Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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えー、本日をもちまして、わたくしの12年間のメアドでありましたニフティのアドレスが使用できなくなります。 思えば、ニフティの会議室『倶楽部ECM』に「ちるちるミスチル」というハンドルで書き込むためだけに設定したのがなれそめでした。 オフ会なんて、そ、そんな匿名な他人と出会うなんて、倫理に反する!
編集CDRを愉しむ耳老人の会
おいけいま、ファーギー(Fergie)■の「Fergalicious (Featuring Will.I.Am)」と、ビヨンセ(Beyonce)の「リスンListen」をネットで買って焼いておいてくれ。・・・
・・・お、なに?この3曲をiTunesで買って!そしてこのコメントか!おいけいま!おれよりスジのいいジャズファンになってるじゃねーか! 「Moanin'/Mingus Big Band」 Ronnie Cuber、通称ロニー氏がバリサクをふいてふいてふきまくる!! 「Baubles, Bangles and Beads/Pepper Adams Quintet」 Pepper Adams、通称アダムス先生が忙しそうにバリサクを操る。 「WINNER/吉井和哉」 なんか、この人のシングル曲は悉くわたくしのツボにはまります。「BEAUTIFUL」しかり、「BELIEVE」しかり。
くそー、おまえにはマージャンは勝てないは、ジャズでも勝てないは、身長でも勝てないは、勝っているのは体重とコレステロールだけか!
紅茶+なま生姜(チューブで3センチ)+はちみつ、を、飲め。のほほんと安眠できること請け合いじゃ。 こいちゃんもきよちゃんもおかあちゃんも飲め。さっきかなみにも持たせたぞ。
さ、あと12にち。きよちゃんに任天堂DSホワイト捕獲大作戦じゃ。
むかし作った編集CDRの曲目がわからねえー。このジャズ・ナンバー、すげーいい。だけど、何て曲か、だれが演奏しているのかもわかんないー。
だめじゃん、おれ。
2007年05月26日(土) |
5月21日、清水俊彦さん逝去 |
5月21日、清水俊彦さん逝去。 清水さんの執筆に導かれて、多くのリスナーが育った。 1980年頃から、スイングジャーナル誌をまじめに、少しだけ注意深く読んでいたリスナーは、清水俊彦が指し示していたジャズだけが後世に残るものであり、他の記事で扱われた音楽(ジャズ、のようなもの)はフェイクであることに気づいていたと思う。 で、ジャズは実際にそうであった。 スイングジャーナルと訣別した清水さんは、ジャズライフで連載を始めた。それらのすべてを復刻すべきである(おれはそのすべてのジャズライフ誌を群馬の土蔵に保管している)。こころある編集者、たしか青土社にいたような気がする、が、その仕事をまとめてくれることだろう。 清水さんの記事にも出てきた友人の欧州即興研究家である佐藤満夫さんが、わたしの20代の師匠であった。
『ピアノと平均律の謎』アニタ・T・サリヴァン著・岡田作彦訳(白揚社) によると、 調律師は、美しい調子はずれを目指すという。
編集CDRを久しぶりに制作しはじめる。 どどーーん。 5枚組み(!)編集CDR『 週末旅行 』。
ただいま4枚目まで完成。これはぜひブラインドで聴いて、どきどきしちゃってみてほしい。なあんて、またしても自分だけで聴いては、作った自分でさえ翌日には選曲・曲順を忘れてしまっているというとんでもない老人力によって、若者には到底不可能な自分ブラインドができてしまう、だけだったりして。わはは。
この壮大なる5枚組みの冒頭ナンバーは! ルイ・アームストロング船長による、傍盤『ルイと聖書』、2曲目、「ゴー・ダウン・モーゼス」!これ、まじ、いい。 あり?この坂本真綾の新曲はなんてんだっけ? 藤井郷子トリオ、三善晃、クイーン、ミシェル・ポルタル、あがた森魚、トルヴェール クヮルテット、オーネット・コールマン、ジャックス・マネキン、ふちがみとふなとカルテット、チャーリー・パーカー、音速ライン、リチャード・ボナ、アマリア・ロドリゲス、工藤静香、ベンズ・シンフォニック・オーケストラ、フリッパーズ・ギター、ヒナステラ、ノエル・アクショテ、スピッツ、原田真二、ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン、レインボー、森高千里、ジョー・ロヴァーノ・アンサンブル、・・・
あ。にちようには長女との会食があるんだった!か、かねがねー。・・・ ・・・あ、日本ダービーがあるでないの。2せん5ひゃくえんを2まん5せんえんにする週末大作戦を決行しなければならない。失敗すれば、CD50枚を即時査定に出すのみ。うおお。即興人生。
2007年05月22日(火) |
『こどものピアノ小品集「海の日記帳」』 6曲目 |
三善晃の『こどものピアノ小品集「海の日記帳」』を聴きながら、群馬へ。 6曲目。 わたしが5さいのときに住んでいた砂川市の宮下と呼ばれていた土地での箱庭のような土地の記憶で。 借家の裏には薄暗い、コンクリートで2メートル四方に囲まれた高さ30センチほどの水槽、のような、腐った板のフタがかぶせてあり。 そこに行ってはいけない、そこに行ったら死んでしまう、と、言いふくまれていた禁忌の場所で。 夏のある日、わたしは借家の裏に来てしまったのだった。 そこで、ピアノの音を聴いた、のだ。 ああ、そのときのピアノの音だなあ、と、41ねんぶりにその場所の記憶がよみがえってきた。
新宮一成の著書『ラカンの精神分析』■の、3にんの囚人が同時にダッシュする理由について、17さいのむすこは本文を読みながら瞬時に理解した。あいつはほんとにあたまがいいのだな。偏差値85って、なんなんだ。ま、わたしの音楽リスナー偏差値には勝ててないけどな。
トルヴェール クヮルテット■のピアソラのナンバーを編集CDRに入れてきて、「このピアノは菅野よう子というひとだ」という。
お、おえーっ?
「え?なんで知ってんの?何をしてるひと?」ときかれて、 「坂本真綾のデビューアルバムの1曲目、フィール・マイセルフを創ったひとだー!」とわたしは即答。
「おい、おやじー、武満徹というひとの映画音楽を聴かせてくれー!」と言われる。 映画音楽だけでなく、オーケストラ作品も聴いてみたまえ。
大学入試出題作家第2位となった内田樹の『子供は判ってくれない』と『9条どうでしょう』をわたしてくる。
おばさんが亡くなったと知らされた。 『死人(しびと)』という詩と演奏の興行■に出かけるのもどうかと思う。 死者を悼むとは。 死者が生き残った者たちの内面を覗ける存在となったものとしてわたしはその死者を考えるような気がする。生き残った倫理。
昨年9月から悩まされている指先の手湿疹。 指先に次々と茶斑点がうっすらとあらわれ内側からパリパリと皮膚が割れてゆく。現在、重症が3本、軽症が3本。 皮膚科に行ってもせいぜいステロイドを出されるまで。 まず、せっけん、シャンプー、せんたくせっけんを、石油由来成分を排した製品に替え。 ティーバックで紅茶を入れ、そこにチューブの生生姜(なましょうが)を3センチ入れ、ハツミツで味をととのえた飲み物をまめに摂り。 ランボルギーニ(レースチューブ)で出勤前に30分の運動。 生活をドラスティックに変化させて体質改善を図る方針で。朝風呂と夕風呂・・・やっぱこれが原因かな・・・は、やめられないでごじゃる。
ついに出てた、ミスチル占い。>■ お、おれはー、ててててて、「掌」だとー? てててて、手湿疹に悩む46さいオヤジに向かってそんなことを言うのかおまえは。インターネットはもういい。5月で解約。
インターネットのある日々とそうでない日々とでは、イエスの『こわれもの』の聴こえかたはやはりぜんぜん違ったりするはずだ。 聴くときのイマジネーションの所在、だ。
京都に住もう。高野山にも住もう。
2007年05月10日(木) |
ユニクロの「ECM」Tシャツ |
所沢在住のECM教授ハルさんに電話番号を伝えただけなのに、・・・ 「1182。 チック・コリア・アンド・ゲイリー・バートン、インコンサートチューリッヒオクトーバートウェンティエイトスナインティーンセブンティナイン。」■ と、即答しはじめる。 わたしは笑いが止まらず、ハルさんも笑うのをこらえて鼻をひくひくさせながらタイトルの最後まで言い切る。
1000番台の4桁の数字を聞くと、どんなときでもECM盤のタイトルが口をついて出てしまうというハルさん。 その特技が発揮される機会はなかなかない。
3年前にポリスターが加古隆『海』のCD化をするときに、オリジナル盤のジャケをポリスターの淡中さんに帯出したのがハルさんだが、CD化作業が終わってジャケの返却を求めるに、どうも紛失したようだとの連絡があったという。その後サンプル盤を20枚ばかり送られてきただけで、何度捜索依頼をしても反応なしだったとのこと。 このたびヤフオクで同オリジナル盤が3200円で出品されているのでそれで代えてほしいとポリスター淡中さんあてにメール送信しているが、一向に反応がなく、ヤフオクのしめきりが迫っているがどうしたものかという苦情。 わたしに言われても困るが、思いかえせばわたしが話をつないだのだから、わたしがその経費を負担することで解決となった。
ハルさんは、ユニクロの「ECM」Tシャツ■もコンプリートコレクターをしているという。 ジャレットのパリコン、コリアのARCのTシャツをいただく。 いただく。 ・・・ 音楽を知っているだけに、恥ずかしいぞ。 「いや、これはね、もちろんコリアにとっては名盤パリコンの補助線として聴かれるべき作品ではあって、けしてリターントゥフォーエバーを期待して聴いてはならないのですね、ただやはりここでのホランドの演奏については特筆すべき傾聴すべきものがあると、わたしはですね・・・」 と、解説しながらしかこのTシャツを着て街を歩くことはできない。 断じてできない。 やはりわたしは平和台のあぶないオジサンとして大成するしかないようだ。
2007年05月09日(水) |
あがた森魚の『乗物図鑑』がCD復刻です! |
おおしまくんへ。今回はお手数をおかけしました、ありがとうございます。 で。 あがた森魚の『乗物図鑑』がCD復刻です!ぼくは3まい注文しました。(ほんとは10まいほしいんだけどねー。) ロックマガジン阿木譲が大阪のスタジオで捉えたあがた森魚のイナガキタルホ・コンセプト。 この録音は歴史的な奇蹟であると、わたしは視てきたのです。
夏日となった夕刻に、東京ドームを通り過ぎて、街中をこれから家へ帰ってカキ氷でも食べようと急いでいるようなこっけいな群衆。 「おお、けいまとミスチル観に来て以来だな」 そいえば、今夜はコルトレーンのマイ・フェイバリット・シングスを聴かせるCDRでも作るべか。
01. You’re My Best Friend / Queen 02. Happy House / Ornette Coleman 03. フミオさんへ / ふちがみとふなとカルテット 04. 午前3時のオプ / フリッパーズ・ギター 05. Seaside Rendexvous / Queen 06. My Favorite Things / John Coltrane 07. Twilight / Electric Light Orchestra 08. 天使のミロンガ / アストル・ピアソラ ライブイントーキョー1984 09. Swing To Bop / ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン
2007年05月08日(火) |
週末旅行 / 音速ライン |
それよりも。 やばいんだ。 こないだもらった音速ライン■に耳が恋をしたようだ。
ハーモニーと轟音ギターと、これは熱気だろう?
おれもう45さいなんのに、すっかりそんなことわすれてんだ、午前2時にチャリ(入手したての真っ赤なジープ)にのって、 あたまん中に「週末旅行」をかけて走り回ってしまって
2007年05月06日(日) |
恋はスリル、ショック、サスペンス |
なんなんだ。いまどきの高校生が愛内里菜の2001年1月のデビューアルバム『Be Happy』■を聴いて「恋はスリル、ショック、サスペンス」なんて選曲しているのか?選ぶなら8曲目「Ohh!Paradise Taste!!」のタンバリンだろ!キティちゃんが置かれているようなロリ部屋に住んでいた女の子が背伸びして男の子のことを「キミ」と呼び、お互い初めての夜デート、免許取り立てのカレシ18さいと5キロだけドライブして小金井公園の入り口の駐車場にとめて広く大きい夜空と夏が来るざわめきを遠くにした絵の中のような沈黙。・・・ううむ、我ながらカンペキな楽曲の把握力だ。 ・・・選曲理由は名探偵コナンの主題歌になっていただけ、か。なんだそれだけか。
ちょっと日本語。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」 これは松尾芭蕉(まつおばしょう)46さい時の作品『奥の細道』の序文だ。 ちゃんと読めるか?「つきひは、はくたいのかかくにして・・・」と、読む。 これは李白の詩「夫れ天地は万物の逆旅、光陰は百代の過客なり」に依拠した表現。
ゆうべ「いろいろな憶測がながれててかまびすしいところがありますよ、現場では・・・」と言ったら、「は?」と問われた。 かまびすしい>■ 文語だけど、むかし朝生で西部遭■が発音してた。
野放図(のほうず)な■。 おれはこれを30さいになるまで「やぼうず」と発音していたのだ!中央線の満員電車の中で話してて、指摘されて、恥ずかしかったー!
2007年05月05日(土) |
吉増剛造、ジャン・フランソワ・ポーヴロス、高柳昌行、渋谷毅、川端民夫、小沢健二 |
詩人・吉増剛造が語って、演奏がジャン・フランソワ・ポーヴロス(ギター)、高柳昌行(映像で参加)、とのイベントが。■ 限定30席ぐらいしかないそうだ。もう予約したもん。みんなこないでね。 CD『死人(しびと)』の発売記念。
情報によると、吉増剛造、渋谷毅、川端民夫による録音も存在するらしい。そのうち聴くことができるので、また報告します。 小沢健二、渋谷毅、川端民生のトリオはJポップでは有名。 つまり。吉増剛造と小沢健二は表現のレベルで同等な存在ではあることが、あとから、自明のようにこうしてわかったりする。
遠い海からのざわめきに耳をそばだてながら、ぼくたちは困難な時代を生きようとしている。
マージャンでおおがちする。ジープの自転車(マウンテンバイク)をまきあげる。ひさしぶりの自転車でおしりがいたい! どっちかというと、ランボルギーニのレース用チューブ仕様の自転車がほしかったけど、とどかず。 話にきいた総重量8キロの軽々爽快な38まんえんくらいする自転車に乗りたい。割れ目、花牌、赤ドラ導入して、レートをあげるぞ。 でもやっぱりだめ。今月は車検と自動車税と修学旅行のおこずかい支給があるのだ。またレコード売らな。
梅棹忠夫■の『京都の精神』を読みながら眠る。
2007年05月04日(金) |
Coccoの名曲「焼け野が原」ではクレヨンしんちゃんが叫んでいるのです |
ロストロポーヴィッチ死去。■ 小澤征爾とは兄弟の仲。>■ ということは、小沢健二とは伯父・甥の仲なのだな。
内田樹(うちだたつる)さんの憲法の日>■ おいけいま。東大文系に行くのなら、内田樹や小沢健二や柴田元幸のようでなければ世界は納得しないぞ。 『9条どうでしょう』をあげるので、内田さんが記述する日本の疾病利益と説いたテクストの舞踏のような美しさを読むこと。
すべてのはじまりの音楽を、ぼくは「天使たちのシーン」(小沢健二)だと考えて世界を見ていたいと思う。
尹伊桑(ユンイサン)■のLP『イマージュ』が出てきたのだけど、聴けないので、こんど遊びに行ったときに聴かせてください。
Coccoに8さいになる男の子がいるという記事がありました。 そいえば。 ドライブしてたら友人が、名曲「焼け野が原」でクレヨンしんちゃんが叫んでいるぞ!との指摘があって、即座に。 それ以来、クレヨンしんちゃんを連想せずに聴けない事態に。 これってねえ、二度と戻れない聴取の変容で、これ読んだみなさん、ごめんね。
そうですねー。ミスチルのベストとして挙げられるアルバムは、『Q』である、異議なし。 それにしても。 「CENTER OF UNIVERSE」「ファスナー」「デルモ」「天使が降り立つまえに(七尾旅人)」「隔たり」「潜水」、を、リピートですって? 「天使が降り立つまえに(七尾旅人)」、これは聴いたことがございません。ぜひとも、なににて。
ドネダのクレフの解剖学がちっともよくない、というのは、ある意味わかる気がします。 ぼくは「Montagne noire」と「春の旅Spring Road 01」が至福的に好きです。 ドネダ以降に即興演奏家は存在し得るのか、なんて思ってますが、あ、そいえばアネッタ・クレブス、アンドレア・ノイマンがすげー!すげすぎるー!と叫んで以来、即興から遠ざかってしまっています。
おれの知り合いでミクシィ?、そいえば2ねんほどまえにおおしまくんからさそわれた記憶が。おれは入ってないよ。
今回の彼らは幻惑的だ。クライマックスを持たずに、ジャズの即興演奏の醍醐味をロードムービーのように展開してゆく。力量がなければ、なかなかできない代物だ。 フリーゼルについては2005年グラミーに輝いた傑作『アンスピーカブル』、さらにその後のケニー・ウォールソン(ドラム)を主軸にしたユニットでのライブ盤を聴いていることは前提。・・・お、ロン・カーター、ポール・モーシャンとのトリオをノンサッチ・レーベルで始動させているぞ。 さて。ポール・モーシャンが84年に結成したフリーゼル、ロヴァーノのとのトリオは実に先見的であったと、今ならば思うし、(当時はベテランが新人をピックアップした一時的なユニットだと思っていた、この2人はバークリーのクラスメイトなのだ)、この22年にも及ぶキャリアは、マンネリとは無縁に互いの信頼が生む“演奏射程スペース”といったものの拡張を続けていることの驚異だ。 ロヴァーノの、あえて書くに、90年代に顕現することになったところの革命性、には、ポール・デズモンドを聴く補助線が必要だとかねがね思っていたけれども、ざっくりと言うと、ブリブリとブロー大会のお祭りエンターテイナーや技巧に長けた身体能力に頼ったサックス奏者はお呼びじゃないよ、ということだ。ジョシュアとは言わないし、デヴィッドSウエアとも言わない。ロヴァーノをしっかり意識して90年代に登場したのがマーク・ターナーだ、とは言える。トーンと音色の揺れに対するデリカシー。 たとえば、3曲目の彼らの空間の保持の仕方を聴いてみてほしい。8曲目でもいいや。まさに名人たちにだけ許されるタイム感覚の渡り歩きざま、としか言いようがない。確信犯と確信犯を二重に裏返して、天然、諧謔、児戯、老人力、伸び縮みするタイムのスケール読み。 こんなジャズを聴いてしまうと、もはやミシェル・ドネダ、ジョー・マネリ、菅野邦彦ぐらいしかジャズ界に対戦相手はいないのであることよ。「あんたたち、いったいいつの時代のジャズを演奏しているの?」と、みんなに言いたい。 このところのアイヒャーECMのモーシャン登用度をみると、ようやくマンフレートもわかってきたのかな、と、希望を持つ。ところで、クリステンセンは最近どうしたのか。サルーシとのデュオ名盤『センデロス』の続きが聴きたいぞ。
今夜も仕事だ。わしゃ寝る。
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