蒼井優ちゃんの2幕のニーナの爆発、 受けての生田君のラストを支えているのは、 それまでの登場人物たちの悲喜こもごもというか、 全員が自分勝手、 あるある皆、こんな感じが、 ちゃんと楽しく面白い。
おしむらくべきは、今までかもめ、 見たこと無いから、 この面白さがすげい!!!!のか、 わあ、やっぱ面白いわあ〜のかの違いが判らないことです。 ↑自分問題。なんにしろ、三姉妹が楽しみだなあ。
・・・たか子様と、呪文のように名前を入れておこう。
後、女性陣が怖い。 アラフォー大女優、年下の愛人をいつまでもキープ、 その愛人に弄ばれて捨てられたけど、 昔の恋人(うじお)の助けなんていらない、
むしろ、まだ私を好きなのね、 そうなのね、私、勝ったわ、にする若手女優、
その彼(うじお)のことがまだ好き、 結婚しても子供が出来ても、 まだ好き〜の若おくさん、
ダンナより昔の恋人がまだ忘れられない古女房とか!! よくぞ、こんなに女の見本市みたいな話を。
チェーホフ、なんかあったのか? 後、いきおくれ(好きな言葉じゃないけど、事実として)が多いよね。 ロシアが多いのかなあ。
後、作品のことではないのだけど、 出来たら7時開始がいいなあ。せめて6時40分。。。。。。
会社から駅までと駅からと2回タクシー乗ったけど、 開演3分位はビミョウに間に合わなかったよ。。
道が混んでいたからな! でも、走ってぜいぜいして、生まれたての小鹿の足になるよりは! と、あまちゃんで、〆。
俗ぽい云い方をすれば、厨二病台詞のオンパレードなのに、 空回りせず、疾走している。重厚。
日本にもこんな作家が居たんだと不勉強を恥じる。 3時間があっという間でした。
まあ、出演者の皆さん、若干、噛んでたりなさったんだけど。 普通の生活だって噛むからね。
それはさておき、松田龍平は妖精でした。 白いシャツを着てた。 もう、それだけでOKな方は絶対に行くべしです。
戦争で半分焼け落ちたような大邸宅に9人のワケありの男女が住んでいて、 そこに松田さん演じる須永がやってきて、 かろうじて保っていた均衡が崩れていきってな内容なんですが、 田中哲司さんも松田さんも、白いシャツが美しいの。
テーブと椅子以外、何もないシンプルな舞台が、 かえって戦後の崩れた雰囲気にマッチしていたと。
大きな舞台もいいですが、小さな劇場で魅入っちゃう感じ、いいですよね。
ホワイトハウスで演奏することになった名門カルテット。
結婚より固く結びついていた彼らの行く末は? 音楽にちょっぴり詳しくなれる大人のコメディ。
演出の過去作品がややこしいイケメン兄弟と父親の話、 面倒くさいゲイの話と続いたので、 コメディ珍しいなと思ったら、
音楽家の業+ゲイカップルのケンカするなら、 余所でやってくれって話でした。
最大の難点は誰も楽器を演奏しているには見えない、 ↑張り出し型つうか四方から見られるタイプで舞台と、 客席が近いせいもあるんだけど。
後、時系列をもうちょっと舞台転換で見せてくれたらなあと。
作品ゲイの痴話ゲンカがせめぎ合ってます。 ↑そこに着地か。
おっさん達の暑苦しい葛藤がお好きな方は是非。 新国立劇場は当日券が1500円なので、 ヘンな映画よりはオススメかと。
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