6編の小説が収録された単行本『男と点と線』が発売されました。 「慧眼」 初出『文藝』(河出書房新社)2006年冬号 クアラルンプール 68歳の男 「スカートのすそをふんで歩く女」 初出『文學界』(文藝春秋)2009年3月号 パリ 22歳の大学生 「邂逅」 初出『新潮』(新潮社)2008年12月号 上海 32歳の会社員 「膨張する話」 『群像』(講談社)2006年5月号 東京 17歳の高校生 「男と点と線」 初出『新潮』(新潮社)2008年10月号 NY 42歳の男 「物語の完結」 『新潮』(新潮社)2008年5月号 ウシュアイア、ブエノスアイレス 28歳の小説家 という、文芸誌に発表してきた6つの小説が、収録されています。 世界各地を舞台に、様々な年齢の男女が物語をつむぎます。 旅行気分で読んでいただきたいです。 何と何と何、「セックスと嘘とビデオテープ」、「部屋とYシャツと私」のような題名の本を一度作ってみたかったので、 『男と点と線』という三つの言葉のタイトルにしました。 (東京近郊の書店さんでサイン本を作っていきます。 一冊ずつ、 作品中に出てくる一文、あるいは絵を書きました。 絵は、凱旋門を「トランクスですか?」と聞かれるなど、不評)。 ・WEB 本の雑誌 作家の読書道 4月28日更新 インタヴューが掲載。 (朝日新聞にも、短いバージョンが掲載されるらしい)。 ・「ヴォーグ ニッポン」(コンデナスト・ジャパン)6月号 4月28日発売 書く女が綴る、読む映画。 映画「ミルク」について書きました。 「ミルク」は面白かったので、おすすめです。 ・「波」(新潮社)5月号 4月27日発売 中村文則さんと対談させてもらいました。 ・蜻蛉玉さんの公演『すこし、とまる』4月29日(水)15時からの回で、 ポストパフォーマンストークのゲストでお喋りさせていただきます。 ・『文学2009』 (講談社)日本文藝家協会 編 『男と点と線』に収録している、「物語の完結」が入っています。
・『男と点と線』は30日発売だそうです。 (早いところでは、27日に並ぶそうです)。 僭越ながらサイン会をしますので、 読者の方とお喋りできたら、と思っています。 『男と点と線』(新潮社)発売記念サイン会 日時:5月15日(金)午後7時〜 会場:リブロ渋谷店 特設会場(渋谷パルコパート1 B1F) ・短編小説「耳が伸びて」掲載 『真夜中』リトルモア(No.5)4月23日発売 ・エッセイ「まだまだ歩く年頃だから」掲載 コールハーンとのタイアップ 「GINGER」幻冬舎(6月号)4月23日発売 ・「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーのゲスト、4回目。 「anan」(マガジンハウス)4月24日発売
・「FRAU」講談社(5月号) Musicのコーナーで、菊地成孔さんと対談させていただきました。 今まで、コンサートを聴いたり、サインをもらいに行ったりしていて、 一方的に見ている人と喋るのは、とても緊張しました。 すごく嬉しかったんですよ(1ページだけの短い対談なんですけどね)。 (ちなみに、「手」という小説は、スパンクハッピーの「フォーエヴァー・モーツァルト」という曲を聴きながら、書いたんですよ)。 菊地さん、かっこよかったですよ。
「自分の人生を作らなくちゃ」 と思うものの、 「どうしてみんながみんな自分の人生を生きなくちゃならないのか」 とも考える。 自分の人生にこだわらない人がいても良いのではないか。 たとえば、「芸術家は人生を生きなくても構わないのではないか」 と思う。 以下、お知らせです。 ・スケッチ風エッセイ「男友だちを作ろう」 第4回 「フリータイム」と並んで 『webちくま 』筑摩書房 4月10日更新 今回は、岡田利規さんにお会いしてきました。 ・アンアン(マガジンハウス)4月15日号 「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーのゲスト、2回目。 加奈子ちゃんと友だちになれたことは、今、すごく幸せだと思っています。
・東京新聞の文芸時評で、沼野充義さんが「ここに消えない会話がある」 に触れていました(3月31日付け)。 ・読売新聞でも、「ここに消えない会話がある」がとりあげられていました。 (3月31日付け、大分過ぎましたが)。 ・アンアン(マガジンハウス)4月8日号 「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーに、 今月のゲストとしてお邪魔しています。 ・「考える人」(新潮社)春号 特集「ピアノの時間」の、 アンケートに答えています。 ・「早稲田文学フリーペーパー WB 」(早稲田文学編集室)vol.16 特集「教科書ってどんな? こくごへん」に、 エッセイを書きました。 新宿御苑でお花見をしました。 これは、自分が写真に撮られながら、 桜の写メを撮ったという、不思議な図式の一枚。 (たぶん、写真家の男の子がいろいろな作家の写真を撮っていた? のだと思う)。 見られつつ、見る、というのが面白いと思った。 お花見といえば、『カツラ美容室別室』という花見小説があるので、 今の時期に読んでもらえたらいいな(宣伝ですね)。 この本は、本文紙(普通は薄クリーム色が多い)が、ミルクリームロゼという名の薄ピンクの紙で、花見仕様なんですよ。
大学時代からの友だちの男の子が結婚式を挙げたので、 北海道にいってきた。 素敵な式だった。新婦さんはきれい。新郎は号泣していた。 おめでとう。 一緒に行った友だちは、これまた男の子だったが、 やっぱり、学生からの友だちって気楽で、 観光もしようということになり、 札幌でスープカレーを食べて、ジンギスカンを食べて、 せっかくだからと小樽まで行ってきた。 (写真は小樽運河)。 この男の子も、来年あたりには、つき合っている彼女と結婚するみたい。 みんな幸せになるといい。 というか、きっと幸せになるね。 男の子たちとは、淡い淡い友だちになっていくのかな。 私も幸せになる努力をしなくては。 私にもきっと、人生がある。 みんなが私を支えてくれていて、 仕事をちゃんとすることが一番の恩返しになるとは思う。 でも、仕事に人生を押しつけちゃ駄目だ。 人生の上手くいかなさを、仕事のせいにしたら、いけない。 稼ぐためじゃない、人生のためじゃない、 使命感で書く。 何かを得るために書くわけじゃない。 書いたら、その先に、もっと書くことが生まれる、 ということが、ごほうびなのかな。 以下、お知らせです。 ・連載小説「あたしはビー玉」最終回 ビー玉の墓 「星峡峡」幻冬舎(4月号) ・由紀さおりさんのアルバム「いきる/由紀さおり」の中の、 2曲に歌詞を書きました。
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