2003年07月30日(水) |
『茄子 アンダルシアの夏』 |
世界3大自転車レースの1つ、スペインの「ブエルタ・ア・エスパーニャ」。 主人公:ペペは解雇寸前の自転車レーサー。 照りつける太陽と暑さの中、過酷なレース、、、しかし、ペペにとって過酷なのはレースだけではなかった。 自転車選手としての兄との競争、そして、兵役、恋人のカルメンは兄アンヘルの元へ。 そして、レースの当日、アンヘルとカルメンの結婚式が行われていた。。。
茄子、、、なす、、、ナス、、、(@_@!) 漫画がある事を全く知らなかった私は、この“茄子”の意味が、さっぱり分からず、見終わった後に、パンフを見て「茄子にまつわる漫画の中の一編が『アンダルシアの夏』」と判明し、「な〜る、だから、、、 茄子の漬物を食べていたのね!」というマヌケぶりだった。
47分という上映時間は、珍しいから、賛否両論あるのかなぁ? 私は、47分という事だけは知っていたので、「あっ、もう、こうゆう展開になるんだ…え?残り2km!?もうじきゴールじゃん」という感じで、終わった直後も「あ〜、もう終わっちゃった」と思っていたけれど、最終的には、この長さ(短さ)で、良かったと思ってます。
ペペ、アンヘル、カルメンの3角関係を、もうチョットたくさん描いた方が良かったかなぁという気もしたけど、、、でも、やっぱり、この程度でも良かったのかもしれない…。
何でもそうだけど“ちょっぴり物足りない”ぐらいが、余韻を引いて効果的になる場合があるし、何より、この映画は、自転車レースを中心としているので、これ以上長いと、ダレるかなぁと。
この自転車レースをマラソンやF1に例えていいのか分からないけど、、、見てる立場からすると、長いレースって、レース中ずーーーっと緊張感を持って見てるわけじゃないじゃん? 目が離せない展開になる場面もあるけど、短距離と違うじゃない? そうゆう面で、見せ場、見せ場のポイントを、なかなか良く押さえた47分になってたんじゃないんでしょうか。
自転車レースに、ほとんど無知だった私は、レースに関しても分かり易い物語の作りだと思った。 「へぇ〜、こうなってるんだ」と思うシーンが、いっぱい! っつーか、だいたいが、チームで競う事を知らなかった私であった…とほほ…(;^_^A チームの各選手ごとに、作戦の役割が決められていたり、強風の時は敵味方関係なく、位置を決めながら走ってペースを保っていたりetc…とにかく、色々と勉強になりましたね。
今年のブエルタ・ア・エスパーニャは、9月6日〜28日開催。 この映画を見た人は、きっと、少しは興味を持つでしょう。 私も、相方がスカパーに加入してるので、見せてもらおうかなぁと思ってるとこ。
主人公:ペペが画面に登場した時、「こんな声なら良いな」と思っていた声と、大泉氏の声が私の中ではビンゴで非常に良かった!!!
仕事以外で、車に乗らない私は、普段、自転車移動がメイン。 映画見て、良い自転車が欲しくなりましたー(^_^;
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平日の昼間といえども、お子達は夏休み。 なのに、私が見た回は子供がゼロだった。 後ろに居た御夫婦からも「アニメなのに、子供がいないのね」という会話が聞こえてきた。 その代わり(?)オッサン度(定年を過ぎたような)が高くでビックリ。 もしかしたら、自転車レースをたってる人達だったのかもしれない。 しかし、夏休み中の映画館は、子供が多くて、マジたまらん(*_*)
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梅雨が明けたばかりというのに、早くもなんだか夏バテ気味(>_<) 食欲が落ちたかも…スカートがゆるくなってきた…と思ってはいたけれど、、、 体重測ったら、40kg切ってた… ぎょえぇぇ〜〜〜〜〜〜(*_*) いつの間に、こんな、、、という感じ。 通常、 私は、160cmで42〜43kgの間をウロウロしてる身だけれど、39kgは、さすがにチョット…これ以下にならないように 止めないと。 昔、10代か20歳そこそこの頃、同じように夏に痩せちゃって、生理が止まってしまった事があるけど、 今は、もう20代後半だから、こうゆう身体の悪化は切実…。
今日も、友達と食事してて、「最近、会話の中に、健康の話が多くなってるよね」と(苦笑)。 1人の友達は、先日、子宮癌と乳癌の検査に行ってきたばかりなので、とても説得力ある話をする。
そして、今日、食べに行った所も、体にやさしい玄米食のお店…(^_^#)
♪BGM♪〜『WONDER3』by:Dreams Come True
≪≪ 昨日の映画は『マイ・ビック・ファット・ウエディング』
2003年07月23日(水) |
『マイ・ビック・ファット・ウェディング』 |
ギリシャ系アメリカ人のトゥーラ(ニア・ヴァルダロス)は、30歳独身+でぶすちゃん。 家族が経営するレストランでウェイトレスをしていたが、イケてない自分を変えようと心機一転、ダイエットをし、メイクもカラフルに、コンタクトを入れ、大学でコンピューターを学び、旅行代理店で働き始める。 そこに、素敵な男性:イアン(ジョン・コーベット)が現れ、二人は恋に落ちる。 ラブラブな二人だったが、結婚に関する大きな障害が…。 厳格なギリシャ人の家族から、「ギリシャ人以外とは結婚するなっ」と言われてるのだった。 二人の恋の行方は。。。
一言で言うと、すっごい賑やかで煩い映画だった。
長髪が苦手な私でも、「イアン、かっこいい♪」って思ってしまったほど、なかなか素敵な男性で、救いはハッキリ言って、このくらいかな…。 キビシイ感想かもしれないけれど、、、全体的に、ニアの心理描写が弱すぎるのだ(>_<) 両親と親戚の方面ばかりをクローズアップしすぎたような感じで、もっと主人公を中心に描いても良かったのでは?と思った。 あと、イアン(&イアンの両親)が、いつかキレるだろうと思ってたのに、ずーっと穏やかなままで、これも、ちょっぴり拍子抜けだった(@_@!)
でも、登場人物の中で私が一番気に入ったのは、イアンの両親。 まさに、動物園の動物を見るような、あの苦渋の表情が、たまらく可笑しくて良かった(登場時間は少ないけど、印象に残った)。
暖かい物語で、笑いもいっぱいあって、悪くない映画なんだけどね〜。
私としては、『ベッカムに恋して』のオバサンバージョンって感じで、あまり新鮮味が無かったです。 そして、せめて1人ぐらい美人な人を登場させて欲しかったです…はい。。。
あと、良くも悪くも、“結婚”って、「人+人」ではなく、やっぱり「家+家」なんだなぁ〜と強く思ったね。
“日本の結婚率を上げてみせます”というキャッチコピーだったけど、これ見て、「結婚したいっっ!!!!」って思う人いるんでしょうか?
20歳から8年も付き合ってる相手がいる私は、今までに100万回ぐらい「結婚しないの?」と聞かれた(;-_-+ (そして、これからも聞かれ続けるでしょう…でも、ワタクシ、この質問にキレて怒鳴った事があるので御注意を(笑))。
私は、“結婚しない”のではなく、“結婚したいと思った事がない”だけ…。 だから、もしかしたら、1ヵ月後に結婚したいと思うかもしれないし、1年後に思うかもしれないし、一生思わないかもしれない、、、本人にも分かりません…。
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今日、初めてタリーズコーヒーに入る。
へつさんからソイのスムージーがオススメと聞いていたので、飲みたかったのだが、今日は雨で寒くて、とてもとても冷たい飲み物には手が伸びず、ココアとブルーベリーのマフィンを注文。 いつもヴェローチェで¥210のロイヤルミルクティーと¥180のタマゴサンドを食べてる私にとって、¥300のココアと¥210のマフィンはチョット高めに思ったけど、味は合格! 初めてだったので、ココアは無難にSサイズにしたけど、Mにしておけば良かったくらい、なかなか美味しかった。
ビックリしたのが、このお店は、完ぺきに禁煙席と喫煙席が分かれている事。 喫煙席は、自動ドアになってて、もくもくさせる人は、皆もくもく煙の中で!って感じの造り。 片や、禁煙席は超開放的!いつもアングラのヴェローチェにいる私は、あまりに開放的過ぎて、どこの席に座ろうかウロウロしてしまった…。
今度こそ、スムージーを飲むぞ!
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今朝、「本屋さんを3軒まわって、やっと『夢顔さんによろしく』ありました!読み始めました!最初の何ページかは、やっぱり私には難しいかな〜って思ったけど、少しずつ読んでいくと、またまたハマってしまい寝不足です」というメールをいただいた。
メチャメチャ嬉しくて、私も図書館でまた借りてきてて、再び読み始めてしまった。 文学少女(あ…元・少女ですね(~_~;))冥利に尽きる瞬間! 本当に嬉しかった。
Kちゃん、読み終わったらボチさん話しましょうね!
♪BGM♪〜『ダン・モニール』by:小野リサ
≪≪ 昨日の映画は『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』
2003年07月22日(火) |
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』 |
パート2が1を越える事は不可能。
1は、「もう1度見たい」と思い、2回見に行ったし、テレビで放送された時も見た。 でも、今回は、また見たいと思わない←これが全てかなぁ。
『踊る大捜査線』は大好きだけど、この辺で終わった方が“伝説”になって良いんじゃないんでしょうか?
ってか、正直、所轄vs警視庁のネタは、もう限界でしょ。 当初、この手のネタや切り口は、とても新鮮だった。 けど、いい加減「もう、分かったから」って感じ…。 本店さん登場しようが、所轄ないがしろにされようが、そんなん、もう見てる皆、分かってる事だもんね? 「偉い人は上にいってくれ」「俺らは現場」、、、バカのひとつおぼえみたいに、こればっかりじゃさぁ(;-_-+ これで引っ張るのは、いくらなんでも、もう無理がある。
もっと、事件そのものに力入れてストーリー書いてよ。 もっと、捜査しようよ(笑)。
もし、これ以上やるなら、 (以下↓思いっきりネタバレ、スクロール) 誰か死なないと、物語的にキビシイ…と思う。 今回、すみれさん殉職で良かったのでは? と、私は思ったりするのです。
以上。
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7月の前半、読書まとめ。
『東京物語』(奥田英朗 著)★★★ 1978年、田村久雄は、大学進学の為、名古屋から東京へ。 大学を中退しコピーライターになった主人公の18歳〜30歳、70年代後半〜80年代を描いたストーリー。 爽やかで良い小説だった。 久雄と同年代の人にとっては、メチャメチャ面白い本だと思う。
『真相』(横山秀夫 著)★★ 横山氏、お得意の短編小説。 いつも警察関係者が主人公の話なのに、これは普通の人(というか、警察官以外の人たち)が主人公になっていた。 びっくりするほど、面白みに欠けていて、「横山さん、どうしちゃったんだろう」という感じ…。 毎回言ってるけど、とにかく、長編を書いて欲しいと思う。
『夢顔さんによろしく』(西木正明 著)★★★★★ 昭和20年12月16日、元内閣総理大臣、近衛文麿は自宅で服毒自殺をした。 その頃、近衛家の長男:近衛文隆元陸軍砲兵中尉はシベリアの収容所にいた。 満州で終戦を迎えた文隆は、ロシア軍に捕えられ収容所送りとなった1人だった。 名門、近衛家の長男として、日本を担う存在だった彼の波乱万丈の生涯のストーリー。 来月、この本を原作にした四季のミュージカル『異国の丘』を見に行くので、「原作読んだら、映像は見ない派」の私としては、当初、読む予定は一切無かった。 が、図書館で、ふと目に止まってしまい、借りてしまい、読んでしまった。 正直、読まない方が良かった・・・というのも、この本、予想外といったら失礼かもしれないけど、素晴らしく良かったから。 この原作を越えるモノなど、どう考えても無理…(だから、先にミュージカルを見てから読むべきだった…)。 こんな良い本が、どうしてベストセラーにならなかったのか不思議でたまらない。 日本人として、人間として、手に取ってみる価値がある1冊です。 ページを開いたら、一気に惹き込まれますから。 文隆の人柄が魅力的で、ナゼ、こんな運命になってしまうのか、切なく悲しく、後半は涙無しには読めません。 この本の中に描かれてる事って、たかだか5〜60年前の事なんですよね…。 もし、日本が戦争に勝ってたら、どうなってたんだろう…。 軍事国家になってたんだろうか…。 私は別に右でも左でも無いけれど、現在の日本に生きる、1人の日本人として、いち人間として、この本を読めて本当に良かったと思う。 皆に大オススメの1冊ですが、特に『スパイゾルゲ』の映画を御覧になった方、悪いこと言わないから、騙されたと思って読んでみると、相当、面白いはずですよ。
ちなみに、、、細川護熙元総理は、近衛文隆の甥っ子(妹の息子)です。
♪BGM♪〜『ダン・モニール』by:小野リサ
≪≪ 昨日の映画は『トレジャー・プラネット』
2003年07月20日(日) |
『トレジャー・プラネット』(吹き替え) |
15歳の少年ジムは、財宝が眠るといわれているトレジャー・プラネットを目指して、宇宙船に乗り旅をする。。。
ようするに『宝島』です。
映像もキレイだし、なかなか迫力もある。 前半は、とても良かったように思います…でも、後半は少し飽きてきてしまった…。 簡単に言うと、「冒険+友情」話ですが、この手のストーリーは、もしかしたら男の人の方が惹かれるのかもしれないです。
主人公:ジムの声を担当してたのが加藤晴彦クン。 頑張ってはいたと思うけど、もう一息…(無難に袴田クンでいって欲しかった)。
紅一点のキャプテン・アメリアは小林聡美。 私、エンドロール見るまで、誰か分からなかった。 「聞いた事ある声だけど、誰だろう」と、劇中ずっと気になりつつ、思い出せず、でも、逆に無の状態でアメリアを見る事が出来て、それはそれで良かったかな。 小林さん、とても良かったと思いますよ。
そして、ジョン・シルバーは、大御所、若山玄蔵氏。 ハッキリいって、この映画は、若山氏の声でもってるようなもの…。 素晴らしいのは十二分に分かっているけど、やはり素晴らしかった。 彼じゃなきゃ、こんな良いジョン・シルバーにはならなったでしょう。 ホロリときたね。
子供達には、是非見てもらいたい映画を思うけど、私自身は、ややインパクトに欠ける作品だった。
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最近、夜でも映画館に普通に子供がいて驚くけど、夏休みという事で、これから1ヵ月半、曜日時間に関係なく、とんでもない数の御子達が押し寄せるんだろうな。 ストアとは別に、『ポケモン』グッズ売り場が出来てて、「これだけ子供が多ければ納得」と思った。
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世間の皆様の3連休と違って普通に会社の私…。 昨日も今日も道が空いてて、気持ち良い通勤道だった。 あと2日行ったら、お休みだ、頑張ろう。。。皆が連休疲れでフラフラしてる時、ルンルン休日を過ごしてやる〜!
♪BGM♪〜『ダン・モニール』by:小野リサ(本日購入)
≪≪昨日は観劇
2003年07月10日(木) |
繁栄するシネコンと衰退する既存映画館 |
2000年の11月、ヴァージンシネマズ浜松OPEN。 ショッピングモールの3Fに位置し、9つのスクリーンを要する、このシネコンは、私の予想以上に浜松の映画事情を変えてしまいました。
ほとんどの人が「シネコン」というモノに初めて触れ、その新しい魅力に、今までの映画館から一気にシフトしてしまったのだ。
ヴァージンの魅力は、まず、なんといっても指定席制度でしょう。 チケットを買う為に長蛇の列に並ぶ事はあるけれど、次の回を見る為に延々並んだり、何時の回が見れるか分からなかったり、座席目掛けて突っ走る事は一切する必要が無い。
『タイタニック』や『踊る大捜査線』を見た時、映画館の前の歩道にズラーっと並んでいたのがウソのように懐かしい。 ちなみに、『踊る〜2』は、5日から先行予約を受け付けていて、私も既に予約済。
見に行こうと予定してた日が超満員で、列にも並ぶ気も起こらなくて違う日に変えたり、何時間も立って待ってたり…昔は、人気作品を、こうして見るのが当たり前だったかと思うと、私の中で、この指定席制度は、カナリ新鮮な驚きでした。 公開の数週間前から、座席が確保されてるなんて、、、ホンの数年前からは考えられない事だ。
普段も、早めにチケットを買っておけば、上映時間の10分前までは下の階でお買い物や食事ができる。 時間が有効的に使え、座席確保のストレスは皆無。
ストアには、サントラやDVD、関連グッズが豊富に揃っていて、パンフも全て見本が置いてあるので、チェックして買うかどうかを確かめられる。
シネマイレージの制度も、なかなか、お得。
ポップコーンも美味しい。
そして何より、“キレイな映画館”というだけで行きたくなる。
しかし、シネコンが嫌いという人もいるでしょう。 良い面も書きましたが、私も決して大好きなわけではありません。 第一に「見たいなぁ〜」という映画が少ない。 休日の大混雑はクラクラ(*_*) 公開から少し時間が経つと上映時間がとんでもなく変な時間帯に変わってしまい、普通の勤め人では絶対無理で「バカー!」と思う。 アニメ作品の吹き替えは子供、字幕は大人と決め付けてるのかしらんけど、吹き替えが夜の時間に組み込まれてる時が少ない(私は吹き替え派)。 などなど…結構、不満もあるんです(~_~;) しかし、実際は、2000年11月以降、ヴァージンの1人勝ちは明らかでもあるんです。
皆がこぞってシネコンで映画を見るようになってから、既存の映画館は料金サービスなどで細々と対抗してきました。
その中の1つ、テアトル映画館は、2002年の4月にリニュアルし、ハード面だけでなく、ソフト面でヴァージンとの差別化をはかりました。 いわゆるミニシアター系の作品のみ上映するようになったのです。
今まで、レイトショーの自主上映会でしか見るチャンスが無かったミニシアター系の秀逸作品が、日常的に見れるようになり、私は、とても嬉しく、足しげく通うようになりました。
しかし、いつ行っても(日曜に行っても)空き空きの映画館で、私は平日に行く事が多いので、平均すると、だいたい3人貸切状態ぐらい。。。 1人貸切も、2,3回はありました(^_^#)
ここで見る映画は、本当に良い映画が多く、いつも「あ〜、なんで、こんな良い映画が、こんなにガラ空きなんだろう…」と思い、常々「とにかく潰れないで、頑張って欲しい」と願っていました。
が、、、、。 私の、その願いも虚しく、、、遂に、6月末で閉館(T_T) HPが更新されてないので、「今、上映してる映画と時間を教えてください」と電話で問い合わせたら、「6月いっぱいで閉館になりました」と言われ、大ショックを受けて、ここ数日、今まで見たパンフを眺めてばかり(T_T)
確かに、あの、お客さんの入りでは、相当に厳しかったと思う。 贔屓にしていた私のようなお客さんは、きっと悲しんでると思います。 でも、特定のファンのみに支持されてるだけでは、ダメなんですね…。 ヴァージンのように、不特定の人が集まるような映画館でないと存続できないのですね…。 ここ、浜松(静岡県西部地方)では、残念ながら、ミニシアター系映画の文化が根付かなかったという事なんですね…。
私は、今年の上半期に46本の映画を見ましたが、そのうちテアトルで14本見ました。 1/3強。 上半期トップ5の中の1位と3位は、この映画館で見た作品です。 2002年トップ10の中の3位と5位と8位も、この映画館で見た作品です。 これから、こうゆう映画を見る機会すらも無くなってしまうかと思うと、本当に何かやりきれなくて切ないです…。
私は、自分の住んでいる街が大好きだけれど、こうゆう時、地方人の悲しさを痛感する…。
お気に入りの映画館が無くなっちゃって、この『閑話休題』への映画レポアップも、なんだか、やる気が失せてきそう…。
♪BGM♪〜『Power Of Three』by:Michel Petrucciani ≪≪ 昨日の映画は『メラニーは行く!』
2003年07月06日(日) |
『メラニーは行く!』 |
ニューヨークでファッションデザイナーをしているメラニー(リース・ウィザースプーン)は、市長の息子アンドリュー(パトリック・デンプシー)と婚約中。 ティファニーを貸切プロポーズされ、幸せの毎日。 しかし、彼女には、アンドリューに言えない秘密の過去がいっぱい。。。
冒頭、ヤングメラニーを演じるダコタ・ファニングちゃん(『I am サム』の、あの子役の子。ルーシー役の女の子です。)が、キスシーンを演じてて、チョット驚いた。 『I am サム』の時は、まだ子供子供してたけど、もう“少女”って雰囲気だったなぁ。
リースは相変わらずキュートなんだけど、映画の中身は、アラバマ州の部分がカナリを占めていて、あの田舎の景色には、女性が主役よりも、男性がメインの方が合ってるんじゃないかなぁ?と感じた。 というか、この物語は、メラニーが主役でありながら、未だ離婚してない夫:ジェイク(ジョシュ・ルーカス)が主役という感じもなきにしもあらずで…。 メラニーを全面的に打ち出してるように見せかけて、実は、ジェイクの方に感情移入しやすいかもしれない。 そうゆう意味では、ジェイク役のジョシュは、なかなか良かったんじゃないんでしょうか? アンドリュー役のパトリックの顔が、個人的に全くゲーだったから、余計にジェイクが良く映ったわ〜。 パッと見、ディラン(『ビバヒル』の)に似てるよね?ね?
どうしても前ヒット作の『キューティー・ブロンド』と比べてしまいがちだけど、タイプが違う映画のような気がした。 でも、リースのファッションは、相変わらずキュート♪ 『キューティ〜』の時より、私達でも普通に着れるような洋服が多い(笑)。 ブーツ使い方がステキだったね。 肩を出した茶色のワンピも可愛かったし、黒地に赤い花柄のスカート+黒の半袖も可愛かったし、モスグリーンのショールを巻きつけたスタイルもメチャメチャ可愛かったな〜。
メラニーのママ、ジェイクのママ、アンドリューのママ、3人のママ達が、それぞれイイ味出してました。
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映画の後、隣に座っていた女の人に足を触られた。。。って書くと、すっごい異様な感じだけど(;^_^A 座席の下に置いてあった傘を取ろうとして、謝って、横にあった私の足に触れてしまったわけです。 そして、「スミマセン」の後、「いや〜、冷たい足だねぇ。冷え性?」とイキナリ話し掛けられた。
お隣は、オバサン3人衆で、その中の1人の方が、映画が始まる前に靴下を履くのを、私も自分の視界に入ってきていて、「あ〜、私も今度から上着だけじゃなく、靴下も持ち歩こうか」と考えてたところだったので、タイミング良く(?)その靴下オバサンから、「私は、こうゆう冷房が効いた所では、靴下履くようにしてるのよ」と言われ、「さっき、一部始終が見えました」なんて言えなくて、ただ、へらへら笑ってただけだった(苦笑)…(^_^#)
♪BGM♪〜『Power Of Three』by:Michel Petrucciani ≪≪ 昨日の映画は『ムーンライト・マイル』
2003年07月02日(水) |
『ムーンライト・マイル』 |
1973年、マサチューセッツ州。 ジョー(ジェイク・ギレンホール)は、結婚式の直前、婚約者のダイアナを発砲事件で亡くしてしまう。 ダイアナの両親、ベン(ダスティン・ホフマン)と、ジョージョー(スーザン・サランドン)は、義理の息子になるはずだったジョーを家に迎え、悲しみから抜け出そうとしていた。 ジョーも、2人の気持ちにこたえようと、理想的な義理の息子として振舞うが、本当は、ダイアナとは婚約解消をしていたのだった。。。
主人公ジョーの気持ちが、理解出来なかったのが不満…。 いくら、別れてたとはいえ、ず〜っと付き合ってた人が亡くなって数日しか経ってないというのに、 (以下↓ネタバレスクロール)
あんなにすぐ好きな人を見つけられるものか??? 付き合ってた人が死んじゃったんだよ?銃で撃たれて。 例え、憎しみ恨みがあって別れてたとしても、人間として無理でしょ?お葬式の数日後に好きな人を見つけちゃうなんて…。
とにかく彼の神経が理解不可能だった。
いや、前向きな考え方っていうのは素晴らしい事だと思うよ。 しっかし、いくらなんでも、これは前向き過ぎでしょ。。。と、私は思った。
ジェイクの演技は、別に良いとも悪いとも言えないけれど、ジョーはカナリ難しい役だと思うので、まぁまぁなんじゃないんでしょうか?
ダンティン・ホフマン&スーザン・サランドンは、文句無しですな。 不思議なことに、この2人、本当に30年連れ添ってる夫婦に見えるのよ! マジで。
私は、スーザンを見ると、どの映画でも・どんな役でも、スクリーンに登場すると、演技力の素晴らしさからくる安心さみたいなのを感じてしまう。 今回も、ラストの天井を見上げた表情は圧巻!
あと気に入ったのが、彼女が室内のシーンで、ほぼ素足だった事。 これ、外国の映画ではチョット珍しいと思わない? 靴下も履いてなくて、裸足だよ。 外国人って(外国の映画って)、ベットにフラっと寝転ぶ時も、靴を履いたままとか多いじゃない? 日本人としては、こうゆうの意外に結構、不快だったりするけど(少なくとも私は、見ていてあまり気持ちよく感じない)裸足でソファの上に座ったり、椅子に座ったりしているスーザンの姿に、これまた安心感アップの私でした。
ストーリーとしては、ずっと暗くて、ラスト10分でジリジリと感動の波がきたような映画だった。 上記、スーザンの表情も良かったし、ダスティン・ホフマンの最後のセリフで泣けたなぁ。
ただ、電話のベルが鳴るシーンがメチャメチャ多くて、会社お休みで映画見に来てるのに、なんだか会社にいるみたいな気分だった(*_*)
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私がいつも、お茶しているお店は、タバコを吸う人がうじゃうじゃ居る。 同じビルにあるスタバが禁煙だから、タバコ吸う人は、こっちに来ちゃうんだろうなぁ…。 コーヒー飲みに来てるっていうより、タバコ吸いに来てるって感じだもん。 当然、喫煙席の方が多く、禁煙席の方が肩身狭い思いしてるくらい。
今日、いつもの禁煙席に座ろうとしたら、隣に居たオッサンがプカプカやってて驚いた。 しかも、灰皿には既に5本くらい吸殻が…。
以前の私なら、即、怒り爆発沸騰「ここ禁煙席ですけど(怒)」と、思いっきり注意してた。 しかし、ある日、相方に「君は、タバコ吸う人を見ると露骨に嫌な顔するから、気をつけた方が良い」と言われ、それ以来、こうゆう場面に遭遇すると、店員さんに「禁煙席でタバコ吸ってる人がいるので、言ってくれませんか?」と、頼みに行くようになった。
自分で注意すると、たま〜に相手に睨み返されて更に怒れたけど、最近は、店員さんが「ちゃんと言いましたからね〜。向こう行ってもらいますからね〜。」←というような笑顔で、自分に会釈してくれるからスッキリする。
っつーか、オッサン、ちゃんと“禁煙席”の看板見ろよっ。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett
≪≪ 昨日は2003年上半期トップ5!
2003年07月01日(火) |
2003年 上半期トップ5 |
1位『太陽の雫』 2位『酔っぱらった馬の時間』 3位『マーサの幸せレシピ』 4位『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 5位『きれいな涙 スピリット』
以上です。
『太陽の雫』と『酔っぱらった馬の時間』は、見終わった直後から「これ、上半期の本命になりそうだなぁ」と思っていたけど、やはり、そのまま1位、2位でした。
『マーサの幸せレシピ』と『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、共に、音楽が素晴らしく良かった♪
大絶賛の感想を書いた『スピリット』は、時間が86分と短かったせいか、時間が経つと少し鎮まってきたけど、あのアニメの表現方法は新鮮だった。
印象に残った俳優さんは、『ダーク・ブルー』で、若いパイロットを演じたクリシュトフ・ハーディック。 そして、もちろん、この人、レイフ・ファインズ。 女優さんでは、『ベッカムに恋して』の2人と、『ミー・ウィズアウト・ユー』の2人。 タイプの違う映画だけど、両方の御嬢さん方、良かったな。
例によって、当方、田舎住まいの為、主に単館上映系の映画の公開が大幅に遅れる時が多々あります。 都会での公開とズレてる作品があるかと思いますが、私が1〜6月に映画館で見た46本の中で選びました。 御了承願いますm(_ _)m
私の場合、2001年、2002年、共に上半期の1位が、そのまま年間トップ1になってるけど、今年はどうなることやら。 『太陽の雫』『酔っぱらった馬の時間』を越える作品が見れるかなぁ。
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再来週に予定していた旅行が、突然に仕事が入ってしまいキャンセルせざるをえなくなった(怒)。 2週間を切ってる段階で、当然、申し込みも完了・料金支払いも完了してたのに、キャンセル料を取られるハメに…最悪(>_<) もぉぉ〜会社に請求したいよ。 私のせいでダメになってしまったので(正確に言うと私のせいではなく会社のせいだ)、キャンセル料は全額持つつもりだったけど、相方が「半分は自分が持つからいいよ」と言ってくれた(サンキュ)。
♪BGM♪〜『SMAILE』by:スガシカオ
≪≪ 昨日は上半期の映画リスト
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