にっきちゃん。

2004年10月06日(水) コドモノココロ

最近殺人事件がめちゃくちゃ多いですよね。
本当に多いですよね。

ここ2,3ヶ月で田舎に住む一家が何者かに自宅で刺され・・・とか、
女子高生が自宅で何者かに・・・
小学生女児が自宅で何者かに・・・

で、未解決事件ばかり。

つい数ヶ月前にもありました、
小学校六年生の女の子が学校で同級生に刺され・・という事件が。


昔はサカキバラセイトと名乗る13歳の少年の起こした殺人事件に
日本は恐怖で震えました。


今は、当時よりもこんな事件が増えてますね。
若年者の起こす殺人事件。


大人、もっとがんばろうよ、と思います。
コドモのココロを豊かにしてあげるのは
大人の役目だよ。
今、若いお母さんなんか見かけると本当にアホかと思う。
レストランでぎゃーぎゃー騒いでよそのお客さんのテーブルまで
走っていって迷惑かけている自分の子、

お店で商品をめちゃくちゃに荒らしてかけずりまわる自分の子、


おいおい、と思うと親はしらんふり。
あほか。

しかってくれよ。

「楽しいよね、ね、でもね、今キミがいっぱいはしったら
まわりにいる人が困っちゃうんだよ。
だから、すごくがんばって静かにしてなきゃだめなんだよ
でもね、いっぱい走れる所もほかにたくさんあるんだよ。
だから、今はだめなんだけど、そういうところでいっぱいあそぼう!ね。」

って頭ぽんぽんしてる。

・・・・・・・のは私。(;´Д`)



オイ。頼むよ。あたし、まだ花も恥らう未婚女だよ(;´Д`)
お母さん、あんたでしょ!!注意しなさいよ!


・・・・かと思うと
「ばかっ!!!もーーーーーーうるさい!!!!!
 なんでっていわれてもあたしはいやだったらいやなの!!!」

って本屋にいきたいよぉと泣く我が子にいけない理由もいわず
ヒステリックになってあたまぱしっ!

・・・か、かわいそう(;´Д`)
何でお母さんがこういう答えをだしたのか、とか
説明してあげなさいよ(;´Д`)

コドモは何にもわからないんだぞ。
ココロだって一人前じゃないんだぞ。


何かをしたり、何かを拒否したり、コドモにそれを伝える時
結果だけじゃなくて「どうしてそうなのか」ってことを
細かく説明してあげなさいよ。

コドモは大人みたいに言葉も達者じゃナインダゾ。
ココロがもやもやしたって納得できなくたって
それを表現する事、できないんだぞ。
ハテナハテナや、突然おこられた、イタイ・・・わかんないけどカナシイ・・
って思っても何がわからないのかすらわからないだろうし
これじゃあココロが成長してかないよ。

ペットじゃないんだってば。



*************************************************

って一見関係のないふたつの「コドモ」関係の話ですが。
やっぱり思うのは親(大人)がんばれ、ってことです。
小さい時にめいっぱいココロをくるくるなでなで時には
ぱしぱしとしながら 一緒に生きていって欲しいですね。


そして、コミュニケーションをとってほしい、と思います。
(未来の自分にもいえる)


自分についても「もっと人とコミュニケーションを計ろう」
と最近特に思ってます.

もともと私、素はネクラでネガティブ人間でして。
しかも気をゆるめりゃー
「あたしなんて必要ないのでは・・」とか
「私のことで人に何か手を煩わせるなんてモウシワケナイ・・」
と、思ってしまうタイプです。

だから、例えば何かでめちゃくちゃ苦しかったり悩んでいたり
誰かに漠然と話を聞いてもらいたかったりしても
まず、言わない。 
だって悩みなんて解決するのは結局じぶんでしかないわけですから。
必要なければ世間話やどうでも言い話も別にする必要はない。
何か建設的で、確実に意味があって、利益になるような事でなければ
(特に他人にとって)アクションしない。
もくもくと一人で生きてる。
って感じだったのですよ。


仕事をして社会にもまれまくってる人なんかは、こういう人が
多いのではないですかね。
もしくは、何か役職がある人、指導者。なんかは
まずぐたぐたと世間話をしたりグチを言ったりは避けるのではないでしょうか。


ずっとずっとそう思ってずっとずっとそうして来たのですが、

あるとき心理学の先生をしている友達に会って、何も話をしていないのに
こういうわれたんです。

「ねえ、何もかも自分でしょいこんでるでしょ。
 人に本音いったことないでしょ。
 今なんかすっごい苦しんでるっしょ。
 ヤバイぜ、それ」



あら。そのとおり。なんで顔見ただけでわかるのさ。

そうそう、私はずっとそうしてきたことがたまりにたまって
めちゃくちゃ石のようにコチコチしたココロになってました。
石の成分がココロをおおってしまって 誰が何に苦しんでいようと
喜んでいようと無関係。ココロがしらーーっとしてる。
もちろん、誰に対しても愛情なんてわかない。
なんとなくヤバイとココロの奥の方で理解しているんだけど
もう,どうにも身動きできないくらい石のココロはかっちこち。
毎日必死でなにもかもをがんばっているんだけど
毎日毎日むなしかった。
がんばってることの結果はおもしろいほどに出ていたのに、
むなしかったんだよね。

そんな時にこの心理学の友達に言われたんだ。

「悩みを本気で相談できる人っている?」
え、いないけど・・。

「どうしていないの?友達はいっぱいいるのに」
悩みを人に相談し様と思わないんだもん。

「じゃあさ、逆に友達に相談される事はある?」
うん、よくされる

「そういう時話きいてあげる?」
うん、めちゃくちゃ。

「じゃあさ、そういう友達になんで自分は相談しないの?」
私の悩みを聞くために友達の時間を割くのが申し訳ないと思う。
その思いが強くて相談している事より申し訳ないほうが気になって
それがさらにストレスになるから。

「じゃあ、綾は友達の相談受けてるときやだなあ、迷惑って思うの?」
ぜんぜん思わない。相談してくれてうれしいよ

「・・・その友達も同じなんじゃないかな」
・・・・・・・。


で。そんなふうに強制カウンセリングが始まり、
結局彼が私に出した処方箋は


「まわりの人間にもっと自分を開け」
って事でした。


なにさ!ありがちな!

と思ったけれど でも、このありがちな答えがまったく正しく
そのとおりだと今思います。
自分を回りに表現すればしないより、必ずなにかしらの形で
自分のアイデンティティが見つかる。
その繰り返しでココロは成長していくんだと思います。



今、私は友達にも,両親にも、私が関わる人すべてに、
範囲内でできるだけ自分をさらけ出そうとしてます。
まだ、発展途上でうまくできてないけどね・・
でも気付けただけヨカッタと。



てなわけで、あたしは大人だからこう思えるけど
コドモの未発達なココロで以前のあたしのような石状態になってしまったら
どうにもこうにもなんないよと。


ちいさいころからおかあさん、おとうさんが
ちゃんと「どうして〜なのか」と理由つきで愛情もって
接してあげなきゃ石人間になって、コミュニケーション能力未発達のまま
成長して、ホントサイボーグになっちまうよ。



たのんます、おかあさんおとうさんよ。







2004年10月05日(火) Rちゃんの賭け

今,お礼をしたい人がたまりにたまりすぎていて
あたし、不発弾状態です。


今回のように体を壊してせつなくなっていたり
例えば軽い事故に遭って車修理に出していたり・・・
そういう「ちょっとココロがよわってるかも・・」

って時にいつも全身で身悶えるくらい感じるのが

あたし、本当にヒトノココロに助けられてる

っていう感謝と愛情。
うまく日本語で言えないけど体中の水分が感激の涙にかわってしまうんじゃ
ないかってくらい まわりの愛しい人達に感謝してます。


最近もね,誕生日の9月29日に体の水分が涙になってしまうようなことが
ありまして。



えっと。あたし長期休暇のため、実家の藤枝市にずっといたんですね。
当然会社のみんなとは会っていないわけだし、
会社なんていくら多忙だとはいえ一人いなくなったって
確実にちゃんとまわっていくものです。
つまり、休んでいる人間のことを会社の人が思うなんて
まあ、なし。と考えるのが世の常だと思うわけです。
むしろ数ヶ月後会社に戻れるようになって、
こちらは「やっと帰ってきたよ、みんなぁぁ」と言う気持ちでも
会社の人間は「いまさら戻ってきても・・居場所、ないんだけど」
という状況になっても全く仕方のないことでしょう。
それが利益で動く会社。冷たいとか、そういう次元じゃない。



・・・でね。
そんな長期休暇中。
伊豆で予約していた病院に行く日が近づいてきたので
いったん伊豆の寮に戻ったんですよ。
病院終わったらまたすぐ実家にかえるつもりでね。


で。
するとあたしの誕生日の9月29日。
同じ寮に済むRちゃんから着信が。


私「もしもーし。Rちゃん?どうした?!ひさしぶりじゃないかー」
R「ね、ね、そんなことより今夜寮にいるの?」
私「うん、実はさ、病院いかなきゃなんなくて昨日の夜寮にきたの。
  今夜はまだいるよ」
R「ね、ね、じゃあさ、夜仕事おわったらちょっといってもいい?」
私「うん、もちろんー。どした?」
R「じゃあ、いくから!!!ばいばーーい」
ガチャン。

あ。切れた。



で、その夜。
なんとRちゃんは彼氏と一緒にデッカイまん丸ケーキをもって
あたしの誕生日を祝ってくれたのでした。
「綾ちゃんおめでとう!!」ってチョコレートの上にかいてあった(涙)


す、すごい。
ちょっと寮に帰ってきただけなのにこの手配のてぎわのよさ。
さらにビックリしたのが、あたし、自分の誕生日の日にちなんて
1年に数回、聞かれたら言う程度。
なぜ、覚えている。
(ちなみに誕生日当日、会社の副支配人もオメデトメールをくれた(;´Д`)
ふ、副支配人・・・なぜ知っている。そして、「副支配人」というスゴイ立場の人が
会社に迷惑かけてるあたしに・・)

しかも毎日22時過ぎに終わる過酷な仕事をしながら
終わった後祝ってくれようとする気持ち。


R「昨日の夜さ,綾のクルマが寮にあるの見て、明日まだいるのかわかんなかったけど誕生日じゃん!!だからもしまだいたら一緒にケーキ食べたくて」


ってR−−−−−−!!!!!!(なみだはなみず)


あたしが誕生日の当日いるかいないか本当にわからないのに
もしいるなら・・・!と賭けて高いお金出して
用意してくれたなんて。


私「え、じゃあもし誕生日のひもう車がなくてあたしが実家に戻ってたら
  どーしたの???」


R「うん、もしそうなったらしょうがないから彼氏と2人でおいわいしようかなって思ってた」


泣けるぜ、R!!(さらになみだはなみず)


Rちゃんはあたしの車をみてすぐケーキを手配して、
22時まで仕事でとりにいけない自分の変わりに彼氏に取りに行くよう頼んで
おいてくれてたらしい。


マジデ、なんといったらいいのか・・・。
自分の都合で休んでバッカいる迷惑者のあたしなのに。


このときばかりは、股関節の痛みなんて忘れました。
本当に。

Rちゃんみたいに こんなふうにココロを抜群に元気にしてくれる人達が
いっぱいいて、泣けるくらい(というか何度も泣いてる(;´Д`))
感謝のきもちでいっぱいなのです。




世の中まったく明るいです。
明るい、日本もあるんです。



2004年10月04日(月) かぜっぴきヒーロー

2,3日前からなんだかゴホゴホ。っくしゅん。ずずーーーーっ


うああ。
あたし、もしかして外科内科完全制覇?!

・・・・そんなわけで油断してヒドクなったらこりゃたまらんというわけで
近くのちっちゃな病院に行ってきました。



「はい、山中さーーーん、どうぞーーー。」

あ、はい。


・・・・診察室に行く前に間違えて物置部屋みたいな部屋に入ろうとして
看護婦さんに必死で止められたりしつつ

「先生,よろしくお願いします」


「どうしました?」


えっと。なんだか咳がとまらなくって。
鼻水が少しと、痰がすこし。げほっ。
熱は、ないです、ゴホゴホッ。



「はい、口あけて」

あーーーん。

ピカッ懐中電灯みたいなライトで喉の中てらされ。



「はい、じゃあおくすりだしときますねー」


あ、はい。ありがとございます。



ギー、ガチャ。
この間、1分。

(やぁーだ、あたしなんてこの間かぜこじらしちゃってねぇ)
(あーーそおおお。とみさん、そういえばお孫さんげんきかねー)
(このまえ運動会で・・・)

って待合室でめちゃくちゃ楽しそうに話してるおばあちゃん達の声聞きながら
「具合が悪くてきてもこの人達はここで元気になって帰るんだわーきっと」
とか思いつつ、今度は物置空けずに素直に待合室に辿りつきました。



で、会計が終わり明細をみてみると。


診察料 2800円
  薬料  2800円




あら。
喉ライトで照らしただけで2800円。




めざせ、医者の嫁!!!!!



ってなわけで、今回のあたしってば自分でも間違いなく風邪だと
思うわけですので、薬貰えてバンバンザイ。
なのですが、


やっぱりそれ以外の、少しでも体の不安な症状で見てもらうのなら
デッカイ病院にいこう。と
改めて思ったのでした。


こんな診察じゃ、もし風邪とにた症状の何かの病気だったら
間違いなく判断してもらえないモンネ。




・・・・・・・なんかあたし、医者の姑みたいだわ。
ビンカンハダなの、医者菌に。
今日も ゆく、弱者を守る正義の味方!ヒーローあやマン!!



・・・・・まあ、マントひるがえしながらむせこんでますけどね。







2004年10月03日(日) アントクアリウム。愛子様影響力。

今,猛烈にコレがほしいのです。

アントクアリウム




皆さん、ご存知ですか?
是非↑のリンクからちょっとのぞいてくださいよ。


アリがどんなふうにして生きてるのかちょっと見てみたい。
多分今までの私だったら
通販でも何でも、送料がかかろうとなんだろうと
買っていたと思うのですが

この節約生活。


「うーん。そう、りょう、か・・。ニクイな。」

というわけで数百円に決断をためらってます。
こんな人間らしいあたしが愛しいぜ。
買いたいのにぃ!と発散させているこの日記は
まあ、ためらい傷みたいなモンですよ。


うーん。
売ってないだろうな、伊豆じゃあどの店でも。
安くてウマイいせえびならいくらだって売ってるのにな。
きしょうっ。

こういうとき都のほうはいいよなあと
全力で思いをはせてしまいますね。



ここであたしが売れっ子アイドルとかだったら
このHPを見たファンの方が事務所に送ってくれたり
しちゃうんだよね。


・・・・・・みなさん。
胸に手を当ててよく考えて見てください。
私のこと、ダイスキですよね。(真顔)
ほら、すきだったような気がしてきたでしょう。
さあ、今すぐ行動だ、送料はじゃぱねっとたかたが・・・


・・・・・やめよう。むなしいじゃないか(;´Д`)



いやあ芸能ジンってラッキーパーソンですね。
メディアはすごいや。


そうそう、メディアはすごいやといえば
皇太子さんが撮影した愛子ちゃんのホームビデオの画面下に小さく映っていた
絵本。半分くらい映っただけなのにその絵本の売上がものすごいことになってるらしいですよ。



ここ1ヶ月の売上が、過去14年間の総売上に等しいらしい。

メディアはすごいや。
皇太子さんの影響力ってすごいや。
いや、皇太子さんがスゴイんじゃなくてさ。

売上や企業の利益って、どんなに宣伝方法や製造工程や品質に力を入れて
必至で作り上げても
ちら、っと皇太子さんちにおいてあった絵本。という
パフォーマンスにかなわないなんて。
人間って簡単。単純。
商売って、宝くじみたいな一面もあるのですよね。


まあそんな方法で利益が出るなんて本当にひとにぎりな確率だから
まさに宝くじ。なんだけど、

なぜだろう、ちょっとむなしくなりました。
必死でやった人だけがそれなりの成果をだす。

というのがキレイゴトになってしまうような
現象を目の当たりにしてさ。



ま、くどいけどひとにぎりの宝くじ的なこと。





・・・・・やだわ、あたしったら被害妄想ちっく。



スゴイよねぇ、メディアってさ。





2004年10月02日(土) 幸せを無神経につぶさないで

あたし今、節約してるんです。
ぶっちゃけ、お金が乏しいのですよ。
というのも今仕事を休んでいるのでつまるところ収入がないのですね、現在。

貯金はまあぼちぼちあるので実際今困ってないけれども
まあこの先何がどうなるかわからないので。

だからね、今まで一人暮しで自炊してたら生活パター―ンから考えて
かえってお金がかかるのでいつも外食だったんですよ。
私、食べることがダイスキなので何をどこでどんなふうにして
食べ様、ってわくわく感に日々の楽しみを見出していたんですよね。

でも、それをやめました。
で、家でごはんたいて。
まあ、とりあえず今ごはんにふりかけとか、お茶漬けとか。

それはそれで新鮮で楽しいんだけれどもやっぱり
おいしくてきらきらキレイで彩られたあつあつ、またはしっかりとつめたーい
正しくおいしいものが食べたい衝動にかられます。

で。我慢して我慢してこの間病院の検査に行った帰り。
今日は遠くまでイタイトコがんばって行ったし、いっぱい我慢してきたから
自分にごほうビ♪と思いきって外食をする事にしたんです。
しかも、ダイスキな刺身!!!



私にとってはめちゃくちゃゼイタクな選択でした。



で、伊豆の海岸沿いにあるずっと前から行って見たいと胸躍らせていた
ある和食料理やさん(主に刺身を扱う)に行ったんです。
そう、病院についてきてくれたココロ優しき人と。


で、ふたりでわくわくしながら時間をかけて
「豪快船乗り丼」、ランチタイムで980円。


本当にわくわくしました。
久しぶりに胸踊りましたよ。
こんなにだいすきなお刺身を、外食をずっと我慢してきたんだ、
このくらいのごほうび・・・えいっ!
舞台から飛び降りろ!という気持ちで。



で、出てきた丼見て、まず、


ん?なんか・・・


そう。魚介が名物だと。うたっているわりにはなんか・・・
丼、なわりには・・・・

そう。乗っているのはなんだかだらりとしなった小さな刺身の切り身が
3,4切れ。そして、卵焼き、いくら。のり。


ミタメも「のせればいーーじゃんそれでっ」って
ギャクギレしたような盛りつけ。
なんか、叱られてるような気持ちになりましたね。

ま、まあまあ。たべてみようよ、と。
すると目の前に座っているお連れ様。



ぶわっ!!!くさい!!!


「えー、うそー。そんなわけないって。だってこんなに海に近いんだよー
 刺身が名物なんだよーーー。・・・どれどれ」



もぐ。

「ぶっ、まずい!!!」


本当にびっくりしました。
どんなに山に囲まれた海に程遠い場所でも、
こんなにくさくて嫌悪感がわくようにまずい刺身ははじめてだった。

ものすごいショック。

はじめて感じた、こんなに刺身のスキな私が感じた刺身への嫌悪感。
くさいにおい。
魚臭く生臭いくささでなく、まったく新鮮でない不潔なにおいでした。

そして驚くことにのっていた卵焼きも、くさかったんです。
これもまた腐った匂いというより、不潔な匂い。
ぞうきんをぬらしたまま放置しておいて発せられたようなあの
う、っとつまる匂い。

ついでにおしぼりもスゴクくさかった。
気持ち悪くて袋から出してその匂いを感じた時点で
つまんで横に置いた。

ついでにいうと器も塗りがはげていてさばさばとささくれだっている
所があった。


最低ですね。

めちゃマニアックで人に知られていないような小さい所,
お客さんがくるのも珍しい、といかいうようなところじゃないんですよ。

フツウに名前も知られていて実際「あそこは、いつかいってみたい」
と前々から思っていたくらい店の情報も入るようなメジャーな
「刺身を食べさせてくれるいい店」的なところで。


わたくしのお連れ様もこんなに怒ってるのみたことないくらい
おこってましたね。
ほんと、打ちのめされました。


食事って、めちゃくちゃ幸せにしてくれる価値がある分、
これだけ最低なものを提供されてしまうと同じ位のパワーでもって
気分がうちのめされます。
しかもここにいくと決めた背景が私にとって特別な状況だったものですから
余計にね。


ふと机を見るとお店当てのアンケートが。
かかなきゃ気が済まないくらい本気で腹が立ってました。

「あなたにまかせるよ」
お連れ様は、あれだけ細かくいろいろな部分を指摘して
私以上に憤慨していたのできっとうまく代弁してくれるだろうと
タクしました。
私の頭にはアンケートに書きたい内容がもりだくさん。


サカナがくさい
たまごもくさい、
食を扱うのに器は汚い、おしぼりはくさい、不潔だ
がっかりしました




鼻息荒くしてすわってだまっていると、おつれさま。
「ふん!できた!!かいてやったよ!!」



お、よくやってくれた、ちゃんと指摘する部分をかいてくれたかい?
読んで1つでも見なおして改善してくれるために、
細かくわかりやすくかいてくれたんだよねきっと、
ね、だってあれだけ怒って指摘してたもんねっ、どれどれ。



期待をこめて。というかむしろ何の疑いもなく
「そうそう、そうだよね!よくいった!」
というセリフをすっかり準備して目を向けると。



じゃん。




魚への愛情が欠如している!!!!





・・・・こら。

「なに!!!」←言ってやったぜ、どうだ、ああすっきりしたとばかりに
 正しいことをしたという表情。


いやーー。そりゃないよ。
魚への愛情が欠如している!!ってアンタ、それじゃ
何がどう不満で店の人どうしていいかワカランじゃないか(;´Д`)


・・・あまりにもいろいろなことがありすぎて怒りがたまりにたまって
集大成となってきっとこの結果なんだろうね(;´Д`)
オモシロイ!!よくやった、愛しいぞ、お連れ様!!


・・・・・でもこれじゃあだめだよぉ。
具体的にいわなきゃあ改善も出来ないしアンケート書く意味ないじゃん(;´Д`)


・・・・と諭し、あたしが一言二言つけたして、テーブルにおいてきた。



アンケートを読んで少しでもは、と思ってくれたらいいな・・・

同じ食品をお客様に提供する身として本当にゆるせない。
まさに、お連れ様がかいたとおり愛情が欠如。正しいと思う。


本当に心がある料理って食べ終わって帰って何日しても
心に残るものだ。
ギャクにどんなに量が多かったり豪華なものでも
まったく印象に残らず「おなかいっぱい」だけでおわるものもある。


あたしたちのようにあのお店にわくわくしながらいって
こういう気持ちになる人がほかにもいるかもしれないと思うと
本気でつらい!
頼むから、あんなにひどいものを提供しないで欲しいと思う。


食を愛して本気で楽しみにくるひとだっているんだ。
四国や東北から伊豆旅行に来て 貴重な食事場所を
わくわくしながらあの店にきめるひとだっているに違いないんだ。


わくわくをうちのめすようなことは絶対に許せない。
遠い日本の地で、今半年前、1年前からこの伊豆旅行を楽しみに
毎日がんばって働いたり、暮らしている人がいるんだ。
やっと訪れた旅行の前の晩、家族みんなで
「おひるはさ、伊豆のお店でお刺身たべようね!」
ってタオルやハブラシをつめながらわくわくしている人がいるんだ。



お願いだから、そんな炎をじゅ、っと無神経に消すようなことは
絶対に止めて欲しい。
絶対にやめてほしいんだ。


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