Love Letters
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あなたが予約してくれているディナーの時間まで
3、4時間あったので、
チャイナドレスに着替えて
ベッドに寝転びました。
ドレスの下は真紅のランジェリー。
太腿の部分に華やかなレースの模様がある
黒のストッキングを履いて…。
ベッドの上であなたとじゃれあうなんて
本当に久しぶり。
キスをしているだけで
幸せな気持ちになるのでした。
真紅のブラとショーツ、
それからストッキングを着けたままで、
あなたの唇、
肩、胸、お腹と
幾つものキスをしました。
あなたは私のショーツの
片方のリボンを解き
中指を滑り込ませると、
既に濡れているその部分を
優しく掻き混ぜるのでした。
繊細な指の動きに耐え切れずに
あなたのものを口に含みました。
顔が火照るのを感じながら
あなたのものを愛しました。
私の熱い蜜壺が
あなたの悪戯な指に
掻き回される音と
私の唇と舌が あなたのものを
嘗め回す音。
お互いに欲しい気持ちが
頂点に達した時に
私はあなたのそれを
自分の中に咥え込みました。
あなたは
熱い肉棒で私を突きながら、
片方の手の指は
私の胸の先端を転がし、
その部分に血が集まって熱くなるのを感じながら、
あなたの上で踊る…
少し泣きそうな顔で喘ぎながら、
腰を揺らして踊る…
見つめ合って
繋がって
触れ合って
ずっと
感じて
踊っていたい
果てるまで…
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「私達はお互い傷ついて、嫌な思いをしたけれど、 もしここで二人で頑張って修復しようとすれば、
私達は長い諍いが始まる前よりも
もっといい関係になれる。」
あの時、私は何故か確信して
あなたにそう告げたのでした。
以前はベッドでのあなたの振る舞い方一つに
あなたの愛情を推し量っていたような気がします。
あの頃の私は愛することよりも愛されることばかりを
貪欲に求めていたような気がするのです。
先日ある女性の文章を読みました。
彼女は何人もの男性との恋愛を経て、
最近最愛の人と結婚した女性です。
彼女曰く、
「日本人の男性は、
意外なほど女性から体を触れられていない。」
ということでした。
セックスすることを愛し合うと言うことはあるけれど、
実際体を愛してもらうのは
ほとんど女性側という気がするのです。
あなたは今まで
「自分が感じるより感じてもらう方が楽しい。」
と言ってきたけれど、
これは本音であり本音ではないような気がします。
セックスに男女の違いはない。
そう考えるのが自然でしょう。
男性もセックスで愛されていると実感したいし、
時には自分が癒されたいと感じる時もあるでしょう。
先日あなたに抱かれた後、
私のお臍の横の小さなほくろを見つけて
あなたが言いました。
「こんなところにもほくろがあったんだ。^^」
「ほんとね。」
それからあなたは
私自身が知らないほくろの場所までも
覚えているあなた。
私はあなたの体をどれだけ知っているでしょうか。
一年の諍いに意味があったとするならば、
お互い無理をせずに嫌なことは嫌と言えるようになったこと、
相手が嫌がることの種類が理解できるようになったこと、
それから、ベッドでこうして欲しいと
お互い素直に言えるようになったことでしょう。
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イブイブの夜、
あなたに鉄板焼のレストランで
美味しいクリスマスディナーをご馳走になった後、
賑わう街を歩きました。
師走とは思えないほどの暖かな気温。
美味しい果実酒数杯とステーキで
余計に身体が温かく感じました。
あなたの会社の同僚は
晩婚や再婚の人が結構多いのです。
「あなたにもこれからいい出会いがあるかも?」
私がいつものように拗ねて言いました。
信号待ちをしている間、
あなたは前を向いたまま、独り言のように呟きました。
私は驚いてあなたの目を見つめました。
瞬間の「愛してる」や「好き」は聞いたことがあっても、
そんな確定的な言葉は今まで聞いたことがなかったから。
「何だよ。その目は。(笑)」
「だって…」
「疑わしいって目をしてる。(笑)」
「どうしてもっと早くそれを言ってくれなかったの?」
「そんなこと、ベラベラ言える奴の方が怪しいでしょ。
石田純一じゃあるまいし。(笑)」
ホテルのお部屋へ戻る二人きりのエレベーターの中、
あなたにそっと尋ねました。
「さっきの言葉は本当?^^」
「本当だよ。^^」
あなたは私に優しいキスをしました。
あなたはロビーから16階まで止まらずに、
順番に数字が光るのを見つめていました。
「まだ、結構時間がある。^^」
あなたはそう言って、
もう一度キスをしました。
今度はずっと
長くて深いキスでした。
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2007年12月02日(日) |
もう決して傷つかない |
今までずっとここに
熱い想いを綴って来たけれど、
もうそんな感情を綴ることもないでしょう。
私達は相変わらずお付き合いをしていて、
長い長い喧嘩の前と一見何も変わらないけれど、
私の中では何かが全く変わってしまったから…。
一年前、私の心はあなたへの想いで溢れていた。
本当にそれだけで満たされていた。
もしかしたら今のあなたへの気持ちの方が
リアルな愛情なのかもしれません。
錯覚や自己陶酔の混じらない気持ちだから。
今の私は冷静です。
この前あなたに抱かれた時、
以前は見えなかったものが
見えていることに気づきました。
あなたがここを読むかもしれない…
それを承知で書いています。
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小夜子
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