切れ端。

2005年12月28日(水)

他人行儀な愛情が終わったら
その音楽を止めてほしい

娼婦が蝶を抱いたら朝になる

今更のキレイ事はただの笑い話
節操の無さが大好きで

過ぎた愛情は軽薄 孤独 自慰

砂に埋もれた蝶が舞う
砂に埋もれた蝶が舞う
砂に埋もれた蝶が舞う



2005年12月21日(水) 5.7フィート.

大きな蝶に包まれて 眠る夜は孤独

大きな白鯨の背中で 眠る夜は静寂

誰かに抱かれながら みる夢は幻想

雪降る街は少し静か とても寒い日

遠い未来のお話より 明日の空模様

身の丈の小さな幸せ それが欲しい



2005年12月20日(火) レイト・シーン

白いキャンバスに色をひとつ
煙になって空に昇る頃には
それなりの絵になっていればいいね

幸せそうな色で キャンバスを埋めてしまいたい
哀しそうな色は もうキャンバスにはいらないよ

暗い色でキャンバスを塗る前に
指を鳴らしてその色を消してしまおう
誰かと比べたところで何も始まらないよ

幸せそうな色で キャンバスを埋めてしまいたい

楽しそうな色で キャンバスを埋めてしまいたい

煙になって空に昇る頃

ひまわり畑で眠る夢を見る



2005年12月06日(火) フライ・ハイ

朝と夜を入れ替えたとして
欲望を見ることくらいしか 変わりはないね

飛べないことぐらいなら
始めから分かってたから 一緒に飛んでみない?

思考がマイナスになる前に
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

落ちる事を考えたら何も出来ないよ
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

3階のあの部屋から
一緒に飛べたら良かったね 慕わしい過去だから

濡らした唇から出た 言葉は麻酔
濡らした瞳から出た 涙はキレイ

言葉に麻痺したまま 空は飛べる?
消し去る為の言葉は 持っている?

それでも今日は何だか飛べそうなんだ
理由 建前 全て もうどうでもいいからさ

高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

落ちる事を考えたら何も出来ないよ
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

落ちることがないくらい 
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

嘘や誤魔化しが忘れられるくらい
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

眠れなかった夜を数えてる間に
高く 高く 高く 飛んでしまおうよ

全てが枯れてしまう前に
高く 高く 高く 飛んでみせる

君が悩んで泣いた分だけ
高く 高く 高く 飛んで魅せて



2005年12月04日(日) ハート。

明日少し地面が傾いて見えたとしても
それさえも多分直ぐに慣れてしまうよ

傷付ける事に敏感になった 誰かのハート
傷つける事に鈍感になった 誰かのハート

君が打ち落とした林檎の行方を 知ってるかい?

明日哀しいことが起きても見慣れるよ
どこかで他人事だと思ってしまってるんだ

傷付ける事に鈍感になりすぎた 誰かのハート
傷つける事に何も感じなくなった 誰かのハート

君が打ち落としたままの林檎は 腐って死んだよ



2005年12月03日(土) 1.2.3

娼婦が眠ったら街に出ようか
裏切るのは君の方が得意でしょ?

提示された感動で泣いている
君はとても愚かに見えたけどね

予定調和というよりかは 衰退に近い

代理が欲しかったら角の店に
頼めばいいらしいと聞いたよ

香り豊かなジントニックを飲んで
指を鳴らせば君の薄幸な顔も消える

狸のCANDYでも舐めて どうぞ退廃を


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shinsuke [MAIL]