Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2013年07月30日(火)

10年前にも肺が痛い背中が痛いと騒いでいた、診断はあばらの神経痛。今回は金曜夜に豊島園に映画観に行って雨ん中濡れて走って味の素ギョーザ174円をアコレに寄ると冷房が寒くてそこから発熱と咳の発作は、タダマス10、ミューザ川崎を強行で長期化してしまい、ミキサーで生ジュースがやや好奏、右下奥歯圏内に単独で残っていた20数年来治療跡重層の歯が、グラついていたのが神経のコリとなり頚椎の呼吸器官中枢神経を弱らせてもいた

30度設定のクーラー冷風までがシビれて痛みとなる不調が続いた。

荒井由実ひこうき雲がずっと鳴る。風立ちぬのテーマ曲。宮崎駿アニメのナウシカやら何やらカットアップしただけの作品だ。画像美術が確かに、弱いわ。真面目に健気にまっすぐに生きる美しさに、打たれる。ぼくたちに時間はない、と。

ユーミンがプロコルハルム青い影を聴いて、ひこうき雲や翳りゆく部屋を書いたであろうことは言われる前から明白でしたよね?

聴くたびに、幼少期に死ぬはずだった自分になる。いくつかの空の記憶に向かって飛ぶ。


2013年07月29日(月) ミューザ川崎での三善晃「ヴァイオリン協奏曲」




手持ちの咳止めと抗生物質とうがい薬と元気に焼き肉食べても、一向に体調が良くならない。

財布には5千円札が一枚。医者に行ったら、ミューザ川崎の3000円コンサートへは行けない。倍付けでクスリのんで臥しておるが、咳の発作はやって来る、喉の痛みは収まらない、午前11時過ぎ、このままではコンサートどころか、呼吸困難で喀血して死ぬんではないだろうか。

北島耳鼻咽喉科へ行き、すーはーすーはーと薬品吸入をしたら落ち着く。

土曜日の夕方に豊島園シネマックスで『風立ちぬ』を観て、ゲリラ豪雨を駐車場まで400メートル走って濡れて車のクーラーで身体が冷えてから、ずっと咳き込んで気管支からたんのもとが生産され続けているのだ。

微熱と咳の発作を抑えながら、ふらふらと有楽町乗り換えで川崎へ。

これが労働者と公害とフーゾクの街、カワサキなのか?

311震災のときにミューザ川崎の天井が落ちたニュースは小さな印象だったけれど、あの街にクラシックのホールなぞ笑止千万だった、という事件に思えた。

駅から降りて、かつての川崎をイメージさせるところは無い。再開発で、空中展開して、無菌状態だ。おれはこういうディズニーランドみたいな騙しが大好きだ。

ミューザ川崎まで行く。入場券を買って、席に着いてからも、咳の発作がやって来て怖くて席に着けない。

三善晃の「ヴァイオリン協奏曲」

まず、何よりも指揮者とオケのコンビネーションが有機的に的確、クールなくらいな表情でありながら瑞々しさを感じさせる。

名演。

まさに。

後半のクライマックシーンにて咳の発作に襲われて、我慢するのにのどの軟骨をへし折りそうになったり脇腹の肋骨のヒビが軋んだりした、
とても音楽どころではなかった

首都圏で活躍する9つのオーケストラが集結しての「フェスタサマーミューザ」
イラストのパンフレット、イメージ戦略も的確で良いと思う

人集めのためのわかりやすさ、安易な企画でもいいのさ、このように、三善晃の「ヴァイオリン協奏曲」を前半の1曲目で観客を不意にノックアウトするような仕掛けがあれば。



2013年07月28日(日) タダマス10でのメモ




「Anders Jormin に師事してました」「ももクロばかり聴いてます」「たださん、ちゃんとジャズ聴いてますぅ???」

人生最強重量、矢でも鉄砲でもアイスでもコーラでも持って来い!クーラー症候群の気管支炎、咳の発作でもってタダマスはじめての病欠が脳裏をよぎったわたくしでした、

益子さんが聖人 William Parker さま主宰のヴィジョン・フェスティヴァルのTシャツを着ていたのに突っ込みできず、

ERIMAJのサウンドと、James Blakeのセカンドの音のありようの共通性を受信できないでいたし、

開場時には益子さんが加藤訓子のCDをかけていて、原田さんが「行った!凄かった!」、え?なんでアルヴォ・ペルトなの?BB追悼歌を打楽器で?あれ?あれ?あれ?

当日の曲目


Colin Stetson は、ジャズじゃないやんけ、Bon Iver やないか。

Jim Black Alas No Axis も、ジャズじゃないやんけ、Sigar Ros やないか。

・・・ポップと隣接するシーンの証左音源を並べているのに、ポップスじゃないか!と不服を言うおれ。

轟音はジャズじゃない!轟音にわたしたちが聴くのはわたしたちの耳の太古や成育環境の記憶を投影させてるだけなのだ。ジャズとは何もかんけーない。

・・・と、今までのおれとは思えない反動的な発言だ、こういう拒否反応は、そこに何らかのコンフリクトが存在する証拠だ。

ちょいとおれはネガティブ・リスナーになっていたか!風邪のせいだー

Craig Taborn Trio 盤について、ピアノ・トリオに革命を起こしたのはこの盤なのだと、益子さんが見事に衝いたのだった。テイボーンについて多田が2年前に「ピアノソロの革命」と言い、今回は益子が「ピアノトリオの革命だ」と、それぞれ批評の旗を掲げたことは記憶されたい。
(こういうことは、10年後に20年後に評価されるのでいいことだが、記されなければならない)

track9 は、TPPトリオにAndrew Cyrilleは可能か、という視点で聴いたが、こないだ聴いた時には「お、これならいける!」と断じたのに、今回の聴取では「だめだめ、スピードないない」とNG反応だったことについて。終演後、原田さんから「こないだは聴き始めの数秒での反応でした」との指摘。

米国ダウンビート誌批評家選出の各部門のランキング。ギターではMary Halvorson (メアリー・ハルヴァーソン) がフリゼールやメセニーに続きランクインしているのがスゴい (ニューカマーではもはや無いというのもスゴい)。ニューカマーのバリトンサックス部門には、バス・サックスのColin Stetson (コリン・ステットソン) の名前が挙っている。この2〜3年のダウンビート誌の見識の高さは注目に値すると益子さん。



2013年07月27日(土) 三善晃ヴァイオリン協奏曲公演 、29日(月)ミューザ川崎




磯田のおじさんがシェアした原発撤廃ソングを、28379番目のシェア!ありがとー
フライング・ダッチマンのヒューマン・エラーという説教ラップ

19分47秒のトラック
すぐにアマゾンでCDかった   ・・・アマゾンでか?アマゾンでさ

ブランキー・ジェット・シティの「悪いひとたち」を思い出すのさ
浅井健一は「悪いひとたち2013」を唄わなきゃだめだろ、すかしてんじゃねー

おれはこんな歌を堂々とシェアできるくらいなーんにも持ってねー、
係累もかんけーねー、仕事もねー、カノジョもいねー、肺気腫でせきがとまんねー

原発をやめられない社会をやめる(宮台真司)んさ



緊急告知だ、新日本フィルの状態がかなり良いらしい!確実なラインから極秘情報が入った。数年来の感動はテッパンである。馬券指南屋の前口上みたいだ。ははは。

三善晃ヴァイオリン協奏曲1965公演
29日(月)ミューザ川崎での公演があるという。
S席で3000円、破格だ。
当日券があるのだろうか、きっとあるはずだ、これは駆けつけなければならない!
アンコールを聴かずに川崎から67分かけて練馬へ戻れば夜勤に間に合う!

これをコンサートレビューせずには。



明日28日は、タダマス10:益子博之=多田雅範四谷音盤茶会、
18:30開始@喫茶茶会記(四谷三丁目)、いよいよであります。
選曲リストを見て目を回しているところですが、
またまた初めて聴くミュージシャンが多数あり、
どこをどう辿るとこの盤に出会えることになるのか、益子博之の神の手ぶりに唸るばかりであるけれども、

今年もニューヨークへ定点観測へ出かけ、バーティア、テイボーン、ハルヴァーソン、サラセルパちゃんたちにオレたちに飽きさせるんじゃねえぞおまいら!とカツをいれてきたかどうかはわからないが、

おれはその間トーマスモーガンに橋爪亮督を教え、

着々とわたしたちはわたしたちの仕事をしているのであった。

音楽の神様はおらたちのサイドにいる。


2013年07月26日(金) 今日は三善晃のヴァイオリン協奏曲1965がサントリーである夜だった




西野カナ LIVE 2013 - GO FOR IT!! & Always


アンソニー・オルテガ "Shadow Of Your Smile" Anthony Ortega


フリー・セックス・マニア なんつうバンド名なんやー


など、いいなーいいなー、と聴いているバヤイではなかった


今日は三善晃のヴァイオリン協奏曲1965がサントリーである夜だったのだ!!!

コンマスの豊嶋泰嗣さんが三善晃のヴァイオリン協奏曲について語っている



「この音でなくてはならない」という必然性のある音、厳選された音が書いてある。


三善晃の世界を聴いてしまうと、いわゆるゲンダイオンガクの大半がこけおどしとか透けて見える戦略とか怪獣映画BGM以下にしか聴こえなくなるのは、その必然性のある音楽の造形なのだ。

国内で行なわれる三善晃オーケストラ作品合唱作品はすべて行脚するのだ!と誓ったのにー

ああ、まさに開演のブザーが鳴っている時間だー





タワレコ限定『三善晃の世界』2CD、1500円!・・・まだ封を開けていないおれ!


2013年07月25日(木) トッド・ニューフェルド、蓮見レマ、本田珠也、8月23日新宿ピットイン!




やー、車ではインターFM聴いてしまうし。先月バラカンさんが番組でかけまくってたジョンスコの新譜は来月あたり図書館から配給されるようだ、やったー。ジョンスコよりもジョンアバのほうが、ジャズ度高し、当たり前ですけれども。

なんで本田珠也さんの写真を載せたのか自分でしたが、な、なんと、
8月23日新宿ピットイン!

【MEMBERS】トッド・ニューフェルド(el-G)、蓮見レマ(P,Voice)、本田珠也(Ds)
昨年、菊地雅章TPTトリオの一員として来日し、その斬新な音楽性で耳の肥えたファンを魅了したギター奏者トッド・ニューフェルドが、同じくニューヨークで活躍する福岡県出身の尖鋭ピアニスト蓮見令麻、そして我らがドラムスの若獅子、本田珠也と共演する。


来日するんけ、ニューフェルド。
モーガンと同じくジャパニーズなガールフレンドがいるといううわさはほんとうなのけ。
本田珠也というドラマーがおるけん、と、プーさんに言われたかニューフェルド。だとすると、この日本人女性ピアニストは期待できるかもしれん。え?ジャパニーズなガールはこのコなのであろうか?

プーさんの演奏にぞっこんになって出入りしていて「レーベル作るから!」と言い残して消えた青年が、じつはチョンキョンファの弟で、アイヒャーが後継者とする韓国人プロデューサーがそいつで、という世紀の地殻変動があるとして、

まあそのうち益子さんがやっているライブシリーズ Tactile Sounds をECMで出させてくれとか、橋爪だの橋本だの市野だのが欧米でスティーブレイクによってクリティークされるとか、

だからおれたちはずっとここにいたんだけどよー

と夢想が走る午後の一服なのでありました


2013年07月24日(水) ジョン・ブッチャー来日公演2013のチラシにおののく




ジョン・ブッチャー来日公演2013 のチラシにおののく。


ジョン・ブッチャーのハイパー・モダンなサウンド言語は、サクソフォンという楽器の物質性に根ざしたものであり、彼以上にこれを極めた者はいない。
行くべき“彼方”はないのかもしれない。   (スティーブ・レイク Steve Lake)

うえっ!スティーブ・レイクはまだジョン・ブッチャーのCDを制作していないのに、そこまで言う。
「彼以上に?」・・・冗談言っちゃあいけないなあ、ミシェル・ドネダがいるだろ!
ねー、福島さん・・・

うおっ、福島さんがチラシにテキストを寄せていた。

<ジョン・ブッチャー:ありとあらゆるサウンド可能性の顕在化>
管の隅々まで緊張をみなぎらせて空間を揺さぶり、あるいは倍音や分割振動、各部の共鳴を操って拡張された音色スペクトルの結晶格子を織り上げるかと思えば、近接マイクにより微細な振動を顕微鏡的に拡大し、フィードバックの眼に見えない回路に耳を澄ます。ジョン・ブッチャーはこうして、サキソフォンが潜在的に有しているありとあらゆるサウンドの可能性を自在に引き出してみせる。その演奏は刻々と移り変わる流動の相の下にあり、舞台上に現れている身体の輪郭は仮初めのものに過ぎない。かつて観たライヴでは、手に持った石を気ままに打ち合わせながらサウンドの視界から姿をかき消してしまう鈴木昭男をとらえようと、センサーの感度を研ぎ澄ますあまり、階段の軋みにすら反応していたっけ。
(福島恵一)

こ、この鈴木昭男とジョン・ブッチャーの光景は、この記事で触れられていた。

耳の枠はずし:マリオ・ジャコメッリ写真展「The Black Is Waiting for the White」のことなど


『鈴木昭男とのデュオで、ジョン・ブッチャーが図らずも階段の軋み(それは演奏者が立てたものではない)と「共演」してしまった時、彼の音は階段の軋みを演奏の場へと迎え入れ、その一部として浮かび上がらせたと言うことができる。そこに居合わせた私は、この階段の軋みの浮上により、ブッチャーが空間の隅々にまで張り巡らしている眼に見えない鋭敏な感覚網に気づかされた。と同時に、そのネットワークのセンシビリティに部分的に同調/共振することにより、耳の視点がずらされ、空間に潜むざわめきが視界に浮かび上がるのを目撃した。チラシの紹介文では、ブッチャーの超生真面目ぶり(超・超絶技巧と同じくらいスゴイ。何たってもともと原子物理学者だし)をスナップしたユーモラスなエピソードとして紹介しているが、実はそれは恐るべき画期的事態でもあったのだ。』(福島慶一)

インプロのライブ空間にあって、聴くのは楽器の音であると思っていたわたしは、ミシェル・ドネダを聴いて、演奏者の耳のアンテナの伸びというか変容というか空気まで聴いていいのだと、意識の空が開けたような、唖然とした、拡がった歓びに震えた記憶がある。自分の耳の歴史に断層を感じたというべきか(だからか、ガイクルとか春の旅以降は“いわゆるインプロ”を聴くことから遠ざかったのかもしれないし、財政的な理由だけどね)。

インプロヴァイザーからは「いや、昔からやっていたよー」と言われるかもしれないと思っていたのでしたが、このようなダイナミックな、聴取体験の新次元と言っていいような事態がやはりインプロに起こっていたのだ。インプロという語が更新されてたのだ。

「耳の視点」

おれがドネダを聴いた98年頃に大友良英がいーぐるレクチャーで「耳のフォーカス能力」と言っていたことにひざをたたいたのだっけ。

福島さんの耳の枠はずしレクチャーが示していた、インプロヴァイザーが当初から問題化していた響きの志向と通低する。

スティーブ・レイクと福島恵一がチラシの表裏というのはかっこいいなー

おれもAERA誌でパパブッシュとゴルビーのツーショットの次ページにおれのかっこいい顔が載ってたこともあるぞ

かなみん3さいの造型アートがテレヴィジョン誌の表4全面カラー掲載というのもあるぞ

かんけーないか

8月4日(日)のグッケンハイム邸に行きたいなーと思うが、この日は夏休みで姪のまりえちゃんたちとニセコのロッジにお泊りの予定なのだった。わたしは一緒にニセコのロッジに行った3さいのまりえちゃんに「にせころっしー」と呼称され名付けられたのであった6年前?かな。


2013年07月23日(火) ブラーの真似をしているビートルズなのか?




高いのだけれど、フマキラーよりも金鳥の蚊取り線香のほうがいい香りなのだ。

参議院選挙で日本共産党が11議席になって議案提出権を得たことは大きい。それはそれで、いいんだが。

山本太郎が当選したのはすばらしいことだ。これから大変なんだろうけど。

鈴木寛は落選したのか。

支持者に内田樹、宮台真司、松岡正剛が顔を揃えているのだから、読者であるおいらはこちらに投票すべきだったかと後悔している。なんで楽天の三木谷が発起人なんだ、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が表紙だったら良かったのに。

ところで、田中康夫は今回姿を見なかったけれど、新党日本も応援したいのだ。

新聞は東京新聞がイチバンである。赤旗でも日本経済新聞でもない。

しかし、万引き犯は減らないなあ。何か盗ったかなというヤカラを追尾すると血相を変えて脱兎の如く逃げてゆく。人生にはもっと楽しいこといっぱいあんのになあ。若いうちはしょうがないか。

ブラーの真似をしているビートルズなのか?わからん・・・






2013年07月22日(月) 2010年9月の、菊地雅章ベネフィット・コンサート動画




豊島区中央図書館横の公園。

選挙終わったとたんに、福島原発汚染水の海への流出を認めて地下プラスチック化工事措置がなされていて、TPP交渉開始だし、もうすべて織り込み済みで動いているのね。

夕方起床して、『ヘイト船長とラヴ航海士 / 鈴木慶一 Produced by 曽我部恵一』を聴きながら団子坂下経由ルートで芸大まで。次男の荷物を積んで、太田へ。

現象系の制作といえば原田雅嗣のアイスペインティングというのがあるぞ。

ジョー・マネリと共演したり、・・・あ、バール・フィリップスとのデュオもあるんだー

すっかり女性らしくなったきよりんの下腹部、おとーさんがおなかさわったー!女子高生に太ったって言うー!がってん寿司でいろいろ食べられるようになったのねん、きよりん。

アロハシャツがはちきれそうに太ったのはいいんだ。しかし、トシを感じるのは、太田から熊谷〜川越〜光が丘、数年ぶりに走った帰路、407+246ルート、が、疲れたことだ。

先週夜勤はじめに階段の最後のステップを踏み外して、とっさの捻挫回避のためにおしりから受身にしたけど、コケたのにはおどろいた。これってトシとった証拠ではないかー。

次男は政治政党のことはまったく知らない投票もしなかったという。まあ、おれはこれこれだから、家族設定なしでいいのんよ。へええ、明日から母校で美術の講師すんのか、えらいのう。

帰りは名盤『Motian Sickness – The Misic of Paul Motian / Jeff Cosgrove, Mat Maneri, Jamie Masefield, John Herbert』2011に酔いながら。

2010年9月の、菊地雅章ベネフィット・コンサート、闘病費用を集めるための、
動画がアップされている。
Healing Songs pt.1 : Music for Masabumi Kikuchi

pt.1 & 2 Billy Hart, Mark Turner, Ethan Iverson, Thomas Morgan
pt.3 Greg Osby, Victor Jones, Casimir Liberski, Tim Berne
pt.4 Lew Soloff, Chris Hunter, James Genus, Victor Jones, Casimir Liberski, Sam Morrison, Yoshiaki Masuo
video by Toshi Kaneiwa

FBで流れてきた画像から
カルロアクティスダートの記事を書いてくれた浅野廣太郎さん、
今回当選した吉良よし子さん、
ドラマーの本田珠也さん、ギタリストのメアリー・ハルヴァーソンちゃん















2013年07月21日(日) ネイキッド・ケルン・コンサート




中村紀洋が大谷翔平の球威について球の感じは松坂大輔に似ていて、軌道は伊良部と似ていると発言している。あの厳格工藤投手が、フォームの無理の無い美しさを絶賛してもいたのだ。

8月3日4日の日本ハム楽天戦では!大谷翔平と田中将大のエース対決、世紀の一戦が組まれたり…、は、しないよなあー、もったいねえよなあ。二人ともいずれ大リーグに移籍してしまうのだろうなあ…

今日はウルトラ神の耳6兄弟のうち、ゾフィー兄さん、マン兄さん、セブンおれ、エースの4ヒーローが地球で揃った。みんなでエースの必殺技に沸いた。

イエスの危機聴きてえという若者がいる、キキキキてえ?ジョン・アンダーソンはフィールド・レコーディングを冒頭に敷き詰めていたのだ!導入部の中音域に乱れ打たれるソリッドなキーボードが、アナログ盤でダイナミックに鳴る!す、すげえええ

デレク・ベイリーはあんな弾き方してるから運動性ニューロン疾患になるんや、と言ったら、すかさず「大リーグボール3号じゃないんですから」

ベイリーを聴いてベイリーよりも若くそうなったのはベイリーよりもすごい、などと不謹慎極まることばを飲み込んで運転するピーコック前のセブン

ベイリーのベスト3はクランプスとカンパニー1とカリョービン
おれはヤンキースとECM1005と碁盤ジャケ

ネイキッド・ケルン・コンサート






2013年07月20日(土) マヌ・カッチェ Craig Taborn Trio『Chants』 intoxicate vol.104(2013年6月20日発行号)




マヌ・カチェ…、あ、マヌ・カッチェと表記するのか、ECM4作目にしてお名前セイム・タイトル、黒地にオレンジ色文字ジャケ、ECMではオルガンがグルーブしている盤警報のしるし、(たはは、そんなことないか、あるか)

アイヒャーがこのマヌ・カチェを87年ロビー・ロバートソンのトラックで聴いて、つてをたどってスカウトしたという逸話は知りませんでした。さすが佐藤英輔さんの日本盤ライナーだ。

JazzJAPN誌の年間ベスト対談記事の冒頭でこのマヌ・カッチェをベストと挙げていたテキストを目にしたのが春先の品川図書館で、あれ?誰が何と書いていたのだろう?と確かめに翌月行ったら、品川図書館の同誌が飛び飛びに20ページくらい切り取られる被害に遭っているのを発見し同館に報告、平和台図書館で先月確認し佐藤英輔さんによる発言だと認識した。

勇気のある、評論家らしい態度だ。

ぼくはポール・モチアンとエリック・ハーランドの二大巨頭をシーンに視ていたし、エルヴィン以降デジョネット以降ではハーランドが図抜けていると評価していた。そうかー、マヌ・カッチェという存在があったかー。

話題となるジャズドラマーはそれなりにチェックしているけど、躍動重視のラインの個性はハーランドの加速G打法には太刀打ちできないと感じている。

マヌ・カッチェの新しさというのは、また、別枠の拡張を伴っている。取り扱い注意な強度と、ジャズともポピュラーとも落とし込むことの困難な推進力があるものだから、このような盤をECMが(アイヒャーが)問うにあたってモルヴァルやブルンボルグを徴用しての戦略というか苦心というか、には、相当の構想が求められただろう。で、実際に、ECMアイヒャーの音楽にもなっており、ジャズファンを楽しませるには気付かれにくい精神の集中がある。

あ。クレイグ・テイボーンという表記になってるうー
知人が「センシビティは直したほうが」と、ああー、そんな語はないのんか
イントキシケイトの800字記事。

ECM新時代を告げる重要盤。
中心にはまたしてもトーマス・モーガンが!


2013年07月19日(金) 札幌の病院に飛んで行っていたんだそういえば





今日も病院に顔を出そうとだしたら、お袋が「雅範が夜中にきたわ。気配がしたから部屋中を探したけど居なかったんだよ。看護師に「雅範を接待するから、見かけたら部屋に連れてきて」って言たら、こんな時間に来るわけないしょ!って言われたわ〜」と…手紙を貰ったからだろうかね〜
マジに生き霊が飛んできたのか?(笑)


ははは、行ってた行ってた。病室の名札みておばさんだあと思うんだが、手土産もってないしもっちゃんに呼ばれたわけでないし看護婦さんみとれてふらふらして帰ってきたわ


えーと何だっけ、ミシェル・フーコーの考察する親族のユニットでは
叔父さん(伯父さん)が父親と異なる態度を取ることが子供を成熟させるというのがあるそうで、
なんつうか、言えてるかも
おじさんがぼくに与えてくれた人生の愉しみかたの指針というものか、
おじさんが愛したおばさんの存在の輝き


たしかにおばさんみたいな女性に惹かれてきた履歴はあったのだ、思い返せば


おばさん、アイラブユー


おばさんが余命3ヶ月を言われて病棟にいる


ももクロのライブ映像を観る


小さな女の子から少女になり女性になり、やがて母となりおばさんとなりお婆さんになる、植物の成長と季節を観るような思い


今日板橋区徳丸で小学生を斬り付けた事件があって犯人が捕まっていないということで、小学生はお迎えラッシュ、中学生は集団下校、田柄通りはたくさんの行列ができていた。


さっちゃんのお母さんは美人だねー


しおりんの映像をキレイに観たくてテレビを買い換えたりブルーレイを導入したいと思案するが、届かないなあ


小石川図書館にマヌ・カチェが届いているとメール、行かなきゃ


ワンツースリー、ワンツースリー
恋がはじまる
ぼくだってきみが好きだったんだよ


いきものがかり、いいなあ、




2013年07月18日(木) 樹齢600年の木はイチョウ




品川区品川図書館のウラにある樹齢600年の木はイチョウでしたー



2013年07月17日(水) Enesco Re-Imagined PART 2 - ARIA by Lucian Ban & John Hebert




「じぇ、じぇ」て、なんだろ
「じぇじぇじぇ」て、どおいう発音なんだろね、
朝の連続テレビ小説に縁の持てない勤務時間の非正規労働者仲間に問うが「なにそれ?知らない」と、

流行コトバも、縁がないと宙に浮くわ

はじめて「あまちゃん」を観た。15分放送中、5回「じぇじぇ」が使用されるが、やはり空振り感がぬぐえない、数日すればきっと使うんだぜ、おれ、「じぇじぇじぇ」て

じぇじぇじぇ!、平日の午後1時30分から函館の球場で日本ハム=西武戦生中継!!!

竹田食品のファイターズ塩辛!じぇ、じぇ!>あほかー

はー、3対4で負けたー

雲に隠れる函館山、右手に見える五稜郭タワー、
応援している観客の中には小学生の頃一緒に体育館に立っていたひともいるだろうか、
赤川ダムでキャンプをしたひとたちがいるだろうか、

遠い遠くて懐かしくまぶしい人生の音楽たち、

就職、結婚、出産という音楽リスナー、人生3つのハードルを押し倒してCDタイムを維持してきたのに日本ハム戦ばかり観ている今年

Transylvanian Concert


Enesco Re-Imagined PART 2 - ARIA by Lucian Ban & John Hebert


2013年07月16日(火) チョン・キョンファのアリア




今年の雪まつり初日前夜のしばれた大通り公園、おお、涼しか

52になる。FaceBookお誕生日メッセージで、そういえばという。4日前にこいちんがおたおめメールをよこして「ミスった!今日じゃねえ!」と重ねてきてた。職場のおねえさんから揖保の糸おすそわけ。たださんを太らせる会とお菓子やら缶コーヒー、たまごパンの差し入れ。

Telemann - fantasie nr. 3 (Brüggen)

ブリュッヘンはリコーダーがいちばんいい気がする、と、いちおう言ってみる

Kyung-Wha Chung : J.S.Bach - Air on the G String (arr. from Orchestral Suite)

ヴァイオリニスト、チョン・キョンファ、聴いて来なかったなー
チョン・キョンファの弟が未来のECMを創るのだろうからちょっと気にする。
でえええ、内面に刺さる演奏だな、それにこのピアノがやたらいいよなあ

韓国のECMフェスでは、シフとホリガーを揃えてくるというのだから、まったく現代クラシックのツートップをさも当然のように、それだけで批評になっていると思うのだ。

おれはジャズもクラシックも外部からしか聴いていないようないい加減な岡目八目なのであるが、ジャズもECMはすごいピックアップなのだし、クラシックはもはやECMで録られなければ一流ではないくらいのもんがある、

ECM90年代を「ノルディックとスティーブ・レイク」という視野で3回いーぐるで講演したことがあるが、00年代以降にこんなに格調高い?レーベルになるとは思わなんだ、

ホリガーはまだ本領をレコーディングできていないよなーたぶん


John Zorn, Lou Reed e Marc Ribot Jam Session

FBで流れてきた音源。わはは、今聴いたキョンファのアリアに聴こえる・・・

Noël Akchoté - Stella By Starlight (L,C,P Vol.2, 2013)

アクショテに聴こえねー、わはは

Ruth Moody - Dancing in the dark (London 1st june 2013)

ジョニ・ミッチェルのラインを期待して聴いてしまうのだ

2012.1.15 NHKスペシャル 知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告〜

この程度の放射能汚染たいしたことないやろ、という空気と、
どんだけヤバいんだかよくわからんー、という投げやりなボヤキ程度のもの、な、おれ、
52さいだと放射能リスクよりたばこリスクのほうが高い


2013年07月15日(月) 鹿の湯、日乃出湯、ハイナーゲッベルス




4ヶ月でソールドアウトになったヴァンデルヴァイザー6CDが増刷されたとメール。

あ、これこそタガララジオの冒頭に飾るべきCDではないかー

那須温泉鹿の湯の41度、42度、43度、44度、46度を制覇した。
48度は手を突っ込んだだけで熱さでシビれた。体力気力がないときは無理だ、あんなの!
帰りはクーラーききすぎで風邪ひいたー。
2011年12月29日に廃業した函館日乃出湯は45〜47度だったという。








わー、月光茶房原田正夫店主は山口までハイナー・ゲッベルス行ったそうな。
ついでに名古屋の豊田市美術館でフランシス・ベーコン展とのこと。あー、おらも行きてー。




Heiner Goebbels: Stifter's Dinge


2013年07月14日(日) ケラーSQ「フーガの技法」




連想するのはECMのケラーSQ「フーガの技法」のポスターを貼ってたなー
出た当時2週間くらいずっと聴いていたんだけど
どこへ行ってしまったんだろう上空から撮るから無重力

福島恵一「耳の枠はずし」
マリオ・ジャコメッリ写真展「The Black Is Waiting for the White」のことなど


鈴木昭男とジョン・ブッチャー、そんなコンサートがあったのかあ
これは体験したかった






2013年07月13日(土) FBシェア 肉のまじめな話。




FBで気になった記事、
画面をスクロールしまくって掘り出しとく。
まじかよー

こないだ半額シールでアメリカ牛肉をたらふく食ったばかりではないか?
あ、あれは和牛かー

ライフで確認してみたら豪州牛肉が一部であとは国産和牛ばかりだった。

するとこのような牛肉はどこへ?
店員はぜったい食べないと豪語していたほか弁屋?
ファミレスのハンバーグ?冷凍食品?


肉のまじめな話。

私は基本的に雑食家であってベジタリアンではない。しかし現在の肉はそーとーにやばいということだけは知っておかねばならない。どこの牛がやばいというのはいいにくいし、ある意味ではすべてやばいともいえるのだが、その中でもアメリカ牛はあらゆる点においてやばすぎる。

抗生物質、ホルモン剤、こういうのは序の口といったほうがよい。アメリカ牛の何が問題というか、一つは肉骨粉である。肉骨粉とは何か、皆さんはご存じだろうか?これは死んだ動物をミンチにして粉にしたものであり、病死した牛、豚などの家畜、死んだ犬、サーカスで死んだ象、スカンク、ネズミ、ヘビなど、あらゆる死体が運ばれてきて処理される。そしてその肉骨粉を食べているのは牛であり豚であり鳥である。つまり彼らは基本的に共食いをさせられていると述べてよい。

和牛とて例外ではない部分があるが、そこは日本の畜産のほうがまだましはましである。たとえばアメリカ産牛肉のホルモン剤による残留エストロゲン濃度は、和牛に比べて140倍〜600倍も高い。日本政府は三倍程度であるといっているが、常に国家はデータをねつ造する。アメリカ産牛肉では五倍の発がん性があるという報告もある。

さらにいや〜な話もある。アメリカでは養鶏のごみでもある糞、要するに養鶏場の床にたまった大量の糞をかき集め、少量の大豆(もちろんGMO)を混ぜ合わせて牛に食べさせている。そうやって育ったありがたいアメリカ牛を、日本では多くのチェーン店で使い、スーパーでも安売りされている。現行の医学研究では焼き肉を週1.5回以上食べると前立腺がんのリスクが30%増える、精巣がんも増えるなどの研究が認められる。

さらにいうとクローン牛というのも存在する。たとえば牛ではなくクローン羊は64%の異常な高死亡率を呈するが、これはクローンの不自然さを考えれば当然なのかもしれない。しかしアメリカのFDAはクローン牛を、「食べても安全」なだけでなく表示義務なし!として市販認可してしまった。そしてその肉はどこから日本に流れてきてるかさえよくわからない。


2013年07月12日(金) 耳の枠はずし:「ディスク・レヴュー2013年1月〜5月 その3」




ううう、連日暑くて、日中に睡眠を取らなければならない夜勤労働者なんだが、おれはクーラーがだめな体質で、ドライにしても寒いんだわ、タオルケットをかけて勢いで寝て、汗だくで起きるのだ。

クリーニング屋のおばちゃんが「あの部屋は風が通るから涼しいでしょ!」なんて言う。台所の網戸と奥の部屋の網戸を全開してみたら、外は炎天下なのに・・・、さすがに涼しいという形容は無理なんだけど、クーラー無しでイケるわ、おばさん!

なんだかウチの会社、昨年あたりから給与計算ちょろまかしてんなあ、行くのが楽しい職場だからいいか、うへ、体重が80キロをキープしているう、

タガララジオ35をはやく書かなきゃ、わ、恵一兄さんのディスクレビューが更新されている、財政難な今のわたしには目の毒なんだよなー、

かなみんとみみまんがケータイ代自分で払うようになったし、こいちんのインターネット代7千円もなくなったし、こいちんのデジカメ分割払いも終わるし、秋口にはCD買えるようになるかなー、来年のお水取りには一泊して出かけたいな、でも、おれ独りでホテル泊まれないからなー

うおおお、福島恵一ディスクレビュー前文にわたしの走り書きがフューチャーされてる!!!

耳の枠はずし:「ディスク・レヴュー2013年1月〜5月 その3」


えええっ?「謎めいた核心部分を的確に言い当てている」んですか?こ、これが!

「ひとつのギター、ひとりの奏者であるソロ演奏に、複数のタイムラインといったものを視てみて、サッカー選手の4・5にんの動き(=複数のタイムライン)が存在するものとして、「聴こえてしまう」んだなあ・・・」

福島さんの前後の文章によって、的確に言い当てているのかどうか検証しようとする、

そうそう、レイヤーとはあくまで便宜的な形容であり、レイヤーの重ね合わせになぞらえてとらえようとしているに過ぎない、

同じ現実を、受容する身体が変化してしまった事態、後戻りできないんだわー

”東浩紀が『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』で論じていた「互いに異なる演算速度を持つ情報処理装置が複数組み込まれている」状態とパラレルと言える”

そ、そうなのかー、おいけいま、おれの耳は東浩紀とパラレルなんだぞとメールしてみよう


こないだホソダさんに「最近たださんインプロ聴いてないみたいですね」と問われて、おれなんか夜勤の勤務中にジッと24個の防犯カメラ映像を睨みながら、それこそハーディガーディーからドラからプリペアド八弦琴で脳内即興演奏を楽しんで恍惚としているからねー、でも、それでは速度や強度、何よりも不意打ちが足りないのだ、不意打ちは自分の脳内ではなく防犯カメラの映像からやってくる、

写真は Christian Munthe の muntmunt
Christian Munthe acoustic & electriv guitar
Per-Ake Holmlander tuba
Phil Minton voice
Raymond Strid drums
Philipp Wachsmann acoustic & amplified violin
エヴァンパーカーのエレクトロアコースティックアンサンブルで重責を担うフィル・ヴァックスマン(読みテキトーすません)
こんな盤もあるのかー


2013年07月11日(木) 山口でハイナー・ゲッベルスやってる




おおお、大谷初ホームランをリアルタイムでテレビで観てたぞ

いつのまに梅雨明けてたの?

練馬名物ゲリラ豪雨開始とともに、青いサッカーTシャツ着て高松のマルエツなんさ、いきなし半額シール貼るからね、焼肉と惣菜が狙い目なんさ

へえ、山口でハイナー・ゲッベルスやってるのか!



すわ、と、グランディスで乗り付けたい!そういう咄嗟の無謀が足りない、
金子光晴の困窮振り切りパリ行きを見習いたい
金子光晴のじいさん時代はカッコいいと思うけれど、若い頃のドングリ眼浅黒小男ぶりは冴えないオッサンやな
ニンゲン、枯れてからが人生なのではないだろうか

なんと新宿ピットイン、昼の部・夜の部ともに
現代ジャズランキングトップテンが揃い踏んだキラーセットではないかー知らなんだー


2013年07月10日(水) 竹田賢一『地表に蠢く音楽ども』刊行記念トーク&ライヴ




Christian Munthe のCDを聴きながら、「インプロが最高位のジャンルである!」と揺るがないでいた90年代の自分の感覚を取り戻していますが。ほんと、夏の暑さに勝てるジャンルなんだわ。

細川護煕と連れションしたことある、篠田麻里子をエレベーターでエスコートしたことある、ライル・メイズにインタビューしたことある、ブノワ・デルベックと話したことある、竹田賢一さんちに行ったことある、と言っても驚かないのに、菊地成孔と話したことあるというと「すごいな、おとうちゃん」というリアクションはおかしいぞ。

わたしのリスナーコラム「タガララジオ」がジョーミークとA−Musikで始める構想から開始された
「タガララジオ1」


竹田賢一『地表に蠢く音楽ども』刊行記念トーク&ライヴ
アンダーグラウンド音楽シーンに絶大な影響を与えてきた稀有なイデオローグ/オルガナイザー、竹田賢一待望の初評論集『地表に蠢く音楽ども』(月曜社)を記念したトーク&ライヴ!!!!!!!!
【出演】竹田賢一、平井玄、中原昌也、チヨズ
8月4日 渋谷Last Waltz 開場 12:30 開演 13:00
全席自由 ご予約/当日とも¥2,000(税込み ドリンク別)

ち、チヨズがライブするのかー
「ロヴァの耳003」
「95年のおざけんの『ライフ』以降。ぼくがCD屋を這いずりまわったりライブで見つけたり友だちからハイコレされた才能たちで、新たに耳を拡張してくれたのは、微分音温泉ジャズで激震が止まらないジョー・マネリ(*1)、ようやくモンドの文脈で評価枠が落ち着いたスタジオ録音の狂気表現者ジョー・ミーク(*2)、フランスの天才鍵盤奏者ブノワ・デルベック(*3)、孤高のピアニズムがしなやかな鋼のような千野秀一(*4)、奥村チヨを演奏するために結成されたチヨズ(*5)が上位5つ。読者の皆さんもどうにかして遭遇してください。」
なつかしいなあ。というよりも、書かれている内容をまったく憶えていない現在。
宇多田ヒカルの「ファースト・ラブ」の頃かあ。
おおお、ミシェル・ドネダのレーベルのアイコンはコオロギだったのかー。


内田樹の「脱グローバリズム宣言」は公開討論集なんだけど、その中で、ひとを傷つける言説は読み手の健康を損なうというのがあって、内田先生のブログでもあったかな、うちの喫煙所でも意気軒昂と上司批判して大声なオジサンがいてて、内容は論旨は正しくてもいろんな立場の関与者をカウントに入れてないのは、聞かされる身が弱るのだねと身に沁みてた。おれの文章は地雷だらけだ。


2013年07月09日(火) タダマス10 Christian Munthe『muntmunt』




7月28日(日)の夜は都会の隠れ家喫茶茶会記(四谷三丁目)で、
タダマス10 「益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会 vol. 10」です。

福島恵一さんからブログで紹介いただきました!
「耳の枠はずし」 「タダマス」の『デカメロン』(十日物語)

9は九尾の狐でしたが、10はデカメロン、また予測ができませんでした、11はやはりサッカーでしょう「赤き血のイレブン」(梶原一騎原作のサッカーアニメ)・・・気の早い

これまでのタダマスについての福島さんのレビューは、ここからリンクをたどってみてくださいませ



ホスト:益子博之・多田雅範
ゲスト:市尾優作(ギター奏者/作曲家)
参加費:\1,200 (1ドリンク付き)

今回は、2013年第2 四半期(4〜6月)に入手したニューヨーク ダウンタウン〜ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDをご紹介します。前回も触れたとおり、デフォルト化した、触覚的なサウンド・テクスチュアや、演奏者毎に異なるサウンドおよびタイム感のレイヤーを織り重ねたような構造をベースに、それぞれの「ポップ感」を反映させた音楽が着実に増えて来ているように感じられます。

そこで今回はゲストに、ギター奏者/作曲家で、スウェーデンから帰国されたばかりの市尾優作さんをお迎えすることになりました。NYとは一味違う北欧での体験や人脈をお持ちの市尾さんはこうした動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之)



午後3時すぎに起きて、暑くて、なんか涼しいCDないかなーと、大滝詠一「君は天然色」かけたりしてたんだけどダメで、
Christian Munthe スウェーデンの即興ギタリストの94年作『muntmunt』(Blue Tower)を、
思い出した、このCDは処分しないで残している愛聴盤、
このギタリストは掻きむしるような奏法のようで(傷だらけのギターがジャケ)、
TPPトリオのトッド・ニューフェルドを連想する。ニューフェルドは痙攣してジャズの感覚に楔を打つ。

このChristian Muntheのたとえばソロ演奏を、
涼しく聴いた、ということではなくて(それじゃあおハナシにならない)、
以前のように、抽象図形の美を脳内に描くように聴くこともしていた、んだが、

ひとつのギター、ひとりの奏者であるソロ演奏に、複数のタイムラインといったものを視てみて、

たとえばボールの動きだけ見ればそのジグザグ、速度変化、高低、カーブが抽象図形美に近しいとして、

サッカー選手の4・5にんの動き(=複数のタイムライン)が存在するものとして、

「聴こえてしまう」んだなあ・・・

もう20ねん近く前のレコーディングなんだけれど。
これもまた「メロディフェア状態」と言えるのではないだろうかー

独りで深夜に何を書いているのでしょうか


2013年07月08日(月) Ctrlを押しながらカーソルを上下




昨日の画像がPC画面からはみ出る場合は
Ctrlを押しながらカーソルを上下すると全体が見えるそうです、ほんとだー

空を見上げるとレイヤー状態の雲があんなふうに光っていたんだ

インターFMきいたネタを書いたら編集CDR友だちができて
その方バラカンさんに現代ジャズの番組をリクエストしててラパポートさんやぼくや益子さんの名前も伝えたんだって、バラカンさん四谷音盤茶会のこと、知らないって!笑

益子さんのしゃべりはオッケーだろうなあ
ダウンタウン直送の音源がかかるような番組あったら楽しいだろうな

きよりんに夏休み用のおこずかい送ったよー
高校一年生の夏休みってどんなんだろうと職場の若いおねえちゃんと相談したんだ、それは金額じゃなくて、さあ、たださん

車の重量税だっけ5まんの都合が棚上げだわ
うちの会社コンプライアンスに目覚めちゃって残業さしてくんないー
タダマスの日に休もうとしたら有休取ってだって、2週間で6日も休んでいいのんか


2013年07月06日(土)



2013年07月05日(金) 「レイヤー構造によって受信する枠組み」




画像は、福島さんのレビューで知り、わたしがそこここで21世紀の名盤だと断定しているジル・オーブリーのカイロ盤(2010)。

この日の日記

で書いたこの盤へのテキスト

から、前へ進めないでいる、記述の射程が。

「レイヤー構造によって受信する枠組み」

「一聴してサウンドの解像度がちがう。位相の重層ぐあいも。」
「どこか現代ジャズとも接続し得る、ケージのmusicircusやユーロペラとも共鳴する、また浅底のアヴァンロックや音響派は退場を迫られるような、土壌を新たにしたJポップの花が咲きそうな、そんな気がしている。」


もう16年経っているのかー、たとえばガスター・デル・ソルの長靴水しぶきジャケ盤(1996)を聴いたときに瞬時に耳が変容してしまったことがあった。音響派という語も流行した。この変容は拡張だったか?

ガスター・デル・ソル盤以来の耳の変容なのであるかなあ・・・

そういえば音響テクノプロジェクトというのかExperimental Audio Research『The Koner Experiment』(1997)にMBVのケヴィン・シールズとAMMのエディー・プレヴォーが参加していて、どきどきして聴いていたよなー。



「耳にタバコを挟んで店内を徘徊し、ステテコ姿で洗濯機に向いつつ発せられたものなのである。何ともカッコイイではないか。」


あの音楽全般から美術まで評論する福島恵一が、文芸別冊「デビッド・ボウイ特集」でボウイのことを「憑依の天才」とは記したが「カッコいい」とは記していない。つまり、わたしはデビッド・ボウイよりもカッコいいということになる。

はたちのキュートなうりざねがおのかりんちゃんが喫煙所で「ふふふ、わたし、たださんのむすめだもん!」とやわらかいほっぺと笑顔で発語した夜勤だ、すかさず「さっきおれはデビッド・ボウイよりもカッコいいと評論されたんだぜ!」とむすめよりも嫁さん見習いへの昇格を言いたかったのだが、どう考えてもすべるネタなのでぐっとこらえた。

「レイヤー構造によって受信する枠組み」

そもそも、レイヤーってなに?と質問していたのはわたしのほうでありました。


ビージーズの「メロディ・フェア」を中学生の頃好きで、よく聴いていたなあ、と、久しぶりに聴いたら、とんでもないサウンドの位相というか、速度というか、懐メロに聴こえない体験だったのは、耳の変容によって再発見した事態なのだ。


福島さんはここで、こう書いていた。
「マンフレート・アイヒャーは他のポップ・ミュージックに比べ卓越したミュージシャンシップが当然とされていたジャズの世界に研ぎすまされたリスナーシップを持ち込み、響きを溶け合わせて楽器と楽器の間の空間に風景を描き出し、空間構築をこれに先立つと考えられていた作曲やミュージシャンの組合せへと波及させた。」


耳の変容が起こって、「違うふうに聴こえるようになる」のではなくて、「元のようにも聴こえている」し、なおかつ「そのようにも聴こえる」、という感じ。

3Dパズルが視えるようになったり、浮遊霊が視えるようになったり、このひとはヤバイと感じたり、こいつは万引きするなと確信したり、・・・、と、は、チガウか。あらら。

まとまらないー


2013年07月04日(木) 耳の枠はずし「ムタツミンダにかかる月 − 『ECM Selected Signs III - VIII』を超えて」





トーマスモーガンはおれとおなじイニシャルなんね。
稲岡さんがトーマスに投げかけた質問状は30項目以上にわたっていた。ごうきやなー。
おいらの質問も翻訳されてたが、おれはCDRで渡した「十五夜」演奏をどう感じたか、ももクロは知ってるか好きかはきいたが、知らないと思うんで橋爪亮督グループについてはきかないし、AKB48やももクロという枠組みではきかない、質問は変質してしまうわけだな。いいけどね。
日本人のガールフレンドはどんな音楽が好きなのか、最近一緒に聴いたCDは何か、は、排除されていた。とーぜんか、あはは。


『Selected Signs III – VII』CDレビュー

に、本文記述以上の労力をさいていた文末に並べた
「ニセコロッシ・セレクテッドサインYouTube構成」について、
福島恵一兄さんや原田正夫兄さん堀内宏公兄さんにはくすっと笑って楽しんでもらえるだろうと思っていましたが、福島さんがブログで触れて下さったとは!


耳の枠はずし「ムタツミンダにかかる月 − 『ECM Selected Signs III - VIII』を超えて」



パソコン画面を朗読して嬉しくて夜中のアパートで笑ってしまいました。輝かしい暴挙、ECMに対する業の深さ、わはは。クレジットだけではわからないマギー・ニコルスが2トラックに潜んでいることを解説する福島さん、さすがです。AMMのラジオ・アクテヴィティが配置されるとき、ほかのトラックまでがレイヤー構造によって受信する枠組みが与えられ、空間性を聴く構え、たとえばジャレットのピアノ音だけではなく、この録音固有のECMリバーブの存在を意識するというような、


そうなるとAMMのトラックはかつてスティーブ・レイクがJapoで制作したという特異性はこのリストにとっての傷ではなくなる


「Oceanus」と「ムタツミンダにかかる月」は、原田正夫さん福島恵一さんと3にんで2度行なったECMを聴いた忘れ難いイベントで立ち現われたドラマのひとつでした。


ちゃんとしたオーディオでCDで聴きたくなります。





2013年07月03日(水) 12勝2敗で借金10から貯金1




くううう。よー、だい、かん!陽岱鋼
北海道日本ハムファイターズ、12勝2敗で借金10から貯金1、快進撃。
ファイターズのユニフォーム買ってテレビ観ようなかあ、くらい、
おおー、明日は大谷やないけー
明日勝って3位浮上だー

羽田空港へお茶しにお出かけ。おばさんにお見舞いとお手紙。
23年ぶりかあ。義雄じいさんの23回忌なんかあ。思い出話の山盛り。
まーやんが置いていったオフコースの『セレクション』のカセット・テープが、さ。
マイクロバスで海水浴行ったよねー。

空港から真っ直ぐ病室に向かい、お袋に届けてきた。感激してたわ。


2013年07月02日(火) ビージーズの「メロディ・フェア」




フレディのごきげん写真。

速度について。

ビージーズの「メロディ・フェア」は異様なヒットソングである。

イントロからして演奏のタイミングがズレてるような、そのズレに速度を見る。
ヴォーカルが入ると合っているんだか合っていないんだか、感覚がかく乱されて宙に浮いた感覚に置かれる。

イントロは右側アコギのアルペジオ、左手からベースの弓弾き、そして奏者の呼吸らしき擦過音、オケがかぶさって、の、おのおののテンポは合っているのに呼吸が孤立しているのだ。

これはもうレイヤー構造をなしていると見てよい。

ハンドクラッピングにはっとさせられる。
のは、耳が、レイヤー構造によって形成された空間を聴くからなのだ。

Bee Gees - Melody fair


これがたとえばウェイン・ショーターの『Without A Net』名門ブルーノート2013年作を、もういちどがんばって聴いてみても、感覚は微動だにしないのだ。ショーターの老境と回春のソロも、アスリート老人以上のものがない。

たださん、耳にタバコはさんで店内巡回すんのやめてくんないー、もう、度肝ぬいたわー、よくめがねの上にタバコはさめるよねー、一服しよーよ、こないだ大阪まで車で行ったけど、長いねえ、わはは、そうそう、静岡が長いの!そうだそうだ、うちの田舎岩手で遠いよお、でしょー!、郡山までは楽しいの、仙台がまだか、まだか、でね、北海道はフェリー乗らないと行けないの?高速つながってないの?つながってないんだー、ああ、函館で宿とるのがいいのね、ふうううん、よくそのトシでくるまで奈良行ったり北海道行ったりすんね。


2013年07月01日(月) 深夜の煌々としたショッピングセンター





100円のししゃも。かりかりに焼いておいしい。
夏の一時金が1まん5千円だってよ、困ったもんだ、たばこの本数減らすかい

昨夜は3じかん勤務して早退してきた。音楽が聴きたい。あさってはモッツ部長に会える。

病んだおばさんが10さいぐらいの女児を引き連れてカートに山ほど商品を載せてパッケージ破って持参の袋に詰めて、深夜2時だよ、お母さんの後ろをついてゆくちょっと太めのおかっぱの女の子、カートを押しながら積んだタオルに顔を伏せてふらふら歩いている。深夜の煌々としたショッピングセンターの明かりの下を。それは何かの悪夢だろう。警察官は母子を引き離して確保した。

被害は総額45まんえんにも、病んだ母親は微細に至るまで虚偽をよどみなく、



夢をみる。またカーナビがうまく作動せずに、行けども行けども行き止まりだったり、トンネルが身動きできない狭さになったりした。小学生の引率をしていて、並んでも並んでも、全体の列が前過ぎたり後ろ過ぎたりして、それでみんなで笑いあっている。自作のオペラCDを手にした女の子が現われて、「ここにたださんの名前を載せました」という。おれのテキストをオペラにしたの?えええ?おれは詩も書いてないし、さ、というと、気に入ったフレーズをつぎはぎにしたものだという。クラシックのオペラはオペラでそれでいいけどさ、モダンジャズでも、ロックンロールでも、後発のジャンルというのは進んでいるんだ、と能書きを語っていると哀しそうな顔をする女の子がかわいく思えてきて、自分のことを好きだという女の子をしあわせにするのもいいのではないか、と、エッチなことをしはじめるのだった。

しょうのねえ、おやじだなー


あー、6月が終わったということは1年の半分が過ぎたということだ。
年間ベストCDは何が浮上してくるのだろう。
トーマスモーガンへの質問を Jazz Tokyo へ送ったら稲岡編集長から、あまりにつまらん質問でがっかりだ、おまえよくそれで雑誌編集なんぞしていたなとお叱りの返信。ももクロをどう思う?は、ないか。
まあねえ、自分がききたいことなんてこんなものなのだし、ウェブサイト Jazz Tokyo がジャーナリスティックな視点で記事を作るために想定しているものはもっとレベルが高いのだろうし。

へこんでいるわけでもないのよ、そのあたりのおのれの無能さは言われて当たり前だし、その欠落といったものは仕方ないんだ、でも「伸びしろ」はまだどっかあるんじゃね?と、いちおう思っておこう。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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