Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年11月30日(木) |
12月1日午前0時33分のお月さま。編集CDR『有心論』。 |
12月1日午前0時33分のお月さま。 ライフにコーヒーとヨーグルトを買いに行くときは駐車場の夜空を見上げて「今夜はお月さまは出てないなあ」と思っていたんだけど、背中のアパートに隠れていただけだった。田柄通りを戻ってくるとき、光が丘の上空300メートルに浮かんでいた。そのときのお月さまの顔ったらなかった。ちょっとぶんむくれている感じで。
長女から買い出しお出かけのリクエストがきていたので、品川まで出てごはんをたべて、編集CDRを押し付けて帰ってきたんだ。
「奥へ行って根源的になればなるほど伝わる人数は増えるんです。」 「一生懸命やってんですよ。ただの作曲家として曲を切り売りしようかと思うんですけど、それをやったらダメだから、魔法が消えてしまうんで。」 小沢健二の発言、これは『ライフ』94年8月発表のあと96年4月号のロッキンオンジャパンのインタビューから。 小沢健二 - 天使たちのシーン(pt.1) ■ 小沢健二 - 天使たちのシーン(pt.2) ■ 小沢健二 - ぼくらが旅に出る理由(Live) ■
そ、そ。東京新聞11月27日夕刊、コーネリアス(小山田圭吾37さい)5年ぶりのアルバムの取材で。 「家庭を持ち、子どもが生まれた。生活が変わったことは、音楽にも反映しました」。 「父が病気になり、部屋を整理していたときに、シナトラのレコードを見つけたんです」。 父は9月に亡くなった三原さと志。ハワイアン音楽の大御所、和田弘とマヒナスターズのヴォーカルだ。■ 「マヒナスターズは、ハワイアンがベースですが、ジャズと歌謡曲を融合させ、民謡のアレンジも取り入れた独自の音だった。僕の音楽は、父の影響が大きいですね」。
編集CDR『有心論』 2006.11.26 01. 「ユリ」の主題 / 三上寛 2002 ■ この演奏力。言葉のちから。 02. 有心論(ゆうしんろん) / RADWIMPS(ラッドウィンプス) ■ アジカン以降に出るべきして出た新鮮さだ。 03. ギルド / Bump Of Chicken ビリー・ジョエルの「アレンタウン」を連想します。 04. 文句言之末路 / 町田康 この演奏力。■ 05. しるし / Mr. Children 歌詞は全く共感しませんが、とにかく、運転しながら歌うと気持ちいいです。 06. The Still Steel Down / 安藤裕子 ■ 07. 強人ズイゾ / 町田康 これも『脳内シャッフル革命』rからセレクト。 08. まげてのばして / 中谷美紀 映画『嫌われ松子の一生』、観たいです。 09. 白い恋人達 / 桑田佳祐 2001 10. City City City / John Zorn, George Lewis, Derek Bailey 82年にユニオン新宿店店員として初めて聴いたジョン・ゾーン。完全即興をポストパンクした感覚を前提にした新鮮な態度。 11. プルメリアの花 / 松田聖子 作曲細野晴臣 こ、こんな難しい曲を、作ってアレンジする細野さんもすごいけど、軽く歌い抜ける聖子ちゃん。 12. 香港ブルース / 細野晴臣 作曲ホーギー・カーマイケル 13. 天国のキッス / 松田聖子 作曲細野晴臣 14. To prostahten mystikos ビザンチン教会音楽 いきなり坊さんのお経音響モードが脅威。ジョー・マネリ〜微分音〜ビザンチン〜お経。 15. 「般若心経」読誦 松原泰道師 くー。たまらんー。
三上寛から始めて町田康を投入し、ビザンチンと般若心経で締める、つう、あな怖ろしや。
2006年11月23日(木) |
バンプの「人形劇ギルド」を観ました。家族そろって。 |
勤労感謝の日。 こういう日には、なにがなんでも家族の前に顔を出していやがるな、このオヤジ、と、子どもたちに思われているに相違ない、にしても、ぐうぜんの休みなんだとほんとうは言わないで、そこは、「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、勤労感謝したいだろうと思って、来てやったぞ、おら!」という態度。
館林美術館。100数十メートルはある芝生といえば。家族が揃ってすることは、ひとつ。 グランプリ芝100メートル、ハンデ戦レース、伝統の「ロヴァ耳記念」。 ハンデ軽い順に、ワガママキヨチャン号、ウミウシズキカナミ号、ラムチャンラブオヤジ号、ベンキョウシロコイイチロウ号、サリュウラブケーマ号。 ゴール直前に矢のように(あれはイナリワン並みだな)オヤジ号を差してグランプリを制したケーマ号であった。
バンプの「人形劇ギルド」■を観ました。家族そろって。
音楽とはどういうものであるのか、わかりました。
おざけんがステージで「天使たちのシーン」を歌うときに前方から吹いてきた風、とか、パット・メセニー「Are You Going With Me ?」ライブヴァージョンでひろがる意識、とか、アルバート・アイラー「Truth Is Marching In」、ペルト「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」、A-Musik「不屈の民(F・ジェフスキー作曲)」、アート・ガーファンクル「All My Loves Laughter」、特撮「アザナエル」、菅原洋一「TSUNAMI(桑田佳佑作詞作曲)」、チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス「ジャスト・フレンズ」、エドワード・ヴェサラ「コール・フロム・ザ・シー」・・・ ・・・いけない、自動記述モードに入ってしまいました。
耳が聴こえなくなった主人公には、その音楽は聴こえました。
たぶんそうだろう、と、ずっとぼくはいまの姿勢で音楽と接してきて、ただかたちとしては漠然としていたのだけど、この人形劇が、ひとつのメタファーを与えてくれたような。これは語り合ったり、楽譜で分析できたりするものではなくて。
ダンボールにCDとLPをつめて中古盤屋の査定に出しました。ウミウシズキカナミ号の沖縄合宿費用と、年末年始に。それに、サリュウラブケーマ号が親倍ツモで麻雀トップをとったから賞金も出さないといけないし。
あ、いけね、ワガママキヨチャン号が作ってくれた「手作りおとうさんありがとう箱お手伝い券付き」をこたつの上に忘れてきてしまった。きよちゃん、ごめんね。
2006年11月21日(火) |
気持ちはYes横断歩道白いストライプの上」 |
届いた編集CDR。ラフマニノフの2番、第一楽章、リヒテル、に続いて、流れた「しるし」のイントロ。 やっぱ有線で聴こえているのとは違うや。すごいイントロのピアノの美しい和音。 「しるし」、5分23秒のストップのずさんな音処理はやだけど、旋律が「es」を意識してしまうけど、7分をこえる長尺ナンバーだけど、 「ダーリン、ダーリン、共に生きれない日が来たって、どうせ、愛してしまう、と、思うんだ」 いやおうなしに感動させられるちからワザ。
それにしても、さらに松田聖子のYou Tubeを何度も再生して夜更かし。
Rock'n Rouge ■ ユーミン作曲 同じメロディーに「気持ちはYesキッスはいやといっても反対の意味よ」「気持ちはYes横断歩道白いストライプの上」が乗るところが素晴らしい。どうして素晴らしいかというと、ですね、横断歩道白いストライプの上、というのは突如にこの恋物語から飛躍してしまう映像が招来されてくるからなのです。どこから招来するかというと、聴くひと個々人の妄想や経験のストックから、です。野暮な解説ですね。俳句なんですよ、圧倒的な叙景の挿入なんです。
ガラスの林檎 ■ 細野晴臣作曲 これはCDのほうがええな。ほんと、いい曲。
天国のキッス ■ 細野晴臣作曲 いやはや。こんなエッチな歌詞を。「連れていって!ねえ、ダーリン」、おいおい甘えてるぞ。おいおい、抱きしめられるだけで気が遠くなってるぞ。「乗せていって、ねえ、ダーリン」、うおおお、どんな体勢のことをいうのだ、18禁!「教えてここはどこ?わたし、生きてるの?」そ、そんなにまで感じてしまったのか、18禁!
こっちのダーリンのほうが芸術性は高いぞ。・・・ほんとか?
松田聖子 Matsuda Seiko - 渚のバルコニー 超ミニスカ・白パンティ見えっ放し (Live) ■ いやー、いい声です。
HEY3 - 松田聖子 ■
2006年11月20日(月) |
時東ぁみつうプロジェクトじゃ、つんくはここまで堕ちたか、つうか、周りは止めないのか |
冷たい雨が降って、お月さまが見えない夜にも、 雲の上で深緑の中で光っているお月さまを想うと、 みんなこの空の下であたたかく過ごしているのが見えて、 みんなのおでこや側頭部の2センチくらいを離れて手をかざしているんだよ、 みんな同時に、両の手で。
般若心経と密教と「もったいない」は、近い。
お経のCD。すげえ、良い。木魚と鉦のリズム、声、
なべの残り汁にうどんを入れて、あれだけ楽しかった『カーラ・ブレイ・ライブ!』は、こげにつまらん作品だったか、と、不思議な気持ちで、 うぇて、て、 松田聖子の細野晴臣作曲「プルメリアの花」にCDをかえていると、
左右のスピーカーのうしろからじいさまたちが。
寒「80年代のカーラだったら、ヘイデンの『戦死者たちのバラッド』に軍配でしょ?おう、それよかオーネットの『Who’s Crazy』持ってきたから、聴くべよ。もちろんアイゼンゾン、モフェットとのトリオがふつーのモダンジャズ親父にさえ認めさせたリズム隊の要であることは百も承知よ、だけどなオーネットのこのヴァイオリン!・・・」 恵「わたしはジム・ブラックの『HABYOR』についての意見をうかがいたい。あれはですね・・・。」 翁「わしが不愉快なのは時東ぁみつうプロジェクトじゃ、つんくはここまで堕ちたか、つうか、周りは止めないのか。」 寒「・・・そんなプロモを見るような環境に居るおまえが愚かとしか言いようがない。」
2006年11月19日(日) |
松田聖子 & 細野晴臣 - 天国のキッス |
細野晴臣は天才なのだ。 「天国のキッス」「ガラスの林檎」「ピンクのモーツァルト」「プルメリアの花」「わがままな片想い」、全部細野さんの曲だ。 「プルメリアの花」は、ほんとすごいぞ。
おおお!ものすごいライブ映像だ。この当時の松田聖子はほんとにかわいい。 「松田聖子 & 細野晴臣 - 天国のキッス」■
以下、松田聖子の声で。
みんな怒らないでね。 ずっと、うえだクンとふわクンとしいクンたちに天国ってどんなところかおしえてもらっていたけど・・・。 きっとうそだわ。 ほんとうは、このいちねん、ずっとのなかクンのことがすきだったの! のなかクンの生き方そのものが好き。 >野中広務■ ミスチル「クロスロード」を聴きながら、「遠い記憶の中にだけ」のところで、「遠い記憶、野中(くん)にだけ」と、勝手に想っていたの。
でも、今月から、わたし、いしばクンのこと、好きになったの・・・。 >石破茂・衆議院議員・元防衛庁長官■
そうよ、テレビの影響よ。太田光との対決はステキだったわ。
いしばクンがほしいっていうんなら、わたし、いままでたいせつにしてきただれにもあげなかった教育基本法をあげる。
2006年11月18日(土) |
松任谷由実「雪月花」。 |
何かの拍子で。2003年に作成された何も書いてない編集CDR。環七下って夫婦坂を右折して雪ヶ谷。深夜の洪水。
小沢健二が「流れ星ビバップ」を渋谷毅と川端民生のトリオで歌うヴァージョンや、ジュディマリの「自転車」、ジャレットの「アイラブユー、ポーギー」、ミスチル「youthful days」、松任谷由実「雪月花」、My Little Lover 「evergreen – acoustic version」、ハイドhydeの「angel’s tale」、レベッカの「76thスター」、槇原敬之「No.1」・・・
ミスチルの「Hero」「しるし」は、槇原の「No.1」と同じ着想、つうか。
うえええん。松任谷由実「雪月花」。つ、ついにこの名曲を想い出してしまった。こ、これぞ名曲。粉雪という単語、おい、レミオロメン。 「満ちかける月のように 日々に姿が変わっても いつもあなただけはわたしのことわかると信じていた」 「ああどんなに夜を越えて会いたかったか 死んだほうがましと思う苦しさに名を呼んだ」
続いてFay Rai の「好きだなんて言えない」。氣志團「恋人」。Bump Of Chicken 「Sailing Days」。
おおお、スピッツの「君だけを」。 このスローテンポ、シンプルなリズム。 北陸のほうの水田の広がっている街で、この曲にあわせて歌いながら、大根の煮物を作ってくれている。彼女が赤いちゃんちゃんこ着て。
・・・あのな、バアサン好きとか、そういう話じゃないんだけどな。
2006年11月17日(金) |
2年前のロヴァ耳日記がリンクされました |
わたしの本籍地サイト「ミュージサーカス」■のトップページ、三善晃と丘山万里子さんの対談集の紹介として、2年前のロヴァ耳日記がリンクされました。ありがとうございます。我ながらなかなかいいこと書いてます、そうそう、そうだったんですよね。コンサートの感想抜粋は、すべて若き女性であるところに注目です、女子高生をばかにしてはいけません、未来を担う母性の直感に輝きを感じます。
今年はサザンとミスチルの2トップな一年でした。それと原ゆう子。「dirty old man」「箒星」「いちょう並木のセレナーデ」の3曲。
さくさくっと、CDR新作できました。タイトル『Lonely Woman』 高柳昌行、チャーリーヘイデン、ギルエヴァンス、ジムブラック、アルバートアイラー、フリッパーズギター、オーネットコールマン、アンドリューヒル、ジョーミーク2曲、エグベルトジスモンチ、高木元輝と吉沢元治による「Lonely Woman」という、怒涛の構成。くー、たまんねー。 曲目は後日。 年内配布確定CDRは『 dirty old man ■』と『Lonely Woman』の2枚です。
4台の家族ケータイのために毎月27000円支払っている。年間30万の出費である。くー、たまんねー。
ああ、またCDとLPを売却しなければ、年を越せそうにありません。路頭に迷いそうです。
編集CDR作りを基調に生活の再構築を進め冬を乗り越え、その付録として、「この曲こそが珠玉じゃ」と、あくまで曲(track)に焦点をあててなぐり書きする印刷物を作るつもりであります。1曲目は「天使たちのシーン」、2曲目は「Feel Myself」、3曲目以降は未定です。アイラー、ブライアン、三善晃、A-MUSIK、メセニー、などと続くと、なるほど、その主旨は理解されるものと思います。
わかんねえか、わかんねえならいいや、ごめん、と、江戸アケミが放ったセリフのとおりに。
澁澤龍彦●土方巽●tatsuhiko shibusawa/tatsumi hijikata ■
the false david ■
Silence - Jan Garbarek,Egberto Gismonti,Charlie Haden ■
Egberto Gismonti – Maracatu ■ Egberto Gismonti – Frevo ■ Egberto Gismonti – Palhaço ■
Steve Tibbetts and Marc Anderson ■ Steve Tibbetts, Marc Anderson and Choying Drolma ■ しかし、ティベッツのギター音は聴く者をそのまま成仏させてしまうほどに蠱惑的なものだ。どうしてこんな音が出せるのか。 映像で見るに誰にでも出せそうなのに。
Eberhard Weber ■ Eberhard Weber 2 ■
2006年11月11日(土) |
マレイ・ペライアのピアノ演奏に瞬殺された |
音楽に出会いながら、瞬殺されること、が、たまに、ない? ・・・今日、マレイ・ペライアのピアノ演奏に瞬殺された。・・・「バッハ:イギリス組曲第1番〜アルマンド(1998年)」
あくまで流麗に、だけど瞬間ごとの、内に秘めた「とまどい」にも似た指の運び。
まいった。
三善晃作曲、三善晃ピアノによるヴァイオリン・ソナタ。ちかぢか聴く会を。
2006年11月10日(金) |
ナップスター、150万曲を月額1280円税込で聴き放題、というチラシを見たぞ。 |
原因不明の発熱で4日間もダウンしていた。動けるようになったり、動けなくなったり。
朝に、瞽女(ごぜ)唄、パット・メセニー、ニック・ベルチュ、細野晴臣、ジム・ブラック、スピッツ、アートベアーズを聴き。 夕べに、ガムラン音楽、オマール・ソーサ、テレサ・テンを聴く。
ナップスター、150万曲を月額1280円税込で聴き放題、というチラシを見たぞ。■ ありえん。いちいちダウンロードして保管せんでも、聴きたいときに聴きたい音楽を聴けるのか?ほ、ほ、ほんとにー? レコード業界としては死活問題どころか、業界消滅。 シングル、アルバムという作品発表形態も、意味がなくなる。 ・・・というか、莫大な録音費用かけて作品を完成させて、経済的に見合うのか?創造行為までも消滅させるのか?
でも、案外と見合うのかもしれない。流通コストがない、わけだから。タワレコつぶれるじゃん。 ミュージシャンには著作権料がちゃんと入るんだろうな。
リスナーはCDを購入・所有する手間がなくなる。 思いつきに、シドニー・ベシェ、鈴木昭男、パレストリーナ、岡田奈々、のいずんずり、ストーミー・シックス、ジェズアルド、シャーベッツ、フリートウッド・マック、キャプテン・ビヨンド、三善晃、東西南北、ハリー・パーチ、神崎ゆう子、チェレステ、トーク・トーク、アジカン、ドーゴンと続けて聴いてみたいと思っただけで、聴けちゃう、という。
な、なんて幸福なんだ。いまのうちだな、レコードを売っぱらうのは。
いや、待て。廃盤は聴けないぞ。CD廃盤なんて山ほどあるぞ、とくにヨーロッパの即興シーンもの。
むすめと大井町の居酒屋で、しまほっけ・生カキ・みそ汁・ごはんを注文。美味しかった。
夕刻になって米を買いにスーパーに出て、4F駐車場で大きなお月様に見つかってしまう。 「今日は、体調不良で仕事を休んでまして。」 午前中に診てもらった医者に、「PL顆粒は効きますね」と言うと、「今日はPL顆粒よりも効く抗生物質ジスロマチックを出しますよん」と。帰って2時間ほど眠る。 図書館へ出向いてガムラン音楽を2枚借りてきた。中華屋で青椒肉絲(チンジャオロース)定食を昼食として、また帰って2時間ほど眠る。
ゆうべはブーレーズ指揮のブルックナー8番と、木村かをりさんの『ピアノと鳥とメシアンと』を聴いていました。 ブーレーズの醒めた視線でのこの音場感の拡がり具合は・・・、解説読むと教会で録音されたとか。教会録音といえばここ十年のECMレーベルの耳の構えを連想す。耳と言う魂が、どこで聴きたいのか。魂のこもった演奏・音楽という意味とは違う。最近のモードなのかい? メシアンはこれを誉めたのか。メシアンがフランスに居て、遠くの極東の島国から愛弟子の演奏でこれが聴こえてきたら、間違いなく魂は震えると思う。「鳥の目覚め」は良いと思うのだけど、「異国の鳥たち」はあまり・・・。
内田樹さんのブログ■に、 「人間社会の起源には非文化から文化に「テイクオフ」する瞬間の劇的な快感が存在する。 文化とはこの浮遊するような快感をもう一度味わいたいと願った人々が反復した行為が集団的に模倣され、やがて制度化したものである。」 という文章がある。 わたしがいまこのガムラン音楽に強烈に魅せられているのは、すでにテイクオフされた結晶としてのガムラン音楽に、制度化されたテイクオフを2006年日本在住の45さいが反復体験しているということなのか。
わたしが20さいの時の耳の経験値で感ずることがあったガムラン音楽と、 わたしが45さいの今の耳の経験値で感ずるところのガムラン音楽とは、ぜんぜん違うんです。でも、同じなの。
うーん。ぼくは『ラーゴ』にはバッドプラスみたいなバンド(estをふくむ)にダメだしする以上の意味を観ていましたけど。立ち止まっているようなご様子であるときいて心配申し上げます、メルドー様。
ミスチルの新曲「しるし」のサビ「ダーリン〜ダ〜リン♪」 が桑田佳祐「TUNAMI」の「見つめ合うと〜♪」のメロディだとは、あはは、言われてみれば似てるー。「しるし」は、ハレルヤとかエスとか、なんかに似てる箇所があって、いまいち、って気がしてます。 前作「箒星」がすごすぎたし。 「しるし」の主題はある程度持続した夫婦の愛のかたちであると、未婚の女性に確信を持って言われましたが、明らかな正解でしょう。だから何なんだ、って気がしますね。そんなもん歌の機能じゃないでしょう。
午前0時のお月様は天空の頂上にあがっていました。 群馬の子どもたちや、品川のむすめを、照らして光っています。
ちょっと寒いのでジミヘンのエレクトリックレディランドをイヤホンで聴きながら寝ます。
2006年11月06日(月) |
RE:編集CDR 20th「Love/Looked/Lost」・・・11月3日作 |
おお、けーま。いいCDRだったぞ。 1曲目のサックス4重奏は、ぜんぜんこういうの聴いたことなかったよー。なるほどねー、ブラスバンド部ってこういうの演ってるんだー。 ジャズで、ワールド・サキソフォン・カルテットっていう黒人サックス奏者4人のバンドがあって、ジャズの伝統も未来の可能性もみせてくれて、ずいぶん魅せられていたんだけど、野外ジャズフェス(ライブアンダーザスカイ)でもサイコーだったー。 彼らは、これを展開させていたんだ、と、納得させられた。
懐かしさにびっくりの小泉今日子。
編集CDR 20th「Love/Looked/Lost」・・・11月3日作 01、2nd Battle/サックス4重奏 02、ラクに行こう/原田知世 03、Astaire/SUEMITSU & THE SUEMITH 04、JOY/YUKI 05、THANK YOU MY GIRL/くるり 06、フェティッシュ/中谷美紀 07、ポロネーズ/作曲バッハ、演奏パイヤール室内管弦楽団 08、プラットホーム/Salyu 09、BELIEVE/吉井和哉 10、十二進法の夕景/ASIAN KUNG-FU GENERATION 11、あなたに会えてよかった/小泉今日子 12、ボレロ(終結部)/ラヴェル 13、空の下で/My Little Lover 14、糸/Bank Band 15、永遠という場所/杏子 16、惑星タイマー/福耳
トミフェブのベストをくれって、『Tommy february6』 ■だけがJポップ史に残る名作で、あとの作品はまったく聴く必要ありません。こっこの復帰後は聴く必要ないのと同様です。なぜでしょうね。 マイ・リトル・ラバーも『evergreen』がJポップ史に残る名作で、あとは、・・・。シングル「風と空のキリム」だけは良い。「空の下で」もいい曲ですね、基本的に『evergreen』の残響だけで押し切ったような楽曲ではあります。
2006年11月03日(金) |
見切り配布する編集CDR 『 dirty old man 』 2006.11.3 |
激務を終えて、風呂から上がって、へろへろになってしまっているのに! 吐き気がするほど疲れているのに、今夜はこのCDRを作って、明日、子供たちに渡しておかなければならないのだ。
★印だけ、とりあえず、おい、おまいら、今晩中に完全暗譜しておくように!こずかいやらんぞ。
見切り配布する編集CDR 『 dirty old man 』 2006.11.3 01. Joyful Departure / Ralph Towner 1997 ★ 02. Dirty Old Man / サザンオールスターズ 2006 ★ 03. いちょう並木のセレナーデ / 原由子 1983 ★ 04. いちょう並木のセレナーデ / 小沢健二 1995 05. God Only Knows / The Beach Boys 1966 06. Dismantling Utopia / Pat Metheny Group 1996 ★ 07. Flag / Joe Henry 2003 08. above the treetops 09. facing west / pat metheny 1992 10. roses for You / Carlos Bica & Azur featuring Frank Mobus, Jim Black (enja) 1999 ★ 11. しらけちまうぜ / 東京スカパラダイスオーケストラfeat.小沢健二 1995 ★ 12. 優しくなりたいな / スピッツ 2005 13. M 1 / Derek Bailey 1975 ★ 14. 映画「メゾン・ド・ヒミコ」より/細野晴臣作曲 “メインタイトル” 2005 ★ 15. 同上 /細野晴臣作曲 “バス” 16. 同上 /細野晴臣作曲 “部屋” 17. 同上 /細野晴臣作曲 “バイバイ” 18. アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士(ナイト) / DJ OZMA 2006 19. Exotic Lollipop (and Other Red Roses) / Flipper's Guitar 1989 ★
などと。 じつは、自分ができあがったCDRを吐き気をしながらまで、「う、うげえ、きもちいい、この曲ぅ・・・、たまんねー、う、うげえー、」と、聴く。
そいでの。今日決めたぞ。わたしの入場テーマ曲(いつからレスラーになったんだ?)。この曲だ。わかったな、けーま! 10. roses for You / Carlos Bica & Azur featuring Frank Mobus, Jim Black (enja) 1999
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