2002年07月28日(日) Msワタナベ


中学生のころ好きだった人と、久しぶりに遊んだ。
髪をサッパリと切って、
背もだいぶ伸びて、
去年の夏に遊んだときと同じジャケットを着て、
SOPHIAのライブ土産にあげたリストバンドをしていた。
「つけてこないとワタナベが怒るんじゃないかと思って」
なんておどけて言っていたけれど、
そういう細かい気づかいは昔からだったよね。
ボウリングやビリヤードに行くと、
下手くそな私にアドバイスしてくれたり、
さりげなくフォローしてくれたり。
そういうところも、すごく好きだった。
それが今ではお互いに恋人ができて。不思議だなぁ。
彼女と撮ったプリクラを見せてもらったけれど、
あのころ、私があんなに望んだ"隣"にいたのは、
まったく知らない女の子だったよ。
あのころ、1通のメールを送るかどうかで
あんなに悩んだ私のもとに、逆にその人からメールが来て、
「来年は海だぞーー!」だって。
また遊んでくれるんだって。
あのころ、嫌われてるんじゃないかなんて
考えていたのがウソみたい。

「男っぽい男っぽい」と私をからかっていたのに、
遊び終わってからくれたメールの最後に
「そんじゃMsワタナベ」って書いてあったのが
なんだか嬉しかった。
そりゃあね、いい恋してますから。
来年は男だなんて言わせないぞ。


2002年07月26日(金) 10 Years After


中学1年来の友達のゆうこと久しぶりに遊んだ。

ゆうことは、部活で同じパートだった。
ゆうこが覚えたてギターを、私がメロディオンを担当して、
卒業パーティーでゆずのコピーバンドをやったりもした。

別々の高校に進学してからは、
メールでやりとりをしたり、たまに会うだけだ。
メールにしても、思い立ったら私から送る。
それから何日か経つと、ゆうこからメールが返ってくる。
「私も送ろうと思ってたところだったんだー」
そんな言葉が必ず書かれたメール。
たぶん、お互いが恋しくなる間隔が同じくらいなんだろう。
だから、私とゆうこの付き合いは途切れない。
きっとこれからもそう。

久しぶりのカラオケ。
しめくくりにゆずの「夏色」を歌う。
もちろん2人でハモる。
私が岩ちゃん、ゆうこが悠仁。
ピッタリ、きれいなハーモニー。
「まだまだいけるね」
「またさぁ、受験が終わったらゆずやろうよ」
「いいねいいね、今度はゆず以外のも入れてさ」
「福耳の『星のかけらを探しに行こう』は?」
「『10 Years After』も卒業にピッタリかもね」
よし、これでコンビ復活だ。
いい曲、探しておくからね。
ゆうこも探しておいてね。

その後、行きつけのおでん屋さんへ向かう。
夏の間はおでんだけではなく、かき氷もやっているのだ。
昔ながらの手動式の氷かき器からは、
細か過ぎない、シャリシャリふかふかの氷ができてくる。
私はあずき抹茶のかき氷と、大根とちくわぶ。
ゆうこはあずきミルクのかき氷と、大根とじゃがいも。
おいしい。
しあわせ。














2002年07月25日(木) 夢


鳥取に旅行をしていて、すごく素敵なお店を見つけました。
米子にある「PINE CLIFF」という雑貨屋さん。
商品のセレクトがすごく好みで、
東京にもこんなお店があったらいいのにと思いました。

私の今の将来の夢はエディトリアルデザイナーです。
けれど、もっとずっと先の将来の夢は、
自分のお店を持つこと。
仕事に余裕が出てきたとき、
人生に余裕が出てきたとき、
そんなときに出店してみたいんです。
自分で商品を買いつけたセレクトショップ。
もちろん、お店の内装にも気を使って。
一角にノートを置いて、
そこに記帳してくれた人に案内を送ったりします。
もうけも少しは欲しいけれど、
そんなことよりも、
お客さんが楽しそうにしてくれていれば、
きっと私は大満足。

夢はいくらでも広がります。

     



2002年07月18日(木) マジック


今日は歩いて絵画教室へ。
歩くという行為自体が久しぶりのような気がする。
暑いのと、運動不足なのと、で。
先生に見せる絵が入った布の手さげを肩にしょい、
中身もろくに入っていないバッグを肩から下げ、
少しずつ歩いていく。
照りつける日差しは眩しいけれど、
そんなの気にしないんだ。
吹く風は涼しくて、私を爽快な気分にさせてくれるから。
絵画教室からの帰り道はもっと涼しい。
青さを残しながら暗くなっていく空に、
ちかちか色を変える信号の光が目ににじんで映る。
自転車ですぃーっと通りすぎるいつもの風景も、
少しスピードをゆるめれば、
こんなに素敵なものに早変わり。
日常を素敵なものに変える、簡単マジック。
みなさんもお試しあれ。


2002年07月16日(火) 私の町


台風も過ぎ去った午後3時、
買ったばかりのデジカメを片手に、町内を散歩した。
私は自分の住む町が大好きだ。
今でもその姿を少し残す下町の店や家。
ネコのくつろぐ情景が道々で見られる。
部屋の窓から見えるのは、お隣の薄汚れたトタン屋根。
春になるとたくさんの花が咲く立派な藤棚もある。
ガードレールの上を走るのは常磐線や貨物列車だ。
ガードレールの壁には小さい頃好きだったミッキーの落書きもある。
東京の山手線沿いにあるけれど、
"都会"という感じではない私の住む町。
カメラのモニターに街の各所を写して見ると、
私の町の新しい姿が見えてくる。
そうして、私はまたこの町の魅力を知る。


2002年07月11日(木) 占い


お母さんのお友達に占いをしてもらいました。
ちなみにその方は趣味で占いをされています。

九星易学:本命星=六白金星
     月命学=三碧木星
     傾斜=八白土星
十二支=丑
十千=乙

●本来は、覇気がある行動力に富む性格を持っています。
 積極的であり、努力して、実現に向かっていくタイプです。
●短所として、移り気が多く、安楽をむさぼる傾向があります。
 頭を下げるのが嫌いで、激しい気性を持っています。
●才覚におぼれず、謙虚さを持って行かれれば、
 人間味豊かな人格が備わり、幸運に恵まれます。
●独立心と自尊心が強い上、晩婚の相があるので、
 当面結婚を当てにせず、好きな道に進んだ方が、
 必ずキャリアウーマンとして、女実業家として成功します。
●氏名では、総画数=35で、文芸で地位や名誉を
 勝ち取る運相にあると言えます。
 またその他の「格数」から、家庭内では感情型であり、
 家庭外では遠慮型であるように判断されます。

むむむ、どうしてなかなか、当たっているじゃありませんか。

お母さんが占いが好きで買う年始の占い雑誌を、
拝借して読んだりするんですが、占いは半信半疑です。
というより、そうすることにしています。
いい部分だけを信じて、悪い部分は信じない。
こうすれば、占いを純粋に楽しむことができると思います。
占いに振り回されるのは嫌ですからねぇ。

とは言え、私の名前も実は姓名判断によってつけられたもの。
一から十までと言うわけではありませんが、
画数は何画がいいか、
「茉莉子」「枝里子」のどちらがいいか、
などなどを参考にしてつけてくれたそうです。
それ以外にも発音したときにきれいになるようにとか、
漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットの
どれで書いてもおかしくないようにとか、
様々なことを考えてくれたそうです。
だから、私はこの名前が大好き。


2002年07月10日(水) Summer days


蒸し暑い日が続き、台風がやって来て、
いよいよ夏の色が濃くなってきた。
そうなると、頭の中は夏休みのことでいっぱいに。

夏休みはだれとどこでなにをしようか。

ビデオをたんまり借りてきて、映画を観よう。

カメラ片手にどこへでも出かけて、写真を撮ろう。

洋服やお化粧をおしゃれにしよう。

区民プールに通ってダイエットしよう。

おばあちゃんに約束の甚平を買ってもらって、
夜はそれで涼しく過ごそう。

お母さんのお古の浴衣を着て夏祭りに行こう。

本屋さんで素敵な本をたくさん買いこもう。

友達と花火をしよう。

合宿で頑張って練習して、部員ともっと仲良くなろう。

好きな人とたくさん夏の思い出を作ろう。

高校最後の夏休み。


2002年07月07日(日) 17歳のカルテ


「17歳のカルテ」という映画を見た。
劇場公開をしているときから興味はあったのに、
見ないで今日まで過ごしてきていた作品だ。

舞台は1960年代のアメリカの精神科病棟。
主人公は自殺未遂でボーダーライン人格症だと診断されて、
精神科病棟に入れられてしまう。
そこにいる少女たちはみな、何かしら心の病を持っている。
一見つかず離れずの少女たちだが、その結束力は強い。
主人公はそんな"友達"のことを思うと、
病棟から出られなくなってしまう。
約1年をそこで過ごして、主人公は退院することになる。

平たくいえば、ストーリーはこんな感じだ。
この作品では、今の私と同じ"17歳"の少女が描かれている。
じゅうななさい、セブンティーン。
その素敵な響きの中に、
彼女たちは不安や苦悩を隠し持っている。
17歳という年齢は、映画や小説でよく取り上げられる年齢だ。
それは、かつて17歳だった大人たちが、
17歳という期間を何か不思議なもののように
感じているからに違いない。
そうして、私は今その期間を生きている。
自分が17歳であるうちに、
この映画を見ることができて良かったと思う。
17歳だからできる、17歳しかできない、
そんな感じ方ができたように思う。

彼女たちは普通の人よりも
感情や感受性の振れ幅が激しいだけなのだ、
そんな画中のセリフに母は共感していた。
私もそうだと思っている。

そう考えていたら、ある女の子のことが頭に浮かんできた。
友達や先生は好きだけれど、学校という組織が嫌いで
学校に行っていない女の子。
精神科に通ったりして、毎日つらそうにしている。
そのつらさを味わったことがない私は本当に無力で、
いくら彼女と話しても大した意味はなさないかも知れない。
けれど、音楽が人に力を与えるように、
映画ならば彼女に何かを与えられるかも知れない。
だから、私は彼女に「17歳のカルテ」をすすめた。

「精神的にきつい状態では見たくない映画だ」
そう母は言っていたけれど、それはどうなのかしら。
私はそんなことはないと思う。
映画の主人公が少し強くなって退院したように、
彼女だって強くなれるかも知れないから。

最後に、主人公の役の女優が話していた言葉をひとつ。
「ありのままの自分を受け入れることが苦悩の種になっても
それも自分の一部だから切り捨てることができないの。」

少しでも彼女が元気になってくれることを願う。


2002年07月02日(火) Don't fret over it.


人見知りしなそう。誰とでも話せそう。
これは、私がよく言われる言葉。

でも本当はそんなことないんだ。
話しかけてもらえばいくらでも喋れるけれど、
自分から話しかける勇気なんてなかなか出ない。

中学校のときは、よかった。
多分私は今よりもっと積極的だった。明るかった。
男女問わず気になる人には話しかけていたし、
実際に毎日すごく楽しかった。

今の私はなんだろう。
そのころと少しも変わっていないような気もする。
なにか決定的に変わってしまったような気もする。
変わってようがいまいが、
どちらでも満足している自分がいる。
多くも少なくもない今のままの友達がいるだけで充分。
でも、もっとたくさん友達が欲しい。
矛盾、矛盾、むじゅん。

「普段喋らない人とたまに話すと、
退屈させてやしないかって不安になってくるよ。」
そう言ったら友達に笑われた。
笑ってくれたことが、嬉しかった。
はげましの言葉なんて一言もなくて、
笑っただけだったけれど、それだけで安心した。
自分もそんなにつまらない人間じゃないのかもなぁって。
くよくよ悩んでいた自分がばかみたいに思えた。

これからは、自分がつまらない人間だなんて
思ったりしないようにしよう。
ささいなことを気にするのは、きっと私の悪いくせだ。
そんなちっぽけなことより、めちゃくちゃ楽しいことを
考えたほうがきっとずっとプラスになるもんね。

今度、その友達と久しぶりに映画でも見に行こうかな。



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