アナウンサー日記
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2002年05月05日(日) 最強メンバー

 ワタシの姉は、結構な熱帯魚フリークである。その姉の熱烈な勧めにしたがって「めだか飼育セット」を買い揃えた(というかほとんど買ってもらった)のは、2年前のゴールデンウイークであった。


 内容は、空気ポンプのついた一番小さいガラス水槽に、めだか3匹、アカヒレ3匹、ヤマトヌマエビ2匹だ。めだかは、その辺の小川にいるものではなくて「ヒメダカ」という改良種。アカヒレは中国原産の、めだかに赤いラインを入れたような魚。ヤマトヌマエビは、日本の湖沼に住む大人しい草食性のエビである。砂や餌まで全部合わせて2000円くらいだったと思う。


 で、紆余曲折を経て今年のGWで2周年。現在我が家の水槽にいるのは、ひと回り大きくなったアカヒレ3匹と石巻貝3匹、それといつのまにか発生した小さめの巻貝が数匹・・・。つまり、オリジナルメンバーはアカヒレ3匹のみである。

 この2年間、小さなビオトープ(自然を人工的に再現した空間)の中では、様々な生存競争が繰り返された。

 大人しいはずのヤマトヌマエビがめだかを襲うところも見たし、逆にアカヒレが弱ったエビを襲うところも見た。アカヒレが自分よりも大きなエビをくわえて引きずりまわす様は、気の弱いワタシには、ちょいと迫力があり過ぎた・・・。

 途中、減ったエビやめだかを「補給」したりもしたのだが、結局生き残っているのはオリジナルメンバーのアカヒレ3匹だけである。やはり、島国育ちのめだかやエビよりも、大陸育ちのアカヒレのほうがたくましいのだろうか?


 この話を先輩の林田アナウンサーにしたら、「アカヒレ3匹が、その水槽に住める限界の数なのではないか」と推測した。なるほど、ペットショップの見本では、ワタシが購入したのと同じサイズの水槽で、めだかを何十匹も飼育していたのだが・・・本来の自然環境の中では、意外と小魚一匹が必要とするスペースは大きいのかもしれない。

 でも、きょうもエサの魚粉に元気にパクつくアカヒレたちを眺めていると、こいつらが死ぬ日は永遠に来ないような気もするのだった。
 


 我が家では、このアカヒレたちのことを「最強メンバー」と呼んでいる。

 写真入りはこちら(※近日中にアップ)

 


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