Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年03月31日(火) 夜ザクラは、練馬春日町~光が丘ラインのセブン前





夜ザクラは、練馬春日町~光が丘ラインのセブン前。

画像だと、なんだか汚れているかんじがする・・・・




敦賀気比、2打席連続満塁ホームラン。甲子園史上初。

福井代表と北海道代表の決勝戦。視聴率は下がりそうやけど、
北陸新幹線と北海道新幹線を盛り上げろ。

朝の連続テレビ小説「まれ」も舞台は北陸。
田中泯(たなか みん 1945年3月10日~)、玉置浩二ではないよー


千鳥が淵のサクラ、きれいやった、お昼過ぎ、人の波、波、
目黒川のサクラも。
外務省のサクラは舞いはじめている。
強い風。

羽田空港VIP駐車場を使用することになった。


ソヴィエトフランスとデヴィットトゥープは、音盤世界遺産だな。



2015年03月29日(日) 今回はECM盤を3枚、レビュー Jazz Tokyo 206号更新





あ。Jazz Tokyo 206号が更新。

今回はECM盤を3枚、レビューした。




なんだか、めちゃくちゃ、である。

とはいえ、このようにしか書けないし、これが今のところの正解だという傲慢もある。

主幹悠さん、副編集長丘山さんのコラムは、やはり別格なものだ。稲岡さんも、Live Evil としてライブ三昧を記している。



「意識されてこなかった皮膚感覚を通して伝わる敏感さと叙情性の次元を新たに提示している」


なるほど!シフのピアノをそう記述できるか!


 モダン・ピアノを使ってバッハの音楽における明晰な対位法のテクスチュア(織地)の真価を引き出すことのできる演奏家として、アンドラーシュ・シフは長年に亙って聴き手に感銘を与えてきた。このたびの《平均律クラヴィーア曲集》でのシフの解釈は、しかし、この明晰さという魅力の上に、これまで同作品の[他の演奏家による]演奏では際立ったかたちでは意識されてこなかった皮膚感覚を通して伝わる敏感さと叙情性の次元を新たに提示している。本盤でのプレリュードとフーガの各演奏順序は原譜通りのままであり、各調性の登場順を並べ替える等の操作を行なっているわけではないにも関わらず、思いを深く巡らしたかと思えば真っ直ぐに突き進み、あるいは攻撃的に昂(たかぶ)っていたのが直ぐに物憂げな気分に沈んでいたり等々、音楽が湛える表情が次々と交替して行き、同作品におけるまったく新たな響きの世界を生み出している。


musicircus ECMニュース2012 翻訳記事より






2015年03月28日(土) グランディス廃車





松籟夜話2でかかったソヴエトフランス盤とオブスキュア盤をクラウンHD搭載する。

こないだ池ちゃんから搭載させてもらったのかWHOトリオとロジャーターナー盤だったっけ。


BABYMETAL 「Gimme Chocolate!!」ギミチョコ ! ! Full (Live Combination) 歌詞付き



フレデリック「オドループ」Music Video | Frederic "oddloop"

次男のハイコレ。若い女の子は芸術品なのである。


Derek Bailey - Stella By Starlight



The fin. "Days With Uncertainty"(full album)

80年代っぽくて嫌いじゃないー。え?日本のバンドなのん???


Tokumaru Jumei : "Onoe no Matsu" 「尾上の松」

「尾上の松」箏:渡辺明子 三絃:藤井昭子 尺八:徳丸十盟



朝、グランディス廃車に江戸川区へ、26km。

ユニバーサルシンコペーションの封をあけて聴いても聴いてもわからないのに路駐して何時間も焦って過ごした運河横の道路とか、
68回も夜勤して過ごしたドンキ亀戸店の交差点、やーさんたちとの対応の記憶、
つるかめ亀戸店のレジ監査で12回、チーフのおばさんと話したことや喫煙所で騒いだ思い出、
かおりんのお部屋、焼き肉屋、もんじゃ焼き屋、ガード下、甘い記憶、
現金輸送トラック2.5トン車で、ここをこういうふうに曲がるコツとか、警備巡回する真夜中の暗がりチェックの場所、場所、場所、
亀戸水神の界隈を1時間お散歩したお昼休み、

わんわんと賑やかに記憶の映像や音や匂いがわんさか降りてくる。


まあ、そんなもんだ。


是枝裕和監督のテレビドキュメンタリー『彼のいない八月が』(1994年)を観る。エイズ罹患を公表して、亡くなってゆくまでの男の闘病映像。当たり前なことだけど、何にも持って行けない。


松山晋也
英国のフォーク・ギタリスト、ジョン・レンボーン ( John Renbourn ) が26日、心臓発作で亡くなったようです。享年70。ペンタングル ( Pentangle ) の諸作や中世音楽に挑んたソロ作なども素晴らしいけど、二十歳の時に黒人女性歌手ドリス・ヘンダーソン ( Dorris Henderson ) と作ったこのデビュー作は特に好きでした。3年前に逝った盟友バート・ヤンシュ ( Bert Jansch ) と天国で再びデュオするのかな。

John Renbourn & Dorris Henderson - There You Go 1965

フルアルバム


Bert Jansch & Martin Jenkins - Avocet (Vinyl Album)




2015年03月27日(金) 今年最初の月光茶房へ





ぎゃっ。
見るだけで髪の毛が逆立つムカデ画像、CD内ジャケ、サウンドもキョーレツ!

このフィーレコ盤はどこで聴いたの兄ちゃん。


おとといの外務省の桜、美しくて、それで今年のお花見はよいわ。

大泉学園の桜のトンネルが深夜に音を立てて降る伝説の夜はあるかな。

タイション、ヴィれージェス、野島稔、岩崎洵奈、平田王子渋谷毅、藤井昭子、坂本慎太郎、ラドウィンプス、ライブラリ、セカオワ、あがた森魚、バーデンホルスト、東京の音、アムステルダムメモリースペース、アンガースリー、12ヶ月のフラジャイル、マークターナー、メリアーナライヴ、ソヴィエトフランス、

musicircus 今年聴いた10枚企画、なかなかいいラインナップになりそうだ。



通帳記帳に行って毎度のことながらブルーになる。ケータイ通信費用43581。JazzTokyoカンパ5000。
アフラックのガン保険を解約。
愛車グランディスの車検費用と重量税は不可能なので、廃車することに。タイヤを新調したばかりで廃車とは、何というドブすて散財だったかのう。


な、なんと、お殿様の異動で残業任務がすっかりなくなってしまった!


練馬区役所に電話して滞納区民税の支払い計画を出世払いにしてもらわなくては。


歯医者は行かないと。かわいい歯科衛生士の胸のふくらみの甘い匂いに。


外食禁止。


図書館で過ごそう。


のおおおお、月光茶房のCDジャケ投稿に、耳が渇くー、兄ちゃん聴かせておくれ。


ほー、ソヴィエトフランスには、ディスヒート直系のインダストリアルパンクな残響というサウンドの遺伝子があるのかな。


今年最初の月光茶房へ。
一日ちがいで幹事長が来ていたという。


あはは。ベイビーメタル



2015年03月26日(木) 初戦ウルトラ強豪PL学園からヒットを打った!ようすけくんもおる





レジェンド葛西紀明の母校でもある北海道代表の東海第四と
21世紀枠の愛知県豊橋工業。豊橋工業の森 奎真(もり・けいま)4番でピッチャー。
初ヒットー、ー
2死満塁のピンチをしのぎました!もりけいま!アナウンサー。

来週から丸の内で勤務しはじめる長男みみまんの名前!ただけいま!みたい、おら、北海道ではなくて豊橋工業を応援してるじょ。

おらの甥っ子には、トップ進学校から甲子園に出場して初戦ウルトラ強豪PL学園からヒットを打った!ようすけくんもおるし、従兄弟には甲子園は叶わなかったが少年野球団体理事もいる。おれが野球が下手くそである理由がよくわからない。おネエちゃんへの打ちっぱなしは得意なんだが。

もういちどバッターボックスに立ちたいぞ!

あほなことを考えているうちに、うるうるる、もりけいまくん豊橋工業負けてしまいました。しかし、高校野球はレベルのばらつきがあって甲子園は楽しいゲームばかりです。




2015年03月25日(水) 幸稲荷神社 さいわいいなりじんじゃ





幸稲荷神社 さいわいいなりじんじゃ
いいことがたくさん起こるのでこの名になった、東京でも最も古い神社の一つ。




おたおめ、かなみん27。FKAツウィグスと同い年ねー。

FKAツウィグスとディアンジェロが2014の顔だ。なるほど。

前者はビョークに回収されるのか、後者は岡村靖幸にどれだけ影響できるのか、である。おいおい。


いや。サッカーと言っても、日本代表のサッカーではなく、ブラジル・サッカーの到達を、こそ、だ。


シンガポールの建国の父は、暖かい(資本主義の)北朝鮮のようであった。主な産業は海運。





2015年03月24日(火) creation / keith jarrett 2015






『Creation / Keith Jarrett』

text by Masanori Tada



1:パートⅠ 2014年6月25日トロント、ロイ・トムソン・ホール
(PART ⅠToronto, Roy Thomson Hall June 25, 2014)
2:パートⅡ 2014年5月9日東京、紀尾井ホール
(PART ⅡTokyo, Kioi Hall May 9, 2014)
3:パートⅢ 2014年7月4日パリ、サル・プレイエル
(PART Ⅲ Paris, Salle Pleyel July 4, 2014)
4:パートⅣ 2014年7月11日ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカ
(PART Ⅳ Rome, Auditorium Parco della Musica July 11, 2014)
5:パートⅤ 2014年5月9日東京、紀尾井ホール
(PART Ⅴ Tokyo, Kioi Hall May 9, 2014)
6:パートⅥ 2014年5月6日東京、bunkamuraオーチャード・ホール
(PART Ⅵ Tokyo, Orchard Hall May 6, 2014)
7:パートⅦ 2014年7月11日ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカ
(PART Ⅳ Rome, Auditorium Parco della Musica July 11, 2014)
8:パートⅧ 2014年7月11日ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカ
(PART Ⅷ Rome, Auditorium Parco della Musica July 11, 2014)
9:パートⅨ 2014年4月30日東京、bunkamuraオーチャード・ホール
(PART Ⅸ Tokyo, Orchard Hall April 30, 2014)


キース・ジャレット(p)


ユニバーサル UCCE-1150 \2700 (tax in)
2015年5月6日発売



01 PART I Toronto, Roy Thomson Hall
02 PART II Tokyo, Kioi Hall May 9, 2
03 PART III Paris, Salle Pleyel Jul
04 PART IV Rome, Auditorium Parco de
05 PART V Tokyo, Kioi Hall May 9, 20
06 PART VI Tokyo, Orchard Hall May 6
07 PART VII Rome, Auditorium Parco d
08 PART VIII Rome, Auditorium Parco
09 PART IX Tokyo, Orchard Hall April



ジャレットは新しい聴衆を得ることができることだろう。

初めてだ。いろんな場所のコンサートからピックアップされたトラックで編成されたソロ・ピアノの新作。

美しく。愛おしい。かつての美貌を彷彿とさせる、皺が刻まれたおばあちゃんの笑顔。想う、幾年月。もう、美の集中力に凍りつくことも、ギリギリの未踏に震えることもなくなった。

どの瞬間の打鍵にも、キースの音がある。それだけで、泣き崩れてもいいと、思ってしまう。

あ。

5曲目。トレモロから溢れてくるハーモニー。旧い恋人の積年の恋心を告白されるよう。胸が苦しい。おお、さすが東京での録音だ、誇るべし、われら東京のキースファン、世界に誇る紀尾井ホールだ。

早まわしのフィルムを見ているようだ。

キースのソロは、例外なく公演する土地のガイストを旋律に潜ませている。この点を中心に据えた評論は少ないが、本人もそう言っている。そんなピアニストはこれまでもこれからも、いない。ぼくたちはそのことを、何度でも後世に伝え続けなければならない。

ぼくはさっきまで、ジャレットのピアノ・ソロ作品を『レイディアンス』の到達に見て、全作品を採点した一覧表を作っていた、かなり辛口で。ジャレットもじき70になる、プーさんは75になった、ポール・ブレイは82だ。『クリエイション』を聴いて、何をやってんだ、キース、と、二人の兄貴は言うだろう。

ECMアイヒャーは、現在、ダウンタウンジャズシーンのトップ5(名前を英字で列挙せよ)の才能を、それぞれに次元を上げた制作によってドキュメントしてもいる。彼が言いたいことはきっとこうだ。聴こえるものだけではない、音の向こう側、音でしか到達できない場所がこの世界に潜んでいるということを知ってほしい。おそらく、指揮者チョン・ミョンフンにピアノを弾かせたことともつながっている。

カッティングエッジだけでは生きられないんだよ、だからね。

かつて、メロディアットナイトを聴いてキースもヤキが回ってしまったよ!なんて思ったぼくたち。カーネギーなんか聴いていられない、ノーエンドは終わってる、わがままばかり言う。一時期キースに影響を与えたのではないかとジョン・コーツのピアノが聴かれたこともあった、それは70年代だった。そうさ、床屋で熱いタオルを顔にかぶせてもらっている間とか、全身ほぐし60分コースのBGMになら、この上ない歓びを与えてくれそうだぜ、キースの新譜『クリエーション』は、さ!と、書く気まんまん。

ジョージウィンストンとは言わないが、世にあるヒーリングチャンネルでかかっているようなピアノミュージックは聴いたことはあるかい?

この圧倒的な慈しむような感覚との落差をこそ、だ。この震える指、懐かしむ祈りの感情、この一枚で、CDショップの多くのカタログはわたしたちの実生活から不要になることは確実である。





2015年03月23日(月) 「にっぽん文楽」のサイト






「にっぽん文楽」のサイト。よくできてます!見て見て。



文楽、キテます。


総ひのきの組み立て舞台、この美しさ、芳しさといったら。

舞台には屋根が付いているのは、かつてこういう演目は屋外で行われていたことの名残り。
観客は芝の上で楽しんでいた。だから、芝に居る、芝居という。

「大和屋三玄」の手のひらサイズのお弁当、一串、一口サイズの美味たち、三千円、びっくりしてしまうが、そうかあ、こんな美味しいお弁当はあるものなのかー。デザートは「紀の善」の甘味、これもまた・・・。

芸術劇場でシーンとしたステージで鑑賞する文楽もいいけれど、六本木ヒルズの環境音をフィーレコにして、おべんと食べて歓声を上げながら楽しむ文楽もまた格別だ。

テラスから見下ろしている人々もいる、テレビ朝日の画面が映ってしまうのも、ポルシェが通りをエンジン音をたてて走る去るのも、子どもたちの歓声が響いているのも、とっても、今、現在という時間に触れているようで心地良い。

嫉妬に鬼となった清姫、蛇になって泳ぐ、それは、ほら、そこのお嬢さん、となりのおばさん、おんなのひとって怖いんだよねえ、知ってるけどさ。

ぼくたちはここで生きている。


この企画は、日本財団。すばらしい。ヒルズの森さんもありがとー。


2015年03月22日(日) 紀尾井ホールで邦楽を、六本木ヒルズで文楽を。






思わぬ、夢のような一日。


紀尾井ホールで邦楽を、六本木ヒルズで文楽を。


『みちのくの余情につつまれて』

前半の三曲と長唄、すごい。こないだ悠雅彦さんが地歌の藤井昭子公演レビューを書いていて、これはもうジャズの耳でイケると。もちろん日本の伝統音楽は型であるのだけれど、大相撲ファンのおいらは、型も即興も同一直線上に並べられる。クラシックの文法から飛躍したら、さ、耳は。

自分ちに帰ってきたような感興。パパは尺八を吹いていたな、函館時代。旋律やリズムに分節されないままの結合したラインが、どかっとある。昨日の編集CDRに入れた黛敏郎涅槃交響曲外山雄三指揮NHK交響楽団1978.2.4ライブ、このヴァージョンに在る



六本木ヒルズには社有車待機でいつも来ているけれど、行楽では初めての入場、おらの階層が来る場所じゃおまへんがな。

なんと豪奢な檜舞台、総檜作り新品である、六本木ヒルズ中庭に近付くとヒノキの濃厚な香りが漂ってくるー、すごいすごい。何というか、新しい神社が六本木ヒルズに降臨したのである。この空気感の更新、あっという間に庶民の神聖な空間に、お祭りの空間になってしまったのである。

なんと!屋外でお弁当食べたりスイーツ食べたり美味しいお酒を楽しみながら文楽を観ることができるなんてー!ありえないー

それがすごい楽しい。



2015年03月21日(土) 夜8時は、寒山拾得闇鍋音盤会





なぜに喫茶茶会記の福地さん、撮影原田正夫兄。


マッサン 人生は冒険旅行。

はー、びびった。平日の感覚で中目黒へ向かった、何と!中央環状線が渋滞でインジケータが真っ赤ではないか!なむさん、中台から無色ラインの霞ヶ関3号線作戦か、ぎゃあ、いきなり箱崎から護国寺まで真っ赤渋滞が出現!ありえねー!泣き顔で板橋本町で降り、と、山手通り一般道を、、、やはり渋滞、、、パパママ神様お願い!と祈ると、なんと山手通りの渋滞がおれのクルマを通すように、一本だけするすると流れてゆく奇跡的な現象が!

モーゼの十戒か。

4分前にピタリと到着。40秒でお殿様がお屋敷から出てきて、おはよー。

あきちゃんよお、お仏壇にご飯とお水を大盛りでお願いしまっす。



夜8時は、寒山拾得闇鍋音盤会。

編集CDRをブラインドで聴くおののき。みんな感想が異なる。自分でも思ってもいなかったことをくちばしる。空振りと満塁ホームラン。


聴き過ぎた「午前3時のオプ」にしても、いいオーディオでカッチリと聴くと、やっぱすごいや。
だって、いまフリッパーズギターな気分なんだも。

Jポップは洋楽のパクリだけど、パクリのない発明はない。マイルスもジョーマネリも。

ラム肉豆乳鍋に秘薬七味をふりかけて、ケイトブッシュ。

驚きまくりの楽しいあっという間の3時間セッションでありました。



(以下、ほそださんFB記事から)

第三回黒糖焼酎酔いどれ音盤会

昨日は三ヶ月ぶり急遽開催の黒糖焼酎酔いどれ音盤会=旧友村上君&友人多田さん(下戸ですが音に酔ってます)を迎えてバジェットオーディオで聴く現在進行形ジャズやらフィーレコにアフロポップetcで深夜まで愉しく刺激ある音楽三昧。
第三回黒糖焼酎酔いどれ音盤会+ 主な音源(それぞれが激しく反応した)
hofli『十二ヶ月のフラジャイル』(2014)drop around こちらのレヴューを
 http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-327.html
Anthony Pirog『palo』(2014)Cuneiform Records
 A.P/g,electro Michael Formanek/b Ches Smith/ds,,electro
 タダマス音盤会での注目ギタリスト、電化マイルス期のJ.マクラフリンを髣髴さ せ、よりロック方向に、このリズム隊もあってジャズロック最強盤の一枚に
多田さん編集CDR”20150321”から
#01 ”ジョーマネリが吹くテオ・マセロBlack Knight”
 謎のピアニスト伝説のあの盤か!!と驚きそしてこのサックスに惚れる
#03 ペペ・ロメロのヴィンテージ録音での"アルハンブラの思い出"
デレク・ベイリーと同次元の即興ととらえるタダさん。わたし聴き入り涙する
これを聴いて朴葵姫が陳腐に聴こえるとはない、愛らしい音で和みますから。ペペ・ロメロ小石川にアナログ盤あるね次回借りてきます、タダさん。
"#11 黛敏郎”涅槃組曲”
 日本の作曲家だと感じたが黛敏郎か!イメージが悪く聴いてこなかった、あらためて聴いてみなくちゃ。と思ったら声明風合唱部分になって、これは苦手だ、オケ部分だけ編集してみよう。
Kuupuu『Sous juju』EM1111DCD 図書館CD タダサンへお渡し
「フィンランドの天才アーティスト、クープーことヨナ・カランカのデビュー作から最新作まで、アーティスト自選によるデビュー10周年ベスト・コレクション」これはムーンドッグ・チルドレンでしょ、もち時代性とうら若き娘ですからファンシーな感覚。本来は二枚組もdiscⅡは△でパスした、気になるなら借りてね。 http://emrecords.shop-pro.jp/?pid=72226024
doux 『間を奏でる』2014年APOLLO SOUNDS 図書館CD
林正樹 /p 堀米綾/irish harp 磯部舞子 /vln,viola 織原良次 /ftlessーb 小林武文/per
前回借りてきた
 林正樹 西嶋徹『El retratador』2014年APOLLO SOUNDS をとても気に入った村上君のリクエストで調達。ペンギンカフェオーケストラを思い出します。
 

第三回黒糖焼酎酔いどれ音盤会+ 主な音源(それぞれが反応した)其之弐 

上段左から
Loren (mazakane) Conners『AS ROSES BOW collected airs 1992-2002』3CD 2007年FAMILY VINEYARD 一枚に編集盤をお持ち帰り、次回アナログ聴きましょう。
Michel Benita『ETHICS』2010年Zig Zag
M.B/ b,prog Mieko Miyazaki/ koto,voice, Eivind Aarset/ g Matthieu Michel/ tp Philippe Garcia/ ds,samp
Cedric Pescia 『J.S.Bach:フーガの技法』両人とも音色音空間にゾッコン
中断左から
Ketil Bjornstad『WATER STORIES』1993年 ECM 
K.B/ p Terje Rypdal / guitar Bjørn Kjellemyr / b Jon Christensen/ds Per Hillestad (tracks 6-12) / ds タダサンお帰り後ムラさんお眠り中にひとり聴く少々苦手K.Bさんもこれは好みリピダルさんいるしね。
Jan Bang『NARRATIVE from the SUBTROPICS』2014年jazzland
Eivind Aarset/ g Arve Henriksen/ tp Sidsel Endresen/ vo,Nils Petter Molvaer/ tp Stian Westerhus/g Tigran Hamasyan/ p Lars Danielsson/ b ...etc
Eivind Opsvik & Aaron Jennings『FLOYEL FILES』2005年NCM
下段左から
Evan Parker with Noel Akchote,Lawrence Casserley & Joel Ryan『llive at"LES INSTANTS CHAVIRES』1998年LEO
Chris Potter Underground Orchestra『IMAGINARY CITIES』2015年ECM
Hilmar Jensson『TYFT』2002年SONGLINES
H.J/ el & ac-g, Jim Black/ ds, melodica, electro Andrew D'Angelo/ as, bcl,electr





2015年03月20日(金) 小沢健二の発音と日本語は皇室の方々の詠唱と同型なのである。





東京タワーを過ぎて急カーブを曲がると海が見えるんだよね!


いつも芝公園から羽田空港へ行く、オザケンLIFEの世界、に、いるのに気付いてはいたさ。今朝は4時半に起きて6時半に東京駅八重洲口到着、あとはOFFタイム、すぐに箱崎から首都高に乗って、オザケンLIFEを聴きながら走るなんて!ね。開通した中央環状線を初乗りしなきゃ。


タイヤ屋さんでスタットレスタイヤを履き替えて。ランチの八丁堀、冒険したらハズレでした鶏丼蕎麦セット750円、家賃払っているお店はやっぱりだめね。


東京駅前の横断歩道を若いスーツ姿の男女が笑いながら、おうい、けいまー、じゃないか。


クルマの運転を練習させてて、「おまえ乗るほうを目指したほうが向いてるんじゃねーの?わははー」と突っ込みながら、静岡から浅草まで運転させてたけれど、おれはすぐに後部座席で横になって爆睡、おとーちゃん、これどっち?この車線でいいのおー?と叫んでいたそうだが。

2年後に、おれが丸の内お抱え運転手になっていたとは、な!

おもちゃを与えられたガキのように、あちらこちら。


アルティエメスティエリ、わはは、ガッツ。


遠くから届く、宇宙のひかり。
街中で続いてく、暮らし。
歓びと悲しみが、時に訪ねる。
「ぼくらが旅に出る理由 小沢健二」


小沢健二の発音と日本語は皇室の方々の詠唱と同型なのである。


明確に気付いた。


歓びも悲しみも、向こうからやってきて、訪れる。


それだけのこと。





2015年03月19日(木) 東京駅スカイバス





イタリアンプログレッシヴロックヒストリー甦る情景3CD、ううーんー、ダッサ。楽譜を演奏している野暮ったさ、合わせて演奏しているドッコイショ感、とっても大袈裟、クラシックの遺産を拝借している加減の薄さ、ぬる過ぎて楽しい。演奏者の夢を追う。

ワールドエンドガールフレンド、微笑ましいくらいに計算し尽くされた音色のコレクションとモードの編集、嫌いだなんて言えない!

もっちゃんパパの大きなセドリックの黒塗り車に乗って。みんなで函館山にのぼった。駅前のおもちゃ屋さんに行った。おじさんは買ってくれると言ったけれど、ママがだめだと怖い顔。あんなに大きなボーリングゲームがあったなんて。何も買ってもらえずに泣いてゴハンを食べていたら、おじさんが「まーやん、ちょっといくべ」とママの目を盗んで駅前のおもちゃ屋まで走って、買ってくれた。

もっちゃんパパのマイクロバスのハンドルさばき、かっこよかった。バスの運転手になりたいと言ったらママに叱られた。マーちゃんおじちゃんは中央バスに勤めているんだよ、いいな。

東京駅前のロータリーでスカイバスがぐっとカーブをする。ゆっくりと下がって、寄せる。



2015年03月18日(水)





エマちゃん役は木南晴夏きなみはるかチャンに。『銭ゲバ』の悲劇の妹役じゃった。
はるかチャンかわいいいい


ためしてガッテン インスタントラーメンに重曹を小さじ2・3で極ウマ生麺になるの!


2015年03月17日(火)

発散と回転により場はどこまで決まるか
境界から境界に行く力線以外では閉じたループだけが可能
無限領域の場合、場を距離に反比例して減少するより小さい誤差で与えれば十分

なに言ってんのやおっさん、放送大学、おもろすぎ、国会中継やめやめ

午後3時に月光茶房に降りて行ったけれどやってへんかった、兄ちゃん

原宿団地を壊して、一帯を巨大都市に再開発してほしーひとー、ハイハイハイハイ

アルハンブラの思い出、砂川の思い出、函館の思い出、白石区菊水元町の思い出、遠軽町の思い出、三鷹の思い出、武蔵小金井の思い出、太田市金山町の思い出


2015年03月16日(月)

銀座スカイレストランは月曜で雨が降る、カーペンターズ、
国際フォーラム午後19時半はスレンダーなOLちゃんたちが、高級なオシャレ決まってて、マネキンだらけ、銀座だもの、ガードの向こう。

やっぱバーデンホルストくんは愛くるしい少年の夢想、天才、ピュアだ、インプロ語法たくさん使っているけれど、気持ちはポップであったりフォークであったりネオアコっぽかったりする。

でしょう?そういう形容を選択してしまう感覚の音楽って、なかったでしょう、う、う?


2015年03月15日(日) 腓骨端骨折






平田王子・渋谷毅・市野元彦@大久保 Boozy muse
「昨年11月に初めて三人で演奏してみて、その素敵な感じ、なんとも言えない幸福感、あ、やめないで、もう少し…というような体験したことのない時間でした。」平田王子

うおお、これは行くぞー、と決めていたのだが、昨日の平和台ファミリー歯科で4220円という高額医療費負担であえなく撃沈。指折り数えて給料日を待つモードだー。

板橋イオンで半額のお刺身をたくさん。



ECMのクリスポッターオーケストラとヴィジェイアイヤートリオ、2枚をJTレビュー提出。なんだろな、書くのならこういう部分はおいらが記しておかないと、という気概はあるのだけれど、それは会って友人に話すくらいでいいかなあ、というか、月謝未払いなのが。


月光茶房また休業?なの?火曜日の帰りに寄れるかなーと思っていたのだけど。


編集CDR『品川 March 2015』
曲目テキストデータをコピペできないー


留萌のよったんが雪かきでもしたのか、腓骨端骨折で入院という。よったんのお父ちゃんとおれのお母ちゃんが4にん兄弟の1・2番目ね、祖父は大阪から浅草、余市、サハリン、小樽、砂川。ゆきばあちゃんが八卦見に「今戻らないと戻れなくなるよ」と言われて、ちゃぶ台に食事をした跡のまま乗船した。ファミリー・ヒストリー。







2015年03月14日(土)







2015年03月13日(金) 小沢健二のオリーブ連載コラム「ドゥワッチャライク」が復刻





小沢健二のオリーブ連載コラムが復刻、1回だけ。

ボックスセット『我ら、時』には、精選34編を収録した新刊本「ドゥワッチャライク 1994-1997」が入っているらしい。

連載当時も読んでいなかったけれど。読みたいな。代々木公園から渋谷駅まで、ラジオで小沢健二の番組を聴きながら歩いたこと、あったっけ。

その頃って、代ゼミ原宿校に勤めていた。三段の愛妻弁当を持って、夏はクーラーに弱くってワイシャツの上に茶色のチェック柄のカーディガンを着ていた。鼻炎がずっとひどくて、夜更かししてはよく午前半休して、それだけで有給休暇をすべて使っていた。年に40回、毎月3回以上午前半休したんかー。

その後、現金輸送ドライバーの時期に身体は鍛えられて、体質改善したのかな。


コラムに採用された写真は
Stay Hungry, Stay Foolish

な、カンジがする。



花と火の帝/隆 慶一郎
徳川期は賤民や被差別民が構造的に生まれてきた。農業定住民国家を基礎とした幕藩体制の強化は天皇を支えてきた非農業民(芸能民、職人、山伏、宗教者…)の生活を追い込み、同時に社会的賤視の風が徹底され、支配の道具にされた。そうした中、天皇さえもその自由を獲得するためには徳川の強大な権力と闘い続ける必要があったのだ。後水尾天皇を通したこの物語は網野善彦が解明した「日本中世の非農業民と天皇」を翻案したものだ。(やまなかけんじ)

おおお。図書館に予約しよー。



浦沢直樹がテレビに出ていた。





2015年03月12日(木) 16千円出資しに





岡村靖幸×成海璃子 対談



おれもこの動画みてた、みてた。あ、大学でなぜか山海塾が流行っていて、数年前におやじと観に行ったと話したら、みんな驚いていたぜ。子どもの頃、お父ちゃん、養老天命反転地へ連れて行ってくれただろ、あの体験は強烈でさ、芸術をめざしたのはその記憶は大きいんさ。今度いつ東大寺のお水取り行くんさ、おれも連れて行っておくれよ。こないだテリー・ライリーが大学に来てたよ。灰野敬二が学祭に来てたから、話しかけたさ、友人の灰野敬二オタクが騒いだな。え?灰野敬二はこないだ観に行ったんだ。

芸大4年の次男恋一郎23に16千円出資しに、いつもの浅草中華屋へ。


おまえな、現代のアーティストは高橋源一郎ニッポンの小説3を読むべきだ。買ってくれ?・・・ん、ん、ああ、わあった、買ってやるよ、読んだらおれによこせよ。浅草ロックスの本屋まで歩く。


坂本慎太郎ナマで踊ろうをかける。ゆらゆら帝国か、ヤバいな、これ。おれなんか靖国神社の前で初聴きでよ。ありえないでしょ、この不穏さ。21世紀のジョーミーク的狂気、つうかさ。


あー、なんかこれ、メリアーナ以降のジャズ?つうの?ほええ、ヴィジェイ・アイヤー・トリオだが。そうか、そう聴こえるフェイズもあるんかな。


2015年03月11日(水) 橋爪亮督、坪口昌恭、市野元彦!この天才が揃うのか





皇居まえの松が美しいねえ、今朝はほんとに鮮やかですねえ、爽やかな風、日射し、ヴィジェイアイヤートリオがドンドンぼんねっと響く、はああ。

丸の内界隈は弔旗がはためく。オランダヒルズの入り口にも。

夜中に月光茶房行くのに兄ちゃんと246を上ると暗い広い道路がすっぽり空いていて。街中の建物は真っ暗で、広い道の両脇はタクシーがウインカーたてて埋まっていた。ナウシカの王蟲たちが息をひそめているよう。二度と見ることができない光景。

復興の名でいろいろ予算をいじくったり土建インフラ中抜きしたり、正当な名目で潤った彼らもいるだろう。その獰猛さ、我利我利亡者ぶりが、つまり安倍ちゃんありがとう、というのが高橋源一郎ニッポンの小説3にあった、意味、あのですね、清算とかリセットというのはなくて、重ね塗りでしか積み上がらない

高橋源一郎の新垣隆論は鋭すぎ

ニッポンの小説3に、併読しているパトリックシャモワゾーの名が出てきたのです

震災から4年のあいだに父母が連れ立って出かけるように、クルッと東大寺に行っていたんかい?おかえり、マサノリ、こっちの仕事にしとけ、あらお兄ちゃんいいじゃないしっかりやんなさいよ、ぼくの網膜に住んでいるようになった

顕微鏡で雪の結晶をみるNHK。OLなりたてのアッコばちゃんがお友だちと亀田港に、ぼくへのプレゼントである顕微鏡を持ってやってきたのだった。夏。なんか二人だけ可愛かった。小学生でいるぼくは、ともに青春を過ごせない哀しみに焦っていた


数日前、一面の暗雲、富士山のほうだけぽっかり開いていて西日だけが照らしている。

なんだか世紀末(古語)みたい、地震でも来るのかな、どきどき。

でしたー







空き時間が7時間、追悼式典の天皇のお言葉、大相撲3月場所。安美錦の昨日の取組み、ぐるぐる執拗に回して転がしてしまうさりげなく神業な、充実しているなあ、今日も勝った。豪栄道、照ノ富士、いいかんじ。


橋爪亮督、坪口昌恭、市野元彦!この天才が揃うのかー、大三元字一色みたいなトリオだろ

「ソロでもありバッキングでもある、まとわりつくようなアンサンブルが生じるのはこの3人でやるときだけ。」坪口昌恭

坪口のこの証言は貴重だ。

まとわりつく、と体感している。

瞬時瞬時にアンサンブルが生成しているのである。走りながら、追いつかれているのか、追いかけているのか、わからないような事態を、まとわりつくと体感しているのである。




15日には平田王子・渋谷毅・市野元彦というライブがあるのじゃが。明日次男に14千円投資せにゃならんし、もうガン保険解約して節約しなければ、グランディスの車検費用が消失しているし、時間はあるがライブへ行けん、なむさん



伊福部昭
二子多摩川と丸子多摩川の間に、多摩川に向って東京都が延びてきている先端に尾山台の丘陵があり、その南向きの斜面が戦前からの住宅地になっている。伊福部昭氏の家はその斜面を七分通り下ったところに時雨垣をめぐらしてある。幾分年代を経た大きな家で、多くの植木と共に全体が黒ずんだ手入れの行きとどいたたたずまいである。ここに伊福部昭は居を卜して十年、静かに存在を続けている―というより存在を深めてきている。
(松村禎三)



2015年03月09日(月)





それに、わたしは、そこに自分のものの見方を押し付けていたから、よけいに分からないことだらけだったのだ。眺めることは見ることではない、視線は、自分が留まるところでしかものを食べないバッタの小さな跳躍でしか物事を見ないからだ。p66


「死者」のするべき「仕事」、それは「生きろ」と命ずること、そのことによって、「死者」を(自分を)忘れるよう懇願することではないだろうか。 p254








ハヤシさんが事務所でぶっ倒れてそのままとか、家具屋が末期だったとか、シシドさんが痩せこけて元気な声を出していた時とか、まったく気付かないでいた十数年だったが、ふと、死臭を感じた、葬儀屋をしていた時期以来だ。あなたでもわたしでもない。

ヴィジェイアイヤーECMピアノトリオがいい。ピアノトリオが帰ってきた、という言葉がついて出た。ブレイクビートなのん?力量があるからこそフレーズに説得力がある。

雨の中、ピーマンを買いに。つい半額になった牛肉も買う。チャーハンじゃなくなるだろ?

地震予知 村井俊治教授
事故物件公示サイト 大島てる



2015年03月08日(日)

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亀井勝一郎

函館八景
一、寒川の渡。
函館山の西端、即ち湾の入口にのぞんだところに、寒川という小部落がある。ここは町の西端ではあるが、全く町から孤立して、置き忘れられているような淋しい部落である。そこへ行くには穴間というところを通らねばならぬが、この穴間は高さ五十米ほどの海洞窟なのである。奥行はどれほどあるかわからない。海水は深く紺碧に澄んで、魚類の泳いでいるのが上からはっきり眺められる。洞窟の中にはこうもりなども住んでいる。ちょっともの凄い感じのするところだ。波の荒い日など、押し寄せる怒濤の渦巻が洞窟深く流れこみ、また白い牙をむいたような泡をたてて吐き出されてくる。洞窟は呻くようなすさまじい音を発するのだ。
この洞窟に針がねだけでつくった釣橋がかかっている。釣橋と云っても橋の体裁はむろんない。上下に併行した二本の太い針がねがわたされているだけで、上の一本につかまって、下の一本を渡るのである。脚元には渦巻く海水があり、頭上には断崖、眼前には深い洞窟が口をひらいている。この渡を渡って寒川という部落へ行くのである。函館の町の中に、こんな未開のところが一ヶ所残っているのだからめずらしい。真夏など裸体の男達が、この釣橋を渡っているのをみると、ふと南方のジャングルの土人の中に生活しているような錯覚を起す。私はこの原始の風景を愛した。
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悲しき配分 鷹野つぎ 夫の空罅



2015年03月07日(土)





葛飾シンフォニーヒルズへ岩崎洵奈ピアノリサイタルを聴きに行くことを昨年から決めていたのにー


早朝から羽田空港往復して昼寝していたら、ぐっすりー



2015年03月06日(金) 図書館系ジャズユニット[ライブラリ]@四谷茶会記 「物語り自身のスピードで」





中央大学理工学部へ。見える東京ドーム、ホテル、ゆうえんち。


オランダ大使館の裏でもあるわたしの憩いの喫煙所で、そういえば、と、耳をすます、耳のフォーカス触手が桜田通りの上空や、雑木林の風音、OLちゃんたちの靴音、灰皿のそばに立ちぷふぅーと煙を吐くおっさんを把握しつくし、



池ちゃんのFBシェアで今日はライブラリがあると知る午後。行ける!とシェアしたとたんに内線で夜任務を受注。ああ、今日は行けない。目黒区八雲図書館へ走り、茅場町たかねで蕎麦大盛り、東京駅に戻るとすぐにお迎え、首都高2号線、20時30分、246で大橋、表参道、青山一丁目、こないだ妹と待ち合わせた晴れたスタバを左折、喫茶茶会記。

セカンドセットのジャズバラードが壁越し。こんなすてきなスロウでスタンダードな演奏がここで流れるのは珍しいわね、と女の子。壁越しのシチュエーションが、どこか遠くの架空の街からのもののように響く。

ライブラリのYouTubeが蛯子さんのサイトにあるよー


ライブラリについては日記に書いたっけ?
あったあった。


Jazz Tokyoの年間ベスト、3枚それぞれに入稿したのに同じ短文という編集ミス、ままー。


やれやれ。

とっちらかった情報があちこち、伝わらないわよねえ、編集工学が世界を明らかにするのよねえ、

そうだ、福島恵一さんのブログがあるではないかー

耳の枠はずし
日常が文学に飛躍する瞬間 − 「ライブラリ」ライブ@喫茶茶会記


タダマス15でゲストだった蛯子さんに、福島さんが強く反応していた。


耳の枠はずし
ミュージシャンシップとは − 「タダマス15」リポート


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「ライブラリ」のメンバーたちは固定されているものの、演奏の度ごとに改めて選び直されるのだろう。そこでメンバーひとりひとりは独立した人格/個性というより、複数の性格の異なるテクストの束であり、蛯子はそれを読み直し、取捨選択し、関係の線を張り巡らし、戦略的な配置を試みる。これはとりわけ日本という、単一民族/単一文化というあからさまな嘘を敷き詰め、階級もなく平等だと偽り、個人/個性の揺るぎなさを賞賛し、誰もが意思を通じ理解し合えるとばかりに亀裂を封じ込める風土においては、極めて異例な取り組みだろう。こうしたことを発想できる背景には彼の滞米生活体験が活きているのかもしれないし、ジャズを知らず、楽器演奏経験も乏しく、自前の楽器すらないにもかかわらず、ビックバンドのオーディションにも、チャーリー・ヘイデンの個人レッスンのセレクションにも通ってしまうのには、プレイヤーシップでもミュージシャンシップでもない何かを、人が彼のうちに看取ってしまうからなのだろう。
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「複数の性格の異なるテクストの束である」という、動かし難い名言に斬られた。

この批評を手に、ライブラリのライブを体験すると、驚くほど事態は明らかになり、それはそのまま手にしていない時のわたしとは異なる、次元を上げた聴取体験になったことだ。


しあさって、3月9日(月)
「森が夜をまとって」
三角みず紀 詩、朗読、声
千野秀一 ピアノ
開場 19:30 開演 20:00
目黒アピア40 目黒区碑文谷5-6-9 サンワホームズB1

なんと、天才ピアニスト千野秀一との!
なぜ千野秀一と公演するようになったのー
「お正月に一緒に花火を観に行くくらいに仲良しになったのです」
詩人らしい即答





3月6日FRI 図書館系ジャズユニット[ライブラリ]@四谷茶会記

「物語り自身のスピードで」
結局、これ以外の言葉は自分には見つかりません。
前回のライブ以来、文字通り、日々、いとおしく、大切に生きてきましたが、物語り自身のスピードに価値を置き、生きようとする時に、「そこ」に含まれる事象の多様さに、いつも身の丈を少し越えた、深く沈んで行く様な、受容、意識、行動、をせまられる、その様な時間の流れに、接近していきました。そのときに、「道はいつも想定外の場所と方向に見いだされる」のですね。目を開き、耳を澄まし、意識を保ちつつ、次の一歩を踏み出す。心より楽しみにお待ちしております。
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蛯子健太郎(wb)三角みづ紀(vo,poems)橋爪亮督(sax)飯尾登志(pf)井谷享志(perc)19:30(開)20(演)\2500(1dr付)
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2015年03月05日(木) 十二ヶ月のフラジャイル





よったん投稿の砂川駅。

記憶にあるレンガ造りの砂川駅はもう半世紀前になる記憶の中に。

小雨混じりの午前10時に築地、八丁堀、月島と巡って走ったのだった、あれはいつだっけ。

『hofli / 十二ヶ月のフラジャイル』のサウンドをクルマに充満させていた。

月島の一部に残る昭和初期の住居のたたずまい。

見えるビル群、なだらかな地形から、人工物が消えて、砂浜や荒地を飛びまわる幻のイメージに覆われる。

いつしかラジオの気象放送が聴こえるサウンドになる。

これは吉増剛造の朗読『石狩シーツ』への返歌だ。

生まれ故郷の砂川は、今も夢の場所だ。

現実の道路のつながり具合が夢の中と一致していた戦慄。

中央区から江東区港区へクルマを走らせていることは、子どもの頃自転車でぐるぐる走りまわっていたことの繰り返し。

そこでも、おそらく、『十二ヶ月のフラジャイル』のようなサウンドが聴こえていたはず。






「三丁目の夕日」再放送やってて、観てまた泣く。


港南図書館で借りた『素晴らしきソリボ』河出書房新社


2015年03月04日(水)




東京駅周辺では2mくらいの高さのレンガ窓に居酒屋や牡蠣食べ放題店とかハトバスの事務所があります。

神田のこのあたりでは少し高いです。有効利用されてません。


地上70メートルの控え室でごろごろテレビみたり富士山ながめてますー

はあ、はあ。

ラジオ体操第2を半世紀ぶりにやる、午後3時テレビ体操。イタ!アッツ!イタ!イタ!思わず悲鳴の掛け声をかけている、かなしー。


テオマセロ Tea For Two を聴くずら。購入していたが未開封のままに6年後に査定に出してたコンピ盤。のあああ!こ、これは、ジョーマネリが吹くトラック、Black Knight ではないかー。これ国内盤にしたのは稲岡淡中デュオだったのね。

わりとカッコいいトラックが多いのは、上物を放置して定速走行に邁進するリズム感、スイングしないでタッタカとヨーロッパ的なる、そういうの。
これをレイヤー構造として合わせ味噌のように味わうのも、それはそういうふうに新しいテーブルについたからなのかもしれない。が。
昨今の流行りのドラムンベース的なワザ見せドラミングも、そういうレイヤーちっくではある。
そこはしおらしいグラスパーとかひろみちゃんは、インプロしてグループしてんねん、と、言うわさ、そりゃあ、ジャズマーケットに居なきゃならんも。
やっぱりそれって、フュージョンブームをくりかえしている相。

おれたちの耳はしつこくて飽きっぽいんだぜ。


タイに単身赴任するんさ。奥さんは連れて行きはるの?
なにをおっしゃってまんのや、これからレストラン行くというのに、弁当もってくやつおらんよ。


池さん、なってるハウス、藤井田村加藤井谷、がんばって観てきてやー。




2015年03月03日(火)



2015年03月02日(月)

次男へのカンパは背を腹に変えても受けるとして、うう、背を腹に変えるというのはどういうことなんだろう、そもそも背を腹に変えるという言い方はあっておるのだろうかわからんくなってきた、瀬川を原雅明にかえて、何を思いついとるのや、Jazz Tokyoへのカンパまで催促されとる、どうでもいいんだなと恫喝されてる気持ちにもなる、レビュー2枚をつらつらするしか余裕はないような、あたたた。

こないだキュートでかわいい女子にたださんはお酒飲まないんですか?と二人っきりになった瞬間に言われたのに、んあー、おらは飲めないんよー、と応じていただけだったが、あれは女子からのお誘いではなかったか!と、おまえなーそんな初歩知らんのか、二死満塁ツースリーできたストライク直球を見逃すようなもん、あたたた。

ラム酒をちょこっと水割りにして、3月だなあ、3月の水、アントニオカルロスジョビンやなあ、3月の東大寺修二会お水取りのことだなあ、今年も行けないなあ、奈良の夜空を想いながら横になる。

『素晴らしきソリボ』パトリックシャモワゾー著関口淳子訳河出書房新社
『「あの戦争」から「この戦争」へ』ニッポンの小説3高橋源一郎著文藝春秋
をダブル読み。

たぶんいま世界で一番面白くて素晴らしい小説のツートップであることは、疑いがない。

だいたい311のあとに聴ける音楽を、読める文章を、探すのはたいへんだ。なんていうクリシェにも飽き飽きしてんだ。


カーニヴァルの後、ふぐりをからっぽにして、腑抜けになって帰ってくるだろうことは分かっているのだ。 p039


女子中学生がご両親の営みの音声をきいて、あ、お母さんがかわいい声出してるー。


あたたた。







2015年03月01日(日)

堤未果『(株)貧困大国アメリカ』岩波新書1430
オバマなにやってんのや。おまえが貧乏人を喰い物にしておるんか。生活保護をジャンクフードのカードにして救ったふりして、ウォルマートと銀行と製薬会社から献金受けてんのや。誰や、オバマ大統領の誕生を素朴によろこんで雄叫んだのは、平岡正明だったな。
モンサント社、すげー。
もうすでに政治も国家も企業に買われておって、わたしら庶民もまったくの家畜になっていた。大体わかってはいたことだけど。この本、ヤバくないか。
TPPは序章だった、略奪せよ!帯文

昭和の価値観ではまったく歯が立たない、太刀打ちできないだろう。

このベルトコンベアから、もう降りることは許されていない。


みんなのうた
ピヨの恩返し
岩男潤子


親思う心にまさる親心。

あのなあ、今月ケータイ代金が33972円と9317円の2件、43289円引き落としなのや。次男が、名古屋でやる展覧会の木枠代がバイトでは足りんと、カンパ要請。そげな展覧会なぞに出品するなや、ほんまに実力がある才能ならば放っておいても声かかるからよいのや。バイトをしている階級である時点で、パトロンがおらん時点で、職業芸術家としては立てんよ。


板橋イオンの23時過ぎには690円売りのマグロお刺身が200円になっているのを、よろこんで買っている。




Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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