2013年11月13日(水)
愛用のiPod touchが壊れてしまってすっかりTwitterから遠ざかってしまったので、たまには呟きでなくこちらで。
前回の日記で残り僅かと書いた、あきばお〜さんに委託をお願いしていた「そらもよう」なのですが、先日とうとう完売してしまいました。
ちょっと予想していたのよりも早かったものですから、私の手元にあるほんの少しの在庫を次に参加するM3の日まで抱えておくのもな……と思って、あきばお〜さんにご相談して再納品させて頂きました。
旧譜でも再納品受け付けてくれるばお〜さん、ありがたや。
ついでに在庫少なめになっていた「こどくのほし/wanderer」も再納品させて頂きました。都内のイベントに来られない方のお手元にも届くと嬉しいです。
アリスブックスさんでも引き続きお取り扱いをお願いしています。こちらも旧作をずっと置いてくださるのでありがたや。
アリスブックスさんは海外の方からのご要望を受けて委託をお願いしたショップさんですが、国内の方でも利用できますのでこちらも是非どうぞ。実はメール便の送料がばお〜さんより90円ほどお安めなので、CD2枚までならこちらのほうが若干お得です。
そんなわけで、私の手元の「そらもよう」在庫がなくなりました。ほんの数枚だけ残してあるのだけどそれは記念というか、親戚に何か言われたときに渡す用というか、そんな感じです。
なんだろうこの晴れがましい寂しさ。
初めて作った作品なので、胸に来るものがありますね。
これ
あとがきにも書いたのですが10年前に口ずさんでた鼻歌から作った曲とか収録しててほんとにお気に入りなので、たくさんの方にお手にとって頂けて嬉しいし、できれば長く楽しめる一枚であってほしいなと願っています。
現在ショップさんに委託をお願いしている在庫も無事どなたかのお手元に届きますように。
今のところ再生産のことは考えていますが、いつになるかは未定です。
ショップさんの在庫がある程度動いてからになるので次のM3より後になるんじゃないかなと思います。なので繰り返し同じこと言ってますが、気になる方はお早めに。
その次のM3、春か秋か考え中ですが、作りたい作品の設計は決まって、先日資材を確保しました。資材を購入したからには作りきらねばならぬ(やる気が低空飛行する自分の外堀を埋める作戦)。
今度のはゆるっとした、お子さんのいる家庭でもどうぞ、な小品になる予定です。
肩の力を抜いてお待ちください。
2013年11月01日(金)
10/27、M3に参加された皆様、お疲れ様でした。
うちの新作(というか委託扱いにしてたんですが私主導で作ってたものなので便宜上うちの新作と呼びます)だったhertzmixさんの「It's too late -anniver mix-[feat.Ichiru Takizawa]」についてのお話。
hertzmixさんに参加し始めた10年前、私はM3の一般参加者だったのですが、当時ほくほくと会場を出て帰宅するまで手にした戦利品をひとつも聞けないことにうずうずしていました。移動の時間が結構長かったので、電車の中で今日出会った音楽のどれかひとつでも聞けたらいいのになって。
今回M3に参加するにあたってその頃のことを思い出しまして、会場で手にしてその場で聞ける新曲って面白いんじゃないかなと思ったのでした。
10年前と違って今はスマホとかケータイとかでQRコードやURLをぴっとスキャンしてその場でDL、試聴のみと言わずフルコーラス歩きながら聞けちゃう。今なら特別な知識とかなくてもそれが簡単に実現しちゃいます。すごい時代になったものだ。ならやっちゃおう。そんな気持ちで。
hertzmixの伊藤さんにご協力をお願いしたのは、hertzmixさんの元々のコンセプトが【ネット限定ユニット】だからです。
hertzmixさんのことをよくご存じでない方もいらっしゃるかと思うので軽く説明しますと、hertzmixさんは制作〜公開までの行程をネットで完結されています。データのやり取りも、歌う人と作る人の話し合いも、公開も、全部ネットで。(余談ですが、私はhertzmixの伊藤さんとは知り合って10年経ちますがいまだ一度もお会いしたことがありません)
新曲はネットでフルコーラス公開が基本で、ある程度曲数がたまるとアルバムにまとめてCD媒体で現実にリスナーさんのお手元に届くのですが、まずネットが先でCDが後なんですね。
今回M3の会場でCDのジャケットの体裁の紙片を配ったのですが、CDの形にはなっていないので実際それを手にした人が楽曲を聞くのはネットにアクセスする必要があって、それってhertzmixっぽいなあと思いました。しかもhertzmix10周年だし、M3の日付と10周年の日付近いし、なにもかもぴったりじゃね?と伊藤さんにお話を持ちかけたところ快く乗って頂けました。感謝!
変わった形の頒布形態だったので、M3当日の会場ではCDの形での配布でないことに驚かれる率が高かったです。途中からは説明しつつお渡しするようにしてたのですが事前の告知が足りず戸惑わせてしまって申し訳ない。
形になってしまうと小さな紙一枚なのですが、私も伊藤さんもこの10年分の一区切りな作品ですので、大事に大事に作っています。聞いて気に入っていただけると嬉しいです。
良かったら感想をお聞かせくださいね。
「It's too late」はこれまでリミックスが2回作られていて(4th albumの「eighteen」に収録されています)、その都度歌い直しているので実はこの曲を歌うのはこれで4回目です。10年歌ってきてこんなに何度も歌い直した曲は他にありません。
一度歌った曲なんだから楽勝だよねーと思いきや、伊藤さんが当時の私にできるギリギリの線を突いてくるので想像以上に苦戦したりします。2小節ごとにテンポが遅くなったり早くなったりする-pf mix-をDAWなしで宅録したときのあの苦労を私は忘れない……。
今回のアニバミックスも、一部ハーモニーの難しいところがあって、歌う度に鍵盤を叩いて音程確認しながらの収録になりました。実際重なってるのを聞くとさらっと聞き流してしまいそうなところが意外に難しかったです。
hertzmixさんにおける私の立ち位置は「クールかつ無機質」だと思っているので初期の頃はかなり機械的に歌っていましたが(単に当時の私が歌に感情を乗せるのが下手だったからでもあるのですが)今回はその頃よりは少し柔らかく、でもhertzmixらしくクールさを残した感じに歌ってみました。
hertzmixさんの収録は5年ぶりなので久々に「戻ってきたなー!」という気がして楽しかったです。
1st albumをお持ちの方は最初の「It's too late」と聴き比べてみると面白いと思います。個人的には一番最初に歌った曲なのでかなり恥ずかしいですが(笑)
明日11/2にはhertzmixさんのサイトでもweb公開されるので、先行公開ジャケットをお持ちでない方も聞いてみてくださいね。
さてM3当日のこと。
直前まで台風情報が賑わっていたのでどうなることかと思いましたが、イベント日和な快晴で良かったですね!
今回のスペースはこんな感じでした。
今回ジャケット作りで初めて印刷屋さんにお願いしてみたので、「こどくのほし」と合わせたポスターも作ってみました。
今回新作が無料配布だったので全体的にまったりした雰囲気で、スペースにいらした方とも割りとじっくりお話出来たのでよかったなあと思います。
私ひとの顔を覚えるのがとても苦手なのですが、その分お名前はよく覚えてますので普段Twitterでお話している方とか、以前にイベントで名乗っていただいた方とか、名乗ってくださって大丈夫です。とか言って覚えてなかったらごめんなさい。でも名乗って頂けたほうが記憶に残りやすいので嬉しいです。
旧作を通じて思いもよらぬ憧れの方から声をかけていただいたり、先日出演させていただいたキャララさんから同人活動以外の私を知って覗きに来てくださった方がいらしたり、ネット上のやり取りだけだった方とお会い出来たり、はじめましてが多くてひとつひとつの会話が記憶に残る一日でした。
ここ数年の私は自分にできる範囲の事しかしないコンセプトなので狭い範囲でしか動き回れていないのですが、ご縁の輪っかが広がっていくのは嬉しい事です。きっとこれからもマイペースですがひとつひとつのご縁が細く永く続いていきますように。
それからそれから、げろすりーさんからお預かりしてた「『M3』15周年お祝いCD」に収録されてる「げろすりー 〜みんなで祝おうM3の歌〜」が好評でとても嬉しかったです!
M3で流れた動画にも使っていただいたんですよ!
作った人的になんと幸せな動画であろうか!
M3でも色んなひとに「聞きましたよー」と声をかけていただいたり「げろおんせーん♪」と歌っていただいたりM3が終わった後もTwitterで「げろおんせーん」コールが出来たりしてとても楽しかったです。
いっつも言ってるけどなきさんそらちゃん一緒に歌ってくれてありがとうー。
お祝いCDはたくさんの「おめでとう」が詰まった素敵な一枚なので、うちやげろすりーさんのスペースで手に取られた方は是非ともおめでたい気持ちになってください!
毎度のことながら長文になってしまいました。
最後に旧譜のこと。
旧譜の2枚は控えめに持って行ったのですが、思ったより多くの方にお手にとって頂けて嬉しかったです。
「そらもよう」の手元の残部は10枚くらいになりました。あきばお〜さんの在庫もそろそろなくなってしまうと思うので、通販希望の方はアリスブックスさんをご利用ください。こちらもあと10枚くらいかな?
去年の春に制作して、3年くらいは在庫を抱えるのではないかなーと思いながら部数を決めた覚えがあるのでちょっと驚いています。思い入れの強い作品でまだ手元で紹介し続けたい気持ちがあるので、手元の在庫がなくなったらCD-Rでちょっとだけ再販しようと思っています。
「こどものほし/wanderer」はまだまだたくさん残っています。これまた思い入れの強い作品なのでたくさん聞いていただけると嬉しいです。
次のイベント参加は、春のM3はちょっとわからないので来年の秋でしょうか。(夏冬のコミケは体力的に厳しそうなのと家庭の都合で参加できません)
のんびりとまったりしたものを作っていきたいと思っているので、のんびりお待ちいただければ。
それではまた次回。