○「男友だちを作ろう」 第11回 みんな、「ちょっと、死にたい」と思っているような気がしていて WEBちくま 5月14日 掲載 五反田団の、前田司郎さんに、会ってきました。 今回のは、すごく面白いと思います。 (通常の2倍の原稿量になってしまいました)。 御一読ください! 男友だちを作ろう
○連載小説「昼田とハッコウ」第4話 「群像」(講談社)6月号 5月7日発売 プロローグが終わり、 物語が始まる、と思います。 これまでの3話は読まなくてもいい、 今回の話だけ読んでも面白く感じてもらえるのではないかな、 4話だけでも読んでもらえたらいいな、 と作者としては思っています。 それにしても、 書いていくうち、作者もだんだん、昼田やハッコウたちに、愛情のようなものが湧いてきたものですから、 人間の脳って不思議です。 今、掲載誌を読み返してみました。 やっぱり、書いたものを活字にしてもらえるって、 いくつになっても嬉しいです。 ○現時点では悪魔のようにも思える「自分」というものだけど、 これからの時間も長いので、 作家としても、 人間としても、死ぬまでにできるだけ成長してみたい。
5月になったときはいつも、「5月になった」と思う。 1月や4月には思わない。 空も樹木も明るい。高揚する。 ここのところ調子が良くて、 朗らかに過ごせている。 悩みはくだらないことばかりだ。 ベランダで本を読んでいる。 私はひとりで過ごすのがちっとも苦痛じゃない。 書きものをしているときでも、ふつふつと楽しさが湧いてくる。 おそらく、寂しがり屋ではないからだろう。 あの、書いているときの楽しさというのは、 もしかしたら、創作の喜びというものではなくて、 レース編みをする喜びのような、 ひとりっきりの世界に沈んで考えごとをする快楽に浸っているだけという、ただそれだけのものなのかもしれない。 誰からも期待されなくても、 ひとりっきりの世界で書いていきたいと思う。
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