Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年11月30日(月) |
ねずみ男、子泣きじじい、ネコむすめ、砂かけばばあ。 |


ねずみ男、子泣きじじい、ネコむすめ、砂かけばばあ。 写真とは一切関係ありません。
水木しげるさん死去、93さい。 ゲゲゲの女房、朝ドラ、ありがとう、いきものがかり主題歌。 境港市に行ったなあ!こいちんの作品見に島根県浜田市に行った帰り、 波立つ日本海の暴風に向かって大声でわめいて走ったよね、家族みんなで、誰もいない浜辺に飛び出して。
うちのスーパーでは宮城県産の牡蠣し売っておらへんのや、食べて応援したる、ベクレル食う、突然死率には個体差おおありだし身体に良いという都市伝説もある、だめよフライでなくて生牡蠣食べたいの
4000粒の恋の唄、あがた森魚の歌唱にのせて
12月14日が予定日なの、2700gまで育ったよ、いつでもおいで隆士郎りゅうじろう、
なんか食べるか?ホルモン食べたい、
浅草いちのホルモン焼きスタミナ屋に予約、
なんでこういうときだけ兄弟の結束かたくわれにたかってくるのや、
おれがなねずみ男に小学1年で麻雀教えたんや、
ほおお、お父さんは雀荘の大会で優勝する実績あるんか、二代目まーくん、やるな、
隆士郎には3さいから教えるべよ、
リュウくんに麻雀教えるべよ、
まさのり爺ちゃん、背中が煤けてるぜ!
哭きのリュウ!、だな、
なんだよ、そのオチを言うために孫をいじったのかよ!
ひとは一生かけても母親のスカートから出ることはない。一目惚れですら母の眼差しとの邂逅を願う欲望に由来する。ラテン語の愛アモルは乳房ママから派生した。すぐれた音楽家は、身体内部にある一番古い家(かつての住処、共振器、胎、子宮の洞窟)を鳴り響かせる。 パスカルキニャール秘められた生小川美登里訳水声社


2015年11月29日(日) |
Tactile Sounds vol.20 橋爪亮督+山田あずさ ライブレビュー |

ずっとひもじくてライブに行くことができないでいたが8千円の余剰金が出たところでそういえばタクタイルサウンズ、ふらふらと出かける、橋爪さんとデュオだっけ?ね、
4メートル近い大きなマリンバ、そこで驚異的なコントロールのセンシビティに裏打ちされた倍音の豊かな波。
さらに、橋爪亮督のテナーとソプラノが倍音マックスの次元が異なる(羽生結弦を思わせる)倍音が覆うのだ。
スカボロフェア(Simon & Garfunkel)とムーンチャイルド(King Crimson)が一緒になって空間を響かせる。なにをいっておるのか、われー。
な、なんだこれは!ECMが失ってしまった響きの原初性、生成におののく沈黙を手にするような、が、ここに出現しているではないか。
そう思って益子博之の顔を見ると、アイヒャーに聴かせたいですねー、と、言う。なんとタダマスの相棒は同じことを、本質を感じ取っていたのだ、はなはだうれしい、いとおかし、来なかったひと、見逃したなあ、
Jazz / Improvisation / Composition スケールを逸脱する、響きの、倍音のコントロールに優雅に舞う二人。
オタッキーなことを言うと、Dawn (ECM1146) ■が孕んでいた可能性を、もはや Mark Turner や Jan Garbarek を凌駕するヴォイスを獲得している橋爪こそが拓くことができた風景と言えようか。
マリンバ奏者の山田あずさは細身のかわいらしいお嬢さんだが、響きをコントロールできる能力の大きさはちょっとマリンバ奏者を超えているな、何なんだこの謎は、鬼気迫るというか。アフターアワーズで彼女のユニット nouon のファーストCD『KUU』■を聴いたが、さすがコントラバスクラリネットの低音倍音の鬼を配置するという“正しさ”にぐっとくる。こちらはバラエティ&アラカルトな楽しいアルバムだ。
橋爪と山田のコンポジションが並ぶ。曲もいい。ううむ、曲もいいのだが、この倍音を録音できるものだろうか?ふと数年前に三善晃の合唱曲のもあれ状態に響く生きもののような光りを録音できるのか?と考えたことを思い出している。
それにしても。橋爪亮督にスポットをあてるこのタクタイル・サウンズに、山田あずさを初共演させたプロデューサー益子博之、よく思いついたというか、見つけてきましたね、というか。とんでもないことはふいに起こるのね。
会場の響きのあんばいも得難くて、全身で浴びるように、つい手のひらを向けて飛翔スタイルで聴き入ったライブなのであった。そんでもって今さらながらに、 Tactile Sounds 触覚する音楽そのものではないですか!と出来すぎなオチを言ってしまう始末。
この二人じゃなきゃ、このハコでなきゃ、という、なんとも、これを奇跡と言ってしまうのはあまりに凡庸、だけれど、化学反応がしていたよねー。
現代ジャズの地平は、前衛でも先鋭でもヴァーチュオーゾでもハイブリットでも流行でもなくって、なんてハナシを喫茶茶器記店主の福地さんとしたのだっけ?
帰ってきて山田あずさのプロフをみると、なんともやっぱりすごいのだった。
山田あずさ(やまだ・あずさ) 鍵盤打楽器奏者/作曲家
北海道富良野出身。桐朋学園大学音楽学部カレッジデュプロマコースにてマリンバを専攻、世界的なマリンバ奏者である安倍圭子、浜まゆみの両氏に師事。
2011年コンセール・ヴィヴァン新人オーディション合格。卒業後、WUJA BIN BIN、渋さ知らズ オーケストラなどのバンドをはじめ、自身のバンド MoMo、ATLAS、nouonで作曲も手掛ける。海外ツアーやマリンバ曲などの制作・録音、近年では、ドイツ在住のダモ鈴木(CAN)、舞踏家 蝉丸(山海塾)との共演、さらに、星野源やタクシー・サウダージなどヴォーカリストのサポートなど、活動の幅は多岐に渡る 。不定期で開催しているワークショップでは楽器づくり/音楽体験など、親子で楽しめる内容で好評を博す。
これまでに、スペイン のSAN SEBASTIAN JAZZALDIA、ポルトガルの FNN SINES2013、フランス のLA ROQUE D’ANTHERON FESTIVAL DE PIANOなど伝統ある海外フェスに出演、国内では六本木アートナイト、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン、神奈川国際芸術フェスティバルなどに出演。
2015年11月28日(土) |
ピーター・ブルック最新作「バトルフィールド」 |

圧倒的に素晴らしかった。
ピーター・ブルック最新作 『Battlefield』 (『マハーバーラタ』より)
公演日程2015年11月25日 (水) ~2015年11月29日 (日) 会場新国立劇場 中劇場 脚本 ジャン=クロード・カリエール 翻案・演出 ピーター・ブルック マリー=エレーヌ・エティエンヌ 音楽・演奏 土取利行
<アフタートーク開催日> 11月28日(土)13:00公演終了後 出演:マリー=エレーヌ・エティエンヌ(「バトルフィールド」演出)
公演終了後、若干の休憩をはさみ、アフタートークを行います。 公演当日の公演チケットを持ったお客様が対象です。ご観劇時と同じ座席でご覧ください。 みなさまのご来場をお待ちしております!
宮城県産のカキ買ってくったんだよ、広島産とか売ってないから
映写機は夢の形式
GDPなんてカネのために大学行ったってしょうがないよ ぴーちゃんが発明すればいいじゃない?
シフのフォルテピアノ盤をラジカセで再生しながら、おんぼろオルガンに指を躍らせている
MSDOSとかパソコンに270万円もつぎ込んでしまったね
明日から奈良に赴任するのでわたしからのメール便はいま締め切りました
六丁目の子の後ろにある小学生椅子に座れた
小野くんじゃない
このフォルテピアノの微妙なカンジ、わかるかなあ
坂本慎太郎とあがた森魚だけがリアルなのは人類が走馬灯の段階に入ったということ
人生はーかみひこうきー
あさイチ近藤正臣!!!
あさちゃん、あしながいー、ゆびいれたい
クルマ兜町に停めてテレビみている朝、きりが晴れてOLの列

あまりに美しい紅葉でアイフォンの待ち受けにした 撮る才能は一線越えしている
2015年11月26日(木) |
二匹の蛇は仲良しなのだね、そんな格言はあるの? |

ゆうべは寒くて雨が降っていた。札幌で雪が30センチも降るのは62年ぶりだという。でこぼこした雪道をスノータイヤでギュッと走る冷たい空気が懐かしい。
白石から菊水の病院まで、信号手前を一本わき道に入って駐車場に向かう、毎年同じかたちのわだちのデコボコをぼくは忘れないだろうな、と、思って両親の看病に出かけた日々。
ポールマッカートニー&ウイングス『ヴィーナスアンドマース』デラックスディション2CD、品川図書館。
中学3年の新居の二階で聴いたいくつもの午後。内ジャケの雪原は、二階の窓から遠く見える藻岩山のスキー場に見立てて。
あがた森魚『浦島65BC』は大傑作。今年『浦島65XX』新譜が出ている。『浦島mini XX』は図書館に入らないだろうからアマゾンで買いました。
二匹の蛇は仲良しなのだね、そんな格言はあるの?
イオンにあるような広いブックストアを抜けると無料のコーヒーが置いてある休憩スペース。そこでブックストアのレジを眺めている。出向組のイイノさん54が走るように会計をさばいている。新しいレジシステムに習熟してしまったんだー、すごいなあ、ぼくには無理だなあ。
看護婦姿のノリコちゃんがレジに行き来している。途中で引き返して、「・・・て、言えばいいんだわ」と独り言、あごを引いて。困ったりいたずらするときの仕草だった。笑ったときの、かわいくとがったあごの柔らかさ。
ブラタモリの東京駅もツボだったけど、札幌もよかったー。 札幌に住んだのは5年間だったけれど、いろいろ懐かしい。
世界ふれあい街歩き「大阪スペシャル」桂文枝ナレーションもよかった。 一緒に歩いているカメラアングル、ロングスパンがすばらしい。
Henry Threadgill ■ 耳が縛りつけられる。止められない。凡百のフリージャズアンサンブルを無効にする集中力、必要な音しか出していない緊張感、テクニック。
Luciana Souza EPK of new album "Speaking in Tongues" ■
The Claudia Quintet - Heineken Jazzaldia 2010 ■
JKきよりんからハイコレされて聴いているが、おー、楽曲分析。ゲスの極み乙女。 ■ “レディオヘッドやゆらゆら帝国に憧れて音楽活動をスタートし、ジャズやヒップホップ、プログレ、サイケといった様々な音楽スタイルを貪欲に取り込みながら、自らのオリジナリティを獲得した川谷”
フランスFR3放送「フクシマ・地球規模の汚染へ」 ■
EDGE String Quartet【弦楽四重奏】作曲:薮田翔一 MUSIC BY SHOICHI YABUTA ■
藤本美貴 - ロマンティック 浮かれモード [PV] 2009 ■
氣志團 - 恋人 2009 ■
Max Roach - It's Time - 06 - Lonesome Lover ■
Paul Bley Trio - JAPAN SUITE I & II [1976] ■
My Little Lover - evergreen ■


2015年11月24日(火) |
締められたほうは体がぐうっと伸び |

花の七年組 石原慎太郎、大島渚、青島幸男、五木寛之、船村徹
------------------------------------------------------------------------------------------- 開拓団として満州へ。現地の農民が開拓した土地を、ただ同然の値段で強制的に買収したんだよ。農地を一戸当たり二十町ぐらいもらえ、苦力(クーリー)っていう中国人人夫を雇ってみんなやらせちゃうんだ。
終戦翌日、略奪が始まる。
そのうちにおばさんたちは、わが子の首を絞めて殺し始めて。「お父さんとこに行くんだから、手を合わせなさい」と言うと、子どもが言われたとおりに手を合わせて座る。その後ろからひもで首を絞めるんだ。まだおんぶされているような小さい子どもは、きゅっと押さえるだけでいい。息が止まると、順に枕を並べて、「お母さんも後から行くからな、先に行っとれよ」っちゅうようなことを、みんな独り言みたいに言いながら。
大きい子は大変なんだよ。苦しいからどうしても抵抗しちゃうわけだ。お母さんも力尽きて首を絞めてる手が緩んじゃう。そうするとまたやり直しだわな。それを見とった看護婦の経験者が「苦しい思いをさせるのはかわいそうだ」って、要領を教えてくれたんだよ。首に巻くひもに余裕を持たせて、そこへトウモロコシの茎を二本ぐらい入れてぐるぐるねじり上げるんだ。そうするとちょっとぐらいじゃ緩まない。締められたほうは体がぐうっと伸びて、あおむけに反り返るんで、そのみぞおちを足でぽっと蹴ると、さっと息が止まっちゃうんだよ。
そういうふうに子どもたちを殺してしまうと、今度はおばさんたちがお互いに「それじゃ、今度は私を頼む」「はい」って順に首を絞める。
畑の中に七十三人の屍が横たわっている。それがさ、衣服をまとっている死体はほとんどないんだ。お母さんたちがちゃんと枕を並べておいたのを、ごろごろ動かされて服がみんな盗られちゃってる。ほんとにぶざまな格好で、裸の屍が横たわっていた。 -------------------------------------------------------------------------------------------
久保田諫 「ただ一人、私だけ死にきれなかった」 NHK「ラジオ深夜便」2015年10月号
4000粒の恋の唄 / あがた森魚 作詞作曲:吉井和哉 2009 あがた森魚 vo 会田桃子 vln 熊田洋 p 東谷健司 contrabass 北村聡 bandoneon 渡辺亮 per 桜井芳樹 el-g 池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ) sound design
2015年11月23日(月) |
国道309号線「行者還林道」より |

ジョー・モリスのギターソロ圧巻やった!だろ、複数の絶賛が届く。15年前にざまさんがNYでスゴイと言って、だろー!と、おれが弾いたわけでもないギターに得意としていたのもナンだが、いまだにライブ体験してないのはおれだけやんか、やれやれやれ。
世界中のK点越えミュージシャンのライブやコンサートや公演を体験するためにだけ飛行機や新幹線や高級車で移動する生活をするセレブになるはずだったんだが。
無添加のしょうゆを買うて半額のお刺身を食べるのがせいいっぱいやー。
なんとかしてくれろ、親父、今日は2度目の命日、形見の時計をつけて祈ります。
白鵬は13日目の日馬富士戦でどこかを痛めた可能性もある。千秋楽で優勝決定戦に持ち込んで逆転優勝しても、そのあと夜どおしの美酒は飲み飽きたし、パレードもめんどいし、子どもの顔みたかったし、がっかりポンな日馬富士関係者の視線をいただいてまで何度も優勝したくないんや、朝青龍の復活Vガッツポーズ座布団投げ祝福みたいのに向かいたいの、心配されて甘やかせてほしいの。
今日の写真 2015年11月3日、奈良県吉野郡上北山村、国道309号線「行者還林道」より
十津川村から北海道に出てきて新十津川をつくった。
国道309号 ■
ふるさと納税
これはやらないテは無い、知らないひとは損をする、2年前から周囲でやっているひと多いよ。比較的高給取りばかりだ。大局的に見ると、まったく生産性の無い、無知の貧乏人にしわ寄せが行くだけのハナシではないのか。さもしいとは思わないのか。
2015年11月22日(日) |
豊竹山城少掾義太夫名演集(一)~(五) |
ごおおお。2012年にリリースされていた5CDが聴けるっ! 昭和22年~24年の時期に録音された至宝。Mary HalvorsonやMarc Ducret、Thomas Morgan に、このタイム感覚を聴かせてやりたい。
『豊竹山城少掾義太夫名演集(一)~(五)』 日本コロンビア
名人 豊竹山城少掾の名演中の名演奏といわれる初の全集!
近代義太夫を語るに、「豊竹山城少掾」ほど名人の名にふさわしい浄瑠璃語はおりません。若きから鶴澤清六、豊沢広助との相三味線は厳しい薫陶をうけ山城風という芸風を作り出すまでに至りました。音遣いが巧みで間の変化の面白さ、登場人物の心理描写の巧みな語り口は他の追従を許しませんでした。山城少掾時代に録音されたSP盤やテープの中から名演と言われるものを今回5枚組のCDに収め、その名演奥義を収めようとする全集です。
【DISC1】「菅原伝授手習鑑」 道明寺の段 【DISC2】「伽羅先代萩」 御殿の段 【DISC3】「伽羅先代萩」 御殿の段/「芦屋道満大内鑑」 葛の葉子別れの段 【DISC4】「平家女護島」 鬼界が島の段 【DISC5】「一谷嫩軍記」林住家の段ー流し枝ー
浄瑠璃:豊竹山城少掾 三味線:四世 鶴澤清六、初代 鶴澤藤蔵
同い年の同僚に、おら日本の伝統音楽系がキテますう、と、告白すると、和楽器バンドは知ってる?サイコーだよーという、CDRに焼いてくれた、ただのメタルJポップで、ガックシくる、LGBTは何の略だっけ、フランキゴーズトゥハリウッドだろ、
NHKFMジャズトゥナイトはランディ・ブレッカー特集、なんで?
ドンキが労基違反で家宅捜索。
暴対法が施行されるまえはよくもまあ毎日のようにヤーサンが名刺をきって責任者に詫びに来させろと言い捨てていったものなり。
あっそう、たださん、かぶくんですよー。小塚原こずかっぱら63から助言。
瞬時に了解する。どこまでの発言ができるとか、退出のタイミングや方法も知っている。ううー、都会の下町の暴力団の事務所って、どんなんだろ、わくわくしてきた。見事にテレビセットと同んなじじゃないか!
小売店の従業員がブラックに働かされて商品をネコババしていたとして、それを問い詰めて自白を強要して被害額を算定して、ん百万やん千万になって、田舎のご父母に田畑を売却していただいて弁償に充てる、どっちがヤクザだったのだろうか。
宇多田ヒカル - First Love ■
北の湖理事長が横綱の猫だましを批判すると朝青龍がイジメるなと反応していた、ああ、朝青龍が居たらもっと楽しかったのになー。こんな番付だったかもしれないー。
横綱:白鵬、朝青龍、日馬富士 大関:鶴竜、照ノ富士、稀勢の里、魁皇 関脇:琴光喜、琴欧州 小結:豪栄道、琴奨菊
先場所二横綱不在時の鶴竜と照ノ富士の優勝争いでは“優勝に準ずる成績”を得させる鶴竜の企みあり。
昨日の稀勢の里、豪栄道は、大関陥落をお助けする稀勢の里の脱力。大関陣には見えない互助システムが働き続けている。
白鵬は休場明けでも余裕ありまくりで、はいはいはいとおもむろに大技「やぐら投げ」を決めるわ、大相撲のすべての決め手を制覇するしかモチベーションがないのかもしれない、猫だましも照れながらやっていた。昨日の日馬富士戦も、本番は千秋楽にしようやな兄弟!といった普通モードであった。
来年は照ノ富士が横綱になってモンゴル四横綱、日本三大関になる公算が高い。 横綱:白鵬、日馬富士、照ノ富士、鶴竜 大関:、稀勢の里、豪栄道、琴奨菊 日本三大関が横綱になる可能性は無い。数年のうちにモンゴル勢が大関の座も占拠するだろう。朝青龍が日本人力士が情けないとツイートするのはふつーに正論だ。
大関陣の互助システムも、モンゴル勢の席巻も、観戦の味わいである。すべての取り組みをガチでやって怪我をされては困る。怪我をしないように勝ち星をあうんの呼吸でやりとりすることがたまにあっても、大局的には大いに必死なのだし、大局的にはガチなのである。
・・・なんて書いていたら、北の湖理事長が急逝。もっと長生きして、退任後は勝昭に替わってNHK解説してほしかった、肉声が聞きたかった。
それにしても。日本でのテロの可能性が怖い。
いつだか老人が新幹線でガソリンまいて火をつけて自殺した事故があった。ひとりが巻き添えになった。ガソリンは揮発性だから、仮に30秒間着火を遅らせた場合に、客車はガスが充満することで大爆発になる。新幹線は時速200キロで脱線する。4分刻みで後続列車が突入。対抗車両も突入。新幹線は急に止まれない。長いトンネルの中で爆発するように着火された場合、3つの新幹線の全員が絶望的である。いまだ新幹線に手荷物検査がない。
ううー。十四日目。白鵬ー照ノ富士。
余裕の横綱、と、右ヒザの怪我でまだ勝ち越せていないモンゴル後輩大関。
白鵬はふわりと立ってまわしを取らせて引き付けさせる、じっと出方を待つ、間が持たないので腰を微動させて照ノ富士の上手を切ってみせたりする、が、すぐに腰を戻して照ノ富士に上手をつかませてあげちゃったりする、白鵬は動けないふりをして動かないでいる、そのまま腰が伸びたままに寄り切られる。
解説の千代の富士が、照ノ富士の引き付けに動けなくなり消耗してちから尽きたのだと、味わい深い国会答弁。
楽しくさせてくれるぜ!
二人の後輩に大関勝ち越しと二年ぶりの優勝をプレゼントしたことになる。
千秋楽で稀勢の里が日馬富士に勝つ可能性は少ない。 が、勝った場合、白鵬と日馬富士の優勝決定戦になる。そうなるとまた面白い。
一方的に勝ちまくった北の湖理事長への愛情のある批判となっているかもしれない。
2015年11月20日(金) |
三連休、厳選の7公演 |
秋は紅葉、三連休、厳選の7公演で耳目を潤すのだー
11月20日(金) 東京オペラシティ 『邦楽聖会 Le Hougaku Hijiri-kai group des sages 』 [出演] 福田輝久(尺八)、杵屋子邦(三味線)、西川浩平(篠笛) [曲目] ・峯崎勾当:ゆき ・角 篤紀:地の魚 ・金田潮兒:音聲三態 ・寺嶋陸也:木の間の泉 ・浦田健次郎:碧潭第9番
11月21日(土) 喜多能楽堂(東京) 『能 ことばを超えて、世界へ向けて Noh Theater: Beyond Words, Beyond Borders 』 仕舞(日本語・英語比較)『敦盛』佐々木多門 『松風』大村定(英語) 能(間狂言・英語版) 『黒塚』長島茂
11月21日(土) 横浜みなとみらいホール大ホール 日韓国交正常化50周年記念『日韓伝統音楽祭50-50年目・50歳未満の50人』 【日本】 長唄「勧進帳」杵屋利光 ほか 三曲合奏「松竹梅」藤原道山、奥田雅楽之一ほか 島唄「くるだんど節」「ヨイスラ節」 元ちとせ、中孝介 津軽三味線「YOSARE」「津軽じょんがら節」上妻宏光、TAKUYA 津軽三味線「津軽あいや節」「即興曲」高橋竹童 八重山民謡「とぅばらーま」「ファムレウタ」新良幸人、金城弘美 【韓国】 歌曲「太平歌」情歌楽会 伽倻琴散調(成錦鳶流)金保京、尹暑京 正歌アンサンブル「蝶々」「今夜が明けるうちに」SOULJIGI 伽倻琴アンサンブル「鳥の歌」「旅たつ」四界 「悔心曲」「アリラン連歌」「いとしい桃花」金龍雨、崔允瑛 シナウィ合奏「サインノリ」サインノリ
11月22日(日) 東京証券会館ホール 『秋季琵琶楽演奏大会』 ① 桶狭間 (錦心流) 本多 恕水 ⑪ 本能寺 ( 錦 ) 坂本 穂香 ② 城山 (薩 摩) 綾瀬ふみ佳 ⑫ 都落ち (筑 前) 横井 旭寿 ③ 新曲紅葉狩り(錦心流) 木村 和水 ⑬ 勿来の関 ( 錦 ) 高久 穂芳 ④ 地震加藤 (筑 前) 安井 旭道 ⑭ 湖水乗切 (錦心流) 藤下 隆水 ⑤ 扇の的 ( 錦 ) 河原田容子 ⑮ 須磨の敦盛 ( 錦 ) 服部 櫻絲 ⑥ 迷悟もどき (薩 摩) 川村 晋平 ⑯ 羅生門 (錦心流) 吉岡 悠水 ⑦ 断琴 (筑 前) 吉田 旭華 ⑰ 茨木 (筑 前) 鶴山 旭翔 ⑧ 小松の操 (薩 摩) 内田 潔 ⑱ うつぼ猿 ( 錦 ) 五十嵐白林 ⑨ 舟弁慶 (錦心流) 逢坂 勘水 藤波 櫻華 ⑩ 琵琶塚 ( 錦 ) 大澤 桜仙
11月22日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス Festival/Tokyo TODO EL CIELO SOBRE LA TIERRA (EL SÍNDROME DE WENDY) 『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』 作・演出・美術・衣裳:アンジェリ力・リデル(アトラ・ビリス・テアトロ)
11月23日(祝) 紀尾井小ホール 『地歌筝曲 福田栄香の会』
11月23日(祝) SuperDeluxe 『東京都初耳区』 多田正美、Gaiamamoo(ガイアマムー)、ana-g(アナジー)、木下毅人、ジョー・モリス Joe Morris
じょ、ジョー・モリスが来日していたとはびっくりぽんやー
2015年11月19日(木) |
来年モーガン、今日アームジーク、今藤美佐緒 |

来年、モーガンが大阪の能楽堂でソロ!!!
11月19日(木)
A-Musik Live at Last Waltz
【出演】 A-Musik 竹田賢一 Kenichi Takeda:大正琴(Taisho-koto)、vo. 大熊ワタル Wataru Okuma:cl, etc. 千野秀一 Shuichi Chino:piano 小山哲人 Tetsuto Koyama:bass 中尾勘二 Kanji Nakao:drums
開場 open18:30 開演 start 19:30 全席自由 no reservation seat 予約 \2,700 in advance 当日¥3,000 at the door (税込み incl. tax ドリンク別 not incl. drinks) http://lastwaltz.info/
おいらのために世界が用意してくれたようなイベントがー。
今宵、紀尾井ホールでの 『今藤美佐緒をきく会』すでに売り切れである。
長唄三味線。ブラックミュージックや欧州スケールでの聴取だけでは決して届かないことはもとより。 日本語、アジアの身体、田植えの身体、忍者の攻撃、殺気の察知、竹の弾力、足の短さ。 三横綱、四大関。モンゴル勢がそのうち占拠することだろう。ぜんぜん問題ないよ。 ええーっ、おい北の湖、猫だましやってみろ悔しかったら。
市井の名人登場 究められた長唄三味線の華。 京都は宮川町の芸妓でこの人ありと言われる今藤美佐緒の至芸を存分にご堪能ください。 京都府生まれ。昭和三十一年今藤文子に三味線の手ほどきを受ける。同三十二年今藤流家元三世今藤長十郎に師事し、今藤美佐緒の名を許される。長年にわたり京都宮川町に在籍し、京おどりでは三味線の主奏で一景を受け持つ。平成元年全国花街が一同に会する「紅緑会」で地方全国第一位を獲得。その後伝統芸能部門で文部大臣奨励賞を受賞。現在は長唄、上方唄の演奏活動に従事。
2015年11月18日(水) |
片岡義男が今年出たスイッチ増刊70年代特集のイントロに |
十一月十八日は、土木の日。画数合わせるとそうなのね。
あさイチで北海道の欠陥マンション実例が全国区放映。札幌なんかは地縁が消えて企業層も薄いのでヤリ逃げな風土はあるかもしれない。凄惨な轢き逃げ事故で有名になった警察官も議員も飲酒運転が止まらない街もあるしな。夢のホームラウンドを正視するのは辛いことだわ。
片岡義男が今年出たスイッチ増刊70年代特集のイントロに奇妙なエッセイを進めてしまっている。60年代は67年に終わった。次の時代の始まりは70年代なかばあたりまでつづいた。として、 『時代がこれほどに大きく変わったとは、そのときそこで、日本はとてつもない変化をくぐり抜けてその向こうへ出た、ということではなかったか。とてつもない大きな変化を、おそらく取り返しのつかない規模の失敗、と言い換えるといい。このときから日本国家は、失敗に次ぐ失敗を重ねてきた。いまもそれが続いている。蓄積された失敗を新たな失敗で塗りつぶそうという試みなのだから、失われた二十年は三十年になり、四十年にもなっていくことだろう。さかのぼると、明治の富国強兵殖産報国からこのかたの、失敗続きだ。失敗とはなにか、その実例の積み重なりが日本の近現代史を作ってきた。』と、らしくない?風呂敷を。 さらに自分の仕事、日本語を使って忙しいこと、忙しさと日本語の関連はきっとある、と結んでいる。
不穏である。片岡義男はもう76さいなのか。
20代の頃の視覚で、つい街を歩いてしまっている。妙に身体が重かったりかかとのバネが弱かったり、鏡をみると冴えない見知らぬジジイが睨みつけていたりするが。
美人秘書にタバコはだめよ運動してねと言われて、なあにおいら両親70代あたまで末期がんなのだ、あと20年ないのよ、好きにさせといてえな、
美味いもの食うて、とびきりいい音楽聴いて、温泉つかって9時間睡眠すると、最強になるな!いまのおいらに足りないのは徹夜麻雀とバスに一緒に乗ってタバコを預かってくれる恋人だけだよ。肩もみとふくらはぎマッサージ上手なことも必須だ!
勤労感謝の日がパパの命日なんや、パパとスナックでデュエットしたこと思い出してうるうるしているあきちゃん、いいなあ、パパとデュエットでどんな曲目歌ったのー???
世界で一番標高が低い場所。ヨルダン。村井美樹ちゃん。かわいー。おおー、やっぱり身体を自然塩でもみもみするのはいいのだ、温泉につかるのもいいのだ、おじさん、おれも定年後は温泉巡りで全国制覇するぜ。
死海。マイナス422m。塩分濃度26%。
2015年11月15日(日) |
辺見庸が、いまが戦時下にあるという認識でないのならば |
アントニーアンドザジョンソン以降の可憐SSWとか、ピアノタッチ演奏美にぐっとくるSSWとか、知らない世界はあるわー
フタリのフェスにも橋爪Gライブにも行けないの、時間もおじぇじぇもないのー
京都は先斗町の料亭のお馴染みさんになって能や現代音楽やお祭り三昧しているなんて、うらやましすぎる
おとん、イオン限定のこないだのクリアファイル、また買うてー。JKきよりん。来月生誕予定の姪の出現によって、おとんおねだり優先順位が正二位に格下げになってしまう焦燥かな。丸の内みみまん兄ちゃんにたかれ。
サイモンとガーファンクル。都会に出てきて貧しくて仕事に明け暮れて、そしてぼくは若くて、くじけそうで、切ないのだ。エミリーとかキャシーとかいう恋人はいないけれどさ。
辺見庸が、いまが戦時下にあるという認識でないのならば対話する前提が無いと。
高野山の秘密 語り/元高野山奥之院維那・日野西眞定 密教だから空海だからだけでは根付かなかった側面にも言及している柔らかい言葉。
午前4時に東京ディズニーランドを過ぎる高速道路は深夜の暗がりはどこかの夢の中にある世界のよう。遠い過去も昨日もが出会って佇んでいる。
よったんが茅ヶ崎に出てきて、コンビニに駆け込んでコーヒーをたのんでトイレに走って、大きな高速道路をのぼっていくと夜空と月がこうこうと輝いていて、やあやあここは由松じいちゃんの寝室のお布団から見ていた夜のしじまだったね。
NHKのど自慢は北海道遠軽町。あきちゃん観てる?遠軽町へ飛ばされた銀行員としおは定時になると銀行の通り向かいの飲み屋に駆けるのだが、それを500mはなれた台所から、ほらマサノリ、まもなく走るよ!と案内するのだった。
遠軽町では冬のしばれる夜中に、台所の窓の真ん前に大きな蒸気機関車が停まって汽笛を鳴らすのだった。

開祖由松じいさん。撮影時期不明。
よったんを連れて函館市亀田港町のぼくのうちに遊びに来たことがあった。
母とぼくとじいさんとよったんと、七重桟橋の岸壁へ、海を見に出かけたのだった。
うちにはクルマは無かった、昭和42年頃だと思うから、当然か。バス停の前の手芸屋に隣接したテーブルだけがあるお店でぜんざいでも食べたっけ。
とーさんは岸壁のわきをチョロチョロ駆け回るよったんをいきなり向こうまで飛んでくくらいはたいた、ここで孫に何かあったらと思ったのね。
おれははじめて怒った由松じいさんを見たのだった。
この写真みると、おふくろは父親似だな。
おれもずいぶんはたかれて育った。

ハーフのスレンダーモデルちゃんばかりが棲息していると観測される 広尾ガーデンヒルズにおじゃましてNHKFMを鑑賞させていただいとります。
第84回日本音楽コンクール本選会が 10/22(木)~10/27(火)に 東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアルで開催されました。 8月半ばの第1次予選から、計750名を超える方々がおよそ2カ月にわたって熱き戦いを繰り広げました。
<10/26(月) 作曲部門>
1位 向井 響 1位 東 俊介 > CD化希望!こんな楽しくドリーミンな現代音楽アリすかー。 3位 樋口 鉄平
入選 向井 航 入選 川浦 義広 入選 小泉 香 入選 菱田 麻耶 > コンポジションでこんなカラフルになるう?共感覚保持者だから?
<テレビ放送> ◆NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」 ※時間はいずれも5:00~5:55
作曲部門 ・・・ 12月11日(金)

夏休みにダリウスミヨーに作曲を学んだ。除隊後はボフスラフマルティヌーに、ヘンリーカウエルに教えを受けた。ぼくの才能を高く買ってくれたマレーネディートリッヒとツアーをしていたら、クインシージョーンズが楽屋に訪ねてきてなんでこんなことやってるんだ、作曲に戻るべきやよと言った。(バートバカラック)
ジュネーブ国際音楽コンクールの作曲部門で、兵庫県たつの市出身の薮田翔一さん32が優勝した。薮田さんは東京音楽大大学院修了。
NHK「SONGS」は中島みゆき。北海道出身で、松山千春と人気を二分していたかな、高校生ん頃。中島みゆきはいつでも聴けると後回しになってたー。ガールフレンドに教わった「ファイト」が好きで、こないだラジオで30年ぶりくらいに聴いて。
大根おろし。ザルですくってサンマにも鶏の唐揚げにも。汁を飲むと体調がいい!
野村誠著『音楽の未来を作曲する』(晶文社) 2015 小学校3年生でバルトーク・ベラを偶然耳にしてゲンダイオンガクの作曲家になる決意をした。銭湯で演奏したりびっくりポンな活動をする規格外な野々村誠。わてなんか、人生に聴く音楽すべてが一枚の作品となる現代作曲家なんでっせ。幼稚園時代に黛敏郎を偶然耳にして、この感動を追うのだと決意したのだー。
黛ジュンのまちがい。見栄はってもうた。
クラシックの黄金イタリアの至宝、ジャンニジェッビアを発見してオレだけが見つけた才能だーと騒いでいたら、たださん、もう何回も来日公演してますよーと言われてた15年前。ズミでライブするみたい。
ジャンニ・ジェビア ソプラノ・サクソフォン・ソロ 日 時:11月12日(木) 開場19:30 開演20:00 出 演:ジャンニ・ジェビア( ソプラノ・サクソフォン) 料 金:2,500円 (1ドリンク付) 会 場:吉祥寺Sound Cafe dzumi 武蔵野市御殿山1-2-3 旧キヨノビル7F
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やはりメロディの数珠繋ぎ高原列車でんなー、昔は狂気を感じさせる突き抜け方だったけれど、まろやかに成熟した、ってことで良いのでしょうか。
サックスのソロ作2枚を、このところずっと聴いていたのでした。
『ALTO SAOPHONE 2 / アルト・サクソフォーン2 / MASAHIDE TOKUNAGA 徳永将豪』 2015
アルト・サックスのソロ、などと、書き出してはいけないのだ。金属製の共鳴楽器による、倍音の舞い。ミシェル・ドネダの登場以降と以前とでは、即興演奏の時代は断層があるはずなのだ。ドネダを聴く耳の拡張を経ると、それまでのものが無限の自由だったものが不可視のフィールド内の出来事に、大気圏外に出てしまった感覚になったものだ。以降の耳で顕在化した響きそのものに快楽すること。誰が、人が、奏者が、言語として、図形的結晶化、情念、といった分析なり受信は問題にしない。たとえばここで、サックス管に息を吹き込んで倍音を鳴らしている営為として聴くことは、わたしは止めることにした。よくここまで息が続くなあ、ううー聴いているとこっちが呼吸困難になりそうやー、と思ってしまうことは、この音楽の本分ではない。何を阿呆なことを書いているのや。しかしながら、この「倍音の舞い」という事態には、痺れるような、微細にコントロールするテクネーの存在に息をのむしかないのだ。時に、雅楽の静止を想うところもあるけれども、ジリッジリッと集中した微動によって舞う能の舞台を想う。奏者は響きを聴きながら、次の響きの到来を、それはコントロールしているのか、招来されるものなのか、そこのところに謎が介在してわたしはずっと耳をそばだててしまうのである。
『不屈の民 / 高木元輝』 1996年9月15日 防府市カフェ・アモレス 「Free Jazz Japan in Zepp ちゃぷちゃぷ」シリーズ 01. Speak To The Star Last Night(富樫雅彦作) / 高木元輝(ts) 02. 風の遺した物語から(冨樫雅彦作) / 高木元輝(ts) 03. 不屈の民 / 高木元輝(ts)
断片を辿りながら、Roundabout Midnight かなー、と、呼吸するように旋律をパラフレーズするテナーサックスの。クルマで大音量で聴いていて、背後に鈴虫の鳴き声が靄(もや)のように響いている(さっきパソコンで聴くとわからないや)。これはどこだろう、うーん、夏の東北地方ではないか?(ぜんぜん違いました、防府市は山口県でした)、ライブ会場の窓は開放されていて、独りで吹いているのだな。高木元輝は、ミルフォードグレイヴス『Meditation Amoung Us』1977と加古隆『パリ日本館コンサート』1974で聴いてたくらいだったが、『モスラ・フライト』を聴いて、■相当に感動したものだった。96年のソロとなると、なんだか別人のような穏やかさを印象付けるけれど、旋律をパラフレーズするのではなく、時に転機を記し、呼吸の間合いに潜ませる、まあ、それは説得力と言うのだろうか、現在のわたしが耳にしてしまうのは、鈴虫の鳴き声もあるせいだろうか、ソロとはいえおのれの放った響きに耳をすましながら対話するかのような響きに集中する意識だったりする。クレジットで1・2曲目は富樫雅彦作だと知る、完全即興に居ると聴いていた。3曲目は、もちろんの名曲、フレデリック・ジェフスキー作曲「不屈の民」■、竹田賢一、高橋悠治、チャーリー・ヘイデンの順で聴いたが、この高木元輝で聴く旋律の出現のありようは、乾いた諦念と、
2015年11月05日(木) |
加藤典洋著『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社) 2014 |

旅客機が落ちた。これまでのアメリカは戦争ごっこだったのに対し、ロシアは本気でアイエスに打撃を加えていたのだった。アメリカとイギリスはこれはテロの可能性があると盛り上がる。当事国のロシアとエジプトは調査をしてからと歯切れが悪い。プーチンはリスク管理が問われるのだし、エジプトは観光客外貨を失うのがやなのだし。
頭蓋骨の内側をカラカラさせるやつ?よく憶えてるねー、ええっとあれは何だったっけ。
タガララジオ36■
の「リネアル」 You Tube がなくなっている。ヴィメオに移転していましたー Nick Hennies - Lineal ■
ジャンジャックアブネルが昨年8月に亡くなっていたのか、タダマス19で聴いたデルベック・トリオは追悼トラックだった、デルベックとハーシュのダブルトリオの録音風景をもう一回見よう、 ■
ブノワ・デルベックが若き逸脱疾走リサイクラーズを過ぎて、その痙攣プリペアド打法を武器に、時にはアンビトロニクスなる音響表現に手を伸ばしたりして、突如としてジャズ・クインテットとして仕上げた『Pursuit』(2000)■で、しっかりと欧州理知からジャズ本流へと導いていたのはアブネルのベースであった。「デルベックのダウンタウン顕現もアリかもしれない」と、誇大妄想の勢いで予言していたわけだが、
改めて。ダブルトリオをリリースする前にフレッド・ハーシュに人生の10枚を取材し、『Pursuit』が挙げられていたのは、共演の判断にこの盤が存在していた証しである。
すっかり忘れてしまっているタガララジオの記述に、発見してるんだか学習しているんだか奇妙な気分。
(ジョーマネリとブノワデルベックの世界標準化という17年前の使命はー)
FRYING DUTCHMAN "humanERROR" ■
「記憶喪失なのだ。」 確かにこの歌は正しすぎて、そういう“あこがれ”にはとてもあこがれる。
加藤典洋著『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社) 2014
311原発事故のあとの、補償や責任や展望を見聞しながらの“関節が外れた感じ”(加藤)を、東西の思想家の時代に即した読みを組み立てて解消してゆこうとする連載論考をまとめた著作。連載後に水野和夫著『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)2014を読んだそうで(P275-277)、この二人が異なる角度の同じ結論に至っている。
人工物と自然は発達史においては対立するものではない。クルマが身体となる、お金が血液となる、遺伝子が操作される、医薬品が変性させる、なんじゃそれ、銀河鉄道999ではないのんか、
おじいちゃんになってきたー。だけど、これはワタシなのだろうか?どうも、ワタシではない気がする。
10/31 Sat
渋谷へハロウィンを観に。NHKの交差点から渋滞。公園通り、コスプレ大勢。バイクもハロウィン、外車もハロウィン。足の細い女子高生はどんなコスプレしててもかわいい。
今年のコスプレ・ベスト賞は。190cmはある細身の若者が3人が、アンパンマンのつぶれて歪に痩せたニセモノ感いっぱいのマスクをして、本人たちはオーバーアクション気味に無邪気と陽気を演出しているつもりなのだけれど、貧相で邪悪なアンパンマンがジャイアント馬場の真似をしてしまっているふうに見えて、その落差、意図と結果の落差に、目が釘付けになった。その3にん。すごく笑ったよー。
「天保十年のハロウィン 『蝶々踊図』小澤華嶽」
駅前のスクランブル交差点、22:15。横断歩道を車道にはみだして走る若者を、警察官が本気で後ろから羽交い絞めにして引き摺って歩道に投げ込んでいる。素早い。大型バスに鉄格子をはめた警察車両が5台。何かあったら200人は逮捕できる体勢。信号が変わると警官が数珠繋ぎになって人並みを押し込んでゆく。プロフェッショナル、仕事の流儀。
おれはトーマスモーガンのコスプレをしたい。だれもわかんないかー。 Jakob Bro, Thomas Morgan, Joey Baron - Schlachthof, Wels, Austria, 2015-09-17 - Copenhagen ■
Jazz Tokyo特集「はじめての音楽」再録
幼稚園の頃に、昭和41年かと思う。北海道放送HBCに勤めていた伯父が、コンサートホールを見下ろす録音室に入れてくれたのを鮮明に憶えている。客は居なかったから、あれはリハーサルだったのだろう。音合わせの響きや、繰り返される断片。見下ろして、呆然としていた。
30代の予備校事務員だった頃に、翻訳か何かだったのだ「空から管弦楽が降ってくる」というテキストが、ビルのベランダで喫煙しながら見上げている6月の青空に妙にマッチしていることと、幼少期に見下ろしたコンサートホールの記憶とが到来してきた。
オーケストラを聴きにでかけると、オープニングの音合わせの時に、満たされた気持ちになる。
伯父の音楽の趣味は知らない。伯父はその数年後、退職して離婚して放浪を繰り返して最期は北海道の山に入り、川の中で発見された。
予備校を辞めて、タワーレコードで退職金の大半をCDに取り替えたり、離婚してしまったり、行き場が無くなって苫小牧フェリーに乗って北海道へとんずらしたりしていたら、父親から「マサノリ、しっかりしろ、おまえを見ているとアニキを見ているみたいだ」と言われた。
昨年父親が亡くなって、墓誌の建て替えなどをしていたら、伯父の一人息子が北海道で教師をしているらしい、ネットに情報があった、と、いとこから知らされていた。47年ぶりの再会をしてみようかなあ。
「はじめての音楽」としてHBCホールの記憶を置いたらこんな作文になってしまった。
小学生時代の、ドレミを知らずにハモニカを吹いていたことや、音楽クラブのことは、「おやじカンタービレ Vol.2」(http://homepage3.nifty.com/musicircus/rova_n/rova_r12.htm)に書いたとおりに、わたしにとって音楽を聴くこととは恋愛ごとと等値なところがあるもので、金銭とかビジネスとつながる枠組みは苦手だ。演奏家としての教育も受けていないし、ジャーナリストでも批評家でもない。気に入った音楽をBGMにして、ここJazzTokyoで書いているのは楽しい。友だちが、家族が、親戚が読んでくれているのが楽しい。
中学3年の夏休みに「幸せのアンサー」という曲をステレオでかけて、うでから背中にかけてゾワゾワっと鳥肌が立ったのを思い出した。改めて聴いてみると、これがジャズ的なものとの出会いだったのかな。
Paul McCartney - You Gave Me The Answer https://www.youtube.com/watch?v=wyo_xGyVJuA
(多田雅範)
2015年11月04日(水) |
ユニクロでは買わないよ、マーク・ターナー |

ユニクロでは買わないよ、マーク・ターナーが笑顔でお迎えしてても。
世界最大の白い砂丘。
及部恭子 NY Quartet featuringクリス・スピード Japan Tour 2015 及部恭子(pf) クリス・スピード(sax) ジーン・ジャクソン(ds) マイケル・オブライエン(b)
とか!
平成27年度(第70回)文化庁芸術祭協賛 11月7日(土) 国立劇場 大曲盤渉参軍を聴く ー国立劇場の復曲をふりかえるー <1時の部> 盤渉調音取(ばんしきちょうのねとり) <4時の部> 盤渉調調子(ばんしきちょうのちょうし) 出演=十二音会
だとか!
聴きたいよお
2015年11月02日(月) |
タダマス19写真4点 |




2015年11月01日(日) |
オトダマ コトダマ ~阿吽~ 音とコトバの宇宙論(コスモロジー) |
オトダマ コトダマ ~阿吽~ 音とコトバの宇宙論(コスモロジー)ー花を奉る(石牟礼道子の詩より) ■
中所宜夫(観世流能楽師シテ方)/加藤訓子(パーカッショニスト) 【地謡】谷本健吾/松山隆之/安藤貴康
本日午後2時から国立で。とっても良かったそうだ。 何でもそうだけれど、演奏者の力量、意識による強度が出来を左右する。
教えてタダさん。菊地成孔とDCPRGの各お勧め盤を教えてポン。
いろいろ聴いたけれど。菊地成孔名義の作品はどてもアカンですわ。DCPRGのインパルス第一弾 alter war in tokyo はとても気持ちよく聴きました。東京ザヴィヌルバッハのインディー初盤ライブイン東京廃盤は01年当時カッコよすぎて快哉を叫んで聴いていました(トランペットの五十嵐一生が有効)。
DCPRGの初期にはライブを3回観に出かけていました。ライブは格別です。CDでもライブ盤はいくつもあるようですが、あまり聴けてませんです。
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