と指定されても、大して華美ではなかったな。 着替える前の私服も、特にはりきった様子はなし。 街で普通に歩いている若い子、って感じだった。 でも、肌の張りとか、化粧の仕方がまだまだ小甘いところ、などなど、 うちらの目線から見れば、多少化粧をしたからといって、 彼女たちに、色気が出るわけねぇよ・・・・といった感じでした。 ただ、若くて元気! 小学生を振り回しながら一緒に遊んでいる様は、 あたくしを少しだけホッとさせた。
ダンスのテストで、高校生たちの次にうちらのグループだったんだけど、 女性陣はその女子高生と同じ型の振りをやらされた。 規定の振りとは別である。 そしたら、ダンスの先生に言われた♪
女子高生たちに、大人の色気を求めても、土台、大人が傍にいるとなっては 彼女たちの色気もくすむ。 そりゃ、目線から仕草から、徹底的に「オンナ」を仕込まれたこのあたくしが あんな小娘などに、「オンナ」レベルで負けるわけがない。
主役が取れるかどうかは、合否が決まったそのあとの稽古でのキャスティングで 徐々に決まっていくらしい。 いっそのこと、今日、合否の結果くらいは出して欲しかったよ(笑)。
引き続き、「あたくしは、学校でこのような理不尽な迫害に遭いました」 に関するご意見も、賜っております。よろしくお願いします~♪
2003年06月07日(土)
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制服の是非とオモシロ校則(高校編) |
前の日の日記を、たりた様が御自分のBBSで紹介してくださった結果、 足を運んでくださった方が、一時的に急増(笑)。 嬉しいじゃございませんか。 あたくしが成文化すると、とてもBBSには収まりきらないような量になってしまうので、 今日も、昨日の続きとして「高校時代編」と称し、制服についての是非であるとか、 こんな面白い校則及び不文律があった・・・・などなどをご紹介していきたいと思います。
とはいえ・・・・。 あたくしが通っていた高校は、学区内でもまぁまぁの学力で、そこそこの進学校で、 バリバリの進学校と違うのは、大学進学に対する指定校推薦枠が大きく取られていた事と、 その分、他の活動に精を出せるようなシステムになっている、自由な校風、 故に、校則はあってないようなもの・・・・みたいな感じだった。 バリバリの進学校の(女子の)制服はダサくて、襟元にネクタイとかリボンとかがあるならまだしも 色彩めいたものは何もなく、ただ、学校の看板が優秀なので、皆仕方なく着ているんだろうな・・・・ 程度のお粗末なブレザージャケットだった。 ただ、このブレザー。女子の制服にしては造りは凝っていて、何と、ダブルのジャケットだったのである。 それが珍しいというだけで、あとは何てことはなかった。 うちより、もう1つ程度の高い進学校は、シングルのブレザーにえんじ色のネクタイ・・・・ という、全国探せばどこにでもあるような普通の制服だったけれど、 小・中学生時代、この制服はうちらにとっては憧れの存在だった。
何でかというと、小・中学校の目と鼻の先にこの高校があって、 程度も優秀となれば、やっぱり憧れるものだ。 下校時に校門からしゃなりしゃなりと出てくる、美しい女子高生のお姉さんを見て、 ・・・・あたくしもいずれはここの制服を着たい♪ などと夢を馳せていたものの、現実はそう甘くはなく( ̄∇ ̄;) 結論から言うと、琴線ギリギリの成績だったあたくしは、安全圏だと言われた 母校であるあの高校に進学する決意を、何と3月になってから決めたのである(苦笑)。
そしたら、狙っていたはずの高校・・・・1名定員割れ( ̄∇ ̄;) 受ければ皆が受かるというこの現状に、あたくしの高校にやってきていた同級生らは、 口には出さねども、「あの1人の枠は自分のためだったのかもしれない」などと 思っていたようだ(爆)。特にあたくしのように、ギリギリになって進路変更した輩などは・・・・。
中学時代がセーラー服だったので、是が非でも、 高校の制服はブレザーがいい♪と思っていたあたくしだったが、 このような経緯で、また別のデザインのセーラー服と3年間付き合うことになる。 中学の頃の制服は、近所の後輩にあげてしまったので手元には残っていないけれど、 高校の制服はガッツリ残っているので、ちょっと、上のセーラー服の画像だけでも ご紹介したいと思う(爆) 今現在の本人が着ているのではないので、ご安心を♪
県立の制服にしては、まぁまぁだと思うんですよ。リボンはセーラーのラインのとも布で、 いちいち結ばなくてもいいように縫い付けた状態で販売している。 と、ここで、ネタ帳になろう生徒手帳を見てみる。 服装規定にいかに反しているかを1から検証していきたい(爆)
①丈は腰骨までとし(ウェストラインから7~8cm)脇線はすそで直下又は2cm以内に留める。
あら?大丈夫なんじゃないの? 長すぎないし(爆)。 大体、ウェストラインから7~8cmもあるようなセーラー服、胴長に見えて仕方がないわ。 と、いうわけで、お裁縫の苦手なあたくしは、早速裾上げをするために、 アイロンでプレスし、規定の丈より、およそ5cm詰めました。 写真がその結果です(笑)。 直立不動で、ウェストラインがギリギリ見えない程度です。少しでも前傾姿勢になると、 中が明らかに見切れます。 スカート丈が、今の子の2~3倍はあった時期ですので、上のボリュームをなるべく少なくする というのは、理に適った改造例です(爆)。
②カフス幅は5cmとする。
笑っちゃいます。画像を見てください。計ったように半分の、2.5cmです(爆)。 ついでに後姿も見てやってください。
このセーラー服を見て、ぷよ2は、コスプレ用セーラー??とマジで聞いてきやがったので、 グゥで殴っておきました┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
さて、問題はスカートの規定です。
③スカート丈は、ひざ下10cm以内とする。
当時、誰が守っていたのでしょう?(爆) ありったけの心血を注いで、制服の改造に勤しんできたこのあたくしたち・・・・。 勿論、こんな規則は糞くらえです。 ちょっと衝撃画像を載せますけれど、我慢してください(爆)
【改造前】入学式当日、買ってきたままの規定の状態の制服を着た16歳のアサミンジャー
中学も卒業して間もなく、16歳になったばかりのあたくしでございます。 きちんと校則通りの制服を着ている為、全然垢抜けていません(爆)。
【改造後】すっかり改造を経て、修学旅行に出向いた17歳のアサミンジャー(右)
どこがひざ下10cm以内なのか、わけわかりません(爆) 一緒に写っているトモコの方が床線からスカート裾が近いのは、あたくしの方が身長が若干高いためで、 スカート丈は同じ・・・・というか、トモコよりはうんと規定内ということになります(爆)。 ウェスト位置はあたくしの方が上なのだから、膝までの距離もあたくしの方が長いということになるし。 要するに、スカートからしてこのボリュームなので、上を何とかして抑えないとアンバランスなのです。
ちなみに、校章(バッジ)は、セーラーの衿のところにつけなければならなかったのだけれど、 あたくしはその位置のアンバランスさがどうしても気に食わず、入学してすぐ、 校章の位置を、ポケットのところに変えました。 校章は、つけてさえいれば何も言われなかったので、3年間終始、信念を貫き通しました。
うちの学校はよそと違って、夏服も校章はバッジで付け替えなければなりませんでした。 確かに面倒だったのだけれど、何でかこの決まりは、みんな守っていました。 どうしてかというと、校章さえついていれば、本当は校則で認められていない綿シャツを着ていっても、 大して文句を言われなかったからです。 ポリの入った規定の服は、開襟シャツとはいえ暑苦しくて、どうしても綿のオープンシャツの方が便利。 それは、先生たちも納得ずくで見守っていてくれたようで、バッジをつけてこない子が目立ち始めると 必ずこの脅し文句で、校章をつけさせるのです。
「お前ら、バッジ付けてこんのやったら、来年から校章をシャツにプリントするぞ!!」
こうなると、シャツの選択幅がえらく狭くなってしまうので、 しばらく、バッジ無携帯の子らが激減する。 夏の朝、みんな面倒でも、毎日毎日、バッジを付け替えて、登校していくのです。 さっき話した、えんじ色のネクタイの高校は、夏服、一貫して校章がプリントされてしまったシャツを 着なければならないようでした。それに比べれば幾分マシだわ・・・・というわけで 我が校の生徒諸君は、頭とその場の状況判断を駆使して、どっちが得かをよく考えていたようで・・・・。
夏服のシャツに関する規定は、装飾のないもの、開襟シャツかカッターシャツ と生徒手帳には書いてあったけれど、 実際には、校章はつけているものの、どこのブランドのブラウス??みたいなのを着てた子もいたし、 あたくしなんかは、大した装飾ではないと思うのだけど、ボタンがスチール色をした綿シャツを着て、 しかも、その時期は移行期だったので、上からベストも着ているし、 ボタンは上から2つくらいまでしか見えないのだけど、 そのまま職員室の掃除に出向いた時に、ちゃっかり生徒指導の先生に注意を受けた( ̄∇ ̄;)
「おい、演劇部! おしゃれ着はあかん!!」
名前で呼んでよ、センセー(T^T) と思いながらも、そこは朗らかに 「は~い♪」と返事をして、真面目にお掃除をこなしたので、それ以上は何も言われなかった。 しかし・・・・「おしゃれ着」って何???(爆笑) この後、教室に戻って、クラスメイトと一緒に「おしゃれ着討論会」がもたれたのは、言うまでもない(爆)。
夏服といえば、女子が男子用のシャツを着るというのも一部で流行った。 これは、女子用のシャツは袖ぐりが狭いため、どうしても暑苦しくなるからである。 その点、男子のシャツは袖がゆったりしているため風通しもよく、 しかも、綿製が多かったので、当時人気を集めた。 ただし、半袖シャツといっても男子用のはやっぱり袖丈が長く、 肩幅も合わないので、そこはそれ、2~3回袖をまくることで、形状を安定させていた。 女子先輩から色々と講釈を受けた結果、少しダボついた男子用のシャツを着て、 少しウェストきつめのスカートを穿くことによって、身体のラインにメリハリが出来て、 却って痩せて見える・・・・というのが、この流行の一番の理由だったかもしれない。
最近の子達は、シャツをスカートやズボンの中に入れずに、丈を詰めて、 そのまま出しっぱなしというのが流行らしい。 確かにあの方が涼しいかもしれん(笑)。 うちらの時代も、共学クラスはともかくとして、女子クラス・男子クラスの教室内では、 似たようなことが起きていた。今の子達を笑えない。 制服はやっぱり機能重視でなくてはいけないのだ(笑)。
更に更に、生徒手帳をよく見ると、髪形及び髪につけるリボンその他に関する規定は、 ほぼないに等しかった。 パーマの禁止だけ、ちゃんと書いてあったけれど、それ以外は一切不文律だったというわけだ。 その禁止事項さえ、守っていない人たちもいたわけだけど、 夏場も冬場も、恐ろしいほどの風が吹くあの学校で、パーマのかかった可愛らしい髪も無駄というわけ。 まとめておくか、編むかしないと、とんでもない目に遭う。 当時、ワンレンが流行っていたので、あたくしも凄く長い髪をしていたのだけど、 登下校の際は、まとめるかしないと、そのまま教室には向かえない有様となった。
今の流行は、シャギーの入ったミディアムボブが主流なので、 多分、そんなことをしない子ばかりだろうけれど、 うちら世代は、前髪をカーラーで巻いたり、長い髪をアレンジするのが凄く流行っていたので、 休み時間のトイレは、上を下への大騒ぎ。 たった2つしかない鏡の前で、女の子たちは奮闘していたものだ。
あと、セーラー服にはポニーテールが似合う・・・・というモロ男子目線の影響もあって、 そこそこの長さがある子達は、ポニーテールに挑戦していた。 これは、うちらが小・中学生の時に流行った「スケバン刑事」の影響が大きいと思われる。 麻宮サキを演じる斉藤由貴や、南野陽子が、セーラー服姿でポニーテールをしていると、 本当に視聴率が上がったらしい。
あたくしは髪の量が半端じゃなかったので、それで苦労したのだけど、 逆に髪の少ない子達は、どれだけ頑張っても、思うようなポニーテールが出来なくて、 泣く泣く諦めていたという話も聞いた。 修学旅行の画像のあたくしは、ガツリとポニーテールです(爆)。 それなりに気合が入っていたのでしょう(笑)。
その他、身につけるものは、マフラーは華美でないものなら許可・・・・ 雨具もそれぞれの任意に応じて許可・・・・としか、生徒手帳にはなかった。 なので、これらについてはほぼやりたい放題であった。 華美でないものなんて探す方が難しくて、当時は・・・・ラルフ・ローレンが流行っていたので、 それのチャック柄であるとか、数々のタータンチェックを日替わりで使う子とか、 まぁ、色々だった。 コートに関しては、中学の頃のようなバカバカしい不文律もなく、 色々な中学からそれぞれ集まってきているので、大した規制もなく、 高校になったからといって、新調する風潮もなかったようだ。 ただ、あたくしは学校へ行くためのコートを持っていなかったので、母に相談したところ、 な・・・・何と!!!!
学生用の通学コートというのは、型が一辺倒で、つまらないなぁと思っていたところに コイツの登場である。 さすがに袖丈が少し短いので、それをギリギリまで出して直してもらい、 これを3年間着た。 リサイクル&エコロジーもここまでくると、表彰モンだなと自分でも思った。
スカート丈が短い風潮が、この田舎にも押し寄せてきた頃、 普通の学生用通学コートでは似合わないというので、紺色や黒のダッフルコートを着用してくる子も ちらほらと見受けられたが、あたくしの着ているものは完全オリジナルで、 他の誰も持っていないものだったので、とても愛用して、大事に着た。 しかも、普段着にも応用できたので、かなりハッスルしたといえる。
生徒指導の先生も、別段、問題ナシと見たか、何も言わなかった。 そりゃそうだ。 オーダーメイドとはいえ、かつてこれを着て学校へ通っていた人がいたんだもの。
今の子達は大変よ。 夏場はまだしも、冬場・・・・あの伊吹颪がビョービョー吹き荒れる中、 あんな短いスカートで自転車をこいで通学しなきゃいけないんだもの。 そういや、一回、ジャージで帰ろうとしたところを先生に見つかって怒られたっけ( ̄∇ ̄;) ジャージとは名ばかりの、稽古着=私服だったんだけど(爆)。 校門を出るときは、ちゃんとせいよ!!と言われた。 尤もだと納得しちゃったので、着替えたけれど、多分見つからなかったらそのまま帰ってたと思う(爆)。
余談だが、高校1~2年と同じクラスだったリョウジくんの冬の登校風景は 凄まじいものがあった。 白いジャンパーを着て、頭には手編みか何かのニットの帽子・・・・これも白、 そして、マフラーをグルグル巻きにして、マスクまでガツリと着用。 教室に入ってくるなり、大爆笑なわけだが、何で爆笑になるかというと、 彼は学校一のスポーツマンで、3年連続、スポーツテストで学校内最高得点をはじき出すという 驚異の運動神経の持ち主で、身長は然程なかったがガタイも良く、あたくし好みの筋肉質♪ そんな彼が、防寒具という防寒具を身につけて現れるのだから、面白くないわけがない。 当然、質問が集中する。
当然、校門でもチェックが入ったらしいが、この主張で、難なくすり抜けてきたらしい。 しかも先生、それを信用するかなぁ・・・・?(爆)
そんなわけで、「制服」というものは存在したものの、結構自由に楽しくやっていた 高校時代でした。 がんじがらめを良しとしない、先生たちの御陰かもなぁ。 だったら、私服でもよかったんじゃ・・・・?と、今になって思いはするけれど、 冷暖房も完備していないあの校舎の中で、暑ければギリギリの格好をし、 寒ければ、授業中でもコート着用、マフラーはともかく頭からでかいウールのストールを被り、 アニマルスリッパまで持参・・・・というのが罷り通ってきたので 特に私服である必要はなかったのかもしれない(笑)。ほぼ私服に近いので。
冬場、生理中でダウンしている子などは、授業中でもウンウン唸っているほどで、 他の子から借りてきたマフラーやストールなんかで、下半身を徹底的に冷えから守り、 授業なんかは当然頭に入らないのだけれど、先生も女性だと苦笑して、
「女の子は、冷えるのが一番いけないのよ。」
などと言って、労ってくれたものだ。 おかしな格好をしているのを責めるより、身体が大事・・・・というのをちゃんとわかってくれていた。 だから、多分・・・・「制服」の存在がそれほど重荷ではなく、 高校時代は楽しくやってこられたのかもしれないなぁ、と思うのである。
【追記】
生理の段で思い出したが、中学の頃、水泳の季節になると生理で休んだりする子が クラスに何人かいるものだけれど、中には水泳そのものがいやだからと言って、 モロサボリに入る子が、皆無ではないがいた。 体育の先生は女性だったが、とても厳しい人で、生理だろうと何だろうと、 体育の授業は受けてもらう、という信念のもと、 生理で見学する子たちには、裸足で灼熱のグラウンドを5周走らせた後、 体育館の雑巾がけをさせ、その後でやっとプールサイドに戻ることが許された。 人権侵害もいいところである。 中学生が普通にタンポンを使うことなど、あまりなかったし、 本当に生理でウンウン唸っている子達に、この試練は苛酷すぎるものであった。
あたくしも、夏場に1度だけ、ホルモンのバランスが崩れたのか、 生理が2週間も止まらないという目に遭って、本当にどうしようかと悩んだ。 誤魔化しがきくのは、1週間分くらいだ。 あたくしは、泣く泣く母に相談して、産婦人科に連れて行ってもらい、 その日のうちに生理が止まるホルモン注射を打たれたのであるが、 こんな理不尽があっていいのだろうか・・・・と、体育の授業そのものを恨めしく思った。
ついでなので、読んでくれた女性諸君に聞きたいのだけれど、 このような、身体の個性、生理などに代表される体の周期などを無視したかのような 迫害めいたことを受けたことがある方々の体験談、また、そのようなことに対する ご意見やご感想を賜りたいと思います。どうかよろしくお願いします。
2003年06月06日(金)
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制服の是非とオモシロ校則(中学校編) |
あたくしの行きつけの日記書き、たりた様のところで、只今、学生の制服議論が大勃発中。 BBSなどに沢山の意見が寄せられているので、それを読むのがとても面白い。
そんなあたくしも、まぁ制服に代表される「校則」みたいなものには色々と意見があって、 しかも、それを全部掲示板に書き込むとなるとドえらい量になるので、 メールでたりた様のところへ打診した。 BBSを見る限りでは、本当に色々な意見があるようで、娘や息子に聞いてみた、とか それぞれの主観でこう感じる、とか、自らの学生生活を振り返ってみると、とか、 様々な論点で、色々な意見が飛び交っている。
たりた様からメールの返事も頂きました。ありがとうございます。
まぁ、「最近の若い子は・・・・」とか言い出しちゃうと、自分が老け込んだ感じもするので、 それはおいといて(笑)、自分が学生だった時に、どんな規則があったかというのを ちょっと考えてみた。 たりた様に出したメールには、制服や身に着けるものに関しての 理不尽な校則についてしか書かなかったのだけど、 ちょっと、面白いことを思い出したので、今日はそれについて書いてみたい。
制服については、あたくしは賛否どちらでもなく、着る本人らが流されなければそれでいいと思っているし、 制服という、一つの枠の中でのファッションセンスは、家庭の躾の中でも十分に養えると思っているので 多少、危惧すべき点はあれど、もはや制服には「個性の埋没」や 「自己主張の制御」とかいう、アホらしい抑制力はないに等しいと思っている。
着ている学生たちの姿を見てもらえばわかって頂けると思うが、 彼らは、大人が押し付けたものを軽く受け流して、見事に自己を確立させるための努力を 惜しまずにやっている。 反骨精神というと聞こえは悪いが、自我の芽生えとして受け止めてやるのが、 寛大な大人の一姿勢かもしれない。 子供はいうほどバカではなく、枠があれば、その枠ギリギリのところまで広がりを見せる。 時に、はみ出すが、普通に生活している子達にしてみれば、ご愛嬌の範疇だ。
あたくしが、昔、出会った、とある先輩女優さんは、福島県出身で あたくしより年齢も上ということで、今に比べると制服もパッとした色彩やデザインではなく、 高校の制服も極々普通のブレザーにスカートの制服だったそうだ。 ここからが、さすがのあたくしもビビったのだが、その制服を着た彼女を、 彼女の母親は見るなりため息をついたのだそうだ。
「こんな、センスの悪い制服、自分の娘に着せられない!!」
何と、彼女の母親は、入学式が済むか否かの時期に、洋裁が得意だったのをフルに利用し、 制服を一旦解体し、スレンダーな彼女の体型に合うように、ダーツの位置から数から、 とにかく、元の生地は制服と同じものなのだけれど、完璧に彼女仕様に改造してしまったのだという。 それを着せられた彼女は、別に悪い気はしなかったものの、生徒指導の先生に目は付けられるし、 挙句に親を学校に呼び出されるしで、かなり参った・・・・みたいなことを言っていたけれど、 改造したのは彼女ではなく、母親の方なのだから、親を呼び出した時の彼女の母親の主張は頑なだ。
「全部私の一存でやりました( ̄^ ̄) こんなセンスの悪い制服を自分の娘に着せるわけにはいきませんから。」
「見ればわかるでしょう? おたくの学校の制服じゃありませんか? どこがいけないのか、ハッキリとおっしゃってください!」
この一点張りで、学校側はぐうの音も出ず、彼女は卒業するまで、 母親手作りの制服を堂々と着て登校しきったそうだ。
当然、上級生に目を付けられたり、下級生や同級生に真似をする者も出てくるが、 彼女に関しては親との決着が既についているため、生徒指導の先生もかなり参っていたらしい。 しかし、この改造制服を真似するといっても、半端な技で真似が出来る次元ではない。 既存のものを折り曲げたり、切ったりするのではなく、 解体して一から作り直すのだから、オーダーメイドに近い。 別に、普通のままでもよかった、と、この彼女は事も無げに言ってのけたが、 彼女の母親のフルパワーに、あたくしは驚愕と感心を隠し切れなかった。 こういうのを「躾」というのかもしれない(苦笑)。
以後、彼女は制服からおさらばする歳になっても、殊ファッションに関しては 母親が鋭く目を光らせていたらしく、上京してからも帰郷の際は半端な格好では帰れなかったという(笑)。 スタイルも美貌も兼ね備えていた人なので、普通の洋服でもきちんと着こなして、 美しい立居振舞をする人だった。 それでも、彼女のファッションにダメ出しをするこの母親は、ある種、とっても芯のある いい母親なのかもしれない。
あたくしの中学の頃の校則の話をしよう。 この日記でも何度か書いてきたが、本当にどうしようもなく、厳しい校則が乱立する学校で、 生徒手帳には「女子の髪は肩にかかるようであれば結ぶ」などとそれっぽいことが書いてあったが、 現実はそうではなく、例の「女子集会」で、髪の長い子は名指しで立たされ、 「休み明けまでに切ってこい!!」と、問答無用のお達しが出されていたのが真実である。
当時の男子生徒は、全員丸刈り。こちらも問答無用である。
ただ1人だけ、髪を長いままで許された女の子がいる。 彼女とその家庭の主張は、宗教上の理由で、 「15歳になるまでは、髪を落とすことを許されないのです。」 と、ハッキリ学校側に主張したため、それが受理された。 しかし、条件が付けられて、「3年間、決まった髪型で登校すること」という 新手の不文律校則が生まれた(爆笑)。 その彼女は、あたくしよりも一つ年下だったのだけど、言われたとおり3年間、 きちんと編んだおさげ髪を守り通し、卒業してから髪を落とした。
髪型に関する校則は、当時の教育長が亡くなるや否や、すぐに審議にかけられ、 あたくしが生徒会役員をやっていた頃、隔週くらいで生徒総会がもたれ、 その為に、受験が控えているというのに、あたくしらは毎日暗くなるまで、 その草案を作らねばならなかった。 翌年にはその草案が受理され、男子の丸刈りは撤廃。それに倣い、女子の髪型も 生徒手帳に記載されている通りの校則となった。 後に話を聞いたら、女子の髪型にあれほど小うるさく指導を重ねていたのには意味があって、 「女子がきちんとしているのだから、男子の髪形についての検討もよしとする」 というのが、上(教育委員会)に出されたらしく、あたくしらは男子生徒の丸刈りを 撤廃するために、まんまと利用されたというわけ。 伸ばしたかった髪を、泣く泣く切り落としてまで、校則改正に加担していたということになる。
さすがに真実を聞かされた時の憤りは半端ではなかったが、時、既に遅し。 まぁ、生徒総会で出された他の草案に関しては、先生側もきちんと受理してくれていたのは本当で、 入学当時、トイレの入り口に扉がなかったのが、1年後、きちんと設営されていた。 無論、個室にはちゃんと扉があったのだけど、通路に面するトイレの入り口には扉がなく、 男子トイレなどは、いたしているのが丸見えなので、男女共にとても困っていたのだ。
さて。 この中学の入学時に際して、親も校則に関して色々と諸注意が言い渡される。 うちの母親の話によると、どうして靴下に関してあんなに厳しいのか、それが不思議だったそうだ。 市内の中学は9つあるのだが、これ以上長くてはダメ、これ以上短くてはダメ、など 色は白と決められていた上で、長さに関してはどちらかの規制はあったものの、 「ロークルー」という長さのソックスしかダメです( ̄^ ̄)というのは うちの中学だけであった。 塾などで、他の中学の子と話をすると驚かれるほどであったのだ。 男子生徒の学ランの基準は、標準マークがついていないとダメというものだったのだが、 女子に比べると、わりと緩やかなものではあった。 何故なら、運動部に所属している子達は、太腿や首まわりの筋肉が発達しすぎる子も多くて、 それに成長期だというのもあり、標準マークを付けられた「スポーツマンタイプ」という 型のちょっと違う制服も認められていた。 この制服は、太腿の辺りにゆとりがあり、普通の体型の子が着ると、ボンタンに見えなくもないのだが、 そこはそれ、部活動に熱心に取り組んでいる証拠として、別に運動部でもない子がそれを着ていても 何故だか許されていた。
その代わり、女子に対しての指導は本当に徹底していて、 セーラー服のスカーフの端は、結び目から15cm以上出ていないとダメ、とか、 セーラー服の衿の後ろから、スカーフを出すのはダメ、とか、 一応、Vシャツという、セーラー服の下に着る専用のシャツがあったのだけど、 それじゃなくて、体操着を着ていたほうが着替えの時に手間取らないから、 その方をよしとする・・・・などなど、生徒手帳に書いてない不文律が山のようにあった。
そんな中、だったらこっちも請けて立ってやろうじゃないか!みたいな反骨精神からではないが、 スカーフの結び目を極端に小さくする結び方を編み出したり、 15cmのボーダーラインを逆手にとって、結び目までの長さを極端に長くした目の錯覚を利用したり、 見た目は確かに短く見えるのだけど、計ってみたら14.9cmで、 1mmの誤差も許されんのか!!みたいな返し文句を用意して、それぞれが奮闘していた。
親に対しても色々とお達しがある中、他の中学に比べて緩やかな点もあるのですよ・・・・ と学校側は主張するように、2点だけ、自由にさせているものがあるといった。 それは、ハンカチと下敷きである。 材質、色、柄、形、どのようなものでもいいと、学校側は言ったそうだ。
「他は厳しくしてますけど、ハンカチと下敷きは可愛いのを持たせてやってください。」
学年主任がそう言ったので、母親たちは思わず失笑したらしい。 確かに・・・・。 他の中学の子は、ハンカチは白しかダメ、下敷きも柄がついているものはダメ とかいう校則があると言っていた。 ハンカチや下敷きにまで規制をかけるのはどうかと思ったが、使っていくうちにわかったことがある。 使いやすいのは、無地であまりごちゃごちゃとしていないもの。 それを承知で、うちの学校はわざと規制をかけなかったのだ。 アイドルの切抜きや、好きな人の写真なんかを下敷きに挟んでいるのを 先生に見つかっても、うちでは何も言われなかったが、他校では呼び出し対象になるらしい。
とにかく、運動部の部活に入っていると、休みも放課後もあったものではなく、 消耗品に関しては、母親が買い揃えておいてくれたものをそのまま使う、という現状で、 これに生徒会役員なんかを兼任していると、ますます忙しくなって、 身の回りのことになど感けていられない仕組みになっていたのである。
部活を引退してからは、体育のない日のセーラー服の下は、なるべく襟の大きく開いた キャラ物のTシャツやタンクトップなんかを着て、小さな反抗で満足していた。 中学3年間の凡そは、体力的にも疲れきっていたことが多くて、 やれることといえばせいぜいこの程度だったのである。 一番体力があったかもしれない中学生時代に、とんでもない負荷をかけていた学校側。 今は「ゆとり教育」なんてのを文部科学省は掲げているけれど、 うちらの時代、ゆとりなんてものが果たしてあったかどうか、考えなくても答えは一つだ。
そんな我が母校(中学)であるが、この春の新一年生から、規定カバンが 今までの白い肩掛け(ドリフとか昔の金八とかにも登場するアレ)が廃止され、 小洒落たリュック形式のデイバッグになった。二年、三年は現行のままらしい。 更に数年前に遡ると、女子の体育着のブルマが廃止され、ショートパンツになったらしい。
自分たちが着ていた制服の形そのものは、今も変わらないが、髪を結んだり 少しは小洒落た格好をしている母校の生徒を見ると、ちょっと安心する。 あんたたちが髪を伸ばせるようにしたのは、このあたくしたちなんだからね( ̄^ ̄) そう言ってやりたい気持ちをグッと抑えて、自分たちの青春を懐古する。 今の子達よりも、枠はうんと小さくて窮屈だったが、 卒業した時の解放感は、多分、今の子達よりも勝ると思う(苦笑)。 ゆとりのないあたくしたちに、ゆとりが訪れた時、その快感は現代の中学生のそれよりも 遥かに凌駕する。
さて、そんなうちらの中学。 一番わけのわからなかった校則は、これである。
理由は不明。 でも生徒手帳には許可がしてあったので、三年の女子なんかはダメだといわれようが 寒い時には利用していた。 あたくしは、わりと学校から近いところに住んでいたので、厳寒期とはいえそれほど堪えなかったが、 徒歩40分かけて通ってくる子達のことを思うと、あんまりにも酷い不文律じゃないか・・・・? と、一年の冬くらいに首を傾げた。 三年生くらいになると上からの抑えつけというのは、もう先生くらいなので、別にいいとして、 一、二年は先輩に睨まれるのが怖くて、寒いのを我慢して走って登校する子もいたくらいだ。
ちなみに、雨具として傘の規定もあったのだけど、とかく盗難を恐れ、 朝から雨が降っている時でも、折り畳みを利用する子が圧倒的に多かった。 折り畳みにしろと、別に学校側は言っていなかったのだが、長傘は本当に盗まれやすく、 とある子などは、傘を開くと、白い字でデカデカと苗字が書いてあるにも拘らず、 3回も盗まれたといって腹を立てていた。長傘ゆえの事件である。 不文律は何も先生だけが作るのではなく、先輩の目を恐れてだったり、自己防衛のためだったりと、 色々と出来上がるまでに、違う道程を辿るのだというのを知った(爆)。
後にネタになるだろうと、中学と高校の生徒手帳は今でも残してある。 その成文化された規則と、実際に取締りの対象になっていた規則のあまりの違いに、 15年経った今、恐れ戦くアサミンジャーなのであった。 (何のための校則なんだか( ̄∇ ̄;))
2003年06月05日(木)
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島谷ひとみはいつまでもつか? |
最近、嫌ぁ~な意味で、気になる歌手がいる。 言わずもがな、島谷ひとみである。
演歌で泣かず飛ばずだった彼女が、ジャネット・ジャクソンのカヴァーソングで助走をつけ、 ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」でとうとう大ヒットをかまし、 それで今度は、竹内まりやですか・・・・。
呆れてモノも言えませんわ。
この一つ前に出したオリジナルの曲は、大して売れなかったような気がする。 ・・・・で? またカヴァー?? 歌手じゃなくて、カヴァー歌手とかいうジャンルが確立しそうだな。 まぁ、ちょっと前(90年代前半)の名曲は新しい形になって、色々な人たちがカヴァーしていて、 それはそれで、大変結構だとは思うんだけど、島谷ひとみはやりすぎだと思った。 だって、オリジナルで売れてないんだもの。 これが、何か一つでもオリジナルの曲で売れているのがあれば、カヴァーも納得いくのだけれど こう続くと、ハッキリいって、ヒク。
竹内まりやといえば、うちらの世代よりもちょい上くらいの女性たちの心を鷲掴みにした ある意味で、中島みゆき、松任谷由実などと並ぶ、ヒットメーカー。 昨今の中高生のお母さんくらいがターゲットだったりする。 商戦略見え見えのこのやり方に、あたくしは今ひとつ納得していない。
島谷ひとみには罪はない。 彼女にカヴァーばかりを歌わせる、レコード会社や事務所の方針が面白くない。 オリジナルでもいいから、年代を超えた面白い曲を作ることに専念した方がよろしくなかろうか? 昔、Kinki kidsが「ガラスの少年」でメジャーデビューした時、 この曲は、何と40代過ぎのおじさんたちの間で大ブレイクした。 何故なら、自分たちの時代に聴いてきた曲ととても雰囲気が似ていて、 しかも、余計な英語が入っていないから聞きやすいし、カラオケでも歌いやすい。 そういう理由で、次々に発表される新曲にも、おじさんたちはガッツリ食いついてきた。
これはいいと思う。
オリジナルだし。
インディーズからどんどん新しいバンドが輩出されてきて、音楽業界もある意味で活気づいてきたけれど この波も、あと2年持てば上等な方だろう。 次は何が流行るのか、期待しておこう。
そんなわけで、昔の名曲が見向きもされなくなるのが早いか、島谷ひとみが潰されるのが早いか、 どちらにせよ、彼女の歌手生命の寿命も、このままでいくとあまり長くはないような気がするのは あたくしだけでしょうか・・・・?
2003年06月04日(水)
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PMSはこっそり歌うのに向かない |
やっぱりなぁ・・・・。そんなふうになるんじゃないかと薄々予感はしてたのだけど、 どうも、オーディションの日、来そうなんだよな・・・・月のモノ。 来たら来たで、こっちとしては物凄く安心なんだけど。 何でかっていうと、とりあえずPMSの諸症状から解放されて、とりあえずは 腰痛に代表される所謂「月経痛」のみとの戦いとなって、これは然程、あたくしの「表現」を 邪魔しないからである。
問題なのは、PMSの厄介な諸症状なのである。 日本語で言うと、「月経前症候群」・・・・アルファベットでわかりやすく説明すると、 プレ(前)・メンスチュアル(月経)・シンドローム(症候群)・・・・ほぼ直訳ですね♪ 主な症状として、下腹部が張る、痛む 過食気味になる、肩こり、むくみ、肌荒れ、集中力の低下 便秘、腰痛、眠くなる、胸が張るなどなど。 挙げるとキリがないので、代表例として、まぁこんなところ。 ちなみに、無排卵月経の時は、PMSは出ないんだそうです。知らなかったわ。
これの酷いのが、PMDDというヤツです。 日本語で言うと、「月経前不快気分障害」らしいですわ。 日本語にすると大したことないわね(ふむふむ)・・・・。 プレ(前)・メンスチュアル(月経)・ディスホリック(不快など)・ディスオーダー(障害)・・・・ これもまぁ、直訳だわね。 PMSを訴える女性のうちの約5%がこのPMDDに該当するらしく、 あたくしも、その中に該当するかしないかの瀬戸際チックなところにいる。 大丈夫な月は大丈夫だし、そうかと思えば精神的にも肉体的にもガタガタになる月もある。 主な症状として、理由もなく悲しくなる、涙ぐむ、 極度の緊張、いらだち、絶望感 集中力の著しい低下、倦怠感、過食、過眠、食べ物の好みの変化、ものごとに興味がなくなる とまぁ、こんなところ。これもまた挙げるとキリがないし、人によって症状は十人十色。 ホントに、千差万別なのである。
これらを何とかして改善へと導くために、あたくしは昨年の今頃、ちょうど 低用量ピルで以って、このにっくき症状たちに立ち向かおうとしていたのだけれど、 如何せん、薬と身体が喧嘩をしてしまい、今までの苦しみは月の半分でよかったのが 丸々一月、PMS(PMDD)状態になってしまい、3ヶ月で断念した。 そうしたら、それから以降3ヶ月、生理は順調に来るし、PMSらしき症状もほぼなくなって、 そうか・・・・あの苦しみはこの3ヶ月のためにあったのね・・・・みたいな感じだった。 折りしも、いつも体力がなくなって最悪な状況に陥る夏場。元気で暮らしてこられたのは ピルの御陰といえばそうかもしれないけれど、もう、あんな薬の世話になど 二度となるものかと、ここ数ヶ月、ずっとずっと辛抱してきた。
上記の症例のほぼ8割に該当するあたくしなんかは、もう明らかににPMDDで、 いや、自己診断とはいえ、ちゃんと婦人科にもかかって症状を説明したら、ピルを処方されたわけで、 今飲んでいる、安定剤やら何やらも不要になるよ♪なんてことを実しやかに言われたものだから、 精神科と婦人科、両方の世話になっていたのだ。 PMSの場合は、身体の方にだけダイレクトに症状が表われる事が多いのに対し、 PMDDは精神的にも多大なダメージを齎す。 とはいえ、一旦生理が始まってしまえば、これらの症状は一気に改善され、 あのイライラは一体どこへ行ったのよ? みたいな晴れやかな気分になるのである。
で、目下・・・・というか、あたくしにとって致命的な症状は、過食とか過眠とかそういうのではなく、 口腔内の浮腫み、及び、声帯の限界領域の狭窄化というのがあるのだ。 手脚や顔の浮腫みは、見た目的なことだし、やろうと思えば服装や化粧でどうにでもカバーできるが、 口の中のことはどう頑張ってもカバーできない。 芝居の稽古中、いつもはスラスラとこなす科白の何でもないところで舌が回らなくなったり、 頬の内側を歯で噛んでしまったり、歌ともなれば、絶対に出るはずの音が出なくなったりと もう、最悪の状況になってしまうのである。 これが稽古のうちならまだいいが、本番でこのような状況に陥ると、もう、自己嫌悪の極地で、 楽屋に引っ込むや否や、パーテンションを部屋の隅にガガガッと引っ張ってきて、 声を殺して泣いたこともある。
・・・・本当にどうしようもないことなのだ。 ・・・・女なんだし。
どうも、ここ数日間、イライラして仕方がない。 オマケに胸も張り気味で、痩せて以来、Cカップはなかったと思われるのが、 今は十分に谷間ができるくらいになっている・・・・恐ろしい。 過食・過眠はもちろんのこと、何かに煽られる様に緊張しきって常にピリピリしているし、 そうかと思えば、逆にガツンと落ちたり・・・・そんなのが日格差では説明つかない程に 分単位、秒単位で目まぐるしく心境も変化する。
これを多分、人は「ヒステリー」と呼ぶのだろう。 「ヒステリー」というのは、元々、「子宮」を意味する言葉が語源で、 女性のこういう細やか且つ激しい心理格差は、そもそも子宮に関係しているものだから、 男性は立ち入るべきものではない・・・・というのが、今や ピリピリしている女性全てにこれが適用されるようになり、本当の意味を知っているのかと 辞書を突きつけてやりたくなってくる。 女の生殖器を侮るな!!と、絶叫したくなるのだ。 ・・・・・・。 ↑ これが多分、PMDDの症状の一つかと思われます( ̄∇ ̄;) 妙に冷静なのは、今書いていることが、真面目なことだからだと思います。 そして、感情的に書いたからといって、何が起こることでもなく、 多分3日後には誰が書いたかわからないような文章になるだけだからです。
そんなことよりも、出るはずの音が出ない、壊れたクラリネットではないが、 あたくしの身体は、稼ぐ時には「楽器」にならなければならず、常に要求された音を 要求された大きさで出さなければならない必要があるというのに、 この有様・・・・。 火曜日に届いたオーディションの審査内容に、歌唱は審査対象にはなりません、などと、 おためごかしが書いてあったが、あたくしはその書面の全てを信用しているわけではない。 歌が巧くて、若くて、科白も滞りなくこなすことが出来て、容姿も整ってイメージに合う感じなら その人が主役になるに決まっている。 そういうふうに出来ている。 そんな中、年齢という大きなハンディキャップの上、PMS(PMDD)の症状まで背負い込んで あたくしは闘わなければならないことに、多少なりとも理不尽さを覚えてしまうのである。
理不尽なことなど、少しもありはしないのに。 そう感じてしまうのは、きっと、このイライラがそうさせているんだろうけれど、 そんなことを審査員の前で言ったところで、始まる話でもない。 負け戦に出陣していく、この気怠さと情けなさ、やるせなさがお分かりだろうか。
いや、負けると決まったわけでもないし、そもそも勝ち負けなどあるものではないのだけれど、 紛いなりにもプロを名乗るのであれば、いつでもコンディションは整えておくべきだと 自分にも言い聞かせているし、そのプレッシャーに押し潰されてしまうようなら やめるべきだとも考えてきたのだ。 いつだって真剣勝負だからこそ、芝居は楽しいのだ。 今回のこの芝居、ギャランティなど勿論発生しない。 そんなものよりも、とにかく勘が戻るのを一番期待して、あたくしは応募を決意したのだ。 そして、応募したからには、絶対にちゃんとした役を獲らないことには、 舞台に上がる意味もないように思ってきた。
それに対する不安が、今、最高潮のところにまで来ている。 何をやってもピンと来ない。
家にある楽器を駆使して、PCに譜面通りの音を録音して、それに併せて こっそりと発声の練習をしてみる。 口の中の浮腫みは思ったよりも酷くて、連譜のところなど、音は取れても口が回らない。 加えて、小さな声でこっそりと練習しているものだから、最高音など出るわけもない。 20分でやめた。今日はムリだ。
他の役者(女優)さんたちは、こういう時どうやって対処しているのだろう? 前に、先輩役者の人で、やっぱりPMSの一環で、口の中が腫れるという人がいたが、 彼女はどのようにして、このような最悪の状況を乗り切っていたのだろう?
まだ立てると決まった舞台ではないのに、妙な不安があたくしを襲う。 簡単な歌が、PMSのせいで歌えない・・・・。
何か歌えば気も晴れるかと思ったが、そうは問屋が卸さないらしい。 オーディションは日曜日。 サヨコにはずっと内緒にしていたが、つい昨日、この事実を明かした。 体力的に大丈夫かと心配されたが、そんなことは問題ではなく、 採用される前に、落とされる可能性のほうがうんと高い今の状況の方が、 あたくしにとっては、凄く怖いのだ。 もっと大きな規模のオーディションなら、落ちて当然と諦めもつくが、 市民ミュージカルのレベルで、使ってもらえないとなると、行き場がなくなる。 ・・・・殺される。
2003年06月03日(火)
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闘え!起動戦士アサミンジャー 「両極端」の巻 カタギとヤクザなら、どちらがお似合いかしら? |
毎度。 微熱が高熱になる日があったかと思えば、いきなり37.0℃を切る日もあったりと、 慌しい5月とはさようなら・・・・心機一転のアサミンジャーでございます。
本日、クレームをつけてやろうかと思っていたところ、市の運営委員会から やっとミュージカルのオーディション案内が届いた。 封書の中身は、当日(実は今週の日曜)タイムスケジュールと、朗読用の抜粋台詞の用紙が2枚、 そして、ミュージカルだけあって、簡単な課題曲の譜面が1枚入っていた。
譜面が読めないわけではなかったが、今、我が家にある鍵盤モノの楽器といったら、 ピアニカ(爆)しかない。 で、あたくしは考えた。 おぉ・・・・本日奇しくもオーアエ戦。あのクリニックには確か電子ピアノがあったはず。 あそこで、大体の音階とリズムを取っておけば、後は、ピアニカでもリコーダーでも何でもいいから、 初音を取れるもので音を出して、そこから歌い始めればちゃんと練習になるな♪ と、あまちゃんなコトを考えて、受付を済ませるなり、いきなり電子ピアノのところで譜面を広げ、 待合の人に迷惑にならないように、音の確認をしたりしていた。
台詞はハナっから覚えるつもりはない。 だって、朗読用と書いてあるのだから、書いてあるものを朗らかに読めばいいということになる。 大体、オーディションの募集締め切りは5月の中旬だったはずなのに、 こんなにも押し込んで、書類が送付されてくるには理由がある。 ほぼ初見の状態で、どれだけ出来るかを試すためである。 それは、どこのオーディションに行っても同じで、課題が当日手渡しされるところも珍しくはない。 だから、こんな台詞は覚えても無駄というわけ。 とりあえず、つっかえずに読めれば、まぁOKという感じ。
そんなこんなで、やっぱり本日も30分近く待たされて、診察室に通される。 最近、特にこれといって調子が悪いわけでもないので、オーアエの診察の杜撰ぶりも一入だ(爆)。
最近、やれ顔が派手だの、スタイルもよろしいだの、あたくしに対する誉め言葉も だんだん誉め言葉ではなくなってきた( ̄∇ ̄;) 今日も、わりと身体のラインがハッキリ出るような洋服を着ていたのだけれど、 それを見るなり開口一番、自分の意見が正しいと言わんばかりに
「やっぱりスタイルはいいじゃないか。」
などと言ってのける。上等な挨拶を頂いて、へこむあたくしではない。 すぐさま、臨戦態勢だ。
「そう見える服だもんね( ̄^ ̄)」
・・・・まるで、反抗期の中学生(爆)。 で、先週のおさらいから入る。
「あなたはどう見たって、顔も派手な方だし、スタイルも良い。 育ちだって、ハタから見れば幸せな家庭なはずだ。 父親に、例えば性的暴力を振るわれたこともない・・・・そうだろう?」
「うん。」
「( ̄∇ ̄;)(コケる) 直球で『うん』とか言うなよ。」
「じゃあ、どう答えればこの場合は面白かったっていうのよ。」
「そういう問題じゃなくて・・・・素直すぎるだろ、反応が。」
「そうなのよね・・・・これは自分でも気づいてはいたんだけど(笑)」
「そうやって、大して擦れた感じもないのに、どうして自己評価がそんなに低いかが問題なんだ。」
「だって・・・・。そりゃ、あたしは見ての通り幸せに育ったけれど、 周りと全然合わなかったのよ。すっごく孤独だったわ。」
「孤独・・・・ねぇ。それって、親が自分のことを見ててくれないとか、 例えば『パパ~、ママ~!!』っていう寂しさから来るやつか?」
「全然違う。確かに両親は共働きだったし、始終あたしの傍にいたわけじゃないけれど、 おばあちゃんがいたからね。小さい頃は、おばあちゃんにもたれっきり。 特にそれで不自由はなかった。」
「で、孤独っていうのは・・・・?」
「おとんとおかんの価値観が真逆だってことよ。 おとんの交友関係っていったら、ヤクザとか警察とか水商売とかそういうのばっかだけど、 おかんは、カタギの人ばっかでしょ? 今から思うと、なんであの二人が結婚したのか、ホントそれがまず以って不思議なわけ。」
「それで?」
「多分、あたしは『山賊』寄りなんだろうなぁ。周囲の友達と全然合わないのも、 子供と一緒にいるより、大人の世間話を聞いてる方が楽しかったのよ。」
「要するに無邪気さが全然なかったってわけだな。」
「ぶっちゃけ、そういうこと。『無邪気さ』って何だか作られたもののような気がしてさぁ、 そうやって、『子供らしく』してる子たち見ると、ムカムカしてきて・・・・。」
「自分だけ、賢いと・・・・そういうふうに思ったわけだな。」
「認めたくないけど、そうよ。」
「それが、どうして『孤独』に繋がるっていうの?」
「周囲の子と合わせようとすると、無理が生じるでしょ? 無理が生じると、疲れるでしょ? そうすると一人で遊ぶことに没頭するじゃない? まぁ、あたしの場合、モノカキに集中してたわけ。この時点で凄く孤独なわけだけど。 で・・・・書いてるだけだと暗い子になっちゃうからってんで、芝居の道に突っ走り始めたの。 所謂『消去法の人生』ってヤツよ。」
「嗚呼・・・・なるほどね。やっぱりキミは山賊寄りだよ。山賊になったほうがいい。」
「でもね、あぁも極端な二人を見ていると、どっちについていいのかわからないことが 今でもたまにあるのよ。小さい頃なんか、どっちの味方をしていいのかわかんなかったもんね。 故に、孤独。ひとりぼっちよ。」
「ヤクザとカタギなら、あなたは絶対、ヤクザな方を選んだ方が無難だよ。」
「やっぱ、そう思う?」
「だってそうだろう? これだけ条件が整ってて、カタギで収まっていられるわけがないじゃないか。 こう、内々に煮えたぎるものを今すぐにでも昇華させないと、勿体無いよ。」
「まぁ、努力はしてるけどね・・・・」
「いや、まだまだだ。あのニセ交代人格とかがちゃんと暴れない限り、 あなたは完全に昇華したとはいえない。」
「そういや、最近出てこないのよね。」
「他の3人もか?」
「う~ん・・・・何だか、グルグルしてて気持ち悪いのよ。」
「発作が出ないと、アイツも出てこないか。」
「その発作が最近出ないのよ。予期不安の予期不安程度で治まってて、 頓服を飲めば、何とか凌げる程度だし。」
「つまんねぇ・・・・(-。-) ぼそっ」
「医者ならそういうこと言わないでよね。」
「ほらほら、前みたいに『オーアエ殺害劇場』とか出てこないの??」
「出したくねぇよっ!! それにね、今はそれどころじゃないんだ。」
「何だよ?」
「ミュージカルのオーディションがあるの。受けるからには主役とか取りたいし。」
「なぁんだ・・・・芝居かぁ。地下室で化けるとかいうやつだな♪」
「主役取りたいなんて・・・・人前で言ったことなかったよ、今まで。」
「ほほぉ♪ でも、あなたの大学なら色々といたんじゃないの? 面白そうな人たち。 寺山修司系とか、体中に金粉つけちゃったりとか(笑)」
「あぁ、いるにはいたけどね・・・・。」
「孤独なら、そういう人たちの仲間になればよかったじゃないか。」
「ムリよ。」
「どうしてだ?」
「あの人たちは、集わないの。ひとりなの。だからあたしも思った。 ・・・・私は私。真似してまで仲間なんか欲しくない。 完全オリジナルが一番だって思ったの。」
「へぇ~!! なるほどなぁ!!」
「それでなくとも、いつも誰かと比べられるような環境にいたのよ。 ダブルキャストとかね。 だから、完全にオリジナルな状態でいないと、誰も使ってくれないのよ。」
「キミは、結論としてどっちがいいと思ってるんだ?」
「・・・・そんなの、ヤクザの方に決まってるじゃない。」
わかってたんだ。小さい頃から薄々と。 自分はカタギには向いていない。公務員、サラリーマン・・・・多分あたくしには縁がない。 今日は、かなりの本音を普通に吐いてきた。
例えば・・・・「主役が獲りたい」 今まで、こんなこと、思ったことはあったかもしれないけれど、他人の前で口にして言ったことはなかった。 結果、芯を張る芝居は何本か恵まれたけれど、それはあたくしが口に出して希望した結果ではなく、 あたくしのキャラクターがたまたま役柄と合致したという結果に過ぎない。 3年というブランクが、欲求の塊となっているのならそれもよかろう・・・・。 だから口に出したのかもしれないし。
ひとりがいいと思いながら、本当は孤独に押し潰されてしまいそうだったこと。 これもそうだ。 ひとりの方がラクなのは、今でも変わらないけれど、叩き込まれた辞書には 「唯一の人」という意味での「ひとり」が求められた。 他に代用の効かない、たったひとつのオリジナルになれと。 そこで一時的に「孤独」が遠のいた。・・・・錯覚だったが。 つまらない意地で、その「オリジナル」とやらを追いかけてきたけれど、 意地を取っ払えば、寂しくて仕方のない、剥き出しの自分がいたというわけ。 認めたくはないけれど、これも事実なので、記録しておかなければならない。
カタギとヤクザ、どっちに付きたいかというのも、またそうだ。 本来持っている性質は、ヤクザな方なのだ。 しかし、父親が何か新しいことを始める度に、カタギの母親は思いっきり素直な方法で嫌がる。 子供のあたくしが見ても、意見の決裂がハッキリとわかるほどで、 あたくし的には、常に新しいものを追い求める山賊の方が面白いと思っていたのだけど、 敵を少なくするために、サヨコの逆鱗に触れぬよう、大人しくだんまりを決め込んできたのも事実。 ここに歪みが生じるのは、極々当然のことかもしれない。
確かに山賊は向こう見ずで、カタギの人からしてみれば とんでもない発案を次々にこなして、その分、成功も失敗も沢山してきている。 あたくしは自分が、ヤクザ的性質を持っていると知りながら、カタギを装い、 敵を少なくしようとした。 当然、味方など誰一人つかないことになる。敵がいないのだから。 そして、オーアエに究極の一言を言われる。
「話を聞いていると、あなた、いつの時代も必ずライバルがいるよね。」
「・・・・当然です。競争相手がいない勝負は面白くありませんから。」
誘導尋問的ではありながら、ついに本音のコアを吐いてしまった。 自分から作ったライバル、他人から勝手にライバルにされてしまったライバル、 確かに、いた。 常に、いた。
今は・・・・いない。 闘う相手は、自分自身のみになってしまって、行き詰っているようだ。
くだらないが、比較されることに耐え得る自分を創ろうとして、 その比較対象に押しつぶされることも少なくない。 人の前に立つ時は、常に完全な武装が必要となる。それが、真冬、朝美、一平というわけ。
闘う相手が自分自身の場合、彼らは一体どうすればいいのか、多分それがハッキリしていないようだ。 自分でもわかる。ライバルがいないことで、戸惑いが生じている。 しかし武装は解除されていない。あの3人のうち、誰が陣頭を採っているのかはわからないが。 素であたくしは動けないので・・・・選択肢が沢山あると、困って泣いてしまうので 日常生活には向かないのだ。 それを何とか成立させているということは、誰かが発動しているということになる。
オーディションに行けば、ライバルはいっぱいいるだろう。 果たしてそこで、負けて帰ってこなければならなくなるか、それとも凱旋することが出来るか それはまだわからないが、相手は多分物凄い武器を持っている。
笑い事ではないのだ。 実際に、送られてきた書類は、どう考えても主役「以外」の役のためのものだったからだ。 これを覆すには、現場に出向くしかない。 さぁ・・・・これから戦争が始まる。
2003年06月02日(月)
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鬼の居ぬ間に・・・・鬼の目にも・・・・ |
ぷよ2を我が家に連れ込んで、酒盛りをしていた。 あたくしの大好きなスコッチは、バランタイン。 仄かに甘い味がして、喉越しはそれでいてスッキリしている。 ディスカウントストアで買えば、ブルーラベルも半額以下の値がついていることも多い。
それを買い込んで、彼はロック(ダブル)で5杯。あたくしは、ダブルだけれど 水割りで3杯飲んだ。 こんなに飲んだのは久し振りだ。
アルコールとの飲み合わせの悪い薬もあるので、注意するようにと処方箋にあったので、 酒断ち・・・・ではないが、元々そんなに強くもないし、飲まずに済むなら飲まないでおこう、 といった感じで、ここ数年、なにやらの宴会があっても、乾杯でグラスにひとくち口をつける程度で それ以降は、ずっとソフトドリンクでごまかし続けてきた。
2時間くらいで、まずあたくしが撃沈( ̄∇ ̄;) 次いで、ぷよ2もわけのわからぬ沈没の仕方をしていった(笑)。 あたくしは彼を宥めすかして、とりあえず、少し寝ようよ・・・・と、ベッドに無理矢理押さえつけた。 (技はかけてない)(爆)
途中覚醒した彼は、泣いていた。 そんな姿は初めて見た。 そして思った。
男としては、情けないほどに弱々しくて、確かにあるまじき姿かもしれないけれど、 あたくしはそうは思わなかった。 虚勢を張って、いつも「俺は強いんだ。」「俺は心配要らないんだ。」とやっている人の 心の奥底を少し覗けた気がした。 寂しい感情や悲しい感情を押し殺して生きていかねばならない、男の哀れな実情・・・・。 そんなに頑張らなくてもいいんだよ。 いつも、支えて助けてもらっているあたくしが、今日は彼のことを「大丈夫、大丈夫」と 頭を撫でながら、話を聞いていた。
「何で俺、泣いてるんだろう・・・・?」
「泣きたかったからよ、きっと。」
「・・・・うん。」
「いいんじゃない? たまにはそういうのがあっても。」
「俺、女の前で泣いたことなんか1回もない。酔っぱらったからって、なんか変な感じ。」
「あら、お母さんの前でも?」
「それは、あったよ。幼稚園とか小学校の頃とか・・・・」
「そう。・・・・幼児回帰・・・・子宮回帰かもしれないねぇ。 そういうのは別に悪いことじゃないわ。どう? 泣いてスッキリしたんじゃない?」
「あぁ、うん。・・・・なぁ、俺、ヘンなこととか言わなかった?」
「あぁ、沢山言ったよ(笑)」
「え? 何て言った?」
「『俺のこと本当に好き?』とか、『もしここに赤ちゃんがいたらちゃんと産んでくれる?』とか 『それって、俺の子だから産んでくれるの?』とか、色々(笑)」
「( ̄□ ̄;)!! そ・・・・そんなことまで言ったのか、俺。」
「いっつもあたしが突っぱねてるから、心の奥底ではホントは不安だったのよ、きっと。 大丈夫。もし子供が出来たらあたしはちゃんと産むわ。 まぁ、こっちの身体とも相談しなきゃならないんだけどね(笑)。」
「そっか・・・・そうだな。何か、ヘンなとこばっか見せてゴメンな。 俺、ここまで酔っぱらったの、初めてかもしれん。」
そうやって話している間の記憶も、彼は曖昧だったようだ(爆)。 翌朝、もう一度、確認してきたが、事実は曲げようにないので、同じように答えておいた。
あの天然め・・・・(-_-X)
それはそうと、いつも女性よりは優位な立場にいたはずのぷよ2は、自分が泣いたことを しばらくは恥ずかしそうにしていた。 恥ずかしいことなどないのに。
ただ、今までこっちがもたれっぱなしだったのに、そのあたくしに対して、 本当に本当のことを話してくれたことが、純粋に嬉しかったんだ。 酒の勢いがあったとしても、沸々と奥のほうから沸いてくる気持ちをどうしても 抑えきれないことだってあるもの。 彼の今までの恋人たちは、それを見ることなく、彼の前を去っていったのだなぁ。
・・・・産むと約束した彼の子供だが、一体いつ頃デリバリーできるのか、 ただそれだけは、果たせるか否か、あたくしにもわからない( ̄∇ ̄;)
2003年06月01日(日)
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おさがりはリサイクル? それとも爆笑ファッションショー? |
先日、この日記に書いたいとこのシオリ(仮名)。 そう・・・・30kgもの減量に成功した、あのシオリである。
あたくしは思いつきで、彼女の家に電話してやり、痩せたんならおさがりがあるから取りにこ~い♪ と、半ば好奇心オンリーで言ったら、すぐに飛んできた。 あたくしは、ダンボールにいっぱいになっている、激痩せ前のジーンズやスカート、シャツ、その他 とにかく、ありとあらゆるもう着なくなった物を、座敷に運び込んで、 次々にシオリに試着させた。
痩せた・・・・というのは本当だった。(←まるで信用してなかったかのような言い方)(爆) 顔なんか2周りは小さくなっちゃって、顎も肉眼で確認(爆笑)、 オマケに瞼の上にガッツリついていた脂肪も取れたのか、クッキリ二重の目になっていた。 コレにはさすがのあたくしも驚いた。
そりゃ、元が元だから、今だって決して「痩せている」部類の人間ではないけれど、 普通のお店で、洋服の買い物が可能なくらいにはなっている。 思った通りで、あたくしのMAX時代の体重くらいはあって、それも肉のつき方が あたくしとはまた違うので、彼女はちょっぴり不憫である。
色々着せてみて、ウェスト66cmのパンツが無理だということが判明した。 着古したジーンズなんかは生地が伸びているので大丈夫だけれど、要は、 30インチのジーンズがギリギリ・・・・というところなのだ。 ま、微妙よね。 これから、もう少し痩せていけば、もっと外に出るのが楽しくなるだろうし、 お洒落の幅もぐんと広がるだろう。
そういえば、会話の端々に棘みたいなものがあったのも、一緒に削ぎ落ちていたような気がする。 これが、あのダイエット大作戦の一番の効果のような気がするのはあたくしだけだろうか。 太っていると、動きも鈍くなるし、姿勢も悪くなる。 そういった外見を貶す人もいるし、常に怯えていなければならないという気持ちもわかるが、 やっぱりそういう気持ちでいるよりも、少し努力をして、スッキリした姿でいた方が 本人にとってもいいような気がするのだ。
聞いてみれば、就職前までは、体重がありすぎたせいでホルモンバランスが崩れていたのか 生理が2ヶ月に1度しかこなかったのだという。 痩せすぎで、生理が止まるというのはよく聞くけれど、太っている人でそうなる人というのは コレが初めてだ。 彼女も栄養学を学んでいたせいか、それをきちんと理解して、体重が落ちた今 毎月、ちゃんと来るようになった月経の意味を知ったという。 何事も程々というのが一番いいらしい。あたくしも気づかされた。
確かにまだ下腹の辺りの贅肉が気になったりするが、びっくりしたのは 足首と手首が出来ていたことだ(爆)。 下半身はなかなか肉が落ちていかないものなので、3年でここまで出来たことは やっぱり快挙。 これからもこの努力を続けて欲しいと思った。 今回は諦めなくてはならなかった、あの新品同様のジーンズたちを制覇するために 頑張れと励ました。
彼女とは同じ高校だし、勤め先が眼科だというのもあって、ファッションショーが終わった後も 少々話し込んでいた。 正しい目薬のさし方も教えてもらった(笑)。 色々話を聞く中、あたくしは核心に迫る話題を振った。 すると彼女は、リラックスしていたのか、それとも性格そのものが丸くなったのか、 はたまた、あたくしに対しての警戒心が他の人に対するものよりも薄いせいか、 本当の事を言ってくれた。
そして、こうも言った。
「就職活動がなかったら、余裕で100kg越えてたかもしれない・・・・」
就職活動で彼女は救われた。あの眼科医が究極の試練を与えなかったら、 彼女は今でも、窮屈な暮らしをしていたことだろう。 今年の9月で23歳。 彼女の青春は、これから始まるのね・・・・。
あたくしが彼女くらいに太っていた頃でも、男には不自由していなかった。 ぽっちゃり好きの男性にとっての許容範囲にシオリも仲間入りというわけだ。 だから彼女の青春は、本当にこれから始まるというわけだ。 あたくしは、彼女がまだ穿けなかったジーンズらをダンボールに詰め直して、 いつか彼女がこれをとりに来る日を、静かに待とうと思う。
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