Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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昭和33年砂川駅前。
もっちゃんからFBメールで昔の砂川の写真。
幼稚園に行く前だから4さいかな。東1北7の母方の実家に朝から預けられていたのだ思う。
祖母と二人で8丁目と9丁目を分けている川のほとりを散歩したのだと思う。小さな商店があって、そこに寄って何かを買ってくれるという祖母に、川を見たいから此処に居たくないという感情だけで「あっち行く、やだ、やだ」と主張していて、今思えば困らせた記憶を、50年ぶりに思い出した。
祖父の仕事場にかかっていた風景画は、その川のほとりの風景なのだと、4さいのぼくは決め付けてしまっていて、その後砂川に行ってその風景画を観るたびに思い出す函館から訪れていた小学校時代だった。
幼稚園の頃の思い出は、駅前の国道に面していた中央バスのターミナル、5列はあったかな、あの華やかさ。バスに乗って、「黛じゅんが好き!」と主張していただけの記憶。
もっちゃんちは西2北4にあって、そこから砂川駅や国道や宮下までの地図は、よく自転車で走り回っていたこともあって、
ぼくの夢の中の地図の原型になっている。
10代、20代、30代、40代とずっと夢を見ると、夢の中には地図があって、誰にもそういう地図が頭の中にあるのだろうと思っていたけれど、実はそうでもなくて、で、その地図が砂川の街の形であることに気付いたのはついこないだだったのだな。
「夢の中の地図 初夢」 ■
東1条南2丁目付近より砂川駅方面を望む (砂川市・昭和43年・提供:砂川市)
昨日は終日冷たい雨だった、のが、今日は暖かくなって富士山が見える快晴。
セラミックのアイフォンみたいな形の白いスポーツカーを所有する夢を見た。高さが1メートルもなくて、こんな、寝たスタイルでは運転ができないではないか?と困惑している。
クラウンのアスリートも乗りたいが3000の重みもいい。
軽いハンドルさばきでダイナミックに重力Gが心地良いので、大宮ラインの高速では一瞬空を飛ぶ、きんたまぶくろがキュンとするくらいに気持ちいい。おんなこどもにゃわからないだろ。
世田谷区の経堂赤堤宮坂あたりはとてもいい土地な気がする。五差路のファミマまで、深夜のアイスコ。
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原田 正夫
先週の土曜日に19歳の女性二人組が店に来た。ECMに興味があって、ネットで「ECM_喫茶店」で検索をしたら、わたしの店がヒットしたので来てみたとのことでした。 今日 (水曜日)、二人でまた来店。ECM Catalog も一冊購入してくれました。 ECMではどんなのを聴くの?と聞いてみたら、ゲイリー・バートン等のちょっと古いアルバムを挙げてくれたのだが、続いてメレディス・モンクが好きでと言うので、わたしのテンションもめちゃくちゃ上がったのでございます。 土曜日に来た時も、店内でかけていた Kyoka の IS に反応していたし、ECMでクラブ系だったりエレクトロニクスを使ったアルバムとかありますか? と聞いてきたので、ニルス・ペッターのクメールを出してきて、かけながら説明を。ソリッド・エーテルは図書館で借りて聴きました!とのこと。 現代音楽系のものにも関心があるというので、ハイナー・ゲッベルスの話をしてあげたり、ヒリヤード・アンサンブルのジョン・ポッターとライヴ・エレクトロニクスのアンブローズ・フィールドのコラボ・アルバム Being Dufay (ECM 2071) の話をしたり、ヒリヤード繋がりでガルバレクとのオフチウムを紹介したり、ちょっと剛力彩芽似の二人 (二人は双子なのです) を前にして店主の話はとまらない…かんじになっていたかと思います。別に他のお客さんをほったらかしにしていた訳ではないのですが。
店には、他にSさんも友人達と来ていて、彼女を二人に紹介した。 というのも、7〜8年ほど前、当時20代だった彼女もやはりECMに興味があって来店した、いわば二人の「先輩格」ということでもあるからで。 当時、SさんにはECMの話をしつつも、サウンド・カフェ・ズミで福島恵一さんの音盤レクチャーが始まるから (シリーズ・レクチャー 耳の枠はずし の事)、これはぜひ参加しなさいとか、ニック・ベルチェの来日公演は必聴だよと誘ったり、齋藤徹さんの事を教えたり、大泉学園インエフでの黒田京子さんやモリシゲさんのライヴに誘ったり……そんなことも思い出したりしたのでした。
ほんとに久しぶりに「ECM喫茶」になった夜でした。
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日中NHKばかり数時間観ているものだから、高倉健という生き方、とか、ファミリーヒストリー武田鉄矢とか、
COPD慢性閉塞性肺疾患、やばいな
任務のクルマではタバコは吸えないので、本数は減ったんだけど、120%の集中で、おれとしてはミリ単位での走行の読み、カンペキな安全確認、理想的な加速、「品格ある」(笑)減速、それらの連なりが音楽になるような(!)、3まんえんもするドライバーズシューズをタンタタンとかすかに鳴らし、一走行を終えて飲むコーヒーとロングピース、
アルペン競技の直滑降、大回転、スタートからゴールまでのアスリート、空手家仕込みの小指の締め付け、車窓の風景、
ミスチルの「くるみ」やオザケンの「さよならなんて言えないよ」を不意に聴く
職場が変わると、こんなにも世界が変わって見える、なんて、まあ、8つ目の生業、これまでも同様だった気もしないでもないけれど、楽しいや。抜け道の発見、渋滞状況の推理、信号待ちの所在と計算、車種の併走状況で車線をスイッチする判断と冒険、
JazzTokyoの年間ベストの締め切りが過ぎる。要請と心配が届く。どこの世界での出来事かと思ってあっけに取られるくらいに、自分が遠くの場所に来ているような心境になる。
高倉健の遺作映画、海に散骨するシーン。
2014年11月25日(火) |
夏目友人帳のグッズ、ワンダ6本パック付録、イオン限定発売 |
JKきよりん16が夏目友人帳のグッズ、ワンダ6本パック付録、イオン限定発売日のリクエスト。
板橋イオンにすべりこみ、スーツ姿のオヤジが必死に飲料コーナーに山積みされているワンダの山を漁っている。その姿はゴジラの襲来というよりも、シーボーズの哀愁というものかもしれない。
きよりんは高校の授業を終えて、この冷たい雨の中、速攻でチャリで太田イオンまで暴走し、父親へリクエストする柄を厳選し、写メして送ってきたのだ。
これで良いのか?と、群馬の空に向かってメールする。
そしてJKきよりんケータイに電話する。しばらく鳴って、迷惑そうな若いヤンキーがかったるそうな声で「もしもし?」と出る。およ?「きよりんの父親だけど」、「・・・ちがいます」、ツーツーツー。
な、なんじゃあ、これは。カレシと一緒にいるということなのだろうか???
おそるおそる電話番号をメールで確認すると、全然チガウ番号ではないか。思えば何年も前の登録で、電話番号は変わっていた。
2014年11月21日(金) |
ももクロとキッスのコラボ!だなんて、 |
昨日は寒かった雨でありしたが、早く上がれたので、 春菊ゴボウきのこ鶏肉きしめん味噌煮込みうどん、自炊、また大喰い、動けなくなってそのまま寝る子は育つ。
産業医の診断受けることになる残業時間の規定。毎日昼寝しているし、大相撲中継フルで観てからお出かけとかだから体調は以前より健康になったくらいだ、アスリートになって鍛えなければ。
ももクロとキッスのコラボ!だなんて、楽しくて窒息しそうだ。70年代洋楽の粋を総動員するかのジャパンクールという文脈か。
2014年11月17日(月) |
The Beatles Best One |
よったんが東京観光をして旭川に戻ったら空港に置いといた車が雪まみれ。
田柄通りのイタリアン「マレキアーレ」、まじ旨い。ごち!!! ファミレスで食事するなら1.5倍支払って10倍美味しい食事をするべきだー。
そのあとライフでお酒とおつまみ買ってよったんの息子と部屋飲み。
よったんはいずれ砂川に住むのかー。おれも、砂川行こうかなー。
いや、日本じゅうに住みたいなー。人生いくつあっても足りないぞな。
七転び八起きで8つ目の仕事をしているが、それぞれに世界がある。体験しなければわからないという側面もあるけれど、小説とか読んで想像することで間に合う程度の厚みなのさ、たぶん、だけど、寒さとか匂いとか声とかの記憶は動かし難い人生のオリジナルかな。
笑うでない!そんなにおれのはなしは面白いか???
リクエストされていたビートルズベストCDRを作成し始めるが、2CDでなければ収まらないのと、マジカルミステリーツアーとイエローサブマリンの音源が間に合わなく、とりあえずの入門編。イエスタディのアコギヴァージョンから入り有名曲を連打。いずれマニア編を作成、そっちではブルージェイウェイから入るぞー。
The Beatles Best One
01 Yesterday (acoustic version) Anthology 2 02 Ob-La-Di, Ob-La-Da 03 Hey Jude 04 Please Please Me 05 She Loves You 06 I Want To Hold Your Hand 07 Can't Buy Me Love 08 A Hard Day's Night 09 Day Tripper 10 We Can Work It Out 11 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 12 With A Little Help From My Friends 13 Lucy In The Sky With Diamonds 14 Blackbird 15 Yellow Submarine 16 Let It Be 17 The Long And Winding Road
今夜は、早稲田鶴巻のあわや食堂でひれかつカキフライ定食900円を。あ!千円しか残ってない!
2014年11月16日(日) |
「内部告発サイト来月始動/開設者・八田真行さん 報道の意識向上が必須」 |
まったく正論だろー
「絶対に誰にも知られないで告発できる仕組みが存在している、という事実がさまざまな効果を生む」
時代の正体(41) 「内部告発サイト来月始動/開設者・八田真行さん 報道の意識向上が必須」 ■
八田真行×塚越健司「日本にウィキリークスが必要な理由」(仮) @mhatta @KenjiTsukagoshi ■
八田さんには会ったことがありませんが、益子さんや柳楽さんや村井さんが集う四谷いーぐる門下生の鋭い耳のひとですね、
いーぐる後藤の新ジャズ日記 ■
これに柳楽さんがFB反応。 ------------------------------------------------------------------------- 自分は今の場所から動ないままで、新しい景色が見たいっていうのは傲慢だと思うんだけどなー。石原慎太郎イズムっていうか、高度経済成長思考というか。 「美しい国、日本」って感じですね。 ▼ それは「いまどきのファン」は強い個性だとか「アク」の強さといった、かつてのジャズが色濃く持っていた特徴、長所が嫌なんじゃなかろうかというもの。確かに近頃話題となる「ジャズ」は見事に漂白・洗練・クリーニングされた人畜無害なものが多い。要するに、かつて「芸術」と言われたものが持っていた、個人の存在自体を揺るがすような「不穏さ」や「不気味さ」あるいは「非日常的なもの」が忌避されているのだろう。 もちろん「芸術」の概念自体、変容を迫られざるをえない。こうした風潮が新たな景色を見せてくれるのか、あるいは「揺り戻し」があるのか、まさに私たちは面白い時代に生きているのだと思う。 -------------------------------------------------------------------------
2014年11月15日(土) |
ホソダさんに届いたバーデンホルスト |
こちらの画像はホソダさんに届いたバーデンホルストの小包。
同じ日に梱包して発送したんだな、バーデンホルスト。
タダマスでかかって二人が即日ネットペイパル購入していたのであった。届くまで2週間ちょっとかかったぞー。
バーデンホルストは益子さんに感謝すべきだと思う。
それにしても、恵一兄さんはすでに持っていたという。これまたおそるべし。
いちばん下の画像は今開封した2CD。
これからじっくり聴きまする。
実は、パッケージが異なると、異なる音源が収録されているのではないのか。
きっと、そう。
うきうきする秋の夜長。
2014年11月14日(金) |
深夜の茅ヶ崎ドライブ、バーデンホルストからCDが届いていた |
怪物逸ノ城を語る雅山の表情が嬉しそう。
世の中のことは、人間の細胞と同じで常に更新されて行く。仮に一つの才能が終わっても、また次の才能が全く別の所で生まれている。大局として見れば、少しも悲しむことはない。 (曽野綾子)
もっちゃんが日帰り出張で羽田空港。よったんは茅ヶ崎で同窓会。おれは東京タワーを見下ろしながら大相撲観戦。3にんのいとこが関東平野に同時に居るのは初めてかな。
昨夜は、帝国ホテルのうらから有楽町へ抜けるガード下の呑み屋焼き鳥屋の連なり。
おれが酒呑みの愉しみを知ったら、ここだな。
よったんと深夜の茅ヶ崎ドライブ。おわんのような月がハイウェイに浮かんでいらあ。
郵便受けにバーデンホルストからCDが届いていた。2週間以上かかったなー。 でも、ほら、小包の、この手作りアート感! うらもおもても。 開けるのもったいない。
よったんをお迎えに羽田空港第一ターミナルへ。
いつも利用していたのはエアドゥなのだし、
松籟夜話にも橋爪亮督G新宿ピットインにも行けない任務つづき。
こいちんに画布代2まんえん。 友川カズキにウケてたなー。
のあのわの「Hurry Up!」に反応してほしかったぜ。
セカオワとThe Flaming Lips ■ の親近性! ホソダ師、ご指摘ありがとうございます。
2014年11月08日(土) |
図書館系ジャズユニット・ライブラリのセカンド『Light』 |
明示的に叩かれたリズムで訴えかけるやり方と、叩いた音の行間で暗示するやり方と。
マーク・ジュリアナと、ポール・モチアン。またはブルーノートとクールジャズ。
Christian Vuust Dynamo: "Firewalk / Mørket og lyset" ■
言い尽くすまで明示的なラップの濃密、と、俳句。
吉増剛造の濃密は行間に行を挿入し、さらに行を派生させて、多重にして、ジオグラフィックに、地図になってゆく。
そもそも地図はそれだけ濃密で複雑なのだ。
音楽は地図を視るようになってゆく。
風景を聴く、みみをすます、のは、言語化・ロジック化に対する抵抗。
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聴くごとに、大きくなってゆく、「ララバイ」や「山形」や「十五夜」などがそうであったよう。に。
蛯子健太郎の図書館系ジャズユニット・ライブラリのセカンド『Light』が、素晴らしい。
不定形と確信、中空に浮く謎がそのままに、
つい、演奏するメンバーを意識しない。 蛯子健太郎(wb) 三角みづ紀(vo) 橋爪亮督(sax) 飯尾登志(p) 井谷享志(perc) ■
昨年、こんなイベントもあったのですねー。 ■
ECMレア盤になるけれど、忘れがたい名品 Steve Swallow - Home • Music By Steve Swallow To Poems By Robert Creeley を、想起するのは、何かの類似性によっているわけでもないけれど。
なあんだ、アマゾンの商品紹介に書いてあるではないか、柴田元幸さんー ■
【内容紹介】 1stアルバム「dream/story」が坂本龍一に絶賛されるなど、高い評価を得ている図書館系ジャズユニット・ライブラリ。文学とジャズの融合、その独自の世界観をよりクリスタライズさせた3年振りの2ndアルバム「Light」。 高度に展開する文学的ディテールを伴った世界観に強く共鳴した中原中也賞詩人・三角みづ紀が正式メンバーとして加入し、アメリカ文学者で翻訳家である柴田元幸が1800字のライナーノーツを寄せている。 メンバーはクリエイティブシーンを牽引する強者たちであり、ベーシスト/コンポーザーの蛯子健太郎が提示する文学性に、化学反応として彩る。楽曲は周波数によって構築されており、今回はサイン波で紡ぐ純粋スペクトルな音場も味わえる。全ては「物語」に対する蛯子の心からのオマージュである。
【メディア掲載レビューほか】 このアルバム、何十回か聴いたが、聴けば聴くほど体に馴染んできて、(サイン波を含めて)五人のメンバーが作り出す一音一音がますます快く納得できるようになってくる。「耐久度テスト」の結果も良好であることをご報告しておく。 --柴田元幸
幸来(こーらい)さんのラーメン ■ この夏のラーメン、の、翌月に末期がんが判明し、2ヶ月であっという間に旅立っていった親父。そりゃあ、もちろん、もっと長生きすべきだったけれども。一般的な健康寿命とか寝たきり介護とかの現状からすると、あっけなく。
よったんともっちゃんが砂川の幸来さんで同級生オフ会したのかあ。
2014年11月07日(金) |
ベビーメタルの「イジメ!ダメ!ゼッタイ!」 |
今週も来週も22時まえに帰宅することがない平日が続くなり。
栃東の取組み観たか?サイコー。というBGM。午前5時20分のお月さま、サイコー。 午後18時30分のお月さま、も、サイコー。午後23時45分の、も。
アスキータちゃんのお祭りキツネ画像がめっちゃいい。 ベビーメタルの「イジメ!ダメ!ゼッタイ!」がつい耳に鳴り響くおれ・笑
BABYMETAL - イジメ、ダメ、ゼッタイ - Ijime,Dame,Zettai (Full ver.) ■
BabyMetal Legend "Z" Ijime,Dame,Zetai イジメ、ダメ、ゼッタイ Live HD ■
赤サンゴ、イジメ、ダメダメダメ!
ちひろさんの英国旅行写真はアート級にドリーミン。
たぶん、世界は視線でできている。音は視るものだし、ね。
NHKあさイチ。鳥取県の三朝みささ町。人生は温泉街だぜー。
長唄の世界・壱。芳村伊十七。鏡獅子。三勝道行〜三勝半七浮名の雨。を、聴く。 ここでのタイコの鳴りは井谷亨志、愛称ぴーちゃんは土壌を一にしてる。 長唄の世界・弐。吉原雀。老松。喜三の庭。 これはね、クラシックの録音を知っているひとが、その意識で創作したもの、かな。
ホリエモン 「僕は正直、原発があってもなくてもどっちでもいいんですよ。ただ、原発をなくすことは技術的にすごく大変なことなんです。要は原子力技術をなくしていくための新しい技術ですから。こういう後ろ向きな作業に携わる人って、そうとう社会的な使命感を持っている人か、あまり優秀でない人たちだと思うんですよね。そうなると、原子力に関する技術力がどんどん下がり、結果として今より悪くなるかもしれない。それは防ぎたいです。」 シリアスでリアルすぎる。 (諏訪哲二『「プロ教師」の流儀、キレイゴトぬきの教育入門』より)
現代思想2013年4月号 『特集 就活のリアル』 利子付きの奨学金を受けて、600〜700万円にもなる借金だな、バイトしながら生活費を稼いで、過酷な就活で自殺してしまう子もいるのか、そんで卒業して、ブラックでも正社員とばかりに。目がクラクラする。そら、もう、結婚とか出産とかへは進めない。親からの援助が期待できないのなら、そんな奨学金を受けて私学に通うバクチを打ってはいけない。
つくば学園都市中心地ショッピングセンター周辺にて、平日の夜。 平日の夕刻18時でこんなに閑散としているものかな。 中心地を少しでも外れると歩くのが怖いまっすぐな広い道が暗闇に沈んでいる。 生活圏は楽しくないから筑波大学に行くものではないと友人にきいたことはあったけれど。 空は広いし、美人多いし、寒さは寂しそうだが、住めば都だ。
でもなあつくばに来れるとは、現金輸送夜間警備トラックドライバー時代以来15年ぶりなのである。空気の匂いのせいだか土地の磁力のせいだか知らないが、ふざけていた会話とか同僚の声とかをキュルキュルまざまざと思い出す。特に感慨があるというカンジでもなく。二重映しのタイムマシン。
さあ、東京へ戻るっぺか。
つくば学園都市に似合うクリムゾンのバイブルブラックをかける。
平田王子の「山形」は、さらにすごくなる。 しつこく繰り返し聴く走性で聴くのだ、意識が集中する、これは日本の伝統音楽に通じている、なんてふと思う、 こんな声のひとは知らない。
いつライブに行けるだろー
月間100ペースのお仕事はこなせるけれど、時間の過ぎかたがちがうのでとまどう。
「デュオは少しずつ変化したり、深化したりしています…。日本でブラジル音楽が好きな方は、ブラジルからのタレントの来日を待つこともないのです。東京在住のこの比類なきピアニストをぜひ聴かれるといいと思います。私は、作曲者ACジョビンに聴かせたら、さぞ驚いたことだろうと思っています。」
軽やかに涼しげなメロディーなのに、そのワンフレーズだけで、遠方に故郷を持つ上京組の涙腺を緩ませるのは、言葉の意味だけではなく声の透明な情感。
平田王子(ひらたきみこ)が、「山形」はじつは古い曲で、細かい修正を重ねて重ねてずっと来て、このたびやっと納得!という気持ちになれたので収録してもいいと思えた、と記している。
CD『緑の森』には11曲目に収められていて、ライブで聴くまでつい気付かないでいた。
音楽は風土を運ぶものだ。風土は、幼少期にしか感受できない。生まれついた土地の日差し、深緑の色彩、湧き立つ草花の匂い、母親の体液の匂い、風の色、父親の庇護する声。
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track 352 炎と森のカーニバル / 世界の終わり 2014.4.9 track 394 Do They Know It’s Christmas ? / Band Aid 1984
台風18号が近づく日曜の夜に、四谷三丁目の綜合藝術茶房・喫茶茶会記(さかいき)で、平田王子(ひらたきみこ)と渋谷毅のデュオ“LUZ DO SOL”のライブを聴いた。
その帰り道は彼女の「山形」と、セカオワの「炎と森のカーニバル」が耳に鳴り続ける夜。
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=w9V3x61D994
このYouTubeの視聴回数は12,404,679だって。小学生の子どもがいる主婦友だちから、セカオワのベスト編集CDRを頼まれたので全曲CDRにしたぜ、すごい人気だ。雑誌サイゾーでは、セカオワの歌詞があまりに中二病であると問題視する記事が。読みました。
セカオワの声色に潜む、ときに狂気と隣接しているかのような純粋な哀しみ、極端な妄想。童心そのものの属性。Fukaseが自転車に乗りながら歌詞を作るときに、子どもから爺ちゃん婆ちゃんまで理解できる平易なコトバを心掛けていると発言するのをテレビで観た記憶があるから、いろいろな複雑な生育をしたFukaseがブレイクスルーするのに、そのコトバに辿りつく距離の計測または妄想行為までがリスナーの享楽に資する構造になっている。
だけど、これだけわかりやすい歌詞を、ぼくはその字義どおりに聴いていない。
デビューで放った「幻の命」「虹色の戦争」のメンタリティーを、二つの絶望のコアとして、救済へと、ディズニーランド的なる場所へと、マーチ、行進曲で。
絶望からディズニーランドへ、は、山口泉著『宮澤賢治伝説−ガス室のなかの「希望」へ』河出書房新社だな。やはり中二病だ。
そう、鐘を鳴らせて空間的にインするサウンドは、バンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」1984だな。30年だ。付き合っていたガールフレンドに、すごいシングルだと自慢したり、部屋で一緒に『風の谷のナウシカ』を観たり、集めはじめたECMのレコードを部屋の天井に並べて飾ったり、今となってはとても恥ずかしくて書けない大学生だが当人は至ってそれでまじめだった気がするし、タガララジオ自体がそういうものだというやっぱり感も。
「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」のデモは、ウルトラヴォックス、ヴィサージのミッジ・ユーロ(from スコットランド)だったんだね。懐かしのあの人は今というやつ。ボーイ・ジョージの声はいいねー。
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=bjQzJAKxTrE
練馬区練馬東中学校の自己紹介+自画像が教室には貼ってある風景は、今も昔も。2クラス分チェックしたけれど、ジャズやクラシックを聴いているガキはひとりもおらなんだ。4割近くが、好きな音楽にセカオワを記入しているのが衝撃だと思う。2位がきゃりーで、3位がバンプ、以下、西野カナ、嵐、SMAP、ビートルズが1・2票という感じ。ゲームの音楽を挙げていた子もいた。
「LMFAO」と書く男子がいて、お!「LAFMS」を聴く中学生が居るのか!すごいなあ!と思ったが、ちょっと全然違っていた。ちなみに「LMFAO」のほうは、モータウンの創始者の息子と孫のラップ・デュオ。
羅府夢衆展 − LAFMS (Los Angeles Free Music Society) and Their Friends in Slow Life Avant-garde http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-311.html
2014年11月04日(火) |
アンチソフトバンク ポケットWi-Fiはぼったくりバー |
録画しといた映画『若者たち』1966を観る。50年前の若者たち。
こんな時代だったのかー。
なんだか元気が出るな。それでいて、現代のほうがいいと思う。
『昭和45年11月25日』という三島自決事件アーカイブの新書を読む。 こちらもまた、別世界。 こんな時代にも戻りたくない。
ソフトバンクからauに乗り換えてたのに、クレジット請求に「ソフトバンクM」3990円がいまだに乗ってるので昼間にえらい苦労して問い合わせた。
3年前にソフトバンクのアイフォン4にしたときに抱き合わせでポケットWi-Fiを「みなさん一緒に携帯してます」「通信に必要です」などと強く言われて、そういうものかと契約させられていた、確かに!そのポケットWi-Fiを解約していないから、だと。
抱き合わせ販売を絵に描かれたおいらが悪いのである。
そのポケットWi-Fiは、実際は使用しなくてもまったく不自由なかったものだから、わざわざ携帯することもなくなって、放置していたオレが悪い、の、らしい。1・2ヶ月しか使用しなかったポケットWi-Fiに3年間毎月3990円支払っていたのだ。ポケットWi-Fi本体なぞ、どこにあるかもはやわからん。
使用履歴が無かったら、それなりの案内をしてくれてもいいのに。自己責任のぼったくりバーみたいなハナシではないか、ソフトバンク。
ポケットWi-Fi3年間で143640円。貧乏人のおれには笑える話ではないぞ。
しかも、あわてて解約に走った光が丘ソフトバンクモバイル上原健太くんよ、 おいらの不満をわかってくれてありがとう、きみの言葉遣いはよく鍛錬されていて正しい、ソフトバンクモバイルなんかに居るべきではない、
ポケットWi-Fi解約には10200円かかるんだね!ったく、フザケやがって。
ぼったくりバーで、逃げ出すのに追いゼニ支払わなければならないとは。
佐野眞一の『あんぽん 孫正義伝』を読んで、ソフトバンクを選んだおいらだった。
日本ハムよ、ソフトバンクをやっつけてくれ。来年こそは。
2014年11月03日(月) |
なんか夢みたい Somehow, dreamlike / 井谷享志 |
つい、府中の大國魂神社(おおくにだまじんじゃ)へ。 帰りは府中街道を北上、小平、清瀬の水天宮、大泉経由。
クルマにCD100枚分録音搭載できるので、いろいろ入れて。 ライブラリー、平田王子「山形」、「目と目」、金石出、ラドカ・トネフ、ブランキージェットシティなどを聴く。
イエーヲン・シンの「ララバイ」は、やはり特別な録音な気がする。
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track 396 「尾上の松」箏:渡辺明子 三絃:藤井昭子 尺八:徳丸十盟
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=nwCuI3Xn7_E
昨日までのおいらなら、退屈で寝てしまうかもしれなかったぜ。主幹悠さんのコンサートレポートで、三絃の藤井昭子を知る。このYou Tubeで、これだけわかるのだからライブではさぞかしだろう。
引き込まれる集中聴取。呼吸と瞬間を一致させるように、のめり込んでゆく。ジャズの行くはてにある邦楽の凄みに気付く。これは日本語を身体とするインプロの一形態だろ。
地歌にハマって、さあたいへん、と、言っているばやいではない。
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track 397 「石狩シーツ」(Live) / 吉増剛造、渋谷毅、川端民生 from 『しばたやま ── ポエトリー・リーディング/吉増剛造&マリリア』
タガララジオ34(http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-34.html)で『石狩シーツ』を掲げたけど、こっちのほうも。
「Disc 1 の聞き物は、渋谷毅(ピアノ)と川端民生(ベース)との共演による「石狩シーツ」の朗読でしょう。」(堀内宏公) じゃぽブログ「吉増剛造を読む 現代詩の世界」(http://d.hatena.ne.jp/japojp/20111207/1323277164)
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=59-AJZfADlY 朗読 : 吉増剛造 演奏 : 高柳昌行 翠川敬基
時々聴かないと、精神の体調が悪くなる。
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track 398 なんか夢みたい Somehow, dreamlike / 井谷享志 2013
You Tube > https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=n8jiEEZUlLc
タダマス14(益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 14)のゲストでいらっしゃったパーカッション奏者、井谷享志(Takashi Itani)さん。平井庸一グループや都築猛トリオで聴いていたはずだ。この6月にはヴィジョン・フェスティバルに藤井郷子4として出演している。
藤井郷子4は、藤井、田村夏樹、加藤崇之、井谷というメンバー。藤井、田村、加藤という卓抜した意識と視野のある即興演奏家たちと!「すごいレベル高いでしょう?、レギュラーになるのはたいへんなんじゃない?」と、冒頭から失礼な問いをする。ここで「演奏力が高い」というのは、もちろんジャズの演奏であることでもあるし、演奏の可変性の高さ、とか、自在度、とか、聴くほうとしてはいろいろ言いようがあるんだが、一言で言えば“謎の持続力”と言ってしまっていい。藤井、田村、加藤に相応しいレベルのドラマーである、そのことにまず井谷の存在に惹かれる。
パーカッション・ソロ・CDR 『なんか夢みたい Somehow, dreamlike』 1. 千 Sen 2. ラト Lat 3. にちようび Sunday 4. 167 5. 深い大地 Deep ground 6. Electric Whistle 7. 水脈 Water vein 8. 砂粒 Grains of sand 9. 舞台係 Stagehand 10. 業 Karma 11. 深い海 Deep sea 12. 睡眠障害 Sleep disorder 13. 白昼夢 Daydream 14. Under 井谷享志 (perc,ds,all instruments) Takashi Itani (perc,ds,all instruments) ('13.3.8,11,12録音)
これが、何ともいいのだ。技巧も確かなのだが、演奏意識の軽やかな離陸具合がたまらないのだ。特別な録音加工をしているわけでもない。14曲、27分。この唯一無二性は、新しい生命体を想わせる感触もあって、日常のたとえば深夜営業量販店のアルバイトの鬱屈が映る夜空にポッと穴を開けて生まれたてを放つような、天然な自在がある。
藤井、田村、加藤の、他に似ていない、価値体系の尺度に墜ちない即興のありようを、うまく言葉にできない、生き続ける謎のような。
タダマスで井谷さんからこのCDRを買ったとき(税込千円)、詩人の三角みづ紀さんが来店されていてご挨拶。
東京に出てきた頃は『詩芸術』や『詩とメルヘン』を購読していたが。「現代詩って、あまり読んでいないんだ。雑誌の記事で音楽の趣味がいいので蜂飼耳の詩を読んだら、これはすごいと思ったよ。」「あ、わたし、今日の午前中、蜂飼さんと一緒だったんですよー」、なるほど、才能は才能とつるむのかもしれない、「今度読んでみますね」と応答していた。
図書館で『あした、せかいが』を借りて読んだら、ちょっとこれがいいんだな。
9月1日、彼女のFace Book 投稿、「さきほどご連絡いただき、第5詩集『隣人のいない部屋』にて、第22回萩原朔太郎賞を受賞いたしました。ありがとうございます。手が震えています。」
ううむ、タダマス14で、井谷享志の才能に気付いて、タガララジオで取り上げていたら、三角みづ紀の才能を知ることに。
2014年11月02日(日) |
平和台ファミリー歯科 |
文京区の茗荷谷近くの中華屋、読めない。
ははは、ジョー・マネリが72分割しているのは一音ではなく、一オクターブでしたね。一音の72分割なんて認識できへん。というか、音符にしたら一音の一万分割くらいの微差でしか記述できない音をひょろひょろと吹いているんかもしんない。
NHKプロフェッショナル仕事の流儀の歯科医療を観て、朝コンビニついでにとなりに最近開業した平和台ファミリー歯科に思いつきに初診する。あの番組観て、来院される方多いですよ、と受付のかわいい女の子。話は早い、回数通うことにして、あんなふうにしてもらうのだ。
左下奥の親不知もそろそろダメだろう、痛みが激しくなって抜くのだろう、そのようにして徐々に歯は失われてゆくのだろう、歯医者にはなるべく行きたくないのだ、と、この12年間に4本の奥歯を抜いていた。
歯科衛生士の歯間クリーニング「下」の部を午後1時30分から。レントゲンとか治療も実施したので5400円くらいかかる。
北海道留萌から一週間の東京見物に来るよったん50。大学生の息子と浅草蛇骨湯入ったり、鎌倉行ったりするらしい。おれとは土曜日に横浜中華街だ。ビートルズの編集CDRをリクエストされている。213曲のほとんどをとっかえひっかえその日のヒットチャートナンバーワンにして過ごした10代だったわたしがこのトシになってベスト盤を並べられるのか。
最近編集CDRに入れたビートルズは「イエスタディ」のネイキッドヴァージョンと「フライング」かな。タガララジオでは「ミズリー」入れたっけ。
2014年11月01日(土) |
映像作家・佐々木昭一郎の世界 |
来週BSで、 「映像作家・佐々木昭一郎の世界」があるのを見つけた。録画予約。 ■
ミュージサーカス内「彩耳記14」/堀内宏公 遍在する心、静かな宇宙の庭──佐々木昭一郎 ■
アスキータさん ■
プロフェッショナル 仕事の流儀 「ぶれない志、革命の歯科医療 歯科医・熊谷崇」 を録画しておいたのを観て夜更かし。うわああああ、歯を大切にせにゃーならんぜよー。
次回はヴァイオリニストの五嶋みどりだ!これは録画予約入れなきゃー。 おらの2001年6月の庄司紗矢香、初めての音の陽炎目撃体験だった、と、対比させるため。
名作選 ハイビジョン特集「闘う三味線 人間国宝に挑む 文楽 一期一会の舞台」 ■
が、再放送されるのを、放送16分前に気付く。これは音楽の神さまが観ろというサインかなー。
あ、ヒリアード・アンサンブルのライブもやってるー。これも録画予約。
先週は東京ジャズ2014の放送3回すべてを録画していた。今さらハンコックのロックイットだの高中正義のブルーラグーンだの、と、小馬鹿にしていたくせに、すっかり涙目になって視聴している53のおれ。80年代フュージョンをあれだけ馬鹿にしていたのに、ね。
こないだホソダさんに焼いてもらったミック・グットリックがやたらいいのだ。メセニー、フリゼール、スコフィールドの先生だ。唯一のECM盤「イン・パーシンク」も、また聴きたいなあ。
京都のイタマキさんのお店が火事に遭い、残ったEvery Clue Message 青木和富、渋谷毅、川端民生、原田和男、各氏、お若い
松籟夜話のフライヤー おそらく任務で行けないおいらの代わりにひろこさんが行ってくれるはず
なぎらさんからきいてショックだった 国分寺のプー横のマスター渡辺さんがこないだ逝去
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