拒否地位ヘッドハント。

連ねる形骸は泥濘に馴染む。
苦杯と漂う。

去らば如何様にも取り繕うものをと。

往事より弄する高峰とは何れか。

摘み挙ぐ附議は漸減の継子にて。
紙背に語らう。

霞めば吟じようとも澎湃というものを。

後遺らに辞しての朗報など不遜か。

浅ましき忌避の従属たらんと欲する蒙昧。
首肯すべく辞意に抗えど度し難く衒う。
軒昂清清しくも煙に巻かれ堕するばかり。

稀有なる御許ならば有配の拾遺と為す。

連綿と賦役を繋ぐ。

アンニュイ甘味不例。

指先で触れる古傷なら切り刻む。
不定形の作用で形を成すが故の倦怠感を愛でる。

誇りを失わぬままに纏う温度は乱れ続ける。

枯れ果てたとされた泉は彼方で沸き続ける。

利き腕はいとも容易く消し飛び定刻を待つ。
自由落下に任せ自重にて想いを断ち切る。

腫れたまま痛む部位を何時までも抱える。
危機を知らせる二種類は無関心に消化され消える。

繰り返すことさえ怖れない粗雑な代替物に許しを請う。

削り取られた構成要素は無に還ったと信じる訳もない。
仮に歩幅の大部分がはみ出しているとするならば憩う。
不安定を至上の安寧と思う爪には時軸の乱れさえ優しい。

拾うものが在ればこそ撒き散らせるとは決して言わせない。
解けた状態を維持し続ける夕刻には明日の朝に見舞う。

いずれ平坦になる迄。

異例水干も転じて配意掌握。

目から鱗の悪癖を治す有袋類を眺めている。
曲がる方向に正論を放り投げて反応を窺う影がある。
諸因は浮ついた衛生観念の狭間を狙うから固まる。

氷を塗りたくりながら臍を噛む哀願動物たちに合いの手を。

汚い思想が色づいて頬を染めた例年通りの虚空は嵩む。
緩和した宮廷を提起するは焦点の定まらないままに請う。
折り目正しき数奇さが点で弛緩した彼らを覆う。

風向久しぶりに打ち明けてみて旧家の仕来たりで差異の目を。

演説宗旨変えて外側だけ咲き誇れば取り乱す。
徒労の法律得てして高利貸擦り合って散らす。

優勢か荒廃は酩酊で中和して再度釣られる。

忌み嫌う廃園から割れた令旨ならきっと勝とうと顎を撫でる。
触れる釦の上から鼓拡げて飽和を試すから。

その手も遅れて始まる。

プライマリ事後辞退。

そう。
あれは酷く寒い時間と歩いていた。
ぬかるんだ暗い道を選びながら歩き続けていた。

塞いだ稀少性のあれはレンズ越しの光を無意味と感じた。

そう。
荒れた手と感覚の失せた足が其処に居た。
泥塗れの不均衡な幾つかがただ其処に居た。

塞ぎ込んだ不整な振動は天真爛漫な空しさだけを感じた。

見えていた容のままに凝固した。
何もかもが既に滓として戻ることも消えることもない。

吐き出した粒子を思い瞼の裏に絵を描く。
押し付けられた空虚な道標を踏みにじる。

どこまでも真摯な軽薄さを背負う色を作る。
静寂を破る惰性は何もかもを突き通す厭世で成立する。

留まらないのなら立て板にも踏み止まれば良い。
柔い過度の異彩に添う底へ向かう。

フラクタル下降因子。

いつかの話が流線型を演じきったようです。
いつのことやら皆目見当もつきません。

不和。

前略の居心地悪さをいい加減察してあげたら如何でしょうか。
つまみ上げられた怠惰が理想的な軌道で消滅します。

捧げ続けた恩はこの際洗いざらい吐き出してお釣りもどうぞ。
受け取ったそばから掌を返して梅雨前線にいらっしゃいませ。

誰が決めたか定かでは御座いませんが日暮れ時になります。
一から十まで手を取り揚げ足を取りつつ順調に流れて行きます。

雑音。

心配の昨日なら人それぞれでしょうから人それぞれ思って下さい。
巡る布切れを握っている側の手が現在を切り取る訳です。

上空に偏り過ぎているから簡単に外堀を埋められているんです。
張り付いた地面にもいらっしゃいませ。

思い出話がこうあるべきでしたか。

零と壱の綴れ織。
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