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本当に間違っていることはどれか ■2002年03月24日(日)■ 傍に瀕死の人がいれば 迷わず 手を差し伸べる 差し伸べた手を 振り払われることがあれば 1度くらいは我慢できる そのあとは 死にゆくさまを ただ淡々と受け入れられる そんな自分の冷酷さすら 淡々と受け入れられる でもそれは 多分 間違っている 昨日はわざと真意を隠した ■2002年03月16日(土)■ わたしは身を棄てておまえに尽くさうと思ふよ またさうすることのほかには、私にはもはや 希望も目的も見出せないのだから このあと さうすることは、私には幸福なんだ。 幸福なんだ、世の煩ひのすべてを忘れて いかなることとも知らないで、私は おまへに尽くせるんだから幸福だ!! と続く。 どうしたって わたしは幸福に思えそうにない・・・・ 恋人よ、 ■2002年03月14日(木)■ 頑なにしてあるときは 心に眼(まなこ) 魂に、言葉のはたらきあとを絶つ 私はおまえのことを思っているよ。 いとおしい、なごやかに澄んだ気持の中に、 昼も夜も浸っているよ、 まるで自分を罪人ででもあるように感じて。 私はおまえを愛しているよ、精一杯だよ。 いろんなことが考えられもするが、考えられても それはどうにもならないことだしするから、 私は身を棄てておまえに尽くそうと思うよ。 またそうすることのほかには、私にはもはや 希望も目的も見出せないのだから 中原中也『無題』より抜粋 現代仮名遣い by Johgen 浜崎あゆみの歌のようには辿りつかない ■2002年03月13日(水)■ 自分が本当に大切にしているものを 自分が一番大切に思っている人にあげる それは実はとても自虐的な行為だ もらった人にとって それは単にモノであり 自分は一番大切なものを失ってしまう 『現実はただ残酷』に違いない・・ 参考:Dearest by 浜崎あゆみ 最悪の想定 ■2002年03月11日(月)■ 「コイツを騙すのは 簡単だ」 と相手が思っているとき 「こいつを騙すのは簡単だと思われているだろう」 と わたしは思っていて それを承知で 騙されているふりをしている だから わたしは傷つかない だから わたしは 心底 心を許さない 只今臨終を習う ■2002年03月09日(土)■ 最後の言葉が 悲しみの素なら その悲しみは 時を追うごとに増幅する 明日 取りなせばいいか・・という 甘ったるい幻想が いつもいつも 通用するとは限らない 人生なんて 一瞬先は闇だと思い 只今が臨終の覚悟で言葉を選べ つまり 相手を 本当に愛しているのだったら 「またね」の代わりに 「おやすみ」の代わりに 「いってらっしゃい」の代わりに 「いってきます」の代わりに 暴言を吐いてはいけない 捨てる極意 ■2002年03月05日(火)■ 一つ一つ中身を確かめるから 捨てられなくなる 見ないことにしよう 忘れたことにしよう 気がつかなかったことにしよう 大きな箱に手当たり次第投げ込んだら 知らん振りして 捨ててしまおう 必要なものさえ無くなったとしても 無ければ無いなりの生活を余儀なくされて その日その日を暮らしていけるものだ ・・・・多分 それは 恋愛ではない ■2002年03月01日(金)■ 「私とデートしたかったらお金持ってきてくださいね♪ まぁ デートと言っても 2〜3時間位おつきあいできる程度なんですけど^^」 ==== 「来たかったら そっちから来いよ。昼休みくらいなら相手してやれるから」 ==== 相手に惚れているのはわかるけど それは恋愛ではない
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KATE ささやかでもない一日 ![]() マイエンピツに追加 |