Diary?
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思い出し日記ですが。 この日、会社帰りに帰省した。電車の便が便利になって、6時半くらいの新幹線に乗れば11時前には実家に着ける。ありがたいことだ。以前はスケジュールがタイトな時は深夜バスで帰ったりしていたのだが、あれはやっぱり体がきつい。
最近は会社帰りに駅弁を買って新幹線に乗るというのがすっかり定着していて、駅弁が楽しみになってたりする。今回は「江戸開府400年記念弁当 いなせ」というのを食べてみた。どこがどういなせなのかは謎だけど、いろんなものが少しずつ入っていて美味しいお弁当だった。
しかし隣に座った女の人にはちょっとびっくりした。 最近、携帯電話がかたときも手放せない人がいるというのは、話としては知っていたんだけど、身近にそういう人がいないのでもうひとつ実感が無かった。しかし隣の女性、たぶん20代前半の社会人だと思うけど、ほんとにずーーーーーーっと携帯でメールしてた。途中、車内販売でサンドイッチとか買ってたけど、それ食べながらも片手には携帯。ひと切れふた切れ食べたところでもう食べるのやめちゃって、携帯に専念。
うーん、びっくりしたっつーか、怖かったよ〜 もしも今、何かの事情で携帯のネットワークが全滅したら、こういう人はどうするんだろう。ま、別になきゃないですぐ慣れるだろうけど。
上野の博物館に「西本願寺展」を見に行く。 浄土真宗のことはよく知らなかったのだけど、いやぁなんとも血なまぐさいというかなんというか。こりゃすごい。「戦争に参加すれば天国に行けるぞよ」って兵士を募集してたのがいちばんびびった。そもそも率先して戦争してたのもすげぇけど。
あと「聖徳太子絵伝」にものけぞった。太子の生涯を絵で年表にしてあるんだが ・19歳、元服。 ・22歳、四天王寺を建立。 ・27歳、黒駒に乗って飛翔し、富士山に登る。 ってあんた、四天王寺の建立と、馬で空飛んだって話が同列かい。
展示の最後の方に慕帰絵もあったんだけど、音声ガイドによると全10巻の慕帰絵を西本願寺から足利のなんとかに貸し出したら、返ってきた時には2巻紛失してたらしい。ひどーい。CDやらマンガ本とはスケールが違うぞ。
常設展も見て博物館を満喫。でも足は棒。その後上野で喫茶店に入ったら、ちょっと、いや、とってもアレな人がいて、すんごく怖かった。たぶん幻覚とかそんなん。でもそのアレな人の隣の席とかに平然と座っている人たちにも驚いたよ。上野って…。
毎日、通勤の際に某警察署の前を通るのだがこれがけっこう想像力かきたてられて楽しいのだ。
偉い人(多分)がお出かけする時には、まるでやくざの親分である。子分がずらりと並んで「いってらっしゃいませ」ってやってる。
護送車のような車両に、どんどんどんどん人が乗り込んでゆくのを見かけたこともある。あれは一体何人乗りだ?ドラえもんのポケットかと。
今日は、ミニパトに婦人警官じゃなくて男性の警官が二人乗っていて、ぎゅう詰めであった。ぎゅう詰めのせいか、運転が心もとない。車がびゅんびゅん走っている第一京浜に、よろよろと出て行こうとする。案の定、タクシーに思いっきりクラクションを鳴らされて、ガンをつけられて怒鳴られていた。あわててバックしようとして今度は歩行者に迷惑をかけていた。今までにここで見た光景の中で、ベリーベストオブ情けない、でありましたとさ。
コンソメスープが大好き。 JAL便に乗るとつい頼んでしまうくらい好き。 なぜかしら。
なんか、コンソメの「エキスがぎゅっと凝縮された」ような感じが好き。 飲み込むと、おなかのあたりからじわじわとしみとおって、 行き渡る、ような、満ちて行く、ような感じがするから好き。 何も入っていないのにいろんな味がするから好き。色が綺麗だから好き。
悲しいことがあったり、身体の調子が万全じゃなかったり そんな時でも、コンソメスープをゆっくりと味わって飲めば じんわり元気になってゆく。じんわりね。
ただひとつ難点は、自分で作れないことかな。インスタントでがまん。 ホテルのダイニングでコンソメスープだけ頼むのはダメだろうな…
大学の同級生で、陶器職人になった人がいる。彼は窯元で仕事をしながら、自分の作りたいものは別に作って画廊でグループ展を続けている。いつも案内のハガキをもらいながら、場所が京都ということでずっと行けずにいた。
それが今回、初の東京展との知らせが舞い込んだので見に行ってきた。15年経ってやっと見られたよ〜。作品は、ちょっとオシャレな普段使い、土っぽくて手になじみそうな、なかなか渋い路線で気に入った。最近流行りの「和食ダイニング」なんかで使ったら似合いそう。ゴブレットをお土産に頂いてしまって感激。
本人には会えなかったけれど、奥さんに会えた。結婚式で一度会ったきりなので、ほとんど知らない人のようなもんだが。その奥さんと、画廊のおじさん(画商らしい)を交えて話してたら、おじさんしゃべるしゃべる。あんまりしゃべるので、帰るきっかけを失って画廊に3時間くらい居たわよ。
おじさんが何をしゃべってたかというと、キャバクラ話とか、韓国料理屋でつまづいてテーブルひっくり返して画家の先生に料理ぶっかけちゃった話とか、ギャバクラ話とか、キャバクラの話とか。いや別にエロおやじではなかったし、話おもしろかったからいいんだけど、3時間はちょっと。
夜桜が美しい。 某ホテル内の日本庭園。様々な種類の桜が見られるうえに、人っ子一人いない。 薄暗い中、ぼんやりとしたライトアップで見るしだれ桜。幽玄。 見上げると、視界一面の桜花。枝を透かして三日月。 一陣の風、桜吹雪。 絵を見てるみたい。
ほんとうに穴場だから、何処かは教えない。
今日の夕方、ちょうど終業時刻の頃は、凄まじい暴風雨だった。台風かと思った。職場は高層ビルなのでビル風も加わって、マジで吹っ飛ばされそうな風で、みんな出口で立往生である。時々外に出て行く勇者がいるのだが、例外なく傘をズタボロにし、ドリフのコントみたいに風に向かって歩いていた。
しかたがないから、ビルの地下のとんかつ屋でカツカレーを食べて(またカレーかい!)時間をつぶしてからおそるおそる外に出てみると、雨はあがり、風もずいぶん弱くなっている。台風の目に入ったのかと思った。駅の通路の手すりには、様々なこわれ方をした傘が点々と掛けられていた。まるで戦利品のように。
こういう突風が吹くといつも思うのだが、風に飛ばされるっていうのも一度は経験してみたいもんだ。竜巻きに巻き上げられるとかね。きっと楽しいと思うんだけど。あ、ちゃんと着地できないとダメか。
やっと満開の桜を拝む。飛鳥山にて。さほど有名ではないが、なかなかの花見スポットである。すぐそばで工事中のところがあって、あれがなければもっと素晴らしかったのに、と思う。
私も、同行の友人も、東京での花見はおもに西半分での経験しか無かった。下北沢の北沢緑道とか、井の頭公園とか小金井とか。今回、飛鳥山に来てみてけっこうカルチャーショックであった。老若を問わず、とにかく「地元です」って人たちが多い。そしてその「地元」の感じが、東京の一部というよりも、どこかの県の県庁所在地みたいな感じ。だから、なんとなく旅先で花見をしているような気分だった。全体にのんびりムードで楽しかった。
特にナイスだったのは「詩吟サークル」の人たちで、見事な合唱を聞かせていただいた。たまたまその隣に座っていたのが外国人のグループで、もう大喜び。アンコールを要求していた。そして一緒に歌っていた。
でもやっぱり昼間だから、健康的だわ。みんな一応ちゃんと花を見てるし。下北がひどすぎたのか。あの辺に住んでいた頃は、朝の8時に出勤のために北沢緑道を通りかかったら泥酔者がごろごろ転がっていたもんだ。それどころか「まだ飲んでる、宴たけなわ」ってグループまであったなあ。
今日は職場に誰のものとも知れないスポーツ新聞が置き去りにされていて、それは阪神タイガース特集号でした。吠えろ、虎!とかそういう見出しでした。選手一覧とかも載ってたかな。
同僚と夕食を食べていて、なぜかそのことを思い出して「あの新聞結局どうしたー?」などと話しながら、なぜ私は急に新聞のことを思い出したのだろうと不思議に思って思考の糸を手繰ってみました。そこはなかなか美味しいごはん屋さんで、ごはんセット(ご飯+味噌汁+ご飯の友2品)と鶏の立田揚げを食べてました。今日のご飯の友は納豆と、ツナの大根おろし和えでした。ツナおろし…ツナおろし…六甲おろし…?あ、阪神。
というルートで思い出したようです。情けなくて涙出そうです。
ちなみにタイトル「オロシー」は、業務用自動大根おろし機の名前です。実在します。自動ネギ刻み機は「ネギー」、キャベツの千切りマシンは「キャベツー」、その他「キンピラー」だの「ササガキー」だのが全て実在し、ご想像通り全部同じメーカーの製品です。いいのかそれで。
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