切れ端。

2003年04月26日(土)

影も薫りも濃くなって 僕はまた道に迷う
疼く心に騙されそうになったけど 
逃げずに住んでる この街は どこか虚しい

欠落感に拍車がかかる 何もない 静かな終末を

空回る足音 今までの全てが無駄になる?
別にかまわない もう 考えるのはやめたから

影も形も残ってないなら 残骸を晒してみるよ
忘れる事で人は生きていけるね 
だけど僕にはまだ 何一つ 忘れられないけど

空回る足跡 今までの全てが無駄になる? 
別にかまわない それでも僕は寝転がって手を伸ばす

何も掴めないのも知っている ただ 手を伸ばす 



2003年04月20日(日) Nothing room 503.

ベランダから 住み慣れた街に 
タバコの煙 吹きかけて 眠れない夜を

また掠めたね 遠き日の夕暮れ
現実と知りつつ ときに幻を 

随分変わった? よくわからない 
誰かが決めればいい 僕はただ口笛を

今夜 ありふれた夢でもいい 
静かな夢を いつか見たあの夢を

感傷的な夜に 季節外れの冷めた風が吹く 



2003年04月14日(月) Room number 503.

迷い佇んだ 長い 長い 暗いトンネル
向こう側には 何もないかもしれないけど それでもいいよ

哀しい事なんてなくなったし また迷ってもかまわないよ
どれだけ長いトンネルでも 終りは見えてくるのだから
希望のない世界なんて どこにもなくて

願うのは 最良の終幕だけ

終りを願えば 誰かがくれるよ きっと
諦められない理由と 心の隅に灯る希望を
だから 誰もがまた歩こうと 足を前に出す

苦い現実は 至極当たり前で 
誰もが自分の行為に答えが欲しいから 探して 祈って 泣いて

時にそれは 何気ない一言が答えであったり
時にそれは 永遠に与えられないものかもしれないけど
最後に笑えれば 最後に全て許せるなら

結局 『最良と最悪も紙一重』

終りを願うなら 僕がトドメをあげるよ
忘れられない希望と 忘れてしまう哀しさと
幾度目かの解放の後に 口ずさむ唄を



2003年04月02日(水) 私信

K氏、誕生日おめでとう

夏頃には、君のいる街に遊びに行くよ

その時は、また朝までお酒を酌み交わそう


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shinsuke [MAIL]