2003年10月30日(木) I want it that way


彼との電話のあと、洋服からパジャマに着替えた。
時間は夜中の一時半。
着替えずに、ずっとしゃべっていた。
いつもなら、着替えずにきゅうくつなズボンだけ脱いでブラジャーのホックをはずしただけで寝てしまうのだけれど。
彼が貸してくれたbackstreet boysのCDを聞いてみる。
「You are my fire」
うんうん、そう、彼は私の炎。
「Tell me why」
歌の中で声がくりかえす。
今さら過ちに気づいても遅いのかな。
でも、信じて欲しいんだ。
今の私だけは真実だってことを。
彼を好きだという気持ちだけはいつだって真実だってことを。
そんな言葉すらもう効き目なんて持たない。
恋の魔法は、もう解けてしまったのかな。
手放しでお互いを好きでいることはもうできないのかな。
都合がいいかも知れないけれど、それでも待っていたいんだ。
いつかまた、そんな日が来るということを。
パジャマから、私の大好きな彼のにおいがした。
洗濯物のにおい。


2003年10月22日(水) ドライブ


最近、彼氏の一歩くんの運転でドライブに行くようになりました。
私は免許は持っていないんだけど、友だちや彼氏は次々に免許を取っているみたい。
同年代の人が車を運転できるなんて、信じられない事実です。

実は、同年代の運転する車に乗ったのは、彼とのドライブがはじめて。
はじめてのドライブの行き先は、バイト先に行くまでの途中の駅。
親なしで車を運転するのが初体験だったにも関わらず、
彼は安全運転で私を無事送り届けてくれました。
途中、道を一本間違えてしまったのをのぞいて、ですが。
自分でも言っていた通り、なかなか運転がうまいみたい。
その次のドライブでは、少し遠出してショッピングセンターまで。
自分でも言っていた通り、なかなか駐車もうまいみたい。
三回目にはけっこう遠出して、東京を出て埼玉県与野市まで行ってきました。
帰りに「七匹の子ぶた」という名前のラーメン屋さんに寄って、
また来ようね、って話したり。
いちばん最近では、東京のはしからはしまでドライブ。
行き先は羽田空港近くの公園です。
彼は飛行機が大好きなんです。
彼が何度も熱く語っていたボーイング747が私たちの真上を音とともに飛んでいく姿は迫力満点。
大好きな人の大好きなものを一緒に見られるって、ほんとに最高。

はじめは、私がイメージしていた「かっこいい運転姿」には程遠かった彼も、
回数を重ねるたびに、その姿にちょっとずつ近づいていっている気がします。
ただ、ようやく乗りなれたPRIMERAからWINGROADに買い換えられてしまったせいで、
また振り出しに戻ってしまった一歩くんなのでした。


2003年10月06日(月) アンティーク着物


今日はお母さんといっしょに谷中から根津までぶらぶら散歩しました。
目的はお母さんの着物の帯を買うため。
着付け教室に通ってからというもの、母はすっかり着物にはまっているのです。
昨日もネットオークションで着物を落札しようとしていました。
向かった先はPonia-ponというアンティーク着物屋さん。
母のお目当てはレンガ色に百合が大きく入った帯。
私はブルー地に黄色や茶色のかすりが少し入ったポップな着物を羽織らせてもらいました。
着物、最近若い子の間で流行っているみたいだけれど、いいですね。
洋服だと柄×柄という組み合わせは敬遠されがちだけれど、
着物ではそれが当たり前にできてしまうし、ちっともおかしくない。むしろ、素敵です。
今日のお店にも若いお客さんが和装して来ていました。
茶系のギンガムチェックの中に水玉模様の半衿を着ていてすごくかわいかった。
洋服もいいけれど、日本ならではの着物も、
今だからこそラフでチープに着ることができて、楽しそうです。

ちなみに私はIriasで「いちばんぼし」という素敵な名前のブローチを買ってもらいました。
この前彼氏の一歩くんにもらったキャスケットにぴったりで、うれしい。

これが「いちばんぼし」

こちらは帽子につけてみたところ。
ちょっと保安官バッチみたい。


2003年10月01日(水) おかえりなさい


結核だと診断されて入院していた父が退院しました。
どうやらはじめに診察した病院の診断ミスだったみたい。
たんを検査するときに、検体を他の人のものと取り違えたんじゃないかな。
こういうのも軽度の医療ミスになりますね。
とにかく、父が戻ってきてから仕事も家庭も
ゆとりと明るさが戻ってきたように感じます。

昨日お見舞いに行ったとき、先が見えたせいか、
父は元気を取り戻していました。
空はよく晴れて、秋風が少し吹いていたので、
ふたりで屋上に出て、おしゃべりしながらひなたぼっこ。
入院が長くなると思って仕事用に買ったノートパソコンを持って、
地図サイトで病院の場所を確認したり、オンラインショップで本を探したり。
治療費はゼロなのに毎日保険が少しずつ降りるから、
「もう少し長くいてもよかったんだけどなぁ、
そうしたらみんなで旅行に行けるし」
なんて軽口も叩くほどに調子づいていて、いつものお父さんでした。

夕飯のとき、私はバイトでいなかったのですが、
家のご飯がおいしいと言っておかわりまでしたみたい。
お酒は薬が効きにくくなるから自粛して一杯だけで、
煙草は完全にやめようとしています。
それでも、仕事が行き詰ったときやイライラしたときには、口さびしいのだそう。
だから、禁煙を応援するために、飴玉を入れるビンでも買ってあげようかと思っています。
快気祝いというか、退院祝いというか、としてね。



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