Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年08月31日(水) マイアヒ、マイアフ、マイアホ、マイアフッフー。飲ま飲まイエイ。飲ま飲ま飲まイエイ。字べろ。簒奪ビーフ。ペンチラ。

キープだ牛。あずかりDay。飲ま、飲ま、イエイ。飲ま、飲ま、飲まイエイ。

空耳アワーはついに果実を実らせたのである。
オゾンの『恋のマイアヒ』。
モルドバ出身の3人組、フランスで140万枚、ドイツで70万枚のヒットを記録しているオゾン(O-Zone)、
ルーマニア語をすべて空耳してしまっている、ねこのアニメが爆笑ものだったりする。

マイルス『ジャック・ジョンソン』のトラックと、トーキング・ヘッズ『リメイン・イン・ライト』のトラックの類似に、耳が同時再生し始める。
これに、さらに『恋のマイアヒ』が加わって脳内再生している自分がこわい。

3つの音源を同時脳内再生できる次元にまでわたしは到達したのだ。
聖徳太子は7つだっけ。


2005年08月30日(火) en taxiの10号を買う

en taxiの10号を買う。
4月20日に亡くなった丹羽文雄の追悼文。吉村昭は弟子なのか。
高田渡の追悼特集。

リリー・フランキーの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は連載時から大切に読んでいた。単行本になって好評みたいです。

藤枝静男の『空気頭』を高野山で読み始めたのだけど、行間から空海の遺伝子がありありと浮かんできたのは妄想ではないのだった。

少年鑑別所に3週間ほど送り込んでいたガキどもが出所してきて、驚いたことに、別人のように目つきがよくなっていた。
その教育効果にちょっと感動してしまった。

郵政民営化、小さな政府路線を支持するとして自民党に投票したくもあり、見苦しいピーターパンであり続けるために改憲反対として日本共産党に投票したくもあり、選挙区と比例区でそのように投票しようか。

ユリ・ケイン・トリオのヴィレッジ・バンガードのライブ盤がウインター&ウインターから出ていたので買ってみたけど、ぜんぜんだめなのね。サイドメンがだめなのか、スタジオ盤向けのピアニストなのか、客がだめなのか。おそらくそのぜんぶ。どうしてリリースしたの、ステファン。

ヴィンテージもんのデュポンを修理に出したら8400えんで部品交換ができた。この音はとくべつ。


2005年08月29日(月) 田中宇さんの「地球温暖化問題の歪曲」

こないだも「覇権のババ抜き」という記事で、目ウロコをさせてくれた田中宇(たなかさかい)さんの無料メール配信
さらに「地球温暖化問題の歪曲」という記事。

やっぱなー。そんなやなかんじしてたんだ。環境問題には。

どうする?桜井。

あとのもんだいは6がつ9かにかいたヌルヌル。


2005年08月28日(日) 告知:とくに学理に耳が研ぎ澄まされたジャズリスナー、プレイヤーは

トリスターノ分析にかけてはジャズプレイヤーに楽譜指導、採譜、提供をしてしまうほどのクールジャズマニア、平井庸一さんのバンド。
来たる9月3日(土)午後8時より、
池袋インデペンデンスで。
おおー、この日は行けるぞ。

新宿ユニオンでジョン・テイラーの最新ピアノソロと、マーク・ドレッサー〜デンマン・マロニーのカルテットのCDも捕獲すっぞ。

ああ。どうしてこうひとさまが作成した編集CDRは素敵に見えるのか。聴きたいー。
おいらも編集CDRの作成・送付・布教活動を復活させたい今日このごろ。なむさん。


2005年08月25日(木) こてこてデラックスな原田編集長が去ったジャズ批評9月号

あんだー。

高野山、Mr.Children、ハルカリ、ビル・フリーゼル、菊地成孔、Kinki Kids、沢田研二、ブライアン・ウイルソン、マーク・ドレッサー〜デンマン・マロニー、くるり、小沢健二、鈴木昭男、レニー・トリスターノ、芳村伊十郎、デヴィッド・シルヴィアン、高田渡、グレッグ・オズビー、ラルク・アン・シエル、ポール・モチアン、アダチ宣伝社、ウィット・ディッキー、・・・

こういう目次を読みたかったぞ。

え?ブノワ・デルベック入りのマルク・デュクレのバンドのライブ盤が出ていたって?なんではやくおしえてくれないんだ!

こてこてデラックスな原田編集長が去ったジャズ批評9月号を目にしてしまう。須藤克治も読めない。
岡島豊樹、福島恵一、北里義之、大里俊晴、横井一江の記事が載らなくなったのはずいぶんむかし。

年内に心停止です。


2005年08月24日(水) だし。

ちゃんと煮干でとっただし。ちゃんと花かつおでとっただし。

鈴木昭男。芳村伊十郎。アダチ宣伝社。ウィット・ディッキー

たしかCandyのアルバムが出るんだし。


2005年08月23日(火) 滝島雅子ちゃん

あさ、NHKの「おはよう日本」をつけて風呂あがり、
秋吉久美子似のマシュマロみたいな滝島雅子ちゃん(38さい)の笑顔と見つめ合いながら眠りに落ちる幸福感かな。

いろいろまじなニュースがあると滝島さんはまじめな表情しか見せてくれないのであります。
それはそれでうっとりするのに充分なものなのでありますが。
まじなニュースがあまりなくて和んだ地域ニュースで時間を保たせる日になると、女神のような滝島雅子ちゃんがほほえむのです。

あの、あごを上下させるとき、「・・・・・していい?」「・・・うん」、とか、「・・・・・して。」「・・・うん」とか、いろいろなシナリオを描くのです。

世の中が平和だった翌朝には、滝島雅子さまが微笑みあそばされるという弘法大師さまが定められた摂理。
ならばわたしは坊主あたまとなり、世の和平をひたすらに祈念するものなのであります。

高野山に行って、「ああ、今日から老境だー!」と思いました。

DVD『自転車泥棒』
CD『ふきのとう』


2005年08月22日(月) 高野山

20日から今日まで。高野山〜京都に出かけてきた。

高野山では、一乗院に泊まり、阿字観を体験してきた。

一乗院の入り口にある理髪店で、1.5ミリ(!)のぼうず刈り、僧侶刈りと言うべきか、に、してもらった。

京都は銀閣寺、金閣寺、竜安寺、妙心寺退蔵院の水琴窟。


2005年08月19日(金) ガリガリくんで1本あたる

ガリガリくんで1本あたる。
あばれたまんびきこうこうせいにしょうがいをつけてだしたらおやがでてきてじだんきん300まんつむという。

『幼なごころ』ヴァレリー・ラルボー; 文庫; ¥ 735
『健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体』内田樹; 新書; ¥ 760
『身体(からだ)の言い分―Right time,right place』内田樹; 単行本; ¥ 1,575
『風姿花伝』世阿弥; 文庫; ¥ 483
『花伝書―風姿花伝』川瀬一馬; 文庫; ¥ 470
『世阿弥―花と幽玄の世界』白洲正子; 文庫; ¥ 987
『白洲次郎 占領を背負った男』北康利; 単行本; ¥ 1,890
『南部式』三上寛; CD; ¥ 2,793
『砂山963』三上寛; CD; ¥ 2,940
『フロム・オスロ』Akiko Grace; CD; ¥ 2,940 >ヨン・クリステンセンが叩いているよ!
『センデロス』ディノ・サルーシ&ヨン・クリステンセン; CD; ¥ 2,548

ぜんぶいっきに読んだり聴いたりできないものだろうか。

米倉斉加年(よねくらまさかね。よねくらさかとし、ではない。)
の「おとなになれなかった弟たちに…」を、中学1年生の教科書でよんで、なく。


2005年08月18日(木) 『FLY / The Mark Turner - Jeff Ballard - Larry Grenadier Project』

『東京大学のアルバート・アイラー』でいう、バークリーメソッド、と目を走らせて。
『FLY / The Mark Turner - Jeff Ballard - Larry Grenadier Project』という、素晴らしく技巧的であり、かつ、見事につまらないCDの存在に思いが至る。これを、素晴らしい、と、レビューすることはじつにたやすい。実際に彼らの意図は、みじんのかけらもなく音となっている。
マーク・ターナーに期待を寄せるがゆえに、わたしはこのCDを身銭を切って買っているのだ。言わせろ。

それはそうと。グレッグ・オズビーと菊地雅章のデュオの新譜レビュー(JazzTokyo寄稿用)が出来上がったのだけど、あれれ、クレジットデータがこないだの家族旅行にまぎれて見つからないー。

思うに。音の構造の中にノイズのように響いている“野性”、これを“声”と名指してもよい、こいつだけが音楽の“魔法”を形成できる。
そこには表現者の広義の“欲望”をファンクションとして察知しておくことも重要なのだが。

わたしは若き日々に2000件におよぶ受験(大学・高校・中学)進学相談をしてゆくなかで、親子の欲望の放つストレスに曝されて、すっかり会ったひとの欲望を、こころの中のコトバが聴こえるように、よくマンガなんかであるよね、・・・

20日から22日にかけて、musicircus主催、高野山〜京都ECMツアーに出かける。
空気や土地を触る訓練をしておかないと、ほんとうの音に触れることは不可能なのである。

うそです。


2005年08月17日(水) 小沢健二の小説「うさぎ!」連載開始

「小沢健二は、そのうち作家となって世界に登場するんじゃないのかな」、て、おれ、言っていたよね!ねえ!ねえ!

ミュージック・マシーン記事より
■小沢健二の小説「うさぎ!」連載開始 小沢健二の父・小澤俊夫が編集する季刊誌「子どもと昔話」の第25号から連載開始。いま出ている第24号の予告に「小沢健二による連載フィクション<うさぎ!> 連載開始」という告知が載っていました。Web上にソースないけど実物確認したから間違いない。10月20日発行予定。

8がつ31にちはおざけん『LIFE』発売記念日で、今年は11年目をむかえます。
わたしたちは音楽史的に、小沢健二以降を生きていているだけなの。


2005年08月16日(火) 『東京大学のアルバート・アイラー』

おれ、ジャズのすごさを音で示すとき、つうか、車の中でそういう必要があったときのために、『ウィズ・ストリングス』を搭載している。
「1曲目。イントロ。いいか、これがジャズのエッセンス、この音の動き、軽やかな、くるくるまわる、達人の身動き。わかるか!」
わたしの子どもたちや恋人たち、仔猫ちゃんたちにはもれなく聴かせている必須課題CDみたいなものだ。

『東京大学のアルバート・アイラー』の最初の講義でかけられた音源にもこれが入っていた。

この講義の最初にかけた音源はプライムタイムの『イン・オール・ラングエージズ』の「ミュージック・ニュース」。

この『イン・オール・ラングエージズ』が発表された年の年末だったか年明けだったか。
ぼくはECMファンクラブの名を標榜して、たった独りで“ECMファンクラブ年間ベストテン”というコピー冊子を作って、某SJ誌に配布を記事にしてもらったのであった、そういえば。>よくま、そんなことやっていたおたっきいなおいらであった。

まだ最初の子どもがおむつをしていた頃であった。

そのコピー冊子“ECMファンクラブ年間ベストテン”のトップ3は、オーネット・コールマン・プライムタイム『イン・オール・ラングエージズ』、ジョン・ゾーンの『スピレーン』、ヤン・ガルバレクの『オール・ゾーズ・ボーン・ウィズ・ウイングス』だった。以下、ジョン・ルーリー、クロノス・カルテット、ポール・ブレイ、ヘンリー・スレッギルあたりが並んでいたと思う。

SJ誌の記事の反応はまさに数件、5冊送付したかしないか、というものだった。
表紙には、あがた森魚の歌詞の一部を手書きで入れておいた。ぼくには世界が見えている感じがしていた。

ぼくの耳はますます聴こえるようになってきていて、友人と「おれたちこんなに聴こえるのに」と言っては、さっぱりさえないロヴァ耳日記を書くばかりなのだが。


2005年08月15日(月) リアルタイムレーダー

吉増剛造の石狩シーツだったか。
なんミリバール、風力さん、とか朗読する“音楽”。
練馬の夕暮れの空が轟音をたてる。

アパートの横の空き地に立って、眼球の焦点を開放させた状態にして、手のひらで空気をさわったりしていたら。
平べったい画像のように認識していた青空が、蜃気楼が全体となった生き物のように感じられて、それが身体に浸透してきて。
一体となった錯覚、ぼくはその一体となった空を通じて石神井から吉祥寺、武蔵境、そして是政の駅前の風景にまで気持ちが飛びました。

リアルタイムレーダー


2005年08月14日(日) 「始まる前に終わることだけ」(JOJO広重)

ひるすぎのテレビをみてて、島倉千代子が付き人と運転手と即席ラーメンをすするシーンにそそられて。
ランニングにステテコといういでたちでファミマへ向かうちょっとのびたぼうずあたまの初老のわたしは、袋ラーメン2つだけをレジにだし。
172えんをさいふをじゃらじゃら1えんだまをさがしてカウンターにおき、たちさる。

ファミマの朝番のおねえさん、若き日の島倉千代子のようになまめかしくて、しかも、かわいい。

ついこないだまで職場の18さい女子どもに「ねお!」、つまりキアヌ・リーブスと呼称されてわたしも、ぼうずとなりアンドレ・アガシを通り越してしまって、藤岡琢也や芦屋雁之助の世界に突入してしまった今となっては、「始まる前に終わることだけ」(JOJO広重)の恋心。


2005年08月13日(土) ミスチルのニューアルバムは9がつ21にち発売、タイトルは『IラヴU』といって、ラヴはハートの記号である

ええと。今日はなんにち?、わ、女王の教室、今夜も仕事で観れないし。録画しておこ。
そ。そ。ジャレットの最新ライブ盤の拍手の露骨な無教養さ。なんなんでしょうね、あれは。

そいえば。
ミスチルのニューアルバムが9がつ21にちに!早すぎないか。
タイトルは『IラヴU』といって、ラヴはハートの記号である。きもー。
言っとくけど、シングル「四次元」の曲を4曲とも入れてたりしないだろうな。
え。
なに、11がつにドームツアー。ううう。おれもう昨年のシフクノオトツアー2かいでおなかいっぱいだし。

小泉郵政解散。おれ、自民党に入れると思う。

『あの戦争は何だったのか』保阪正康著(新潮新書)
『日本史を読む』丸谷才一・山崎正和著(中公文庫)
『浮気人類進化論』竹内久美子著(晶文社)


2005年08月10日(水) 八景島シーパラダイスと横濱中華街

この夏の家族サービスは八景島シーパラダイスと横濱中華街のセット。

107メートルの高さから落下するブルーフォールなる乗物。
長男次男と3にんで並んで磔(はりつけ)のように押し上げられた107メートルの空中静止の刹那、風景が眼下に消えて行き、はるかに見える水平線、これって神の視線?・・・うおおおっ、こ、こんなに高いのかよ、おいちょっとまじで?降ろしておくれよ、そんなの無理だろ、こんなの夢だろ、でも夢じゃない、ここはどこ?、死ぬのには今日はとてもよい日、そんなわけない、でも、天皇陛下ばんざい。
落ちてしまう瞬間、もがく両手がくうをかいて、のどからも手が出てきたよ。おれ、何本手があるんや。もお、のらねえ。

中華街。小澤征爾がにこやかに中華を食べている写真が掲載されている小じんまりした店を見つけていそいそとみんなで食べる。

しんれいがらみの体験談や、サンカの話なぞをする。


2005年08月01日(月) デニーズ夏のメニュー「汁なし坦々麺」

8月ですね。デニーズ夏のメニュー「汁なし坦々麺」には気をつけて。
「激辛」「お子様の注文禁止」という文字に反応してはなりません。注文してはいけません。あれは食べ物ではないです。
思わず「こんなの厚生労働省にクレーム入れるぞ!」「ぐあー、この皿、床に叩きつけて割ってしまいてー!」と大声で悪態をつきながら完食。

とにかく辛くて聴けないCDとして、同僚の英語講師から胡弓ソロインプロヴィゼーションのCDをいただいたことがある。
わたしは、「この即興CDは素晴らしい水準でした、ごちそうさまでした」と伝えると、それから尊敬した目で見られるようになった。

さて。わたしが絶対に聴けない音、というのは、ごはんちゃわん(瀬戸物)の底のざらざらの部分同士をそっと擦りあわせる音なのである。
想像しただけで、うすら汗。
わたしが死んだふりをしているかどうか、も、これですぐにわかるし、ふたりきりで会うときはバックにしのばしてる女性もあとをたたない。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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