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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

ああ、安いオレンジジュースが飲みたい
2002年09月26日(木)

先日、変な髪型になったことが母にばれて、
「それ自分で切ったの?」
と聞かれた。

その後、
「それは自分でそうしてくれって頼んだの」
等、と何度も聞かれたので大変いらいらした。

「これ、また切りに行った方がいいかな」
と聞くと、
「また行っても同じ人ならおなじようにされるんじゃない?
もう切ったんだから、しばらくそれで過ごしたら」
と言われた。

それもそうだと思ったので、これに慣れるようにすることにした。
変な髪は切ればいいという考えはよくない。
がんは切れば治るというものでもない。
いじめっこを追い出せばクラスがよくなるわけじゃない。
社会はそんなに単純には出来てない。
いじめっこがいなくなれば、また新しいいじめっこが生まれるだろう。
新たな問題が生まれるだろう。
悪はなくすのではなく、馴染ませるのだ!

がんは切らずに治すのだ!

髪は切らずに括るのだ!

もっとピンで止めてやることにする。

髪型気にするキャラでも顔もないしな。

でも切り口っていらいらするよ!

例えば、カマボコの途中でためらいのある切り口って嫌でしょ?



訪朝
2002年09月23日(月)

思いの他、時間が空いてしまいました。

その間に、えー、
誕生日が15日でした。

それから、パスポート取りました。

あと、関内で海見ました。
海!

それから鎌倉に行った。
銭洗弁天で銀行のカード洗ったら、お金引き出せなくなりました。

マンドリン弾きました。


おなかがすきました。

厚着をはじめました。

背が180になりました。


関節は相変わらずです。
鳴りません。



ミミックスに夢中
2002年09月11日(水)

何かというと、譜面台を買うのを忘れていた、ということである。

9/7、8に仙台のジャズフェスティバルなるものに参加して、マンドリンの演奏をしてきた。

そして私はそれに際して、譜面台を買って用意する、と約束していたのに、何故かそのことをすっかり忘れていて、出発の前日の夜中に思い出したのだ。
「譜面台買ってない!」

次の日の朝、母に相談すると、
「絵を描くやつならあるけど」
とのこと。
私はそれに賛同して、油絵用のイーゼルを持ってでかけた。

実際に弾く時も、それで弾いた。木で出来ていて、大きいイーゼルは目立っていたと思う。譜捲りもしにくかったと思う。申し訳無かった。しかし、心の中では可笑しくて仕方なかった。

そして、牛タンを食べた。

そして、次の日、松島に行って、海を見た。
船に乗って、かもめにえびせんをあげた。
怖かった。
噛まれた。
私はここ一週間ぐらいの中で最高のテンションだったと思う。
楽しかったのだ。

昨日はベーグルを食べた。

それから、本当はドラえもんという人に会った。

夏が終わったが、夏に着ようと思っていた、白いワンピースを一回も着なかった。
予想はしていたが。

そして、今日、村上春樹の新作、『海辺のカフカ』が発売された。



再び行ってきます
2002年09月06日(金)

明日から仙台に行ってマンドリンを弾く予定だ。

しかし今になってあることをすっかり忘れていたことに気がついた。
このことを明日、人に伝えるのかと思うとユウウツだ。
そのあることとは何かと言うと



ライフイズベリーショート(そうでもないか)
2002年09月04日(水)

今日、学校の友達が、授業が終わってから、屋上でちょっと早めの誕生日会をしてくれて、それが、いやー、って感じだった。空が晴れていて。いやー、楽しいなあ。
ケーキでロウソク消して、クラッカー鳴らして、少し照れるから苦手なんだけど、嬉しかったです。ありがとう。



サムシング
2002年09月03日(火)

電車の吊り広告に『源氏物語』の講演会の告知が載っていて、男友達がこんなことを言った。
「源氏物語の作者って光源氏だよね」
声を小さくした方がいいと思った。

源氏物語の作者は紫式部だ。全五十四帖。三部構成で、第一部と第二部の主人公を務めるのが光源氏だ。第三部は舞台が宇治に移り、主人公は次世代の薫と匂宮に代わる。これぐらいは知っておいて欲しい。

光源氏は継母の藤壷中宮を理想の女性像として持ち続ける。しかし理想はあくまで理想で、リアルに持ち込んではいけない。理想の女性というのは、思いを成し遂げられないから、理想化されるのだ、これくらいは知っておいて欲しい。

後に光源氏の正妻となる紫の上と光源氏が出会ったのは、光源氏十七歳、紫の上十歳の時だった。初めてちぎったのは紫の上、十三歳である、これぐらいは知っておいて欲しい。

光源氏は政敵の右大臣の娘、朧月夜とラブアフェアを起こし、右大臣に現場を押さえられて、須磨に流される。光源氏は落ち着いていて、言い訳もしない。人生に誤解はつきもの、言い訳せず飲み込んで時が来るのを待つのがダンディズムだ、これぐらいは知っておいて欲しい。

源氏の息子、夕霧は幼なじみの雲居の雁と結婚して、妻ひとすじに生きてきたのに、中年になって、落ち葉の君との恋愛にはまる。若い時にまじめすぎると、中年になって急にはじけるかもしれない、これくらいは知っておいて欲しい。

第三部の主人公、薫は思いを寄せていた大君が他界してから、彼女に姿形が良く似た妹の浮舟と結婚する。しかし、誰かの代わりに愛されても女は幸せにはならない、これくらいは知っておいて欲しい。

浮舟の自殺未遂で物語は終わる。恋って一体なんなのだろう、それは知らなくてもいい。






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