Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEXpastwill


2014年05月31日(土) 4を4つ使って1から9をつくる




ベイリーには恥じらいがある。
ベイリーとヒュー・デイヴィースは隣接している。
けんさんの名言が炸裂していたなあ。

夕方から石神井でスティルライフの屋外ライブがあるんだよなあ、そういえば、
3日連続お出かけは、お財布の養生もあるしなあ、
暑い夕暮れをだらだら日本ハム阪神戦を観ようとして寝てしまう、
大谷の同点ホームランで目がさめて、サヨナラ3ランで日本ハム勝利!やたー

学生の頃、豊田へ小学生塾のバイトしたことがあった。1人生徒を増やすと千円バイト代が上がるというので、進度別にグループを分けて楽しくやったら3ヶ月で20にん増えて、もらい過ぎなバイト代になったら一方的にくびを切られたな、ありゃきたねえぜ。

4を4つ使って四則計算して1から9をつくるという問題。
1=(4+4)÷(4+4)
2=(4÷4)+(4÷4) 2=(4×4)÷(4+4)
3=(4+4+4)÷4
4=(4−4)×4+4
5=
6=4+(4+4)÷4
7=4+4−4÷4
8=4+4+4−4
9=4+4+4÷4

5が作れないと10分くらい悩んだな。

そんなことを思い出す。




2014年05月30日(金) 今日はけんさんと2度目の月光茶房オフ




となりのアパートの二階に住んでいる古い日産ダットサンを乗り回すヤクザな初老のおじさんを3ヶ月ぶりに見かける。2月の大雪に駐車場からクルマを出した時点で立ち往生したときに、タバコをくわえながらタイヤの下にバスタオルを敷いてガッと押して脱出させてくれた恩人。いきなり歩き方が、杖つく直前の老人モードになっていた、その変貌ぶりに声かけできなかった。

今日はけんさんと2度目の月光茶房オフ。ハイドンのレクチャー予定。おれにもジャズのなんたらをレクチャーしてほしいと頼まれたが、そんなのできないよ編集CDRしかできないよと言っていた。最初の月光茶房オフが、失業したての4月8日だったな。長兄とちひろさんに、就職のご報告もかねて。次兄もかけつけてくれて。こないだのタダマス13でお会いしたECM達人のお二人もお越しくださることに。

息子さんが亡くなってときいていた。29歳で、末期の肺がんで最期は脳に転移したとのこと。タバコは吸っていない、治療は進行を遅らせることだけだったと。手をあわせて月並みな言葉しか言えなかった。どんなにか無念なことだったろう。息子さんもお父さんもお母さんも。


月光茶房の金曜の夜を、5にんで貸し切り状態に。

アン・ガスリーというアーティストのアナログが気持ちいいのにまいる。これまた何が気持ちいいのか語れないでいる。フォーレコと楽器演奏による構成、とは、何も言っていないに等しい。

所作、身振り、感情、表情、・・・それはヒトに模しているからチガウわ、響きは何を現しているか、「現す」?表現?人為的な表現の自由はうっとおしい。として。

光が丘公園にいて遠くでホルンの練習音が聴こえていてママチャリのブレーキの軋みとか少年野球の歓声とか遠くで爆竹が鳴ったりグライダーが飛んでいたり廃棄物処理場のうねりが聴こえるようであったり、そしてふと足を組みかえる自分のズボンの擦る音が心地よくマッチしたり。

すべては偶然なのに動かし難い必然が続いているような感覚。

公園でぼーっとしているだけじゃん。

楽器はひとが演奏していると認識しなくても別にいいではないか、と、枠をはずしていたっけ。

羊蹄山を見上げて、真狩村。町の中心に小さな公園があって細川たかしのモニュメント、ボタンを押すとヒット曲がかかる。それが周囲の広大な物音と混ざって響いている。日本じゅうにあちこちマイクを立てておいて、グーグルマップでクリックするとそこのサウンドが拾えるようになっていたとすると、真狩村も拾えるだろうし、高野山の声明も新宿ピットインの外の音も拾えて、乱数で構成するといいよなあ、それでも、このアン・ガスリーには届かないよなあ。

やばい。そんなことを考えていたら、早朝の田柄通り沿いのアパートに部屋中に届いている音が非常に気持ちいい、ちょいと耳の焦点を冷蔵庫のうなりや通りのタイヤに合わせてみたり、焦点を外して耳を開放したりするとこれまたドラマチックに気持ちいい。

こういう感覚はヨーロッパでもイギリスでもイランでもないような。中国の音楽も韓国の音楽もよく知らないが。仏教?といっても日本のか。神道は無音ぽいかな。


Anne Guthrie - Branching Low and Spreading


Anne Guthrie - Rough Above With Uneven Base





Asmus Tietchens - Den Stiftsherren


ASMUS TIETCHENS Negus



The Art of Tanbour Part I : Exploring the Music of Ostad Elahi (1895-1974)



ابوعطا - کمانچه نوازی استاد لطفی



Asil Music - اساتید هوشنگ ابتهاج،محمد لطفی




10:00−13:40
23:00−2:20
5:30−12:20
0:40−4:30
睡眠管理がうまくできないなあ。そうだ、小沢健二が夢に初登場。



建物の壁がガーデニングいっぱいの公園全体の壁画になっていて、ひとが建物のベランダに姿を現すと、通りから見上げるぼくは、あたかも公園を空中から見下ろしているようになる。そういうアトラクションぽい場所に来ている。

サッカーグランドくらいの大きさに布団が敷きつめられていて、四角く区切られたスペースには、たぶん空中撮影すると楽しい絵本の挿画になっているという想定なのだろう、いろんな家具や置きものやモニュメントが横に寝かされている、それらの間にたくさんの人々が思い思いのポーズで寝転がったりポーズを取ったりして楽しんでいる。ぼくは四角く区切られたスペースから一番離れた場所に寝転がっていて、ぼくの手前つまり二番目に寝転がっているのがなぜか柔道着姿のマツモトで「あのさあ、なんでおれらこんな端っこなのかな」と不服を言っていて、「ははは、たぶんデタラメを答えに書いたからおバカな順に外側なんだよ」とぼくは応えていて、マツモトは「それはモンダイだべ」と立ち上がりそうになっている。「いや、ここは横になっていないとね」と制している。

そこの二人、おしゃべりしていないで、ほらロープをわたすからそれでこちら側にヴァイブレーションを送ってくれよ、と、若いインストラクターがぼくたちに投げてよこして、ぼくとマツモトはそれを手にしてぶるぶる回したり波を送ったりしながら、指示があるということは空中撮影された画像のいちばん端っこのイイトコに映るのがぼくたちだよ、探すの簡単だよ、出来上がりが楽しみだねと話している。

インストラクターが近づいてくると、それは小沢健二で、ぼくとこめかみとこめかみをくっつけるようにして肩を寄せ合って二人で寝転がりながらひとつのマイクに向かう。ぼくはすぐに歌い出す。

「ほしいものをぜんぶいいなよ、とけいやくつだとか、ひかるしんじゅのくびかざりも、みんなかってあげるよ、てのがぼくの、いまのこころ、うそじゃない、けど、でも。」

小沢健二も同時にハモって歌っている。

「ぼくを、じっと見たってダメだよ、けっこんして、って、それはちょっと。」

上半身を起こしながらそう歌っているぼくの視界に、四角く区切られたスペースの中にぼくと目が合ったままの女の子がいる。

小沢健二は立ち上がって、続きを少しフレーズを崩しながら歌い、歩いて行ってしまう。テレビ撮影なんかしているのだろうか。

いやあ、オザケン本人とよりによって「それはちょっと」を歌ってしまったぞ、これは恋に落ちる前触れかな、なんて思いながら、街を歩くと、自動車修理工場の入り口にセットが組まれていて岡田さんと小沢健二が番組をしている。「今日は二日目ですねー」「ははは」と言っている。これはどんな番組だろうと、テレビブロスのページをめくると、文字がどんどん書き足されているので、この番組のことだ、ぼくとデュオして歌った場面はどう描かれているのだろうとページを前に戻そうとするけれどうまくめくれないでいる。

通りの向かいの駄菓子屋に20センチくらいの古びた金色の仏像が置かれていて、ぼくはそれを台車に積んでほかのガラクタやダンボールと一緒に運ばなければならない。駄菓子屋の女主人は就寝してしまったようだ。反対側のアパートの二階に夜更かししている知り合いの若者二人が夜食を作っていて、駄菓子屋の女主人に仏像を運ぶと伝えておいてよと話しかけると、たださん帰りにコショウを買ってきてと頼まれる。帰りはいつになるかわからないし、その食事には間に合わないよ、でもちゃんと買ってくるよ、頼んだよと言いながら階段を降りてくる。

台車に仏像やガラクタやダンボールを積んで押しはじめるが、すぐにこぼれてしまってゆっくりしか進めない。後ろから丹下左膳の映画撮影でチャンバラしながら大人数がやってきている。うわあ、殺されたら大変だ、と、台車を押しながらあわてる。

ここに隠れようと古い民家に入る。階段を上がると、奥にみゆきばあちゃんの布団があって、姿は見えないけれど、あらあらマーヤンこんなところまで来るのかい?と声かけれている。ああ、ごめんごめん、こっちの階段じゃなかったね、じゃまはしないから、大丈夫だよ、と言いながら、みゆきばあちゃんに会うのは久しぶりだなあ、夢の中で会うのは久しぶりだなあ、今日はオザケンもはじめて夢に出てきたよ、・・・、

ああ、夢か、と、目がさめた。


アン・ガスリー。かわいい。

ビル・エバンス・トリオ。スコット・ラファロ。ポール・モチアン。

ヤコブ・ブロ・トリオ。
ヤコブ・ブロ、トーマス・モーガン、ヨン・クリステンセン(!)

オブスピーク、シーブルック。



















2014年05月29日(木) 平日の夕暮れに羽田空港で





こないだJKきよりんとDDこいちんが、おとうちゃんイイ顔してんね、という。夜勤もねーし、ケータイ電磁波もねーし、化学調味料もないで、2ヶ月も働かないでいる52さいなんて、おれくらいだ。ひゃひゃひゃとわらうくそがきども。

耳王まーやんの就職祝いに、北海道のもっつ部長がJALをチャーターしてかけつけてくれる。おれは虎屋の最中とメセニーとメルドーとMay2014を手土産に持参する、親族の間では王ではなくフーテンなのだし。なに食ってもいいの?コーヒーゼリーとアイスカフェオレね、おかわりね。

今日北見は30度なのに白糠は16度なんだって。

仕事始まったら、平日の夕暮れに羽田空港で落ち合うことも、もうないかもよ。

神話のようになったあんなこと、こんなこと、あの頃、あの事件、あの楽しさ、おれの夢にはでてきた、青木のおばさんの夢にでてきた、夢みないたちなんか、おれは夢の中に地図あるよ。

いやあ、タバコ吸ってるから加速度的に老化が進んでるのよ、だれだい、このジジイは。よし、これをまみちゃんに送りつけてやろう、おっどろくぞー。


苫小牧の「日本食彩まつもと」
どれもこれも美味い (磯田秀人)


おいおい、イーノとハイド、もう来月セカンド・アルバムかよ! しかもアルバム・タイトルどおり、これRemain in Lightみたいじゃないか! アルバム全部がこの調子なら、断然ファーストよりこっちだな、オレは! (山下泰司)
Eno • Hyde - 'DBF'



このバンド、全裸JKなのにエロくない、とFBで話題。銭湯ライブみたいな。



たまたまJAZZのレーベル「テラーク」と契約したからJAZZというジャンルの場所に置いてある、というくらいの意識しか無い
どんな音楽が好きなんですか?即興音楽です。
8歳の時に、エロール・ガーナーという JAZZピアニストの音楽を聴いたんです。その時に、譜面に書いていない事、、、その日の気持ちで弾きたいものを弾いて良いんだ
ずっと好きなのは、フランク・ザッパですね。 (上原ひろみ)



昔パットの販促を一生懸命5年やったな。
パットのコンサート用に双眼鏡も作ったっけ。
You can see new americaなんちゃって。
83年に目黒の簡易保険ホールでやっと満員に。
楽屋で抱き合って喜んだっけ、懐かしい想い出だ。 (原田和男)














2014年05月28日(水) 投手大谷翔平VS最強3割打者7名打線





30日の夜は月光茶房へ、お茶しに参ります。クルマで行くよー。
金曜の夜って、混んでいるんだっけ???われ、貸し切り状態にしていろいろ聴こうと画策せり。

目黒のアオさんに編集CDRApril2014とポールブレイとルシエと緑の森を郵送する。ディヴィジョンのときに浪人生だったカンノさんが、たださんとアオさんが強烈だったと言ってたけど、憶えてるう?おれ、憶えてないよお、30年前だもんなあ。おれも貧乏だから元気出せ。

野菜炒め食べすぎ、昼寝が夕方までに。やばい、また夜型に戻ってしまう。かなみんが、生活のサイクル変わるのたいへんやよ、と、メールくれていたが、鋭いな、困難はそこだよ。求職で門前払いされ続ける、あの「世間に必要とされていない感覚」はたまらんよな、と書いたら、けんさんが「パチンコの残り玉がどんどんハズレ口に回収されてゆく感覚」と加える、これもまたいい表現だ。

日本ハムヤクルト戦。投手大谷翔平VS最強3割打者7名打線。ヤクルトの主砲に157km、158kmと投げつける大谷。まさに死闘。12回延長、ドロー。チーム打率はヤクルトが上だから、日ハム健闘だ。日本ハム戦は、父親とともに観戦している。

JKとは女子高生の略なのか。ドリンクバーの乳酸飲料をベースにするカクテル鉄則をテレビで観て、深夜の新四葉のココッシュを食べに出る。そういえば何ヶ月もごぶさたしている、自分へのごほうびだー。おれはホットのカクテル派でさ。鉄観音、ダージリン、ジンジャーなど最低5種の茶葉を混ぜてお湯入れて、苦ければ苦いほどココッシュに合うんだべさ。

このところ三橋貴明の動画をよく観ていたが、SAPIOの記事で移民受け入れ不要と三橋貴明。ツタヤへ新書コーナーの立ち読みしに行って、横にあった三橋貴明の『図解逆説の経済学』を読む。消費税増税だめ、財政出動で内需を、原発は推進、公務員は少ない、移民は不要、年金は大丈夫、TPPはやばい。なるほど、なるほど。

セブンのアイスコーヒーがまた中毒化してきている。

平沢進の新譜と、ジャレットの『ハンブルク・コンサート』、矢部史郎著『放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言』がほしいなー。

夏休みは今週でおしまい。


East New York Ensemble de Music - Mevlana (1974)


East New York Ensemble de Music ‎-- At The Helm (1974) {Folkways Records}
Bilal Abdurahman (soprano sax, korean reed); Ameen Nuraldeen (vibes); James Smith (bass); Qasim Ubaindullah (drums); Jay Rose (turkish drum); Bobby Harvey (conga drums); Rahkiah Abdurahman (african twin-gong)
Based on Turkish religious melody

「サックス・プレイヤーのBilal Abdurahmanと、ヴィブラフォン奏者のAmeen Nuraldeenを中心に結成されたブラック・ジャズ・バンドEast New York Ensembleが、ライブラリー・レーベルFolkwaysから1974年にリリースした激レア・アルバムが遂に再発されました!!!北アフリカからトルコ〜インドまで様々な国の音楽と、ブラック・ジャズが融合された妖艶かつスピリチュアルな世界観が繰り広げられた激ヤバな内容!!あのGilles Petersonもフェイヴァリットに挙げる珠玉の1枚です!!持っていない人はこの機会に是非!!!!」

Masayuki Takayanagi - Sun in The East


Edge of Time - Dom (1970) Full Album

チューニングがくるっているところが微分音的であるし

ドッキリ ダメな従業員が実は社長だったら ドミノピザ


【ドッキリ】娘が無職DQN彼氏を連れてきた時の父親の反応


大量虐殺を行った歴史上の支配者【ランキング】

ヒトラー、ポルポトの順だと思っていたが。

【東電テレビ会議】情報統制と被曝〜震災3日後に何が(25分)














2014年05月27日(火) アズテックカメラのファースト。パーフリのあの曲の原型ですね。













Don Cherry Trio Paris 1971


Ralph Towner -- Joyful Departure


ハロワに再就職手当の申請書類をもらいに。

空いているハロワプラザ成増でGW明けの月曜日に見つけた求人で1番乗りの応募だった。成増へ行くとハロワ池袋でないと手続きができないと言われる。

池袋を平日昼間にぶらつく。

18のときに池袋サンシャインに初めて来た、当時日本一のカレンダー屋さんがあった交差点、この角には本屋があったはず、ここだ!
34ねんぶりだ。


PCで「らじるらじる」でNHKが聴けるんだー
Radiko.jpでインターFMもPCで聴けるやないか! <何を今さら

朝、バラカンモーニングでハブユーハードがかかった!さすがにステレオで聴くクオリティには遠く及ばないけれど、いいオーディオで聴いた記憶とCDウォークマンで聴いた記憶とで、補正聴取(!)できるオイラなのだからまったく問題なし。

Pat Metheny - have you heard .wmv


You Tubeもあわせて再生すると、ズレた二重再生。おれは若い時分に三重再生を体験したくてオーディオおたくの友人宅に通ったこともあるが、パソコンばんざいだなー。

-----------------------------------------------------------------------------

プリファブ、ベック、ベン・ワットときたらこの人も。
新作アルバム Seven Dials より。

Roddy Frame - From A Train from 'Seven Dials' 2014


-----------------------------------------------------------------------------

Aztec Camera - Just Like Gold (7")

アズテックカメラのファースト。パーフリのあの曲の原型ですね。


安倍晋三首相の「大嘘」を暴いたドイツ公共テレビZDF



2014年05月26日(月) タガララジオ44更新 デール・バーニング




Joujouka 村だそうな。

コーラとグレファンとホットMともずくと納豆と野菜いためがポイントでただになったファミマ。

日本ハム巨人、東京ドーム。
ホームラン、好守備、盗塁と陽岱鋼劇場でしたな。中田がもちっと打てば勝てた。
巨人がサヨナラ勝ち。じりじりといい試合であした。はああ、日本ハム借金1。

デール・バーニングの『The Horse and Camel Stories』を聴く。

こないだ、「さわひらき Hiraki Sawa」の映像
を貼りましたが、そのサウンドを担っているデール・バーニング。

“はかなくも美しいミニマル・アンビエント集”ということになるんだけど、
ベースラインが刻むとそっちにいくのだろうし、層が風景のように重なるとそういう聴取に進むことになる。

これは、単純に感覚フェチに近い。

このノータイム感覚(って言うのか?)は、パンクやノイズにときめいた80年代初頭の時期にMio Fouとか Phew とか 『乗物図鑑/あがた森魚』とか、ぜんぜんチガウじゃん、クチを開いた涼しさだったけ。

いや、完全に感覚フェチだ。なみだ出てきた。


タガララジオ44更新


タガララジオは、これでいいのだろうか。

書いて入稿して、アップされているときにはかなり書いた内容を忘れてしまっている。
読むと、楽しい。それでいいではないか。

やがて、Jazz Tokyoもこの日記も消えて無くなってしまうだろう。


ソプラノ・サックスが振動する。
風を切って走る音。
打ち鳴らす手の震え。
追いかけられる音。音を運ぶ。
ころばないように注意する
気持ちの音。
友だちが話している音。
友だちと距離を楽しむ音。
追いかける音。風のにおい。
日差しのにおい。
夕暮れのにおい。
草むらの乾いたにおい。
湿ったにおい。
けもののうんこのにおい。
おしっこのゆげ。
えっちのにおい。


ぼくらはつい夕焼けに見蕩れることを忘れてしまう。ベランダと台所の窓を少しあけて、流れる風のそよぎに耳をすますときに、毎日の夕暮れって、こんなに生命力があるものかと思う。

盟主のいとこから砂川のお墓の墓誌を建て替えるとの報告をいただく。父母はコミュニストであったため墓誌の年号が西暦であった部分とかは、改善しておくれよ。こちとら日雇い自転車操業なもので、いろいろ物入りでもあるから出資はかんべんしておくれろ、すまないね。


自転車を買ってもらって、五稜郭からの支線のあの踏み切りのこの位置、とか、まゆみちゃんちの肥溜めの裏、八百屋のあの木箱、米屋のポスト、だれかが溺れた底無し排水沼の立て札の前、工事の砂利山、を、バスの停留所に見立てて、ルート化して巡り続けていた。ブレーキをかけて立ち止まるたびに、そこに世界が開けていることに見蕩れていた。ただのヘンタイ小学生だ。フィーレコだ。


砂川の共同墓地にも風が吹いているだろう。








2014年05月25日(日) ヨドバシカメラ秋葉原 アマザラシ amazarashi





19のとき毎日聴いてたアンダーカレントのカラー画像。
My Funny Valentine Bill Evans & Jim Hall_1962 Undercurrent



ヨドバシカメラ秋葉原、浅草、かっぱ橋道具街、常磐道、取手ボックスヒル横浜田中屋、取手イオン、群馬県太田市、練馬区田柄帰車。239.4km

ホコテンになっている秋葉原界隈を横目にヨドバシカメラ。
アキバ駅前の区画整理された新しいタクシー乗り場の回遊ルートを眺めながら、
1Fエントランス前のベンチに座って日向ぼっこ。
ほんとに女子高生の格好をした小太り白髪のオジサンが歩いている。
かなみんときよりんがこわれたイヤホンがほしい、と。
5千円以上買わないと駐車場代が一時間無料にならないから、さっき見た平沢進の新譜でも買い足そうか。
時間がないからCDRでいいや、急げ!1時間ちょうど0分残りでクリア。

かなみんはこれから婚約者の帰りを夕餉の支度をして待つ浅草の午後3時。

取手駅ビルでこいちんの展示がやっている。

おれはクルマで大相撲観てタバコすってら。

駅ビルでそばでも。
コイチャンケータイわすれてたとクラスメートに見つかるこいちん。

きよりんの通学シューズがぼろぼろになっているのでイオン取手に閉店18分前に駆け込むけれど、お気に入りはそうは見つからない。


くるまで友川カズキの曲をかけていたっけ。

青森だじゃ。能代のバスケットだじゃ。

アマザラシ amazarashi という青森のバンドの音源を焼いてもろうた。

amazarashi - 少年少女


amazarashi  つじつま合わせに生まれた僕等


「影響を受けたアーティストに真島昌利と友川カズキを、作家に寺山修司と太宰治を、それぞれ挙げている」

なるほど感あります。

「つじつま合わせに生まれた僕等」を友川カズキがフォークギターの弦を切るほどの強い歌唱でがなる日を待ちましょう。







2014年05月24日(土) tactile sounds 15 ロウソクもらい 渋谷毅 「さくら交通」





編集CDR 『May 2014』
01 花曲 kakyoku / 安田芙充央 2001
02 昼の月 / 新居昭乃 2012
03 You & The Night & The Music / Fred Hersch Trio 2014
04 花のささやき / 薬師丸ひろ子
05 Teacher Don't Teach Me Nonsense (34:05) / Fela Kuti & Egypt 80 Live In Detroit 1986


6さいから13さいまで住んだ函館市亀田港町390−39。

七夕になると近所のガキとつるんで、一軒一軒まわって、囃しまわるのである。
ロウソクもらい 
「竹に短冊、七夕まつり、多いはイヤよ、ロウソク一本、ちょうだいなー!」
おれらはこのフレーズでしたな。

「おおいに祝お」とか、ねぶたの風習に由来する「オオイヤイヤヨ」とか、ヴァージョンあるらしい。

ここには動画もあるではないか。なつかしー。


40年前は、小さなロウソクしかもらえんかったし、七夕飾りの有無に関係なく地域シラミつぶし訪問して、迷惑がるオッサンの家などは「ここはだめやよ!」と下級生グループに声かけしてた。ロウソクの本数を競っていたので、たまにお菓子をくれるオバサンが出てくると、なんでロウソクないの!と抗議した。たまにでかいロウソクだと、カウント競争の規格外だからとそれも不服を申し立てた。うるせーガキどもだ。


という話を、喫茶茶会記店主は函館出身だったので、してみたら、一緒に歌えた、ははは。

お土産の編集CDR『May 2014』と平田王子×渋谷毅『緑の森』にしようかと思ったんだけどー、アムステルダムメモリースペースを持ってきましたよ、福島恵一さんのブログをチェックしてね、益子さんはもう注文しちゃったって、はい。

今夜は益子博之さんが主催するタクタイルサウンズ15、
橋爪亮督、落合康介、外山明のトリオ・ライブでした。
橋爪さんと外山さんがガチで演るのは初めてとか。

なんとそんな話をしているそばに、神ピアノの渋谷毅がビールをのんでいらっしゃるではないか。外山さんと岩見うどんがなんちゃらと話している。渋谷〜市野〜外山トリオはジャズ史からも浮遊している神トリオなのだ。

渋谷さんに平田王子盤の感想を述べたら喜んでくださり、「初めて来たけどここの雰囲気気に入った、ここでライブできるかな」と仰ってました。喫茶茶会記の女性が「聴きたい、聴きたい」と話していたら、渋谷さん「そうそうちょうど今一枚だけ持ってる、あげる、マイクのセッティングは可能?またお店に電話するね」と。深夜0時からアケタでソロだと、お帰りに。

渋谷毅はこれからライブがあるからちょっとだけ、のはずが、ラストまでいらっしゃった、橋爪のサックス、名曲「五月の空にはこんなうた」(『Wordless』収録)を渋谷毅は確実に捕獲したはずだ。

ライブのほうは、前半の2・3曲目だったかな、ほとんど3者がフリーロッククライミングでギリギリの手掴みに震えるような対峙が聴かれたのが、そこがハイライトだったのかもしれない。というのは、わかってらっしゃる外山・橋爪の丹沢山系縦走するような交流ラインは後半すぐにセットアップしてしまえているのだし、ベース落合もいい位置でついてゆけてたのだ。

現代ジャズ界のダルビッシュ有とコーネリアス小山田圭吾とスターウォーズヨーダのようだ。

なにを書いている。

ベース落合の曲目がふるっている。「さくら交通」「東京無線」だと。どんな曲か忘れるくらいいい。それはよくないことか。たはは。タクシー会社名を曲目にするセンス。


これがきっかけとなtって、平田王子渋谷毅@喫茶茶会記が実現するといいなあ。
渋谷の王子さま全盛期の小沢健二がいきなり渋谷毅、川端民夫とトリオを組んだのは、直感的に渋谷毅を見つけてしまった、ひょうと魔法がかかったような展開だったとどこかで読んだけれど。

音楽をスタイルとかジャンルでお風呂につかるように楽しむのも幸福なことなんだけど、なにかお風呂の湯舟のはじっこからポカンと宇宙がひろがっていて、そこからはしごを降ろしてぽんぽん深く掘っていってしまうこともあるんだよ、って。





これ、若きボブ・ディランね。




タクシー視界を訓練すべくナビ画面をこういうスケールにした。







なんで四国。FBでひろったから。





2014年05月23日(金) Taurus- Spirit





京都イタマキさんの西山山口家住宅苔香居。岩手八幡さんの初ウニ。東芝EMIビートルズ販促本(もいちど読んでみたい)。姫路かよさんのたこやき。香箱座り(こうばこずわり)ネコ。


夕方からずっと大相撲を全日程リアルタイムで観ることができるのは、13年後かあ。しみじみ。
昨日の白鵬−稀勢の里、駆け引きに執心して素直に立てない稀勢の里がわるい。

クリーン大関魁傑(放駒親方)の通夜だった、弟子はあのガチンコ横綱大乃国、そして大関稀勢の里、なるほどな。

日本ハムもいいところなく負けるし。

無量大数より大きな数 不可説不可説転



昨夜水戸街道を走って、インターFMラブサイケデリコ二人の番組でイエスの「ラウンドアバウト」がかかる。札幌の高校時代にタイムスリップしてしまって、にきびが出来そうになる。

Yes - Roundabout


Round About / Yes – Live 1991 Union tour



Kashmir - Led Zeppelin


そういえばツェッペリンの天国への階段パクリ訴訟が今頃浮上しているとか。
68年、ツェッペリンの初の全米ツアーはスピリットの前座だった、へええ。

Taurus- Spirit

似てる、似てる。創造は真似から始まるのだから、盗作だ訴訟だと言われれば否定して戦わなければならないんだろうけど、アイデアにしたインスパイアされた、で、いいではないか。

でも、ジョージ・ハリスン「マイ・スイート・ロード」はシフォンズ「ヒーズ・ソー・ファイン」で負けたからなあ。ありゃ、言いがかりだべよ。


小学校の行事はJポップで成り立っていると、セカオワのライブに行く若い教師。
それについてどう思うか?
まったく理想的だと思いますね、きゃりーぱみゅぱみゅで低学年が踊るなら、いろんな小学校運動会見に行きます。遠足バスでセカオワみんなで歌うなんて、いいクラスだねえ。音楽の教科書はさ、日本の伝統音楽に軸足を移して、あとは大正時代の童謡とクラシックだね。花は咲くとヨイトマケの唄もだね。
ジャズを教育に取り入れる?
だめだめ。そういうのは学校の外で出会う音楽だね。思い上がってはいけないよ、教育したらだめさ。それよりも、耳をすます行為の豊かさを気付かせること、とか、音楽大学出たひとの演奏を日常的に聴かせるとか。

SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」


世界の終わり / 虹色の戦争



大学生が卒業制作で作ったムービー「変な国・日本」が面白く、考えさせられる


変な国、日本、だけど、いい国だと思うけどなあ。
なんで自殺多いのだろう。
オリンピックは秋元康じゃなくて、中田ヤスタカとセカオワがいいなあ。













2014年05月22日(木) RE:耳の枠はずし「犬も歩けば棒に当たる」




午後6時過ぎ、練馬の暴風圏が到来。

恵一兄さんがめずらしくカジュアルな記事を更新している。
耳の枠はずし「犬も歩けば棒に当たる」

そうそう、『Den Ljose Dagen / Asne Valland』は、年末に福島さんに聴かせてもらっていて

「こないだの1982にも聴いたテン年代以降の“耳をそばだてる”作法による新しい感覚、2013年のフォーク/トラッドの新譜、北欧系、アニー・ハズラムの澄み切った歌声を想う、新奇を導入しないであくまでフォークに立って歌う傑作だ!」と、耳の名探偵コナンしていたら、

「94年のKirkelig Kulturverksedレーベルの作品!だった。75年生まれAsne Valland Nordi というノルウェーの歌姫。」
と、驚いていた音盤。

福島さんの記事で、
「大工哲郎しかり、観世寿夫しかり、Savina Yannatou、Lena Willemark、Asne Vallandしかり、あるいはMaggie NicolsやTamiaも。」
という記述の列挙のひとりがこの、Asne Valland Nordiなのだった。おおお、わかりました兄さん。

年が明けてECMリリーススケジュールをチェックしたら、そこに
Benedicte Maurseth & Asne Valland Nordi 『Overtones』 (ECM2315)
あったのだから、うおお、またしてもおれたちの耳は知らずECMに先行していたのか、と、驚くことしきり。

アイヒャーも福島恵一も、耳のアンテナの鋭いことよ。嵯峨天皇のように、つぶやくわたし。

そのような経緯があったのでございます。

・・・ううむ、そこにしか喰いつけないが。


な、なに!「目蓋の裏に閃光が走る。これはすごくいい。50枚限定。」、全世界で50枚しかないブツに最高度のレイティングがなされました・・・。ううう、ジリジリ、なんと苛烈な試練なものか。






こいぶうの荷運びで、練馬〜芸大構内〜取手と走る。綾瀬のがってん寿司で、きれいな女子大生がお釣りを両手のひらを体温伝わるくらいに接地して渡してくれたのに感激していたら、しょーがねーエロオヤジだなあ。

ほんとに内定通知が一日違っていたら、あこがれの大沢木大鉄(浦安鉄筋家族・4にん子持ち)そのままのタクシー運転手になるつもりだったぜ。東京駅から慶応大学病院とか、帝国ホテルから四ツ木斎場とか、防衛庁から練馬防衛省宿舎、青物横丁から池上温泉、羽田空港から中山競馬場、高田馬場から水元公園、小菅拘置所から雷門、サントリーホールから白楽ビッチェズブリュー、光が丘IMAから豊島園、月光茶房から尾山台、のルートを3500円の最新マップル買って予習していたし。

ナビを見ずに発車させて、地元住人すら驚くようなルートをさっそうと抜けるのだ。この12年で、都内2000地点はクレーム対応で出動し続けたのだし。日本一の日本交通の営業区域は23区と三鷹・武蔵野なのか。おれは川越街道ラインと小金井国分寺は庭なのだが、ううむ中央線から南はまだまだ経験値が不足だよなあ。

朝は丸の内界隈、昼は大学病院、夕刻はキャバ嬢出勤と葬儀場、夜は東京文化会館、三鷹止まりの総武線終電狙い、深夜はソープ嬢のお帰り、早朝はスチュワーデスの羽田出勤、黒タク昇格したら学会お帰りの先生方、国立能楽堂、国会議事堂。団塊の世代が介護でも利用し始め、団塊リストラ世代運転手が引退してゆくパラダイムチェンジ期だ、きっと。予習しまくり。

重信幸彦著『タクシー/モダン東京民俗誌』(日本エディタースクール出版部)を読んで、何か歴史の一部に融解してゆくような心境になる。伊勢正義著『タクシー裏物語』(彩図社)も面白いが、これならおれが執筆するドンキ・クレーマー列伝のほうが怖くて笑えて面白いぞ。

お抱え運転手のクチなんて書類選考で落とされまくってたから、そこは一流企業の都内募集1名なのだし、どうせハロワ対策の形式面接だろうとクラウン実地運転をリラックスしまくっていつもどおりに運転して帰ってきただけだった。そしたら翌朝に電話連絡があって、電話したのは他の内定が早かったらと思いまして、とまで言われる。

そりゃあおめー、365日15年間50万キロもハンドル握ってて、北海道から奈良から京都から島根から金沢まで走って、ずっと無事故だからね、狭い路地すれ違いで態度の横柄なベンツにはサイドミラーの耳どうしをカツッと接触させてびびらせる高度な技術もあるさね。

お父ちゃん、タクシー怖くないん?強盗に襲われたり、殺されたりする事件あるっしょ。何いってんだよ、そこは夜間現金輸送や盗撮犯確保や、殺気を察知する音楽を聴いているこのおれだよ?ゲームのように荒稼ぎだよ、タクシー界の陽岱鋼、連続満塁ホームランだよ。

おまえには見せてないけど、お父ちゃんはクルマで壁を走れるんだぜ、トンネルなんかぐるっと天井回って抜かして・・・

キアヌ・リーヴスかよ!

おまえ、おれの遺言もとい唯一の家訓、刑務所に入ってもいいがバイクには乗るな、を、守ってるか?守れよ、あれは容易に死ぬし、容易に障がい者になる、一生が一瞬だぞ、そんなのいくつも知ってる。


The Girls On The Beach - The Beach Boys







あれえ、たださんタクシー運転手に転職したんじゃなかったんだっけ?と山口組が坊主頭の笑顔で汗を拭きながら二階の階段から降りてくる。ここはどこだろう。小金井に住んでいた頃の二階建ての借家と白石の建て替える前の実家が合わさったようなスケールの居間にいた。マージャン卓があるからこないだ益子さんとなぎらさんが遊びに来ていたんだ。それにしても、肩が痛くてだるい。今日ははやく横になっていたいなあと思っている。

パパがラクダ色の防寒コートを着て入ってきて、おおマサノリ、これから寄り合いがあるんだけどお前も行かないかと声をかけてくる。練馬のアパートの裏に住んでいる不破哲三のひとつ先輩のニイボリのじいさんがお前あてに新聞を届けてきたぞと言う。うん、確かに1年間は新聞取ったことがあるさ、ジャックニコルソンの『ホッファ』を観てかっこいいと思ったしね。と、新聞を手にするとクレヨンで、未払いの2100円を早急に返済してほしい旨の落書きが紙面いっぱいになっている。いや、未払いの憶えはまったくないなあ、でもこれから引退するニイボリのじいさんがそう認識しているんだったら支払いついでに世間話でもしてこないとなあ。引退するのに北郷のほうへ引越したのかあ、番地が書かれているけれどぼやけて見えない。

和服を着た見知らぬ女性が玄関から入ってきて、おれの子ども男の子と女の子を連れていて、あなた子どもたちがツタヤでビデオを借りてきたので二階で観ていますねと微笑んでくる。あれれ、このひとはぼくの奥さんなのか?もうひとり子どもを作りたいなあと声をかけると、いいですよ、でも子どもが大きくなるまで働いてくれますか、あなたもう子どもはたくさんいるでしょう、空海を引き上げた嵯峨天皇の生まれ変わりでもないでしょう?と言いながら二階へ上がってゆく。それもそうだなあ、和服のおしりのカーブが見えなかったなあ、と思う。

訪れた何年ぶりかの長身のナベちゃんが、たださんも行きましょうよ、若い女の子もたくさんいるんですよと声をかけてくる、若い女の子の笑顔の歯ぐきが唾液で濡れているのは萌えると名言していたじゃないですか。ええ?でもさあ、ナベちゃんも内田樹がいいって言っていたよね、結果ひとをたくさん死なせてしまったようなイズムの考え方は捨てなきゃだめだよ、労基でも納税でもいまのルールさえちゃんと守ればやっていけるんだからさ、それにおれはこれから2100円届けなきゃ、ちょっと老眼でよく見えないんだ住所を読み上げてよ。

かよさんが現れて、たださんユニバーサルのECM担当が写真集を作っているのよという。パラパラめくるとふんどし姿で筋肉を誇示した日焼けした男性が、非常階段こそが音楽だとのぼりを立てて全裸の女性を縛っている写真。ぜんぜん真逆じゃない?でも、女性の本質はプルンと皮をむいて全身が反転した果実のつやめきに在る、なんてコピー、いいよね。

半地下の駐車場には高さが3メートルちかくもあるタイヤが大きくて極端に座席部分が狭いオフロード車が停まっている。おふくろが立っていてアンタが来ると思って買っておいたよと言う。へええ、新車じゃない、乗りたい乗りたい、ひええ頭がつかえるような高さだ。キーを挿すと、足元はマニュアル車だ。やっぱクルマはマニュアルだよな。妹が乗り込んでくる。道路は雪道になっていて、クラッチとブレーキとアクセルをきゅっきゅっと踏みかえて、車幅の1センチを読み切れるんだぜ、と進む。練馬の自衛隊のウラを川越街道へ出るルート、雪のわだちがぐにゃぐにゃ曲がっている、このオフロード車で新雪を踏んでまっすぐなわだちを作りながら走るんさ、ぐいぐい揺れるのが楽しい、あとから通るクルマのためさ、なんて村上春樹は雪かきというけどおれは踏みしめるんだ、妹がなにそれ兄ちゃんという、クラッチをテンポよくギアを上げてスピードを上げていく。

と、布団の中で左右の足を交互に踏みながら目が覚めた。寝返りしそこねで肩がシビれていた。

そんな夢を見た日、2年ぶりにニイボリのじいさんが訪ねてくるし、福島さんには「ECM界のリア王」と愛称されるし(いえいえ嵯峨天皇なのです、空海は福島さんですね、おおおっ?)、偶然の一致にしては味わい深い。

こないだの日本交通の健康診断では両目視力1.5を叩き出し、夜勤せずケータイ電磁波もなく自炊で化学調味料摂取なく2ヶ月も夏休みしているといろいろ感度が上がるのであろうか。







2014年05月21日(水) 編集CDR『おひるのあめ』 編集CDR『パフの1ダース』




NYヤンキースのまーくんがついに敗戦投手に。ギネス記録34連勝でとぎれる。あーあ。

お抱え運転手のクチに面接翌日内定が出た。土日祝休みで日勤。給料安いけれど、クルマ手放さないで済みそうだし、かなみんの結婚式にもかっこがつく。競馬場にも行ける、タダマスもできる、15年続いた夜勤生活にさようなら、見あげたたくさんの月たちにさようなら。

稀勢の里と勢の一敗どうしの対決。ECMとクリススピードとの対決のよう。
稀勢の里が勝ち、豪栄道が全勝白鵬に土をつけ、一気に地勢が変わる。日馬富士も二敗を守り自力優勝が視野に。面白くなってきた。


昼の月とジュリエットは、エバーハルト・ウエーバー的ベース音効果でつながるのであった。

編集CDR『おひるのあめ』 20140521
01 花曲 kakyoku / 安田芙充央 2001
02 昼の月 / 新居昭乃 2012
03 ジュリエット Juliet / 安全地帯 1987
04 タレガ:夢(トレモロ) / マリア・エステル Maria Esther Guzman 1991
05 ヴェルディ:アリーゴよ/ああ、心に語れ〜歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第4幕より / マリア・カラス トニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団 1960年7月15日
06 ハイドン:弦楽四重奏曲第63番ニ長調作品64の5「ひばり」第1楽章アレグロ・モデラート
07 第2楽章アダージョ・カンタービレ
08 第3楽章メヌエット(アレグロ)
09 第4楽章ヴィヴァーチェ / スメタナ弦楽四重奏団
10 エントランス (Live) / Asian Kung-Fu Generation
11 流星ビバップ / 小沢健二
12 思い出のアルバム / 小沢昭一
13 ヴェルディ:やっとお前に会うことができたね、私のやさしいアイーダ〜歌劇「アイーダ」第3幕より / マリア・カラス フランコ・コレルリ ジョルジュ・プレートル指揮パリオペラ座管弦楽団 1964年6月17日
14 Gavin Bryars : Jesus' Blood Never Failed Me Yet - Tramp With Orchestra (Full Strings) / Michael Riesman: Studio Orchestra


編集CDR『パフの1ダース』 20140516
01 Puff, the magic dragon / Peter Paul & Mary 1961
02 サンボーサンボー Sambou Sambou / 平田王子 渋谷毅 2014
03 Inno / Chris Speed, Zeno De Rossi 2014
04 労働賛歌 / ももいろクローバーZ 2013
05 Losalamitoslatinfunklovesongラテンファンクラヴソング / Gene Harris (Blue Note) 1974
06 Oblighetto / Brother Jack McDuff 1969
07 Girls On The Beach / The Beach Boys 1964
08 Veredas (Andre Mehmar) / Andre Mehmari 『Afetuoso』 2011
09 The Color Of My Circumference I
10 The Destiny of the 19th Century / Vijay Iyer, Mike Ladd 『In What Language?』 2003
11 グリーンランドの心 Das Herz vo Gronland / Klaus Schulze 1976
12 Dreamland / Joni Mitchell 1977
13 Moon Rappin’ / Brother Jack McDuff 1969







2014年05月20日(火) 八丁堀から東京駅丸の内サイド





八丁堀から東京駅丸の内サイドへ、お散歩。

ガード下は「はとバス」の乗り場になっている。晴れたお昼に二階建てバス、気持ち良さそう。大半は団塊の世代の皆さま。

70代の痩身老人ドライバーが丸の内の乗り場で、明らかに年下の太った夫婦客をさっそうとエスコート乗車させていた。

交流戦はじまる、日本ハム先発大谷で4点リードで安心して風呂に入って出ると5対4で逆転されている!のおお!何があったんだ翔平。陽岱鋼、代打石川の痛快な本塁打で逆転勝利。


ほえええ、ワイオミング州、てはじめて知った、壮大な渦巻き雲の動画、
5/18/14 Wright to Newcastle, WY Supercell Time-Lapse


BGMはこっちにさせてね(おじさんなので)
ELO - Prologue/Twilight



タガララジオ42で聴いた新居昭乃『鉱石ラジオ』2001に続いて、『collection album RGB』2012を聴く。1曲目「昼の月」に施された空間的で解像度高い配置、エバーハルト・ウエーバーがケイト・ブッシュを彩った響きのありようも耳の心臓を打ち抜く。2曲目「さかさまの虹」、なつかしの音響表現も節度を持って回収されている丁寧さ。

『BEST ALBUM 空の森』が最近リリースされている。これまでぜんぜん聴いてこなかったのがくやしい。


Beck - Morning Phase [Full Album] 2014

ベックの新譜、いいね。

Bark Psychosis / Hex 1994


Talk Talk - Laughing Stock [Full Album - HD] 1991


Talk Talkをラパポートさんのじゃずじゃで知って聴いていたせいか、Bark Psychosisには気付かなかったかな。この頃は競馬ばかりだったような気が。


------------------------------------------------------------------------------

「原田さんのFB記事」

日曜日に西新宿のハルズ・レコードに行ってフランスの現代音楽の作曲家が作った電子音響のレコードを聴かせてもらった。不眠症の人のための、と題されたそのLPは1950年代中期に作られたもので、ドローン・ミュージックの先駆けの一枚ともいうべきものでした。高額盤なので取り置きに。6月になったら引き取ってこようと思ってます。

で、お客さんで来ていたWさんとAさんとハルズ・レコードの池田君と一緒に閉店後に喫茶茶会記に移動。お酒を飲みながら音楽談義を。
Aさんは我々が「レジェンド」または「モンスター」とも評する聴き手で、ジャズ、フリージャズ、インプロ、ロック、ソウル等の新旧レコード&CDの水先案内人的大達人。良きものを次々に見つけ出すそのセンスと膨大な知識をネット等で開陳して欲しいと頼んだことがあるけれど、そんな暇があるなら、一枚でも多くの音盤を漁り、またライヴに通うとおっしゃる。ベイスターズのファンでもあるので、球場にも通わなくちゃならないし (二軍の試合観戦もする)。ポーランド映画好きなので映画館にも足を運ばなきゃならない。
そんな訳でブログやSNSは一切やらないので、つまり情報発信をしないから、Aさんを知る人はとても少ない。ユニオンの各店舗の店員さんは顔ぐらいは知っているだろうけど。
NYの今のジャズの動向にも詳しいし、ノルウェーものにも大変詳しい。もちろん古いジャズにも。高額な激レア盤もまだ高額になる前に手に入れたりしている方でもある。わたしや池田君の音楽情報の結構「ネタもと」にもなっている人なのだ。
そんなAさんを囲んでの音楽談義は楽しすぎます。つか、教わることだらけでね。
ポストロックという命名の元になった Bark Psychosis の1994年に出した "HEX" のCDをAさんが持って来ていたので福地君にかけてもらう。
このアルバムはやはりスゴかったよね。今、聴いても全く古びてないよね。というか今も新しいよね。Kid A (2000年リリース) の前にバーク・サイコーシスありなんだよね。2004年にリリースした2ndの "Codename:Dustsucker" もイイけど、やはり "HEX" がスゴいよねぇ…なんて話を。

さらにAさんが持っていた Hubro から出た sPacemoNkey "The Karman Line" をかけてもらい全員で聴く。sPacemoNkey は ノルウェーの鍵盤奏者 Morten Qvenild とドラマーの Gard Nilssen のデュオのユニット名。このCDはまじヤバいす。で、Hubro は全アルバム要チェックかもしれない、結局…ということになった訳です。
0年代はノルウェーのジャズ&インプロの面白いところをチェックするのに Rune Grammofon レーベルがその筆頭だったけど、今は Hubro レーベルなのかもしれないねぇ…という話になりました。

------------------------------------------------------------------------------


「それがどんなに遠くからであっても、どんな旋律であったとしても、自分の耳にとどく音楽に合わせて歩くのだ。」H.D.ソロー




















バッハとキリストの復元画像


2014年05月19日(月) 両国国技館




えー、本日は、大相撲夏場所が行われている両国国技館でございます。
向こうに見えるスカイツリーと両国国技館が並んでスマイルしているようなアングルがあったのだけど、どうも撮れないのは、眼の心象構成というやつなのだろうか。

駅舎に掲げられている力士像は、白鵬・武蔵丸デュオ、と、なんと!三重の海ソロ!
この組み合わせ、シブいな、毎日新聞社。
三重の海というのがたまらん。

両国周辺は区画整理されて、つまらない空間になったけれど、浅草雷門商店街と同様か。それでも伝統的なフレイバは地元住民が守ってゆくのさ。

大相撲に関しては稀勢の里をECMの緊張感に映して楽しんでいた2年前だったかな。
この1年は勢(いきおい)に目が釘付け。動く浮世絵という美男子ぶり!
名関脇として何場所かは華だろうと予測していたが今場所好成績。
そうね3人目のモンゴル横綱鶴竜のあれよあれよの誕生には先輩モンゴル横綱2人のナイスサポート(稀勢の里つぶしも?)があったことは確かだけど、それも含めて大相撲の文化なのだし、「進化の途中です」とNHKアナウンサーに応じてモノノフ(ももクロのファン)告白をさりげなくしていた鶴竜なのだから、許す。


池袋サンシャインで若い面接官と面接後に喫煙誘われて猫がやたらと人なつっこい公園へ案内された。巣鴨プリズンの跡地なのだそう。石碑は絞首台があった場所という都市伝説か。夜中に軍隊が歩いたり、写真が撮れなかったりするそうな、ひえええ。

北池のドンキ大好きなんですよー、ウォッシュレットがあるトイレは必須だよね、なんでドンキやめちゃったんですか、午前4時に3F駐車場に立ち小便するタクシー運転手おっさんを追跡してたさ、はははウチじゃないでしょ、考えてみれば歩けなくなるくらい小便を我慢してしまう事態があったんだろうねえ、運転苦にならなければ楽しいですよ、黒タクとか介護タクとかオリンピックめざして走るっす、6月2日から研修に入っちゃいましょう、7月には一緒に仕事してドンキ行きましょうよ、いやあ、道覚えるの大丈夫かなあ、腹出ますよ、この仕事、ええー痩せたいのにー。


松浦寿夫/岡崎乾二郎『絵画の準備を!』朝日出版社、が、天井書庫からお目見えする。
積んどいたら役に立つものかと06年に買っていたのだねえ。
ううむ、やはり用語の射程が受信できないが、2割くらいわかればいいか。読もう。


浅田彰氏絶賛!「この本を読まずしていまの作品を制作し鑑賞することができると思う者は、よほどの天才でなければサルである」。いとうせいこう氏激賞!「このテキスト群はまるで百科全書のように一生涯参照可能だ」。島田雅彦氏賛嘆!「両氏は芸術の歴史に深く思いを馳せながら、最初の原則に立ち戻るために言葉の限りを尽くしている」。
おれの持っているオビ文句と浅田彰が異なっているような。同じ意味か。

青木繁、好きよ。


そうそう、益子さんから「さわひらき」をおしえてもらってたんだ、忘れてた。
dwelling

映像に目が行ってしまうけれど、サウンドが気持ちいい。



















2014年05月18日(日) Rimona Francis。知る人ぞ知る素晴らしい歌手



省エネ率40%の新品タイヤに4本とも交換したので、これでクルマを手放すわけにわゆかないのだぜ。なんか、ふにゃんふにゃん柔らかい走り心地。

光が丘図書館。震災バザールか何かやっていて、串刺しとあゆの塩焼きを食べる。

うまいいい

小石川図書館。三善晃コンサートのチラシを入手。モザイクモザイクCDが棚から落ちてきて、カメレオンのようにカモフラージュ状態に。

24日のタクタイル@喫茶茶会記。ベースの落合康介さんは、市野、是安、外山という Time Flows Trio が、是安さん逝去のあとベーシスト不在であったところ、このトリオに適う逸材として抜擢されたという期待の才能とのこと。それにしても、今さらながらTime Flows Trio と名乗る先見性の価値におののく。

2年前に行った栃木の芦野温泉、けつのあなやちんこのさきが痺れる薬湯、あれは効いたよなあ、また行きたいが、高いんだよなー

多田家第二世代三兄弟にはそれぞれ男子がひとりずつおるが、幼少の頃遊んだ記憶があるまみちゃんが札幌の中学校で教師をしているらしいとの報せ。わあったよ、フーテンのまーやんがドラマのトリガー役するですよん。

大阪在住のECM者ホゲさんと9月あたりに十数年ぶりオフをしようと盛り上がる。ハルさん生きてるかな。

「Rimona Francis。知る人ぞ知る素晴らしい歌手。というかヴォイス・パフォーマー。David Friedman の Enja盤 "FUTURES PASSED" での歌声は絶品。本作はそんな彼女のリーダーアルバム。一言で評するなら「凄いプログレ」。絶賛するほかありません。」

David Friedman - Rachels Samba


Rimona Francis - Colours Of Excitement


おやおや、早速月光茶房に入荷しているじゃありませんかー。

原田さん
「先日、コットンクラブで観たフレッド・ハーシュ・トリオ。そのベーシストが John Hébert だったが、今朝 Clean Feed から届いたCD2枚に彼が参加している。
♪ John Hébert Trio "Floodstage" (Clean Feed, 2014年)
♪ Kris Davis Trio "Waiting For You To Grow" (Clean Feed, 2014年)
John Hébert Trio はピアノが Benoît Delbecq。
トリオとして共演するピアニストが、ハーシュにクリス・デイヴィスにブノワ・デルベックというベーシストってスゴいなぁ。」

ほんとだよなあ、おそるべし、ジョン・エイベア。










2014年05月17日(土) この世は風評でできている 金言だ



池袋サンシャイン60の地下地下の日本交通に行く。
午前4時ころからマイルスのゲットアップウィズイットを聴いていた。クールだぜ。

北池袋の主婦からたださんがいないとやってらんないとメール。そらそーだろ、マトリックスのキアヌ・リーブスのように防衛活動をしていたのだからな。

アジカン、ソラニンにように、さよならなんだ。

突然に登校拒否でひきこもりになったあれだけ元気で仲間たちとつるんでいたしゅんくん小5のことが心配だ、ゲームばかりして過ごしているらしい。母子家庭は抑止環境がない。教師は不作為にはならないのか。モンダイは母親だという意見にも賛同できないな。

てらってらと陸橋交差点右折ラインにいると、前に難儀車輌愛好會とステッカーした古い味わい深い乗用車がおしりに日の丸マークと初心者マークをつけて止まっている。運転手は白髪短髪の「おおかみこどもの雨と雪」の高倉健のような老人。

晴れた日曜日の午前中は圧倒的に車が走っていなくて、素敵だ。

明日のヴィクトリアマイルカップはドバイ帰りのデニムアンドルビーだろ!

カフェズミのポストクリョーヒンスタディーズ、行けなかったー、お金の都合。


美味しんぼはどうでもいいんだけど、
なんかどんどん戦前のようになってきているような。


この世は風評でできている 金言だ


東大教授が語る「『美味しんぼ』は間違っていない 〜風評被害論が孕む暴力性〜」安冨歩・博士にインタビュー


「美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」


ビッグコミック・スピリッツは、事実上の『閉架処置』で 『販売粛清』


美味しんぼ、発売11日前に環境省へゲラ送る 編集部


「バーニングを絶対潰す!」“芸能界のドン”を追及し、“無実の罪”で逮捕された暴力団組長が命を懸けた反撃宣言





2014年05月16日(金) 「フリー・インプロヴィゼーションとフィールドレコーディング、アルヴィン・ルシエと小津安二郎」





タガララジオ44を入稿、ジャケ写のフォルダ画像なり。

おお、ヤンキースまーくん、無傷の6連勝、ニューヨークを制覇。

先週日曜のNHKマイルカップ(GI)、府中の東京競馬場に行ってこようかな、なんて思っていたけれど、無職で行くにはまだ早い、と思いとどまる。東スポ渡辺薫に乗ってれば取れた馬券だぜ。大外から2着3着に突っ込んできた2頭は今後も楽しみだなあ。

ドンキに行かなくなったのでクリエイトで違う銘柄の重曹を買う。味がちょっとチガウ。わけないよな!同じ成分だぜ?こっちのほうがしょっぱくてうまい、のは、気のせいだ。

亜麻仁油を3本、アマゾンに注文する。

昨夕、ラーメン食べに出ようとしたら、右後ろのタイヤがパンクしてて、がってむ状態、ここでタイヤ代はいてえぜ。

タイヤがパンクした状態で過ごす夜というのは、今すぐどこへへも行けない、という苦しい気持ちになって早寝をしてしまう。

こいぶうから荷物運搬の要請。


昨夕にアップしたアムステルダムメモリースペース衝撃 に、

数時間後、福島恵一さんから濃厚な論稿をいただく。

耳の枠はずし
「フリー・インプロヴィゼーションとフィールドレコーディング、アルヴィン・ルシエと小津安二郎」


アルヴィン・ルシエ、アンドラーシュ・シフ、エヴァン・パーカー、蓮實重彦、橋爪亮督、前田英樹、小津安二郎

が並ぶ論稿というのは思いもよらない拡がりだ。

おろおろと聴きながら指差し確認しただけのわたしの散文が、魔法のように。

「途方に暮れること」「それこそが豊かさなのである」
このフレーズには、とっても背中を押されるのであったりします。たはは。


”フレーズを排し、エレクトロニクスに頼り切って、いかにも「音響」ぽいサウンドの見かけをなぞることや、サンプリングされたループの重ね合わせをはじめ、その場に敷き詰められ響きをかき乱すことのないように、「空気を読んで」、当たり障りのない極薄のレイヤーをおずおずと重ねることの繰り返しが、即興演奏ならではの質や強度を獲得することは永遠にないだろう。なぜなら、そもそもそこには即興的瞬間が存在しないのだから。”

唐突に上原ひろみが俎上に上げられているが、これはわたしの日記ブログでタダマス13福島さんレビューに応答する途上で、「ぼかぁねえ上原ひろみだのショーターだのハンコックだの、そういうジャズには期待していないんですよ」と Jazz Tokyo 神野さんのコメントをリンクしたりしていた経緯もあるからです。

こないだのタクタイル・ライブ・レビュー
における、「眼の前に広がる空間にぽつんぽつんと穿たれた音と音の狭い隙間は、ちょうどアルペン・スキーの旗門のように見える」といい、「サッカー・ボールのリフティングの名人芸」といい、まさに!という視覚化だ。

「家のテレビで見たアンドラーシュ・シフ」

“蓮實重彦はスポーツ観戦の醍醐味として「圧倒的な流動性の顕在化」を挙げるが、まさにその通りだ。潜在的なものにとどまっていた線/運動が一挙に顕在化した時の、世界がひっくり返るような驚きこそが、スポーツの快楽にほかならない。そして、音楽もまた。”

“瞬間瞬間に訪れる(それは「深淵が口を開けている」ということでもある)未規定性に向けて開かれている”、「即興演奏の質」。

深淵が口を開けている、というのがたまらない。

自転車を買ってもらって、五稜郭からの支線のあの踏み切りのこの位置、とか、まゆみちゃんちの肥溜めの裏、八百屋のあの木箱、米屋のポスト、だれかが溺れた底無し排水沼の立て札の前、工事の砂利山、を、バスの停留所に見立てて、ルート化して巡り続けていた。ブレーキをかけて立ち止まるたびに、そこに世界が開けていることに見蕩れていた。ただのヘンタイ小学生だ。フィーレコだ。

“つけっぱなしで見てもいないTVから伴奏音楽が流れ、それに混じり合わないギターの調べは隣家の開け放たれた窓から聴こえてくることに気づく。家の前の道路で子どもたちが遊んでいるようで、時折歓声が上がり、それをたしなめる母親の声がかぶさる。風向きが変わったのかブラスバンドの響きが揺らぎながら届けられ、川沿いの道を走るバイクの排気音や急に高鳴り始めた心臓の鼓動と混じり合う。”


2014年05月15日(木) track 373『アムステルダム・メモリー・スペース』衝撃






IMA地下の大勝軒へ、ひさしぶりにラーメン食べに行こ。








---------------------------------------------------------------------



track 372 The Hanging Gardens / Magda Mayas solo

You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=sueDW7SUKVM

Magda Mayas @ Roulette 9-15-13
You Tube > https://www.youtube.com/watch?v=TE2Q8coRjkc

耳が尖ってきたところで、インプロ・シーンに耳をむけてMagda Mayas を聴こう。

これ、ピアノ一台で演ってんだぜ、で、ピアノ一台であることはまったく重要な要素ではない、この打音への強烈な対峙ぐあい、音響への耳を研ぎ澄まして放つ選び抜かれた瞬間の音、音、音。耳が釘付け。この構成、ノイズだのアヴァンギャルドだのフリーだの、超えてるだろ。

このMagda Mayas マグダ・マヤスちゃん、ベルリンの即興演奏家だとしか知らない。かわいい。

タガララジオ5(http://www.jazztokyo.com/column/tagara/tagara-05.html)でブレミッシュとかと並べた即興ポトラッチ盤Christine Abdelnourクリスティーヌちゃん美人とのデュオ盤『MYRIAD』2012なんてのが、ある。

げげげ。ここで試聴してごらんよ、> http://unsounds.com/shop/myriad

耳が釘付け。こ、これは、買わねば。

インプロというと、即時的な自由とか強度とか網膜に映る図形美だとか、そこに賭けて耳にしてきたような気がするんだけど、これなんかはもう、響きを交わしあうところに重心がシフトしている構えに聴こえる。

「これは音楽なの?なんでこんなもの聴いているの」とPCに向かうステテコ親父に事情の知らないシロウトさんの野次が飛ぶ。気持ちいいからに決まってんだろ!

ねえ、ねえ、ハナシは全然あさってなんだが、これが二人の若い美人奏者によるものだという、そのことはワカル?わかるはずないよね。・・・おれ、わかるんだよ。



臨時ニュースです。

タダマスのアイドル、わたしだけのめがね女子、NY現代ジャズシーンでメセニー、フリゼールに次ぐ人気に急上昇のメアリー・ハルヴァーソンちゃんが、今年のフジロックに!

http://www.fujirockfestival.com/artist/artistdata.asp?id=3999

マーク・リーボウらとのザ・ヤング・フィラデルフィアンズ、プレイズ、オーネット?

『The Young Philadelphiansはポール・ニューマン主演の映画のタイトルで有名だが,マーク・リボウが率いるThe Young Philadelphiansはオーネット・コールマンの伝説的なバンドPrime TimeとThe Sweetと70年代のフィラデルフィア・ソウルの躍動感に敬意を表して作られたバンドだ。当然コールマンと一緒にプレイをしていたPrime Timeのジャマラディーン・タクマもカルヴィン・ウエストンもメンバーだ。また今回来日する新しいThe Young Philadelphiansには今最も注目されている女性アヴァンギャルド・ギタリストのMary Halvorsonが参加する。今ニューヨークで話題のメリー・ホルヴァーソンが入った4人の即興演奏家達が演奏するオーネット・コールマンの曲やフィラデルフィア・ソウルがどんな音で再生されるのか?彼らは自分たちの音楽をパンク/ファンク/ソウル/ノイズだと言う。まだ誰も聞いた事が無い世界初演の新生The Young Philadelphiansに期待は募るばかりだ。』



track 373 Alvin Lucier / (Amsterdam) Memory Space (Unsounds) 2013

Soundcloud > https://soundcloud.com/maze_music/amsterdam-memory-space-excerpt

こうしてサンプル聴ける、いい時代になったねえ。

この盤を耳にし始めてから、とろけている。漢字に変換すると、蕩けている。かつてこれほど気持ちいい音楽を聴いたことがあっただろうか。

もちろん。予断なく聴いている。風景を眺めるように、耳をすます。

さあ、何が始まるんだろうかと。

右手にカーブを曲がってみるように、応接間で初対面のひととお会いするように、能の舞台に舞いが進み来るように、風は吹いて花びらが落ちるように、親しいひとと目配せで何かが伝わるように、恋人同士の指と指の触れかたのように。

音の感触は、表情や匂いや体温を察知するように受信することで、到来している。

ギターであるとか、楽器であるとか、フィーレコであるとか、ラップトップであるとか、まあ、その音の正体は正しいかどうかは置いといて、このサウンドの生成の風景。

ぶつかりあったり、ハモったり、と、統一されたこの場を共有することが第一義ではない、と、個々の音は風景に歩み出ているようだ。それが先ず、気持ちいい。何かひとの意図を超えているようにも感じられる。聴くワタシがワタシでなければならないという強迫からも離れられる、このクールさ。それは楽器の音も、エレクトロニクスも、フィーレコも、等価に聴こえるようだ。おれには未だ到来せぬ仏教の音楽にも聴こえるものだ。

次に、セレクトされた音、そのものの魅惑。奏者の構成を見ると、エヴァン・パーカー・エレクトロ・アコースティック・アンサンブルみたいなものかなあ。

MAZE is:
Anne La Berge (flute and electronics),
Dario Calderone (double bass),
Gareth Davis (bass clarinet),
Reinier van Houdt (piano, keyboards and electronics),
Wiek Hijmans (electric guitar),
Yannis Kyriakides (computer and electronics).

いっせーの、せ、で、演奏を始めて、こうなるものだろうか。ううむ、AMMを聴いていた感覚もあるなあ。

この盤に対する福島恵一さんのレビューを読む。
耳の枠はずし 「ディスク・レヴュー 2013年6〜10月 その2」
http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/blog-entry-259.html

「外へ出て、そこの音の状況を記憶/記録し、それを追加、削除、即興、解釈なしに演奏によって再現せよ」とのAlvin Lucierによる指示に基づく作品。

ええっ?なにそれ。

「外界の音の状況」という目標がアンサンブルに共通のものとして先に設定、されているけど、奏者が再現に取り組む時に不足と過剰が明らかにされ。

おお。

これに対する応答が各演奏者を突き動かし、動的平衡を保ちながらの移動/変遷を余儀なくするとともに、アンサンブルを不断に更新していく。

なるほど。

他の演奏者の意図を探るのではなくサウンドにだけ応ずるため、触覚的な次元に至るまで全身を耳にして歩み続ける。結果としてアンサンブルはエレクトロ・アコースティックなインプロヴィゼーションを行うことになる。

ええっ?エレクトロ・アコースティックなインプロヴィゼーション、なのかあ。エヴァン・パーカー・エレクトロ・アコースティック・アンサンブルには感じられない別の事態に思われていたんだけど。エヴァン・パーカーたちは完全に聴きあって、演奏しあっていたように感じていた。

MAZEのみなさんは、個々がフィーレコになっているような感触だ。「目標が外にある」。これはすごいなあ。動的平衡を保ちながらの移動/変遷を余儀なくされているとともに、アンサンブルを不断に更新していくという彼らの意識は、なるほど、確かにあるのだ。

ううう。それにしても、気持ちいい。立ち直れない。もとい。なんか生きる希望がわいてくる。う、めっちゃ立ち直ってんじゃん!

橋爪亮督グループの「十五夜」神トラックをトーマス・モーガンに持たせてやったんだが、「十五夜」という曲は橋爪から、あんたは月ね、雲ね、だんごね、ススキね、と役割分担を振り分けられたカッティングエッジな演奏家たちが、「目標が外にある」意識でもってテクネーとタクタイルの限りを尽くすという点で、アルヴィン・ルシエやMAZEと図らずも視野を共有していたのだ。

一足飛びに、わたしたちもまた、このような音楽でありたいのだ。




2014年05月14日(水) ハロワの認定日




ハロワの認定日。東池袋公園向かいで税込価格360円弁当、期待したがううむ価値330円かな。

ファミマでコーヒーとファンタオレンジとコーラを袋にして帰ってくると、45年前に亀田港楽園ストアの肉屋に出入りしていたじいさんが、よく飲むな、酒はやらんくせにとひやかしてくる。仕事さがしてるんだよお。お大尽してんのか。

お大尽、て、なに?意味ちがうくね?

日光の華厳の滝ね、あらあ、寒いべ。

働くぞ、働くぞ、労働賛歌。

労働讃歌〜行くぜっ!怪盗少女 - ももいろクローバーZ



track 358 Mosaique Mosaic / Christina Kubisch und Eckehard Guther (Gruenrekorder) 2013
track 359 Kunsu Shim / Love (senufo editions) 2013
track 360 A Lover's Concerto (作詞・作曲: Denny Randell,Sahdy Linzer、編曲: 武部聡志、日本語作詞: 岩谷時子)/ 薬師丸ひろ子 1989
track 361 Part One (Dan Weiss) 7:42 / Dan Weiss from『Fourteen』 (Pi Recordings PI 52) 2014
track 362 Evanescences / Casimir Liberski Trio (feat. Tyshawn Sorey and Thomas Morgan) (DALANG! RECORDS) 2010
track 363 Floating / Fred Hersch (Palmetto) 2014
track 364 緑の森 / Luz Do Sol 平田王子、渋谷毅 (soramame record) 2014
track 365 Hungry Ghost (Live) / Mehliana (Brad Mehldau & Mark Guiliana) 2014
track 366 ストップ&ゴー / 三木俊雄 フロント・ページ・オーケストラ (55 Records) 2013
track 367 TAP / Pat Metheny (nonesuch) 2013
track 368 Beats, Rhymes, and Life / A Tribe Called Quest 1996
track 369 Upgrade & Afterlife / Gastr Del Sol 1996

東京に出てきて、BGMはクリスタルキングの「大都会」、住み込みで毎日新聞を配達する販売店で。相部屋になった長野県は小谷村(おたりむら)から上京してきていた相沢和則先輩には感謝している。彼は大きなステレオセットを持ち込んでいて、ビル・エバンス『ワルツ・フォー・デビィ』やチャック・マンジョーネの『フィール・ソー・グッド』を大音量でよくかけていた。1980年。

ただくん、スコット・ラファロとのインタープレイがね。・・・はあ。・・・呪文か何かだろうか。


2014年05月13日(火)









2014年05月12日(月) 足利銀行太田支店




17号バイパスで熊谷・妻沼・利根川・刀水橋を経由して足利銀行太田支店往復。

このルートは何年ぶりだろうなあ。午前中に行き来するのは初めてじゃね?

小学生のみみまんが自転車で遠乗りして刀水橋まで来たんだっけな。

駐車場を抜けてここを左折右折してセブンイレブンに抜けてくルートは、おれだけ。

新田パンの煙突は文化財だ。

ナカムラ本屋の駐車場は立ち木があって、あの頃は音楽雑誌も文芸誌もたくさんあった。

向かいの広場では夏祭りの本部になっててのど自慢を見に来ていたっけ。

横のホテルの喫茶でコーヒーのんでたなあ。

刀水橋のドトールで今年初のアイスコ。











2014年05月11日(日) 「それよりも福島さんが以前赤坂のクラブでDJしたときの選曲ってのが知りたいんだよなあ」




ううう、スマホを新しいのにしたいー。

4月23日に日記した夢の中で。
「それよりも福島さんが以前赤坂のクラブでDJしたときの選曲ってのが知りたいんだよなあ」

と、書いていた。

福島恵一ブログ耳の枠はずし
「DJ選曲対決?」


後藤さんのコラムで読んでからずっと選曲を教えてもらいたいと思っていて、ほかのひとと会っているときには話題にしているくせに、ご本人に会う機会がたくさんあっててもきいていないという、大胆さとシャイさにいびつなわたしの夢に出てきたことに、驚きの記事化をしていただいていた。

うわあ、どれも聴いていない盤だし。聴いてみると、そのアーティストの一般的なイメージでは捉えきれない重要な側面も照らしているサウンドである。単にこんなことも演ってます的なネタではないところにセレクトの強度がうかがえる。

DJ対決していたのは佐々木敦だったのかあ。そうだ、『シチュエーションズ 「以後」をめぐって』を読んでみたいな。おお、近刊で『4分33秒論 --「音楽」とは何か』なんてのが予告されている。おれはたぶん読解できないだろうけれど、福島さんや『ジョン・ケージの音楽』を翻訳した堀内さんならその価値を解説してくれることだろう。

90年代に越境的音楽を聴くリスナー、まあ、わたくしご同類の指針であったトップはジャズ批評の福島恵一ページで、あと、ジャズライフの清水俊彦と、マガジンのマーク・ラパポートだった。

テン年代は福島恵一と益子博之だろう。

おれは何か聴きたいかって、ぞぞけが立つ音源だ。耳の鳥肌がたつ、あのなんとも言えない感動的な。「感動的」にも尺度や体系によって階層があるとも認識できるし、免疫体系や心理的機制もある。福島さんがフィーレコを視野にしていたり、益子さんがタクタイルをキーワードにしていたり、とにかくそこらへんが発火点なのだ。・・・だから音楽雑誌は買わなくなった。

それはともかく、DJ選曲対決のアーカイブが顕現したこと、聴けることはうれしい。

「あらゆることは記録されなければならない。さもなくば総てが失われる。」(ユダヤの古い諺)


今日は、JCOMで録画した『おおかみこどもの雨と雪』(2012)と『サマーウォーズ』(2010)を観る。どちらも劇場で観て以来。風呂上りのステテコ姿で。

母子家庭を思ったり、親戚を思ったり。

下の写真は原田さんFBから。おらもこういうのを撮りたい。










2014年05月10日(土) 山口組と大明神と浅草の聖地、蛇骨湯





任侠道のお方が斬った張ったのちに傷口を癒したとされる浅草の聖地、蛇骨湯。
湯質は黒湯の系統、皮膚への効果著しく、お肌つやつやじんましんにも効能。

よく晴れた土曜日に、山口組と大明神と浅草を歩く。

御巣鷹山で作業をした警察官だった現金輸送夜間ドライバーをしていた頃の同僚が、面接に行った警備会社にいたのだった。トミフェブのブルーミンやクレイジーケンバンドのGTを聴くと、神奈川まで飛ばしていた日々がよみがえる。ドンキでクレーム対応をするようになって、あんなこと、こんなこと、あったでしょ。

友だちが引っ越すのに不動産屋から、クリーニング費用などで敷金は返らないと言われたと、それはおかしいと、翌日サングラスして「兄だが、ちゃんと写真とか見積もりキッチリつけて報告してほしい」と申し向けたら、翌日全額敷金が返還された。焼肉をおごってもらった。

言いにくいことを、代わりに関係者として丁寧に伝えるということは、原理的には弁護士法に違反している。だけど、マンションのゴミ捨てを注意してあげるとか、騒音について苦慮をお伝えするとか、住人ではないくせに、たはは。

近所のライフで万引きカゴ抜け袋詰めおばちゃんじいちゃんがよく目につくのだわ。万引きするひと、盗撮するひと、ストーカーするひとって視線の流れがチガウのね。気配とか、殺気とかも。

語り尽くして、懐かしみ尽くして、感情のこわばりを成仏させて、浅草の雑踏をすり抜ける。

伝統とか江戸時代とか、に、出す声や笑いや歩く四肢や乾いた風といったものを泳がせてゆくことの感触。

突拍子もなく晴れていた土曜日。

プロ野球順位推移、貯金の変動がよくわかる。


下のビールのポスターはよったんFBから北海道は増毛の温泉。
それからミュージシャン津田さんが津島で撮った弁当屋。













2014年05月09日(金) 宮本常一『忘れられた日本人』を再読




ディースカウの冬の旅やコルトレーン&ハートマンをかけて、ボストリッジの公演評を書く。

いつか読んだ宮本常一『忘れられた日本人』を再読。ははは、わたしたちが暮らしている常識的な行動なんて、せいぜいここ60年くらいのことかしら。

丘山さんの吉田秀和追悼を再読。吉田秀和98まで生きたのか。丘山さんに協力してやれよ、じじい。丘山さんがやっていた批評誌「ブリーズ」を読んでみたいな。
「音楽戦士としての山田耕筰」


終電が終わった平和台のコンビニの前をコツコツと音をたてて歩いてゆく若い女性、その20mあとに若い男性、20代の勤め人かな、新宿三丁目経由かな、池袋乗換えかな、六本木、表参道、

この日記も10年以上なのだね、彼らは中学生か高校生だったに違いない。

ああ、夜中の町屋斎場に行った夜もあった・・・
「ハッスル」・ECM耽美派総帥Aさんの留守電

「ECMが好きなひとのサークルを作ります、と、スイングジャーナル誌にハガキを書いたのは21歳のときだった。」

うはー。そのハガキ一枚で。
ますみちゃんが大学受験直前に部屋に遊びに来なかったら。
などなど、ちょいと考えると、いま手にしている幸福の源泉たちが霧消するではないか。

小津安二郎の映像を想う。

洗っていない台所のお茶碗たちとか、何年も聴いていないCDの山、ファミマのコーヒー、ハローワークの書類、遠くに見えるドンキ練馬店の明かり、アオさんが昨日届いた世田谷梅丘の施設発行のコピー誌に「1976年11月、NHKホールの楽屋で、一緒にワインを飲んだあとのK・ジャレットは名演だったけれど、残念ながらCD化されなかった。コリア=バートンや、パット・メセニーも、音のいいホールだけに印象に残っている。スザンヌ・ヴェガや今井美樹もかなり良かったと思います。勿論、ソニー・ロリンズも名演。昔、ロリンズが言っていたように Music Is Open Sky。人間は音楽さえあれば生きてゆける。例え、楽器が演奏できなくても・・・」と記している。

アオさんたちとタブラ・ラサを聴いた西荻窪のアパートの夜、「あの三善晃が病室のベッドで楽譜を見ているだけで快復したというくらいモーリス・ラヴェルの弦楽四重奏は美しいのです」と言い、「え?三善英史?お兄さんは作曲家?」などと反応していたわたしは直後に『レクイエム』に遭遇したのだった。

スーパーに食材買いに行かなきゃ。明日は退職組不良中年、武士道空手家の山口組と先代貴乃花親方同級生の大明神と、3人で昼間っから温泉会。宮本常一が書いた「寄り合い」みたいに話すことで吐き出してわだかまったことを成仏させてやるのだ。

せいぜいここ60年のことなのか、100年のことなのか。

京都の田園風景、イタマキさん撮影。稲岡親分のわたしの住所あて名は絵文字になっている。15年前に堀内さんと出会ったイベント。ポールブレイの変遷。

































2014年05月08日(木) エアーのシカゴブレイクダウンを聴こ




文京区図書館から借りていたさだまさしの名盤『風見鶏』を、CDR保存せずに返却してしまった。時間無かった。平田王子・渋谷毅『緑の森』と三木俊雄フロントページオーケストラを借りる順番になっていたのだ。

おお。どちらも出来がすばらしい。平田王子の新しい顔というか質感。オーケストラの磨き込まれたスイングの妙。

『風見鳥』を返したので『さだまさしベスト』を借りる。聴くの34年ぶりのトラックがいくつか。今でも歌えるのがナンだが、まったく今では通用しない男尊女卑ぶりに呆れはするが。

昼まで寝ていたので、たまごかけごはんと納豆かっこんで成増のハロワへ。GW明けの求人情報はなかなか面白い。明らかにブラックなのも多数。午後2時に見つけた求人先に午後5時に面接。やっぱ失業者にはローリングストーンズと広沢虎造とディスヒートがいいよなあ、と、カーステを響かせながら、15分、そこの社長68ビートルズ武道館とビートルズとストーンズと虎造の話で盛り上がって、日曜にタダマスをやっているのでそれ以外は24時間働けまっせと言って帰ってきた。そんな面接があるかね。

ディスヒートはいい。この炸裂的ビートを聴いていたら、元気がでてくる。

エアーのシカゴブレイクダウンを聴こ。おれはこれでジャズにはまったのだ。原田店主と同じなのがとってもうれしい。



2014年05月07日(水) 自動車納付税49500円




自動車納付税49500円!なのかあ、忘れたふりしていても納付書はキチンとやってくる。

CDを聴いているバヤイではないが。右下のスタンゲッツは買った記憶があるけれど、上2枚いずれもクレイグ・テイボーン参加作、左がクリーヴァーとのピアノトリオ、右がエヴァンパーカー、ピーターエヴァンスとラップトップとの4者即興、この2枚おれはいつ買ったのだろう、どちらも40点台の出来だよなあ。左下のCDはなぜ所有しているのかよくわからない。聴いてみるが10点台だった。

下北沢アポロのマスターが、タダマス13のフライヤーは二人がこちらをにらんでいるので怖気づくとコメント。ううむ、怖がらせてどうする。でもたくさんご来場だったのですが。

午前中の上野駅ロータリーを過ぎると、三丁目の夕日で六ちゃんが青森から上京してきた上野駅のシーンがまぼろしのように見えてくるようだ。

録画で映画『グリーンマイル』1999を観てしまった。現金輸送の仕事をしていた頃に観た記憶が。こんなにつまらない映画だったのか。

『福島の文学』講談社文芸文庫
中山義秀「碑(いしぶみ)」と宮本百合子「三郎爺」が出色。

あ、「碑」は百年文庫『涯』にパヴェーゼとともに収録されている。読んだことあるんか?
パヴェーゼ『美しい夏』は読んだはずなのに、憶えていないなあ。

中山義秀全集とか図書館に行ってみよう。

52の失業者が新国立劇場のオペラを観るなんてのは、どうも居心地がよろしくないというか。コンポージアム2014を招待券で出かけるというのも。いずれも見送る。

田中宇の「国際ニュース解説」
「シェールガスの国際詐欺」が配信される。
中国が西洋人が作った国際詐欺システムを学習し仕掛けるようになると覇権国になるだろうと予測している。


2014年05月03日(土) よったん、滝川、松尾ジンギスカン本店




よったん、滝川、松尾ジンギスカン本店。

歩いて光が丘の1000円散髪へ。
高い5月の日差し、カーニバルのお昼休み、住宅街、八幡神社を抜ける女の子。
ラジオからビーチボーイズのドントウォリーベイビーが流れている。

Agnes Chan 陳美齡 アグネス・チャン ひなげしの花

タイコをマークギリアーナに変換して聴くわたし。いける。

Agnes Chan 陳美齡 アグネス・チャン 草原の輝き


Mr.Children「しるし」Music Video




北アフリカに3000年以上前から住んでいるといわれる原住民、ベルベル人。8世紀にイスラム世界の支配を受けてから、その言葉は長く公には使用が禁止され、文字も忘れ去られ、今やユネスコから「消滅危機言語」に数えられている。

ベルベル人に津軽民謡や木曽節を聞かせたところ、「これは我々の祖先の音楽だ」と言ったのには驚いた。

日本経済新聞




2014年05月02日(金) 下北沢へ須川崇志とトッド・ニコルソンのベースデュオを聴きに




下北沢へ須川崇志とトッド・ニコルソンのベースデュオを聴きに。

おとといの日記に、FaceBookに流れた画像をたたたたっと25枚並べていた。
益子さんがアポロ行くんですか?と、
え?何すかそれ?、
益子さんが行くなら行くー、というまったく能動性のない。思わぬ展開、夏休み。

うっはー、何年ぶりなのだ若者の街、下北沢。毎日がお祭り騒ぎをしているような街。
小田急線が地下にもぐる工事しているのね。

渋谷で乗り換えたんだけど、あの構内は魔窟だね、副都心線B5階から、井の頭線2階へ。どっちが北だか、どっちが天井だかわからなくなるところがすごい。

須川崇志さんはタダマス常連の池田さんを通じてTPPトリオのレビューを書いてくれていた。


マスターのおすすめで、Sylvain Chauveauシルヴァン・ショボーというピアニストのサントラ作品とリーダー作を聴く。安田芙美央をちょっと期待したけど、薄味でポストクラシカルな感触。
Sylvain Chauveau - Le Brasier De Tristesse

Sylvain Chauveau - The Unbroken Line (version 2)


益子さんがNYに行くと、日本に行ってるトッドは知っているか元気にしているかとよくきかれるそう、の、ニコルソン。

インプロデュオ。ひととおり停留所を回ってきましたー、的な楽しさ。須川さんにちょっと片鱗あるかな、何の?えー、前半16点後半48点。チェロのほうが絵になるかな。いろんなメロディを素材に若い観客を楽しませながら、ところどころでトーマスモーガン方面にスパークさせる、が今後の吉かな。保育園を巡回したり、楽しそう。

おにゃらら、このSoundCloudは54点いくな。
Takashi Sugawa - cello
Todd Nicholson - bass
Live at the Bar Apollo in Shimokitazawa, Tokyo Feb 18 2014
Recorded by iPhone 5s voice memo app.


でも、800円+投げ銭、ドリンク別。
ドリンクは500円はかかるでしょ、投げ銭1000円でも、トータル2300円。おれ投げ銭2000円したから3300円。店の取り分800円ということか。

こないだカフェズミでの3人インプロはドリンク込みで1500円だった。


休憩時間にジャレットやオーネットがかかって、2部スタート時には何とコルトレーン『インフィニティ』イントロ、アリスコルトレーンのハープが降臨してきたBGMだったから、ごおおお、これにかぶせて演奏演奏とけしかけたくなってしまった。

街に音楽はあふれている。











2014年05月01日(木) タガララジオ43更新 斜めメガネの哲人タダの写真




ううむ、エルグレコの世界か。斜めメガネの哲人タダは、ギリアーナの毒杯に今まさに墜ちるのであった。

「2014年4月27日(日) 四谷音盤茶会 Vol.13 @ 綜合藝術茶房 喫茶茶会記
左よりゲストの服部正嗣、主催の多田雅範、益子博之。
CDをかけている時は、益子さんが室内の照明を落としますし、参加者も含めて全員が再生音に集中しているのでシャッター音をさせないため撮らぬようにしていますが、27日は一回だけシャッターをきらせてもらいました。3人が音に集中しているところです。」
撮影:原田正夫


人生のGW31日目に突入。毎日4・5km歩いて身体を構築中、おおげさな、月刊ランナー読むと走り中毒患者見るようでとてもついてゆけない。タガララジオ44を書く。


タガララジオ43更新

フォラクティのYouTubeをクリックして。空気感がたまらないとしか記せなかった。深夜にライトに照らされた環八通りを車で走った。86年を感じられるような、それは追憶なのかな。

『Billy Hart Quartet/One Is The Other』CDレビュー

YouTube じき消去されるな

『ピーター・ウィスペルウェイ』公演評

主役はウィスペルウェイ?いや、この主役を立てるようにしていながら、どの瞬間にも考え抜かれた打音で音楽のスケールに質量をもたらし続けているのはジャコメッティではないか。

『甦れ日本!和楽とオーケストラのコラボレーション!「和と洋の想を聴く」』公演評

何というか、獰猛な欲望、一線超えの狂気といったものまでが感覚的に書き込まれているのではないか。笙の響きとの強くて静かな響きの融解。未踏の響き。笙の響きに対して、これが可能だったとは。

『Point de Vue vol.8 (ポワン・ドゥ・ヴュ)』公演評

鈴木輝昭の「弦楽四重奏曲第3番(新作初演)」が突出していた。不協和音や図形的な感覚に訴えるいわゆる現代音楽らしい作品ではなかった。調性と運動性と速度の摩訶不思議な生命体のような弦楽四重奏だった。

『フレッド・ハーシュ・トリオ』公演評

その軽やかさ、音の芯の強度、粒立ち、そして武道家ならわかると思うけれど瞬時瞬時の可変性の自由度の高さ、「すべての音がイクラの粒だ!」おれの名言、ちょっとハズしている、それにこのピアノの音そのもの!魅惑の引力はピリス級。この音だけでごはん何杯もいける。やっぱりハズしている。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

My追加