2013年06月30日(日) |
2013年 上半期映画 |
『桃さんのしあわせ』 『恋のロンドン狂騒曲』 『ファースト・ポジション』 『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』 『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』 『世界にひとつのプレイブック』 『人生ブラボー!』 『華麗なるギャッツビー』
42歳、独身のダヴィッド(パトリック・ユアール)は、過去に行った693回の精子提供を通じて、突然533人の子どもの父親だと告げられ、さらにその中の142人の子どもたちから身元開示の裁判を求められる。 ダヴィッドは友人の弁護士(アントワーヌ・ベルトラン)に相談し、匿名を守るための裁判の準備を始めるが、ふと1枚だけ見たプロフィールが、なんと自分の応援するサッカーチームのスター選手だった。 これをきっかけに自分の子供たちに興味を持ったダヴィッドは、身元を隠して子供たちへの逆訪問を始める。 役者志望、路上ミュージシャン、ゲイ、薬物依存症、障害を持った子……それぞれの人生を生きるティーンエイジャーの子供たちの姿を見たダヴィッドに、彼らに対して何かしてあげたいという気持ちが芽生え、自身の正体を明かしたいという葛藤を抱き始める。 しかし、自身の借金問題が大きくのしかかり、妊娠中の彼女ヴァレリー(ジュリー・ルブレトン)からは子どもの父親として認知しないと言われてしまう。。。
自分に子供がいないので、「親の気持ちになる」という感情移入はないけれど、「親心ってこういうものなのかな」という気分で観ていました。
今まで考えもしなかったモノやヒトが、突然、関係がある対象となれば無関心でいられるわけがないし、1つ知ると→もう少し→もっともっと…と、エスカレートしていくのも自然な流れ。 「気になって気になって、居ても立っても居られない」状況になる様子は想像ができる。
若干、やり過ぎ感を出してある描き方だったけど、笑いを含めて、深刻になりすぎない演出はなかなか良かった。
コメディ色もあるけど、子供1人1人との出会い、彼女との関係など、ドタバタの中にも、ちゃんと「家族愛」が溢れていたラストになっていて、良い作品でした。
>>昨日は『世界に1つのプレイブック』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『華麗なるギャッツビー』 『モンスターズインク』 『ローマでアモーレ』 『タイピスト』 『謝罪の王様』
2013年06月01日(土) |
『世界にひとつのプレイブック』 |
妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、すべてを失ったパット(ブラッドリー・クーパー)は、実家で両親と暮らしながら、社会復帰を目指してリハビリをしている。 そんなとき、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。 ティファニーは愛らしい姿からは想像もつかない過激な発言と突飛な行動を繰り出し、パットを翻弄する。 実は彼女も、夫を事故で亡くし、心に傷を負っていた。 立ち直るためにダンスコンテストへの出場を決意したティファニーは、パットを強引にパートナーに任命する。 こうして、2人の人生の希望を取り戻す挑戦が始まった。。。
人は人によって狂うこともあれば、希望の光が当たることもある。 誰かの力を借りたり、励ましあったり、助けられたり助けたり、それによってぶつかったり。 全て「人」対「人」だから起こること。 喜んだり笑ったり泣いたり喚いたり… 全て「人」なんだなぁと強く感じる作品だった。
壊れたしまったパットと家族の描写は、いろいろ大変さが伝わってきた。 多分、現実に直面している人からすると「こんな甘いものじゃない」かもしれないけど、物語の中の描写では十分に伝わったのでは?ないかな。
苦しみや葛藤を熱演していたブラッドリー・クーパーはもちろん、ロバート・デニーロとジャッキー・ウィヴァーが本物のお父さんとお母さんに見えてきて!個人的には、この2人の「両親ぶり」が凄かった。
そしてまだ20代前半のジェニファー・ローレンスは、美人さんではないけど、時々、超キュートな顔になる瞬間がステキ。 あと、あの低音の声がとっても印象に残る女優さんだね。
後半の展開はある程度の予測はつくけど、アメリカ人が熱狂するアメフトとの絡みも分かりやすくて良かった。
ただ、社交ダンス踊ってる私からすると、2人のダンスはもうチョット頑張れ!って感じだけどね。
各種賞レースを総なめにし、アカデミー賞では、演技の4部門全てにノミネートと話題作。 キャストのセリフ量も多く、芝居に堪能できました。
今日も会員になっている小さな映画館で鑑賞。
>>昨日は『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『人生ブラボー!』 『華麗なるギャッツビー』 『モンスターズインク』
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