Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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金星音盤社が年間1200まんえんの広告費を提供している雑誌をお金を出して買うビギナーというジャズ環境はあまり良くないですよね。
今日はジャズピアニストのフレッド・ハーシュに気付く。 緩急の繊細さ、瞬間の走りがじつに安定している。
大友良英が手がけた『白州次郎オリジナル・サウンドトラック 』を聴く。 フレッド・フリスが歌う「ソルジャー」が編集CDR入りー。
『see you in a dream -大友良英produce さがゆき sing』(FMN038/039) これも良かった。
これだけポピュラリティの高い作品にフリージャズの人脈をうまく適応させてじつに懐の深い仕事をしている。フレッド・フリスからローレン・ニュートン、アルフレッド・ハルトまで。
アニメのサントラの仕事をやってほしい!
「凛として時雨」というバンド、ハマる。 ドトールのアイスコーヒーにもハマる。
musicircus告知「ニセコロッシコンサートツアーvol.12」にまえがきを付けました。
2009年07月29日(水) |
武蔵野音楽大学室内合唱団が来る9月30日にこんなすばらしい |
今のところ世界のヴォーカリストの2強は平山恭子と藤村実穂子だ。 クラシック限定じゃないお。 ヴォーカリスト10強に範囲をひろげてみると、デヴィッド・シルヴィアン、小谷美紗子、坂本真綾、ボブ・ディラン、友川かずき・・・ああ、もうこんな子どものようなことを書くのはいいかげんに・・・、だけど、すばらしいもの、すてきなものばかりの名前をならべて暮らしたい。
武蔵野音楽大学室内合唱団が来る9月30日にこんなすばらしいプログラムのコンサートを開く。 栗山文昭教授が指揮だ。 ■ W. バード 4声のミサ曲 より A. ペルト マニフィカート E. グリーグ 混声合唱とピアノのためのグリーグ歌曲集 ソルヴェーグの歌 より 日本語詩:谷川俊太郎、覚和歌子 編曲:寺嶋陸也 三善 晃 混声合唱組曲「嫁ぐ娘に」 詩:高田敏子
21さいの長女に会うたびに「まだカレシと別れないのか」ときく。「どうしてそんなこというのよ!」と言われる。「だいたいだな、学生のとき付き合ってたオンナなんてだな・・・」「おかあちゃんと学生結婚したおとうちゃんがそれを言う!」「あ・・・」「説得力ないでしょ」。三善晃が「嫁ぐ娘に」にどんな旋律をつけたのだろう。
「三善アクセントの秘密」 ■ ミヨシアクセントのルーツはシューマンなのか!
2009年07月27日(月) |
後藤さんのライブレポートに目がくぎ付けになる |
あれれ。もう今週のニューディスクが更新されている。>Jazz Tokyo ■ せかくクリス・ポッターartistShare盤を書きあげたのに。 今週は 大西順子、オマールソーサ、高瀬アキスクラヴィスデュオ、アレア的なバンド「スリボビッツ」、牛牛(ニュウニュウ)プレイズ・モーツァルト というランナップで、なんだか全部聴いてみたい。とくにうしろふたつ。 まえみっつ、は、どれもピアニスト、おいら的にはほぼ上積みナシという評価が定まっているけど、テキスト読むと聴きたくなるなー。
クリスポッター盤はすでにコンポストでクロスレビュー対象作品となっており、おれは読まないで書いたがまた出遅れた。 出遅れた、って言うほどの立場はないんだがおいらそもそも。 コンポストは現代ジャズシーンを見据えていると思うし、ここで取り上げられた作品を買って過ごすのがもっともリスナー生活の効率がよいと思う。 さいきんぜんぜんCD買うカネないし。 ヴィトウスのシンコペーション3もターナーFLYのECM盤もジスモンチの親子盤も・・・レビューさせてくれよだれか。
あれだけけぎらいしていたハンコックの『マン・チャイルド』のフュージョン・ファンクが気持ちよかったり、ジミー・ジュフリーの『ウエスタン組曲』にまったりしたり、ザヴィヌルの『サード・ストリーム』にサイケデリックの波紋とウエザーの胎動を聴いたり。旧譜のストックで過ごす。新譜は労多くして、というたいへんさ。
コンポストの記事をチェックしていたら、後藤さんのライブレポートに目がくぎ付けになる。■ 市野元彦のグループ、これは聴かなければならない。 おー。高瀬アキスクラヴィスデュオが伝統的アヴァンであると。そうでしょう!ぜったい彼らは新しくはない。後藤さんほどの立場のあるひとのマサカリのような重みのあるテキストだ。こういうゼニの匂いのしないテキストがおれはすきだ。
で、高瀬アキスクラヴィスデュオのCDがJazz Tokyo新譜にあったりするわけですが、高瀬のプリペアドなんて11年前おれが桐生で聴いたときにすでに伝統芸能化していたんだ、だいじょうぶか。高瀬のCDは、プレイズ・ファッツ・ワーラーでのユージン・チャドバーンが良かったぞ。スクラヴィスはCD化されてるむかしの録音だな。
2009年07月23日(木) |
ゲキチはジャレットか! |
ケマル・ゲキチというピアニストに一瞬にして魅入ってしまった。■
指が、ジャレットみたいに強靭で、鍵盤に張り付いて離れないような、毒グモとマムシとタコが合体したような、どんなんだそれ、強い精神力に封印されたパッションの振動を聴くかのようなピアニズム。 鍛え抜かれた鋼のような筋肉でできたスマートな身体、全身バネのような歩きかた、髪をうしろに束ねて、まっすぐと見据えた目線、こ、この目は、ミルコ・クロコップであり、キース・ジャレットではないか。
経歴を読みたまえ。85年のショパン国際コンクールで審査員の評価が分かれ本選出場を逃す。CDがドイツで6万枚日本で8万枚売れる。90年代に入って集中練習のため一時的に演奏活動をやめる。そんで、
「1999年ゲキチはマイアミ国際ピアノフェスティヴァルに招かれ、まさにステージに歩き出ようとしたその瞬間、彼は故郷のノヴィサドの町が戦火に包まれていることを知る。3月24日のその日、NATOのユーゴスラヴィアへの攻撃が始まったのだ。ゲキチはそのままステージへ上がり演奏をするが、この時の演奏はこれまでの最高のリサイタルであったと言われており、今世紀最高のピアニストの一人としてのゲキチの活躍の始まりであった。」
ただのピアノ演奏なのにどうしてゲキチもジャレットも“生と死”なんて形容が付いてしまうんだ。ちっ、ちっ、ひとさし指左右、わかってないねえ、音楽は精神なのだよ。でも、ジャレットじゃハナシにならない水準だろ、ゲキチの音楽は。
今日は、武蔵野音楽大学の「世界の名教授たちによるスペシャルコンサート」@練馬文化センター。フロリダ国際大学で教鞭をとる二人、ヴァイオリンのロバート・ダヴィドヴィッチ、ピアノのケマル・ゲキチが共演した。ルーマニアの老いたシロクマ、と、クロアチアの黒ヒョウ。明らかに格上のゲキチに支えられるように、ダヴィドヴィッチは老教師らしい誠実な熱演でコンサートを完走した。 ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2 イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調「バラード」Op.27 エネスコ: ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調「ルーマニア民俗風で」Op.25 ★名演!名曲!インプロヴァイズドECM! ショパン: バラード 第4番 ヘ短調Op.52 ★ゲキチの魂のピアノ独奏 フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調
2ヶ月ぶりにエクスワイフに会いにゆくと盲目の天才ピアニスト辻井伸行信行の映像を見せてくれた。上手いっすね。なにもない純粋な上手さっすね。だいたいおまえさー、目を閉じて聴いてみろよー!と言いたくなったが、あまりにもやばい発言なのでぐっとこらえた。本人がこれから表現の深みを身につけたいって言ってんだからいいだろ。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール■に出たいというのがおいらにはわからんよ。
ゲキチのコンサートをこそ聴かれるべきだ。10月に札幌コンサートホールKitaraで辻井とゲキチがそれぞれ公演するが、辻井は4000円で「大ホール」で「即日完売」。ゲキチは5500円で「小ホール」で「まだ売ってます」。辛うじてチケット代の高さでゲキチの名誉は保たれているか。札幌市民よ、ゲキチを聴け。
わお!げ、ゲキチの活動を調べてみると、お、おれが昨年激賞した関野直樹■とデュオ・コンサートを日本で何度かしていたりする。リストの2台ピアノのための作品などを。
トラだ!トラだ!おまえはトラになるのだ、タァーッ!白い、マットの、ジャングルにー。
2009年07月21日(火) |
クリスポッターの新譜アーティストシェアー盤だけが届く |
坂本真綾の「風待ちジェット」■のかぜよみヴァージョンのほうがいいよね?
をききながら。 「手を!手を!」を、「テオ!テオ!」と、テオ・マセロのことを呼びかける空耳にしていたら
HMVからクリスポッターの新譜アーティストシェアー盤だけが届く。 (トミーマラビー盤はメーカー品切れ入荷待ちだそうだ)
クリス・ポッター。1971年シカゴ生まれのサックス奏者。
どのような期待の文脈で
タイトな演奏で仕上げてきた。抑制されたファンク感を聴く。あ、複雑な変拍子、全員縦割り譜面設計図付き、だけど身体性で硬直を回避している、ファンク感、を、聴く。このバックで若きオズビーに吹かせる夢想も吉。
1曲目にこのレコーディングの特質が凝縮している。あんさんタイコをディジョネットに置換して聴くのもええでー。
編成としてはベースレスであるけれども、ベースの役割はクレイグ・テイボーンのフェンダーローズが十二分に負っている。
奔放さ・ず太さを押し黙らせている ポッターの視線が不敵である。
2009年07月15日(水) |
岡田暁生著『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉』(中公新書)2009.6.25発行 |
アリに襲われ続けている。 寝ているあいだに喰われているのか、ひどい腫れかたをする。 6月30日から部屋にアリの通路ができている。見つける都度粘着テープのコロコロでバリバリつぶして回収している。
岡田暁生著『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉』(中公新書)2009.6.25発行 が面白い。21世紀のスタンダードとして読まれていいと思う。
聴取について、書くことについて、おれはまったくそこらへんの考えを整理せずに書きたいように書いてきたが。
この筆者、クラシックだけでなく、ダラー・ブラントのECM盤や、後藤雅洋、村上春樹、三島由紀夫の記述にまで参照をし、クラシックのジャルゴンで煙にまくようなところがない。都はるみをカンペキに記譜したがる、とか、たとえがいい。
感動した演奏をどのように形容するか。
けっこうズルして逃げてしまうことはあるので、その形容への取り組みは、おいらのこれからの可能性ではあると思うんだけど。
なにせ、夏は、暑い。それに今年はアリの被害に遭っている。しばし音楽ばなれをしているしかない。
2009年07月13日(月) |
平岡正明逝去モチアントリオ新テナー消えたインプロ |
棺桶が置かれており、 胸板が2枚、剥がされて、脈打っている 乳首の周りの皮膚のかたちがおれと同じ
かならず殺されるように把握されている 脱兎の逃げかた 生垣を飛び越えると2メートルくらい落下して、 みると スーパーの駐車場 自分のくるまを捜す くるまに乗れれば 遠くへ逃げられる
平岡正明さんが逝去。 7月9日午前2時50分、脳梗塞のため横浜市の病院で死去、68歳。
平岡の書いた『毒血と薔薇』2007、あいかわらずの昭和の闘志ぶり、なぜか「寺島靖国をぶっ壊す」と宣言しており、それを菊地成孔がレトリックであやしてしまっている、というドラマ付きトレーン論集。 『黒人大統領誕生をサッチモで祝福する』2008、オレはタイトルに平岡の目の曇りが反映されていたようで残念に思った。 そうか、目が曇ったら、死ぬか。
ヴィレッジ・ヴァンガードに出演するモチアントリオ。なんでこれでプラス3なのか?
July 07 - July 12 PAUL MOTIAN TRIO 2000 + 3 Loren Stillman-asax, Michael Adkins-tsax, Masabumi Kikuchi-p, Ben Street-b, Paul Motian-ds
なに?マイケル・アドキンスという新しいテナーを擁しているぞ。 ベースのベン・ストリートの名は見た記憶はあるが注目したことはない。
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improvインプロの世界つうのは、いったいどこへ行ってしまったのか。
2001年に聴いた『Phosphor』■、これはアンドレア・ノイマンとアネッタ・クレブスの存在に注目した盤で、当時は最先端な即興音響を放射していた記憶がある。 先月発売された『Phosphor II』■、これがちっとも良くない。あんたたちナニしてんの?と耳をかしげたくなっているおいら。 おいらのモンダイか? 内橋和久のギターソロ『Flect』も最近聴いていたのだけど、強迫観念以外に何も感じないのだな。 おいらの耳がインプロを去った、と、わきまえてもみた。
だけどこないだのカフェズミで聴いた秋山徹次ら4にんのギタリストによる『Wooden Guitar』(Locust Music 2008)は、じつにいいのだ。
この感性の断絶は、大友良英が作ったシーンの審美によるものだろう。「新しい即興」として定置されているはずだ。たしか。
Monte Alto Estate / sim + otomo 2009 こんなんを聴いてみたが。ナニしてんの?という世界。
おびただしい数の、残念なインプロ盤たち。
昨日の講演で「ストローネンのハムクラッシュバンド?」と反応し、本人のサイト■をチェック。 ハムクラッシュも興味深いけど、2006年に 『Mats Eilertsen- Flux』なんてCDが出ていたのか。傑作しか作れないのではないかと思うくらいメンツがすごい。 Ernst Reijseger (cello), Fredrik Ljungkvist (sax and clarinet Thomas Strønen (drums and bells) Mats Eilertsen (bass)
2009年07月11日(土) |
四谷いーぐる Some Roundabout Ways To 21st Century Jazz |
四谷「いーぐる」へ、益子博之さんの新譜特集を聴きに出かける。 配布された曲目表のタイトルは「Some Roundabout Ways To 21st Century Jazz 」 new albums from New York Downtown scene and more in first half of 2009で、 21世紀ジャズを俯瞰するための数編、NYダウンタウン2009年上半期。
のっけから22ドルお魚定食のズベックが切り出されている。 いーぐるに飛び込んでこの空気!何年ぶりだ。おれもジャズを神とするゴッドチャイルド。心躍るなり。
フランス出のジェロム・サバー。お約束のタメの効かせ、に対する、ユルい態度、それは狙ってもいなければ、それでそれなりにがんばっているのではある、ちと傾聴してしまうテナー。なんだか感覚的にスルドい選曲ではないか?
ジョシュア。ますますわからないジョシュア。タワー冊子で「自分は脇役である」とインタビューに応じたジョシュアだという。もとからでは?ますます「どの刹那も高速で言いわけ・理由付けをうしろから置いてまわるような、いつもの見通し、に、みがきがかかった」うまさ、かな。ベートーベン月光をジャズする、という未踏へ。
FLY。そなんだよ彼らのファーストは不味かった。んで、このECM盤買うのちうちょしてた。トリオに在って、大きく距離を置いてソロを際立たせるターナー。見違えるような。そうだよ、これだよ、ターナーがECMでソロを制作すべき理由まで射程に入った。アイヒャー、そこんとこ、どうなの。
橋爪亮督の関西カルテット。注目の橋爪。サウンドのヴィジョンが骨太になってる。ベース音の突出もいい。21世紀になったなー。いい意味で日本人を感じさせない。このクールな高み。ECMずきのスナガさんに教えなければ。
ハムクラッシュバンドのストローネン?えっ!えっ!
ジェレミー・ユーデン。これも面白い。アメリカンミュージックで、なだらかオーケストラで、エレクトロアコースティック、の、桃源郷。ポピュラーミュージックの訴求力を実感する。
モチアントリオ2000+Two。ここにきて。ジャズ、の、別格。いーぐるのスピーカーで聴くと、さらに明白に。やぱ、彼らがイチバンなのか。
Pi Recordingsのスティーブ・リーマン盤のヒップホップ。M-BASEチルドレンて、こんなことになっているのか。このCDは即買いでせう。編集CDRにも先発で登板だ。
アンドリュー・ディアンジェロas、トレヴァー・ダンb、ジム・ブラックdsのゲイ・ディスコ・トリオなんていう話題もはじめて知る。
金曜は夜勤なおいらにとって土曜の午後はほとんど寝不足になってしまうわ、おれ、右スピカのまん前に座ったせいか、集中力がだんだん・・・トシのせいか!いやはや9曲をかなり集中して聴いた。聴くのも体力だ。
講演では益子博之さんと原田和典さんがDJのように曲を案内。原田さんの語りも魅力だ。こういうラジオ番組があったら、我が国のジャズ環境は希望が持てると思う。原田さんの新譜特集もあるのだろうか。最先端のジャズは益子さんと原田さんのセレクトを聴いて探索すべきだな。おれは。その予算でもっとはじっこのCDを買うのだ。ラパポートさんのじゃずじゃ音源も聴ける機会がほしいぞ。
講演を途中退場してサントリーホールへ向かったおれ。コンビニでサンドウィッチとお茶を仕入れて。とほほなあとの祭り。
貸し切りの月光茶房に鳴り響く、ガルバレク参加ノルウェートラッド盤LP 『Østerdalsmusikk』 Mai (Mai 7510) ■ これにカウベルががらがら鳴ったならばユーラシアを地続きに神道や密教の鉦の音をも幻聴したくなろうぞ。
ガーガー。インダストリアルのZ'EVが80年代初頭の空気を持って鳴っている。 この音楽しない姿勢は、ひとめぐりかふためぐりして新鮮に感じているようでもある。 シュビヨンのソロは月光茶房にもあって、続けて聴くとインダストリアルでしか聴こえない。あれれ? カフェズミの音はリアルで生々しいが、月光茶房はコンクリートルームにそこはかと鳴る様相で理知的にクールだ。
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学生時代のアファナシエフに能の音楽を収めたLPを聴かせた亡命前の友人ウラジミール・マルチノフ。 ふたりで聴いた能の音楽がどのように聴こえたのか。 あの、能の音楽。 おれとおんなじ、とは言わないが、能の音楽のすごさへの気付き、って、ある日ジャズに落ちたり、クレンペラーを初めて聴いたとき、 みたいに、決定的に人生の軌道をズラしてしまうところがある。
そのウラジミール・マルチノフでぐぐってみると、musicircusの岡島さんのセルゲイ・トーロフへのインタビュー記事■へ。
亡命したアファナシエフ。ソ連に残ったマルチノフ。
アファナシエフを決定付けた巨匠ピアニスト、ヴラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)
アファナシエフが弾く作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの「オーラル・ミュージック」。 このノスタルジアという哲学。わかりやすすぎ!きょうれつすぎ!
おや。リュービモフのECM盤シルヴェストロフ作品集■、おれはこの作品にノスタルジアは聴いていなかったぞ。 めんどくさい音楽だなー、と、2度聴いて手放した。すまない。おれの耳がまちがっていたんだと思う。 おれがわるかった。もどってきておくれ。もいちどやりなおそう。
2009年07月01日(水) |
ジャズ喫茶2時間実況、第三回は四谷いーぐる、益子博之さんの新譜特集 |
新企画新連載、ジャズ喫茶2時間実況、 第三回は四谷いーぐる。 ニューヨークを行き来する益子博之さんの新譜特集です。
いーぐる連続講演 第390回 7月11日 (土)3時30分より ● 新譜特集 ジャズサイトcom-postで積極的に新譜を紹介している益子さんが、ニューヨークの最新ライヴ情報をお伝えいたします。 解説 益子博之
7月11日は、第25回<東京の夏>音楽祭2009 「日本の声・日本の音」の日でありました。■ ■
夜の部の佐藤聰明(これは必聴だべ?)だけにして、ジャズの精選された新譜をいーぐるのスピーカーで堪能することに。
<日本の電子音楽> 7月11日(土) Aプロ14:30/Bプロ16:45/Cプロ19:00 草月ホール 1950−60年代、電子音楽黎明期から大阪万博までの傑作を一挙上演。選曲=坂本龍一 夜の部は、佐藤聰明の豊饒な音霊おとだまの世界。
新企画新連載、ジャズ喫茶2時間実況、あと、渋谷メアリーを加えて4箇所レポートとしてJazz Tokyoに掲載しようと思って、 うきうき元気でいたのですが、左肩うでひじのシビレの発症ですっかり気持ちダウンしてます。 ニセコロッシコンサートレビュー20本も、まとめていた矢先。 アファナシエフの「展覧会の絵」公演を酷評した、そのあとにアファナシエフのBSハイビジョン特集『漂白のピアニスト アファナシエフもののあはれを弾く』■を観て、なにげに落ち込むわけ。 酷評するのって、いきなり背後からアタマはたいてしまっているような気持ちになるわな。
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