++kakerara++

風景

夏にもぐっていく高速道路

飛び越す入道雲

遮るもののない稲妻




左腕をつかむ

2004年07月27日(火)




そして、わたしは

どんな女性の向こう側にいたのでしょう




2004年07月22日(木)

片言の

安堵でも寂しさでもないため息と


まつげのすぐ傍でその人を

2004年07月21日(水)

境界線

やんわりと

だけどとても丁寧に

まるめとって


他人みたい

わたしがわたしのきもちを

2004年07月15日(木)

Pg Dn

彼が待っている人が彼女ならいいのに



わたしはすこし悲しいのかもしれないけど

そんなことどうでもいい程

完璧すぎる

わたしの中のその人

2004年07月11日(日)

午睡

身体の傍にそっと座っていた

誰かをすごく好きだった午後5時頃の何かを

置いてきぼりにして


視線の先にぼんやり見えた

洗濯鋏と針金ハンガー如きを味方につけて

ゆっくりと戻ってくる

ゆっくりと戻ってくる



ちいさく雷鳴

2004年07月10日(土)

一行























2004年07月07日(水)



この角度だよ、と


右手を伸ばす先に

キミが見ている月がある
2004年07月05日(月)

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