往生際の悪い ■2001年03月27日(火)■ 馬鹿馬鹿しい と言いながら 川底の砂をさらって 砂金を見つけだすような さがしもの 「信じちゃいない」 「アテにしちゃいない」 だったら さっさと 川から上がったらどうなんだ ・・・・・ 魔宮 ■2001年03月24日(土)■ 自信喪失が 度重なると 自己の存在理由すらも疑わしい 自ら踏み込む 自虐的な 魔のラビリンス 立っても歩いても 座り込んでも 消耗していく生命力 出口はどこだ!? その糸口すらも 自己の中にあるという この自力本願 泣く男 ■2001年03月22日(木)■ 「彼女をここに引き留められなかったのは オレの力不足だった 彼女にも 彼女を頼りにしていたみんなにも申し訳ない」 異動の発表をしながら 男はメソメソと言葉を詰まらせ 『彼女』から 「もう・・泣かんとちゃんと言い・・」 と叱責された ・・・朝礼での出来事 ・・・『3/19罪と罰』補足・・・ ■2001年03月20日(火)■ 男の顔 男の声 男の匂い 全部覚えて いるには いる だが しかし たったいま 目の前に 当時のままの男が 立ったとしても 「こんな男の どこが良かったんだろう」ってな 感想しか出てこないだろうと思う わたしが苦しめられている呪縛とは 当時のわたし自身の激情と感傷なのだ 今だ超えない どんな相手を持ってしても・・ そして多分 その呪縛は 歳月を戻さない限り 或いは 不朽の愛を錯覚しない限り 決して わたしを解き放つことはない 罪と罰 ■2001年03月19日(月)■ わたしは忘れていなかった 桜便りが待たれる頃 ネオンが寂れつつある道を 一人で歩くとき そこに絶対いるはずのない人の後ろ姿に ただ似ているというだけで その人を追い抜かせないでいる 顔も 声も 匂いも 忘れていなかった 若さに任せた激情は 傷つけることと 傷つけられることに費やされて ある朝早く 枕元にかかってきた電話の 「もしもし!?」と言う声を聞くやいなや 無感動に受話器を置いたきり その人とわたしの間にあった 全ての感情と 全ての経緯を 断ち切ったような気持ちで 自分の幸せを探し始めた筈なのに 十数年の歳月を経てもまだ 許されていないことを知る 春の宵・・・ ・・・・・ 溜息 ■2001年03月18日(日)■ 胸の中にある もやもやしたものを 吐き出したくて 溜息をつく 溜息を ついてもついても もやもやは出て行かなくて 吐き出された たくさんの溜息が 身の回りで 重苦しく澱んでいる ====== ナンダカ高校生ノヨウナ詩ダ・・・(汗) ヌカニクギ ■2001年03月17日(土)■ 呼んでも 応えない 応えても 外れてる どうしたものか 執着心 ■2001年03月15日(木)■ 限りなく 愛に似ている 際限なく わがままだ 餓鬼 ■2001年03月10日(土)■ 満たされない 満たされない 満たされない 何をどうされても 満たされない その理由は 感謝しないから・・・ よしだたくろうの歌から ■2001年03月09日(金)■ 悲しいのは 心ではないんです 悲しいのは 自分でもないんです 悲しいのは 生きていることですか ======= 超えてゆけ そこを 超えてゆけ それを 今は まだまだ 人生を 人生を語らず ======= 10代の頃 よく聴いた そして ときどき 思い出す ピノキオ ■2001年03月08日(木)■ 初めから 不正直だったけど 今は もっと嘘つきかも知れない わたしは たくさんの小さな感情を 自分で誤魔化し しまい込む 嘘をつくたびに 伸びる鼻 鼻の先では つがいの小鳥が巣を作り 雛がさえずっている頃だろう 平均 ■2001年03月05日(月)■ 伝わらなかったことが多すぎる どれほど愛しく思っていたか どれほど傷ついてしまったか 正負の感情を混ぜて割れば 平常心になるとでもいうのだろうか 目を覚ませ ■2001年03月04日(日)■ 舞台裏の凄まじさを見せつけて 芝居と言うことを教えてあげよう 物思いに耽る甘い夢物語は 非日常なお芝居に過ぎないことを 現実を垣間見せながら 胸に刻ませていくのだ 二者択一 ■2001年03月03日(土)■ 仕事して 仕事して 仕事して 自分を正当化する 堕落して 堕落して 堕落して 自分を放棄する どうして 真ん中を選べないのだろう 役割 ■2001年03月02日(金)■ 甘えることを覚えたら 甘えられることは大変だ ボケとつっこみの役割のように 交代するのは難しい
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KATE ささやかでもない一日 マイエンピツに追加 |